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ごぼう天うどんといなりで730円
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ごぼう天うどん@580円
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きねうち麺を思わせる透明の麺
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ごぼう天を馴染ませたところ。美味そうでしょ!
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いなりは、2個で150円
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店頭に掲げられたメニュー①
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店頭に掲げられたメニュー②
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おすすめメニュー
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券売機①
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券売機②
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店内は、カウンターの奥に広めのテーブル席スペースもあります。
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外観
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うどんと言えば、今や日本の食生活と切っても切り離せない存在にその地位を向上させていますが、私の印象に残るうどんとの出会いと言えば、まずは、幼い頃、母に連れられて母の郷里である高知への道中、宇高連絡船のデッキや高松駅のホームで食べたさぬきうどんが思い浮かびます。
そして、自分の稼ぎで食べるようになってからのうどんとの出会いということになると、社会人最初の勤務地であった福岡のうどんを抜きには語れません。
福岡には、地元のソウルフードも言うべき「まきのうどん」が当時の住まいの近くにあったので、そこによく通ったほか、店名は忘れましたが、職場の近くにあった立ち食いうどん店では馴染みの存在でした。
福岡のうどんでまず面喰らったのは、天ぷらというものの取り扱い。
メニューに丸天うどんというのがあったので丸い天ぷらが乗ったうどんが出てくるとばかり思っていた東京人の前に出されたのは、丸いさつま揚げの乗ったうどん。
「こんなの頼んでないんですけど!」と抗議してすぐに恥をかいたのは遠い昔のことです。
その福岡ではまったのは、ごぼう天うどん。これといなりあるいはかしわおにぎりとのコンビ飯は、私の社会人駆け出しの頃の懐かしい定番食事メニューです。
そんな福岡生活を思い出させてくれそうな博多うどんのお店があるということは、食べログの某レビュワーさんのレビューがきっかけで知るところとなりました。当店のことです。
早速BMし、学生時代に縁の深かった街高田馬場にあるということもあり、すぐに行けるだろうと思っていたのですが、なかなか順番が回って来ませんでした。
高田馬場には、とんかつの名店としてフォロワー様から大推奨されている「成蔵」もあるのですが、こちらもなかなか機会が巡ってきません。
まあ、食べロガーの贅沢な悩みかもしれませんけどね。
この日、ようやくまずは当店の方を利用する日が訪れました。
ランチは11時から営業しているお店ですので、オープン時間を目指して伺うことにします。
「大地のうどん」は、本店は福岡市西区にあって、福岡県内に5店舗を展開しています。
2016年3月に東京初進出を果たしたのが当店ということですが、福岡でもとても評価の高い新興のチェーンのようです。
当店の場所は、高田馬場駅の早稲田口から出て、早稲田通りを小滝橋方面へなだらかに登ること5〜6分ほど。
右手にスーパーのオオゼキがあるので、それを過ぎて70mほどの右手にある薬のヒグチの手前の道を右折してすぐの左手にあります。
11時丁度に着いたのですが、やはり物好きはいるんですね。
店の前に2組3人ほどの人が既に待っていました。
ほどなくお店が開きますが、入ってすぐの右手に券売機があって、今度は券売機渋滞が起こります。
それでなかなか外観のシャッターチャンスが訪れなかったのですが、外観写真は後回しにして、先に券売機の列に並ぶことにします。
博多うどんと聞いて、まず食べようと思ったのは思い出のごぼう天うどん。
丸天うどんもあって迷いましたが、当店のレビューを見ると天ぷら(丸天ではなくて)が凄いことになってそうだったので、ごぼう天うどんの食券を購入。
そしてサイドメニューのいなりとかしわおにぎりを熟考した上でいなりをチョイスしました。
ごぼう天うどんが580円でいなりが150円。この時点では、お値段はマズマズかな程度の思いでした。
待つこと10分ほどかかってごぼう天うどんといなりがワンプレートで提供されました。
何?このごぼう天!というのがまずは第一印象。
丼とほぼ同じ大きさの円形に揚げられたごぼう天がうどんの上に覆いかぶさっています。
しかも揚げたてのアツアツです。
薄口のだし汁の中にはうどんが入っているのですが、それを掬ってみると、透明感のあるうどん。
私の大好物で東京競馬場で良く食した(☞阿多利(今は閉店))きねうち麺を彷彿とさせるうどんです。
表面はソフトですが、絶妙のコシのあるうどん。
豊前うどんというジャンルらしいのですが、同じ福岡県のうどんでも渋谷にある筑後うどんのお店(久留米うどん)とは大違いですね。
私の思い出にあるまきのうどんなどの福岡のうどんともまた違う「進化形博多うどん」とでも名付けたくなるうどんです。
低温&高温での厳しい熟成の成果が出ているうどんとのことですが、これは旨い!!
まず、カリカリに揚がったごぼう天をカリッと食べて、うどんを掬って食べ合わせ、さらに天ぷらを汁に浸して馴染ませてから一味を振りかけてうどんと一緒にいただきます。
何通りかの食べ方ができるのですが、そのどれもがとても旨い。
いなりはちょっと甘めですが、丁寧に作られているのが良く分かりますし、食べて鮮度を感じられるいなりです。
ここにも手抜きが無いですね。
この満足度からすると730円のコスパも高く評価できると思います。
博多から来られている方が中心と思われる店員さんの接客も滅茶苦茶丁寧で気持ちいいです。
いやはや凄いお店と出会いました!!!
東京のうどんと言えば、最高得点の神保町の丸香をはじめ、赤羽岩淵のすみた、大泉学園のはせがわに昆虫系のこくわがた、おにやんまなど人気店も多い(百名店も目白押し)わけですが、当店はそれらのお店を向こうに回して東京のうどん界を席巻できるだけの個性、実力を持っていると思います。
今後がますます楽しみになりました。