『中欧4か国巡り旅行記④ ブダペスト編』トントンマンさんの日記

トントンマンの“B級”の目線

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旅行6日目は、終日ハンバリーの首都ブダペストでの観光です。ブダペストは、「ドナウの真珠」とも形容される美しい街で、今回のツアーでも目玉の一つ。
とても楽しみにしていました。
ホテルも他のウィーンとプラハはスーペリアクラスだったのですが、ブダペストだけはデラックスクラス指定で、その意味でも尻上がり。
天気も尻上がり予報に変わっていましたので、とてもモチベーションの高い中で観光できました。

そのブダペストの1日は、朝9時ホテル発だったので、比較的ゆったりと朝食を楽しめました。
今回のツアーでは、どこのホテルも朝食ははずさなかったですね。
食べ過ぎてランチ以降にしわ寄せがこないよう抑えるのに苦労するほどでした。

ブダペストは、ドナウ川西岸のブダ地区と東岸のペスト地区からなりますが、この日の午前中は、ブダ地区の見学。
漁夫の砦、マーチャーシュー教会、ブダ王宮、ゲレルトの丘と巡り、見どころも満載だったのですが、それぞれの場所からのドナウ川の眺めもまた見事でした。
快晴の天気も後押ししてくれましたね。

午後はツアーから離れて自由行動を選択。
ちょっとミーハーな選択でしたが、前日行き損なった「世界一美しいマクドナルド」でお茶をすることにします。
地下鉄を使ってDeák Ferenc tér駅(デアーク・フェレンツ広場駅)から乗車してNyugati pályaudvar駅(ブダペスト西駅)までやって来ました。
ブダペストの地下鉄は、乗車券の券売機がクレジットカードでも決済できるので、現地通貨のフォリントを持っていなくても乗車できるのがありがたいですし、乗り方もさして難しくなかったので、この日の午後の交通手段として大活躍してくれました。

世界一美しいマクドナルドは、実はブダペスト西駅の駅舎の一部を利用しているのですが、そのブダペスト西駅というのが凄いんです。
ハンガリーでは、19世紀末に資本主義が勃興し、民族主義が高揚しますが、この時期は建国1000年記念というハンガリー(マジャール人)にとって重要な時期であり、首都ブダペストでは世界に先駆けて地下鉄が整備されるなどヨーロッパ有数の近代都市としての装いを調え、繁栄しました。
ハンガリーの美しい街並はこの時に整備され、美しい建築物もこの時に建設されたものがほとんどなのですが、そのうちの1つがブダペストの西駅というわけです。
そして、そのブダペスト西駅は、あのパリのエッフェル塔と同じギュスターヴ・エッフェルによって設計されたんですね。

そんなことで、マクドナルドの建物は外観ももちろん美しいのですが、内装も非常に美しいつくりになっています。今回は中2階のマックカフェを利用しました。
こちらのマック(マックカフェ)については実はバスでの移動中にチェコのお店にも立ち寄ったのですが、日本のマックと異なりケーキ類がとても充実しています。
今回はランチ後だったので、ドリンクだけにしましたが、とても安いです。
家族4人思い思いのものを頼んだところ、かなり立派なものが出てきたのですが、お値段は〆て734円。日本の半値くらいの相場ですね。

マックを堪能した後は、西駅近くのショッピングセンター「ウエストエンドシティセンター」をぶらっと見ましたが、あまり見るべきお店も無かったので早々に退散。再度地下鉄に乗ってKálvin tér駅(カールヴィン広場駅)までやって来ました。
ここからブダペストの中央市場まで徒歩で移動します。

ブダペスト中央市場は文字通りブダペスト市民の台所的存在ですが、土産物を買うのにも適しています。
特にブダペスト名物フォアグラの缶詰やソーセージなどの肉製品、トカイなどのワイン、そしてカロチャ刺繍の衣服、小物類などは品揃えもとても豊富です。
とりわけ肉製品の安さは特筆もので、ソーセージなどは、1kg400円程度からあります。
ブラブラと小一時間ショッピングを楽しみました。

この日の夜は、このツアーの最大のイベントと言ってもいいドナウ川ナイトクルーズです。
ディナーはそれに先んじて市内のレストランで済ませ、20時出航のクルーズ船に乗り込みました。
クルーズ船からの夜景はそれこそ息をのむほどの素晴らしさ。
夜景が見事だと聞いてはいたのですが、やはり百聞は一見に如かずでした。
とりわけ満月のかかる国会議事堂にはため息が出ましたね。
気温も丁度良く、心地よい川風にあたりながらのクルーズはまさに極楽でした。

かくして長いブダペストの1日が終わりました。
いよいよ翌日は帰国日を迎えます。
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