佐久間北大さんのマイ★ベストレストラン 2015

佐久間北大の外食生活日誌

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佐久間北大 (60代前半・男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

 今年は、地元溝の口でもここ数年にないほどの新店か多くオープンしたように感じました。
震災以来続いてきた飲食店の冬の時代も漸く雪解けの頃を迎えているなら幸いです。
しかし、ランキングとなるとやはり従来店が多くを占め、なかなか新店が上位に顔を出すことが無いですね。
本来、仕事関係の友人や家族との飲み食いのための外食で、食べログのために飲食店を選ぶことはないので、新規開拓のリスクを回避して元々知っている店の方が安心できるとゆう側面もあり新規開拓は少なくなりがちです。
特に仕事関係の友人との場合は、多少人より店を知っていると思われているので、その場で店選びを求められることが多く、外すわけにはいかないとゆう事情もあり、ましてや新店となると準備不足やオペレーションの不備が気になることも多く、最近は二の足を踏むことも多いです。
そんな中でも今年は多少新店や新規開拓もできたのは良かったですが、難しさも感じた一年でしたね!


マイ★ベストレストラン

1位

青山牛彩 (外苑前、青山一丁目、乃木坂 / 鉄板焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2015/12訪問 2015/12/14

野暮なことは言いっこなし!

 何とこの日は私の誕生日祝いとゆうことで、愚娘がこちらの店を予約してくれました。
いやぁ、鉄板焼きなんて高くて国内ではほとんど食べたこともないので、海外旅行に行った際のお楽しみだと思っていましたが、長生きしてれば良いこともあるもんです。
 外苑前から青山通りを青山一丁目方向へ進み、ちょっと右手の路地に入ってすぐです。
狭い路地に面して大きなガラス窓の外側には沢山の葉をつけた小さい木々が無造作に植わっていて、中の様子は見えづらくしています。
入り口は小さく、中の様子は伺い知れませんが、ちょっと高級感は伝わってきます。
 入り口で予約の旨を告げるとすぐに案内されます。 
 店の中央に大きな鉄板のカウンターがあり、それを取り囲むように個室が配置されています。
カウンターには調理人が2たり入ってゆったり調理できる大きな鉄板ですが、我々3人と後は2名2組の計7名分しか席を用意していないので、凄いゆったりしていて贅沢な感じです。
照明も個室や通路はちょっと暗めな優しい関節照明で雰囲気を出していますが、カウンターは流石に明るく華やかな雰囲気です。

 席に着き先ずは瓶ビールで乾杯すると、早速に牛肉を超薄切りにして生玉ねぎにのせ、甘めのタレをかけた先付が出てきて楓コース16,000円のスタートです。
この先付は、こちらの常陸牛を生で出すことでその繊細さを紹介するような一品で、甘めのタレが上質な脂の甘さをより引き出していて美味過ぎます。
 前菜は黒ムツ、金目鯛、イサキの刺身を一切れづつと、ウニやキャビア、イクラ、蕪やルッコラなどの新鮮な魚介と野菜とフレンチ系のシンプルなドレッシングで和えたもので、魚も野菜も素材の良さが引き立ちます。
ここで当然の如く日本酒にチェンジですが、一番安い浦霞の純米酒で1合1,500円ですからおちおち飲んでもいられない感じですが、まあ今日のところは良しとしましょう。
 そして愈々鉄板焼きのスタートですが、先ずはフォアグラのソテーです。
フォアグラは箸で切ると透明の脂が滲み出てくるようなフレッシュ感で、生臭さとゆうか脂の酸化臭のようなものは一切感じない良質なものでした。
小さな胡麻のパンケーキが添えられているのもお洒落な感じですね。
 そして次はなんと鮑のステーキで、活け鮑を鉄板でポルチーニ茸と一緒に焼き、菜の花みたいなブロッコリーを添えてポルチーニ茸のソースを掛けてあります。
鮑は柔らかく独特の旨味と触感、それにこのポルチーニ茸のソースが実に良く合いますねぇ、凄く贅沢な気持ちになれる一品ですね。
 そのあとは常陸牛のステーキと焼野菜ですが、ステーキはサーロインとヒレを選べるようで、愚妻がヒレをミディアムで、愚娘がヒレをレアで、自分がサーロインをミディアムでお願いしました。
120ℊと小振りではありますが、確り差しが入った甘い肉質で小さい割にはヘビーな感じがします。
塩、ワサビ、醤油が出されますが、多少ワサビを添えても効かない脂のノリですが、結してしつこくはありません。
 野菜焼きは、薩摩芋、小松菜、下仁田葱、大蒜チップ等でやはりどれも質の良さが感じられます。
特に薩摩芋は皮付きのままじっくり焼いてありましたが、ちょっと実がオレンジ色っぽい芋で自然な甘みが強く美味いです。
 ステーキにはサラダ、ガーリックライス、お椀、香の物が一緒に出されました。
このガーリックライスは牛脂の美味さにニンニクの味が凄く強く美味いですねえ。
 〆はデザート盛り合せとコーヒーを頂きましたが、デザートはホイップを添えた苺とキューイー、抹茶アイス、レアチーズをスポンジで挟んだケーキ、ドライショコラ等がちょっとづつ盛り合わせになっていました。

 いやぁもう満腹で、胃袋も胸もいっぱいで満足でした。
長生きはするもんですねぇ、しかしなんだか最後の晩餐みたいで帰ってから一家心中でもするんじゃないかと心配になってしまいます。
しかし考えてみればクリスマスも近いし、来月には愚妻と愚娘が揃って誕生日ですからねぇ、いやいや今夜くらいはそんな野暮は言いますまい、素直に喜ぶとしましょう!

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2位

博多 華味鳥 渋谷店 (渋谷、神泉、代々木公園 / 水炊き、居酒屋、郷土料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/12訪問 2015/12/03

スープで乾杯!

 この日はここのところちょくちょく顔を出す後輩から、共通の取引先担当者君と渋谷で飲む約束しているので、良かったらご一緒にどうですかとお誘い頂き、断る理由もないので17時30分にハチ公前で待ち合わせです。
今日も寒いので鍋でも摘まもうとゆうことで、昔し銀座の博品館の上に博多の料亭が試験的に出店していた際にたまたま入って食べた水炊きの美味さが未だに忘れられず、その後都内に数店舗出店したのは聞いていて、渋谷にも出していたのを思い出し行ってみることにしました。

 センター街の突き当りを右折するとすぐ看板が見えます。吉本の劇場の前と言った方が解りやすいでしょうか。
階段で2階に上がるとすぐ入り口で、店内はまだ新しく綺麗です。
結構大箱で全容は見えませんが100人くらいは入れそうですが、流石にまだ早いので空いています。
 入り口で人数を伝えると予約の有無を聞かれ、予約してないとゆうと入り口で暫く待たされました。
一見空いてそうに見えるものの、結構予約が入っているようです。
暫くして左手奥の座敷席へ案内され、靴を脱いで上がります。
席は掘り炬燵になっています。

 取り敢えず瓶ビールを2本(サッポロ黒ラベル中瓶)頼むと、我儘な取引先担当者君が生ビールが良いと一人で生ビールを注文しました。
まあ良いですけどね!
 さて今日は水炊きと決めてますが、一応メニューを拝見してみましょう。
鍋は水炊きの他に、流石博多の店だけにモツ鍋がありますが当初の予定通り水炊きを3人前頼み、早く出せるものとして炙り明太と炙りしめ鯖を頼みました。
 炙り明太は結構大振りそうな明太子を表面だけ確り焼いて中は微妙にミディアムくらいの火の通し方で、酒の肴には鉄板ですね。
私は麦焼酎(雲海)をロックで頼むと、またしても我儘な取引先担当者君は芋が良いと黒霧島をボトルで頼みます。
個人的には芋焼酎の香りがあまり好きではないので滅多に飲まないのですが、頼んだものは仕方ないので付き合いましょう!
 平べったい金属製の水炊きの鍋が運ばれてきて卓上のコンロにセットされます。
既に中には骨付きのモモのぶつ切りが煮込まれています。
沸騰する寸前ぐらいで灰汁を取り、先ずはスープが振舞われますが全く臭みの無い鳥ガラのスープで、皮や骨の髄から良質なコラーゲンが抽出されていてちょっと白濁していますがその分旨味の濃厚さも半端ありません。
思わず3人でスープで乾杯です!
これだけ鳥ガラで濃厚な旨味を引き出すと、どうしても鶏の生臭さのようなものが気になる筈なのですが、余程丁寧に下処理して、更に低温で時間をかけて灰汁を取りながら出汁を取っているのか想像するだけで頭が下がる感じです。
 順次、つみれを丸めながら投入し、鶏肉のぶつ切り、レパーやハツ、キャベツ、豆腐、エノキ、水菜、人参の極薄切り、そして最後にコラーゲン(実際には熱で変性したゼラチンですが)で固めた煮凝りを入れます。
いやー、この鍋が美味しくない訳がありませんねぇ、もう会話もそこそこに貪り食います。
つみれと野菜を追加しすっかり食い切ったところで、〆は雑炊です。
モツ鍋の場合はモツから出る脂がしつこいですから麺が良いですが、この水炊きはこのスープを余すところなきまで味わい尽くしたいので雑炊の方がお勧めですね。
ご飯の一粒一粒にこの鶏出汁が染み込んでもう絶品です。
この鍋は結構な量でしたが、最後の雑炊まで一粒残らず完食でした、ごちそうさま!

 黒霧島のボトルも飲み切り、気が付けば店内は満席の盛況ぶりです。 
 この店は鍋の一切を店員さんがやってくれるので、手間もかからず食べることに専念できるし、うるさい鍋奉行の干渉も排除できるので良いですねぇ。
丁度2時間となり、早々に会計して退散しましたが、水炊きを一通り食べて〆の雑炊までいき、ボトルも1本開けるとなると些か2時間では忙しいですね。
⒛時くらいになるともう満席ですので、次回はちゃんと予約を取ってからお邪魔します!

 もう慣れっこですが、食べログのこの店の評価の低さはどうしたことでしょう。
こんなに手間暇かけて丁寧に取った出汁のこの鍋も、世間の評価は余り高くはないとゆうのは、これもやはり私が味音痴だとゆうことなんですかねえ!

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3位

ボデガ (高津、溝の口、武蔵溝ノ口 / バー、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2015/01訪問 2015/02/04

満たされる!

 この日は1軒目の店でちょっとあって、ほとんど飲み食い出来なかったので愚妻はかなり御立腹の様子で、いつその怒りの矛先がこちらに向いてくるかも解らないので早急に次の店に入る必要があるのですが、2軒目は絶対に外れは許されない後の無い状況なので、そうゆう時はとっておきのこちらの店に伺いました。
ここ数年は、年に2~3回くらいの頻度でお邪魔しています。

 幸い1軒目であまり長居をしなかった(できなかった)のでまだ時間も19時30分前で先客は1名のみで入れましたが、21時過ぎたらまず満席になりますので要注意です。
 早々カウンターのゆったりした椅子に腰かけようとするとイケメンの若いバーテンダーさんが椅子を引いてサポートしてくれます。もうこれで愚妻の機嫌もかなり良くなってきています。

 先ずは、愚妻がシーバスリーガルをロックで、自分はジンフィズから始めましょう。
それに1軒目で食い足りないのでフードメニューをもらい、愚妻の好きなピザを頼みます。
ピザはお好みで調理しますとゆうことで、愚妻が 「チーズたっぷりに具はトマトとベーコンだけで良い!」 と注文しました。
チーズが美味けりゃ余計なもんは要らんとゆうことで相も変わらぬ物言いですが、まあ今日のところは従いましょう。
 ジンフィズはベースのジンはタンカレーで甘さ控えめのスッキリした飲み易さは流石です。
 愚妻のシーバスは青っぽい珍しい色のラベルで、なんか特殊な樽で熟成させた物とか言ってた様な気がします。
愚妻によると、普通よりちょっと甘くて美味しいとのことで気にいったらしくその後3杯ほどお替りをしてました。
 ピザは二人で食べるのに丁度良い大きさで、愚妻の好きな極薄のクリスピータイプで注文通りチーズたっぷりで、美味しいビザでした。
 その後何杯かお替りをしながら愚妻の愚痴を聞かされ続け、最後にギムレットを注文しました。
いつものようにキュッキュッとゆうちょっと甲高い特徴的なシェイカーを振る音を聞きながら、愚妻の愚痴も左耳から右耳にとそのまま抜けていくようで、ちょっと安らぐ感じです。
ギムレットの味はちょっとライムの皮の苦さがいつもより強く感じたのは、今日に限っては気の性ばかりではなさそうですね。
 それでもこの高級感あふれるシックで落ち着いた雰囲気の中で過ごすひと時は、当に至高の時間と呼ぶのに相応しいものですね、御馳走様でした。

 店を出ると愚妻が「あースッキリした!」と満ち足りた笑顔を見せ、どうやら機嫌も直ったらしく、一軒目の店への思いや、散々聞かされた愚痴のことも忘れ、自分もなんだか満たされた気分になります。
時計を見ればまだ21:30だけど、やれやれ今日は早めに帰って家でゆっくりしようと帰路についた刹那、愚妻が発した一言は 「ねえ、お腹空いたから何か食べて帰ろう!」 でした。
お、お前は全然満たされてないのかよっ!

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初めてのひとり飲み!                                 2012年2月

 ひとり飲みバー体験シリーズ第一弾です。
 溝の口のロータリーから高津方面に5分程真っ直ぐ進み、二ヶ領用水沿を渡って左に入るとすぐです。
この用水沿いの細い道は車も通れないうえに夜は人通りもほとんどない感じで、そんな場所にあるマンションの1階ですが、店名を表すようなまともな看板も出てなくて、渋い板張りの大きなドアがあるだけで、そこに店があって営業してるって感じがまったくしません。
ドアの上にホントに小さく「BAR」って3文字だけの看板が設置されてますが、知らないと先ず入る勇気は湧きませんねぇ。
 ドアの前で躊躇すること数秒、思い切ってドアを開けると良い感じに薄暗い照明に、しぶーい感じで如何にもお洒落で高級そうな気押されるくらいの雰囲気のカウンターが奥に伸びています。
通常より低いバーカウンターには、ユッタリと座れる大きな一人掛けの身体を包み込むようなソファー椅子が設置されていて、カウンターの幅も手を伸ばしても向こう側に届かないほど広く、自分の前のカウンターだけを丸く照らす照明が各席にあって、店全体は暗めですが自分の前のスペースはほんのり明るく文庫本も読めます。
カウンター自体は長く見えますが、一人づつのスペースをゆったり取ってあって10人くらいしか座れない感じで、ホントに凄く贅沢で高級な感じです。
またカウンター席から見る洋酒の瓶が立ち並ぶ店内の光景がこれまた素晴らしく、見ているだけで退屈しません。
入ってすぐ左に小さいテーブル席、カウンターの後ろに小さな個室みたいな席もあるようですが、この店は絶対、寿司屋や天麩羅屋のように、いやそれ以上にカウンターに座らないと駄目でしょう。

 先ずは席に着くとオーナーと思しきメインのバーテンダーが「今日は如何しましょうか!」って感じで来ます。
その際、メニューも何も出されませんので、会話をしながら決めていくんでしょうね、もう自分は余裕が無いので早々にギムレットをお願しました。
ダイエット中で飯も食っていなかったので軽い食べ物をもらおうとメニューをもらい、オリーブ塩漬け盛り合わせと野菜スティックをお願いしました。
 待つこと暫しで目の前でギムレットのシェイクが始まります。
ガキュ、ガキュ、ガキュっとゆうあまり聞いたことのない様な、かなり甲高くて大きいシェイク音が店内に木霊します。
シェイカーの種類で音が変わるそうで、しかもかなり硬い氷を使っているため、余計にそうなるとのことです。
出てきたギムレットは甘さを抑えたスッキリしたもので、大人の味(まあ元々子供の飲むものじゃないけど)って感じです。
 オリーブの盛り合わせは、普通の種あり、パプリカ入り、アンチョビ入り、茶色の種ありと4種類でしたが、オイリーな感じは無くこれもスッキリした味でこのギムレットには良く合います。
 野菜スティックは量が多いのでハーフサイズにも出来ますとのことでしたが、夕飯の変わりなのでそのまま出してもらいました。
大皿にプチトマト、キュウリ、大根、セロリ、ニンジン、パプリカ(赤、黄色)が綺麗に盛り付けられ、アンチョビ系のディップと塩で食べますが、この野菜の質が大変良くて凄く美味しいです。
 更にギムレットをお代わりし、3杯目をお願いすると、「これまではボンベイサファイアでお造りしましたが、ご希望ありますか?」なんて急に聞いてきて、一瞬頭ん中がパニックになりましたが0.2秒で立て直し、これはひょっとしてベースのジンの銘柄の事だと判断し、動揺の色を見せないように気を付けながら0.5秒で脳内の記憶からジンの他の銘柄を引っ張り出し、「じゃ、タンカレー?」って自信が無いので何故か疑問文のように語尾が上がってしまいますが上手く対応できたようです、やれやれ!
 このタンカレーで造ったギムレットは、ライムの甘さはちょっと引き立ちますが柑橘系の皮の苦さが口に残るもので、これはこれで美味いものでしたが、好みとしてはボンベイサファイアの方が好きでしたね。
バーテンダー曰く、「その日のライムの感じ等で選択してます。」とのことで、なるほどなあと感心しきりでした。

 3杯目も飲みきり、野菜スティックも完食して会計は5,000円ちょいでしたのでまあ安くはありませんが、雰囲気も良いし、酒も食いもんも美味いし(野菜しか食ってないけど)、煙草の箱を出したらサッと灰皿を出してくれたり、接客サービスも良かったし、とてもゆっくりくつろげ、ワクワク気分で今日は良い一日になりました。
それにしても、一人で飲み行ったのなんてほとんど初めての体験でしたが、このカウンターならありですね!

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4位

麗郷 渋谷店 (渋谷、神泉 / 台湾料理、スイーツ)

8回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 2.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥4,000~¥4,999

2023/08訪問 2023/09/19

10年に一度のシジミ!

 もう10年以上前から たま~に一緒に飯を食う 同じ歳のレビュワーさんに、私の贔屓にしているこちらの店で飯食おうと久し振りに呼び出されたんですが、なんでも体調不良とのことで前日急にキャンセルされてしまいました。
それでも彼が声掛けて集めた他の方々も来るとゆうので、美味い飯も食えるし参加しました。
 12時集合でしたが、10分ほど早めに行くと直ぐに皆さん4名集まりました。
1階奥の4席 丸テーブルに案内されました。

 早速、瓶ビール(中)2本と腸詰2人前をお願いし、取り合えず乾杯でスタートです。
 腸詰は直ぐにやってきましたが、これは相変わらずの美味さです。
ただいつも腸詰に付ける辛子味噌が今日のはいつもと比べやけにゆるいですねぇ。

 ビールの後はやっぱり紹興酒ですね、ボトルでもらいロックでお願いし、序でに焼きビーフンシジミのニンニク炒めを注文しました。
 焼きビーフンは1分くらいでやってきましたが、シジミの出汁をぶっ掛けて食べたいので暫しお預けです。
 10分ほど待って漸くやって来た今日のシジミのニンニク炒めは驚くほど大きなシジミで、これは凄いですねぇ。
これほどの大粒のシジミに当たったのはこの店では10年振りくらいですかねぇ。
やはりシジミは大きい方が味も濃くて美味いし、食べ易いのも良いですね。
 このシジミの皿の底に溜まった出汁をスプーンですくって焼きビーフンに掛けて食べるんですが、この店の焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、干し海老の風味や旨味は有るのでそのまま食べても充分美味いのですが、この淡白なビーフンにはやはり、この醤油ベースの濃厚なシジミ出汁が絡むと数倍美味くなりますね。

 いやあこのシジミは見事でしたね、これはもう一皿お替りをもらいましょう。
それと追加で豆苗炒めが無かったので空心菜炒め、それに大根餅をお願いしました。
 空心菜炒めはちょっと炒め過ぎでしたね、シャキシャキ感がなくなるほどでちょっと残念でした。
 大根餅は干し海老の風味が良く、ちょっとモチっとした食感も良いし、表面を揚げ焼きにしてシャリっとした感じに仕上げているのもその食感と香ばしさで美味いです。
これには辛子味噌をちょっと付けてやると、これがまた一段美味くなりますねぇ。

 紹興酒のボトルのお替りと春巻き、それと初めて骨付き豚肉の唐揚げを頼んでみました。
 ここの春巻きは皮がパリッパリで凄く食感が良くて好きなんですよねぇ。
中の餡も豚肉や竹の子、ニラ、椎茸等を硬めの餡にして、ちょっとオイスターソースの様な味付けも美味くて良いのですが、やはり何といってもこのパリッパリの皮の揚がり具合が最高なのです。
1皿5本と多いので、人数が揃わないと食べられないので、今日はチャンスでした。
勿論、余った1本は私が頂きましたけどね!
 骨付き豚肉の唐揚げは、この店に通ってもう47年になりますが初めて注文してみました。
一口大に切り分けた豚肉にコロモを付けてカリッと揚げてあります。
肉には薄い骨が付いていて、これはアバラの様なのでバラ肉ですね。
確り揚がっていてコロモもちょっとスパイシーな感じで美味いですねぇ、これなら次回もまた頼んでも良いですね!

 〆はやはりちょっと炭水化物を入れたいので粽と海老炒飯を注文しました。
 は餅米に味付けして笹の葉に包んで蒸したもので、笹の葉を取り除いてごろっと皿にのせて出されます。
飴色に色付いた粽は、餅米のもちもちの食感が良いですねぇ。
ちょっと甘しょっぱい様な味が確り付いていて、干し海老の風味や干し椎茸の旨味が良い感じです。
真ん中に豚バラの角煮が入っていて、ああそうか この煮汁が米の1粒づつに確り浸みている感じで美味い訳ですね。
 海老炒飯は旨味の効いたパラパラの炒飯の表面にちょっと大き目なバナメイ海老でしょうか、むきエビがタイル張りの様に入っていて 見た目のインパクトも有りますが、それ以上に確りちゃんと美味い海老炒飯です。

 全部食い切って会計しましたが1人4,500円ちょいで、内容的には安いですね。
やはり中華は4人集まると、皆でシェアして色々食えるし、結構お得感も出るので良いですね。
この日は、この店が初めての方もいらっしゃいましたが、気に入っていただけた様で良かったです。
なんせ決して店員さんの愛想やサービスが良い店じゃ無いですし、料理のロット振れも有りますから 気にする人はちょっと抵抗あるかも知れませんからねぇ。
 five君読んでるか~、早く治せよ!
 仕事仲間である友人と打ち合わせを兼ねて台湾料理でも食おうとゆう事になり、愚妻にも声を掛けると「行きたい!」と言うので、18時丁度に現地で落ち合うことになりました。
 当日5分前に店に行くと、まだ誰も来ていなかったので、先に入って始めておきましょう。
店員さんに「3人だけど10分以内には揃うと思う!」と言うと直ぐに入って左手のレジ横の4席丸テーブルに案内されました。

 座る前に瓶ビール(中)1本と腸詰1人前をお願いし、荷物を置いて席に着くと直ぐに瓶ビールとコップ3つが出されます。
コップに注いで、飲み干すと同時に早くも腸詰が出されます。
相変わらずの速さですねぇ。
早速、取り皿に辛子味噌を出しますが、今日の辛子味噌はいつもより粘性が無く緩い感じです。
料理も含めて、多少のロット振れは寧ろこの店らしさでの表れですね!
 5分程で愚妻が、更に5分程で友人も到着したので乾杯して、改めて瓶ビール1本と腸詰2人前、シジミ、焼きビーフンを注文です。
 今日のシジミのニンニク醤油炒めは、シジミは中粒でいつも通りですが、シジミの皿の底にたまったエキス分が少なく、いつも通り美味いのですが結構 味が濃いめで煮詰まったような感じです。
いつも、このエキス分を焼きビーフンにぶっ掛けて頂くのですが、今日はエキスが少ないので満遍なくは掛けられませんでしたが、それでも美味いのです!
 こうなるともう、紹興酒のボトルと氷を頼みロックで頂き、豆苗炒め大根餅も追加です。
 豆苗炒めは、いつもスプラウトタイプのものを使っているのですが、今回はもっと成長して茎も太くなったヤツで、ああっこれはいつものより美味いです。
こちらの豆苗の方が食感も良いし、青菜の美味さが有りますねぇ。
今後はいつもこれだと良いのですが、それは次回頼んでみないと分かりません!
 
 更に紹興酒のボトルをお替りと、鶏肉とカシューナッツ炒めカリフラワーとマッシュルームの旨煮を追加です。
 鶏肉とカシューナッツ炒めは鶏肉と竹の子煮をダイス状に小さく切って カシューナッツと炒めたモノで、全体的に茶色とゆうか黄土色っぽく、料理としての見た目の美しさは無いです。
確り甘めで旨味が強い中華味で、味は美味いですけどね!
 カリフラワーとマッシュルームの旨煮は初めて食べましたが、小口切りしたカリフラワーと半分に切ったマッシュルームの水煮を中華餡でサッと煮たモノで、うーん これは中華餡の旨味が素材に馴染んでおらず、あまり美味くないですね。
味が馴染むほど煮たらカリフラワーは柔らかくなりすぎるし、マッシュルームも水煮じゃ味が浸みないし、この素材を選んだ理由もちょっと良く分からない感じでした。
 更にモヤシ炒め海老炒飯をお願いしました。
 モヤシ炒めはいつもより炒め過ぎかシャキシャキの食感がちょっとしんなりし始めていました。
それに、ちょっといつもよりモヤシが細い感じもして、その辺りも食感に影響してるのかなぁ。
これはいつもより美味しくなかったね。
 海老炒飯は、相変わらず大きな むきエビがゴロゴロと沢山入っていて、炒飯の表面にタイルの様に張り付いて、見た目もインパクトがあって良いです。
炒飯自体も、米粒に玉子が1粒づつ回っていて、中華特有のコクと旨味が濃くて美味いです。
 もう自分も友人も満腹でしたが、愚妻が麺食いたいと言い出し、どうせ一人じゃ食べ切れないくせに五目そばを注文です。
考えてみればこの店との付き合いも、ももうかれこれ45年以上になりますが、普通に中華そば頼んだ記憶が有りません。
五目そばは俗に言う広東麺で、醤油味のラーメンの上に 肉や野菜等 色んな具材を餡かけにして掛けてあります。
スープは凄く旨味とコクが強く本当に美味いスープですが、麺がちょっと変わっていて、例えるなら富士宮焼きそば用の太くて深蒸しの茶褐色の麺のようで 伸縮性も無くぼそぼそな感じで、うーん これは私の感覚には合わないですねぇ。

 紹興酒も飲み切り、2時間半ほどでお開きにしましたが1人6,500円ちょいでした。
この店とはもう長い付き合いですが、ちょっとづづ今まで頼んだことの無いようなのを頼んでみてますが、やっぱりいつも頼むモノを越えるようなモノにはなかなか出会えませんねぇ。
やっぱりこの店は、腸詰、シジミ、焼きビーフン、大根餅、豆苗または空心菜炒め、偶に春巻き、海老炒飯、粽辺りで紹興酒のロックで決まりですねぇ。
それでも、この店はメニューの種類自体は凄く多いので、食べたことのないモノをちょいちょい頼みながら、これからも幾久しく付き合い続けて行くんでしょうねぇ!
 この日は、一区切り着いた仕事の関係者で慰労会をやろうと、取引先や下請けメーカーの担当者等、総勢5名で宴会です。
 17時丁度に店の前に集合でしたが、5分ほど前に行くともう皆な集まっていて、開店待ちの行列の一番前に並んでいました。
こいつら一体何時から並んでるんだと思いながら行列に加わりましたが、もう行列は20mくらいになっています。
開店と同時に1階の一番奥の丸テーブルに陣取りましたが、店員からはそこには座るなとかそこに荷物を置くなとか、相変わらずのぞんざいな対応振りに ああっこの店に来たんだなぁとゆう気にさせられます。

 早速、瓶ビール3本と呑めない1人がウーロン茶、それに腸詰3人前、シジミ2皿、焼きビーフン2皿とここまではいつもの様にメニューも見ずに注文です。
 ビールは直ぐに出されますが、グラスはバン、バンと音を立てるように乱暴に置いていきます。
知らないと何か怒ってるんじゃないかと思うかも知れませんが、こうゆう店員の所作も含めて台湾の現地感を感じられたりするんです。
まあ、誉められたことではありませんけどね!
 腸詰はいつ頼んでも鉄板の美味さで、品出しも速いので、この店では先ずは必ずこれを頼むのが良いです。
 シジミは醤油ニンニク炒めで、今日のシジミは粒が小さく身も痩せていてハズレですね。
凄く大きな粒ぞろいのシジミの時もありますが、毎回シジミの入荷毎に素材の質に差が有るので、運次第です。
 焼きビーフンは味付けが凄く淡白で、このまま食べても美味いですが、シジミの皿の底に溜まった汁をちょっと掛けて頂くと、醤油の塩味とニンニク、それにシジミの出汁の旨味が濃くて凄く美味くなります。
 紹興酒をボトルでもらいロックで頂きま、追加で大根餅2皿、春巻き、青菜炒め、モヤシ炒めを頼みます。
 春巻きは1皿5本入りなのでこの日は一人1本づつで丁度良かったです。
凄いパリパリの揚げ上がりで美味いんですが、人数が少ないと頼めない1品です。
 青菜炒めは小松菜で、茎のシャキシャキ感と油のコクが美味くて、簡単な料理ですが火力も含めて家では決して出せない味ですねぇ!
 モヤシ炒めは緑豆ですがかなり太くて確りしたモヤシで、強い火力で短時間で仕上げるのでモヤシのパリパリな食感が凄く良いです。
それに以前の記憶より、キクラゲとか他の素材も沢山入っていて、これが処方変更によるものなのかロット振れの範疇なのかは分かりませんが、今日のはいつものより美味く感じました!
 更に紹興酒をガンガンお替りしながら、豆苗炒め、ニンニクの苗炒めをお願いします。
 豆苗炒めは、スーパーなどで売っている細いスプラウトとゆうより、もっと確りした苗でそれなりに太さのある緑色に育ったもので確り炒めてあって、これはこれで美味いです。
 ニンニクの苗炒めはスーパーなどで売っているニンニクの芽って奴で、ほんのりニンニクの風味が良いです。

 結局、2時間半ほどで飲み手4人で紹興酒を5本飲み切り、〆ましたが一人5,000円ほどといつも通りでしたがやはり半分は酒代ですね。
この店の料理は、シジミの様にその素材の入手状況で品質が変わったり、料理の内容も僅かに変わりながら長い歳月をかけて少しづつ変貌していたりしますが、それでもその基本となる味自体はいつも変わることなく継承され続けていて、いつ来ても満足させてくれます。
そうでなきゃ伊達に45年間も通い続けないです。
思えば長い付き合いになったモノです。
 さあ、このまま表のカラオケボックスに直行です。
2次会での利用で、この界隈の飲食店での1次会のレシートを見せれば、部屋代が半額になるサービスをやってますからね!
 今日は得意先の担当君とその上司君と3人で、一区切り付いた仕事の打ち上げでこちらの店を訪れました。
この上司がコロナ前までは年に数回は台湾に出張していて、この店は初めての様でしたが 久々の台湾料理が食えると喜んでやってきました。
 約束の17時丁度に店の前に行くと既に開店待ちの行列が出来ていて、その中に得意先の2人の姿を見付け合流した直後に開店し、どっと店内に雪崩れ込みます。
店員さんに、左奥の小さな丸テーブルに着くよう指先一つで指示され、相変わらずの接客振りに思わず笑いがこみ上げます。
気が付けば、アッとゆう間に満席で、相変わらずの人気の高さが伺えます。

 もういちいちメニューを見ることも無く、瓶ビール2本と腸詰2人前、シジミ焼きビーフンと流れるように注文です。
乾杯して腸詰と焼きビーフンがテーブルに並んだところで、もうビールは飲みほして紹興酒をボトルで頼み、3人供ロックで頂きます。
 ここの腸詰は相変わらずの美味さで、年に何度か必ず食べたくなるので緊急事態宣言明けで漸く来れて良かったです。
 焼きビーフンは味付けが薄目で、いつも一緒に頼むシジミのニンニク炒めの出汁を掛けて頂くのですが、今回は暫く待ってもシジミが出てこなくて、確認するとオーダーは入っているのに忘れていたらしく、だからと言って急ぐ訳でも無くもう焼きビーフンを3分の2ほど食った頃になって漸く出てきました。
それでも店員さんからは一言の詫びの言葉もありません。
シジミもいつものと比べると、今日のは小さいうえに身入りも余り良くない感じでしたが、まあ頼むたびにこのシジミのクオリティはかなり異なりますが天然物ゆえに仕方のないところでしょうか。
 紹興酒のボトルをお替りし、追加で大根餅青菜炒め春巻きを注文です。
 大根餅はモチっとしていますが表面がちょっとカリッとするよう油で焼いてあり、食感が良いです。
干しエビの風味も良くて、美味いですねぇ。
 青菜炒めは今日のは小松菜で、シャキシャキの食感が残る炒め具合も良く、コクと旨味が強くて美味いです。
 春巻きは以前は1皿4本だったと思いますが、今回はちょっと細目になって5本になってました。
しかし何でこんなにいつもいつも来るたびに変わっちゃうんでしょうかねぇ。
でも料理のアバウトさや接客のいい加減さを差し引いてもこの店の台湾料理は美味いので、もはや腹も立ちませんねぇ。

 結局、紹興酒のボトルを3本飲み切ってお開きにしましたが、得意先の台湾通の上司君も感動モンの美味さで凄く気に入ってくれました。
かなりアバウトな接客に関しても、台湾ならやはりこんなものですよって納得されていましたのでヤレヤレです。
しかし、3時間以上粘ってしまいましたが、店内の階段に空席待ちのお客さんが20時くらいまで並んでいました。
コロナ過依頼、飲食店の客離れが懸念されていますが、この店は接客も含めて もうスッカリ元通りで安心しました!
 この日はいつもの外資の営業君と飲む約束をしていましたが、後輩の商社マン君から電話でメーカーさんと3人で17時から渋谷で打ち合わせをしたいとの連絡があり、じゃあ打ち合わせが終わってからまとめて皆で飯を食うことにしました。
喫茶店トップで打ち合わせが終わったのが17時50分で、急いでこちらの店に向かいました。
なんせ人気店なのでいつも凄い混んでいて、今日は金曜日だし下手すりゃ1時間以上待たされることもあるのですが、店に着いて中を覗くと1階でも3割程度の入りで凄い空いています。
うーん、この店には頻度こそ少ないですが、もう45年間も通ってますがこんなに空いているのは初めてです。
やはり新型コロナの影響なんでしょうか、この店ですらこんな状態ですから飲食店は本当に大変ですね。

 いつもの外資の営業君も合流し、1階奥の丸テーブルに4人で陣取ります。
座る前に腸詰3人前と瓶ビール2本を頼み、早速乾杯してスタートです。
この店ではもういちいちメニューを見ることも無く、シジミ(ニンニク炒め)焼きビーフン、それと紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
この3品はいつも最初に頼むもので、料理にロット振れはあるし、この日はシジミがいつもより塩っぱい感じは有りますが それでも鉄板の美味さです。
 さらに春巻き空心菜炒め大根餅を注文します。
 この店の春巻きはパリパリの揚げ上がりの香ばしさが好きなんですが、なんせ結構な大きさの春巻きが1皿5本入りなので、人数がいないと頼めないのです。
今日は私が2本頂いて満足です。
 大根餅はモッチリした食感ながら、いつもより表面がカリカリに焼かれていて美味いですねぇ。
 追加で紹興酒のボトルをお替りし、蒸し鶏とモヤシ炒めをお願いしました。
 メーカーさんが鶏を食いたいとゆうので蒸し鶏はこの店で初めて頼みましたが、かなり大振りの胸肉で確り蒸されて身が締まって、一般的な中華料理で出てくるような柔らかくてシットリした物とは違います。
まあ、味は悪くないですが個人的好みとしては、低温でジックリ茹でたシットリ柔らかいタイプの方が好きです。
 モヤシ炒めは一本一本が太くてシャキシャキの食感が良いです。
油のコクは空心菜炒めに比べ少なく、人参の細切りを混ぜてありますが この人参も余計ですね。

 2本目の紹興酒も飲み切って2時間ほどでお開きにしましたが、この日は飲みも軽めだったので一人4,500円くらいでした。
 しかし渋谷の街は若者達ちでスッカリ賑わいを取り戻したかのように見えますが、この店の様にお客さんの年齢層が高く余り若者が立ち寄らないような店では、相変わらず厳しい戦いは続いているようですね。
春まではこんな状態が続きそうですが、うーん 春の訪れはまだまだ遠そうですねぇ!
 2,3日前に、いつもの外資の営業君から久し振りにお誘いの電話があり、溝の口で飲む約束をしましたが、昨日後輩の商社マン君からも相談があるのとのことで飲みのお誘い。
うーん、家が千葉方面の後輩に溝の口まで来させるのは酷なので、じゃあ3人で久々に台湾料理で紹興酒でも飲みながら悪巧みをしようとゆうことで、18時に渋谷集合にしました。
 当日になりいつもの外資の営業君から16時頃に電話が掛かってきて、「もう会社を出たいんで、早めに始めませんか。」とのことで二人で先に始めておきましょう。

 この店は道玄坂から東急本店に抜ける、表通りから隠れた細い路地にあり、そのレンガ造りで窓の小さな威容はまるで砦のように見えます。 
 後輩の商社マン君にはメールで「先に始めているので、電車の中を進行方向へ走るくらい急いで来い!」と伝え、17時過ぎに2人で入店し、店員さんに「後から一人来て3人になる。」と言うと1階奥の丸い4席テーブルに案内されました。
 席に着くと同時に早々に瓶ビールと腸詰シジミのニンニク炒めを注文します。
すぐにビールとグラスが出され、グラスに注いで乾杯をすると同時ぐらいに腸詰が出されましたが、相変わらずの神速振りですね。
今日の卓上の辛子味噌はちょっと弛めな感じでしたが、取り皿に取り腸詰と白髪ねぎ、パクチーを添えて辛子味噌をちょっとつけて食べると、八角や色んな香辛料や甘み、旨味、辛みが口の中で絡み合って、うーん、相変わらずの美味さです。
 シジミのニンニク炒めも3分と待たずに出されますが、今日のシジミは粒がいつもより不揃いな感じで、味も濃い目ですがやっぱり旨味が濃厚で美味いです。
 ビールを1本飲んだところで、やっぱり紹興酒をボトルでもらいロックで頂きます。
 45分程で後輩が駆け付け、挨拶もそこそこに紹興酒で参戦です。 
改めて腸詰2人前、シジミのニンニク炒め、焼きビーフンを追加オーダーし、本格的にスタートです。
この辺りはこの店ではいつも必ず頼む定番料理で、どのお客さんもほぼ頼んでいる物です。 
 紹興酒のボトルお替りをもらい、更に春巻き空心菜炒めナマコの煮込みを追加します。
 春巻きは豚肉や干し椎茸、竹の子等の細切りに餡を絡めトロミの着いた具材の旨味が濃厚で、それを巻いた皮のパリッとした食感が最高で凄い美味いのですが、1本が結構大きくボリュームがあり、しかも1皿が5本と量が多いので普段愚妻と2人で来たときは中々頼めないので、この日のような男3人以上いるときは必ず頼みます。
 空心菜炒めも定番ですが、この日の奴は緑が鮮やかでシャキシャキの歯応えが良い具合で、油の旨味も良く、いつにも増して出来が良かったですね。
 ナマコの煮込みは、干しナマコを戻して削ぎ切りにして、竹の子や干し椎茸と一緒に旨煮にしたもので、ナマコのグ二グニとした食感と餡の旨煮が良く絡んで美味いです。
 更に紹興酒のボトルをお替り(3本目)し、ちまき蟹炒飯で締めました。
ここのちまきは、蒸した糯米がもっちリとしていて、中に豚の角煮と干し椎茸が入っていて、その煮汁と干しエビの風味が糯米に確り吸収されていてホントに旨味が濃厚で美味いのです。
 カニ炒飯は炒飯の上にたっぷりの蟹肉のフレークが被せるようにのせてあり、蟹云々より炒飯としての美味さが際立った逸品で、この店の〆には相応しいものですが、個人的にはプリプリの食感が素晴らしい大きなムキエビのゴロゴロのった海老炒飯の方が好きです。

 3本目の紹興酒も飲み切り、一通り話しも済んだのでお開きにしましたが一人6,000円くらいでいつもよりちょっと高かったですが、まあこれだけ飲み食いすれば当然ですね。
 この後輩の商社マン君の3年越しの悪巧みプロジェクトもいよいよ終盤の詰めに差し掛かってきて面白いことになって来たので、今後ちょくちょく合う機会も増えそうです。
 さて、まだ21時前ですので、今からいつもの外資の営業君と溝の口で飲み直しと行きましょう!
 この日は仕事関係の仲間と総勢6人で台湾料理を食いに来ました。
週末の夜だったので混んでるだろうとは思いましたが、18時30分に入店すると既に満席どころか店内の階段に行列が出来ています。
普段なら並んでまで飯食うなんて絶対しないのですが、この日は態々この店の台湾料理を食いに集まった訳だし、この店を初めて訪れるメンバーが3人いたので、どのくらい待たされるかも分らぬまま並んでみました。
いやーそれにしても待ち行列の先頭に辿り着くのにキッチリ1時間掛かりました。
しかも6人ですから丸テーブル1個が丁度空かないと、皆な別々のテーブルで食うわけにもいきませんからねぇと思っていたら、ホントに丁度6人連れの前客が帰って超ラッキーでしたね。

 早々にテーブルに付き、座る前に瓶ビール3本と腸詰め3人前、シジミ3人前、焼きビーフン2人前を頼みました。
この3点セットはこの店ではもう席に着く前に注文するのが基本です。
 先ずはビールで乾杯し、グラスに一杯飲み干す頃に腸詰がやってきますが相変わらずの品出しの速さが良いですね。
テーブルに置いてある辛味噌をちょっと付けながら、白髪ネギやパクチーと一緒に食うと、もう溜まりませんねぇ。
 紹興酒の一番安い奴(2,000円)をボトルで頼んでロックで頂きます。
 追っかけですぐにシジミと焼きビーフンも登場です。
このシジミはニンニク醤油炒めになっているんですが、もう旨味が半端なくて、初めてこの店を訪れた下請けメーカーの営業君は、「この美味さは一生食い続けられそうだ!」と言ってましたが、その気持ち良~く解ります。
そして否応無しに紹興酒のペースも上がりますねぇ!
 焼きビーフンは薄味ですが干しエビ香ばしさや旨味が良く効いていて相変わらずの美味さですが、これにシジミの皿に溜まったスープをちょっと掛けるともう最強で、世界一美味いビーフンになります!

 紹興酒のボトルをお替りと瓶ビール2本を貰い、空心菜炒め2人前、大根餅2人前、春巻き(一皿で大きいのが5本)を注文しました。
 空心菜炒めは短時間でサッと炒めているのでシャキシャキの食感が良く、油のコクと旨味が溜まりません。
 大根餅も干しエビの風味が良くてもちっとした食感も良い具合です。
 春巻きは皮のカリッとした食感が最高で、中の餡も旨味が効いていてなかなかここの春巻きを超える春巻きには出会えないのですが、1皿の量が多くて今日の様に大人数でないとなかなか頼みにくいです。

 更に紹興酒のボトルを追加し、チマキと海老炒飯を頼みました。
 ここのチマキはちょっと大振りで、竹の皮で包んで確り蒸してあるので香りが良くもっちりとした食感も良く、豚の角煮と干し椎茸、干しエビの風味が混然としていて、このチマキより美味いチマキにはなかなかお目にかかれません。
 エビ炒飯は大振りのむきエビがゴロゴロと表面を覆っていて、旨味が半端なくこれまた美味いのです。

 もう歯止めの効かなくなった面々は更に紹興酒を1本頼み、腸詰めとシジミを1人前づつお替りして、すべて平らげ全員満腹となり、皆な満足して終了となりました。
 ここの台湾料理は、味自体はそれほど濃い訳じゃないんですがコクと旨味がとにかく強く、相も変わらず美味いです。
ただ、10人以下では予約も受け付けませんし、週末の夜ともなれば結構平気で待たされます。
接客も愛想は悪いし、サービス精神も無いのでちょっと嫌な感じだと思われる方もいるとは思いますが、それでもこれだけ並ぶのはやはりここの料理が美味いからですね。
 美味い物を食ってすっかりテンションの上がった面々は、店を出ると目の前にあったカラオケボックスに直行し、すっかり盛り上がって、止せばいいのに朝の4時まで歌いまくってしまいました。
いい歳こいて面目もありませんね!
 やはり年に2、3回は無性にここの腸詰が食べたくなりますねぇ。
この日は愚妻から、「今日は娘も出掛けて帰ってこないので飯作るのも面倒だし、どこかで食べて帰ろう!」とのメールを着信。
じゃあこちらの店に行こうと18時に待ち合わせです。
 店は週末とゆうこともあり、既に結構お客さんが結構入っていて、入り口で人数を告げると2階へ通されましたが相変らずの繁盛振りですねぇ!
階段を昇った直ぐの一番小さな4席テーブルに陣取ったのでこの日は相席にはなりませんでしたが、店内は大きな丸テーブルが多いので二人だとほぼ他人様と相席になります。
 先ずは瓶ビールを1本と腸詰、シジミのニンニク炒め、豆苗炒め、焼きビーフンとここまではいつものお約束でメニューも見ないで席に座りながらオーダーします。
それからゆっくりメニューを見ますが、もうおよそ40年間値段以外は一切変わっていませんねぇ。
 品出しは早いのでビールを1本飲みきらないうちに、全て揃うのでその時点で紹興酒のボトルを頼み、夏でも冬でもロックでいきます。
更にモヤシ炒めと、愚妻がここに来ると必ず頼む海老炒飯を注文して、この日のように2人だともうこれが限界です、ってゆうか頑張ったほうです。
粽も大根モチも、春巻きも食べられないので本来は最低でも4人くらいで来たいところですね。
誰か付き合ってくれる人がいれば、年内もう1回行っときたいところです!

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(常用)益々高まる依存度! 2014年12月

 この日は、愚妻の仕事の同僚のお嬢さんと自分の友人、計4人で忘年会です。
このところ、年に数回このメンバーで飯を食うパターンになっていて、いつもは愚妻の職場の近くの新橋方面が多いのですが、今日は美味い台湾料理を食いに行こうと態々渋谷に集合です。
 
 いつもは二人で利用することが多いので品数をなかなか沢山頼めないのですが、今日は4人なのでいつもより更に色々食べられそうで楽しみです。
 先ず生ビールを頼みながら腸詰×3とシジミ×2を注文します。
ここまではメニューを見る必要も無く、システム化している入店から席に着くまでの一連の動作のようなものです。
ビールで乾杯し、メニューを物色することも無く、紹興酒をボトル頼みでロックで飲む用意をしてもらいます。
その上で、豆苗炒め、焼きビーフン、大根モチ、春巻きを頼みました。
 更に紹興酒のボトルをお替りしましたが、お嬢さんは紹興酒の味が御気に召さないようでなかなか酒が進みません。
そうなるとこの店には焼酎も無ければ、普段お嬢さん御用達のグレープフルーツサワーなんて気の利いたものも無いので困ってしまうところですが、ジンジャーエールがあったのでそれをもらい、紹興酒と1対1くらいで割って飲ませると美味しいと言って飲み始めたのでヤレヤレです。
ジンジャーエールの味と甘味が、紹興酒の癖のある味を見事に調和させながら飲みやすく変えてくれる様ですね、発見です。
 更に、モヤシ炒めと、五目ソバ、愚妻の大好きな海老炒飯を頼み、いつも通り美味しく完食させて頂きました。

 この店は、今年も5回ほど使わせて頂きましたが、今回も店員さんの愛想の無い対応振りに初めてだったお嬢さんはビックリしてました。
それでもここの料理は美味いし、特に腸詰は自分にとっては習慣性の強い薬物のように依存度を高めていますね。
来年もやめられそうに無さそうです!

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(常訪)アサリよりでっかいシジミ!                                    2012年11月

 この日は友人と溝の口で待ち合わせをしていたのですが、急にここの腸詰が食いたくなって、急遽渋谷待ち合わせに変更です。
17時過ぎと時間も早かったので楽勝で入店出来ましたが19時くらいだと大体満席になり、並ぶ場合もあります。

 2階の奥の小さい丸テーブルに二人で陣取り、紹興酒をボトルで注文と同時にいつもの様に腸詰とシジミを頼みます。
紹興酒で乾杯しつつ、春巻き、焼きビーフン、豆苗炒め、冬瓜スープ、豚耳、チマキ、大根餅と二人とは思えない程の大量発注です。
 ここの春巻きは好きなんですが1皿5本で、しかも1本が結構大きくボリュームがあり過ぎるので、二人だとキツイのですが如何しても食いたいので残す覚悟で注文してしまいます。
これはバラ売りしてくれると有難いですねぇ、今回も残念ながら1本残してしまいました、ごめんなさい!
 今回、特筆すべきはシジミで、過去35年この店に通ってきましたが最大級の大きさで、一般的なアサリより大きいくらいでした。
食べ応えもあり味も美味しいものでしたが、残った汁も淡白な味付けの焼きビーフンにぶっかけて美味しく頂きました。
お行儀は悪いですが、この食い方は止められませんねぇ!

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台湾は島だけどまったり大陸的!                                      2011年 9月

 何か久しぶり、半年以上開いてしまったのは初めてかもしれません。
折角の休みなので映画でも観に渋谷に出ましたが、そうなるともうこの店しかありません。
映画見ながらも腸詰やシジミで頭ん中いっぱいで、エンドロールも早々に駆け付けました。
店は流石に混んではいましたが、1階の大きな丸テーブルに当然の如く相席です。

 先ずは席に着くと同時にビールと腸詰を注文します。
それらが来る間、久しぶりだったので見知ったメニューを見直しますが、これもまったく何十年も代わり映えしません。
ビールで乾杯ののち、シジミ、空芯采炒めと共に紹興酒と氷を注文し、本格的スタートです。
 まず、腸詰ですが今回以前より少ししょっぱい感じがしました。
なので、いつもはタップリつける辛し味噌も、今日はちょっと控えめです。
この辛し味噌もこの店オリジナルのもので、色んなもんに合うので大好きなんですが、今日のはいつものよりちょっとユルイ感じです。
 空芯采炒めもこの店に来ると必ず頼みますが、いつものものに比べ火が入りすぎでシャキシャキ感が少ないです。
 今日のシジミはアサリみたいにでかくて、食べ応えバッチリですが、シジミの大きさだっていつも同じじゃありません、もっとちっちゃい時だってあります。
 このように書くとこの店の評価を下げそうですが、そんなちょっとの違いなんてこの店ではどうでも良いのです。
いやむしろ、そんなことが些細なことと思うその感覚こそがこの店では大事だし、それでもここの腸詰もシジミも世界一美味いことになんら変わりはないのです。
このアバウトな感覚とこの店の料理の圧倒的存在感のまえでは、そんなことは全然問題無いことなのです。
なかなか伝わりづらいと思いますが、この感覚を理解しないとこの店の良さは解らないかもしれません。

 その後、焼きビーフンにシジミの汁と辛し味噌をぶっかけて、海老チャーハンに五目旨煮の餡をちょっと付けて食い、残った紹興酒のためにアワビの煮込みを頼んで、緩々と相席の他人様の会話を聞くともなしに盗み聞きして肴にしつつ、まったりと満足の夕飯でした。

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時の止まった場所!                                              2010年5月

 道玄坂から東急本店の方に抜ける、ちょっと怪しげな細い路地にあります。
外観はレンガ造りっぽく年期も入っていてちょっと渋い感じです。
店内は1階にカウンターもちょこっとありますが、1階、2階、地下とも中華の中央が回転する6人掛けほどの丸テーブルが主体です。
したがって2~4人程度の少人数の場合は、基本的に相席になります。

 親父に連れられて最初に行ったのは、もうかれこれ30年以上前になります。
中華料理とゆうカテゴリーのなかで、台湾料理とゆうものを初めて食したのもこの店です。
当時は、従業員も殆ど中華系で、ほんとに異国情緒みたいなものを感じて興奮したのを覚えています。
それ以来、年に2~3回は訪れますが、味も店のたたずまいや雰囲気も殆ど変わっていません。
親父はもう十数年前に他界しましたが、ここに来ると時が止まったようで、今でも親父と一緒に紹興酒を飲んでるような気分です。

 この店の接客についてなんだかんだ言うでしょうが、そんなことを気にしてはいけません!
そもそもそうゆう店じゃないんです。台北の裏路地にあると思えばそんなもんです。料理は確実に美味いんですから。
 すぐ目に付くのは自家製の腸詰をカウンターと厨房の間に、暖簾みたいにぶら下げています。
まずは前菜として、この腸詰めを必ず頂きます。
独自の香辛料の香りと、ちょっと甘めの腸詰にパクチーと白葱を薬味にしては、備え付けの甘辛の味噌だれをつけて食べるのが最高で、台湾でもこれほど美味いのはお目にか掛かれません。
ニンニクの利いた大粒のしじみ、干しエビの香り豊かな大根餅、竹皮と干しエビ 干しシイタケ風味の粽、青菜(空芯采もしくは豆苗)炒め、締めの焼きビーフンでいつものフルコースです。
 春巻きや各種麺類、チャーハン等の定番物から、豚耳、干しナマコ等いかにも台湾物まで品数も豊富で何を食べても凄く美味いです。
やべぇ、また行きたくなってきた。

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5位

玉乃葉 梅軒 (二子玉川、二子新地 / すき焼き、天ぷら、海鮮)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/04訪問 2017/04/20

春爛漫!

 夕方に愚妻から「美味い鰹が食いたい!」とゆうメールを受信。
そうかぁ、初鰹の時期だもんなぁ、そう言われれば旬だし、竹の子を焼いて食ったら美味いだろうなぁ!
とゆうことでこちらの店にやってきました。
昨年から2ケ月に一度くらいの頻度でお邪魔してます!
18時半くらいに愚妻とふたりで訪れましたが、相変わらず空いていますねぇ。
カウンターにはまだ誰もいないようで、「お好きな席にどうぞ。」っと言われ、なるべく厨房の中が見える真ん中辺りに陣取りました。

 先ず自分が緑茶ハイを頼むと、愚妻はいきなり熱燗2合の注文です。
店の人は酒を持ってくると必ずお銚子を自分の方に出し、愚妻に緑茶ハイを出してきますが、まあ誰が見てもそう思うでしょうねぇ責められません!

 取りあえず飲み物を交換して乾杯し、本日のお勧めメニューから物色しますが、ハイありました初鰹!
これを愚妻が好きな刺身でお願いします。愚妻は何故かタタキより刺身がお好みで、「鰹が新鮮なら態々炙ったりせず刺身が一番!」と嘯きます。
後は鯨の竜田揚げ、春野菜の天ぷら、そして待望の焼き竹の子、更にいつものおばんざい9点盛りです。

 ここの鰹の刺身はホントに新鮮で、生臭みが微塵もなく特有の鉄の様な良い香りが仄かにして美味いです。
鰹に厳しい愚妻もここの鰹ならいつも文句言わずに食います。
 この日の鯨は鰯鯨で、ちょっと癖が強いですね。
それに揚げ油の温度が僅かに低かったのか油切れが少し悪いような気がしました。
 春野菜の天ぷらは、うるい、ぜんまい、ふきのとう、たらの芽等でしたが、うーん何だろう、この日は揚げ手がいつもと違うのか、ちょっと油が気になったのと揚がり具合のせいか素材の歯切れが悪い感じです。
 焼き竹の子は小振りの竹の子を縦半分に切り、濃いめの醤油ダレで焼き上げ木の芽を添えて出されましたが、上等なトウモロコシの様な香ばしい香りの木の芽の香りが、これはもう半端なく食欲をそそります。
いやー、これは美味いです、もうこれだけで今日来た甲斐があったってもんです!
 おばんざい9点盛りは、うるいと浅蜊の身のお浸し、白バイ貝煮、菜の花の辛子和え、合鴨のロースト、湯葉の梅肉添え、薩摩芋のレモン煮、蕗と竹の子煮、子持ち昆布、ホタルイカと独活のぬた等でしたが、春の素材をふんだんに取り入れ旬を感じられる内容で、当に春爛漫とゆう感じです。
 いやー酒が進みますねぇ、2杯目からは一粒の麦のロックにしましたが、美味いツマミに誘われるような浮き立つ心でペースも幾分速くなります。

 この店は、凄く手軽な感じの割に料理が美味しく、素材も良いし、季節感を上手く表現していると思います。
その割にCPも高いので私は気に入っていますが、いつ来ても余り混んでいないし、それに食べログの評価も低すぎると思いますが、まあ私の印象でしかありませんけどね。
それとこの店は鍋を得りにしていて、色んな鍋料理を出しているようですが、私は実はこの店で鍋を食ったことが一度もありません。
これだけツマミ系が美味いと、鍋にいこうとゆう気にはなかなかなれませんねぇ。
正しいこの店の使い方じゃあないかもしれませんねぇ!
 この日は原料メーカーの担当者君と夕方に打ち合わせで、その後いつものようにその流れでじゃあ一杯行きましょうとゆう事になりました。
この担当者君は親戚が寿司屋をやっているとゆうだけあってなかなかのグルメなので滅多な店には連れて行けないので、今日は二子玉のこちらの店に伺いました。
この店は最近気に入っていて、今年に入ってからは月一くらいで通っています。

 二人なのでカウンター席に陣取り先ずは生ビールと緑茶割りで乾杯です。
 メニューを物色すると本日のお勧めで戻り鰹の刺身があったのでお願いし、やはり旬の秋刀魚の塩焼き、銀杏の塩煎り、そして最近こちらでいつも頼むのが
おばんざい9品盛り合わせです。
 2杯目からは担当者君が黒霧島(芋)のロックを頼んだので自分も村正(麦)のロックをお願いしました。
 戻り鰹は、まだ脂のノリはもう少しとゆう感じでしたが、相変わらず新鮮で美味いです。
おろし生姜と大蒜が付いてきますが、私は田舎者なのでおろし大蒜で食べるのが好きですが、初めから付けてくれるのは嬉しいです。
 秋刀魚の塩焼きも新鮮なのでハラワタまで抵抗なく食べられます。
やはり時期的にまだ脂のノリはもう一歩とゆう感じですが、この時期にしては丸っと太った良い秋刀魚ですね。
 銀杏も勿論新物で、深みのある透き通るような緑色が食欲をそそります。
 おばんざいの盛り合わせは、お手塩皿くらいの小さな皿に季節感の合うその日のお勧め料理を一品少しづつ正方形のトレイに9品並べて出してくれますが、これが結構壮観な眺めで、もうこれだけあれば酒の肴は充分とゆう感じで、最近はいつも頼んでいます。
この日は、蕪の柚子味噌、姫サザエ煮、牛蒡と蓮根のキンピラ、鴨ロースのロースト、自家製豆腐の冷や奴、薩摩芋のレモン煮、きぬかつぎ、子持ち昆布の出汁漬け、青柳と葱ぬたのラインナップでしたが、どれも気が利いていて丁寧に造られていて酒の肴に最適で凄く美味いです。
鴨のローストと自家製豆腐、薩摩芋のレモン煮はいつも出てくるようですが、後は季節やその日によって代わるようです。
特にこの薩摩芋のレモン煮が、薩摩芋自体の甘さもありますが、ちょっと甘めの味付けにレモンの酸味が良い塩梅で、甘いくせに酒の肴として成立しているのが面白いですねぇ。
結して甘い食い物が好きな訳じゃあ無いんですが、自分に甘い私には良いのかも知れませんねぇ!

 チマチマ摘まみながら焼酎のロックを5,6杯づつお替りして、2時間半ほどでお開きにしましたが、グルメの担当者君も満足してくれたようで良かったです。
この内容でこの価格なら充分安いと思うし、酒の肴には事欠かない感じも気に入っています。
元来、こちらの店は鍋料理を得りにしているようですが、鍋でガッツリ食うよりも、気の利いたツマミで酒(本来なら日本酒)を飲むのが良いと思うのは私だけでしょうか!

 その後、未だ20時半くらいで早かったので、当然もう一軒と誘われましたが、明日はゴルフだったので断ってとっとと帰らせてもらいました。
立場が逆なら首に縄を掛けてでも強引にもう一軒付き合わせたところですが、私は他人に厳しく自分に甘いがモットーなのです!

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一線を隔する!                               2015年 8月

 この日は仕事帰りに愚妻がニコタマのライズで買い物するとゆうので、そうなるとどうせニコタマで飯食って帰ろうとゆうことになるだろうと思い、愚妻の買い物が終わる頃を見計らって改札で待ち合わせました。
案の定、開口一番「なんか食って帰ろう!」との一言で、高島屋のレストランの案内を見るもピンとくるものも無かったので、南館の裏手の飲食店街まで繰出しました。
そしてちょっと奥まった場所で発見したのがこちらのお店でした。
 渋くて重厚な木造の外観はちょっと高級な感じがして返って入りづらい感じでしたが、表に出しているメニューを見る限りそんなにべら棒に高い訳でもなさそうだし、店の前で右往左往しつつも腹も減っていたので最後は思い切って入って見ました。
 店内はやはり渋くて和の落ち着いた雰囲気で、美味そうな和食を出してくれそうなちょっと安心する感じです。
右手から奥に厨房を望むカウンターがゆったりと8席、右手から奥に小上がりのテーブルが3卓くらい、それと2階にも座敷があって宴会も出来るようです。
一番手前のカウンター席に案内されましたが、2席づつ分けて隣の席まで充分スペースをとっていてゆったりして落ち着くし、隣に他の客が来てもちょっと離れているので気にならないのが良いですね。
ただ、カウンターはあっても一人では入りづらいでしょうねぇ、実際お一人様はお見受けしませんでした。

 取りあえず生ビールとスダチハイボールを頼み、メニューを物色します。
通常メニューと当日のお奨めが別に一枚ぺらに書かれていて、魚から肉まで種類も色々あり悩みますねぇ。
 先ずは愚妻の大好きなお奨めの鰹の刺身、それにやはり愚妻の大好物の牛タン焼きですが極上芯タン炙りとゆうのがあったのでそれにしてみました。
それと、金目鯛の煮付け、合鴨と揚げ茄子の餡かけ、太刀魚の塩焼きは品切れとのことでカサゴの塩焼きを注文しました。
 お通しは金糸瓜を湯がいて繊維状の実に出汁を掛けた物でしたが、この出汁の美味さでこの店のレベルは解りますね、今日は良い店に入れたようです。
 鰹刺しはこの店の雰囲気に似合わない構豪快な感じに切られていますが、これも土佐風を意識してのことでしょうね、意図を感じられます。
夏場の鰹の割には凄く脂がのっていて、しかも微塵もな生臭さがなく新鮮さが解りますねぇ。
これは間違いなく今シーズンNo.1の鰹で、こんなの出されちゃもう日本酒しかありませんね、羽根屋(富山)純米酒で日本酒度+7.5度とかなり辛口の酒があったのでそれをお願いしましたが、この鰹にはピッタリですね!
 合鴨と揚げ茄子の餡かけは、合鴨のムネ肉をブロックのままミディアム程度に焼いて、それを薄くスライスしてさらに並べ、小口切りした揚げ茄子をトッピングしてその上から和風の餡をたっぷり掛けたもので、鴨肉の火の通し方が絶妙で揚げ茄子と相性も良く、餡が絡むと油が気にならずにアッサリ食べられる感じが良いですね。
 金目鯛の煮付けは、甘めの味付けは好みの味で美味いのですが、ちょっと時間掛けて煮過ぎでしょうか身がパサ付いてちょっと生臭いようなにおいも僅かにしました。
それでも調理の丁寧さは充分に伝わりました。
 極上芯たん炙りは、ちょっと硬くて牛タン特有の美味さがあまり感じられませんでした。
付け合せの辛子味噌が美味くて、これだけで酒が飲める感じです。
 カサゴの塩焼きは、かなり大振りのカサゴを2枚におろした半身を丁寧に焼き上げていて、こんな半身だけのお頭付きの焼き魚見は初めてみましたが、見た目ちょっと豪華に見えるし、何より味は文句なしに美味かったです。

 結局、日本酒を3杯ほど飲んで満腹になり、土鍋の炊き込みご飯はまた今度ですね、価格は一人6,500円ほどでしたがこの内容なら高くはありませんね。
非常に丁寧な仕事振りで、基本も忠実に手を抜くところも無く、さりとて必要以上に高級になることも無く、そこいらの居酒屋さんとは一線を隔するものがありましたね。
また利用します、ちょっと通うことになるかもしれないな!

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6位

呑蔵 (たまプラーザ / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2015/06訪問 2015/06/12

史上最大の作戦!

 この日はWEST SIDEさんの地元にお邪魔して、高津酒臓さんやお二人の懇意にされている女性レビュアーさん2人と総勢5名での飲み会に参加しました。
0次会のお店までWEST SIDEさんに迎えに来てもらい、こちらのお店まで移動してきましたが、このたまプラーザとゆう土地は高校生の頃以来でしたので全く地の利が利かず、案内されて付いていくばかりばったので正確な場所は良く解りませんが、駅の北口を出て東側辺りの小さな飲食店街のようなところです。
 外観は木造りのちょっと渋い佇まいで、居酒屋とゆうよりはこじんまりとした小料理屋といった感じです。
 店内もそれ程広くは無く、奥の厨房前のカウンターが5席くらいとテーブルが4卓くらい、ちょっと窮屈に並べられています。
入ってすぐの6席テーブルに案内されましたが、席に付くと意外とゆったりしていました。

 1軒目でウォームアップは充分ですのでいきなり地酒からいきましょう、先ずは『浴衣姿』とゆう夏向きのスッキリとした吟醸酒を選ぶと、大きめなワイングラスで提供されます。
各々好みのお酒を選び、改めて乾杯です。
 料理の方はこの店の常連のWEST SIDEさんに基本的にお任せし、後は各自欲しい物を注文とゆう形です。
 先ず出てきたのが徳島産の岩牡蠣で、これは一人一つづつ出てきましたが、この歳まで今まで見てきた岩牡蠣の中でも史上最大級で、形もフランス牡蠣のような綺麗な丸型で、身が大きくて殻からはみ出さんばかりの大型でお茶碗一杯分くらいありそうです。
箸で少しずつ切りながら頂きましたが、海の味が濃く最初は塩っぱく感じるのですが噛んでるうちに牡蠣の旨味がどんどん勝っていきて、これは凄い美味さですねぇ。
このサッパリとした日本酒でも充分美味いですが、もっと味の確りした日本酒に合わせたいです。
 刺身盛り合わせは赤ムツ(のどくろ)、黒ムツ、鰹、メバル、えぼ鯛でどれも非常に質が良く、一般的な鮪や平目、蛸などを使用せず、その日に入った良い物だけで揃えている感じが好感です。
切り分け方もちょっと厚くて大きく、盛り付けもツマなど使わず大葉を何枚か敷いただけの無骨な感じなのですが、ムツは皮を残してちょっと炙って芳ばしさを出したり、見かけと違う繊細な技法も凄く面白く、久し振りに美味い刺身を食べた感じで感動しました。
 胡瓜の梅和えは、梅の酸味が上品でしつこくなく良いです。
 この店のツマミに合わせ、酒を辛口度数+20の『ばくれん』に切り替えましたがやはりこの酒の方が良いですね。
 枝豆は熱々の茹でたてでしたが、私の好みよりちょっと柔らかかったですが、豆自体は上質で大豆の香りがしました。

 この辺りで女性が一人お帰りになりましたが、私の失礼に気を悪くしたのでなければ良いのですが・・・・!

 カシューナッツの素揚げは、ちょっとした箸休めに良いです。
 アンチョビチーズのカリカリ焼きは、これがちょっと不思議な食感で、焼いてあるようですがどうやって作ったか全く想像ができません。
そしてこれが意外と『ばくれん』に合うんですよ!
 厚揚げ納豆は、揚げたてで表面がカリッとしながら絹ごしのふわっとして食感が面白い厚揚げにひき割り納豆が結構大量に乗せてあって好きです。
 鶏もも焼きは、1枚丸ごと確り炙ってちょっと大き目に切り分けてありますが、表面のカリッとした芳ばしさと中のジューシーな感じが凄く上手に焼いてあって塩加減もちょっと薄味ですが、柚子胡椒と合わせると絶妙です。
 もうかなり満腹でしたが、WEST SIDEさんが頼んだ酢橘サワーが美味そうだったので頂いてみましたが、口の中がサッパリとして飲み物の〆には良かったです。
 最後の〆に鶏雑炊を一つもらって4人で分けて食べましたが、この雑炊は肉や野菜等の具が米より多い感じで、満腹でも入りますねぇ、それに生姜のアクセントが良い感じで美味しかったです。

 この店は品出しがちょっと遅い感じはしましたが、料理がどれも上質で美味しいので酒をチビチビやりながらゆっくりやりたいので全くストレスになりませんでした。
流石に今日は常連のWEST SIDEさんがご一緒だったので、ちょっと良い物を用意していてくれたのかもしれませんが、大満足の内容でしたね。
 会計を済ませて外に出るともう23時を過ぎていて女性の方はここでお帰えりになりましたが、いつもの懲りないオヤジ達はすっかり寝静まった街並みを肩を並べてボイストレーニングへと向かうのでした! 

 この日はお陰さまでとても楽しい宴となりました。
当日の作戦を計画頂きましたWEST SIDEさん、またご参加頂きました皆さんに改めて御礼申し上げます。「またやろうぜ~!」

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7位

Dining Riz Ohno (二子新地、高津、二子玉川 / ヨーロッパ料理、イタリアン、ビストロ)

2回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 2.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2020/08訪問 2020/09/11

味もサービスも相変わらずです!

 いつもの後輩の商社マン君が相談があるとゆうので、じゃあ飯でも食いながらとゆう事になり、何食いたいか聞くとイタリアンが良いとのこと。
それなら私の地元で一番美味い、こちらの店に久し振りに行ってみましょう。
東急田園都市線の二子新地駅の周りにはイタリアンレストランっぽい店が5,6軒と何故か沢山あって、それとは別に この店は駅からは大山街道で6,7分歩くのですが、この店の斜め前にもイタリアンが1軒あり、地元では最近イタリアンストリートと呼ばれています。
しかし、この界隈は昔からの住宅地で、そんなにイタリアン好きのお洒落な生活をしているような客層の街では無いんですが、なぜこんなにイタリアンが集中したのか不思議です。
実際、どの店も基本的に空いていて、今日伺ったこの店も一番美味いと思う割に予約などは必要としません。
一体何故こんなことになってしまったんでしょうねぇ。

 この店は我が家の近所なので愚妻も呼んで3人で18時の開店とともに入店ですが勿論一番乗りです。
入ってすぐ左側の4席テーブルに陣取り、早速メニューを物色しますが、グランドメニューの他にその日のお勧めの記された黒板があって、それらを見ながら料理を決めていきます。
 先ずはワインですが、ハウスワインのようにライトボディのものが赤白どちらも1本2,200円の低価格で出されているのは有難いですね。
早速、白ワインを1本注文し、本日のお勧めから黒ムツのカルパッチョ、タコのグリーンサラダ、トリッパのトマト煮込み、グランドメニューからパルマ産生ハムをお願いしました。
 黒ムツのカルパッチョは、白身の薄造りを白磁器に並べ、塩やハーブ、オリーブオイルで味付けしたシンプルなものですが、白身の新鮮な旨味が凄く引き立っていて美味いです。
 タコのグリーンサラダはボイルしたタコの足を削ぎ切りにして生野菜と和えてありますが、ドレッシングの酸味が心地よく、タコの旨味を引き立でます。
 トリッパのトマト煮込みは、牛の胃袋の俗にハチの巣と言われる部位をトマトで柔らかくなるまで煮込んでありますが、このハチの巣が全く臭みがなく、多分何度も煮こぼして下処理に相当手間を掛けているのが解りますねぇ。
 パルマ産生ハムは、カウンターに飾られているでっかい豚モモの原木からその場で削り出されたもので、ちょこっと添えられたイチジクの甘味と生ハムの塩味が絶妙です。
 早々に白ワインを飲み干し、次は赤ワインをボトルでお願いしましたが、この赤ワインも凄いライトボディの飲みやすいもので、これなら魚料理にも合いそうです。
追加で鴨のロースト、4種のチーズとマッシュルームのピザ、蛤とズッキーニのパスタ ジェノベーゼソースを注文しました。
 鴨のローストは胸肉のブロックを丁寧にローストして赤ワインのソースを掛けてあります。
火の通し方が絶妙で、これは赤ワインが進みますねぇ。
 赤ワインのボトルをお替りします。
 4種類のチーズとマッシュルームのピザは、パルミジャーノ、グリエール、スモーク、ゴルゴンゾーラの4種類のチーズベースで生地はクリスピーでもなく、分厚くも無くで食べ易く、トマトソースを使わないのでチーズの味を確り感じられます。
 〆は蛤とズッキーニのパスタ ジェノベーゼソースでしたが、麺は手打ちのモチモチ食感のフィットチーネで、ジェノベーゼの風味が強く蛤の風味は感じられません。
蛤の風味や旨味を活かすなら、クリーム系のソースの方が良いかも知れませんね。
まあ、これはこれで充分美味かったですが!

 3本目のワインも飲み切ってお開きにしましたが、この店は1品の量もそこそこあるので1人5,000円台なら安いですね。
素材が新鮮で、質の良さを活かした優しい味付けで相変わらず美味かったですが、シェフの愛想の悪さも変わらずです。
19時過ぎにはウェイトレスさんがやってくるので、初めての人は19時過ぎに行った方が良いかもしれません。
愛想のなさには慣れましたけど、注文の度に何だか怒られてるような気分になるのは辛いです。
お客さんは敵じゃないんですけどねぇ!
 この日も18時半くらいに愚妻からメールで、「今日はもう疲れたから飯作りたくない!」と着信。
そうですか、じゃあ外に飯食いに行くのも面倒だろうと思いましたが一応聞いてみると「行く!」とゆうので、家から極近所のこちらで待ち合わせをしました。
19時15分くらいに着くと愚妻はもう中で待っていて、疲れて飯作りたくないとゆう割には相変わらず機敏な動きですねぇ。
他のお客さんはおらず貸し切り状態でした。

 早速、ハウスワインの赤をボトルで頼み、お勧めの黒板からヒラマサのカルパッチョ、イサキと大アサリのアクアパッツァを、メニューからルッコラとトマトのサラダ、生ハム、ミラノ風カツレツを頼みました。
 赤ワインで乾杯すると早々にヒラマサのカルパッチョが出されます。
良いですねぇ、こうゆう速くできるものを取り敢えず出してくれればこれでワインをチビチビやりながら待つことも苦にならないんですよ。
このヒラマサも見事に脂がのっていながら新鮮なので生臭さも微塵もなく、柑橘系のビネガーが見事にこのヒラマサの旨味を引き出していて、食べた瞬間に美味さに驚くほどです!
またこのハウスワインも赤ですがライトボディで、こうゆう生魚にも違和感なく飲みやすいです。
 プロシュートはカウンターに飾られた足から削り出したものですが、確り熟成していてワインが進みます。 
 イサキと大アサリのアクアパッツァは、イサキの尾頭付きではなく切り身を表面をカリッとするよう油でソテーしてあって、蒸したアサリやオリーブ、野菜等にのせてあり、ちょっとアクアパッツァとゆう感じとは違いますが、私は寧ろこの方が魚の生臭さを感じさせないので好きですね。
それにこの皿の底に溜まったスープは素材のエキスとオリーブオイルの乳化した味わい深いもので、バケットをもらい染み込ませてすっかり頂きました。
 この辺りで赤ワインのボトルも終わってしまったので次は白のハウスワインをデキャンタ(500ml)でおかわりです。
 ミラノ風カツレツは豚肉を叩いて薄くした物を、衣を付けて少ない油で揚げ焼きにした物で、カリッとした衣の触感と肉の柔らかさ、そして香草やスパイスでの味付けが絶妙で美味いです。
 〆に生うにとフルーツトマトのアーリオオーリオの生パスタを頂きました。
パスタは手打ちのようですが、中華の平打ち麺のようで弾力がありもちもちの触感も良いです。
アーリオオーリオなのに生うにの蕩けるさまがクリームパスタのようで、トマトも甘く味が濃くて凄く合っていますね、美味いです。

 この店は兎に角素材が上質で、その素材を生かした繊細な味付けが絶妙で、文句なしに美味いです。
味だけなら間違いなく溝の口界隈で最高のイタリアンレストランだと思います。
しかも家からも近いしホントならもっと頻繁に通いたいところなのですが、どうもこのオーナーシェフが心を開いてくれないとゆうか取っ付きが悪いんです。
店側とお客とは馴れ合うことなく、ある種の緊張感をもって料理の味で語るとゆうのも解らなくはないのですが、麻布や青山の高級店ではなく折角こんなひなびた街の住宅地とゆうか、我が家の近所にあるんですから、ご近所付き合いの様な関係が築ければ毎月だって行くと想うんですけどねぇ!

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わらってもっとベイビー! 2015年 1月

 この日は愚妻と帰りが同じ時間になり二子新地の駅で待ち合わせ、魚屋で刺身でも買って帰ろうと魚市を覗いて見ましたがほとんど刺身も売り切れで目に付く物も無かったので、仕方なしに飯でも食って帰ろうとゆうことになり久し振りに家の近所のこちらのイタリアンに行ってみました。
 先客は一組だけでそれもご近所の見知った方でしたので、相変わらず空いていますね。


 先ずはハウスワインの白をボトルでもらい、黒板のお勧めから兵庫産牡蠣の香草パン粉焼き、地蛤のクラムチャウダー、水牛のモッツァレラチーズと生ハムのピッザ、フランス産鴨のロースト干柿のジェリービネガー、そしてパスタは定番メニューから白身魚のぺペロンチーノを頼みました。

 先ずはワインで乾杯ですが、このイタリア産の白ワインはスッキリとして癖がなくどんな料理にも合いそうで非常に飲み易い物でした。

 牡蠣の香草パン粉焼きは、中粒の牡蠣が一人前3個で香草と牡蠣の風味の良い香りが物凄く立ち上り、一気に空腹に拍車が掛かるようです。
火の通し方が絶妙で、殻も上に掛けられたパン粉やチーズはカリッと確り火が通っているのですが、牡蠣は言い具合にミデアムな状態です。
牡蠣は生も勿論美味いですが、このくらい火を通すと味が濃縮されて更に旨味が増して・・・これは美味いです。

 ピッザは、チーズと生ハムだけの至極単純なものですが、生ハムの塩味とモッツァレラチーズの旨味が見事にマッチして、確かにこれ以上は何も要りませんね。
水牛のモッツァレラには癖も無く、また生ハムも微妙に熱は入っていますがほぼ生の風味を生かしていて絶妙です。

 クラムチャウダーは、蛤の身だけを取り出しサッと火を通しているだけで、スープと煮込んでいないようなのでスープが生クリームの風味を残していて蛤のエキスが溶けだしておらず、これは蛤の身を食べる為のスープですね。
個人的には生クリームで蛤の身を確り煮込んで蛤の風味を楽しむスープの方が好きですが、素材も良くかなり上質な感じのものでした。

 鴨のローストが来たのでハウスの赤ワインをデキャンタでもらいました。

 鴨のローストはこれも火の通し方が絶妙で、ほぼレアに見える赤身ですが生では無く確り火は通っています。
干柿のソースは自然の甘さでビネガーはほとんど感じない程の優しい味付けでかなり美味いですが、ほんの少し塩味、本当は醤油1滴でかなり締まった味になると思いますが、まあイタリアンですから醤油とゆう訳にはいかんのでしょうなぁ。
それでも充分美味しいもので、ライトボディの赤ワインにも良く合っていました。

 パスタは、アマダイのぺペロンチーノのスパゲティーニかフェデリーニくらいのものでしたが、これも絶妙のアルデンテで塩味も強過ぎず美味かったです。
ただ、このアマダイは淡白過ぎてこのペペロンチーノには合わない感じで、普通にベーコンの方が美味しいと思います。

 
 この店は相変わらずの美味さで、味の評価だけなら界隈のイタリアンばかりか都内の有名店にも引けを取らないと思いますので4.5を付けますが、我々が居る間も他の客は一切来ず相変わらず空いています。
これではシェフがホールまで一人でやるしかないんでしょうが、この料理人の無愛想な接客が客を寄せ付けない感じがしてしまうのは私だけではないと思います。
本来ならば別にホールのスタッフがいれば良いのでしょうが、まあ場所が悪いのもあるとは思いますが、この来客数では人を雇う訳にもいかず、負のスパイラルにはまっていまっているようで残念でなりません。
それにこのシェフも休みの日に近所の寿司屋に来ている時は、良い笑顔を見せてくれるんですけどねぇ!

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いたしかゆし!                              2011年 2月

 大山街道沿いで二子新地と高津のちょうど間くらいにあり、駅からも遠く人通りも少なく、この界隈の客層にもそぐわない感じでいつも比較的すいています。
カウンター5席位と2人掛けテーブル4つと6人位座れる大き目のテーブルひとつだけの小さい店内は、飾り気も無くスッキリとしていますが、ユッタリしていて落ち着いた感じでくつろげます。
 料理はこれが以外といっては失礼かもしれませんが、種類こそ少ないものの素材が良く新鮮で、味付けも深みがあり何を食べても凄く美味しいのに驚かされます。
その日のお奨めみたいな物もあり、黒板に書いてあります。
ワインも種類こそ少ないですが、価格の割には美味しいものが置いてあります。
一応ホールに女性はいるようですが、すいているので調理もホールもシェフが全て一人でやっている時があります。
シェフは、その仕事ぶりからして真面目で良い人そうなんですが、もうちょっと愛想をだしたほうが良いですね、なんといっても客商売ですからね。
せっかく美味しいだけに流行って欲しいのですが、流行ったらたちまちこのクオリティーは維持できそうもありませんね!

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8位

韓食酒家 yooga (高津、溝の口、武蔵溝ノ口 / 韓国料理、居酒屋、焼肉)

6回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2024/01訪問 2024/02/10

ヤンニョムが美味い!

 仕事仲間と打ち合せを終えて、夕飯でも食おうとゆうことになったので、愚妻も呼んで3人で韓国料理でも食おうとこちらの店に18時丁度に伺いました。

 店員さんの案内のままテーブルに着き、先ずは生ビール2つと柚子蜜サワーをお願いし、メニューを物色して白菜キムチナムル盛り合わせ春菊チョレギサラダニラチヂミケジャンチャプチェ、それに愚妻の好きな参鶏湯を頼みましたまだ準備が出来ていないとのことで 代わりにズンドゥブチゲを注文しました。
 白菜キムチは酸味が強く乳酸菌発酵が進んでいますねぇ、それに甘みを感じた後に漸く辛さが来ますが、これがなかなか美味いです。
 ナムル盛り合わせは、ワラビ、人参、豆もやし、小松菜、大根で旨味を効かせていて、箸休め的にも良いモノです。
 春菊チョレギサラダは胡麻油と塩で味付けしてあり、旨味もあって春菊の風味もして美味いサラダです。
 この店ではいつも青唐チヂミを頼むことが多いのですが、今日はこの仕事仲間が余り辛いのが強くないかと気を使ってニラチヂミにしました。
結構厚めに揚げ焼きにしていて、表面がサクッとした食感で香ばしさもあり、中はもちっとしてますがニラが効いていて美味いですねぇ。
 ケジャンもこの店では良く頼む逸品です、とゆうか今日はこいつを食べるためにこの店に来ました。
生の新鮮な渡り蟹が 確りヤンニョムに漬けられていて、それにこのヤンニョムが旨味が濃い上に適度な辛さや甘さが凄い美味くて絶対癖になります。
ちょっと手が汚れますが、以前は無かったビニールの手袋を付けてくれるようになりました。
まあどっちにしても あっちこっち汚れちゃいますけど、気にしてはいけません!
 チャプチェは春雨の甘旨炒めですが、このプルコギの様な ちょっと濃い目の甘旨感が良いんですよね。
 ズンドゥブチゲは海鮮か豚肉かを選べるようになり、海鮮でお願いしました。
ちょっとヤンニョムの辛味が効いていて、帆立や海老、イカ等の魚介の旨味が豆腐に浸み込み美味いです。

 ここの料理は丁寧に作られていて、何を食べても相変わらず美味いです。
飲み物は各自好きに頼みましたが、私は柚子蜜サワー2杯、梅干しサワー、ちんぐ(麦焼酎)のロックを2杯ほど頂きました。
価格は1人4,000円くらいなのでCPは悪くないです。
 この日はホールに若いお姉さん達が3人ほどで廻してましたが、丁寧で初々しくて良かったですが、いつまでたっても日本語の上手くならない いつもの韓国のおばさんが居ませんでしたが如何したんだろう。
偶々休みなら良いけど 居なくなったら寂しいですねぇ、ちょっと心配です!
 この日はゴルフから帰ってきて、溝の口在住の下請けメーカーの部長さんと 早速飲みに行きます。
自宅から歩いて高津駅近くのこちらの店に19時前に入店です。
金曜日とゆうのもあるのかも知れませんがほぼ満席の盛況振りで、唯一空いていたテーブル席に案内されました。

 メニューを物色すると、牛カルビサンパ1,500円とゆう今まで見たことのなかった料理があったので2人前でお願いしました。
それにいつも頼む白菜キムチナムル(ワラビ、人参、小松菜、豆もやし、大根)の盛り合わせ、それに今日のお勧めの茄子のナムル、チヂミは下請けメーカーの部長さんが辛いのが苦手とゆうので いつもの青唐辛子のチヂミではなくニラチヂミにしました。

 牛カルビサンパは、牛バラ肉の薄切りとニンニクのスライスを甘めの醤油ダレで焼いたモノを、サンジャンとゆう味噌を添えて、サニーレタスやエゴマの葉に包んで食べます。
甘口のタレが牛肉の脂の甘さを際立たせており、ニンニクが良いアクセントになっていて美味いですが、タレもサンジャンも結構濃い目な味付けなのでサニーレタスやエゴマの葉で包むことでサッパリと食べられるのが良いですね。
味的にはプルコギにもちょっと似てますが、あんなにゴテゴテしてなくて、2人前で結構ボリュームもあり、牛肉を食うとゆう欲求を充分満たしてくれます。
 茄子のナムルは茄子を縦に切り分け、鶏か何かの出汁で炊いて摺り胡麻を塗して冷やしてあります。
僅かな塩味と出汁の味が茄子に含まれ、優しい味で美味いです。
 ニラチヂミは美味しいのですが、ちょっといつもより薄い感じで、焼き方もいつもの様なたっぷりな油で揚げ焼きにしているような感じは見られず、周りのサクサク感が少ないです。
まあ健康にはこの方が良いんでしょうがねぇ。

 飲み物は梅干サワーを2杯飲んで緑茶ハイに切り替え、延々お替りを繰り返しました。
 2時間ほどで料理も全部たいらげ、結構 満腹になり〆ましたが2人で10,000円ちょいでした。
カードで支払おうとすると 支払いは今時 現金のみで、なけなしの壱万円札で支払いましたが、現金を持ち歩かない人は要注意 です。
 店は相変わらず混んでいて回転も良く、常に満席な感じで凄く流行っていました。
この後行ったカラオケスナックも支払いが現金オンリーのため、やむなく借金して帰る羽目になりました。
うーん、これでまだ金返しに近日中に、心ならずも行かねばならなくなってしまった!
 この店は、東急田園都市線の高津駅から極近に在り、自宅から歩いても7分程で、美味い韓国料理を食わせるのでちょくちょく利用していますが、コロナによる緊急事態宣言明け以来、漸く訪れることが出来ました。
今回は仕事関係の仲間と3人で打ち合わせがてらの利用で、17時30分の開店と同時に入店です。
 久し振りの来店でしたが、入口には除菌用アルコールと体温測定器、更にテーブルごとに天井から透明のビニールシートを吊るして半個室のようにセパレートしていて、かなり積極的にコロナ対策を行っているようです。

 4席テーブル席に案内され、先ずは飲み物を各自頼みます。
私は最初の1杯目は柚子蜜サワーからにしました。
飲み物が来るまでにメニューを物色しますが、今日はサムギョプサルをメインにケジャン、それにチジミ辺りを合わせましょう。
店員さんの勧めで牛蒡のキムチ、それに前菜代わりのナムルの盛り合わせ、サムギョプサルは量が多いので3人で2人前、チジミは青唐辛子のチジミにしてみました。

 ナムル盛り合わせはワラビ、人参、大根、豆もやし、小松菜で、薄味ですが出汁が効いた良い味を出しています。
 サムギョプサルは本来ならコンロの上に鉄板を斜めにセットして、豚の三枚肉のスライスやニンニク、ネギ、白菜キムチ等と焼きながら、お好みで胡麻胡坐や特製味噌を付け、えごまの葉やサニーレタスで巻いて頂きます。
弱火で時間をかけてじっくり焼くことで、豚バラから余計な脂が抜け、斜めに置いた鉄板によって脂は下に流されるようになっているのですが、ただ今回は コロナ対策の為かテーブル上のコンロは置かれず、豚の3枚肉のスライスやニンニク、ネギを時間をかけてじっくり焼いたものを皿に並べて出してきました。
薬味や胡麻油、味噌等は各自小皿に用意されて出されます。
うーん、しかし折角のサムギョプサルが これじゃあ雰囲気もへったくれも無いですねぇ。
まあ味は悪くないんですけど、やっぱり かなり残念ではありますねぇ、ご時世ですから仕方ないんですかね。
 飲み物は各自お替りしますが、私は2杯目からは中々(麦焼酎)をロックでお願いしました。
 ここのケジャンはホントに絶品で、このキムチのような唐辛子の味付けが渡り蟹の生肉の甘さを見事に引き出していてホントに美味いです。
それに今回、ビニールの手袋が人数分付いてきました。
これもコロナ対策の一環なのかもしれませんが、手が汚れるのを気にする人には良いですね。
 青唐辛子のチジミは、分厚く焼いたチジミに細かく刻んだ青唐辛子が入っていて、これが凄く爽やかな辛さで良いんですよねぇ。
ただ、いつものチジミは多めの油で揚げ焼きになっているのですが、今日のは余り表面のサクッと感が無く油が少ない感じでした。

 3時間ほどゆっくりやらせてもらいましたが、今回はいつもよりちょっと安く1人4,000円を僅かに切ったのは、やはり酒量の問題ですね。
今日のメンバーは人並みには飲むんですが、いつものような馬鹿みたいには飲まなかったですからね。
 今回、コロナの緊急事態宣言もあって久々の訪問でしたが、コロナ対策に色々と縛られる部分もあるようで、店としても試行錯誤で辛いところのようですね。
以前のように同じ皿の料理を気兼ねなく皆で摘まんで盛り上がるって訳にはどうしても抵抗も有るんでしょうからねぇ。
困った時代になったものです!
 この日はいつもの外資の営業君と下請けメーカーの担当君、それに愚妻を伴いゴルフでしたが、態々館山くんだりまで行きましたが残念ながら気候も内容もお寒いゴルフで、ガッカリしながらの帰宅でした。
帰ってきたのが17時過ぎで、それからいつもの如く皆で反省会と称して繰り出しました。
久し振りにこちらで鍋でも食おうと階段を下りていくとまだ開店していません。
この店は最近はすっかり人気店で、ここのところ飛び込みで3回ほど連続で満席だったり貸し切りだったりで入れなかったので、もはや縁が無いのかと諦めかけていると、店員さんが出てきて「17時30分からですけど、中で待っててください。」と迎え入れてくれました。

 ちょっと広めの4席テーブルに案内され、取りあえずメニューを見ていると、「時間が掛かるものもあるので先に注文取っておきましょうか。」と言われ、先ずは生ビール3つと柚子みつサワー、それから鍋ものと思っていましたが愚妻が参鶏湯を食ったことがないとゆうので鍋の代わりに参鶏湯を頼むと、「量が多いので他にも色々頼むならハーフサイズで充分ですよ。」と言われハーフで頼みました。
他には、韓国海苔、キムチ3種盛り合わせ、ナムル5種盛り合わせ、ニラチジミ、鴨の旬彩添え、チャプチェをお願いし、しばらく待つつもりでいましたが飲み物はすぐに出してくれました。
こうゆう融通の利かせ方が有難いですねぇ、取りあえず乾杯してチビチビ飲みながら待つのは苦になりませんからねぇ!

 待つこと10分くらいでしょうか、案外早く料理が出てきました。
 いつものように韓国海苔や キムチ盛り合わせ(白菜キムチ、オイキムチ、カクテキ)、ナムルの盛り合わせ(豆もやし、ほうれん草、細切り人参、ワラビ、細切り大根)、ニラチジミをつまんで本格的な飲みの体制に入ります。
 2杯目からは愚妻が緑茶割り、あとは3人で黒霧島をボトルでもらい、氷、水、炭酸水を頼みます。
 チャプチェはちょっと甘めのプルコギのような味付けで、春雨に確り味が染みてやっぱり美味い訳です。
 鴨の旬菜添えは、ちょっと厚めにスライスした鴨の胸肉を甘めのタレで焼いて野菜を薬味の様に添えて頂きますが、鴨肉が思ったより柔らかく鴨の脂が美味いです。
 メニューに載っていなかった菜の花のナムルをサービスで出してくれて、これも僅かな苦さがナムルの旨味と相まって美味いです。
 そしていよいよやってきた参鶏湯ですが、濃厚な鶏出汁の白湯に朝鮮人参や棗、クコ等滋養に良さそうな素材と糯米がジックリ煮込まれて、鶏肉ももうホロホロで、これが凄い優しい旨味でホントに美味いです。
アッとゆうまに完食で、全員がハーフじゃなくてデカいのを頼めば良かったと後悔したほどです。
 そして更に黒霧島のボトルをお替りし、愚妻は何故か一人マイペースで緑茶割りをお替りしています。
 〆に海鮮ズンブブチゲを2人前頼みましたが、ここまでも結構食ってきましたが、更に〆に鍋ってどうなんだろう。
外資の営業君があまり辛いのが得意でないので、辛さは普通に(控え目)にしてもらいましたが、海鮮の出汁が利いたちょっとだけ辛めの出汁が豆腐に合って、これも美味いです。
まあ個人的な好みを言えば、もっとガツンと辛くしてくれると良いんですけど、我儘はいけませんね。

 結局3人で黒霧島のボトル2本飲み切って、その間愚妻は緑茶割りをお替りし続けてましたが、なんとか反省会は無事終了し(どれだけ反省したかは不明ですが)、これだけ飲み食いしても一人4,500円くらいですから相変わらず安いですねぇ。
やはり帰り際には待っている人がいたようですので、予約が必要ですね。
「次回はサムゲタンのデカい奴を一人1個づつだぁ~!」とスッカリ出来上がった面々は叫びながら、またいつものカラオケスナックに吸い込まれていくのでした。
そしてホントの反省は、翌日の朝の酷い二日酔いで完結することになる訳です!
 この日は下請けメーカーの営業君とゴルフでしたが、帰ってきてから溝の口界隈で飯でも食おうとゆうことになり、折角なので帰りの車から携帯で溝の口在住の原料商社の営業君と、いつもの外資の営業君を誘うと、休日だとゆうのに二つ返事で参加することになりました。
それで17時に高津駅前のこちらの店に集合することになりました。
 
 17時開店とともに入店しましたが、勿論一番乗りでテーブルを二つくっつけてもらい広々と使わせてくれました。
 先ずは下請けメーカーの営業君と原料商社の営業君と愚妻が生ビール、自分が梅干しサワーを頼みメニューを物色します。
 乾杯して、早々にいつも必ず頼むキムチの盛り合わせとナムルの盛り合わせ、それにケジャン、ニラチジミ、メインがサムギョプサル2人前、あと愚妻がどうしても食べたいと海鮮ズンドゥブチゲ(小)をお願いしました。
 ここのチジミは分厚くて、たぶん多めの油で揚げ焼きにしてるのでしょう、この分厚いチジミがサクサクの食感でしかも香ばしく焼かれていて凄く美味いです。
 ケジャンは生のワタリガニの殻を取り半分にちぎって、唐辛子ベースの真っ赤なタレに漬け込んだものですが、辛さは元より色んな香味野菜の味や、それにアミノ酸系の深みがあり、しかも蟹の身のほのかな甘さが絶妙で、その複雑で絶妙な味わいは今までどこで食べたケジャンより美味いです。
 遅れてきた外資の営業君も参戦し、先ずは生ビールで改めて乾杯し、その後は黒霧島をボトルで頼みほとんどロックのような濃さの水割りにチェンジです。
 愚妻は海鮮ズンドゥブチゲを少しずつ皆に分けると、後は石鍋を抱えるように日本酒の熱燗を飲み始めます。
具は豆腐の他に海老やイカの輪切り、春雨等で、やはりスープに辛さだけでは無い魚介の深みと旨味がでていて美味いですが、うーん、このチゲが日本酒に合うとはどうしても思えませんが、まあいいでしょう。
 サムギョプサルは凹凸のある鉄板をコンロの上に斜めにセットして、キノコや茄子等の野菜、白菜キムチとともに豚のバラ肉の切り身を弱火でじっくり焼いてサニーレタスやエゴマの葉に包んで食べますが、その他にも胡麻油に浸したネギや味噌等、また別途頼んでいたキムチやナムル等何でも一緒に巻いて食べるので色んな味が作れて面白いです。
斜めにした鉄板で焼くのは、豚のバラ肉の余計な油を流して取るためで、お陰で余り脂ぎったしつこさはありません。
ただ、弱火で長時間焼くのでどうしても肉が固くなりがちで、些か残念なところです。
今回は2人前だけ頼みましたが、5人で充分な量で皆なかなり満腹になりました。

 途中、黒霧島のボトルをお替わりし、2本全部飲みきって3時間ちょっとで終了しましたが、いつの間にか店内は満席です。
これだけ飲み食いして1人4,000円しないのですから安いものです。
この店は1品の量が多いので、この日のように人数が揃えば色んな種類の料理を食べられるうえに必然的に安くなりますね。
 いやー美味かったです、さて腹ごなしに近所のオカマスナックにボイストレーニングにでも行きますか!
 この日はいつもの原料メーカー担当者君の運転で静岡出張でしたが、最後の得意先を出たのが17時過ぎで新東名の藤枝金谷ICから19時には家に到着とゆう驚異の頑張りで、慰労を兼ねて近所で飯を食うことにしました。
この原料メーカー担当者君は結構グルメなので、ちょっと変わった美味い店に連れていくと喜んでくれるので、こちらの韓国料理の店に来てみました。
 この店は昨年11月に初めて訪れ、餃子チゲを食いましたが意外と美味しく、冬の間に数回チゲを食いに通ってますが、流石にもうチゲとゆう季節でもないので、気になっていながら食べることのできないままになっていたサムギョプサルを食ってみましょう。

 店に入るとテーブルはすべて満席らしく、カウンターしか空いていないとのことで二人でカウンター席に陣取りました。
一応メニューを見て、いつものキムチ盛り合わせ、ナムル盛り合わせ、チジミ(ニラ)を頼み、メインのサムギョプサルをお願いし、飲み物は原料メーカー担当者君がハイボール、私は梅干しサワーにしてみました。
 キムチやナムル、チジミをつまみながら飲み物を数回お替りし、その間カウンターの隅の方でカセットコンロの上に凹凸の付いた鉄板をセットし、その上で豚の三枚肉を1cm強の厚めにスライスして弱火でじっくり焼いていきます。
鉄板はちょっと斜めになるようにセットされ、肉を焼く際に出るラードは鉄板の上を流れて下の皿で受けて余分な脂を落としてくれます。
弱火なので時間は掛かりますが、ある程度焼けたら一口大にカットし表面がカリッとするくらいまで更に焼いていきます。
その際、葱、玉葱、キノコ、白菜キムチ等も鉄板に乗せ一緒に焼いていきます。
焼きあがるととろ火で保温にしながらコンロごと目の前に持ってきてくれて、肉や一緒に焼いた野菜やキムチ、それに特性味噌を付けたりしながらエゴマの葉やサニーレタスに包んで頂きます。
肉は確り焼かれていて寧ろ焼き過ぎなのでちょっと硬さはありますが、香ばしさも加わり美味いです。
それを自由に色んなものを一緒に巻いて食べますが、ナムルの盛り合わせの残りなんかも結構合いますね。
エゴマの葉もなかなか癖がありますが、バラ肉の脂感がスッキリして結構な量を食えてしまう感じですが流石に量が多く、かなり満腹になりました。

 グルメの原料メーカー担当君も気に入ってくれたようで良かったです。
 冬の鍋も良いですが、夏場でもそれなりに楽しめることが解りました。
ここの料理は、韓国料理なので味は濃い目なのですが、相変わらず素材が良く上品な感じに仕上がっています。
一品の量が多いのでなるべく大勢で来ることをお勧めしますが、どうやら結構人気が出てきたようで、この日は入口の見えるカウンター席でしたが我々がいた2時間程の間に、5組くらいのお客さんを満席でお断りしていました。
面倒くさいけど今後は予約が無難かも知れませんねぇ!

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ちょっと考えを改めさせられました! 2015年11月

 この日も愚妻から、「娘が今日は飲みに行くので帰ってこないし、飯作るの面倒だから飯食って帰ろう。」とのメールを受信。
さて如何したものかと考えを巡らし、寒いので鍋が良いと思い、そういえば高津駅前のマックの隣の地下に韓国料理の店ができてたのを思いだし、チゲでも食おうと高津駅で待ち合わせです。
 この店は以前、『いわし屋』とゆう鰯と薩摩黒豚の料理を出していた店が、昨年くらいに韓国料理の店に変わっていたのは気付いていましたが、こうゆう焼き肉屋じゃない韓国料理の店って意外と珍しいのですが過去の経験から言ってハズレの店が多く、またキムチ系の辛い料理と酒の合わせ方が難しくちょっと敬遠してました。
 階段を下って店に入ると、以前の『いわし屋』をほとんど居抜きで使っているようで、すぐにカウンターがあり、右手に個室っぽくセパレートされたテーブル席があり更に奥はちょっとした宴会が出来そうな大き目の部屋もあるようです。
 カウンターに大量の柚子が置いてあり、こんなに大量の柚子を何に使うんだろうと思いながら、手前側のテーブル席に案内されました。

 先ずビールと緑茶ハイを頼み、飲み物が来るまでメニューを物色します。
 先ずは基本のキムチの盛り合わせとナムルの盛り合わせを頼み、鍋も何種類かありましたが初めてだったので定番の餃子キムチチゲをお願いしました。
鍋は2人前からとゆうことで2人前頼み、それと海鮮チジミを頼み、更にサムギョプサルを頼むと韓国系と思しき女性店員さんがたどたどしい日本語で「量が多いから絶対食べられない。」っとゆうのでサムギョプサルは量を見て後で注文することにしました。

 乾杯してチビチビやっていると、キムチ盛り合わせとナムル盛り合わせがやってきました。
キムチは白菜、胡瓜、大根でしたが、結構辛めの味付けながらなかなか美味いキムチです。
新し目なのかあまり酸味は出ていなくて、辛さの中にほんのり甘さを感じ、かなり複雑な味わいでお茶割がすすみます。
 ナムルはわらび、豆もやし、小松菜、大根でしたが、大根は正月に食べるなますの様な酢で漬けた物で、他の物は特有の動物系の旨味と強い胡麻油の芳ばしさで良いですねぇ、かなり美味しいナムルだと思います。
 そうこうしていると緑茶割りも終わりお替りを頼もうとすると、柚子搾りサワーとゆうのを期間限定でやっているとゆうのでそれをお願いしてみました。
この柚子搾りサワーは柚子の味と香りが際立っていてサッパリとした飲み口がキムチ系の辛い味とかなり良く合っていて、これは良いです。
 海鮮チジミは結構分厚くてかなりボリュームがありましたが、イカやエビの他にニラや特に玉葱の甘みが凄く合っていて、しかも揚げ焼きの様に底面がパリパリの食感で、しかもそんなに油ぎった感じも無く、今まで食べてきたチジミの中で一番美味かったです。
 鍋がでてくるのにちょっと時間が掛かり待たされましたが、その間胡麻油の効いた韓国海苔をサービスで出してくれました。
 そしてでてきた餃子キムチチゲは2人前とはいえかなりのボリュームで、これはもうサムギョプサルはもう諦めですね。
このチゲが唐辛子の赤い色が食欲をそそるのですが、スープが辛いのに干し海老や動物系の出汁が凄く美味くて、しかも具材の玉葱や蕪が絶妙の甘さを付与していて、その上意外と上品な味なのは素材の質の良さでしょうか、かなり美味かったです。
具材の餃子は面白い形ですが味はこのスープに合っていて最高です。
あらかた食い終わったあたりで、〆に麺かご飯を入れられるとゆうのでご飯と玉子で雑炊にしてもらいましたが、やっぱりこれもかなり美味くて満腹だったにもかかわらずあらかた食い尽しました。
いやー、こんなに韓国料理が美味しいと思ったのは初めてで、ちょっと感動的でした。

 この手の味の濃いめの料理は、素材の良さにあまりこだわらない印象でしたが、ここの韓国料理は素材の良さを感じられました。
それにこうゆう味付けの料理にはなかなか酒を合わせずらいと思っていましたが、この柚子搾りサワーは良かったですねぇ。
今回はサムギョプサルもサムゲタンもケジャンも食べてないので是非また近いうちに、期間限定の柚子搾りサワーのあるうちにまた寄りたいですが、やはり量が多いので4人くらいで行かないと如何にもなりませんねぇ!

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9位

紅花別館 (日本橋、三越前、東京 / 鉄板焼き、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2016/08訪問 2016/08/09

おっととっと夏だね!

 この日は10時半から日本橋の取引先との打ち合わせ、その後一緒に昼飯をってことになり、担当者君と共に事務所を出ると眼鏡もくもらんばかりの高温多湿振り!
連日のにわか雨はスコールの如しで、地球規模の温暖化による気候変動は、もはやこの国の気候を熱帯雨林気候へと変貌させたかの様な猛暑です。
そうなると当然(何が当然なのかは不明だが)カレーライスってことになるのは必定で、ほぼ1年振りにココットカレーを食いに行きました。

 11時半過ぎでしたが店の前には既に行列が出来ていて最後尾に並び待ちますが、ビルの谷間の日陰とはいえ蒸し風呂のような暑さに既に噴き出し始めた汗を拭いながら、やはりこんな暑い日はみんなカレーを食いたいんだなと己の指向が間違っていないことを、朦朧としはじめた意識で再認識します。(私は間違っていない、私は正しい!)
15分程待って漸く入店し、冷房の効いた店の奥の鉄板焼きのテーブル席に案内されます。

 座るより前にチキンカレーを2つオーダーし、出された水を一気に飲み干し人心地つきます。
すぐに冷水の入ったボトルとサラダとライスが出され、大きな鉄板の中央付近に並べられたココットのひとつがが目の前に移動されてきます。
早速、壺の蓋を取り、ライスの真ん中にドーナツの様に穴をあけたところにお玉で壺からカレーをすくってかけていきます。
忽ち立ち上るスパイスの香りが鼻孔を刺激し噎せ返るような刺激が溜まりませんねぇ。
 そのときこのカレーを初めて食べる取引先担当者君の「おっととっと!」の声に振り向くと、このカレーが思ったより粘性のないことを知らずにズボンのやばい部分に僅かにこぼしてしまったようで、慌てておしぼりで拭いています。
暫く格闘していたようですが、カレーの香りに誘われ諦めて食い始めたようです。
そうなるとこのカレーには、意識ごと奪い取るような魔法の力があるようで、折角一緒に飯食いに来てるにもかかわらず、一切の会話もなしに一心不乱に食べまくります。
 味の細かい内容は昨年のレビューを読んで頂ければ解ると思いますが、久しぶりのココットカレーは相変わらずの美味しさで、気のせいでしょうか今回はちょっとクリーミーな味も感じられました。
一気に食べきると、吹き出す汗拭いもせずに椅子にもたれて暫し放心状態です。

 このカレーには、滴る汗やズボンのシミなどの細かいことや、それに仕事上のクレームや嫌なことなどのストレスまで、一時全てを忘れさせる魔力のようなものまで感じられるようで、1,620円と決して安いとは言えないこのカレーを求めて11時過ぎから界隈のサラリーマンが大挙して押し寄せる理由が分かる気がしますね。
 会計を済ませて外に出ると、これでもかと容赦ない日差しに襲われますが、「ふっ、夏だね!」っと余裕で受け入れられる心地よさを感じるのは私だけでしょうか!

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みなさ~ん、やっぱりこの店は2階で洋食を食うのがお奨めですよ~!              2015月 7月

 連日の猛暑で外に出るたび大汗をかいていますが、気が付けばここのところ昼は殆んど毎日カレーライスばっか食ってます。
どうせ汗だくなので、もはや汗かきたくないとかそんな理由も通用せず、心置きなくカレー食って更に汗かいて冷たい水でたっぷり水分補給すると、発汗作用の気化熱で返って涼しく感じられるような気がします。
 この日も、日本橋室町にある得意先で午前中商談があり、終わったのがまだ11時30分くらいだったので次の東京駅界隈の客先の商談までの間に早めに飯食っておこうと考え、こちらの店に訪れましたが狙いは勿論ココットカレーです。
この店は鉄板焼きでは何度か利用していますが、実は洋食と特に壷のまま提供されるココットカレー1,620円が評判の店でもあり、ランチタイムには界隈のサラリーマンやOLで凄い賑わいをみせます。
こちらでカレーを食べるのは初めてで、漸く評判のココットカレーを頂けるとゆう期待感が否が応でも高まりますねぇ。

 入り口で洋食かカレーかを聞かれ、洋食の人は2階へ、カレーの希望者は1階へ通されます。
1階は夜はこの店の表の顔である鉄板焼き用のテーブル席で、大きな鉄板をコの字に囲むようにカウンターテーブルになっていて、鉄板には低温に火がつけてあってカレーの入ったココット(壷)が鉄板の上に綺麗に並べてあります。
 席につくと、既にグラスに水が注がれ、小皿には大きなラッキョウが2粒盛り付けられて置いてあります。
壷を目の前の鉄板上に移して蓋を取ってくれ、福神漬けのポットとサラダとライスが出されます。
 サラダはレタス主体で瑞々しく新鮮で、オーソドックスなフレンチドレッシングも美味いです。
 そしてカレーですが、見た目凄いシャバシャバで殆んど粘度が無いようだったのでライスの中央に大きく丸く穴を開け、そこに小さなオタマでカレーを注いでいきます。
カレーは見事にご飯の米と米の間をすり抜け、ライスの上には鶏肉や揚げて後から入れられた小振りの皮付きのジャガイモ、サッと煮込まれた玉葱等が顔を出します。
それを良くかき混ぜながら頂きますが、これが凄いスパイスが効いていて衝撃的美味さです。
鮮烈な辛さと鼻に抜けるような香り立ちの良さ、鶏出汁の旨味の強さと酸味や甘味等複雑な味の絡み合い、その癖 嫌な雑味も無く素晴らしくインパクトありながら、見事にバランスも良く、ちょっとデリーのカシミールにも似た感じですが全ての点でこのカレーの方が上回っている印象です。
カレーの量も多めで、ライスを大盛にしてもらわないとカレーが余るくらいの感じです。
 私にとってムルギーを除けば、最も美味いと思えるカレーですね、いやーこんなことならもっと早くに食っとけば良かったです。

 この店はご存知鉄板焼きの顔や洋食屋、そしてこのカレー屋と色んな顔を持っており、どの顔を見るかで評価するのが凄く難しいです。
しかし今回初めてこのココットカレーを食べてみて、カレーとしての味の評価なら4.5を付けたいと思いました。
確かにランチのカレーライスが1,620円とゆうのは高いと感じるかも知れませんが、界隈のサラリーマンやOLで行列が出来るさまを見れば、納得頂けると思います。
今回はちょっと早めに入れたので並ばずに済みましたが、12時過ぎるとかなり込み合いますので覚悟が必要ですね。
皆なが2階で洋食を食べてくれれば、1階は少し空いて待たずにこのカレーにありつけるかも知れませんねぇ!

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みなさ~ん、この店の昼はカレーライスがお勧めですよ~!           2014年4月

 この日は愚妻が朝一から胃の再検診で胃カメラの検査があり、10時頃終わったらしくハイテンションで電話してきて「お腹空いたから昼ご飯たべよう!」とのこと。
どうやら検査結果も問題なかったらしく、とゆうか問題ないとは思っていたけど、本人は健康診断で胃にポリープが在るかも知れないので胃カメラによる再検診を受けるよう言われてから、胃癌では無いかとの不安でここのところそのストレスから神経性胃炎をおこし胃が痛い日が続いいました。
 こちらは13時から得意先で商談があるので、その近所とゆうことで日本橋駅で11時半に待ち合わせ、何食いたいか聞くと昼から「鉄板焼き」とのことで、それなら確か近所にこの店があったなと思い出し久し振りに行ってみました。
道すがら、胃の痛いのは如何したか聞くと、愚妻は「胃カメラで問題なしと言われた途端にスッカリ治った!」とゲンキンなことを悪びれもせずに、しかも安心感からのハイテンションで語ります。
普段の傲慢な態度とは裏腹に、どうやらこいつは相当ビビッていたようです。

 場所は中央通りと永代通りの交差点から、中央通りを日本橋方面に1ブロックで左の路地に入って50mくらいです。
間口は狭く、入り口も小さいので小さい店かと思いますが、奥行きが結構あり、1階は鉄板焼きの鉄板を囲うテーブル席が多数と、2階は普通のテーブル席があり、結構箱は大きい店です。
 入り口で、カレーか洋食か希望を聞かれますが、鉄板焼きが食いたい旨伝えると、「お待ちください!」と言い残し店員さんが急にアタフタと店の奥に走っていってしまいます。
その間、レジ待ちのお客さんや入ってきたばっかりのお客さん達も皆な置き去りです。
どうやら昼の時間は、ココットカレーと言う壷入りのカレーが有名らしく、90%のお客さんがカレーライスを食べに来ているようで、昼から鉄板焼きを食べに来るお客はかなり少ないらしく、店側も対応に大わらわとゆう感じです。

 暫らく待って漸く鉄板焼きのテーブルに通され席に着きます。
すぐにて店員さんがメニューをもってきて、飲物を如何するか聞いてきましたが、流石に昼だし、しかもこの後商談だし、愚妻も胃カメラの跡で今日はお酒禁止とのことで、お水をもらいました。
 メニューを見るとランチタイムだけにかなり安い設定の物が何コースもあり、その中でもミックスランチとゆう牛肉も魚も食べられるコースが2,160円 と格安だったのでそれにしてみました。
 昼の忙しい時間だとゆうのに大きな鉄板を囲むテーブルを2人で貸切で、これだけでも贅沢な気分になります。
7~8分ほどでシェフが素材を乗せたワゴンを押してきて、軽い挨拶の後さっそく海老から焼き始めます。
鉄板に押しつけられて焦げる海老の芳ばしい香りと姿を見ていたらもう辛抱堪らなくなり、ビールを1本頂いてしまいました。
海老は中型のブラックタイガーでしょうか、頭も殻も剥かれて開いてあり、確り焼かれた香ばしさがビールにピッタリです。
鉄板にこびり付いたパリパリの焦げの部分もヘラでこすげとって皿に盛ってくれましたが、これが絶品でした。
 イカのつみれ状のものと、更にサーモンが焼かれます。
どれもこれも値段の割には新鮮な感じで臭みも無く美味しい物でした。
 ニンニクのスライスを焼くところからはじまる牛肉はオージーでしょうか、赤身のはじめからカットされたものでしたが、思いのほか臭みも無く柔らかくて赤身の旨味を感じることのできるステーキです。
 これにサラダ、ご飯、味噌汁、漬物が付いていて、ボリューム的にも満足いく内容でした。

 この店は昼はほとんどカレーを食べにくるお客さんばかりですが、カレーでも1,620円するので、あと500円くらい出せば食べられるこの鉄板焼きはかなりお得な感じですね。
確かに素材は高級とゆう訳ではありませんが、それでも昼からシェフと大きな鉄板も一人占めしてゆっくり味わう鉄板焼きは、この贅沢感がたまらない満足感を与えてくれますね、愚妻も満足したらしくご満悦で帰って行きました。やれやれ。
 偶にはこうゆうランチも良いですねぇ、でも皆がこれをやったらこの店の昼は確実に回らなくなるでしょうねぇ!

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10位

ムルギー (神泉、渋谷 / カレー、インドカレー)

2回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/07訪問 2018/04/27

お節も良いけど①!

 今年も新年明けての取引先への挨拶回りの途中で昼飯に立ち寄りました。
っとゆうのはちょっと嘘がありますね。
実際はこの店でカレーライスを食うために、態々昼の時間が渋谷になるように挨拶回りのスケジュールを調整しているのです。
 この日も玉子入りムルギー大辛でしたが、いつものようにそそり立つライスのジャイアンツがヒマラヤの8000m級の連山を彷彿とさせ心が躍ります。
山裾からライスを少しづつスプーンで崩しながらカレーと混ぜて食べますが、相変わらずスパイスの感じが良く、味は濃くないのですが旨味も強く、僅かな焦げ味と酸味が混然となって、このカレーの独特で複雑な美味しさを演出しています。
確かに私がまだ10代の頃の味と比べると、以前はもっと雑味が強く、有無を言わせぬ迫力のようなものがありました。
今は雑味や焦げ味が弱くなり、その分迫力も無くなりはしましたが、それでも丁寧に作られバランスの良さや旨さを以前より感じるようになったのは、完成度が上がったとゆうか、円熟味が増したようで相変わらずの美味さです。
 お節に飽きた舌には、このカレーの刺激が正月休みでだらけた精神に活を入れてくれるようで、社会復帰への第一歩を踏み出した高揚感を盛り上げてくれるようです。

 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します!

 この日は朝から30度に達するような猛暑日で、それなのに13時から渋谷の桜ヶ丘にあるメーカーで商談があるのです。
つまり昼飯を渋谷で食うことになるのですが、たぶん昼時には35度にも達しようかとゆう猛暑の中で食べたいのは、やはりカレーですね。
それもムルギーです、ムルギーしか考えられません。
しかし、この暑さの中を道玄坂を登ってカレー食ったりしたら、その後桜ヶ丘まで歩いて果たして仕事になるのだろうか、いやたどり着けるかどうかさえ疑わしいですね。
21世紀のこの世の中で、行き倒れなんて洒落にもなりませんからねぇ、などと考えているとふと良い考えが頭をよぎります。
待てよ、登るからしんどいけど、道玄坂上から降るならいけそうだな、それに渋谷行きのバス停なら会社の近くにあって、駅に行くより近いぞ!
とゆうことで会社を出ると、一歩外へ出た瞬間に目眩がしそうな暑さでこれは本当に命の危険さえ感じます。
上馬のバス停から渋谷行きのバスに乗り、道玄坂上のバス停で降り、この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せずゆっくり歩いて降りながら如何にかムルギーまで辿り着けました。

 久し振りでしたが、この店はもう何十年も前から時の流れを止めたかのように雰囲気が変わりませんねぇ、久し振りとゆう感じが全くしません。
昼時でしたがこの暑さでこの坂道を登ってカレー食いに来る物好きもそうそう居ないのでしょうね、店は空いていて、店内や天井を見回し冷房の風が一番当たりそうな席に着きます。
 当然、玉子入りムルギー(1,050円)の辛口(+50円)ですが、折角なので大盛りでお願いしましょう。
ここの大盛はライスだけじゃなくカレーも大盛になるので+400円で合計1,500円です。

 心地よい冷房の風が汗を引かせはじめる頃、8,000m級の連山を思わせるジャイアンツ(巨峰群)の白い嶺が恭しく登場です。
山裾のカレーの海も以前と変わらず黒褐色の威容を放ち、スプーンで白い山の嶺を崩しながら掻きまわして、久し振りの一口を頂きます。
シャバシャバでありながら鶏肉や野菜、果物等あらゆる具材を全て溶かし込んだような複雑な味わいが口中に広がり、スパイスの鮮烈さ、旨味、酸味、辛さ、雑味、苦味が渾然一体となってカオスを感じます。
最近は一年に1回くらいの頻度になっていますが、来る度に何だか味のバランスが良くなって来て完成度が高まっているような感じがします。
確かに昔のややもすれば焦げ臭いほどのスパイスをローストした芳ばしさは僅かに感じる程度になりを潜め、その分ベースの旨味を強く感じられます。
だからと言って昔と味が変わってしまった訳ではなく、肝心な部分は確り守られているのも昔から通う者としては嬉しいですね!
 なるべく味わいながらゆっくり食べようとするのですが、なかなかスプーンを持つ手が止まりませんねぇ。
いつものように、あっとゆう間に完食でした。

 確かに雑味や苦味もあるし好き嫌いはあるかもしれませんし、カレーライスが大盛りとはいえ一杯1,500円は如何なものかとも思ったりもしますが、それでもこの炎天下の中、ある意味命懸けで食べにいくだけのものが私には感じられるのです。
 食べ終えて外に出ると、相変わらず目眩がしそうな程の直射日光の暑さの中に、一陣の爽やかな風が頬をなでる様な感じがするのが堪りませんねぇ!

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三つ子の魂!                                  2013年1月

 いつの頃からか昼しか営業しなくなり行ける機会が激減してしまい寂しい思いをしていました。
偶々今回は新年の挨拶回りが昼近くの時間に渋谷の取引先だったので、こんな機会を逃したら次はいつ行けるか解らないので、午後の予定をちょっと遅らせてもらって今回ほぼ2年ぶりくらいの訪問です。

 兎に角、ここのカレーライスの味が大好きで、近所にあれば週一食べたいくらいなんですが、結構駅からも遠く道玄坂もキツイし、愚妻はカレー嫌いなので日曜は却下されるし、せめて夜やっててくれればとは思いますが、それでも今のスタッフにはこの味を守ってくれただけで感謝ですから無理は言えませんね!

 いつものように玉子入りムルギーを大辛+100円でいただきましたが、今回ここのカレーの特徴である焦げ味にも近い芳ばしさが弱冠薄くなっているように感じました。
ベースの味は旨味を増して、結果として味のバランスも良くなり以前より少し美味しくなったような感じがしましたが、個人的にはあの焦げ臭さとゆうか芳ばしさがこのカレーの特徴で、そう思うと些か寂しく感じたりもしてしまいます。
でも、味は間違いなくムルギーの味で、私にとっては未だにこのカレーを越えるカレーは存在しないのは変わりません。
また機会を作ってお邪魔します、次はいつになることやら!

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すりこみ!                                                  2011年2月

 学生の頃からですのでもうかれこれ30年以上の付き合いになります。
ビルマ料理とのことですが、メニューはムルギータマゴ入りとサティ、ガドガドくらいしかなく、やはりどう転んでもカレー屋です。
ここのカレーは好みの分かれるところとは思いますが、スパイスの加減が良く、鮮烈な酸味と辛味、チャツネの甘さ、そして特にローストの香ばしさに特徴があり、またそれらのバランスが絶妙です。
自分としては若い頃、田舎から出てきたばかりのときに、生まれて初めて食べた本格カレーだったこともあり、それ以来ここのカレーの味がカレーの理想になっていて、どこのカレーを食べても、いまだにここのカレーの味と比較をしてしまいます。なかなか超えられませんネ!

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