3回
2020/07 訪問
浜松に乾杯！
浜名湖の渡り蟹
朝採れなすとはも
舞阪の真アジ
あおやぎの味噌叩き
マナガツオ青ゆず仕立て
トマト、タラの芽万願寺きくらげ
サザエのつぼ焼き
フグの唐揚げ
もろへいやのすり流し
野生の茶葉のお茶
白い懐紙でふたして来ました。天然鰻
茄子の浅漬け
くずきり
葛切り中
セッティング、時節柄アルコール系おしぼりは欠かせません
2020/09/18 更新
2020/05 訪問
宿願成就
自粛中に握りのテイクアウトを頂き、
静岡県の自粛解除後に早速伺いました。
備考欄には完全紹介制と書いてありましたが、
COVID-19のせいで東京からのゲストのキャンセルが相次ぎ、
今回は電話ですんなり予約が叶い伺いました。
5月に入っても、県外のグルメの方々は、
県を超えての移動自粛を守られ、セレブなファンの方々は
マナーもちゃんとしているのだとつくづく思いました。
おまかせのコース 15000円
クロモジ茶 600円？
オリジナルのノンアルコールドリンク おいくらか解りません。
伺って見て素材の仕入れ方が尋常ではなく驚き、
聞けば聞くほどの行動力で凄い方が浜松にもおられ頼もしく、
食通の方々の胃袋をがっちりつかんでいる感じです。
店主自ら漁港まで行かれお魚と対面購入。
山菜も山に入りご自身で採取。
何と、ハンター（またぎ）でもあられ秋にはジビエも有るとか・・・
今回のコースは、山菜が美味しい時期との事で、
天ぷらをメインに出して下さいました。
予約の時に、もち鰹が有るか聞いたせいか
何と！もち鰹を用意して下さるサプライズ心使いに感服。
この日車で行く予定ではなく、お酒でもゆっくり頂こうかと思っていましたが
急遽主人が歩いて帰るのが面倒との事で、車で行きました。
おのずと食前酒は飲めないので、何か？炭酸入りのノンアルドリンクは
有りませんか？と伺うと、トマトでオリジナルの炭酸割を作って頂き
一気にテーブルが華やぎ、コースを頂く前の体制が整いました。
そんな、わがままなゲストのリクエストにも答えてくれます。
先ずは、舞阪のカニから始まります。
蟹の種類は伺ったのですがメモをしなかったので失念ですが、
もしかすると？ガザミ・・・
淡白な中にもかすかな蟹の香りが有り、スターターとしては
非常に抑えた感じに仕上がり渋い出来上がりでした。
椀
すずき？確か出汁を使わず素材そのもののお味の椀で、
醤油を一たらした優しいお味でした。
白身魚の脂が引き立ち、雑味のない汁との相性が抜群の逸品。
もち鰹 背で頂くか腹で頂くか聞かれ、主人は背の方で
私は腹の方で頂きました。
浜松の切り身は何処のお店も凄く分厚く、
こちらは今までの中で一番分厚い切り身でした。
一口では頂けず、店主の方が仰る様にガブリつきながら頂きました。
個人的には、もう少しモチッとした感じが好きなのですが、
もち鰹らしい全く癖のないカツオは薬味ともよく合い美味しかったです。
今年初のもち鰹が頂けて、本望です。
熟成した黒むつ 桜の葉包み
今シーズン最後の桜の葉だそうです。
熟成された黒むつは脂も一緒にマイルドに熟成され、
微量に感じる桜の香りと一緒に頂き、はかなくも瞬時に消えます。
この後に示された天ぷらが来ます。
最初はエビが来てその後に山菜が来るのですが、
衣具合が海老と山菜と使い分け？されているのか？
山菜の時の衣は非常に薄く、旬の素材が引き立つ感じで
どれも見事な天ぷらでした。
何だか、天ぷらの銘店にお邪魔しに来た感じです。
ただ・・・猫舌なので・・・結構辛かったです。
しかし、こちらで山菜の女王やキングを頂け何だか山里を制した感が有り、
大手を振って浜松を歩けそうな、大満足の天ぷらでした。
5年物のわかめの和え物
5年物って？5年も寝かせているそうで、初めて聞きました。
そう、このわかめは私が浜松に来る前から仕込まれていたかと思うと
感慨深いです。
全く癖のない立派なわかめで、お若いのに仙人並みの仕込みに驚きました。
鰹の血汁
鰹の胸？の所の血を、ただ熱湯？に垂らし塩で調整しただけの汁です。
個人的にはブータンノワールなど血系統は苦手と申し上げたのですが、
美味しいからと言われ恐る恐る頂きました。
どうして？こんなお味になるの？的に驚きました。
ミラクルです。海苔みたいな香りがして＝磯の香りのする汁で
目をつぶると口の中は一気に海辺のジオラマ化に・・・
確実に海馬に届き忘れられないお味になりました。
本当にこれには驚きました・・・もっと頂いていたかったです。
御飯はトロの漬け丼
今回頂いた中で、一番お味が濃い感じでした。
私はご飯を少な目にお願いしましたが、
既にお腹はいっぱいで、ウエストがきつかったです。
苺蜂蜜
苺がマイルドな蜂蜜と戯れたデザート
お酒を頂かなかったので、クロモジ茶を2杯ほど頂きました。
過去に飲んだことの有るお茶ですが、こちらのクロモジ茶は
ハーブティーみたいに香りが高く驚きました。
伺うとこちらのハンドメイドティーで納得です。
クロモジの木のお話も印象的でした。
今回お願いしたコースは15000円のコースですが、
お値段に合わせていくつかコースが有ります。
私は今回のコースでお腹がいっぱいでしたが、
主人はもう一つ上のコース20000円のコースにすれば良かったみたいで
次回はランクアップすると思います。
COVID-19の為に、店内の風通しを良くするために
入り口はオープンのままでの営業です。
カウンター越しに色々な物が渡され、その非礼を何度も謝罪され
受ける人数の制限も作り、アフターコロナの営業も大変だと存じます。
こちらとしては、自粛後にこんなに素敵なお店で、
自然界の悠久の時を経た小さな奇跡を頂く事がで出来
想像越えの宿願成就です。
季節を見計らって又伺えたらと思います。
舞阪の蟹
椀
持ち鰹腹がわ
もち鰹 背側
本日の天婦羅
天婦羅のセッティング 殆どタレは使いませんでした
エビ
車エビ
アスパラ
姫竹？
芋 皮がカリカリでかなり時間をかけて揚げています
山菜のキング タラの芽
はりぎり？
失念
山菜の女王 こしあぶら
5年物のわかめ
鰹の血汁 画像がボケてすみません。絶品でした。
香の物
漬け丼
苺蜂蜜
トマトの炭酸割
クロモジ茶 これも絶品
セッティング
店内
2020/06/05 更新
2020/04 訪問
通常利用外口コミ
この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
店内で食べてみたい～浜松のテイクアウトver6
現在、転勤で浜松在住、次の転勤までリーチがかかった状態です。
故に一日一日が感慨深く、浜松まつりが中止になった稀に見る現状を、
過去にさかのぼる時の為に書いています。
浜松駅ビルのメイワン・駅前の遠鉄百貨店等は、
地下などの食料品売り場以外は休業となり、百貨店地下の売り場では
レジ前等ビニールシートでパーテーションが設置され
浜松もコロナと真剣勝負の日々です。
そして、昨日は惜しくも静岡で初めての死亡者が出てしまい
ショックと同時に残念でなりません。
久々に外に出る度に、人通りも少なく街がだんだん寂しくなり、
何だか？お夕食を作るモチベーションも下がり気味・・・
と言うことで、例の飲食店応援サイト
おいしい浜松を持ち帰ろうで、自宅でテイクアウト祭りです。
https://take-out-hamamatsu.com/
以前から気になっていたこちらをチョイス。
こちらは、キルフェボンのお店手前の小道を入った所に有りました。
出来れば前日予約がお勧めです。
握り折／2500円
お店に伺うと既にテイクアウトの先客が・・・
そして、店内には一日一組のゲストがおられました。
（現在は受け付けておりません）
先客が済むと、我が家の握りをその場で握り折に詰めます。
その間、もうお一人テイクアウトの方が見え、暗黙の合図で
その方は、外で待たれました。
今トレンドのソーシャルディスタンス。
浜松市民もちゃんと生活の中に取り入れ、
新しい生活スタイルが出来つつあります。
我が家の出来たての握り折を受け取り、早々に車で帰ります。
家に着いてもほんのり温かく、
お寿司と上質の海苔の香りがし鼻腔をそそります。
赤シャリのにぎりで、こだわりを感じます。
見た目よりも肉厚のネタで、凛とした上質なお味。
ただ、私には酢飯の酢が少し強くて、
やはり店内で懐石を頂いた方が良かったと思いました。
以前から伺いたかったお店で、今回は軽くテイクアウトを利用しましたが、
この騒動が収まり次第こちらのゲストになりたいと思いました。
暗いトンネルの先に 勢麟が有ると思いながら頑張ります。
握り折
外包
外観
2020/05/14 更新
ランキングと口コミで探せるグルメサイト
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
7月に大好きな勢麟さんへ行きました。
以前伺った時は、大将長谷部氏自ら採られた山菜の天ぷらがメインでしたが
今回の夏のメニューは圧巻でした。
鰻のシーズンに行ってみたいと思い、
先ずは、静岡でお世話になっている大好きなマダムご夫妻にお声掛けをし
一緒に行き、人生の大先輩たちは大満足。
本当に宝物の様な素敵な時をありがとうございました。
その日のおまかせコース 15000円
浜名湖の渡り蟹
前回伺った時も最初は蟹で、何だか帰って来たかのように落ち着く一皿。
朝採れなすとはも
今シーズン最後の鱧だそうで、
爽やかな脂の乗ったはもは朝採れのなすと相思相愛。
美味しかったです。
舞阪の真アジ
5日間寝かせたストレスフリーの真アジです。
ミラクルなほど透明感の有るお味でした。
こちらまでストレスフリー状態に・・・
あおやぎの味噌叩き
立派なあおやぎを手に調理にかかろうとした時に、
叩いて欲しくないと皆が思ったせいか？
大将はそれを察し、刺身でも出しましょうか？と聞かれ、皆躊躇しご遠慮申し上げました。
貝のなめろうみたいで、海苔に挟んでいただきます。
私はお刺身よりもこちらの方が好きです。
マナガツオ青ゆず仕立て
青柚子の香りがツンと来て、一瞬で完食していました。
トマト、タラの芽、万願寺とうがらし、きくらげ
それぞれの見た目も美しく、軽やかに胃に収まります。
サザエのつぼ焼き
子供の時から江の島のさざえで慣れ親しんでいるので、大好きなサザエ。
懐かしいサザエ。
それでも肝はあまり好きではなく、パスしていましたが、
こちらは何と、わざわざ肝をすりおろして有りました。
ひと手間かけるだけでこんなにも美味しく頂けるとは、感動しました。
アカメフグの唐揚げ
勢麟一押しの一品。
定番化している様で？今回出会えて良かった絶品。
カラリと揚がり、山椒スパイスが全体を盛り上げ上昇気流に乗り海馬まで届く美味しさ。
猫舌には試練の唐揚げですが、お代わりで頂きたいほどNO1唐揚げ。
もろへいやのすり流し
天然鰻丼
浜松で初めての天然鰻です。
それも勢麟さんの見立てた自慢の天然もの。
天然ウナギの色は黄うなぎとも呼ばれ緑の背、腹は黄色いのが特徴だそうで、
そう言いつつ本当に腹の黄色い綺麗な鰻を見せて頂きました。
昔、有る方から天然物は物によっては癖が有ったりするのでお勧めできないと言われ
あえて浜松においても鰻の天然物は避けていました。
それでも、一度ぐらいは頂いてみたいと思いまさかこちらで頂けるとは
感動の嵐です。
流石の長谷部氏の手にかかると・・・癖も嫌味も無い美味しい鰻に仕上がっています。
見た目からも天然の身の若干筋肉質的な様が伺え、
頂くとかすかな歯ごたえが心地よく感じ奥深い味わい。
これを頂いてしまうと、今までの鰻が物足りない感じです。
焼は直焼きの関西風ですが上品な火入れで、
タレは浜松らしく鰻のお味が引き立つ感じの薄味でそう甘くなく、
伝統的なタレで頂くうな丼では有りません。
なすの浅漬け
この時、目の前で茄子を切るのですが、使っている包丁は可愛い竹製の物で
一瞬子供の時のおままごとを思い出しました。
素材との相性を（味わい等）考え竹にしたのだとの事。奥が深いです。
感慨深く美味しく頂きました。
野生の茶葉のお茶
美味しいお茶でした。
手塩にかけた高級茶葉とは違い、力強くも背景が見えるがごとくのお茶で
一直線に攻めて来る感じの爽やかなお味でした。
くずきり
目の前のカウンター奥に、大量の氷が用意され何が始まるのかと思いきや
氷と同じ色の何かをセルクルの様な物で切り分けています。
葛切りです。
嬉しい一品。
この日も車でしたので、ドリンクは
クロモジ茶・トマトとノンアルビール割
お土産に、クロモジ茶を買いました。
本当は、長谷部氏オリジナルのクロモジ茶がお気に入りなのですが、
7月は長雨で乾燥が出来なくて、お勧めのクロモジ茶のパックを購入。
クロモジ茶×4パック
これも十分美味しいのですが、やはりオリジナルのクロモジ茶は絶品です。
出来る事ならば、一度ジビエを頂きに行きたいと思います。