『「休日はニューヨーク」(1日目)』トカトントンガラシさんの日記

美味しい記憶

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第1日目 9月28日(木)

                 バス  
 ニューアーク・リバティ国際空港 ===



 ポートオーソリティ・バス・ターミナル ・・・
                18:00発


 「ダブル・ツリー・バイ・ヒルトン・ニュー・ヨーク・タイムズ・スクェアー・ウェスト」


         地下鉄1号線
 ・・・ 42St ――― 66Stリンカンセンター ・・・ メトロポリタン歌劇場
                               20:30着   23:30発

                 地下鉄1号線
 ・・・ 66Stリンカンセンター ――― 42St ・・・ ホテル(泊)
                      23:48着

 ミッドタウンへの足の確保に予想とおり手間取る
 エクスプレスバス、束の間のほっとする時間
 夕暮れハドソン・リバー越しの摩天楼に心が戦慄く

 リンカーン・トンネルに近づく
 鈍くなるスピード
 渋滞が始まっているのだ
 間に合うのか、間に合わないのか

 土地勘がない
 番地を頼りに
 慌ててホテルにチェック・イン
 もう間に合わない

 地下鉄1号線へ
 ちくしょう!
 改札が・・・感覚を忘れている

 車内の電灯の点滅
 ゴォーゴォーと流れ込む音
 どこか懐かしい
 
 地下駐車場を駈け抜け、地下のバーへ
 金属探知機片手に係員がすっ飛んでくる
 チケットはあるのか?

 幕間までムービングルームに
 ちょうど「清らかな女神よ」が始まる
 まぁ、不幸中の幸いか

 床に寝転がり、楽譜を読んでいる男
 ここは天井桟敷、今回の旅行に似合っている 
 

 『ノルマ』
  作曲:ベッリーニ
  指揮:カルロ・リッツィ
  演出:デイヴィッド・マクヴィカ
  演奏:メトロポリタン歌劇場管弦楽団

  ノルマ:ソンドラ・ラドヴァノフスキー
  アダルジーザ:ジョイス・ディドナート
  ポッリオーネ:ジョセフ・カレーヤ
  オロヴェーゾ:マシュー・ローズ

 2017-2018シーズンの2日目
 きついスケジュールとは分かっていた
 でも、無理した甲斐があった
 音の深みが異なる
 昔、聴いたメトのイタリアオペラの同じ音が
 響いてた

 舞台がはねる
 燭光が硝子窓に煌めくリンカーン・センターは
 タキシード姿やドレスの淑女たちやオペラを楽しんだ人々で
 溢れかえる

 どのくらい寝ていないのだろう
 シーツの冷たさが、心地に良い眠りを誘う
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