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穴子の肝
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白魚
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にぎり 中トロ
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にぎり 真鯛
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にぎり 烏賊
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にぎり 勘八
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にぎり 赤貝
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にぎり 生海老
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軍艦巻き 紫雲丹
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にぎり 鯵
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梅大根
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にぎり 大トロ
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にぎり 穴子（ツメ＆塩）
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巻物（干瓢・ネギトロ・沢庵・胡瓜）
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にぎり カマトロの炙り
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玉子焼き（シャリあり＆シャリなし）
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平日のお昼に伺ったこの日、予約をしようと思ったのですが、11時半のみ予約可能ということで、時間が読めなかったこともあり、予約せず、13時半に伺ったところ、待つこと無く、すんなりと入れました。5階建ての本店に、地下1階・地上2階の別館を合わせて、123席とかなり席数があるため、週末でなければ待つことはないのかもしれません。この日は5階のコの字カウンター席に案内いただきました。
お昼のメニューは大きく分けて、生ちらし・にぎり・鮨懐石の3つがあり、それぞれ何段階かに分かれています。2人で伺ったこの日は、2人共「おまかせにぎり（8,400円）」をオーダーして、同行者は下戸なため、飲み物は私だけ冷酒をいただきました（価格・銘柄は忘却してしまいました）。
※メニュー画像等、全写真はblogにて掲載しておりますので、そちらも併せてご覧いただければ幸いです。
先ず、最初は"美容と健康のためにどうぞ"と言う台詞と共に、箸休めにちょうど良い"若布と大根のポン酢和え"と、苦味のある味わいとコリコリとした食感が楽しい"穴子の肝"が提供されました。
「おまかせにぎり」には更にもう1品付き出しが付いていて、幾つか提示していただいたお魚か、茶碗蒸しから選ぶことが出来たので、つるっとした舌触りの良さが魅力の"白魚"をいただきました。
さて、ここからお鮨の提供となります。
1貫目に提供されたのは"中トロ"です。滑らかな口溶けの良さを感じる身は、上品な脂ノリに加えて、しっかりとした旨味を感じる美味しさでした。1貫目をいただくと、シャリの大きさや山葵の量などを確認していただけるのが嬉しいところです。
こちらで特徴的だったのは、シャリとガリで、どちらも甘味を抑えた味付けになっています。シャリは甘味が無いことで、お魚の旨味が引き立つ気がしました。ガリはお酢のしっかりとした酸味が口直しとして良かったです。
2貫目に提供されたのは"真鯛"です。程良い柔らかさと歯応えの良さを兼ね備えた身は、噛む程にしっかりとした旨味を感じるもので、"あれ、鯛ってこんなに美味しかった！？"と思う様な今まで食べたことが無い優しく上品な旨味を感じる味わいでした。
3貫目に提供されたのは"烏賊"です。抵抗感の無い柔らかさの身は、塩で味付けされているためか、噛む程に甘味が引き立つ味わいで美味しかったです。
4貫目に提供されたのは"勘八"です。柔らかさと程良い歯応えを兼ね備えた身は、脂ノリの良さと優しい甘味を感じるもので美味しかったです。
次に提供されたのは、東京を代表するお漬物の"べったら漬け"です。大根のバリボリとした歯応えの良さに、軽やかな甘味を感じるもので、清涼感のある柚子が良いアクセントになります。
5貫目に提供されたのは"赤貝"です。貝らしい歯応えの良さと、独特の旨味を感じるもので美味しかったです。
6貫目に提供されたのは"車海老"で、提供される直前まで元気良く動いているのが印象的でした。食べ方を生かボイルで選べ、味付けもお醤油かお塩で選べたので、生を塩味でいただきました。滑らかな柔らかさとぷりぷりとした弾力を兼ね備えた身は、優しい甘味が美味しい逸品でした。
7貫目に提供されたのは、青森産の"紫雲丹"です。クリーミーな口溶けをした身は、濃厚な旨味の広がりを感じる味わいで、余韻も長く、とても美味しかったです。
8貫目に提供されたのは、九州産の"鯵"です。脂ノリの良い肉厚な身は、しっかりとした旨味を感じるもので、サッパリとした生姜醤油が良く合って美味しかったです。
次に提供されたのは"車海老の頭と尻尾"です。実は6貫目に提供された"車海老"をいただく際に、生で食べる方を選ぶと、焼いた頭と尻尾が後から提供されるのです。香ばしく焼き上げられた海老は、香りの良さに加えて、パリパリとした食感と濃厚な味噌の旨味が美味しい逸品でした。
次に提供されたのは"梅大根"です。薄切りにした大根を提供前に氷水で締めているため、ハリのあるパリパリとした食感が良く、間に挟まれた風味の良い梅・紫蘇・胡麻が良く合って美味しく、良い口直しになりました。
お酒を飲んでいたため、タイミングを見て、お味噌汁を提供していただけました。お味噌汁の具はしじみで、しじみ自体が大きいため、食べても美味しく、貝の旨味がしっかりと出たお汁がほっこりする美味しさでした。
9貫目に提供されたのは"大トロ"です。滑らかな口溶けの良さを感じる艶やかな身は、上品な脂ノリに加えて、中トロより一段深い旨味を感じる美味しさでした。
10貫目に提供されたのは"穴子"です。味付けは指定が無ければ、ツメとお塩の両方で提供されるそうで、一方だけにすることも出来るそうです。程良い柔らかさに仕上げられた身は、ツメも合いますが、お塩でいただく方が穴子の甘味と旨味を引き立てていてとても美味しかったです。
次に提供されたのは"巻物"で、（左から）干瓢・ネギトロ・沢庵・胡瓜と彩り豊かな4種類でした。
そして、最後の前に追加でいただいたのが"カマトロの炙り"です。炙ることで柔らかさが出た身は、お魚というより、上質な霜降り肉をいただいている様な骨格のある旨味が感じられてとても美味しかったです。時価なため、厳密な価格は不明ですが、逆算すると、多分、1,500円〜2,000円ぐらいかと思います。
最後は"玉子焼き"が山葵と共に提供されます。玉子焼きはシャリあり、シャリなしで選べたので、半々でいただきました。焼き立ての玉子はふんわりとした柔らかさで、控えめな優しい甘さに仕上げられていて美味しかったです。
「おまかせにぎり」の場合、デザートが付き、幾つかの中から選べたので、今が旬な苺をいただきました。苺はかなり大粒なもので、しっかりとした果肉に、ジューシーな甘味が感じられて美味しかったです。
この日、カウンター越しにて担当いただいた板前さんは、熟練度の高さを感じる鮮やかな手並みに加えて、軽妙なトークと、細やかな気配りなどで、充実した時間を提供してくださり、接客係の方もとてもソフトな対応でした。味はもちろんのこと、しっかりとしたサービスや雰囲気の良さも加えて、お値段以上の満足度と満腹度を感じる一店でした。
以前から一度は訪問してみたいと思っていたお店でしたが、また別の季節に訪れてみたい一店となりました。