みつお★さんのマイ★ベストレストラン 2012

みつお★のエスニック料理探訪記

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みつお★ (男性・兵庫県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2012年最大の衝撃は1月、京都にオープンしたインド食堂タルカ(京都市)である。
初詣を兼ねて京都に行った時に初訪問。オープン数日後であったが、料理のラインナップおよび内容、味はもちろん、店の雰囲気など全て「これを待っていた!」というほど気に入った。他のマニアたちにもこの喜びを伝えようと帰宅しすぐに食べログに登録、投稿した。その後は徐々に口コミを中心としてその存在が知られるようになり、今では関東・中京方面のマニアたちもその評判が伝わり、遠くから訪問される方も多くなった。
今後の展開が最も期待されるお店である。

さらにスリランカ料理ロッダグループ、マレーシア・シンガポール料理マラッカ(その後閉店したが)との出会いと続いた。

また火事により休業していたクスム本場家庭料理の復活も嬉しかった。もう店はやらないと聞いていただけに、突然の移転再オープンは衝撃的であった。

その他、スリランカ料理ラサハラ、ネパール料理ククリ、本格インド料理カジャナも印象深い。
関西に個性的なお店が増えてますます面白い状況になってきている。

関東方面では、上京時に初訪問したインド・ネパール料理サンサールが印象深い。こちらのお店のダルバートにはノックアウトされた。また「流行るインド・ネパール料理店」はどのようなメニュー構成にしたら良いのか、どういう方向目指せば良いのか、理想の形がはっきり解ったお店であった。

マイベストレストラン3位のナーンインは今までランチしか訪問したことが無かったが、ディナーの素晴らしさ、パキスタン料理でありながらベジが美味しいなど別の面を見せられ、その実力の高さを再認識した。もっと評価されても良い店であると思う。


2012年を総括すると、フェイスブックを中心としたSNSの活用により、同好のマニアとの交流が今まで以上に進んだこと。関西だけでなく関東方面・中京方面のマニアとの交流も進んだことが最大の成果である。また店の経営者やシェフなどとの交流も進み、特別メニューによる食事会の開催など気軽に相談できるようになった。
またSNSを活用して食事会の開催告知・募集も手軽にできるようになり、今後はお店を巻き込んだ特別メニューによる食事会の開催など2013年はさらに交流が広がっていくように感じる。

追伸
本当はマイベストレストランの3位は「スリランカ料理カラピンチャ」(神戸・水道筋)であるが、現状は仮営業のため食べログに登録できない。
2013年は正式にオープンされると思うのでマイベストレストラン2013の1位有力候補である。

マイ★ベストレストラン

1位

インド食堂TADKA (烏丸御池、丸太町(京都市営)、京都市役所前 / インド料理、インドカレー、カフェ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

2012/03訪問 2012/12/17

日本人シェフがクリエイトする、南北の料理がいただけるインド食堂。

初の夜TADKAで悶絶
3/31
今年1月、開業してすぐランチ訪問してツボにはまってしまって再度訪問しようと思っていたインド食堂TADKA。しかしなかなか京都に行く機会がありませんでした。今度はどうしても夜に訪問してみたかったので思い切って「ちょっと訳がわからん集まり」の方々にお声がけして同行者を募ったのですが、年度末の忙しい時期ということもあり結局3名での訪問となりました。

こちらのお店は京都市内の某インド料理店で修行された若き日本人の男性がオーナーシェフとしてがんばっておられます。ランチはターリー形式で、カレーなどは南インド系のあっさりしたものが多く、850円からとリーズナブルですが、ちょっと他のインド・ネパール料理店とは違うターリーとなっています(食べログや過去のブログ記事参照のこと)。

夜はタンドリーチキンなど焼き物やリッチなアラカルトのカレーなどが中心で、コースやセットなどはありません。(料理の内容などは奥様が説明してくださると思うので、詳しくない方でも安心です)
ですので事前にメニューを調査して、自分なりに良かろうと思われるオーダーを考えて当日訪問しました。
店に5時50分ころ到着したのですが、まだお店の準備ができたなかったようで、少し店の前で待ってからお店に入りました。

今回は3人なので、あんまり多くの料理をオーダーしても、前回のインダスレイみたいに食べ切れなかったらもったいないので、少しセーブして少な目に数品オーダーしました。
結果的にはこれで良かったと思います。

まず日替わりのサブジ゙、チキンチャット、パパド゙、パコラが一皿に盛られた副菜盛合せ。「おばんざい盛合せ」っぽい。一皿でいろいろいただけるので、これは必ずオーダーすべきメニューだと思います。普通のインド料理店だと「グリーンサラダ」とかあるのでしょうけれども、こちらのお店でサラダといえばインドの酸っぱい味のサラダ「カチュンバル」のみです(このあたりにもコダワリが感じられる)。当初カチュンバルもオーダーしようと思っていたのですが、副菜セットに同じような料理(チキンチャット)が含まれているので、オーダーは止めました。

次にタンドール盛合せ。ビールがススムくん。盛り方がいいですよね。ミントチャトニもよい味。
一応1人前だけオーダーしました。とにかく前半はセーブ。
この時点ではまだまだ余裕。
副菜盛り合わせとタンドール盛り合わせをアテにビールをいただきつつ、次のカレーを待ちました。

まずロティ・ライスセットが運ばれてきました。
こちらのお店にはナンはありません。普通の発想だとせっかくタンドールがあるのでナンを出そうと思うのでしょうが、本来インド(特に北インド)ではレストラン以外でナンを食べることはまず無いと思われるので、より「本格的に」ロティでという考え方はすごく共感を覚えます。

タンドールロティ1枚とおそらくタイのジャスミンライスを使用している(日本米と混ぜてる?)と思われるライスのセット。このセットは350円ととてもお得。さらにロティだけだと1枚150円。ロティ2枚で700円とか1枚350円とかするインド料理店が多いことから、これはお店としてのポリシーを感じるし英断であると思う。

カレーは3種類選びました。全て南のカレーをチョイスしてみました。
(食べたい料理を選んだら、結果として全て南系のものとなってしまった)

まず絶対食べたかったマトンペッパーフライ。
丁寧に下ごしらえしていることがよく分かる。ロティでつまんでいただきました。
(お皿が素敵)

コリアンダーリーフ(緑の葉っぱ)を散らしてあるけど、これなんか例えば「インドの5つ星ホテルで長年修行したコックさん」(笑)が働いておられるようなインド料理店なんかでは「ねぎ」のみじん切りが散らしてあったりして、ガッカリするポイントである。
こういう細かいところの「コダワリ」がうれしい。
ホールスパイスも入っていて、時々口の中でブラックペッパーなんかがスパークする!

次にグレービーにココナッツミルクを使ったマイルド・クリーミーかつスパイシーなフィッシュカレー。
狙い通りマトンペッパーフライと味の方向が逆なので、食べあわせが非常に良かった。
魚(カジキマグロ)も丁寧に同じ大きさのサイコロ状に整えられています。
ウエットスパイスの使い方もセンスを感じる。

定番サンバルも。野菜たっぷり。当然カレーリーフも。
ランチでいただいた時より濃厚jな味がします

3種とも全てベースとなるグレービーが違うため、味の対比が際立ってよかったと思います。
これでかなりお腹一杯になってきたので、あとはチャイを飲んでフィニッシュしようかと思いましたが、同行者がまだ食べられるというので、追加オーダーを迷った結果、再度副菜セットとロティーをオーダーしてしまいました。

一応お腹いっぱいになって、チャイで〆ようかと思ったところ、そういえば美味しいデザートが何種類かあったなと思い出し、メニューを再度見て「マハラニアイス」を発見!チャイと一緒にオーダーしました。
写真では分かりにくいですがナッツやマンゴー、ベリー系フルーツが入っていて美味しかったです。オーダーして良かった。

最後にチャイで〆。おかわり自由で、店内のチャイサーバーが置いてあるところまで行って自分で入れるようになってる。結局2回お代りしました(蛇口の操作を誤って、チャイを溢れさせた人約1名あり)。

充分堪能して、店を後にしました。

総括すると、店が想定している「昼はあっさりとしたターリ、夜はお酒を飲みながらリッチなカレーを」というコンセプトどおりで、特に今回は夜のすばらしい料理の数々(といってもカレーは3種だけですが)をいただき、3人ともその美味しさに悶絶したのでした。
あと、とりあえず改善あるいは配慮してほしいことが2つあって、まずひとつは、夜メニューで「お一人様」に対応したメニューを作ってほしい(たとえばハーフサイズの料理とか)ことと、2つ目は夜でもランチタイムのようなターリ(ミールス)がいただけるようにして欲しいということです。
現在の人員体制でメニューを増やすということは、準備やロスなどのこともあり、なかなか難しいと思いますが、上記のことについてはあまり手間をかけずに対応していただけるのではないかと思います。

どうもご馳走様でした。


1月初訪問
毎年年末に京都に行くことにしているのであるが、2011年はいろいろ用事が重なり行くことができなかった。
年明け2週間経過し、そういえば京都に行ってないということを思い出し、初詣を兼ねて京都に行くこととした。
いつも京都に行けば、原則的にはラトナ・カフェ、アジャンタ、ケララのいずれかでランチをいただくこととしているのであるが、新店も開発する必要があるなと思い、HPやツイッター等検索していたところ、偶然こちらのお店が1月11日にオープンしたことを知り、「インド食堂」という名に惹かれて、思い切って訪問してみることとした。

店の場所は、最寄駅が地下鉄烏丸御池駅で徒歩約5分のところにある。私は阪急烏丸駅から歩いたのであるが、歩けない距離ではないと思う。
少し迷いながらも何とかたどり着くことができた。

お店は元は何の店だったのか分かりませんが、手作り感を生かしたセンスの良い店構えで、外観や店内も変にインド料理屋っぽくなく(後日インド滞在歴のある方に店内の写真を見せたところ、現地ではこんな感じの食堂が多いとのこと。だからリアルインドっぽい雰囲気?)、インド料理に馴染みの無い方でも入りやすい、何かお洒落なカフェのような感じである。
外光をうまく取り入れるようなデザインで、天気の良い日はかなり気持ちよさそうなイメージ。ただし南向きなので夏場は逆に大変かもしれない。

店内に入るとすぐにレジがあって、そこでまず注文し支払いをするようになっていた。
インドの大衆的な食堂などはそんな感じのシステムが多いようであるが、日本人はこのようなシステムになれていないので、お客さんが連続して来店された時など、注文に手間取ったりしたらお客さんが並んだりして大変だなという印象。
オープンして間が無いのでオペレーション等確立されてないからであると思うが、状況を見ながら改善していく必要があると思った。
現状、お店は若い日本人のご夫婦ともう一人若い日本人男性の3人体制。基本的には男性2人が調理を担当されておられるようである。

ランチメニューは3種類であるが、ダル(インド全国型の豆料理)・ラッサム(南のすっぱ辛いスープ状のおかず)、サブジ(北系のおかず)、パコラ(インドの野菜天ぷら。パコラと書いてあったので北系。南系だとバジとか書くはず)、カチュンバル(インドの酸っぱい野菜サラダ。一般的なインド料理店のターリについてくる、キャベツの千切りにサウザンアイランドドレッシングとかゴマドレッシングとか掛かった安易なものでないことに非常に好感をもった)、ライス(日本米だと思う)、ロティー(タンドールロティ。ナンでないところが非常に良い。ナンは普通精製した小麦粉、強力粉「カメリア」を使って作るが、こちらのロティーはたぶん全粒粉あるいはカメリアorバイオレット等とミックスしている?)という基本的なところは同じで、この基本的なものだけだとA Lunchで850円、カレーを1品(チキン、マトン、サンバルから選択)追加したものがB Lunchで1050円、カレー3種追加するSpecial Lunch が1400円。
今回はB Lunchを注文しサンバルを選択した。

料理は写真を見れば分かるが、ターリ上にうまく料理が盛られていて、見た目も非常に良い。
客席のテーブルに「食べ方」に関する解説イラストが置いてあり(裏はランチメニュー)、インド料理になれてない方や、普段インド料理店でチキンカレー、ナン、タンドリーチキンなどしか食べたことが無い人たちにとっても分かりやすく、本来のインド料理の味わい方が上手に説明されている。このような親切な解説があるインド料理店は不思議と日本人経営で日本人シェフの店に多い。
各料理の味であるが、これまた素晴らしい。ダルも代表的なレストランのレシピで作られているし、ラッサム(本日はトマトラッサム)も丁寧な味。サンバルに至っては、東京神谷町の人気南インド料理店「ニルワナム(ニルバナム)」と同じようなレシピで作られているようで、味もほぼ同じであった。
サンバルはいろんなレシピがあるが、こちらのサンバルは少し甘味のあるカルナータカ・スタイル(ニルワナムのサンバルがカルナータカ・スタイルなので)のものである。
サブジはジャガイモとほうれん草(あとで写真を良く見ると、みじん切りのようです。とても家庭的な作り方)等を合わせて炒めたものか?良く分からないがドライなアルパラクみたいなものか?<後日分かりましたが、春菊と里芋のようです>。
パコラもうまく揚がっていたが、何よりミント・チャットニが上に掛けてあったことに驚いた(安易なインド料理店やネパール料理店ではなぜか必ずケッチャップが掛かっている。ネパール人やインド人の子供はいいとしても大人のインド人にケチャップをつけて出したら怒るのではないか?)。
こんな細かいところにも良い意味での拘りを感じた。
ロティーも少し焼きすぎかと思ったが、全粒粉の風味を感じられ滋味であった。カチュンバルにはレモンを掛けて酸味を増強していただいた。レモンはレジのところに置いてあって、好みでいただけるようになっている。ライス、パコラにかけてもいいかもしれない(普通の日本人はそんなことしないかもしれないけれど)。
お勧めの食べ方どおりいろいろ混ぜていただいたが、非常に美味しかった。
これでライスがインディカ米であったら最高なので、追加料金払っても良いので、バスマティーライス(レギュラーのタイ米でも良い)も選択できるようにしていただきたいです。
また小さいカトリでいいので、ダヒ(プレーンヨーグルト)があれば、さらに現地っぽく美味しくいただける(ライスに混ぜてカードライスにしていただく)ので、オプションで用意していただけたらと思います。

飲み物は別なので、食後に別途チャイを追加注文。小さなガラスのコップに入っているので、これで300円は少し高いかなあと思ったら、なんとおかわりOKでした。
ランチセットにドリンクをセットにするとお客さんの回転が悪くなったりするので、ランチ営業時に多くのお客さんが来店されるようならドリンク無しにして必要な方だけ別途注文していただく方式にしたほうが効率がいいので、こちらのお店のシステムには賛成なのですが、さっくり食後のチャイを飲みたい方向けに、おかわりなしで100円程度で提供していただけたらいいなと思います。
(あとでメニューの写真をじっくり見たら、本当は13時以降おかわりOKのようです。12:00~13:00のコアタイムは回転を良くしていこうという方針がうかがえます。)
それとゲスい話で申し訳ないのですが、チャイがおかわりOKというのはいいアイデアだと思うのですが、チャイを注文してしまうと、300円の元をとるために長居する方などが出てきてお客さんの回転が悪くなり、結果として効率が悪くなるのかなと思います。
今後のお客さんの来店状況を見て修正も検討する必要があるのではないでしょうか?

たまたま私が伺った時間帯はお客さんがそんなに入っていなかったこということもあり、奥様やシェフ殿と店のことやインド料理のことについてしばし歓談したが、こちらのシェフ殿は京都市内の某老舗店などで経験を積まれて、今回自分の店を持ったとのこと。ディナーメニューも見せていただいたが、ディナーではタンドリーチキンなど焼き物や単品のリッチなカレーなどもあり、お酒とと合わせて居酒屋使いもできそうである(店の雰囲気からするとお酒はワインが合うかな?)。インド料理店は比較的夜の営業が弱いため、これは良いコンセプトであると思う。

まだオープンして間もないため、細かいところは変更修正されていくと思うが、この「インド食堂」というコンセプトは守って、正しいインド料理を提案し続けていただきたいと思う。

若いシェフ達ではありますが、今後かなり期待できると思います。
これから京都訪問時は優先的に訪問していきたいです。


追伸
店内の奥の壁に直接描かれている人物の絵画は、なんともう一人のシェフの作だそうです。
これもびっくり!必見です。

  • B Lunch (サンバル選択)
  • サンバル
  • ダル(左)とラッサム(右)

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2位

ロッダグループ (ドーム前千代崎、ドーム前、九条(阪神) / スリランカ料理、カレー、アジア・エスニック)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2012/01訪問 2015/01/27

これは本物。プロが通い詰める超絶スリランカカレーとは!?

店主のロッディッゴ氏がツイッタ―で特別メニューの実施など呟いていると聞き、さっそくフォローしたところ、日曜日限定でスリランカ家庭料理を提供するというようなことが書いてあったため、どんなものか確認すべく訪問してみました。

メニューの名前は「ギャミラサセット」で1,000円です。
この特別メニューの件は、この店の常連でマニアのN氏からも伺っていたため、味などは間違いないと思っていましたが実際いただいてみると、なるほど素晴らしいものでした。
基本的にはぶっかけ飯みたいなものなのですが、ライス(スリランカ米)を中心にして、ダル、フィッシュカレー、いんげんの炒め物、野菜のココナツ炒め、ゴーヤのカレー、ポルサンボルなどが盛られており、ライスにいろいろ混ぜていただくようになっています。
野菜の炒め物などは南インド料理のポリヤルなんかに近いもので、地理的に近いスリランカと南インドの食の共通性なども分かって、とても興味深いです。全国的に見ても、こんな現地さながらのスリランカ料理を出している店は他に無いのではないでしょうか?特に南インド料理がお好きな方にはおすすめだと思います。

今後、私はエスニック料理に慣れている方から大阪市内でスリランカ料理を食べるならどこが良いかと質問されれば、必ずこのお店を紹介するでしょう。ただ誤解して欲しくないのですが、あくまで経験を積んだ方に対してということであって、他のスリランカ料理店がダメという意味ではありませんので。あまりエスニック料理に慣れてない方には大阪市福島区の某スリランカ料理店の方が食べやすいと思います。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

某アジア料理店店主から、京セラドーム大阪の近くに本場さながらのスリランカカレーがいただける店がオープンし、その料理が絶品であると伺い、ずっと気になっていましたが未訪でした。そもそも阪神間に住む人間にとって、大正区のパキスタン料理店、アリーズキッチンやこの西区千代崎など、よほど何か目的が無いと行かないような土地にある店は難関です。
そしてついに2012年の正月休みのランチタイムにお伺いすることができました。場所は地下鉄中央線九条駅南側の商店街を抜けきって(左手はいわゆる昭和の雰囲気が色濃い松島新地もとい松島料飲組合。昔から大阪に住んでいる人なら分かりますよね。もし間違えてこのエリアに迷い込んでも昼間は大丈夫ですので。夜は・・・・)、みなと通りの信号を渡ればすぐのところにあります。とりあえずスーパー玉出を目標にすれば分かりやすいです(ド派手な黄色い電飾つき看板なので遠くからでも目立つ)。

このあたりは倉庫や町工場、住宅などが多いエリアで、何でこんなところに本格スリランカ料理の店があるのか、不思議な感じです。店はビルの1階にあり、店内は何か元喫茶店のような感じ。カウンター中心で、一部テーブル席もあります。店の方はスリランカ人の男性2人。どうもご兄弟のようです。某アジア料理店店主の紹介ということを伝えると、私がマニアックな人間であることを悟ったのか、いろいろ料理のことなど説明してくれました。私がスリランカのカレーなら、福島区のワーサナや神戸のコートロッジ(閉店してしまったけれど)でいただいたことがあるというと、間髪をいれず「うちはノーチェンジ!変えてないよ!」という言葉が返ってきました。どうも上記2店と違い、日本人向けに味などをアレンジしてないという意味らしいです。

ランチメニューはいろいろあるのですが、注文したのは本日のスペシャルメニューである「カニカレーセット」1400円。これがお勧めとのこと。
料理ができるまで、お兄さんの方としばし歓談。紹介してくれた某アジア料理店店主をはじめ、私が知ってる、あるマニアの方々も常連とのこと。こうなるとかなり期待できます。

まもなく料理ができあがり、運ばれてきました。まずカニカレーをいただきました。カニのエキスやカニみそと粗挽きのスパイスが混然一体となったコクのある素晴らしいカレーでした。フィンガーボールも用意され、カニの身をほじくり出して、グレービーと一緒にライスに混ぜていただきましたが、やはりプロが絶賛するだけのことはある、フレッシュな素晴らしいお味でした。
このセットにはもう一品日替わりのカレーがついており、この日はココナッツミルクベースのかぼちゃのカレーでした。スリランカのカレーは南インドのカレーに似ているという感想を店の方に伝えたところ、全くその通りとのこと。
他に野菜を炒めたものとポルサンボル(カツオの振りかけみたいなもの)もかなり美味しかったです。

それと書き忘れていましたが、ライスは通常は日本米のイエローライスなのですが、裏メニュー的にスリランカ米もいただけると伺っていたため、お願いしてインディカ米であるスリランカのお米にして頂きました。これは注文時にお願いすれば誰でもOKなのか、私が某アジア料理店店主の紹介と言ったので、特別だったのかは分かりませんが、こちらのカレーのような汁気の多いグレービーだと、圧倒的にインディカ米が合います。
結局、お代りもいただき大満足で店を後にしたのでした。

その1週間後に再訪問。店に入ると、嬉しいことに私のことを覚えてくれていました。
今日のスペシャルはマトンとフィッシュとのこと。
スリランカは魚のカレーが美味しいと聞いていたので、魚の種類がマグロと聞いてフィッシュカレーにしました(サバアレルギーなのでサバだったらマトンにしていた)。このフィッシュカレーは、たぶん揚げ玉ねぎ?を使った濃い茶色のグレービー。北インドのマトンカレーみたいな感じでした(たぶんスパイス使いはまるっきり違うと思いますが)。
もう一品のカレーは前回と同じ。2つのカレーを混ぜて食べても美味しかったです。店の方からも混ぜて食べると美味しいと「ドヤ顔」でアドバイスされました。

辛さについてもスリランカカレーは強烈に辛いというイメージでしたが、こちらのお店ではそれほど強烈といった感じではありません。そのことについて店の方に伺うと、現地ではそんなに無茶苦茶辛くないよとのこと。かの地の方とは辛さの基準が違うと思うので解釈に苦しむのですが、現地と同じレシピで作っているということが本当であれば、そんなに思っているほど辛くは無いのかなと思います。

ロケーションや日本人向けにアレンジしてない味などを含めて、全て方にお勧めという訳にはいかないですが、ある程度インド料理等に拘りをもって食べ歩いておられる方などには是非お勧めしたいです。
今後も定期的に通いたいと思います。

やはりプロが推薦する店は間違いないと感じた年の始めでした。

  • 日曜日限定スリランカ家庭料理「ギャミラサセット」
  • 特別メニュー カニカレーセット(スリランカ米で)
  • (説明なし)

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3位

ナーン イン (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / パキスタン料理、インドカレー、インド料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

2012/09訪問 2013/05/08

金曜日のハラールバイキングについて(ディナーはもっと強烈!)

2012.9 パキスタン食事会開催
9月のとある日曜日、パキスタン料理の食事会を開催しました。当初エスニック料理好きの知り合いたちに声がけしたのですが、思いの外参加者が集まらず4人程度で開催しようかと思っていました。そして開催前週の金曜日、お馴染みナーンインのハラール・バイキングに行った時、社長に「3人か4人で予約したい」と申し出たところ「はあ~?」みたいな感じで、暗に「もっと人を呼べ」みたいなプレッシャーをかけてきたので、思い切ってとある参加者予定者に相談して、mixi経由で声がけしていただきました。するとこれも思いの外問い合わせが多く、とりあえず参加者が10人程度となったところで、申し訳なかったのですがストップをかけさせていただきました。

当日の参加者は、本当に「猛者」ばかりで、特に今回是非参加していただきたかったナーンインの常連、某大学カレー部々長がいてくれたおかげで、社長に料理の内容について交渉を手伝っていただくことができ、かなりサービスしていただくことができました。

当日5時30分に店に集合ということだったので店に向かってモスクの前を通りがかったところで、キタノグローサリーの店内から社長が現れ(ナーンインとキタノグローサリーは同経営)、暑いから中へ入れと招きいれてくれました。「コックのアリはモスクでお祈りしているので、もうちょっと待て」とのこと。今日の参加者が10人になると伝えたところ、社長はビックリしていました(笑)。

5時30分になって、アリさんがモスクから帰ってきて店の中に入ることができました。
今回、料理の内容は当日決めると伝えていたのですが、ある程度事前にオーダーする料理など決めていました。
そして社長に伝えたところ、「それならベジ・ディナーセットをオーダーした方が得だから、ベジ・ディナーセットを基本に、マトンマサラやケバブを追加すれば?」という提案があり、そうすることとしました。

カレーはこの店のベストな逸品マトンマサラそしてパラクパニール、アルゴビ、チャナマサラをオーダー。他にケバブとマライティッカ、チキンビリヤニを追加。

デザートにバミセリ・パヤサムをサービスしていただきました。
冷やしてあったので冷たくて美味しかったです。甘味も控えめ。バミセリも短め(笑)でした。
あと濃厚なチャイをいただいて終了。

やはり多人数ですと、いろんな料理をすこしづついただけるので、いろいろ食べたい私には、よかったと思います。
参加された方々も皆さん満足されていたようで、ほっとしました。

ナーンインは「知る人ぞ知る」みたいなお店で、雑誌などに取り上げられることも少なく、コマーシャリズムに乗り難いことと、イスラム教徒の方々の利用が多いため、なかなか日本人が単独で利用するには「敷居が高い」店でした。近年、モスクでの金曜日の礼拝時に実施されているバラールバイキングが一部のマニアの中で高評価され、その噂を聞きつけた日本人の「異教徒」が多く利用するようになり、少しづつこのお店の存在が知られるようになってきた。
近隣に「アールティー」や「クスム」、「マドラスキッチン」など個性的な名店が集積しているため、地味な当店はまだまだ一般に認知されているとは言いがたいけれど、料理に対して妥協しない姿勢と変に日本人に合わせたものを出さない(もしかしたらこのお店がターゲットとしている客は日本人ではない?)という一本筋が通った経営姿勢から、口コミを中心として、これから徐々に評価が深まっていくに違いないと思います。


注)以下は金曜日のハラールバイキングのみの感想です。金曜日のランチ以外は参考にはなりませんのでご注意ください。

何年か前に初めて金曜のランチにお伺いした時、「ビリヤニは美味しいけど料理の種類が少ないし、チキンやマトンは骨付きで食べ難いし、取り皿だけでカトゥリは無く盛り難いし」とそんなに良い印象は無かった。
しかしその後インド料理等の経験?を積みつつ訪問しているうちに、こちらの料理の素晴らしさが分かってきました。

最近の料理等の内容については、同じ日(平成23年2月)に訪問された方が口コミ投稿されているので、そちらを参照ください。
こちらのお店は、少なくとも関西のイスラーム式レシピの料理がいただける店としてはナンバーワンであると確信しております。

以下、金曜日に異教徒が食事をせていただくにあたっての注意事項
・なるべく早い時間に入店してモスクでのお祈りが終わる午後1時30分までには店を出ること。でないとムスリムの方々が大挙押し寄せるので大変なことになる。特に女性は注意。なお1時頃に社長とコックさん(両者ともパキスタン人)が店を空けてモスクにお祈りに行くので、できれば1時頃までに店を出る方がいいかも。ウエイトレスさん等がいない時は、社長がモスクから戻ってくるまで帰れません(たまに社長と親しい常連さんがおられることがあって、その方が社長不在時にお金を預ってくれることがありますが、おつりは無いので、もしおつりが必要な場合は、コックさんか社長が帰ってくるまで帰れません。普通はコックさんが先に帰って来られます。)
・まずビリヤニをいただこう。こちらのイスラーム式チキンビリヤニは最高!である。(骨付きチキンとジャガイモが入ったタイプ)
・骨付きのイスラーム式チキンマサラ、マトンマサラは、手でつかんでがっつり食べよう。いわゆるカレーを食べる感覚で無く「カレーでマリネされた骨付きの肉を食べる感覚」でいただきましょう。
・不要な骨はバイキングテーブルの皿の横に置いてある紙コップを取ってきて入れよう。たまに小皿を出してくれることもある。(最近紙コップが置いてないので、紙ナプキンを取ってきて、テーブルの上に広げてその上に置いてます。そうすると社長が見かねて小皿を持ってきます。)
・デザートは普通の日本人の感覚でいうと激甘なので注意。
・ペットボトルのコーラは飲み放題だけれど飲みすぎると食べられなくなるので要注意。(基本的に普通のコークであるが、時々ダイエットコークのときもある)
・パコラ、ナンは揚げたて焼きたてを狙おう。お客さんが少ないときは焼きたて揚げたてを持ってきてくれる。
ただし運が悪いと冷たいものしか食べられないこともある。
・別途注文したらローティーを焼いてくれることもある。(最近は無理みたい)
・カーテンで仕切られた席のエリアは、ムスリムの女性が来店された時に使用するようなので社長に案内されない限り座らない方が良い。
・入店した時、社長に「食事前に手を洗え」と言われることがある。こんな時はビビらず素直にレストルームで手を洗おう。
・社長は結構話好きみたいで、いろいろ話しかけられます。なぜか「今日は休みか?」とよく聞かれます。
・食後注文すればチャイを出してくれますが、忙しいときなどは出してくれないこともあり。
・あんまり食べ過ぎると、社長に「食べすぎは体に悪いよ」と言われる。
・社長は真面目な顔で冗談を言うので、時々冗談か本気か分からないことがあります。
・社長はたまに食べ方の汚い、食べ残しが多くマナーの良くないお客さんがいると、あとでいろいろ愚痴ってます。一度、過去にそんな客だったためか、入店を断られている方がおられました。
・バイキングタイムは1時間。

以上の注意事項を守れば快適に美味しくいただけると思います。
料金は1,575円(税込)です。


なお現地到着が1時を過ぎる場合は、近隣で同じようにハラールバイキングをされている「アールティ」に行かれた方が良いと思います。
アールティも1時半を過ぎるとムスリムの方々でほぼ満員となるのですが、ウエイター、ウエイトレスが日本の方(でなくてアジア系の方のこともあり)ですので、比較的入りやすいです。
料理の内容はほぼナーンインと同じ感じで基本的にはイスラーム式レシピなのですが、こちらに「チキンビリヤニ」はありません(日本米)のでご注意ください。
ただし飲物がコーラだけでなく、ラッシー(スウィートだけでなくクミン入りソルティーラッシーもあり!)やチャイも選べること、注文すれば確実にローティーがいただける、マンゴーピックルがあるなどナーンインに無い特徴もあります。
2012.2訪問時、マトンマサラが素晴らしく美味しかった。

それと当然のことながらラマダンの期間は両店ともハラールバイキングを実施してませんのでご注意ください。

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追加情報

チキンビリヤニの無い日もあるようです。
社長によるとビリヤニが好きでない人もいるので、プレーンなバスマティライス(たぶん湯取り法で調理)、プラオなどをローテーションしているとのこと。

さらに追加情報(2011.7.1)
夏季限定かもしれませんが、「ラッシー」のサービスがありました。ビールを入れるような大きめのクリアカップにたっぷり入っていて、美味しかったです。なお甘くない「ソルティー・ラッシー」でした。

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追加情報(2011.10.28)
コックさんがパキスタン出身のアリさんからインド人(非ムスリム)に変わりました。
結果として、野菜カレーが美味しくなりました。
イスラム系のビリヤニはまだ作れないそうです。
またドリンクはコーラあるいはチャイを選択。
ラッシーのサービスはありませんでした。

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追加情報(2011.12.23)
コックのアリさんが復帰して、新しいインド人コックさんと2人体制でした。
以前ようにイスラム系レシピのチキンビリヤニもありました。
相変わらず美味しかったです。
ただしナンは新しいコックさんが焼いていたので、以前のパキスタン系ナンと
ちょっと違う感じ。少し焼きすぎのような気がしました。
ドリンクサービスは以前のようにコーラ&食後のホットチャイ。

なお今回「バイキングは1時間までダヨ」。と言われた。
前回ゆっくり食べてたら、冗談っぽく「料金倍額!」と言われたのですが
今回は本気モードでした。店内に張り紙も貼ってました。
スペル間違えてたけど。

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追加情報(2012.2)
以前の体制および料理に戻りました。


2011.12.25
注意事項一部修正

2012.3.27
注意事項一部修正


  • ハラールバイキング
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

クスム本場家庭料理 (三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、神戸三宮(阪急) / インド料理、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/07訪問 2012/10/31

祝復活!新店舗はスパイスショップ、インディアン・プロビジョンストア内です。

<7/1最新情報>
店舗火災により長らく休業しておりましたが、この度めでたく再開されました。
新しい店舗は、旧店舗があったハンター坂の葉山ハイツから少し山側に上った左手の茶色い建物「異人プラザ」の2階です。
住所:神戸市中央区中山手通2丁目12-21異人プラザ2階
1階エントランス部分にインド国旗と看板があるので、すぐにわかると思います。
先に同系列のスパイスショップ、インディアン・プロビジョンストア(IPS)が先にこちらに移転しておりましたが、店内を改装して、店入り口入ってすぐの左右に座席を置くスペースを作ってあり、こちらでいただけるようになっています(全16席くらい)。

料理の内容やシステム?は、以前とまったく同じですので、ファンの方は安心してください。
以前の葉山ハイツ内店舗より入りやすくなっています(心理的抵抗が少ない)。


※新しい写真を掲載しましたので、ご確認ください。
※ディナーは予約した方が確実。


<情報>
先日(2012/4/27)、ナーン・インのハラルバイキングに行った後、IPS(クスムと同じ経営のスパイスショップ)が移転したと聞き店に行った時に「もうクスムのような店はやらないのか?」と聞いたところ、なんと現在再開に向けて物件を探しているとのこと。もしかしたら近いうちに再開されるかもしれません。なおテワリさん、クスムさんも元気そうでした。

<火災発生による休業の件>
大阪~神戸版あたりの新聞には掲載されていたためご存知の方も多いと思いますが、11月18日昼前に発生した火災により、店舗が全焼。現在休業中です(ただし同フロアにあるスパイスショップは延焼を免れ、通常とおり営業中です)。
当分現地での営業再開は不可能であると思われますが、近隣にある系列のインドレストラン「ティワリ」にて、暫定的にクスムにて提供していたようなベジタリアン・ターリーをいただくことができます。ただし、現状(12月4日現在)、一部「ティワリ」の料理と共通でコックさんが作っているらしく、以前のようなクスムさんが作っていたような本場さながらの家庭料理ではありません。チャパティも、混雑するランチ時など焼くのに手間がかかるので、提供方法等試行錯誤しているとのこと(焼くのが簡単だからといってタンドリーロティに変更するのはやめて欲しいと要望しましたが)。クスムさんが火災のショックを乗り越え、またやる気を出すまでは、しばらくこんな感じになると思います。特に遠方から訪問される方は注意してください。


<注意事項>
最近は情報誌やテレビの情報番組やバラエティ番組(全国放送!)などにも取り上げられ、土曜・日曜などはたくさんの観光客等が来店されるようになったクスム本場家庭料理。
初めて来店される方は、こちら独特のシステム?やスタイル?もあり、かなり戸惑っておられるようですが、出される料理は正真正銘の北インド家庭料理(ベジタリアン)です。こちらで食事させていただくようになって、本来のインド料理(家庭料理)がどういうものであるかが分かってきました(日本の一般的なインドレストランで出される料理は、基本的にタンドールを使用するパンジャブ料理の亜流などが多い。それはレストラン料理であるから。)。
こちらのお店はあくまでも家庭料理を出す店なので、レストラン料理のような豪華なタンドリーチキン等焼き物やもっちりナンなどはありません。
こちらに来店される方は、情報誌等によりその辺のところを分かっている方が多くなっていますので、トラブルなど少なくなってきてますが、未だにタンドリーチキンは無いのかと聞かれる方がおられるようです。

以下こちらでいただくにあたっての注意事項(私見)
 ※以下登場人物は特に注意書きが無い限りインド人です。
・店(というかマンションの一室)の入口(スチールの扉)が閉まっていることもありますが、思い切って中に入りましょう。呼び出しチャイムは鳴らさないように。なお靴を脱ごうとする方がおられますが土足でOKです。
・基本的に空いている席に座ればよいのですが、状況により移動させられることがあります。
・忙しい時など入店して座っていても気づかれないことがあるので、入店時に入店したことをアピールした方が良いです。
・土日祝は日本人の女性が手伝いに来ているので日本語が通じますが、平日に日本語はほとんど通じないと思った方がいいでしょう。英語も怪しい。(ヒンディー語は通じる)
・席に座れば自動的に食事(水、マンゴージュース→サモサ→ターリー→チャイ)が出てきますので、そのまま食べ続けてください。運が良ければアチャール(インド式つけもの)も食べられます。最近無いことが多いですが。
・マンゴジュース、サモサ、チャイ以外はおかわりできます。日本人の女性がいる時はいろいろ細かい注文(ご飯少なめにとかカレーを少しだけとか)を聞いてくれすが、クスムさん等しかいないときは、「チャパティー?」とか言われながら自動的にいろいろ盛られてしまいますので、断る時はノーサンキューとか言って「いらない」ことをはっきり伝えましょう。
・原則的にお客さんが来店されるごとに料理を作ったり、チャパティーを焼いたりするので、入店のタイミングによっては料理が出てくるのに少し時間がかかる場合がありますが、のんびり待ちましょう。また入店者順に料理が出てこなこともありますが気にしないこと。
・初老のおじさん(シュクラさん)にいろいろ話しかけられることもありますが、恥ずかしがらずに応対しましょう。
・体がとても大きな方(最近少し痩せたみたい)、杖をついた80歳くらいのおばあさん、少年など(全てこちらのおうちの方)が前や横を通り過ぎていくことがありますが、気にしないこと。
・ランチの閉店間際(2時半頃)になると、女性がベランダに洗濯物持って干しに行ったり、鍋を置きに行ったり店の中を通り過ぎますが気にしないこと。
・トイレは台所の方にあります。間違えて鏡の前の隣の部屋(住居)に入らないこと。
・マンションの同じ階に同経営のスパイスショップがあります。本場のスパイスや紅茶などを安く購入することができます。
サラダにかかっているスパイス(チャットマサラ)もこちらで購入することができます。
などなど・・・・

これ以外にもまだまだ謎が多いですが、インドに来たと思って、のんびりと細かいことを気にせずに食事をいただきましょう。

それと連休時や日曜日など来店者が多く、1万円札での支払いが多かった時など、釣銭(特に10円玉)が無くなって店の方が困ってらっしゃるので、できたら小銭で支払っていただくと喜ばれると思います。

最近、近隣に同経営でポピュラーな北インド料理(ノンべジ)を出す店がオープンしたので、タンドリーチキンやナンなど食べたい時はそちらに行かれた方がいいでしょう。
※店名:「ティワリ」。場所:一宮神社の前。キャシー中島のハワイアンの店の斜め前くらい。

※サービスの点数について
2.5となっていますが、日本人の女性がおられる時は3.5、いないときは2です(あくまでも日本の基準)。


  • 新
  • 新
  • 新

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5位

サンサール 新宿店 (東新宿、新宿三丁目、新宿御苑前 / ネパール料理、インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2012/06訪問 2013/07/03

インド・ネパール料理店の理想型。最高に美味しいダルバート。

以前から豪快なネパール人女性オーナーが経営する人気インド・ネパール料理店が東京の小岩にあるという噂は聞いていました。こちらはそのお店の新宿店。普段は小岩店におられるその女性オーナーが金曜日だけ新宿店におられるとの情報を得て、上京時、金曜の夜に訪問しました。
メトロ東新宿駅から新宿文化センターを目指して少し歩いたけれど、土地勘が無い私でも、わりと分かりやすい場所にありました。

午後5時30分頃訪問したところ、店頭ではダカトピを被ったコックさんらしき方が植木鉢の植木を植え直していたりしていて、一瞬まだオープンしていないのかなと思ったけれど、店内からいらっしゃいませという声が聞こえたので大丈夫であろうとそのまま店に入った。この日ディナータイムは私が初めてであったようで、好きな席に座って良いとのことでしたので、一番奥の席に座らせていただきました。店内ではウワサの女性オーナー(ウルミラさん)が業者と商談の真っ最中でした。商談の様子をチラ見していましたが、さすがウワサ通りと思わせるような商談姿勢でした。

ディナーのメニューブックを見ていたところホール担当の男性がオーダーを取りに来たので、迷いなくダルバートを選びました。ホール担当の方が「ダルバート」のオーダーを聞いて、とても嬉しそうにしていたことが印象に残っています。

料理が運ばれてくるまでに、店内の様子をつぶさに観察していると、ウルミラさんがホール担当の男性にあれやこれや指示を飛ばしています。テーブルセッティングや店の備品など細かいチェックをしているようでした。なるほど店内を良く見ると、店内が雑然としていることが多いインド・ネパール料理店では珍しく、店内はとてもきれいに整理整頓され、カーテンやテーブルクロスの色もうまくコーディネートされています。また各テーブルには小花をいけた小さなガラスの花瓶が置いてあったり、店頭も植木鉢に植えた花を飾る等、さすが女性オーナーならではの細かい心配りができています。

しばらくして金属のトレーに盛られたダルバートが運ばれてきて、ホール担当の方およびウルミラさんが、各料理の説明をしてくれました。この時点でかなりこれはレベルの高いダルバートであることが分かりました。説明を聞きながら、私もいろいろ料理について質問したので、店の方にも私がある程度ネパール料理のことを知っている客であるということが分かったようで、聞いて無いことも嬉しそうに教えてくれました。

こちらのダルバートはノンべジで、何かさわやかな、くど味の少ない味のダル、大根と人参、ハーブ、豆(ホワイトピース)などが和えてある凝った感じのアチャール、マショウラ(大豆や他の野菜などと混ぜて乾燥させたネパールの家庭でよく作られている食材)とジャガイモとグンドゥルック(葉野菜を乾燥させた食材)などが入ったスープ状のタルカリ、鶏肉とオクラの炒め物、デザートにターメリック入りのヨーグルトにバート(日本米)という構成。

さっそくバートにダルやタルカリ、アチャールなどを混ぜながらいただいたが、本当にお世辞抜きで、今まで食べた中で最高に美味しいダルバートでした。
しばらく感動しながら夢中で食べていると、少し離れたところから見ていたウルミラさんが、突然つかつかっと私の前に来て、「あなた、ダルバートの食べ方が上手!」と笑顔で話しかけてきました。
よく聞いてみると、日本人のお客さんは、タルカリとご飯を別々に食べる人が多く、見ていて非常にイライラするとのこと。全く同感であったので、「バートにダルをかけて、タルカリを混ぜて食べないと美味しくないですよ。私も見ていてイライラします」と答えると、豪快に笑われてしまいました。

そのあと急に打ち解けて、関西から来たことを伝えると、ウルミラさんはとても喜んで、チヤ(チャイ)とネパールのお菓子をサービスしてくれた。その後もネパール料理に関していろいろ聞いたり、自分が今まで食べたダルバートのことや関西のネパール店の現状等を説明したりしてとても楽しい時間を過ごすことができた。

帰る間際にウルミラさんに「今まで食べたダルバートの中で最高に美味しかった」と伝えたところ、とてもうれしそうに「今度店に来る時は、特別なネパール料理を用意するから事前に連絡してね」と言われてしまいました。


こちらのお店を訪問して、女性経営者ならではの、女性目線による店づくりがお客さんに指示されていること、経営者の方針を従業員が確り理解して働いていることなど、経営センスが非常に高いことに驚くとともに、メニュー構成にしても、普通のお客さんに対しては理解されやすい北インド料理(当然美味しいことが必須です)を供しながらも、マニアの要求にしっかり応えられるネパール料理が提供できること(こちらのお店では代表的なネワール料理がラインナップされている)が今後の巷のインド・ネパール料理店の進む方向、あるべき姿であるのではないかと感じた。


さらにお客さんを引きつけるオーナーの人柄や魅力も重要な要素ではないかと思う。たぶん私が東京居住者であれば、店が繁盛するよう応援して、助けたくなっているに違いない。
ここに至るまでに、かなり御苦労されているらしいが、失敗を重ねながらも、やっと自分の店のスタイルが確立されたというところであろう
自分の中で「繁盛するインド・ネパール料理店」の理想型(理想的なビジネスモデル)が明確になったということが、今回の訪問で最大の収穫であった。


  • ダルバート
  • マショウラ・アルー
  • チキンとオクラのタルカリ

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6位

スリランカ料理 ラサハラ (東三国、東淀川、新大阪 / スリランカ料理、カレー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.9
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.2
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ~¥999

2012/08訪問 2013/05/20

スリランカ料理に対する愛を感じる

土曜日ランチタイム、やっと念願かなって東三国のRASAHALAさんに伺うことができた。日本人の兄弟が中心となって今年の春にオープンしたまだ新しいお店。
以前オープンしてすぐ頃に自転車で訪問したのですが、日曜日が定休日であることを良く調べてなかったため食べ逃していたのでした。

お店は地下鉄御堂筋線東三国駅南西にあります。駅から近いですし、車でも近隣にコイン駐車場が沢山あるため、駐車場所に困ることはないでしょう。

店に入ってメニューを見たところ、数種のランチセットがあったけれど、一押しはカレー2種とライス、ポルサンボル、マッルンがいただける「スリランカセット」のようです。初訪問であるということもあり、お勧めっぽいスリランカセット900円をオーダー。
カレーは数種類から選べましたが、無難にチキンと豆(パリップ)にしました。

チキンは骨付きで、グレービーはわりとダークに作っておられます。スパイスがビシバシ利いて美味しいです。豆カレー(パリップ)はひきわりムング豆使用の少し水分が少な目なタイプ。思いのほかリッチな味わいでした。さらにポルサンボルとマッルンも美味でした。

食事をしていると、店主の住友さん(兄)から話しかけられ、日々、カレーのレシピを微妙に変えていることなど伺いました。そういうお話を聞くと、今後いろんな種類のカレーや料理をいただきたくなります!また試作のナス料理もいただきました。

ランチメニューの裏を見てみるとスリランカカレーの食べ方についての解説もあり、スリランカ料理に対する拘りと愛情が強くうかかえます。特にこだわりの強い日本人経営のエスニック料理店はこのような「解説書」が必ずあります。このような「解説書」があるお店は経験上まず「アタリ」です。

最近関西ではスリランカ料理の話題店が多いですが、その中でこちらのお店は今後もっと注目されていくであろうと思います。従来からあるスリランカ料理店は、確かにコットウロティとかスリランカならではのメニューもラインナップしていたけれど、お客さんがスリランカ料理のことを良く知らなくて、店の方でもそんなお客さんに対してインド料理との差別化ができていなくて、実力はあるけれど損をしているようなところがありました。
これからRASAHALAさんやカラピンチャさん、ロッダ・グループさんみたいに「スリランカ料理を積極的に発信する店」が増えていくと、また状況が変わってくると思います。今後のこの流れがどのような結果に結びついていくのかとても楽しみです。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

ククリ (大倉山 / ネパール料理、バー、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/10訪問 2012/10/28

ダルバート好きには堪らない。

神戸、いや関西で「本格的」なダルバートが「常時」いただける希少店。

こちらのお店については、「ダルバートが好きなら訪問すべき。絶対気に入る!」と某アジア料理店々主や某アジア雑貨店女性スタッフ、東京在住スパイスマニア等からうががっておりましたが、なにせ店のロケーションが最寄の地下鉄大倉山駅から徒歩15分くらい(ただし往路は上り坂)、JRだと神戸駅から徒歩20~25分という難所?にあり、いつか伺わなければと思いつつ訪問できませんでした。このような難所にあるお店は「絶対今日行く」という強い意志がないといつまでたっても伺うことができません。

そう思いつつ1年ほど経過した平日の午後、業務の都合上、急に午後からOFFとなったため訪問を決意。少し遅いランチタイムにお伺いしました。

私は普段JRを使っているため、店から少し遠くなるけれど利便性を優先してJR神戸駅から徒歩で店に向かった。山側に坂道をずっと上って行き、やっとのこと店に到着。家庭裁判所にほど近いバス停のまん前のビル地下、店頭にネパール国旗があるのですぐに分かった。

店に入ると少し遅い時間であったためか、他にお客さんがおられす、ゆっくりいただくことができた。
ランチメニューはダルバートおよびカレーライス。当然のことながらダルバートをオーダーした。カレーをチキン、野菜、日替わりの中から選択するようになっており、日替わりの「ささみと野菜」を選択した。

料理が運ばれてくるまでしばし店内を観察。照明が低めのウッディな落ち着いた内装。BGMもプリミティブなものやインドの民族系なもので、店の雰囲気と合わせて拘りを感じる。DJブースもあるなど音楽イベントも開催されているようだ。

しばらくして料理が運ばれてきたが一目見ただけで、「只者でない」料理であることが分かった。

関西のネパール人が経営しているインド・ネパール料理店でメニューにラインナップされている「ダルバート」は、ダルが油濃厚なカレーっぽいものであったり、ナンが付いていたり、ひどい店になると「ダル」はチキンカレーに変更でき、ライスはナンに変更できて、「ダル」も「バート」も付いていない(笑)ものであったりしてガッカリするのであるが、このお店のダルバートは間違いなく本物である。

ダルはひき割りムングダルを使ったシンプルなもの。特筆すべきはネパール独特のスパイスである「ジンブー」を使っていることである。ジンブーは別名「ヒマラヤ行者ネギ?」といわれる強壮作用のある植物を乾燥させたもの。これをシンプルなダルに入れると独特の素晴らしい香りがする(ただし民族や各家庭によっては入れないレシピも多いらしいが)。ただしネパール人の「日本人には合わない」という先入観から日本国内で使用している店はごく僅かである。このダルを見て、このお店はダルバートに対して真剣に取り組んでいることが分かった。

日替わりのカレーも油少な目のスープ状のもので、某ネパール料理店でいただいた「まかないのカレー」のようなシンプルながら味わい深いものであった(当然まかないカレーよりも丁寧に調理されているが)。

その他のタルカリやアチャールも素晴らしいもので、プレート全体のバランスがすごく良くて、ライスにダルをかけて、アチャールやタルカリを混ぜていただいたが混ぜ方によっていろんな味が楽しめた。

こちらのお店のダルバートは、見た目は地味な感じがして、レストランで供する料理としては「インパクトが強い大きなナン」や「カレーにクリームで模様を描く」とか「真っ赤な色のタンドリーチキン」というような巷で増殖中のインド・ネパール料理店の「見た目だけが派手」な料理と比較して、一般のお客さんにに対してのアピール度が低いかも知れないけれど、「本当のネパール料理」を知る方や好きな方にとっては全く堪らなく素敵に映る。

店がもう少し交通の便が良いロケーションにあれば、ヘビーローテーションするのだけれど。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

マラッカ (長堀橋、松屋町、日本橋 / 東南アジア料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 2.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ~¥999

2012/04訪問 2012/05/07

情報ほとんど無し!関西のマレーシア・シンガポール料理好きは要注目(興味があるなら急いで訪問すべし!閉店する前に!)

東京にはシンガポールやマレーシア、インドネシアなどの東南アジア料理店が結構多くあって、チキンライス(ハイナン・チーファン)などに人気が集まっているイメージがありますが、案外、大阪・神戸には少なくて、チキンライスやバクテー等が気軽に食べられない状況であります。
(最近、JR大阪駅近辺で「シンガポール・シーフードリパブリック」がオープンしましたが)

そこで常に新店がオープンしてないかとリサーチをかけているのですが、なかなか情報がありません。
しかし、たまたまフェイスブックで友達検索をみていたところ、なんとこのお店のフェイスブックページが表示されて店の存在を知りました(なぜ?フェイスブック凄い!)。
この店を知っているか?フェイスブック上で友達の「アジア料理好き」たちに聞いてみたところ、なんと行ったことある人が2人いました(一人は東心斎橋あたりの飲食店で働いている女性、もう一人は現在大阪在住で、以前マレーシアで働いておられて居住経験のある女性)。バクテーが美味しいとのことであったので訪問しようとしたのですが、たまたまタイミングが合わず訪問できないでいたところ、知人である「関西でも屈指のアジア料理マニア」の方が先に訪問したという情報が入ってきました!さらにもしかしたらこのお店、4月いっぱいで閉店するかもしれないとのこと!

あわてて次の日曜日の昼に訪問しました。
この日は事前にある方から、そのマニアの方とオフ会をすると聞いていたので、もしかしたらと思っていたのですが、やはり来店しておられました。また突然の乱入だったのですが快く同席させていただきました。

その日いただいた料理は、マニアの方が事前に予約していた「ナシレマ」(イカンビリスうまー)をはじめ、バクテー、プロウンミー(エビラーメン)、ラクサなど。
さらにデザートにドリアン!とテタレ(インスタント笑)。

料理は非常に美味しかったです。
またオーナーのKoo氏も愉快な方で、マレーシアのいろんな話が聞けて楽しかったです。


ただ最後に残念な話を聞かされました。
あまりにも赤字?なので5月で閉店するとのこと!(本当に???)
せっかくいい店を発見したのに、とても残念です。

閉店するまでにあと何回いけるのか・・・


追伸
こちらのお店は以前、心斎橋方面にあったらしいのですが、諸事情でこちらに移転されたとのこと。
なお以前の店名は「馬六甲(マラッカ)食堂」でした。

それとランチは日替わりランチ600円~なので、結構リーズナブルかと。

  • ナシレマ
  • バクテー
  • プロウンミー

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9位

カジャナ (西中島南方、南方、新大阪 / インド料理、インドカレー、カレー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2012/11訪問 2012/12/20

料理自慢ラタさんがつくる絶品!西インド・グジャラート家庭料理(今回はお祭りの料理)

さる2012.11.17および18に実施されたディワリ特別料理のディナーにお伺いさせていただいた。
当日はヨガインストラクターSさん呼びかけにより集まったマニア約10名で訪問。普段北インド料理を始め、南インドやスリランカ料理に親しんでいる方々ばかり。しかしながらグジャラート料理はインド料理の中でも南インド以上にマイナーであるため、さすがに実食したことが無く今回が初めてという方が多かった。かくいう私も大阪市福島区に当店の支店があった時にランチで3回ほどいただいただけである。

料理はバフェ形式となっており、テーブル上に数種類の料理が置かれ、好きなものを自由にいただけるようになっていた。
当日の料理は店主夫人であるラタさんが全て作られたとのこと。
レギュラーメニューにあるグジャラーティーターリー(ランチ・ディナー)も肝となる料理(ドークラなど)はコックさんではなくラタさんが作るのだそう。


それはさて置き、料理のラインナップは・・

ドークラ
カマン(ドークラ)
ハンドヴォ
ウンディーユ(野菜のドライカレー)
ダルワラ
メティゴダ
ベジタブルビリヤニ(カシミリープラオみたい)
カディ(ヨーグルトカレー)
マサラプーリ
カチュンバル(キャベツ)
ミックスダルのサラダ
野菜スープ
レモンアチャール
ミントチャトニ
ジャレビ(デザート)
チャイ    等々・・・・

普通のインド料理店のメニューではまず見受けられない名前の料理がずらりと並んでいた。


どのように食べたらいいのか迷っていたところ、ラタさんからドークラやカマンのような蒸しパンっぽい料理にカディをかけて食べるようアドバイスされた。
ウンディーユは「野菜煮込み」あるいは「肉抜きの肉じゃが」みたいな感じ。グジャラーティーを代表する料理だとか。
ダルワラは形は違うけれど南インドの軽食「ワダ」と同様のものみたいでした。なおカディにもカレーリーフが使われるなど、地理的には北インドに近いのだけれど、マスタードシードの使用など南インド料理との共通性もあるという不思議なスパイス使いが特徴である。

とにかくいわゆるカレーっぽいものは一品も無かった。


食べ終わった感想であるが、ベジということもあるけれど素材が豆や米など中心であるため炭水化物過多な印象((笑)。
とても美味しかったけれど、すごくお腹が膨らんでしまった。


さて今回いただいた西インド、グジャラート州のベジタリアン料理であるが簡単にいうと「甘い」味が特徴である。
グジャラート州はヒンズー教の中でも殺生に関する戒律が厳しいジャイナ教徒が多い地域である。ジャイナ教の戒律により、肉類はもちろんニンニクや玉ねぎ等の根菜類も食べないとのこと。だから玉ねぎを炒めて甘みを出すという手法が使えないためジャガリー(さとうきびから作る粗糖)を使って甘みをつけるのだそう。
以前はじめてグジャラーティー・ターリーをいただいた時、甘い味のダルに驚いた。


<店の印象について>
意外なことにインド・ネパール料理店の激戦区である新大阪~江坂界隈であるが、他店に無い「グジャラート料理」はこちらのお店を特徴づけて競合他店と差別化する大切なアイテムだけれど、私達のようなマニアでない一般のお客さんは普通の北インドメニューを食べることが多いと思う。マニアの間で評価が高いカジャナさんではあるけれど、食べログ等の評価が今一つ近隣の同業他店と比較して高くないということは、ボリュームゾーンである800~1,000円あたりの北インド料理のランチセット等にさほど魅力が無いということであろうか?マニア諸氏はまずこちらのお店で北インド料理をオーダーしないと思うので、経営的に見ると一般受けする北インドメニューのブラッシュアップおよび競合店対抗策(特に価格の面で)が必要であると感じる(店の常連客は、なぜ一般的な評価が高くないか、安定しないかについて、ある理由に気がついていると思う)。

とにかくオーナーご夫妻も良い方であるし魅力ある店であるので、最近多くなったイベント出店による目先の売り上げに頼らず、根本的な店の営業強化に力を入れていってほしいと思う。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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10位

アリーズ キッチン (心斎橋、四ツ橋、長堀橋 / パキスタン料理、カレー、中東料理)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2013/04訪問 2013/05/20

大正区から心斎橋に移転。パキスタン料理だけでなくアラブ料理もあるよ!

大阪・大正のパキスタン家庭料理アリーズキッチンが心斎橋に移転し、7月14日から営業を始められました。
アリーズキッチンといえば店主のアリさんの人柄やその個性的な料理のラインナップから、マニアの間では全国的に有名なお店。
特にビリヤニは有名で、某ビリヤニ協会会長が日本一と認定したほど。
他にも羊の脳みそを使ったカレー(ブレインマサラ)やミノのカレー(バットマサラ)などパキスタン特有の料理など約500種もメニューがあるという凄まじさ。

そんな大阪ドームにも程近い下町である大正区のお店をスタッフに譲って、心斎橋という大阪でも有数の繁華街に移転し、アラブ料理もラインナップに加えて新たに「パキスタン&アラブ家庭料理」としてオープンされました。
店の場所は長堀通沿い旧パルコ(工事中)の北側のビル地下1階。入り口が小さくて分かり難いので要注意です。

店内に入るとちょうどアリさんもおられました。
まずお店の移転オープンについてお祝いを申し上げました。
お店の移転にあたっては、いろいろ困難なことがあったようです。
しかしなんとかオープンにこぎつけたとのこと。

ランチメニューは大正の時と同じでした。
この店を訪問したからには、ビリヤニをいただかない訳にはいきません。
ビリヤニとカレー、ナンのセット1,500円をオーダー。

ビリヤニは毎日まとめて数十食作っているとのこと。
以前大正の店でいただいた、オーダーを受けてから1人前づつ作るビリヤニとは当然レシピが違います。
以前いただいた時はトマトベースのグレービーでバスマティライスを炒めたみたいなタイプでしたが、こちらのお店では、ちゃんと炊き込んだタイプ。いわゆるムスリムらしい炊き込み(重ね蒸し焼き)タイプ。
辛さに慣れてない方にも対応できるようマイルドな味付けにしているとのことでした。

まだタンドールが本調子でなかったり、新しいスタッフが慣れてなかったりして、少しギクシャクした感じでしたが、いずれはこなれてくるでしょう。
来月(8月)になると新たにドバイでの経験が豊富なシェフが来日するそうですが、それまではメニュー等も限られているようです。
アラブ料理については、代表的なフンムス(ホムス)やババガヌーシュといったペーストをはじめ、ケバブなどもラインナップされているようです。イメージ的にはトルコ料理に近いとのこと。先日、大阪中津にあるエジプト料理店を訪問したのですが、内容的にはほぼ同じ料理のようです。

また金曜・土曜夜はベリーダンスショーも実施しているとのこと。

まずは移転オープンおめでとうございます。

  • (説明なし)
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  • パキスタンスタイル、丸いナン

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