鈴木ファンドさんが投稿したル スプートニク(東京/六本木)の口コミ詳細

鈴木ファンドの東京フレンチガイド

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ル スプートニク六本木、乃木坂、六本木一丁目/フレンチ

1

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999
1回目

2016/12 訪問

  • lunch:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999

シェフの創造力、それを完成度の高い料理へ具現化する構築力に感嘆

☆★☆ le sputnik(六本木/フレンチ)について ☆★☆
 
 六本木にあるミシュラン1つ星レストラン「le sputnik(ル・スプートニク)」
店名の「le sputnik」とは、本来ロシア語の「sputnik:同行者・旅の連れ」に、定冠詞「le」をつけ、現在フランスで使われている言葉で、他国の言葉を自国の言葉にするというフランス人の柔軟かつ前衛的な姿勢を尊重して、フランス料理の伝統を重んじながらも新しいことに挑戦したいという気持ちを、この「le sputnik」という店名にこめたとのことで、来訪時のショープレートの上に説明書きが置かれています。
 シェフの高橋氏は、代官山にあるル・ジュー・ドゥ・ラシエット(現:レクテ)時代からのファンで、独立開業されていたのは知っていたのですが、訪問したい日に予約が取れず、オープンから約1年半経っての訪問となりました。
場所は、ミッドタウンの南に位置し、外苑東通りから西方に斜めに伸びた路地に入り、左・右と進むとレストランに辿り着きます。オンラインで予約し、日曜日のランチで訪問しました。

1.雰囲気について
 レストランは、前述したとおり、細い路地を進んだ場所にあるため、六本木にありながら閑静な場所に立地します。
白く無機質な外観を呈するレストランの店内は、床やテーブル、椅子など全体的に木目調でまとめられたカジュアルな雰囲気で、テーブルクロスが敷かれていない等、1つ星レストランの中でもかなりカジュアルな部類。また、キッチンエリアとの仕切り、ワインセラーには大きなガラスが使用され、木目とガラスが融合したスタイリッシュな雰囲気も持ち合わせます。
座席数は16席ほどで、個室も用意されており、隣席との座席間は適度に保たれています。
想像以上にカジュアルな雰囲気で、肩ひじ張らずに料理を食べてもらいたいとの意図があるのかもしれません。

2.料理について
 ランチのコースは¥6,000で、アミューズ×2→オードブル×3→魚料理→肉料理→デセール→カフェ&プティ・フールという流れ。
総じた料理の印象は、どの料理も芸術作品の様に美しく、味わいは見た目の美しさを遥かに超えてくるもの。
また、アミューズからプティ・フールまで、どの料理をとっても完成度が高く、ストーリー性を感じさせるもので、できることなら1皿につき30分以上はかけて楽しみたいと思わせる料理ばかりでした。個々の料理の感想は下記のとおりです。
(1)アミューズその1
ホワイトセロリを甘鯛で包んだもの。
ねっとりとろける甘鯛の食感が素晴らしく、ライムで香り付けがされており、後味が爽やか。
過去にラシエット時代にいただいた、米粉で包んだアミューズと味わいは同一で、郷愁の思いが蘇りました。
(2)アミューズその2
 ワカサギをゴボウで包んだものをフリットにしたもの。
鳥の巣状の土台はゴボウを素揚げしたもので、ゴボウとバルサミコのソースでいただきます。
ワカサギはサクッと揚がっており食感が良い。
また、五香粉という中国の調味料が使用されており、その名のとおり香りが高く、食欲をそそり、お酒がすすみます。
ゴボウの土台は食べることができるのですが、以降供される料理のボリュームを考慮すると、味見程度が妥当です。
(3)バゲット
 アミューズの後に供されます。
メゾンカイザーのシンプルなバゲットが供されますが、ゴボウ同様、最後の料理まで美味しく味わうために手を付けませんでした。
(4)オードブルその1
 ガラスのクロッシュで運ばれてきたのは鯖のマリネ。
クロッシュ内は、桜チップの煙を充填されており、座席に運ばれてからオープン。
姿を現した料理は、茄子の上に鯖をのせ、ミョウガ、ドライトマトなどを添えたもの。ロックフォールチーズでいただきます。
燻香を纏った鯖は、ルビーのような光沢感とプリプリと弾力性のある食感で、臭みなど皆無で新鮮そのもの。
また、直前まで香り付けされていたこともあり、燻製の香りが強く、樽の効いたワインとの相性も抜群だと思います。
(5)オードブルその2
 フォアグラをコーヒーのシートで包んだもの。
コーヒーとフォアグラの組み合わせなど、過去に味わったことが無く、食べるまでは半信半疑でしたが、ほどよい苦みが絶妙にマッチ。
コーヒーの苦みがフォアグラの旨みを強調させ、後味も締まり、苦みが効果的に機能していました。シェフの想像力と、それを具現化する技術力には脱帽です。
(6)オードブルその3
 キノコを練りこんだクレープにキノコのアイスを添えたもの。
クレープの中には5種のキノコとポーチドエッグが入っており、ナイフを入れると黄身が流れ出す仕組み。これまたラシエット時代のエッグベネディクトを思い起こさせる個人的には郷愁の一品。
玉子が苦手が方以外は誰もが蘊蓄無く美味しいと感じる料理かと思います。
(7)魚料理
 この日のお魚はアラ。菜の花とドライトマトを添え、春菊のソースでいただきます。
アラは火を入れすぎると硬くなりがちですが、絶妙な火入れによりプリプリの状態。
皮目もパリッと焼かれており、香ばしい。
ソースは、早春を思わせる爽やかなものですが、味つけは薄め。
素材本来の美味しさ、それを生かす火入れの素晴らしさが伺える一品です。
(8)肉料理
 エゾシカの芯玉のロティ、イチジクのキャラメリゼと人参のピューレを添え、ソースはジュと赤ワインを煮詰めたもの。肉の上に岩塩を少々散らした一品です。
鹿肉は、艶やかでキメ細かく、低温で火を入れるため食感はしっとり。
適切に下処理が施されているため、ジビエ特有の獣臭さは無く、濃厚ですが繊細なソースとの相性も良い。
また、イチジクのキャラメリゼも素晴らしく、付け合わせまで丁寧な仕事をされているのが見て取れました。
(9)デセール
 鮮やかな紫色のモンブラン。
土台となるメレンゲの上にカシスのムースと栗のムース、牛乳のアイスをのせ、和栗のムースを纏いカシスのパウダーを散らしたもの。
甘いマロンクリームを用いたモンブランはあまり好きではないのですが、このモンブランはカシスを使うことにより、爽やかで軽く仕上がっており、結構満腹でしたが、スッと胃の中に入っていきました。
(10)プティ・フール
 和三盆のシューとほうじ茶のブランマンジェ。
ほうじ茶のブランマンジェが秀逸で、ほうじ茶の香りが凄い。
小菓子まで妥協しないのは、感嘆の言葉しかありません。

3 ワインについて
 アペリティフにシャンパーニュ、以降はグラスワインを用意してもらいました。
ちなみにシャンパーニュは、「GEOFFROY」(ピノ・ムニエとシャルドネのブレンド、プルミエクリュ)、以降アルザスのピノ・ブラン「KRITT」→ブルゴーニュの「RULLY」→シャトーヌフ・デュ・パプという流れ。
ワインも料理同様リーズナブル。
料理の品数が多いので、ボトルで頼むより、グラスで種類を変えて飲む方が良いかも。
味わいは、感動したものは無いものの、飲み頃のワインが揃えられていました。

4 サービス
 堅苦しくないサービスが良い。
グラン・メゾン等にありがちな常に視線を感じるということが無いので視線を感じることなく、リラックスした雰囲気の中で料理を楽しむことができます。
芸術的な料理とじっくり対話しながら味わうのに適したサービススタイルです。

5.総 評
 料理1つ1つが芸術品で重要文化財に指定したいぐらい。
しかも、見た目の美しさだけではなく、美味しさも伴うもので、私の表現力ではその美味しさを伝えきれないのがもどかしいところ。
シェフが修行されたパリの3つ星ルドワイヤンをはじめ国内外の3つ星フレンチと比較しても、「料理の美味しさ」「ワクワク感」という観点においては、スプートニクより印象に残るレストランはあまり記憶にありません。
季節が変わる度に訪れたいレストランです。

  • 外観

  • ショープレート

  • シャンパーニュ

  • アミューズ1

  • アミューズ2

  • アミューズ2 ワカサギ

  • バゲット

  • リュリー

  • フォアグラ

  • クレープ

  • クレープ断面

  • アラ

  • アラ断面

  • 鹿

  • 鹿断面

  • モンブラン

  • モンブラン断面

  • コーヒー

  • プティ―・フール

2017/04/18 更新

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