鈴木ファンドさんが投稿したキャリエ(東京/渋谷)の口コミ詳細

鈴木ファンドの東京フレンチガイド

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閉店キャリエ渋谷、表参道/フレンチ、ワインバー

1

  • 昼の点数:3.7

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.8
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2016/12 訪問

  • 昼の点数:3.7

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ネオ・クラシックなスタイル。渋谷とは思えない居心地の良さ。

☆★☆ Calie(渋谷/フレンチ)について ☆★☆

 2016年9月にオープンしたばかりの渋谷のフレンチレストラン。
オープン間もないのに評価が高く、新規開拓を目的として訪問しました。
店名の由来は、「Ca」marade(仲間)+「Li」ne(絆)+「E」crin(宝箱)の3つのフランス語をつなげた造語。
シェフは、オレキスを経て、レフェルヴェソンス、ラ・フィネスなどのレストランを経てオープンされた方です。
場所は、渋谷駅から青学方面に歩くこと徒歩10分。
宮益坂から行くにせよ、青山通りから行くにせよ、坂を上らなくてはならないので、渋谷駅から都営バスに乗り、渋谷三丁目で下車するのも良いでしょう。
食べログ予約を利用し、日曜日のランチで利用しました。

1.雰囲気について
 店の構造が極めて特徴的で、入口付近に8人用のテーブル席、その奥にカウンターに面した2人席、その奥に2人用テーブルが2つ、さらに奥には6人用の半個室が用意され、構造上隣席が見えない造りとなっているため、プライベート感が満載で、時間がゆっくり流れているような感じ。
渋谷に居るとは思えない居心地の良さで、ランチですが3時間近く過ごしてしまいました。

2.料理について
 ランチで選べるコースは次の2つで、通常のランチコース(Dejeuner)をセレクト。
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■ Dejeuner(\5,500):アミューズ、前菜2皿、メイン、デセール、小菓子、カフェ
□ Perle(\6,500):アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デセール、小菓子、カフェ
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料理は総じて、ボリューミーで、味にメリハリがあり、輪郭がはっきりしている印象。
そういう意味では、クラシカルなフレンチの傾向が強いのですが、和の要素を取り入れたり、定番のフレンチでは用いられていない組み合わせの食材やソースを使われていたり、ベースは古典的ながらも革新的なイメージ。
ただ、料理によっては攻めすぎている感が否めないものがあり、ポーションによって好き嫌いが生じるかもしれません。
いずれにしても、財布に優しくガッツリ食べられるので、かなりの満足感はありました。
個々の料理の感想は下記のとおりです。
(1)アミューズ:パテ・ド・カンパーニュ
初めに供されたのは、炙ったパテをベーグルで挟みハンバーガー仕立てにしたもの。
あまりのボリュームに、1品目の前菜かと思いましたが、このレストランの定番アミューズとのことです。
パテは、火を入れることにより、肉の旨みと風味が強まり、チーズがふんだんに散らされているので、シャンパーニュとの相性が良かったです。
(2)前菜1品目:白子
白子をシンプルに火入れし、ソテーしたキノコを付け合わせたもの。
白子はクセが無く、フワッとした食感とクリーミーな味わいが楽しめます。
また、和風出汁?のようなもので味付けがされており、淡泊な味わいの白子を、味わい深いものに仕上げていました。和のテイストが感じられる一品です。
(3)前菜2品目:フォアグラ
 厚めのフォアグラにマスカット・胡椒を散らし、マスカルポーネとザクロのソースを敷いたもの。
フォアグラは比較的ワイルドな味わいで、濃厚なマスカルポーネのソースとの相性が良いです。ザクロのソースは少々ぼやけた印象ですが、サービスで供された甘酸っぱい日本酒との相性が良く、日本酒と合わせて食べることを念頭に置いて敷かれたものと個人的には理解しました。
(4)メイン:猪
 ホロホロになるまで煮込んだ猪に、惜しげもなくトリュフとクレソンをのせたもの。
猪肉は非常に甘く、一口目はうんちく無く美味しいと感じるものでしたが、ソースも甘めなので味に締まりが無く、パテ、フォアグラと肉を食べ続けた後だけに、食べ進むに連れ飽きが来てしまいました。また、トリュフの香りも薄く、クレソンを添える必要性もあまり感じらず、個人的な好みと異なるものでした。
(5)デセール:タルトタタン
 しっかりラム酒が効いたもので、パリのビストロで供されそうな骨太感。
シンプルですが、味と香りの余韻が強く、余韻でエスプレッソを美味しくいただきました。
(6)プティ・フール:フィナンシェ&マカロン
フィナンシェが絶品。
バターの香りが強く、幸せな気分で帰路に就くことができました。

3 ワインについて
 アペリティフにシャンパーニュ、以降はグラスワインを用意してもらいました。
ちなみにシャンパーニュは、パスカル・ドケのプルミエクリュ。白子には、能登ワインの「相丞」。フォアグラには、サービスで「醍醐のしずく」(日本酒)。猪には、コート・デュ・ローヌのケランヌが供されました。
印象的だったのは、「醍醐のしずくで」、一般的な日本酒にはない酸味があり、甘さと酸味のバランスが絶妙で、併せて食べたフォアグラのザクロのソースとの相性が抜群でした。

4 サービス
 座席数が少ないレストランのため、必然的に客への目配り等は行き届いており、加えて堅苦しくない対応のため、終始リラックス。
前述しましたが、渋谷で食事をしているとは思えない居心地の良さでした。

5.総 評
 財布に優しく、ガッツリ食べられること、プライベート感満載の雰囲気が良い。
料理は、骨太ビストロ系でありながら革新的。
ネオ・クラシックフレンチという表現が妥当かな。

  • 店内

  • テーブルセッティング

  • シャンパーニュ

  • アミューズ

  • アミューズ

  • 白子

  • 相丞

  • バゲット

  • フォアグラ

  • 醍醐のしずく

  • 猪断面

  • コート・デュ・ローヌ ケランヌ

  • タルトタタン

  • エスプレッソ

2017/04/14 更新

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