『食べログをちょっと休憩します。』asakusa777さんの日記

食べログとお店とのトラブル、先日またニュースになりました。
食べログの有料店舗会員だった「ウルトラチョップ」というチェーン店レストランの経営者が評価点を一斉に下げられた事に関して、食べログ側とのやりとりをＳＮＳに乗せて炎上騒ぎになった件です。
その事について経営者は食べログの営業担当に対して「スコアのアルゴリズムを教えてくれ。他に同じような店は沢山あるのにウチだけ一斉に下げられるのは納得がいかない」と言ったそうですが、「アルゴリズムは教えられない」という返事だったそうです。すったもんだの末、食べログの管理者が謝罪の連絡があったそうですが、その担当者の言った事は全否定、さらに「すでに退社した」とのお決まりのセリフ、結果そのチェーン店は食べログとの契約を解除したそうです。

僕が１番気になった点は、お店に対して食べログ営業担当の「食べログのネット予約機能を使わないと検索の優先順位を落とす」という言い分です。
食べログ営業マンの強引で横柄な対応については、僕が普段利用する店の経営者からも何度か聞いたことがあります。その度にレビュアーとして恥ずかしく思ってましたが、この記事を読んでそろそろ「我慢の限界かな？」って思いました。
利益追求のために我々レビュアーを利用して一生懸命に頑張っているお店に対して不誠実で高圧的な態度で接する食べログの姿勢に嫌悪感を強く覚え、これ以上そんな食べログに加担するのがイヤになりました。
浅草はわりと新規出店する店が多いエリアです。僕がレビューすることによってそーゆー店が食べログの被害者になってしまうのが怖い。今の食べログ運営は全く信用できません。
始めた当初は、「ガイドブックやグルメ雑誌と違って利用者の生の感想を共有できる純然たる口コミサイト」だと思っていましたが、時が経つにつれその性質は激変してしまったようです。

あるお店の経営者が言ってました。
「レビュアーさんでお店のことを凄く悪く書く人いるでしょ？実はそーゆーレビューが食べログにとって何よりオイシイんです。有料店舗会員になればそーゆーレビューは直ぐに消しますっていうのが奴らの常套句ですから」
なるほど、確かに僕も店にとって悪く書くこともありますが、同じような内容でも直ぐに「下書き差し戻し」になるケースとほったらかしのケースがあるのはそーゆー事なんでしょうね。

一生懸命営業してるお店、そこにお金を払って食事する我々、それらを利用して金儲けする食べログが誠意を忘れて利益追求に顕著に傾くのならもうダメですね。
「プレミアム会員になりませんか」なんてお知らせがよく来ますよね。「タダでレビュー書いてあげて食べログの発展に貢献してるのに、何で金まで払わなければならないの？」ってすごく疑問に思ってましたが、今回の件で食べログが僕が理想としていた「健全で純粋な口コミサイト」とは全くかけ離れちゃった事がよく分かったのでそろそろ「潮時かな」って思いました。

ただ、「完全にやめる」とも言いません。
「ｍａｔｏｍｅ」にも出している「山小屋や山の茶店」シリーズなどは僕の登山日記みたいなニュアンスで書いてるし、そーゆー使い方なら良いでしょう。まさか山小屋にまで食べログの営業マンが行って僕が好きな山小屋に迷惑かけるなんて事はないでしょうから。
また、近所の行きつけの何軒かのお店からは「７７７さんが食べログに書いてくれたからお客さんが増えた」なんて言ってもらえて、決して食べログも悪い点ばかりではないのですが、悪い点が目に余るようになってきた現状では、やる価値は無くなってしまったように思えます。

今まで僕のレビューを読んでくださったりコメントくださった方々に感謝致します。フォロワー様とのそーゆーやりとりはとても楽しかったです。今後は食べログを開く機会もグっと減るとは思いますが、何かの折にはまた宜しくお願いいたします。