この口コミは、だいぼん@京都さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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夜の点数:4.8
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¥20,000~¥29,999 / 1人
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料理・味 4.8
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|サービス 4.8
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|雰囲気 4.8
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク 4.5
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[ 料理・味4.8
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| サービス4.8
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| 雰囲気4.8
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク4.5 ]
初の秋田!
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2019/12/24 更新
12月初旬のある朝、あるSNSを見るとあるお知り合いの方から
○月○日の19時から、たかむらで食事しませんか?とのお誘いがあった。
調べると「秋田市」にある料理店らしい。
「そりゃ無理!仕事もあるしね~!」と一蹴しようと思ったが、
またぜひ食事をご一緒したいと思っていた方でもあったので、ちょっと悩むふりをしてみようかなと・・・。
「この飛行機なら間に合いますよ~ん!」と言ってこられたので(実は自分で調べてもおんなじだった)、今度は経済的負担の問題・・・。
これが嫁はんの粋なはからいによりクリアされ、行くことになった。
時間的にはちょうどピッタリでお店に着く。
カウンター中心でお店の人の動きがわかる、高級料理店で一日一回転、みたいな感じだわね。
「江戸料理」というジャンルらしい。
東京で修業していた大将が若い頃、師匠に言われたらしい、「30歳までに独立しなさい」と・・・。
なかなかすごい世界だわ!30なんて私らまだまだペーペーでしたがな!(^^;
大将が江戸で学んだ技法で、故郷秋田の食材を食わせる、なるほど!これがオリジナリティやがな!
私の馬鹿舌では何を飲んでもウマいのでいい酒は私にはもったいないなぁ、と思っていたが、ビールや酒もめっちゃウマかった。
備忘記的に記しておく。将来、誰かを連れていく時のためにね!(^^;ダレ ツレテクネン
八寸:
〆サバ 浅〆が好きなのよ!うんまー!!上に乗ってるの、生姜のジュレ?
本モロコ 琵琶湖の本モロコの種の保存のために秋田で生育しているとのこと
あ、あの、琵琶湖より水がきれいだから、本家よりうまいんですけど、どないしまひょ・・・。
真蛸のやわらか煮 秋田で蛸なんて、どうせ水蛸でしょ・・・もぐもぐ・・・。
ご、ごめんなさい!こんなにウマいの?ふむ、蛸は「揉み」が大事なんですって!!
すっぽんの茶わん蒸し風: ええ味してるわ!身もしっかり入ってるよ。
あん肝煮: 「いい肝はプリンみたいになります」「アホか!そんなことあらへ・・・ホンマや!」
これと日本酒のマリアージュはちょっと倒れそうになるよ!これだけで帰れ言われても・・・帰らへんけどもや!!
ふぐの白子のお椀: 白子は当然としても、野菜がウマいのよ。
大根の味って、こんなんやったよなぁ!としみじみ感じるほど、しっかり主張し、白子に負けない。
太刀魚の焼きもの: くるっと撒いて中にはおネギ。こうすることで脂をネギに吸わせるという技法。
これもまた、もう一度食いたいと思わせるものでありました。
うずらのつくねとセリ: つくねの量もたっぷりでボリュームもあり歯ごたえも抜群、セリのシャキシャキ感、ええわぁ!
くもこの野菜あんかけ: これもまた、くもこのウマさに負けない野菜の主張!
ズワイガニのカニクリームコロッケと海老芋の「フライドポテト」、タルタルソース付:
カニ濃厚!そしてこのタルタルソース!本物のタルタルソースじゃないのにそう感じる。
「洋食の修行をしたことがない料理人が作ったタルタルソース」これは抜群にウマかった。
「たかむらそば」&合鴨: パスタのような、そばのような、ラーメンのような・・・。
唯一無二という感じがすごいわ!
鴨肉、デカくない?(^^
寒天と豆腐: ビジュアルが面白いデザート。
甘くなり過ぎず、おいしかった。
今回特に印象に残ったのは技法と心意気であった。
「江戸料理は器の中に食べられないものを入れないのが基本」だとおっしゃる。
なるほど、京料理では結構食べられないものを置くことが多い気がするね。
花や木の枝や葉・・・、そういうものが皿の上には一切なく、食べ終わると器だけが残るというのが「粋」なんじゃないかと感じた。
そして他の料理の「技法の基本」をわざと知ることなく、まねて作ればもうそれで江戸料理と言ってもよい、という論理も面白かった。
30までに独立開業するというのはそれまでにどれほど努力したのであろうか、想像を絶する。
しかも、独立してからもいろんな料理に挑戦し、また、いろんな業界とのコラボや、いろんなテーマで料理を作るなど、
たかむらの大将のPassionはすごいものがあるのだろうということは想像するに難くない。
お酒もそこそこいただいて、お会計、コミコミで22000円ほど。
これと同じものを京都でいただいたら2倍、六本木あたりでいただいたら3倍の価格となるであろう。
たまの贅沢で、自分へのご褒美とするには、手が届かないものでもないので、大変満足し、「来てよかった」と心から思えました。
ご馳走様でした。おおきに、ありがとうございました。