2回
2018/05 訪問
本日も旬の美味しさでいっぱいでした。
本日の付き出しはどろめです。
どろめさん、ピカピカです。
刺身の盛合せ。 鰹、鯵、コーロー（石鯛）、それに柚子酢。
土佐赤牛の炙り。薬味たっぷりの土佐造りです。
原木椎茸。
鯖寿司。
大好きな酔鯨。それ以外にも多数地酒有り。 品揃えが前よりも良くなった気がします。
未だ現役の黒電話。
見えるかしら、籠の中に猫さんがいます。
2018/08/12 更新
2012/04 訪問
旬の食材でたっぷり味わう土佐。
ＧＷを利用して、久々の帰省です。
今回は高知市内で鰹のたたきが食べられて、食べログで高評価となっているお店の中で
唯一存在を知らず、尚且つ魅力的だった、こちらのお店に予約を入れてみました。
日曜市が立つ追手筋の東の端（ルイヴィトンがある場所）と、
観光名所・はりまや橋を、南北に走る路面電車の道でつないで真ん中あたり。
その電車通りの東側、ちょうど<バス停／蓮池町通>のある位置です。
歩道から見えるのは、看板と入口のみで、
入口を進むと、店らしからぬ本物の古民家に出るもので、少しためらいます。
手前左の小さい土間から上がって、引き戸をガラガラと開けて店内に入るには、
「ここから上がっていいものか？」とさらに多少不安になりますが、
店内は左手にカウンター、手前に大きな卓、右奥の座敷にも卓が数台ならんでいて、
お店らしい造りになっているので安心します。
眼鏡にシルバーグレーの上品な店主がカウンター内に。
表ではちゃきっとした女性が、気持ちいい接客で席に通して下さいます。
予約の電話で「県外から二名で伺うので、高知らしい料理を数品準備しておいてもらいたい」
とお願いしておいたところ、「刺身盛り合わせ・鯖寿司・川海老」を用意して下さったとのこと。
それに、関東ではなかなか会えない「くろうま」の湯割りを、懐かしさにまかせて注文。
付きだしは、虎杖の炒め煮と筍の土佐煮。
どちらも、しっかり味がつけてありお酒に合います。
続いて<鰹・いか・平目>刺身の盛り合わせ。
初鰹は脂っぽさがなく、新鮮な赤身の味がさっぱりしています。
添えて食べるにんにくとのバランスも最高。
いかはもっちり甘く、厚みがあって味が濃いです。
平目もとても新鮮で、ただのプリプリではなくしっとりした食感。
濃いくらいの味わいがあって、いままで食べた平目で、ダントツ一位。
鯖寿司は、しっかり〆た鯖に、胡麻と柚の酢の効いた酢飯を入れて甘い昆布で包んであります。
鯖・酢飯・昆布のバランスが良くて、味がいい！
人気の一品のようで、この日も８時前には完売していました。
川海老は、居酒屋でも見かける唐揚げになっていますが
こちらのお店のは、とにかく大きいです。
身は小指ほどもあり、カリッとした食感とは別に、海老の味までしっかり味わえます。
せっかくなので鰹の塩たたきもいただきます。
鰹はたっぷり一節、その上にはネギと大葉もたっぷり。
にんにくに、トマトまで添えられます。
そして、柚の酢。 お好みでかけて下さい、とのこと。
柚の酢、美味しいですよね。 土佐料理には欠かせない調味料。
秋に磯の茶屋でいただいた戻り鰹の塩たたきも絶品だったけど
初鰹の塩たたきは、またまったく違った美味しさ。 さっぱりした鰹が、薬味でグンと引き立ちます。
鰹のたたきは身の新鮮さはもちろんだけど、やっぱり薬味が大事だなぁ、と痛感。
もうこの時点でだいぶお腹が張っていますが、
どうしても気になるネギ入り卵焼きと、連れのマストアイテム鶏唐揚げも注文します。
ネギ入り卵焼きは、中とろとろ。
やさしい味のアツアツ卵焼きにネギたっぷりで、とても美味しい。
鶏唐揚げは、にんにく・生姜・醤油なんかの下味がしっかりついて衣薄めタイプ。
味がよくてジューシーで。 期待を上回る美味しさです。
こういうメニューにも手を抜かないところに、料理店としての正直さを感じます。
ちなみにビールは、《生》サッポロ 《瓶》サッポロ・エビス。
日本酒は、桂月・赤野・志ら菊・酔鯨・亀泉・瀧嵐・美丈夫と地酒が揃います。
焼酎は、麦・芋・米・栗・黒糖と、そう種類は多くないけれど一通り。 酎ハイ、梅酒も。
前日に土佐のいごっそに散々飲まされ、今日は早々にアルコールをリタイアした
連れが注文したコーラは、レモンスライスを入れたグラスに瓶コーラ。
こういう部分まで、丁寧です。
二人で二杯づつ飲んで、お腹いっぱいたべて一人５０００円と少し。
お料理にボリュームがあるので、数人でおじゃましたほうが楽しめそうですが、
カウンターで店主の絵になる仕事を拝見しながら飲むのは最高なので、
少人数で伺う時は、注文時に料理のボリュームを抑えてもらえるよう伝えると良いかも。
本物の古民家は、演出なしの生活を感じる造り。
けして上等でも高級でもない造りなのですが、
店内にも、料理にも、そこここに趣味のいい店主のこだわりが見てとれて、
凛とした空気があって、なんとなく背筋がシャキッとします。
でも、常連さんが、座敷で自宅のように寛いでいるのを見ると
やっぱり高知だなぁ。 ゆるくていいなぁ。 と、これも嬉しくなってしまいます。
この雰囲気、この味。人気になるのも頷ける名店でした。
たいへんごちそうさまでした。
鰹塩たたき
鯖寿司や付きだしの入った大皿がカウンターに
鯖寿司
鰹塩たたき（お好みで柚の酢をかけて。。）
付きだし（虎杖と筍）
刺身盛り合わせ
ネギたっぷり卵焼き
小指サイズ、大きな川海老の唐揚げ
コーラは瓶入り
この狭い入口から奥へ抜けた古民家がお店です。
2012/05/03 更新
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帰省という事で、旦那お気に入りのこちらを予約。
GW中の18時、私達が最初のお客さん。
相変わらずの本物の古民家。
付き出しは どろめ。
青葱も紅葉おろしも、もちろんどろめもたっぷり。
ちょびっと苦くてぽん酢が効いていて、飲み始めの胃袋にいい具合に沁みます。
予めお願いしてあった鰹を含めた刺身の盛り合わせ、鰹の他は鯵とコーローとの事。
コーローは石鯛、腹側を炙りでいただきます。
鰹の身は、何というか噛めば絡みつくような色気もあり。その一方で爽やかさもあり。
この食べ心地はこの時期、この鮮度ならでは。
なので私は高知の初鰹は たたき より刺身派です。
鯵もいい色。
脂が乗っていて、ほんわりなのにしっかりという表情豊かな歯応え。
コーローはむっちりした皮にじんわり脂を感じる身が合わさって酒の肴にもってこい。
こうやって列べると何の魚も其々に色っぽく。。
其れはさて置き、コーローの炙りは上等なウツボのたたきに似ているかも。
きっとウツボと同様に熱の通し具合で出来が大きく変わるんだと思います。いいお仕事にウットリです。
併せて注文したのは黒板に書かれてあった土佐赤牛炙り。
大好きだけど都内ではあまり出会えない土佐赤牛。
最近は人気なのかしら、あちこちの席からよく注文が通っています。
薬味たっぷりのたたき風ですが、薬味にひとつも負けないストレートな赤身の旨みが堪りません。
これぞ土佐赤牛、目眩がするくらい美味しいです。
魚も肉も美味しいので、普段そんなに飲まない旦那もついつい日本酒にシフト。
全国で人気大爆発中の 亀泉 CEL24。
私はフルーティーよりも断然ずっしり派なのでいつもの酔鯨を。
アテには原木椎茸を追加。
味わい深くて香ばしく、お酒が進みます。
最後にこれも予約時にお願いしていた鯖寿司で〆。
鯖寿司は数に限りがあるので予約必須。
大きいので一人一切れで充分です。
そうしているうちに店内はすっかり満席。
本日もお会計は10,000円と端数が少し。
類さん宜しくもう一軒を目論見つつ、表の軒上で寝ている猫さんにもご挨拶。
また伺いますね。
ご主人、お元気でいて下さいね。
たいへんごちそうさまでした。