4回
2018/03 訪問
獣肉の天婦羅、頂けました
最近は人気も出てきて、予約も取りづらくなってきましたが、約一月ほど前に土曜日ランチを予約して、久々に伺うことに。
以前お昼は3800円のコースとかありましたが、今はお昼も夜と同じで、6800円、8800円のコース二種類となりました。
この日の天麩羅は、
海老2本(頭も付きます)
鱚
平目
山菜(名前失念)
人参
蕗の薹
蚕豆
鹿肉
蛤
(半分は磯辺巻きで)
筍(追加)
さつま芋
穴子
と言った内容。
こちらの野菜、本当に美味しいです。
人参の安定した旨さのほかに、蕗の薹や筍といった春を感じさせてくれる食材も味わえ、季節ごとに来たくなります。
今回一番楽しみにしていたのは獣肉。今回鹿肉でした。
赤身肉の旨さを天婦羅で味わうというのも乙なものですね。
蛤も火の通し加減がバッチリで、口に含んだ瞬間にジュースがほとばしります。
昼からこれだけの種数を楽しんで贅沢しました。
2018/04/30 更新
2017/04 訪問
静岡、島田の良さを満喫
ここ最近、すっかりファンになっています。
ただ、家庭の事情により、夜にゆっくりと食事を楽しめるのは、今日が最後!
我が家にbabyが、やって来るもので……
ってことで、実家に帰ったかみさんの許可を得つつ、たらふく食べました。
本日のハイライトは平目!
分厚く切り分けた平目を、中は半生で仕上げた天麩羅はお見事としかいいようが無い!
揚げる前のタネの仕込みも丁寧で、きちんと脱水し旨みを凝縮させる仕事は本当に実直な印象を受けます。
蛍烏賊は、噛み締めると肝が口の中で弾けます。この時期ならではの楽しみですね。
そして野菜は相変わらずの美味しさ。
ズッキーニは瑞々しさが半端ではなく、頬張ると口の中がジュースで溢れてきます。
島田人参のほっくりとした食感と甘味は素晴らしく、まるでさつま芋を食べているかのようです。
うちは子供が産まれたら、そうそう外食は出来ない身分になりますが、こういうお店、末永く応援したいです。
2017/04/20 更新
2016/11 訪問
クオリティの高い天麩羅と蕎麦。CPも文句無し
静岡の島田で営業していたお店が人形町に移転してきたということで伺ってみました。
最近、人形町を移転先に選ぶお店が増えてきたように思います。
地元民としては嬉しい限りなのですが、この界隈は正直夜の営業を軌道に乗せるのが本当に大変な場所です。
安居酒屋から高級料亭まで存在する楽しい街ではあるのですが、中途半端なお店は本当に客が入らず、あっという間に閉店に追い込まれるお店が多いです。しかし、銀座や表参道ほど肩肘張らなくていい、下町らしい緩い街の雰囲気はどんなコンセプトの飲食店でも受け入れられるとは思いますが。
お昼は予約営業ということなので早速予約を。
お昼のメニューは
・2500円の定食
・3800円のコース
・6900円のコース
というラインナップ。私は3800円のコースをお願いしました。
お店は甘酒横丁から1本入った場所で、吉星の目の前です。ここはバー⇒串カツ屋が以前入っていましたが、どこも長続きしなかったですねえ。
店内はカウンターが8席、地下にテーブル席がありましたが、そこは使うかどうか不明です。
ちなみにトイレは地下にあります。ちょっと変わったお店の造りです。
席に通され、コースのスタートです。
内容は、
・車海老、その頭
・鱚
・銀杏
・島田人参
・ピーマン
・牡蠣
・蓮根
・穴子
・玉取茸(椎茸のことみたいです)
・いちじく
・桜海老のかき揚げ
・〆の蕎麦
・デザートの柿
という構成。
正直、3800円でこんなに出てくるとは思っていませんでした。かみさんは「まだ終わらない~♪」とテンション上がっていました。
天麩羅に関しては、衣はクリスピー感がそれ程無く優しい口当たりで、私の好みの仕上がり。
最初の車海老を食べると、真ん中は半生。生ではなく半生な所がポイントで、薄ら火が通っていることが感じられ、これだよこれ、と得心してしまいました。細巻の車海老でこの火入れをするのは凄いなと関心してしまいました。
他の魚介もなかなかいい。
ふわっとした鱚、少し強めに火入れした穴子、季節の牡蠣も生ではなく半生を意識しているのかなと思わせる仕上げ。文句無く旨いです。
そして野菜がどれも旨い!
私は野菜を一番美味しく食べる調理法の一つは天麩羅と思っているので、野菜が旨いというのはポイント高いです。
島田人参の仄かな甘さにほっくりとした食感。
ピーマンは苦味を感じ、子供の頃嫌いだったピーマンの味。でもこれが大人になると涙出そうなほど旨いんですね。こういう癖のある野菜、本当に減りました。
蓮根は包み紙で手渡し。食べると糸を引く、これまた昔食べたやつだなあって思わせてくれます。
玉取茸はとても肉厚な椎茸ですが、食べた途端に椎茸から汁が滴るほど、とてもジューシーに仕上がっています。
デザート感覚で出るいちじくは甘さはさほどではないものの、天麩羅にとても合いますね。
最後に供される桜海老のかき揚げ、ここでかみさんは今日イチのリアクション。
「こんなに口当たりのいい桜海老、初めてかも!」
確かに甲殻類の殻特有の嫌な口当たりを全く感じません。そして桜海老から、海老を生で食べた時のあのねっとりとした食感を薄らと感じます。これは凄いなあ。香りも勿論素晴らしく、これはタネのクオリティーだけでなく店主の技の凄みを感じさせてくれます。
〆の蕎麦はもりで。
やや辛めのつゆで程よい硬さの麺をすする幸せ。
天麩羅用のおろし大根をつゆに投入し、おろし蕎麦として頂くと、表情が変わってこれもいいです。少々下品な食べ方かも知れませんが、これはやった方がいいです(笑)
ここまで楽しませてくれて、3800円。お値打ちとしか言いようがありません。この上の6900円のコースはどうなってしまうのか……興味津々です。
このクオリティーの天麩羅、蕎麦を供してくれて、しかもお手頃な値段となると、流行らない理由はないというくらい満足度は高いです。
帰りに早速夜の予約を入れました。今後、足繁く通いたいお店が出来てくれて、本当に嬉しい。
2016/11/13 更新
子供が産まれてからなかなか行けなかったのですが、久々に伺いました。
土曜の昼に1名ってことで予約をしたのが約4ヶ月前。すっかり人気店ですね。
昼間っから酒を頂きつつ天麩羅を楽しみます。
スタートの海老でこちらのハートを掴みに来ます。
半生状態に仕上げる揚げ加減は絶妙。
鱚が来て太刀魚。
太刀魚は以前は刺身との食べ比べをしていましたが、今はそれを止め天麩羅一本に。寧ろ分かりやすくなって私はこちらの方がいいと思います。
アスパラやこしあぶらなどの山菜、玉取茸といった野菜系にこそこちらの魅力が詰まっています。
こちらの野菜の天麩羅は本当に旨く、季節ごとに変わる静岡の野菜は楽しみの一つでもあります。
この日のMAXは鯵の天麩羅(写真がボケボケ過ぎて割愛)。
旨味の濃さが凄まじく、ふんわりとした身の仕上がりも素晴らしい。これは今後も定期的に供してほしいなあ。
追加で獣肉(鹿肉)を。
鹿肉は藁で燻しており薫香が堪らない。
隣のお客様から「なんて罪作りな追加をするんですか、私も頂く」という有難いお言葉を頂戴しました。
〆の蕎麦は温かいもの、冷たいもの両方を頂く。
なかなか来れないので堪能すべく少しはっちゃけました。
相変わらずクオリティーは高く居心地も良くて本当に大好きなお店。
美味しくて追加やお酒の注文が進んでしまうのが悩ましくも楽しく、支払い時にやり過ぎちゃったと苦笑いしてしまうのがルーティーンです。
次回は8月末。
予約は本当にきつくなりましたが、とても幸せになれるお店なので今後も定期的に通いたいです。