キングノブさんが投稿した神楽坂芝蘭(東京/飯田橋)の口コミ詳細

キングノブの呑み喰い備忘録

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キングノブ (60代前半・男性・千葉県) 認証済

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神楽坂芝蘭飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂/四川料理、火鍋、中華料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/12 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

本来の四川料理を叩き込まれたぞ

 細君の誕生日で訪問.

 細君本人が以前より、家で四川料理を良く挑戦して作っている.レシピとなっているのが、プレジデント社のdancyu(ダンチュウ).そこに出ている四川料理を教えてくれるシェフと言えば、神楽坂にある芝蘭(チーラン)のオーナーシェフ下風慎二氏(神楽坂芝蘭を開店後、直ぐに急逝)が、見た目中国料理っぽくないけど辛~いレシピを掲載し、料理が写真付きで紹介されている.百菜百味と呼ばれる四川料理を、細君は結構作るのだが、手に入らない食材や強い火で調理が必要な料理は、なかなか食べられないもの.お誕生日会は、故下風慎二氏が創作し受け継がれている芝蘭(チーラン)の四川料理(四川ダック)を食べたい!と言うので、休日の夜に予約を入れ芝蘭(チーラン)へ初訪問.故下風慎二氏は、赤坂四川飯店オーナー陳健一氏とは兄弟弟子同志.

 日曜日の夜七時に予約.日曜日は12月より営業をしており、それまでは休日だった.あまり知られてないのか、わが家ともう一組だけしかいなかった.細君が特に一番食べたいモノが、芝蘭(チーラン)の看板料理のローストした皮付き鴨肉を特製スープに浸した四川ダック.店全体が白(生成色)が中心で統一されており、壁も什器類も併せており、椅子は革製で中華料理店のイメージとは違う.やはり日本人が構成する中華料理店だ.一番奥の場所に案内されコースメニューでなく、アラカルトで注文する.息子君も四川の激辛に耐えうる食生活をしているので、遠慮なく家族でガッツり芝蘭(チーラン)の料理を食べると給仕の女性(在中国韓国人)に宣言した.

 給仕の女性が黒板に書いている本日のおススメメニュー看板を、息子君の隣に立てる.早速注文.辛い四川ダック(紅湯四川鴨:三〇〇〇円)はお約束通りだが、一人前二人で丁度良く、三人では少ないかもしれないと言う事で、1.5人前で注文する.前菜の盛合せ(二〇〇〇円)を注文するつもりではなかったが、給仕の女性に勧められ注文する事にした.取り敢えず暫し料理が来るまで待つ事になる.結構時間が掛るのかと思ったが、前菜が七~八分で到着.芝蝦、蒸し鶏、砂肝、大根酢漬、蓮根、ブロッコリ、干し豆腐が彩り良い.全体に冷菜で、素材がどれも味もしっかりして旨い.プリプリ、プルプル、コリコリ、サクサクと歯応えのある食材は、メインを待つウォーミングアップの様だ.

 本日の目的の紅湯四川鴨(辛い四川ダック)がやって来た.深紅な汁の中に分厚い鴨肉スライスが浸り、茸の長いナメコと豆モヤシが入り具はシンプルだが、鴨肉が立派だ.刻み唐辛子も大量に入り取り分けて鴨肉を一口.「うぉ~柔らか~い.鴨旨っ!」微妙にトロミのある唐辛子出汁を浸しつつ鶏肉だが、鴨肉は噛み締めると滲み出る脂が旨い.全体をロースとしてから、出汁へ入れ軽く煮込むので、鴨肉のエキスが出汁へ出て行ってしまう訳でなく、出汁との役割が明確だ.出汁は食事の最後まで呑めるので、冷めても温め直しますねと快い配慮.

 次に四川激辛料理を二連発注文.白身魚吃驚(びっくり)唐辛子オイル掛(二六〇〇円)と牛肉辛子煮唐辛子オイル掛(二四〇〇円)を注文.白身魚吃驚(びっくり)唐辛子オイル掛は、ステンレス鍋に大豆油の海に白身魚の鮎並(あいなめ)の大振りの身が入り浸り、上に玉葱、スライス大蒜、唐辛子、ハバネロが山盛りが沸騰した状態でやって来る.食べるのは鮎並と玉葱、大蒜だけだが、沸騰した大豆油に刺激された唐辛子、ハバネロのエキスが鮎並にトランスファーし、味気ない淡白な白身魚が刺激的で甘味のあるホッコリした魚に変身.

 牛肉辛子煮唐辛子オイル掛は、ロースの牛肉、筍、葱を炒めた食材の上に粉の唐辛子が山ほど掛っており、その上に薬缶で沸騰させた大豆油を掛ける.「ジュワーッ♪」と凄い音を立て粉唐辛子が跳ね上がる.その勢いで吹っ飛んだ粉唐辛子が目に凍みる.それを二分程放置した後、掻き混ぜる.粉の唐辛子を混ぜてそのまま頂くので、この料理が一番辛かった.超辛いモン好きだが、流石にこれは一番刺激的料理だった.

 「まだ、食べられるでしょ」と給仕の女性に勧められ、国産肩ロースの酢豚たまりんどうの香り(二四〇〇円)と陳麻婆豆腐(本場四川麻婆豆腐.師匠の陳建民氏の一文字を取る:一六〇〇円)、〆で蟹肉炒飯(一二〇〇円)を注文.定番名物料理で旨いが、先の三品には全く及ばない、ボクなりの価値観が違うので多くは語りません.これだぁ!と言う日本人シェフの提供する四川料理を今回で完璧に脳裏に焼き付けられた印象高い料理だった.この料理はまた喰いたい神楽坂芝蘭(チーラン)でした.
<キングノブ>
 

  • 日本人シェフが腕奮う四川料理店

  • おススメのメニューは黒板に!

  • 紅湯四川鴨(辛い四川ダック)全景

  • 紅湯四川鴨の鴨のアップ

  • 紅湯四川鴨にある長いなめこ茸アップ

  • 紅湯四川鴨を取分けて頂く

  • 紅湯四川鴨の残った出汁は最後まで呑み干し

  • 店の第一印象はとっても奇麗な店

  • 前菜の盛合せ全景

  • 前菜の盛合せアップ

  • 前菜の盛合せアップ

  • 白身魚吃驚唐辛子オイル掛29番を注文

  • 白身魚吃驚唐辛子オイル掛全景

  • 白身魚吃驚唐辛子オイル掛(ハバネロアップ)

  • 白身魚吃驚唐辛子オイル掛(大蒜アップ)

  • 白身魚吃驚唐辛子オイル掛(魚は鮎並)

  • 牛肉辛子煮唐辛子オイル掛44番を注文

  • 牛肉辛子煮唐辛子オイル掛中で凄い熱湯油の音

  • 牛肉辛子煮唐辛子オイル掛後待ってる間

  • 牛肉辛子煮唐辛子オイル掛掻き混ぜて頂く

  • 陳麻婆豆腐(本場四川麻婆豆腐)全景

  • 国産肩ロースの酢豚たまりんどうの香り

  • 蟹炒飯

  • 神楽坂かくれんぼ横丁にあり

2012/01/14 更新

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