ジンゴズンゴさんのマイ★ベストレストラン 2011

ジンゴズンゴのレストランガイド

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ジンゴズンゴ (50代前半・男性・愛媛県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

'09年から参戦している食べログですが、途中放置したりで、今回が初めての「マイ★ベストレストラン」投稿。
メインジャンルであるスイーツとコーヒーを中心に、現時点での集大成的な内容にしてみました。
偏りが激しくて申し訳ないんですけど、まぁこんなヤツが一人くらいいてもエエでしょう(笑)!!
ホントは『のっぴんらーめん』を入れたかったんですけど、レビューアップ間に合いませんでした。また来年やな(-_-;)
 
食べログを通じて、素敵な店の存在を沢山知ることが出来ました。
レビューを書いて下さった皆さんにひたすら感謝ですm(_ _)m
が、可能な限り再訪を重ねてからレビューを書くスタイルゆえ、我ながら歯痒くなるようなスローペース。
ブクマばかり膨れ上がって、なかなか新規開拓できずにいます。
勉強不足な上に、観察眼も味覚も未熟だから、今のスタイルを貫くしかないんですけどネー(^_^;)
 
ま、気長にやります。皆さま、2012年もよろしくお願いします♪

マイ★ベストレストラン

1位

エスプリ 北条本店 (伊予北条 / ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2011/09/03

洗練と情熱。『フランス菓子 エスプリ』

甘南備さんより調査依頼があってから、どれだけの月日が経ったことか…。1年4カ月かけた報告です(^^ゞ
 
私が云々言う前に、愛媛高速さんのクチコミが一番的確で参考になるかと思うので、是非ご覧くださいm(__)m
 
私は井の中の蛙なので、県外のパティスリーとも本場のフランス菓子とも比較が出来ないのですが、昔ながらの日本ナイズされた王道ケーキとは一線を画す作品がズラリ。私ごときの食経験では分析不能な部分も多く、不勉強を痛感しました。
 
個人的にはビスキュイの美味しさにただただ驚愕。シロップやコンフィを身にまとうだけでなく、空気の含み方や舌触りも作品により自由自在に変化します。他のパーツと喧嘩することなく、ひとつの味わいとして協調しつつも、しっかりした存在感。ビスキュイってこんなに豊かな表情を持ってたんだなァ。知らなんだ〜!
 
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場所は北条駅近く。国道179号線、北条駅前交差点を北上するとすぐ左手に葬儀屋があり、そこを右折すれば着きます(案内表示あり)。初訪問するなら予讃線・伊予北条駅を始点に北へ進むと、小さな案内表示が出ていて、迷わず辿り着けるでしょう。駐車場は黄色いコーンが立っている2台分のみ。
 
店内は黒を基調にしたシックな雰囲気。ケーキの種類はさほど多くなく、作成に3日を要するショートなど手間暇のかかる品もあるため、品揃えは少なめ。売り切れ必至の人気店なので、早めに来店するのが吉。
 
愛媛高速さんのご意見に反しますが、どれもクオリティ高いです。エスプリやタルト・オ・シトロンなど定番商品はさらに群を抜いて洗練されている、という印象。市内には個人的に好きで応援したいケーキ屋が沢山ありますが、悔しいかな、ココがダントツの1位かと♪
 
ケーキは小ぶりながら、パティシエの技術と情熱に裏付けされた高品質さを、400円前後という良心価格で提供。有り難すぎて、頭が下がりますm(__)m
 
味を損なわないよう保存状態にもこだわっており、持ち帰り1時間以上では販売しない商品も。イートインで食すのが店の一番オススメだそう。ただし4席のみ。いつか機会があれば試してみたいと思います。
 
焼き菓子は若干割高に感じますが、これまた美味。是非お試しを♪
 
ポイントカードあり。私はやっと2枚目突入しました〜v( ̄∇ ̄)v
 
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以下、各商品レビュー。ウマーを連呼してます(笑)。『カフェスパジオ ボタニカ』で食したモノも掲載。
 
【エスプリ(420円)】
店名を冠した看板商品のひとつ。先述の作成に3日を要するショートとはこの事で、ビスキュイを3日かけて熟成させた後にリキュール・ド・キルシュで香り付けしているそう。十分に空気を含んだビスキュイはふんわり柔らかで、その上品な味わいと苺の甘酸っぱさが織りなすハーモニーが素晴らしいです♪
 
【タルト・オ・シトロン(388円)】
目を惹く妖艶なビジュアル。レモンクリームたっぷりのシュクレ生地の上に、絞り出しメレンゲを幾つも重ね、表面をうっすらトースト。硬いように見えて、実は指でつつくとプニプニ。メレンゲのふわりとした食感に、焼かれた表面部分が薄皮のように口の中を舞います。嫌にならないギリギリの甘さ。そこにタルトの香ばしさとレモンの酸味が加わり、甘いだけじゃない豊かな風味を作りだしています。ウマーー♪
 
【シュー・ア・ラ・クレーム(178円)】
小振りですが、たっぷり量のカスタードクリームをサンド。カスタードクリームは程よいコク。皮はもっちりサックリで、誰もが食べやすい味。
 
【シュー・パリス(178円)】
注文があってからクリームを詰めるというこだわり。よりフレッシュ感のある風味を楽しめます。アーモンドの香ばしさとミックスされ、上記シューとはまた違う味わい。独特な風貌も面白いです。
 
【黄金のプディング(294円)】
ミルキーでコクのある上層は、柔らかいチーズのような食感。バニラの上品な甘味のある下層は、ツルリとなめらかな食感。共に軽い食べ心地ですが、対するカラメルソースは金粉が浮かぶ、別乗せタイプ。かなり濃厚で、苦味も甘味も強く、水飴のように粘度があります。これらが合わさると、絶品ほろ苦プディングの完成。風味たっぷりなのに、食後感はスッキリ。黄金比率を思わせる、見事な足し算です。美味しい♪
 
【プディング・ア・ラ・クレーム(294円)】
上記の2層プディングに、ほわっとした食感の生クリームをトッピング。クリームはかなり甘さを抑えており、独特のふくよかさが。このクリームがプディングの爽やかな風味を引き立たせ、清々しい食べ心地。上記プディングとは違うアプローチで面白いです。
 
【清見オランジュ(367円)】
季節限定商品。上記プディングのアレンジメニューで、清見を生地の中にも仕込んであります。サッパリ爽快な、新感覚プディング。
 
【ムラングシャンティー(315円)】
たっぷりの生クリームをメレンゲでサンドしたシンプルな品。メレンゲのさっくり感が命らしいので、持ち帰り時間60分以内の方限定販売。こだわってるだけあって、メレンゲは危ういまでの脆さで、サックリというかシャクと噛んだ途端、するりと溶け始めます。軽い食感に反して、味の存在感はしっかり。生クリームと合うんだ、これが♪
 
【クープ・スペシアリテ(357円)】
クープとは「生」の事。純白の生クリームの下には、バニラビーンズが溶け込んだカスタードクリームとビスキュイが。バニラ風味のフルーツショートといった感で、クリームた〜っぷり。甘さ控え目なのでアッサリ頂けますが、やっぱりビスキュイの美味しさに注目すべきかと。軽いけどしっかり存在感のある風味。空気をたっぷり含み、柔らかいんだけど印象的な舌触り。舌の上でふわっと消えて無くなります。凄い。凄すぎる♪♪
 
【タルト・オ・フロマージュ(378円)】
ベイクドチーズタルト。シンプルな風貌からは予想出来ない、どっしりしたチーズの風味。イイですねぇ。ほど良く濃厚な風味なのに、アッサリした後口なのがサスガ♪
 
【タルト・オ・フレーズ(441円)】
愛らしいビジュアルですが、ストロベリーシロップはかなり酸味が効いており、タルト地にはリキュールが。苺の果汁感とタルトのサクサク感、甘酸っぱさと香ばしさ。それぞれの個性が見事にまとまり、なかなか美味しいです♪
 
【ガトーショコラ(378円)】
チョコレートのビスキュイ&クリームによる多層構造で、シットリした食感が嬉しい。甘さは十分ありつつも、様々なテイストのチョコレートが混ざりあい、まろやかで、広がりのある味わい。最上層のとろ〜りグラサージュも堪りません。たおやかな気持ちにさせてくれる逸品。ウマ〜♪
 
【オペラ・クラシック(410円)】
チョコレート、キャラメル、ナッツ。古典菓子オペラを忠実に再現。リキュールがたっぷり染み込んでおり、オトナ向けの品。プツプツと音を立てるほど濡れた食感が楽しい。表層のプレートチョコレートはかなり固めなので、チト食べにくいですが、それを差し引いても十分な美味しさ。ウマ〜♪
 
【漆黒のオペラ(410円)】
しっとりした食感が独特の古典菓子オペラ。その別バージョンですが、コレはいまひとつだなァ。
 
【クラシック・ショコラ・ヌーヴォ(378円)】
金箔の乗った古典的チョコレートケーキ。とろりとしたグラサージュが乗る上部、クルミの香ばしさを同時に味わえる中部、チョコレートそのものの食感の下部、そして底面には甘酸っぱいソース。それぞれの味わいが交差しながら、優しい味わいが口の中で蓄積します。徐々に濃厚さを呈す反面、全くしつこさが無く食べ終えられるのが驚き。綿密な計算の結晶です。ウマイわ〜♪
 
【モンブラン(357円)】
とろけるようなマロンペーストはみずみずしい食感。中のメレンゲはサクサク。中心部のマロンクリームがこれまた上質。濃厚で、精密に計算された過不足ない味。ウマ過ぎる〜♪
 
【カプチーノ(336円)】
ミルクとコーヒー、2層のムースがまさしくカプチーノとなっています。味わい深く、口に広がる心地好い甘さ。美味しい上に、水滴が落ちたシンプルなビジュアルも激オシャレ。技ありな一品。
 
【フロマージュ・クリュ(336円)】
クリュとは仏語で「生」の意で、いわゆるレアチーズケーキ。濃厚なようで、アッサリもしている、絶妙な境界線を行く繊細な味。この店のクオリティをまざまざと見せつる一品。上手いなぁ〜♪
 
【シトロンとフロマージュ(値段ド忘れ)】
上層は生クリーム。下層はシトラスの風味が効いたムース。両者を一度に食すとシトラスの酸味とほろ苦さがより一層際立ち、口の中で爽やかな夏を奏でます。後口もなかなか。
 
【ババロアーズ(346円)】
アングレーズソースとキルシュ、そしてたっぷりバニラビーンズのババロアは、甘さと微かな苦味。これだけでも悶絶の美味しさなのに、そこにカシスの甘酸っぱさがアクセントに加わり、さっぱりした食べ心地。ウマ〜♪
 
【エスプリ風シャルロット・ポワール(357円)】
上部はふんわりビスキュイ・ア・ラ・キュイエール。下部は、西洋梨のリキュールによるほんのりした苦味にバニラビーンズによる濃厚な味わいが加わった、大人風味のババロア。西洋梨のコンポートやフランボワーズのソースも加わり、味わいに彩りを。悪くはないのですが、ババロアは喉越し悪いかも。
 
【桃のコンポート(346円)】
期間限定商品。下からゼリー、薄いピスタチオのビスキュイ、ふんわり生クリーム、桃のコンポート、フランボワーズ。んもぅ、コンポートだけでパネェ美味さです。濡れてひたひたになったビスキュイも美味いったら!!
 
【Ouif/ハーフ(498円)】
ウフと読みます。シンプルに生クリームとビスキュイだけ。二つの素材だけでこんなに美味しいとは。ほわっとしたクリームもなかなかですが、やはりビスキュイが素晴らしい。ホントにふわふわで、ふくよかな独特の風味があります。これらを共に食すと、ほど良く濃厚な味わいが口いっぱいに。なかなか美味しいです♪
 
【雀・和三盆ロールケーキ/ハーフ(490円)】
日本酒「雪雀」と和三盆を使用した和テイストのロールケーキ。そのハーフサイズです。まるまる1本だと950円。
ロールと言えばクリームが注目されがちですが、ご覧の通り、こちらはスポンジ多め。食べるとその理由が分かるのですが、生クリームには雪雀をタ〜ップリ使用しており、かなりアルコール度高し。苦いんです(笑)。きつね色のスポンジはふわしっとりで、和三盆のコクのある甘味がふんわり。雪雀をわずかにペーストしてある様子。スポンジとクリーム、そして日本酒と砂糖。そのバランスの妙が大人だけの甘美な味わいをもたらします。面白い一品。
 
【マカロン(1個157円)】
全6種。写真はフランボワーズとカフェです。外サックリ中もっちりな食感が際立っており、味の広がりも悪くないかと。
 
【焼き菓子いろいろ】
焼き菓子人気No.1の「ガレット・ブルトンヌ(231円)」は人気が納得の美味しさ。風味も食感もイイ〜。
人気No.2の「ケーク・オ・フリュイ・ラム(220円)」は、ラム酒のパンチが効いた大人味。
人気No.3の「ディアマン・プレーン(157円)」は食感と風味が2段階で押し寄せる、楽しいサブレクッキー。
人気No.4の「シュトロイゼル・ア・ラ・カソナード(178円)」は水分を一切使用しないため独特の食感で、渋い味わいも面白い。
最安値焼き菓子の「ムラング・セック(94円)」はメレンゲにチョコレートをコーティングしたもので、感動的な瞬速口溶け。 
 
 
【フランス菓子 エスプリ PATISSERIE ESPRIT】
  ■住所:松山市北条辻268-12 コーポオカジマ1F
  ■TEL 089-992-4141
  ■営業時間 10:00〜18:00
   (サロン・ド・テは17時30分LO)
  ■定休日:火曜・第1月曜
  ■席数:4席
  ■駐車場:2台

  • なんと言ってもビスキュイの美味しさ!!
  • 『フランス菓子 エスプリ』外観。
  • 店内から見えるロゴ。

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2位

ル・コアンデザミ (本町6丁目、萱町6丁目、木屋町 / ケーキ)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥2,000~¥2,999

2011/02訪問 2011/11/27

松山フランス菓子の名店。『ル・コアンデザミ Le Coin des Amis』

私のお気に入りパティスリー『ル・コアンデザミ Le Coin des Amis』。10年以上前、本町で「シュテルン」という名前で営業していたのですが、覚えてる方はいらっしゃるでしょうか?
 
店名は仏語で「友達が集まる場所」。若干お値段高めではありますが、松山人の舌に合うよう独自解釈されたフランス菓子は、力強く、時に繊細に展開され、大人のスイーツとして名を馳せています♪(と信じてる) 値段だけの価値は十分にある美味しさ。迷わず星5つです!
 
チョット前まで私的ランキングNo.1パティスリーだったのですが、『エスプリ』の登場により現在はNo.2の座に。とはいえ、松山で信頼できる数少ないパティスリーのひとつであるコトに変わりありません。これからも末永く頑張って頂きたい良店です!!(*´∀`*人)

ショコラ系のケーキが特にオススメですが、どの品をチョイスしても味わい深く、ハズレは無いと思います。シンプルな造形も美しく、中には洋酒の効いたケーキもあり、大人のためのスイーツかと。

スタンプカードは、500円毎に1個捺印。満タンになると1000円分の買い物が出来ます。
 
 
========


以下、各商品をレビューしますが、褒めちぎってます(笑)

【苺のショートケ−キ(347円)】
生クリームは舌触りなめらかで、ほどほどの甘さ。スポンジが特徴的で、しっかりと風味付けされており、香ばしさがハッキリと分かります。そこに苺の爽やかな酸味が加わり、三位一体の素晴らしい味わい。ウマイ!

【愛媛の栗のモンブラン(494円)】
県内産の栗を贅沢に使用しており、山は最深部までほぼマロンペースト。すんごい量です!
「濃厚なマロンペースト+ほとんど無味の生クリーム+分厚いメレンゲ」という、フランスの名店『アンジェリーナ』と同じ構造のモンブランですが、味わいは全く異なります。栗の素朴さと豊かな味わいを活かした、和のスイーツ。濃厚なので、ゆっくり味わいましょう♪

【タルトフレーズ(368円)】
アーモンドプードルのタルトが、中しっとり外サックリで、素晴らしい味わい。食後に残る香ばしさもイイです。そんなタルト地に、カスタードクリームとベリー3種をトッピング。不味いはずの無い一品!

【苺のミルフィユ(368円)】
カスタードクリームと苺をサンドしたミルフィーユ。トップは豪華に、苺+レッドカント+ブルーベリー+ラズベリーとベリー4種。パイ生地をカラメリゼしており、パイ生地の旨味がより一層豊かな味わいに♪

【ショコラ・キャラメル・サレ(473円)】
ミルク&ブラックの2種類のチョコムース層にキャラメル・サレ(塩キャラメル)を加え、チョコレートソースでコーティング。塩スイーツですが、しょっぱさはほとんど無し。大量にチョコレートが使われており濃厚で甘さ強めなのですが、塩とのバランスで驚くほどまろやか。奥深い豊かな味わいが口の中に優しく広がります。ウマイッ!!

【ネグレスコ(473円)】
ホワイト&ブラックの2種類のチョコムースを、チョコレートソースでコーティング。トップとサイドには薄いブラックチョコをデコレートしてあります。ブラックチョコレートの苦みが全体の味わいを引き締めており、甘いけど甘過ぎない、絶妙なバランス。そして、洋酒の効いたグリオットチェリーが良いアクセントに。オトナ向けの、上質で味わい深い一品です。

【ドーム・フリュイ・ルージュ(473円)】
ババロアをカシス・ジュレでコーティングした可愛い姿。そのキュートさとは裏腹に、味のベクトルが「甘い」とは逆方向の斬新なスイーツ。
底のサブレはブルターニュ風で、しっかり塩味が効いており、かなり後をひくショッパさ。そして、ババロアの中のフランボワーズ・ソースがまた酸っぱいこと!! ビックリしました。甘味と塩味と酸味が溶け合った複雑な味わいで、面白いです♪

【シュークリーム(189円)】
空気を存分に含んだシュー生地は、若干もっちり感あり。焦がしバターの香ばしさと、バニラビーンズの効いたサッパリ感のあるクリームが、絶妙なバランス。落ち着いた味わいで美味しいです♪

【ガトーショコラ(347円)】
ほろほろと崩れつつも、口に入れるとビミョーにしっとり感が有ります。ビターで奥深い、オトナの味わい。余計な装飾が無くても、味だけでリッチさを感じさせます。

【モンブラン(347円)】
ラム酒の効いたマロンペーストはライトな口当たり。山の中には、違う味わいのマロンクリームと生クリームが隠れています。さっくりタルトと一緒に食すと、たまらない香ばしさ!

【クリーム・ブリュレ(263円)】
坂本さんもお気に入りの一品。トロ〜リなめらかなクリームブリュレに、奥深いほろ苦さのカラメル。焦がしナードのシャリっと感も堪りません。ウマ過ぎるッ!

【サン・ホアキン(504円)】
シンプルな外観ですが、ここのプティガトーで最高値の商品。カカオビーンズの産地にこだわり、ベネズエラのサンホワキン農場で収穫されたものを使用しているそう。
まず、2種類のショコラを重ねた生地。そのしっとり感に驚かされます。しっとりを通り過ぎて、「濡れている」と表現した方がイイかも知れません。そして、ブランデーが強烈に効いていてまたビックリ。相当アルコール分高そうなので、これ食べた後は車の運転を控えた方が良さそう(笑)。
コクのあるビターチョコレートの味わいを、ブランデーがより豊かにしてくれます。オトナのための高級感あふれるスイーツ。お値段以上の価値があると思います。オススメ♪

【りんごのシブースト(504円)】
最高値プティガトーをもうひとつ。シブーストとは、カスタードとメレンゲを合わせたクリームにフルーツを加えたタルトorパイのこと。とろフワのクリーム表面はカラメリゼされており、シャリっとした食感と濃厚な甘苦さ。パイ生地の中にはリンゴの甘露煮がタップリ仕込まれており、ビックリするようなやわらかさ。そして、繊細で上品な味付け。全体としてほろ苦さが残る、大人のためのスイーツ♪

【まろやかプリン(210円)】
シンプルに、生クリームとプリン生地のみ。生地はバニラ風味の豊かな味わいで、ふんわりした生クリームと一緒に食すと、文字通りまろやかな口当たり。深いなぁ。

【グアナラ(368円)】
お店自慢のスペシャリテだそう。仏ヴァローナ社の高級ブラックチョコレート・グアナラ(カカオ分70%)を使用したグロガトー。ビターで、スイートで、スンゲェ濃厚っぷり。嫌みの無い甘さで、とにかく美味すぎます!!

【フルーツロール(1260円)】
クリスマスバージョンです。
表面をちょっぴり固焼きにしたスポンジは、中がふんわり。アッサリした生クリームに、苺、キウイ、オレンジ、バナナなどのフルーツを巻き、とっても食べやすい一品。カット商品(315円)も有ります。

【マカロンパリジャン(1個157〜189円)】
ここのマカロンは、某通販サイトで10週連続1位に輝いた経歴を持つ超有名商品。スペイン産最高級のマルコナ種アーモンドを使用し、ひとつひとつ手搾りで焼き上げていることを考えると、良心的な値段かと。季節限定ものを含めると20種近くあります。「クロスグリ」や「松茸&スダチ」など面白いフレーバーもあるので、是非お好みの味を見付けて下さい。

要冷蔵ですが、オススメの食べ方は20〜30分ほど常温で置くこと。サクサク感が増し、クリームと自然に混ざり合うような食感になります。口の中で溶けて消えていくクリームも、程良い濃厚さ♪

【マカロン10個入りボックス(1650円)】
定番10種(ショコラ・柚子・バニラ・カフェ・フランボワーズ・いよかん・アールグレイ・シトロン・ピスタチオ・マカロン・キャラメルサレ)を詰めたラッピングボックス。値段はラッピング代込。
どれも美味しいのですが、サッパリ感のある「フランボワーズ」、濃厚な風味が味わえる「ショコラ」、愛媛だからこその味わい「いよかん」などが特にオススメ。初心者入門に打って付けな品。

【パート・ド・フリュイ(1個263円)】
フルーツのピューレをペクチンで固めた、フランスの伝統的ハードゼリー。昔懐かしいババ菓子に、セロファンで包まれた寒天ゼリーがありますが、当然別モノです。店頭には8種類ほどの柑橘系フレーバーが。爽やかな甘酸っぱさで、非常に香り高いです。くた〜っとした食感が面白く、冷やすと歯応えが増します。白双糖がシャリシャリ感と甘味のアクセントに。常温保存可。

【ギモーブ(1箱525円)】
マカロン同様、フランスではメジャーなお菓子、ギモーブ。卵白不使用のヘルシーマシュマロです。手で持つとプヨッとしていて、噛むともっちりした食感なのが面白い。フワッと軽い甘さです。香り高い「カシス」が定番ですが、日本ならではの味「煎茶&抹茶」が私のオススメ。冷暗所保存で。

【生チョコ(630円)】
シックに可愛くデコレートされた、生チョコ。大中小あるなかの一番小さいサイズをセレクトしてみました。ビターチョコレートを用い、ほろ苦さの中にもホッとする味わい。コクがあって、大人向けの品♪

【ビスキュイ・シャンパーニュ(735円)】
フランスはシャンパーニュ地方の焼き菓子。10本入り。華やかなローズ色の生地にグラニュー糖をまぶし、水分を飛ばしながらオーブンでしっかり焼き上げたそう。アルコール分は入っておらず、シャンパンに浸しながら食べるのが本来の楽しみ方だそう。
…って、日頃アルコール飲まない私はどうすりゃイイんだか。とりあえずそのまま食べてみました(笑)。サックリ固めの食感で、クリアな甘味。そのままでもイケなくも無いです…(^_^;)

【マカロンショコラ/6個入り(700円)】
バタークリームの代わりにガナッシュを挟んだ、冬季限定のマカロンショコラ。マカロンにまで高級コンフィチュールを使用した、デザミらしいこだわりの品。全体にサクもっちりな生地で、中のガナッシュはねっちり。甘さはそこそこ有りますが、嫌な甘ったるさが無く、食べやすいと思います♪
木苺のガナッシュを挟んだ「ショコラフランボ」、ベネズエラのサンホワキン農場の最高級カカオ豆を贅沢に使った「サンホワキン」、これまた贅沢にヴァローナ社のグアナラを使用し、生地には竹炭を入れた「グアナラ70%カカオ」の、3種各2個入り。「ショコラフランボ」は木苺の甘酸っぱさとチョコが甘美に溶け合い、「サンホワキン」では素材の良さをストレートに味わい、「グアナラ70%カカオ」はチョッピリほろ苦で大人の味。それぞれに個性があって、楽しいアソートです。

【黒胡椒とパッションフルーツのマカロン3個入り(840円)】
2011年バレンタイン限定商品。生チョコをサンドしたショコラマカロンに、パッションフルーツと板状の黒胡椒をプラスしたもの。胡椒はかなりスパイシーで、後をひく辛さ。ショコラの味と相まって非常に面白い風味を奏でます。連れは「合わない」と思いっきりブーイングしてましたが、そーかなァ。すごい面白い味だと思うんだけど…。評価は人それぞれですかねェ(-∀-;)


【ル・コアンデザミ Le Coin des Amis】
 ■住所:松山市山越5-14-3
 ■TEL089-926-4030
 ■営業時間:10:00~20:00
 ■定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
 ■駐車場:7台
 ■http://www.desamis.jp/index.html

※ '10年1月投稿クチコミにレビュー品追加・一部修正しました。

  • 外観。
  • 新旧ポイントカード。
  • 苺のショートケ-キ(347円)

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3位

カフェB・C (大街道、県庁前、市役所前 / 喫茶店)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2011/07訪問 2011/08/04

芳醇なる珈琲。『CAFE BC』

1968年、自家焙煎のコーヒー専門店として創業した『CAFE BC』。昔からこの場所でずっと愛され続けている、名喫茶のひとつです。
 
コーヒーはスペシャリティにこだわり、生産者、品質、栽培方法、精製方法が明確かつ特別な豆のみを厳選。オリジナルブレンドは全6種。シングルオリジンは全7種。サイフォン抽出。まずは「BC スペシャリティブレンド(450円)」を試すべき。コーヒーを語る際ワインが引き合いに出される事がありますが、その気持ちが解る1杯。芳醇で甘美な酸味。鼻孔をくすぐる香り。誰もが飲みやすい秀逸な味のバランス。美味すぎます〜ッ!!
 
「ダッチアイスコーヒー(500円)」が有名。水出しを出している店は松山にも色々ありますが、群を抜いて美味しいです。こちらも是非お試しを♪ 店内のアチコチにクラシカルなウォータードリッパーが置いてあり、夕方頃から翌日分の抽出開始。ぽたり…ぽたり…とゆっくり落ちている様子を間近に見られます。
 
豆の販売もしており、便利なドリップパックタイプも有り。ダッチアイスコーヒーもペットボトルで販売していますが、売り切れ必至の人気商品です。
 
コーヒー馬鹿な私からすると、この時点でもう優良店なのですが、フード類もちゃんと美味しいのがサスガ。“コーヒーが美味しい店は信用できる”という事ですねぇ♪
 
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モーニングは開店〜15:30迄。11:30まではワンコイン(500円)モーニングというお得なセットも。ランチは11:00頃(?)〜15:30迄。定番ミートと月替わりパスタの2本立て。15:30からのセットメニューも色々有ります。金曜を覗く平日17時〜21時には再びワンコイン(500円)セットを完備。
 
セットものは全て、選べるドリンク込み。ブレンドと表記されているのは、先述の「BC スペシャリティブレンド」のこと。
 
スイーツやコンフィチュールは自家製。パンは“毎日焼き立てが届く”そうですが、何処から届いてるのかは未確認。スイーツもパンもなかなかのレベルです。紅茶にもこだわり有り。
 
店は3階建て。何処でも自由に座れますが、街の喧騒から開放される2〜3階がおすすめ。打ちっぱなしのコンクリートに、アンティークな家具。抑え目な装飾で、落ち着いた雰囲気です。2階席にはレトロな音を鳴らす丸時計が。この時計のある風景が好きで、客のいなさそうなアイドルタイムを狙って呆けてます(笑)。
 
'11年7月から喫煙は1階席のみとなりました。
 
客層は女性が多いですが、男性も少なくありません。お一人様多し。ランチタイムはかなり賑わいます。誰もが気軽に使える証拠ですね♪
 
大好きな店。未挑戦メニューが沢山あるので、まだまだ通わなきゃ〜!!
 
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【お得なセット/えびとアボガドのホットサンド/デザート付き(730円)】
いわゆるモーニングですが、この店ではそういう呼称を用いていません。デザートを付けると100円プラスされます。私ゃもちろん付けますよ!
プリッとしたえびの食感とアボガドの夏らしさが堪らない一品です。デザートはコーヒーゼリー。豊かな味わいが口の中にじんわり滲み出て、この店らしい逸品。
 
選べるドリンクは、「ダッチアイスコーヒー」をチョイス。フルーティな酸味の後に、身体に染み入るような苦味、そして、ふんわり漂う甘味。豊かな味と余韻を楽しめる1杯。美味いわ〜♪
 
「サイフォン立てアイスコーヒー(500円)」という同価格のアイスコーヒーがあります。とても爽やかな味わいで、豆の甘い風味がやんわり。どちらも美味しいのですが、私はやっぱ水出しの方が好きかも♪
 
【パスタ/自家製ミートソース(880円)】
いわゆるパスタランチなんですが、これまたランチという呼称は用いてません。デザートを付けると50円プラスされます。私ゃもちろん付けます(笑)!
たっぷりのチーズが乗っていながら、ハーブの心地よい苦味が全体を引き締め、比較的アッサリした味わい。美味しいです。サラダにはオクラの姿も。
 
ドリンクは「カフェオレ/アイス」をチョイス。爽快さのある、非常にスッキリした味わい。ウマ〜♪ 

【ニューヨーカーサンドセット(900円)】
15:30以降のメニュー。選べるドリンク、ミニデザートのセット。タマゴ、ハム、ベーコン、レタス、キュウリと、これまた具沢山なサンド。自家製タルタルソースにはピクルスやマスタードを練り込んでいるそうですが、それらが主張し過ぎない調和のとれた味わい。厚切りベーコンがかぐわしいです。うま〜い♪
 
ドリンクは、ブレンドこと「BC スペシャリティブレンド」をチョイス。嗚呼、ウマ〜〜〜♪ 
 
【PETIT SET/サンドイッチ(800円)】
15:30以降のメニュー。サラダ、デザート、選べるドリンク付きのセット。写真が悪くて申し訳ないのですが、タマゴ、ハム、トマト、レタス、とっても具沢山なサンドイッチです。色んな味が口の中で花開き、パンの食感の良さや野菜の新鮮さも手伝って、幸せな気持ちになっちゃいます♪ この日のデザートは苺でした。
 
【季節のフルーツシフォン(450円)】
季節のフルーツと生クリームをシフォンケーキ合わせる人気の品。この日は木苺をトッピング。見た目は立派なショートケーキに仕上がってます。なかなか悪くないお味。
 
【ふわとろフレンチトーストセット(800円)】
15:30以降のメニュー。選べるドリンク付き。生クリームとアイスをトッピングし、蜂蜜は別添え。プリンの如く、本当にふわっふわの、とろっとろ。滑らかな食感で、優しくも濃厚な味わい。なかなか美味しいです。
 
【CAFE BC】
  ■住所:松山市大街道2丁目2-20
  ■TEL/FAX 089-945-9295
  ■営業時間 9:00〜22:00
      (金土のみ〜23:00)
  ■定休日:なし
  ■席数:50席
  ■駐車場:なし
  ■喫煙:1階席のみ可
  ■http://bonjour-cafebc.com/

  • 夏用に店先に風鈴が♪
  • メニュー表。モーニング。
  • メニュー表。ランチ。

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4位

みよしの (大街道、県庁前、市役所前 / 甘味処、和菓子)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2012/01訪問 2012/01/10

心を揺さぶる優しさ。『みよしの』

昭和24(1949)年創業の甘味処『みよしの』。持ち帰り客が引っ切り無しに訪れる人気店です。
 
おばあちゃんの味「五色のおはぎ」があまりにも有名。店では“5種類”なんて呼び方はしませんよ。“ごしき”です。五色がワンセット。持ち帰りなら通常600円。箱入りなら700円。店内で食べる場合はお茶が付いて650円。売り切れ御免の人気商品です。五色以外の組み合わせも可能ですが、事前予約か、当日でも仕込み中ならば対応するとの事。
 
昔ながらの優しい味わいは、味覚として中枢神経へ伝達されるだけでなく、もっと奥底にある感情に揺さぶりをかけます。記憶。原始。魂。郷愁。大きくて温かな存在を前に心を丸裸にされ、小さな子供に戻ったような気分…
 
大袈裟ではなく、噛み締めるほどに泣きたくなる味なんですよ(ノω≦。)グスッ
 
========
 
ビルに埋もれそうな小さな店は、時代を感じさせる佇まいでひっそりと、しかし確かな存在感を誇示しながらそこに在ります。引戸をカラカラと開けると古き良き昭和の雰囲気。時の流れからここだけ隔絶されているかのようで、ところ狭しと店内を彩る和飾りがより郷愁を誘います。
 
こじんまりした店内は奥に細長く、これまたこじんまりしたテーブルが4席ほど。カウンター席がありますが、ご覧のように使っていません。ここに誰か座ると通路なくなっちゃいますからね(笑)
 
今は亡きおばあちゃんの写真が飾られた一角。店に一歩入ってすぐの場所なんですが、会計や持ち帰りのみの場合はこちらでどうぞ。9月に入って早々月見ウサギが飾られてました。かわえ〜♪
 
おばあちゃんの味を引き継いだ二代目はその娘さん。とっても上品な方で、割烹着がよく似合ってらっしゃいます。現在は姪御さんとお二人で店を切り盛りしているそう。
 
手捻りの器が店の名前も入ってて、味があります♪
 
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松山郊外で生まれ育った私は、実は『みよしの』を知って長くありません。私が生まれるよりずっと前から愛されてきた店で、大きな存在への畏怖のようなモノもあり、いつものようにアレコレ偉そうに書くのが躊躇われます(笑)。
 
なので、手抜きと思われるかも知れませんが、店の詳細については下記URLをご参照下さいm(__)m
 
◆関心空間 ← 『みよしの』の歴史
http://www.kanshin.com/keyword/1684366
◆愛媛いいもの図鑑 ← なぜ餡が藤色なのか&手ごね動画
http://www.pref.ehime.jp/iimono/chuyo/matsuyama_goshikiohagi.html
 
店内壁面には、おばあちゃんが亡くなった当時の新聞記事を貼ってあります。そちらも必読です。
 
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以下、各商品レビューします。
 
【おはぎ(650円)】
こし餡・粒餡・胡麻・青海苔・きな粉の五色のおはぎ。店内で頂くと塩こぶとお茶が付いてこの値段になるのですが、このお茶がまたイイ渋さなんです♪
もち米のやわらかさ、藤色餡の落ち着いた甘み、青海苔のかぐわしい香り、胡麻の香ばしさ、癒しのきな粉。どれかひとつ選べと言われても選べないくらい、どの味も素敵。ウマイわ〜♪♪♪
 
【宇治金時(600円)】
シャリサクの良質かき氷は、蜜が別添えで出て来ます。深緑の蜜をかけるとたちまち溶け始める様が、涼と食欲を誘うこと間違いなし。抹茶の蜜は渋味がシッカリ効いていて、目の覚めるような清々しさです。優しい大豆餡の甘味がしっとり味をまとめます。エエわ〜、コレ♪
 
【冷やしぜんざい(600円)】
一般的な“冷やしたぜんざい”ではなく“氷金時”と呼ばれるものです。無味のかき氷の上には、寒天とたっぷりの小豆餡。スプーンでミックスしながら食します。シャリサク食感を楽しんでいるうちに徐々に氷が溶けて、後半はクイッと飲み干せば、気持ちはホッコリ。体はひんやり。後口も比較的スッキリで、なかなか♪
 
【あんみつ(600円)】
漢字で“餡蜜”と書くくらいですからね、たっぷりボリュームの藤色餡、そして別添えの黒蜜が主役。脇をかためるのは茹でたえんどう豆に、干しぶどう、シロップ漬けの枇杷。これらが寒天という白い舞台の上で、と〜っても甘くて、何処か懐かしい演目を披露してくれます。主演二人の存在感が見もの!(笑)
 
【あづきかん(500円)】
その名の通り、小豆餡と寒天だけのシンプル甘味。先述の「冷やしぜんざい」の、氷が無いバージョンですね(笑)。小豆はやんわり優しい塩味が微かに。寒天はキュッと程よく締まった食感。シンプルなだけに、それぞれの素材の良さが光ります。

【ぜんざい(600円)】
口直しの昆布佃煮付き。全ての器に「みよしの」の文字が入ってて、徹底してますよね〜ぇ(感心)。
当然マズイはずが無く、やんわりしつつも、広がりのある甘さ。素朴かつ上品で、嫌味のない味わいです。焼餅のふんわりモッチリ感と香ばしさもイイです。なんとも、ホッと心落ち着く1杯♪
 
 
【みよしの】
  ■住所:松山市二番町3-8-1
  ■TEL 089-932-6333
  ■営業時間 11:00〜17:00
  ■定休日:水曜
  ■席数:10席
  ■駐車場:なし
  ■喫煙:不可

※ '11年9月初投稿。再訪しレビュー1品追加。

  • 「五色のおはぎ」があまりにも有名。
  • 箸袋の裏にある句がまた泣かせます…
  • 時代を感じさせる佇まい。

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5位

Cafe Crema (松山市、松山市、南堀端 / カフェ、ケーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/07訪問 2011/08/01

自家焙煎の本格派。でも気取らない雰囲気♪『カフェ クレマ』

■'11年7月

全国誌に掲載される事もしばしば。県内外で人気の『カフェ クレマ』。今回は前回クチコミの続きです。カプチーノばっか飲んでたので、再訪を重ねコーヒーをいろいろ試してみました。
 
コーヒーの質の良さはやっぱり確か。加えてスイーツも美味しく、この立地、この雰囲気、この価格帯。申し分ない良店です。安心してリピできます♪
 
店内は以前より幾分スッキリした印象。写真撮るの忘れましたが、ロースターが本棚手前にどーんと鎮座。開店前に焙煎し、開店時には商品棚で囲っちゃうのですが、客のいるフロアに置いてあるってのが面白いですね。
 
たっぷり飲めるようにと、シングルオリジンはマグカップでの提供。いつの間にか「2杯目コーヒーは200円引き」という、コーヒー好きにはたまらく嬉しいサービスが始まってました。ありがたや〜m(__)m
 
どこぞの雑誌で、より美味しいコーヒーを提供できるようフード類を減らすかも、という話が出ていました。私は大賛成です。コーヒーに集中する時間を確保し、松山のコーヒー文化をこれからも盛り上げて頂きたいです♪
 
=========
 
【クレマブレンド(500円)】
香ばしさを感じさせつつ、柔らかな苦味を感じさせます。口当たり良く、非常に飲みやすい品。
 
【エスプレッソソロ(380円)】
うをーーーッ!! この味の広がり方、尋常ではありません。香ばしさと酸味が口いっぱいに広がり、味蕾をキュンキュン刺激します。濃厚な香りも素晴らしく、甘味もしっかり。なんと豊かな風味。さすがクレマを店名に冠するだけあって、美味しいです♪
 
【マンデリン・アチェ・トゥンガ(500円)】
週替わりおすすめのシングルオリジン。フレンチプレス(+50円)でオーダー。目の前でスタッフがプレスしてくれます。水面にはコーヒーの旨さを凝縮したオイルがた〜っぷり。芳醇で独特な香味、心地好い果実感。ウマ〜♪
 
【アイスコーヒー(500円)】
夏期限定メニュー。アイスコーヒー用の特別ドリップによる、夏だけの味。キレのあるコクと余韻が心地よい1杯。毎年改良を加えているそうで、この味に出会えるのは今だけかも? 夏期以外はアイス・アメリカーノを提供しています。
 
【セミフレッド・ティラミス(ドリンク+400円)】
ドリンク代+400円のスイーツセットから。毎年恒例の夏期限定メニュー。冷えて固まったティラミスはシャリサク。アッサリ風味が涼しい夏を演出してくれます。
 
【カフェブレッドシェケラート(450円)】
デフォルトで加糖してあります。フルーティにして、深みのある優しい酸味が存分に味わえ、たおやかな気持ちに。美しいグラスの造形にもときめいちゃいます。
 
【カボチャのプリンケーキ(ドリンク+400円)】
とろ〜りムースのような舌触りのカボチャケーキ。濃厚かつ優しい味わいで、後口も良く、余韻をマッタリ楽しめます。
 
【ベリープディングパイ(ドリンク+400円)】
濃厚チーズによるプディング、というよりムースといった感。中にはたっぷりラズベリーが。ベリーの酸味とチーズムースの甘味がなかなか。トップオンのパイはムースと一緒に召し上がれ。
 
【シナモン・スフレチーズケーキ(ドリンク+400円)】
ほんわりシットリのスフレチーズケーキ。シナモンとナッツがアクセントに。軽い食べ心地かつ、いい風味。美味しいなぁ♪
 
【ラムショコラ(ドリンク+400円)】
ラム酒の効いたいガトーショコラは、生地密度が高くしっとり。生クリームとアイスクリームをトッピング。
 
【アイスカフェオレ(550円)】
琥珀と純白、美しい2層のカフェオレ。優しい味わいに癒しを感じさせます。


■'10年1月

中の川通り沿いのビル内にある、人気カフェ『カフェ・クレマ』。平日でも客足は多く、12時過ぎにはもう満席です。おひとり様あり、カップルあり、男性客の姿も。

シンプルモダンな内装で、雑貨や家具のセンス◎。ちょいゴチャゴチャしてる気もしますが、気取り過ぎない感じで、「普段使いのカフェ」という雰囲気。ゆったり座れるソファ席も有り。雑誌や本が沢山あって、平積みにされるほど。オーナーの趣味が伺えるラインナップで、のんびり読書にふけるのも良いかと。

ですが、こじんまりした敷地で席間も狭いため、客層によってはやかましい事も。落ち着いて過ごしたい時は、オープン間際を狙うか、客層を見てまたの機会にする決断が必要かと思います。

エスプレッソの表面に浮かぶ細密な泡「クレマ」を店名に冠するだけあって、コーヒーにはかなりのこだわり。豆を自家焙煎し、本格的なコーヒーを楽しめます。コーヒーの一番美味しい飲み方はブラックだと思うので、ブラックコーヒーを試さなきゃと考えているのですが、アートラテでも有名な店なので、ついカプチーノばかり頼んでしまいます(^_^;)

オーダー時に何も言わなければ、こんな感じ。

くまさんを書いてもらうよう頼んでみました。めっちゃラブリーです♪

また、ある時はネコさんを。イイ歳こいたオヤジが、ネコの絵でほんわか(笑)♪♪

カプチーノも十分過ぎる美味しさ。香り高く、深みがあり、ただ濃厚なだけじゃない、ホッと出来る一杯です。ウマイ♪

人気のランチ(11時〜15時)は週替わりで、パスタとサンドの2種。ドリンク代込。300〜350円プラスでケーキをセットできます。入口にもメニューを貼ってあるので、要チェックです。

【パスタランチ/ベーコンとキノコのクリームパスタ(980円)】
この日のパスタランチは、野菜サラダと、ふわもっちりしたパン付き。パスタはやや硬茹で。黒胡椒がピリッときいた、濃厚クリーミー。なかなか美味しく、こんもり盛ってあって意外とボリューミーです。

【サンドランチ/エビとアボガドのサンド(840円)】
この日のサンドランチは、カリッと硬揚げポテチと、スープ付き。スープはちょっとピリ辛なミネストローネ。薄切りパンをサックリ焼き上げたサンドには、プリッとしたエビと絶品クリームソース。このソースがメチャ美味。アボガドの生臭さが全く感じられず、苦手な方もこれならイケるのでは?

【キャラメルとチョコのニューヨークチーズケーキ】
しっとりしていて、キャラメルのいい濃厚さが出ています。クリームはふわっと軽く、淡泊な甘さ。コーヒーだけでなく、スイーツもなかなか高レベルです!

【苺のプディング・パイ】
さっくりパイに、しっとり生地。フランボワーズの甘酸っぱさが、いいアクセント。バニラエッセンスが偏っていたのか、プリンらしい味わいは端っこだけでしたが、なかなか美味しかったです。

【スコーン2個(300円)】
テイクアウト商品。自宅でいただきました。ほろっとした食感のプレーンスコーン。無味に近いのですが、クリームを使って焼き上げているようで、まろやかな風味がほのかに。ジャムやハチミツを付けるなどお好みのアレンジで、ティータイムのお共にどうぞ♪

ドリンクもテイクアウト出来るので、天気のイイ日は外でカフェしても良いかも知れません♪


【カフェ クレマ Cafe Crema】
  ■住所:松山市湊町4-3-7 すがやビル2F
  ■TEL/FAX 089-934-5133
  ■営業時間 11:00〜20:00 (LO19:30)
  ■定休日:水曜日
  ■席数:26席
  ■駐車場:無し
  ■喫煙:不可
  ■http://www.cafe-crema.net

  • 階段を登るとこの看板が出迎えてくれます。
  • エントランス。様々なフリーペーパーが。
  • おひとり様はコチラのテーブルを。

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6位

あんから庵 (大街道、勝山町、県庁前 / カフェ、甘味処、かき氷)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2011/11訪問 2011/11/26

肝っ玉母ちゃんの店。『あんから庵』

人気の甘味処『あんから庵』。私もだぁ〜い好きな店です♪
 
既にアチコチで語り尽くされてて私が言うコトも特に無いんですが、それじゃレビューにならないので(^_^;) 『あんから庵』の「ココがエエんよ〜ッ!!」というポイントについて書き連ねます。
 
ポイント4っつに絞りました。
 
 
1)、夏はかき氷、冬はあんこ&餅
 
当然甘味が最大の売りで、夏はかき氷、冬はあんこ&餅と、季節に応じた和スイーツが大活躍。バリエーションも豊富で、いつも迷ってしまいます。
 
特にかき氷は絶大な支持を受けてますネ。ふわシャク食感の良質氷に、趣向を凝らした良質蜜。文句なく美味しいです。まだ全種制覇してないけど、今のところ「黒蜜きなこ」と「栗ほうじ」がお気に入り。愛媛のかき氷というと今治の『登泉堂』と『玉屋サントノーレ』が有名ですが、松山でもココと『創作お菓子アトリエ あん庵&Sweets BAR』は素晴らしい。人気蜜は売り切れ必至なのでお早めに♪
 
通年商品もいくつかあるんですが、冬場はあんこ&餅スイーツの幅がグっと増えます。もっちりトロ〜りのやわらか餅は、誰もがハマる美味しさ。冬メニューはまだまだ調査し切れてないので、これからもっと通わねば〜♪
 
つーワケで、メニューブックも夏冬で交代します。夏メニューは食べログにガッツリ掲載されているので、冬メニューをアップしておきます。とくとご覧あれ♪ 
 
 
2)、男性にこそ勧めたい「あんからごはん」
 
甘味と同様に人気なのが「あんからごはん」という、この店唯一の食事メニュー。魚料理をメインに、副菜4種、白ご飯、味噌汁、漬物がセットになった日替わりメニューです(献立により品数変更あり)。終日オーダー可。ご飯おかわり可。840円の品ですが、食後のドリンク等をプラスできる「あんからごはんプラス」にすると1000円に。
 
どうですか、このラインナップ。品目が多く、野菜もたっぷりでヘルシー!! 肉ねえし〜、どうせ女性好みの薄味なんだろ〜?と訝しがる男性諸君。大間違いです。肉は無くとも、程良くしっかりした味付けなので、ご飯が進む、進む。私はメインの魚だけで茶碗1杯行けそうです(笑)。
 
完全手作り。奇をてらわないストレートな家庭の味といった感で、身も心もホッコリしますぜ。圧倒的に女性客多数の店ですが、女性だけに独占させるのは勿体無ぁ〜い!! 男性諸君にも是非味わって頂きたい品です♪
 
 
3)、ちょっとずつを沢山、という嬉しさ
 
例えばこの「あんからセット(750円)」という品。ミニおはぎ5種、あげみたらし3個、杏仁豆腐、黒豆茶が付き、合計8っつの味が楽しめます。お腹もイッパイになりますが、色んな味を楽しめるというお得感が更に満足度を高めます。先述の「あんからごはん」もそう。
 
ちょっとずつを沢山、という嬉しさは、夏場のかき氷についてもそう。「あんからごはん」を注文した人に限り、かき氷全品ハーフサイズで注文でき、値段も半分に。しかも複数注文可。2個でも3個でも出してくれます。バリエ豊富なので利用しない手は無いですネ。ありがたや〜♪
 
かき氷をこのくらいのボリュームで出してくれる店って、実はあまり無いです。おそらく採算取れないのでしょう、大概の店が大きな器にドッサリ氷を盛って、700円前後とります。今夏かき氷にハマってアチコチ食べ歩いたんですが、今どき何処行っても空調完備されてるから、食べ終える頃にはサブイボ立ちまくり。身体が冷えきるので、器1杯分ってケッコー辛いんです。
 
 
4)、肝っ玉母ちゃんの店
 
たまにお手伝いスタッフが来てますが、基本、熟年女性おふたりが切り盛りされてる、小さな店です。たった二人でこれだけ豊富なメニューを、自家製にこだわり、手間暇かけたチョットずつ方式で、しかも出来立てホヤホヤで提供しているとは…驚愕すべきサービス精神ですヨ。
 
届くまでチョイ時間が掛かることも。また、狭いカウンターと厨房で汗をかきながらの対応なので、接遇面はイイ印象を持てないことも。チョットぶっきらぼうに見えて、実は笑顔がステキなお母さん。いや、筋の通ったその働きぶりは肝っ玉母ちゃんという表現がピッタリでしょう。
 
写真撮影の許可を頂く際、「褒めといて下さいよ〜。私らブログとかネットとか見れないんで」と笑うお母ちゃん。みんな既に、肝っ玉母ちゃんの愛情たっぷりメニューに惚れ込んでますよ〜。ネット世代だけでなく、熟年女性客が目立つのもコノ店の強みかと。
 
 
生まれ変わったらココの母ちゃんの子になりてえわ(笑)!!
 
 
========
 
 
以下、試したメニューについて。
 
【かき氷/黒蜜きなこ】
んもぅ、何にも言うコトねえッス。うまーーーーーいッ!!
 
【うめ】
種入りの梅3個をトッピング。蜜はまさしく梅酒の味わいで、甘酸っぱさが氷にマッチ。酸味と甘味の二重奏で、さっぱりした食べ心地。
 
【もも】
粘度の高いとろ〜り桃蜜に、ゴツゴツと突き刺さった冷凍桃。冷えた桃はどういう訳かホックリした歯応えで、面白いです。
 
【栗ほうじ】
こちらは栗がゴロゴロ入ってます。黒ゴマの蜜に練乳と栗の風味が溶け合い、ちょっぴりほろ苦で濃厚な味わい。なんとも堪らない美味しさです。ウマーーーッ♪
 
【きんかん】
きんかんのほろ苦さと甘酸っぱさをタップリ味わえます。なかなかですが、ちとシツコイかな。濃厚系が好きな方はどうぞ。
 
【抹茶金時】
抹茶のストレートな甘味もさることながら、小豆の優しい味わいがなかなか。塩味がやんわり効いており、素朴さが堪りません。
 
【いちじく】
メニューには記載無し。売り切れ蜜が続出する9月中頃、その代わりいちじくがありますよとの事でオーダー。アッサリやわらかな風味がじんわり。物凄くさっぱり爽やかで、食後の口直しに最適。
 
【モッフル(840円)】
生地とトッピングアイスクリームはそれぞれ4種からチョイス。選べるドリンク付き。写真は白モチ、バニラアイス、ホットコーヒー。
モッフルとはワッフルの形をした餅をふっくら焼き上げたもので、サックリもっちりな食感がなかなか面白いです。苺ピューレなど色んな味わいが楽しめ、ボリュームも有り。自家製アイスクリームは素朴な美味しさ。コーヒーは土臭さのある素朴な味がこの店らしいです。ざらつき感のあるのど越しですが、悪くないです。
 
【ぜんざい】
スイーツらしい、スイートな甘さがイイです。女性らしいふくよかさを感じさせ、餅も柔らか。小豆たっぷり。
 
【あんからセット(750円)】
ミニおはぎ5種、あげみたらし、杏仁豆腐、黒豆茶のセット。おはぎは柔らか。みたらしはスナック菓子のような香ばしさが面白い。杏仁豆腐はプルンプルンでミルキー。黒豆茶は思ったほど癖は無く、底に沈んだ豆もギュリギュリ食べられます。
 
 
現在、5,250円でおかずおせち(赤飯付き)の予約受付中だそうです。
 
 
【あんから庵】
  ■住所:松山市二番町2-5-11 2階
  ■TEL 089-935-8858
  ■営業時間11:00〜20:00
  ■定休日:金曜・第1木曜
  ■席数:18席
  ■駐車場:なし
  ■喫煙:可

  • 夏はかき氷!!
  • 冬はあんこ&餅!!
  • 横開きの夏メニュー。

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7位

しゃん珈琲 (福音寺 / コーヒースタンド)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/11訪問 2011/11/24

絶品コーヒーを315円で味わう方法。『しゃん珈琲』

スペシャルティコーヒー豆をハンドピックにより更に厳選し、自家焙煎。美味しい豆を美味しい間に提供する、煎り立てコーヒー豆の販売店『コーヒー豆専門店 しゃん珈琲』。
 
束本のファミマ裏手にある、茶色いボックス型のモダンな建物。それがオーナーご夫妻の住居兼お店です。茶色っつーか、琥珀色と表現すべきですかネ。
 
店内は決して広くはないけど、天井が高めで開放感が。奥にはハンドピックテーブルや焙煎機も見えます。カウンターではコーヒー豆のほか、コーヒー器具やギフト品の販売も。
 
ですが、元来メンドくさがり屋の私は自宅でコーヒーを淹れようなんて考え、毛頭持っておりません。だって店で淹れてもらった方が美味しいんだもーん!(←おまえ…)
 
 
そんな私が何故、コーヒー豆販売店を訪れるのか。
 
 
答えは、たった315円で絶品コーヒーを立ち飲みできるから♪
 
 
315円ですヨ〜!? 安ぅーーーッ!!!
 
しかも、全銘柄均一価格。マグカップでた〜っぷり飲ませてくれます。
 
どこかヨソの店で椅子に座り、美味しくもないコーヒーに500円払うなら、私ゃ断然ココがイイ。美味しいコーヒーさえあれば、椅子なんか要りませんわッ!!(きっぱり)
 
銘柄はシングルオリジンは勿論、ブレンドも数種。抽出はペーパードリップ。オーナーが親身に相談に乗ってくれるので、どうぞ自分好みの味を見付けて下さいネ。
 
…とエラソーなコト言ってる割に、自分の好みがどんなだか、未だに分からない私。ちょっと前まではコクのある深煎りタイプが好きだったんですが、豊かな酸味が味わえる柔らか系もイイなと思い始め、いやいや、バランスのとれた中間タイプも捨て難いとか思ったりして、結局「うまけりゃ何でもいっかー」という状態(笑)。
 
迷ったら一番飲み頃の銘柄を選ぶのも、ひとつの手です♪
 
========
 
立ち飲みはセルフサービス。「要するに試飲でしょ」と侮るなかれ。エスプレッソメニューまで各種揃ってます♪
 
「エスプレッソ ソロ(250円)」は酸味をビシッと効かせ、豊かなコク。「カプチーノ(368円)」はリーフ描いてくれましたヨ〜。ミルクの中にしっかりしたコクを感じられる一杯。
 
ちなみに「アイスコーヒー(315円)」は通年商品。深く透き通った味わいで、サッパリと。
 
最新入荷品、ケニアの「ギチャサイニ・ファクトリー」も早速頂戴しました。しっかりした力強さで、貼り付くような後味。チョコレートを思わせる風味も。…って、私の分析の浅いコト(-_-;)
 
オーナー曰く、同豆は“香りはスパイシー、舌触りはフルーティー&ジューシーで滑らか。マンゴーのような甘味が広がり、ほのかにチョコレートフレーバーの余韻”だそう。うぅ〜〜む、にわかの私には到底できない表現です。さすが豆を知り尽くしていらっしゃるッ!!
 
これらのドリンクはテイクアウトも可。利用しない手はありません♪
 
========
 
ドリンク以外にもテイクアウト品あり。
 
税込100円ポッキリで、どれでも気に入った豆をドリップパックしてもらえます。注文後に詰めるため、挽きたて新鮮。お湯さえあれば、いつでも何処でも熱々の美味しいコーヒーが飲めます♪
 
夏季限定、数量限定、ネルドリップ抽出の「ボトルアイスコーヒー無糖」はチョーお薦めの品。んもぅ、ヤバイ美味しさです。1本550円ですが、ボトル代50円を含むので、次回にカラのボトルを持参すれば500円で購入できます。この美味しさでコノ値段は破格。私もボトル、大切に保管してますよ〜♪
 
あ。でも数量限定だし、皆さんに買って欲しいような、買って欲しくないような…。複雑な心境です(-_-;)
 
========
 
焙煎中は店の外にまで芳ばしい香りが立ち込めます。コノ香りがこんがりとしてて、堪らんのですよ〜。鼻の穴かっぴらいて酔いしれちゃいます。スーハーしながら恍惚としている私は、我ながら変態チック(笑)
 
焙煎は午前中が多いとのコトなので、狙い目ですな!!(←そうか?)
 

以上。豆を買わない私が豆屋を絶賛する、の巻きでした♪(笑)
 
  
【コーヒー豆専門店 しゃん珈琲】
  ■住所:松山市束本2丁目11-23-1
  ■TEL 089-993-8660
  ■FAX 089-993-8660
  ■営業時間 10:00〜19:00
  ■定休日:水曜
  ■座席:無し
  ■駐車場:2台
  ■喫煙:不可
  ■http://shancoffee.com/

  • 315円で絶品コーヒーを立ち飲み♪
  • 外観。琥珀色のボックス型。
  • 店先にはコーヒー豆が。'11年7月撮影。

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8位

プティパレ (衣山、萱町6丁目、本町6丁目 / 喫茶店、洋菓子、バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2011/11訪問 2011/11/28

大人のためのラグジュアリー。『プティ・パレ』

大通りに面し、しっかり看板も掲げているのに、この場所にカフェがあることを多くの人が知りません。駐車場の奥にヒッソリこじんまりと佇む、大人のための隠れ家的カフェ『プティ・パレ』。
 
混んだらイヤなので紹介控えてました(笑)。それほど気に入ってる店です。超オススメ♪
 
 
店名は仏語で「小さな宮殿」の意。連れ曰く夜は魔女の館のような(?)外観で、店内は薄暗い照明に、シックでアンティークな内装。そして、けだるく流れるボーカルジャズと、漂う百合の香り。高級感漂う大人のムードです。加えて、食器もゴージャスで、スタッフの接遇も控え目かつ丁寧。
 
アダルトな上質空間ですが、決して敷居は高くありません。誰でも笑顔で迎え入れてくれます。
 
コーヒー専門店として、ブレンド、シングルオリジン、アレンジ、水出しと、ラインナップはかなり豊富。世界各国のアレンジコーヒーも幅広く揃え、特にアルコール系(コーヒーカクテルと称しても良いでしょう)に力が入っているのがこの店らしいです。コーヒーはサイフォン抽出。目の前で優雅なアンティークカップへ、なみなみと注いでくれます。初めての方はまず「プティ・パレ ブレンド(525円)」を是非♪
 
モーニングやランチの類は無し。単品のサンド類はあります。
 
スイーツは、ワッフルやシフォンケーキ、プチガトーなど。どれもビックリするくらい爆盛りです。優雅な器に爆盛り。美しく盛り付けてありますが爆盛り。特にワッフルはすげぇビジュアルインパクト、かつ笑っちゃうボリュームなので、女性は要注意です。値段だけ見ると高そうですが、吟味された素材を使用し質もバッチリなので適正価格かと。
 
スタッフは女性オンリー。オーナーはマダムと呼ぶに相応しいムーディな方です。
 
初めて訪問した時は、松山郊外にこれほど個性的かつ上質なカフェが存在するなんてと驚きっ放しでした。以来すっかり虜に。大人のデートに、大人同士の語らいに、しっとり独りを楽しみたいときにどうぞ♪
 
景観はあまり良くありませんが、テラス席もあり。天気の良い日は外で違う雰囲気を味わってみても♪
 
 
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以下、試したメニュー。まずはドリンクから。
 
【プティ・パレ ブレンド(525円)】
ガツンと力強い風味で、非常にインパクトのある一杯。コクのある苦味とまろやかな酸味が余韻を引きます。粗さとやや喉の焼ける感じは残りますが、個人的には好きです。まず試して頂きたいメニュー♪
 
【アメリカンブレンド(504円)】
さすがプティ・パレ。アメリカンなのに十分なコクと余韻(笑)
 
【ハワイコナ・エクストラファンシー(756円)】
なんと薫り高い。熱々でもスパイシーな酸味がしっかり感じられます。が、ややもたつく感じ。酸味がしつこい気がします(笑)。この店らしいと言えば、らしいのですが。
 
シングルオリジンは他に「マンデリン(609円)」や「コロンビア・スプレモ(609円)」も頂きましたが、なかなか美味しいです。これらシングルオリジンは豆の販売も。
 
【ダッチ・オン・ザ・ロック(609円)】
水出しアイスコーヒーをオンザロックと名付ける所がこの店らしいですネ。深みとコク。それにも増して秀逸なのが、しっかりした甘味を感じさせる独特の香味。うまーい♪

【エスプレッソ・ドッピオ(945円)】
ソロで578円ですから、なかなか強気な値段。残念ですがこういうエスプレッソを湯で割ったタイプ、私はあまり好きじゃありません(-_-;)
 
【ハニー・カフェ・コン・レーチェ(788円)】
スペインのコーヒーアレンジ。こう見えてホットドリンクです。下層から蜂蜜、牛乳、コーヒー、スチームミルク。蜂蜜の味わいが喉を優しく通過し、身体も温まります。
 
【ヴィーナ・カプチーノ(735円)】
溢れそうなスチームミルクにチョコレートをトッピング。まろやかな上質カフェオレに甘さをプラスした1杯。
 
【カフェ・グランマルニエ(924円)】
た〜っぷりの生クリームとスチームミルクが。オレンジリキュール「グランマルニエ」がガツンと効いた、オトナ味。
 
【フロストビッテン・シャムロック(945円)】
アイリッシュウイスキーとアイリッシュミストの入ったカクテル。スパイシーでありながら、ウイスキーとミストが織り成す複雑な味わい深さ。そこにミルキーなコクが混ざり、程好い濃厚さに。後口にじわりとウイスキーの渋さが光ります。
 
 
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以下、試したスイーツ&パンメニュー。不鮮明な写真多数で申し訳ありませんm(_ _)m
 
【ブルーベリーワッフル(924円)】
爆盛りのバニラアイスクリームがどーん。その上にはブルーベリーソースがた〜っぷり。アップルブランデーを加えており、魅惑的な香りを放っています。ワッフル生地はふわサックリで食感が良く、なかなか美味しいです。アイスクリームもほど良いコクがあって、これまたウマイ。尋常でないボリュームだけど、パクパクいけちゃいます♪
 
【チョコレートシフォン(630円)】
冬季限定商品です。…てか、シフォンケーキ、でかッ!! そして、爆盛りの生クリーム、スゴっ!!(笑) シフォンはふんわり。淡白な風味で、ややほろ苦。小さなチョコレート片を散りばめた、大人の味わいです。生クリームもなかなかのレベルで、たっぷりのココアパウダーがかかっています。これで630円は安いと思いますヨ。
 
【フランボワーズシフォン(630円)】
アップルブランデーをかけたフランボワーズが皿の周りを彩り、添えられたポットの中には甘酸っぱいフランボワーズソースが。シフォン自体はプレーンなのですが、結果としてオトナ感た〜っぷりの甘酸っぱさを堪能できます。
 
【チョコ&ピーナッツワッフル(945円)】
冗談かと見紛うほどアイスクリームとナッツが山盛りです(笑)。コリコリとナッツの食感と香ばしさが楽しい一品。
 
【プティパレ・パフェ(893円)】
なんか…スゴイ迫力でそびえ立ってます(笑)。フランボワーズのソースと果実そのもの、コクのあるバニラアイスクリームがでっぷり入った高層パフェ。力強い甘さとサッパリした酸味が同居し、しつこくないからパクパク行けちゃう♪
 
【クレオパトラの夢(893円)】
5月〜9月限定メニュー。コアントローとブルーキュラソーを使用したブラッドオレンジのパフェ。もう笑うしかないようなボリューム。バニラアイスクリームが塔のようにそびえ立ち、その壁面にフローズンオレンジがへばりついています。中心部にはブラッドオレンジのシャーベットが隠れており、グラス内部にはもちもちした食感のブラッドオレンジゼリー。柑橘類の甘さと爽やかさが口いっぱいに広がり、胃袋もいっぱいに広がって(笑)大満足の品。てゆーか、すげぇネーミングw
 
【ショコラ(683円)】
ラム酒入りのガトーショコラ。ココアパウダーを一面にまぶし、白い大皿に模様が浮き上がっています。スライスチョコがたっぷり乗って、ホットチョコレートソースも食欲をそそる、なんともゴージャスなビジュアル♪
大きなガトーショコラは、しっかり目の詰まった固め。甘さを抑えつつ、ラム酒によるふくよかさを感じさせます。アッサリしたスライスチョコや、バター風味たっぷりのソースで、最後までいろんな起伏を味わえ、う〜ん、満足!
 
【プティ・パレ・ビーンズチョコ(105円)】
中に炒りコーヒー豆を仕込んだミルクチョコレートです。コーヒー豆はカリッとした食感と苦味。チョコレートは指の温度で溶けるほどの滑らかさとスイートネス。対比が面白い冬季限定商品。
 
【ダッチコーヒーゼリー(683円)】
中間硬水を使用したというダッチコーヒーをゼリーに。もっちりした食感で、噛むごとにコクのある苦味がじわじわ口の中に広がります。たっぷりの生クリームとともに。
 
【クロックマダム(609円)】
トーストにハム、目玉焼き、チーズを乗せる喫茶の定番。厚切りのトーストは2cmほどはあるでしょうか。ピザトーストのような外観です。カットすると皿にトロトロ垂れ始める半熟玉子がたまりません。チーズがアッサリした風味なので、しつこくなく、比較的さっぱりした味わい。美味しい上に優雅さを感じます♪
 
【ホットサンドウィッチ(683円)】
目を見張るような美しさの純白リーフの皿。中身はツナと卵…と書くと、とっても平凡に聞こえますが、そぼろ状態の卵は驚くほどアッサリ。たおやかで上品なお味で、面白いメニューです。
 
 
【プティ・パレ Cafe Petit Palais】
  ■住所:松山市久万ノ台222-3
  ■TEL 089-926-5757
  ■営業時間 13:00〜23:00
  ■定休日:火曜、水曜(祝日の場合は営業)
  ■席数:37席
  ■駐車場:12台
  ■喫煙:可

  • 美味しいコーヒーに優雅な空間!!
  • 昼の外観。
  • 夜の外観。魔女の館っぽい?

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9位

長浜一番 (山西、三津 / ラーメン、餃子)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2012/09訪問 2012/09/08

『長浜一番』が好きだから…

■ '12年9月 『長浜一番』が好きだから…

久々に若葉町『長浜一番』を訪問。若葉町と言っても通じないかな。三津地区ですね。

「長浜ラーメン」とは、福岡県福岡市中央区長浜地区で生まれたラーメンです。この地には「福岡市中央卸売市場 鮮魚市場」があり、市場関係者向けラーメンとして誕生。やがて人気を全国区に広げます。

厳密に言うと、現在の博多区築港本町にあった魚市場が長浜に移転し、それに伴いラーメンの屋台も長浜に移転したので、長浜で生まれたワケじゃ無いんですが、まぁそこまではイイでしょ。

食はその地のニーズを反映します。「長浜ラーメン」も例外では無く、競りの合間にササッと素早く食べられるよう、短時間で茹でられる“極細麺”を使用し、“麺の量は少なめ”が基本。

また、午前中から食べれるよう“スープはアッサリ”。豚骨ラーメンと言えばコッテリしたものをイメージしがちですが、本場の博多ラーメンはアッサリが基本だそう。それを継承してるワケですね。

ちなみにコッテリ濃厚豚骨と言えば「久留米ラーメン」ですね。福岡県久留米市で誕生し、豚骨ラーメンの元祖とする説もあります。

「長浜ラーメン」の特徴はそれだけじゃありません。「この量じゃ少な過ぎるぜ」というニーズに応えるため、麺だけを追加注文できる“替え玉というシステム”を考案。今でこそ「とんこつ=替え玉」という図式が定着してますが、これは「長浜ラーメン」から始まったものだったんですねー。替え玉を初めて提供したのが『元祖 長浜屋』という店だそう。

また、「このスープじゃ薄味すぎるぜ」というニーズに応え、各テーブルにラーメンのタレ、又はかえしを完備。“自分好みに調整できるスタイル”を確立しました。店によってはスープの油の濃さ、塩分の濃さ、ネギの量、替え玉のハーフサイズなど、様々なカスタマイズが可能になっています。

急いでる人、沢山食べたい人、アッサリ食べたい人、コッテリ食べたい人、それら全てのニーズをカバーできるフレキシブルなラーメン。それが「長浜ラーメン」の正体なのです。

◆よか福岡 - 元祖長浜屋というラーメン
http://www.shisokan.jp/yoka-fukuoka/ganso-nagahamaya/

先述の『元祖 長浜屋』について書かれた ↑ コチラの記事をご拝読いただくと、「長浜ラーメン」が持つ特殊性や魅力をより理解できます。

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以上を踏まえて我が松山の『長浜一番』を見ると、「長浜ラーメンの基本」をキッチリ押さえているコトが分かります。三津という港町に立地するのも因縁めいたものを感じさせますね。

油加減、塩加減をカスタマイズ可。テーブルにラーメンのタレは置いてませんが、替え玉を注文すると出て来ます。替えスープ(150円)、替え肉(300円)まで完備。幅広いニーズに応えられるので、世代を超えて人気なのも納得です。

食べログでは現在の総合評価が3.51。かなりの高評価ですが、クチコミを見るとかなり採点がバラついてます。本場の味と比較して論じられてる方もいらして、不勉強な私はホント参考になるんですが、総じて接遇面への不満が目立つようです。

猥雑な店内。水のお代わり&おしぼりはセルフサービス。飾り気のない対応。店側で替え玉のカウントはしておらず自己申告会計。レシートは出ない。店員同士の私語。客よりテレビに気が行ってる。仕事が雑。なのに、アルバイト(身内か?)らしきスタッフが店内にわらわら常駐。マターリ接客してくれます。

まぁ、不満に思われても仕方ない状況。私も時々イラッと来ますwww

先述のように市場に端を発すラーメンですから「こんなモンじゃない?」という見方も出来るし、これだけ人気でこれだけスタッフを雇ってるなら「然るべきサービスをちゃんとやれッ!」という見方も出来ます。どちらの見方も正しいと思います。

私は『長浜一番』のラーメンが好きです。やんわりした獣臭さ。あっさりマイルドで、塩分も控え目。でも豚骨の甘味がしっかり感じられるスープ。癖がなく、非常に取っ付きやすい品です。強烈な獣臭さやコッテリ味に抵抗がある私にとって、ここのデフォはホント、ちょうどイイ塩梅。他店で豚骨ラーメンを食べると、ふとココの味が恋しくなります♪

好きなんだけど、イラッとするのも事実。

店側のやりたいようにやればイイとも思うし、もう少しなんとかしてエエんじゃないかとも思う。…うーん(-_-;)

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この日頼んだのは「辛子高菜ラーメン / ピリ辛(600円)」と、替え玉2回。デフォが好きなので、油や塩加減もデフォで。麺の固さはフツウとカタを行ったり来たり。

辛子高菜は尋常じゃない量の唐辛子にまみれており、卓上に置かれている高菜とは全く別モノです。ピリ辛どころの騒ぎじゃない辛さ。コレ食べると胃腸も大騒ぎになっちゃうんですけど、それでも食べちゃうんだな〜ww

勢いよく啜るとムセちゃうので、麺を高くすくって、そこにかぶりつくように食べます。

麺は博多から直送の極細ストレート麺。加水率低めで、やや粉っぽい食感。小麦感に溢れ、辛子高菜に負けない存在感を誇示します。

ここはチャーシューも淡白系。脂身がほとんど無く、スジっぽく、ややパサ。食べ心地も味付けもアッサリしてますが、全体のバランスを考えれば妥当な方向性かと。


■ '11年5月 好きぢゃーーーーッ♪♪♪『長浜一番』

三津のチョー有名店『長浜一番』。老若男女に愛され、こんな立地なのに土日は行列必至の繁盛ぶり。もはや説明不要の存在ですが、手持ちの資料を参考に、その基本データを振り返ってみましょう。
 
大分の『長浜一番』で経験を積んだ店主が、1996年、この地にオープン。24時間とんこつスープを炊き続けるため、普段は店舗に泊まり込んみ、定休日だけ帰宅すると言うハードな生活をずっと続けてらっしゃいます。スープには豚頭のダシと大分フジジン醤油。麺は取り寄せの博多麺。
 
お手拭きはセルフで、ドアそばに有り。各テーブルには辛子高菜、胡麻、紅しょうが、おろしにんにくなど、入れ放題の薬味が。辛子高菜はかなり辛いので要注意。オーダーしてから出てくるまでが速いので、客の回転もなかなか速いです。替え玉は100円。丼の中の麺を食べ切る前にオーダーしましょう。替え肉や替えスープも有り。
 
開店当初は夫婦でされていたそうですが、現在は常時4〜7人のスタッフが。こんなに人手が必要なのか疑問ですが、気にしないでおきましょう…。清算は女将さん担当。「○○ラーメンと替え玉ひとつでしたっけ?」と問われ「いえ、ふたつです」と返したりする、自己申告制(笑)。
 
私、ここ大好きなんです。好き過ぎて、他店でとんこつラーメンを食べると、ムショーにここの味が恋しくなります。私にとってのベーシックとんこつ。臭みがなくアッサリしてるのに、奥深さもあるスープ。ストレート細麺もスープにマッチしていて、非常に食べ心地が良いです。ウマイわぁ〜♪
 
========
 
【長浜チャーシューメン(800円)】
こればっか頼んでます。最初は麺の硬さ普通で、薬味を入れず、本来の味を楽しみます。チャーシューの旨味で少し甘くなったスープは、松山人の舌に合うかと。次に、固めの替え玉をオーダーして、胡麻、そして大量の辛子高菜をドパーッ。ガッツリかき混ぜて、汗をたらしながら食すと、からー♪ ウマー♪ チャーシューが歯にハサカルゥ〜♪♪ これが私のオススメの食べ方。
 
【高菜ラーメン/ピリ辛(600円)】
ですが、最近こっちに傾倒中。卓上の辛子高菜よりもっと辛い、専用高菜がトッピングされています。「辛いけど意地でもムセるもんかぁー」とボルテージを上げながら挑み、替え玉後は胡麻のみを大量投入して、ちょっぴりマイルドな味でクールダウン(いや、ほとんどクールダウンしないですが)。汗ダラダラの舌ヒリヒリで、翌日まで胃腸の様子がオカシイけど(笑)、たまらん旨さだわ〜♪♪♪
 
 
【長浜一番】
  ■住所:松山市若葉町8-35 プレンティマンション若葉1F
  ■TEL 089-952-9911
  ■営業時間 11:00〜21:00
   [土日祝]11:00〜15:00、17:30〜21:00
  ■定休日:木曜
  ■席数:22席
  ■駐車場:16台

  • 辛子高菜ラーメン/ピリ辛(600円)
  • 唐辛子まみれの博多麺。
  • 長浜チャーシューメン(800円)
  • 辛子高菜ラーメン/ピリ辛(600円)

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