4回
2023/01 訪問
常に旨味革新の道を進むフレンチ
いつも常に新しい味を開拓し、食体験で驚かせてくれるお店
日本で高級なお店に行くと、高級な食材を使って贅沢な雰囲気で食べさせるという方向性がほとんどです。
個人的には食材の生産者も存じ上げてます、産地にもよく行ってる立場としては
そういった「グルメ通のマウントしたい動機」を満たす、安直な高級店が本当に苦手です
その程度だったら自分で食材調達して、自分でそれなりに調理すれば「いとも簡単に」その程度の料理店の味はコピーどころか更に美味しくできます。
TATEOKA TAKESHIは旨味創出の世界では常に開拓者の道を進んでいる驚きと旨味を常にセットで提供してくれるお店です。
今回は発酵技術を駆使した新しい旨味の融合を体験させてくれました。
コペンハーゲンにある「ノーマ」に見られるような発酵食品リスペクトの流れ、
https://tabelog.com/denmark/A7301/A730101/73000001/
日本でもわずかずつ動きが見えますが、ここTATEOKATAKESHIではその流れの日本流を作り出そうとしていると感じました
当然いつも通りの日本食、フレンチの古典的レシピを最大限活かしながら、新しい旨味の開拓を融合させていく、脱帽です。
加えて言うなら、たくさん味を乗せることが美味しい/贅沢と勘違いした味音痴層に媚びることもなく、「引き算」の「素材の旨味を一番感じられる塩梅」を研ぎ澄まして狙いに行く姿勢も驚きの大切な要素。いつも自分のほしかった旨味をドンズバ突かれて覚醒する思いです。
TATEOKATAKESHIの作る旨味世界は、有名な店を食べ歩くだけのコレクター根性ではわからないだろうなぁ。プロまたはプロ志向の方と本気で旨味を追求する世界線で一緒に味わいの感想を共有したいです。
動画がほとんどだったので動画見たい方はこちらに
https://www.instagram.com/reel/Cm-L3sbqnZt/?utm_source=ig_web_copy_link
2023/01/04 更新
2017/01 訪問
驚愕の発想力とメッセージ、まったく脳を休ませてくれないクリエイティビティ。アー疲れた旨かった(笑)
前回、オーナーとなられる前のシェフのお店にお伺いした時もそうだった。いちいちお皿になぞかけをされているような
目くるめくコースのあっという間の時間。頭がショートしそう。
そして退出時になんとオーナーシェフとして同じ店で再スタートされると伺い、これは伺わずにはおられないと、やっと再訪叶いました。そしてわが竹馬の飲み友達と連れ立っての再訪です。
いきなりアミューズから温度を目でだまし討ちしてきます。うれしいけどやっぱり疲れます(笑)
さあさあ今回も目くるめくワンダーランドの始まりだぞwww
二品目。確かにおいしいのだが、海苔と器のもったいなさがちょっとある。工夫はわかる見目麗しさもわかる。だけど、器と食べやすさのバランス。。。。ここだけは譲ってほしくない。美的センスよりも用の美、そこはシェフ、お願いしたい。
これは主夫の立場から強く推したい。
さて、三品目ここはひっくり返った。カンパチの風味をこういう風に押してくる?なんじゃこりゃ?(って説明になってないが説明のしようがないんだもの)そしてアーモンドスライスで風味にアクセントというか食感のアクセントまで。むむむむむ。自分の発想力の拙さまで叱咤されているのかと悔しくなる。
次に野菜の盛り合わせですか(笑)私はとにかく肉、魚にだけ気合をいれる料理屋を舐める傾向がありまして(笑)こういう料理がしっかりしてると惚れてしまいます。ただ、卵とトリュフとか「そりゃ旨いに決まってるじゃん」的組み合わせは正直ベース、「卑怯」というか「怠惰」です(笑)でも、このポーチドエッグは火入れの塩梅が神業でした。外皮になってる支えがほんの数ミリ。ここまで技巧を極められたらさすがに愚痴れません。完璧です。でもこれはちょっとシェフらしい変態性が少なかったな(笑)
さて、メインのマトンの炭焼きはうーん、タンパク質と脂肪を悪質に食わせようとする悪意の塊でした(笑)
ゴマとロケットのペーストも私の国語力ではちょっと表現が無理!これは本当にナイフとフォークが止まりません。本当にこれは魔術。旨い。
更に最後に出てきたガレット。今度は味はさておき(笑)これは温度が呪術的。心をとろかせます。
本当の意味で温デセールとはこのような温度で心を焼きつくす熱さで供する出来でしょうという出来立ての熱さ。
これはフレンチレストランで経験したことがないデセールの愛情でした。最高!
というわけで、今日も二度目ながらシェフの発想の狂気に翻弄され没頭した2時間半でした。
必ずまたお伺いいたします。
2017/01/31 更新
今年の新年TATEOKA TAKESHI詣は弟子と弟子の彼氏殿と行って参りました
諸事情で私は最後のお皿を頂けなかったのですがランチの新春コースとは言え定番レシピから独創的な一品まで幅広く楽しませてくれます
またしっかりとディナーにもお邪魔して最近技巧を広げていらっしゃる発酵素材を使った料理も楽しみに来たいと思います☺️