2回
2018/06 訪問
料理は抜群、お客様に楽しんでもらうエンターテイメント性兼ね備えた素晴らしい店でした。
以前にテレビに出ていたこちらの店を見て、行きたくて行きたくてたまらなかったので
お寿司大好きな人を誘ってやって来ました。
上品に小さく英語でshizukuと書いてあるだけなので店はうっかりすると通り過ぎてしまいます。
予約時間の五分前に入店。
あら、意外と小さい店。
でもこれくらいじゃないとサービスが行き届かないもんね。
テレビで見たご主人が厨房内から出迎えてくれました。
さて、21時予約の人が程なくして全員揃いディナーのスタート♪
【雫コース 18000円(税別)】
◆じゅん菜の醤油漬け雲丹添え
雲丹はキタムラサキウニです。
洒落た器に彩りが素晴らしい料理。
見た目、味、食感の全てが素晴らしく、これからの料理が楽しみになるw
◆明石の蛸の桜煮
ほんのり桜色に煮込まれた蛸はめちゃくちゃ柔らかい。
他のお客さんも驚きの声w
◆和歌山すさみのケンケン鰹のタタキ
獲ったその日に市場に水揚げされるのがケンケン鰹。
なので朝釣りのカツオが
食べれるのです!
クリスタルソルト(ヒマラヤの2億5000万年前の地層から取れた不純物が殆ど無い塩)を
まぶして藁焼きしてくれましたよ!
もう、食べる前から分かってたけど、藁の風味、塩加減が最高で、鰹も新鮮で美味すぎます。
◆明石のアイナメのお造り
皮目を炙ってます。
私の中では皮が美味い魚のベスト3に入れたいほどアイナメは皮が美味い。
それをこの出し方してくれたので嬉しい♪
◆襟裳のツブ貝のさざなみ造り
目の前で大きなツブ貝を捌いてくれました。
こう言う演出良いね〜♪
貝臭さが少なくめっちゃ食べやすくて美味しいw
◆金目鯛のお造り食べ比べ
締めたて、3日寝かせたもの、2種類の食べ比べ。
食べ比べないと分からないから、こうして出してくれたら楽しさ倍増ですw
◆コウイカのにぎり
数えきれないほど包丁を入れてます。
こんなの初めて見ました!
口の中でさざ波のようにほどける異次元の食感の虜になりましたw
◆鳴門の天然真鯛のにぎり2日寝かせ
鯛独特のむにゅっとした歯応えと強い旨味♪
幸せです。
◆山口県萩のキジハタの潮煮
アオサや他の何かの強烈な旨味が素晴らしいw
◆塩釜の本鮪赤身のにぎり
なんと、昆布〆と漬けの2枚にぎりです。
もうなんて言ったら良いのやら。
美味い、すごいしか言葉が出ません、笑
◆本鮪大トロの剥がし、
土佐備長炭で香り付けし筋や脂を取り切った大トロ。
こんなに手間をかけた大トロも初めて。
舌に障るものが何もなくサッととろける身は例えるなら不純物が一切無い大トロw
◆赤玉ホタテの茶碗蒸し
1000個に1個の割合のオレンジ色のホタテを赤玉ホタテと言うそうです。
希少なホタテが入った茶碗蒸しw
甘くて美味しいホタテと茶碗蒸しも出汁がきいて美味い♪
◆天草のコハダのにぎり
包丁入れが綺麗で見事なコハダちゃん。
コハダは好んで食べないネタですが、ここのコハダは良いですね〜!
◆豊後さばのにぎり
なぜだか、九州のサバのアニサキスは内臓に留まり身には付かないから刺身で食べれます。
サバはやはり刺身で食べると飛び抜けて美味い。
◆トキシラズの西京焼き
トキシラズはは5〜7月に海で獲れた鮭の言葉。
秋鮭より脂が乗って最高に美味いんです。
その中でもこの日出て来た腹身は脂がこぼれ落ちるくらいに乗ってるので最高!
◆山口の宇部の赤貝のにぎり
これも見た瞬間に美味すぎ!
ピカピカに輝く身はコリコリで甘くて最高でした。
◆天草の車海老
頭の味噌を固める為に尻尾にかけてはレアな感じにグラデーションに茹でています。
身厚で締まった筋肉質のみは最高でした。
◆甘エビの昆布締め
手に乗せてくれた♪
この店は甘エビも普通には出しません。
昆布締めする事で甘ったるくなく水っぽくなく素晴らしい甘エビのにぎりが出来るのです。
◆3種類雲丹の食べ比べ丼
キタムラサキウニ、バフン雲丹、由良の雲丹の3種類を贅沢にも食べ比べます。
これも比べて初めて分かる違い。
色も表面の凹凸も味も硬さも違うことを体感出来て、楽しく美味しすぎる一品♪
◆松島の穴子と海苔
手に乗せてくれました。
海苔が良い香り〜!
穴子はふわふわで最高!
これ何回でも食べたい。
◆金目鯛の三平汁
ほっこりと胃に染み渡る美味しいお出汁で締めくくり。
◆クインシーメロン
甘〜いメロンで口の中をさっぱりさせてフィニッシュw
いやぁ、感動ですわ。
全てにおいてかなり手間をかけていて、単に出すだけでなくお客様を楽しませようとする
気持ちがすごく伝わってきました。
食べ比べも楽しかったなぁ。
私ごときの味覚では、産地の違いはその場で食べ比べないと分かりません。
色んな発見もあり、心から楽しめた素晴らしい店でした。
ここは絶対に再訪したい店です。
ご馳走さまでした!
2018/06/27 更新
以前に初訪問して、そのこだわりの凄さとエンターテイメント性に感動!
再訪したいなぁって思っていたところ予約取れたよ〜ってお誘いがあったので行ってきました♪
久しぶりのしずくさんなので昼間からテンション上がりまくりだった、笑
前回はカウンターでしたが、この日はテーブル席。
ライブ感はやっぱりカウンター席の方が味わえますが、テーブル席でも楽しめるように
大将が色々と心配りをしてくれたのでとっても楽しめました♪
頂いたコースはこちら♪
【雫コース 18000円】
◆ハリイカ(スミイカ)のにぎり
しずくはんの名物と言って良いこのにぎりは270〜280の包丁を入れています。
なので見てくださいこの表面!
雲丹を叩いたのをネタの下に忍ばせてキャビアと金箔を乗せてます。
口に入れるとシャリがほろっと崩れて烏賊の食感も独特。
烏賊の甘さの奥に雲丹の甘さもやって来て至福のにぎり^ - ^
◆セコガニ 海水のジュレ
綺麗なガラスの器の中にほぐしたセコガニ、そしてその上から海水ジュレがキラキラ輝いてて綺麗!
セコガニの甘さとジュレの塩気が合わさると蟹の甘さが引き立って美味い。
見ても食べてますイケてます。
◆真鯛のにぎり
背骨針を刺して高圧洗浄し極限まで血を抜いてる鯛。
塩とすだちでいただきます。
鯛はクリアな旨味がダイレクトにやって来て昆布締めを忍ばせてあるので昆布の旨味が追いかけて来る。
こんな美味しい鯛はなかなか食べれない^ ^
〈以下品数が多いので簡潔に〉
◆佐渡の天然ぶり
昆布出汁で湯引きした鰤を塩とかボスだけで頂きます。
とろけて美味すぎ!
◆壱岐の黒アワビ
5時間も蒸してるので究極に柔らかい。
肝と雲丹のソースがマッチして最高に美味い。
◆めぬけ
めぬけとは金目鯛に似た真っ赤な大きな魚。
皮目を炭火で炙って竹炭の塩で食べますが、皮と身の間の脂が豊富なので美味い美味い。
◆大間のマグロ
上が漬け下が昆布締めの本鮪の赤身。
赤身は生命力を感じますね。
◆大トロ
大トロの下に大トロのたたきを仕込んでます。
美しくてうっとりしますわ。
口に入れるととろける美味さがたまらん!
◆明石の蛸の桜煮
これも究極に柔らかくてびっくり!
煮汁も染みすぎず蛸の旨味をダイレクトに感じます。
◆天草のコハダ
コハダってあまり好きではないのですがこれは美味い。
酢の具合が絶妙!
◆根室のたらの白子
低温調理した白子に白子ソースをかけてあります。
低温調理なので生臭さがないのに生食のような食感。
◆豊後鯖のにぎり
2日寝かせたものと酢で浅くしめた鯖の2枚重ね。
口に入れた瞬間はそれぞれの特徴を感じ、噛むに従い2つが合わさって深みを増す味わい♪
◆赤玉ホタテの茶碗蒸し
1000個に1個しか出ない赤いホタテが入ってます。
蟹も使っていてとにかく上品な出汁が効いて激ウマの茶碗蒸しです。
◆庄内の辛味大根
お口休めの大根です。
合間合間にポリポリ頂きました。
◆石巻の煮牡蠣
生牡蠣は好きじゃ無いのですがこれは低温調理してあるので生食感なのに磯臭さが全くなくて美味い!
◆ハッカクの塩焼き
鎧のような皮をまとった古代魚のような魚です。
これを焼きで頂くのは初めて。
見た目と違いすごく繊細な白身でかなり美味い!
◆天草の車海老のにぎり
頭の方は味噌の風味を味わう為にレア気味にして尻尾の方はよく茹でて、茹で加減の
グラデーションです!
海老のオボロを挟んで変化を持たせたにぎりは、絶品!
◆五島列島 黒ムツの煮付け
知名度は赤ムツ(のどぐろ)に劣りますが味は負けないほど美味い黒ムツの煮付け。
シンプルに塩と昆布だけの味だからこそ黒ムツ本来の美味さが引き立ちます。
◆蝦夷バフン雲丹といくら丼
ひと口サイズの丼にはたっぷりのウニとイクラが!
こんなの美味いに決まってますやん♪
雲丹、雑味が一切なくて完璧^ ^
イクラの塩加減も絶妙^ ^
最高です!
◆苫小牧ほっき貝
低温調理のほっき貝も初めての経験。
フワッフワの弾力がすご〜い!
甘みも強くて面白い食感で美味い。
◆対馬の穴子
小骨を全て取り除いた穴子。
甘辛タレで焼いたものをシャリと共に海苔に乗せて手渡しされます。
歯に骨が一切当たらない凄い穴子!
ふわふわで最高の味わい。
◆かんぴょう巻き
ここでかんぴょう巻き。
ほっと懐かしい味わいで、今まで連続した凄すぎる食材で高揚した心が落ち着きます^ ^
◆めぬけの三平汁
最後に上質の脂がたっぷり乗ったメヌケを優しい昆布出汁の三平汁で頂きました^ ^
◆デザート
糖度19度の太天柿を頂きました。
もの凄く強い甘みでこんな柿食べた事ないです!
最後の最後まで驚かされた。
ひゃー、この日も感動感動の連続でした。
ここまでこだわるの?と、食材のこだわりが半端じゃなく、お客さんを楽しませようとする
サービス精神も素晴らしい。
誰を連れてきても喜ばれるお店だと思います。
プライベートはもちろん接待があればまた誰かを連れて来たいです。
ご馳走さまでした!