みゅうささんが投稿した道人(京都/三条京阪)の口コミ詳細

おいしいのがすき~

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道人三条京阪、三条、東山/日本料理

8

  • 夜の点数:5.0

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
8回目

2023/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

【再訪】特別な場所☆

2023/6 再訪☆

京都へ行く理由。
特別な場所、道人さん。

6月。
今回も素晴らしかったなー。
お料理も、おもてなしも、食後お店を出た後もしばらく続く、ふわふわであたたかな余韻も。

スタートの土佐酢のジュレ、柔らかいのにキリっとしていてすっきり。
酸味が強すぎるのが好みではないので、毎度毎度、道人さんのお酢の使い方
酸味の加減がめちゃくちゃツボ。
お椀は、福井のアワビと焼きナス。
すっと染み入るお出汁、後味が複雑味!!!!!!!!
大人のお椀。あー、美味しい。
茄子の香ばしさというか個性というか、それがこんなにさりげなく
味わえるなんて。すごい。

淡路オニアジは棒寿司に。
これもとてつもなく美味。
フレッシュなアジ、薬味の塩梅、酸味の加減、あと10個食べたい。

とりがいはさっと炙って。

のどぐろは炭火焼に。
じゅわっと柔らかいノドグロ、大ぶりの切り身でいただけるのも
道人さんのだいご味。満足度が高いポーション。

さっとさりげなく出てきたのは、ずいきの胡麻和え。
胡麻の香ばしさと酸味がきゅっとまわったずいき、シャクシャク。
もはや箸休めと呼ぶにはこのお料理には失礼に当たる完成度。
道人さんはこういうさりげないお料理が最高に抜群に美味しい。
センスの塊。

グジの南蛮漬け

青干しゼンマイしのだ巻き、絶妙な食感のゼンマイ、じゅわっとお出汁。
美味なお出汁が揚げにしみわたっていて、ゼンマイのほんのりの苦みと甘み、滋味。
ずいきやこういうお料理が毎回毎回楽しみでならない。
ほんと美味しいな、幸せ。

ご飯、香の物、じゃこ、平井牛のカツレツなど

水無月豆腐、広島ジュンサイ、波照間黒糖
道人さんの水無月豆腐が大好き!今回も久しぶりにいただけてうれしかったな。

毎回伺うたび、幸せになれる場所。
大好きなお店です。
ごちそうさまでした~

迷子レベル★★☆
りぴど★★★

2024/01/08 更新

7回目

2022/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

【再訪】余韻きれいな月見椀

2022/9 再訪☆

9月の道人さん。

18時からの一斉スタート。
伺うたびに、とっても幸せな気持ちに浸れる最高に素晴らしいお店。
女将さんのおもてなしと道人さんの丁寧で繊細、綺麗なお料理に終始癒されっぱなし。
いつもありがとうございます。

今回も道人さんのお料理に悶絶。
コースの流れ、温度感、お料理ひとさらごとの余韻、、、、計算されたその魅せ方。
はぁ。ほんと大好きです。

スタートはワタリガニと梨の和え物。
はじめからノックダウン。
まぁるい酸味、角張っていない酸、甘いということではなく、
酸味が柔らかくて大好き。
しっとりした蟹もおいしいし、ジュレが梨の甘さを引き出して美味。

今回のお椀は、月見椀。
鶉と葛素麺、芽ネギ、ネギ。
道人さんに伺うたびに毎回楽しみにしているお椀は、今回も抜群においしかった。
鶉の個性を大切にしつつも、きれいな味わいの吸い地で
最後までとことん、まとまりつくしたきれいな余韻の後味に。
ビジュアルも凛としていて美しい☆

お造りは明石の鯛と淡路の伊勢海老。

青うなぎはパリッと香ばしく焼かれた皮目と肉厚な身質。
柴漬けをしのばせたごはんと一緒に。
タレがさらっとしていてコクがあっておいしい。
脂もすっきりしていて、美味。

自家製の胡麻豆腐は大好物のひとつ。
道人さんの胡麻豆腐が大好き。
丁寧な味で、濃厚こっくり。
由良の赤ウニと一緒に。

徳島の白甘鯛。
山椒オイルを使っているとのことですがこのタレが絶妙。
油分がこのタレできゅっとしまって、さらっとした味わいに。
上品。

そしてひろうす。
こちらも、毎回楽しみにしているひとしな。
ふくふくのひろうす、こういったお料理だからこその、価値。
しみじみふくふく、美味しいな。

淡路はもと大阪茄子の白みそ椀。
こちらも悶絶!
とろとろの茄子と柔らかい鱧、
白みその濃淡がめちゃくちゃ好み。
はぁ、美味しすぎる。最後に来てまでテンションあがりっぱなし。

ご飯は佐渡島のコシヒカリ。
ご飯のお供もいろいろと、新いくらまでいただけて贅沢♪

和菓子はゆり根いり初雁。
そしてお抹茶。

日本酒は今回、にちにちというものを何種類か飲み比べ。
どちらもお料理にぴったり☆

今回もとっても幸せでした。。。
幸せな時間をありがとうございました。
ごちそうさまでした☆

2022/11/27 更新

6回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

【再訪】最高のお椀

2021/12 再訪☆

12月の道人さん。
昨年も12月に訪問させていただきましたが
今年の道人さんはさらにさらに、パワーアップ。
蟹のコースということで事前にご連絡をいただいていたので
楽しみに伺いました。

●蟹コース(60,000円)
・うずみ豆腐
・こっぺ蟹のおかきあげ
・トラフグの石焼き
・白甘鯛と三輪そうめんのお椀
・蟹(焼き、しゃぶしゃぶ)
・海老芋と淀大根の炊き合わせ
・蟹味噌と腹肉のともあえ
・岐阜の網とり鴨のお鍋
・ごはん2種類(白ご飯、蟹ご飯)
・ゆきもち
・抹茶

伺うたびにパワーアップされている道人さん。
食材のすばらしさもさることながら、
道人さんのお料理への気持ち、考え方、エッセンス、、、
お話を伺うたびに、お料理をいただくたびに、ときめきっぱなし。

今回いただいたお料理の何もかもがおいしかったけれど
特に感激したのが、お椀。
白甘鯛と三輪そうめんのお椀です。
器を手に取って蓋を開けた瞬間、絶対的なおいしさを確信。
まず、ビジュアルから凛としていて美しいのです。
そして、澄んだお出汁に思わずため息、涙目。
いただいた後の余韻がキレイに長引くとってもとっても、きれいなお味。優しくて丸みがあって繊細。
こんな儚い気持ちになれるお椀に出会えるなんて感動。
本当に素晴らしかったです。

こっぺ蟹はおかきで蒸し焼きのようにしてぎゅっと詰まった甘みと香り。
しっとりとした身がおいしい。
火の入れ方や調理を変えた蟹ももちろん美味しかった。

海老芋と淀大根はこの時期のお楽しみ。
ほくほく美味しくて、ほっこりする味わい。
淀大根の出汁のしみ込ませ方も、さすが。
少し硬めに仕上げておられるのですが、これもとても好みでした。
時間をかけて丁寧に仕込みをしてくださってることが脳裏に浮かび
有り難いなぁとしみじみ。

食後のゆきもちも、上品で美味しい。
デザートの和菓子まで手作りだなんてすごいなぁ。

何度伺っても、居心地の良さとお料理の素晴らしさに癒されっぱなし。
道人さんに伺うために京都に訪問しているといってもいいくらい。
それくらい大好きです。
素敵なご縁に感謝いたします。

今回もごちそうさまでした。
ありがとうございました!

  • マコンをいただきました。お料理にぴったり。

  • こっぺ蟹のおかきあげ。香ばしさと甘さが絶妙。

  • 人生でのベスト3に入るお椀

  • 火の入れ方を変えた蟹①

  • 火を少しつよめに②

  • みずみずしい

  • 大好きなお料理。海老芋と淀大根。ほくほくしみしみ、最高においしい。

  • ご飯は2種類。蟹ご飯はしっかりめだけど、とっても美味しい。

  • ゆきもち。繊細。

2022/04/03 更新

5回目

2021/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥40,000~¥49,999
    / 1人

【再訪】透き通るキレイな夏の御料理

2021/8 再訪☆

8月の道人さん。
透き通るようなキレイな味。
そして、力強さ、滋味深さ。

御料理の抑揚が心地よくて毎回癒しの時間。

その瞬間、瞬間の美味しさももちろんだけど、訪問後しばらく続く余韻が、最高に好き。女将さんの柔らかく優しいおもてなしと、道人さんのお料理に、毎回元気をいただいています。

この日もスタートから道人さんワールド全開。
麗しいひとさらに、カウンター一同、「わ〜♪」という歓声があがります。
シャッキシャキの蓮根は酢をまとい、アクセントに。だだちゃ豆のずんだはとっても上品。仄かな甘み。酸味と甘みをキレイな味のお出汁がすっきりと包み込んでまとめてくれる、とても完成度の高いひとさら。

お椀は鮑と久世茄子。相変わらずの多重構造なお椀、いただくたびに味の変化が。はぁ、おいしい。そして茄子の美味しさにも目覚める。ふくふくの茄子。鮑にはきれいで丁寧な仕事が。

御造りは、鯛とイセエビと雲丹。
由良の雲丹は、きゃーと小声で叫びたくなるくらいのクリーミーさを感じつつ、
もういなくなっちゃうの?
と、思うくらいの儚さ。
おいしい。。。

ぴかぴかの鬼鯵の棒寿司は、分厚い鬼鯵のさらっとした脂が素敵。そして個人的にツボだったのが酢飯。さわやかでまろみがある酸味で、上品。もう、2切れといわずに1本ください!

道人さんでいただくお魚はいつもしっかりと分厚くて大きくて食べ応え十分。皮目の脂がしっかりまわって、しっとり&香ばしさがキチント共存。美味。

そして暑い季節に清涼感たっぷりなひとさらな、トマトと蟹がたっぷりのった三輪素麺。シャーベット状にしたトマトのひえひえ感。ひえひえなのに、甘さをしっかり感じることができるトマトと蟹の存在感。それらをしっかりと支えるお出汁の存在。透明感があってキレイなお味。おいしい!みためもとてもキレイで、立派な器とのコントラストも素敵。視覚からも栄養。

海鰻は皮面をカリカリに焼いてうざくスタイルで。

しゃきしゃきの玉蜀黍は飛竜頭に入れて、優しいお出汁がしみたしゅんわりふくふくの味に甘さのアクセント。
完成までの間のひとつひとつの工程に思いを馳せると、よりいっそう、美味しさが沁みる。
玉蜀黍を入れているっていうのもすごくよくって。ここで玉蜀黍かー!って嬉しくなりました。美味しい。

うかがうたびに、道人さんの御料理にどんどん引き込まれてしまいます。ほんとうに、すごい。道人さんは。


・ジャバラトニック
・蓮餅、だだちゃ豆ずんだ、酢蓮根、御出汁のジュレに道安宝珠喜
・煮鮑、久世ナスのお椀
・明石の鯛
・淡路イセエビ、由良雲丹
・鬼鯵の棒寿司
・愛媛白甘鯛、ホースラディッシュ
・三輪素麺、トマト、蟹
・海鰻 うざく
・トウモロコシの飛竜頭、干しぜんまい
・にえばな、赤だし、カツオ漬け、香物、じゃこ
・蓮根餅、無花果
・抹茶

とっても美味しかったです。幸せ。
ごちそうさまでした☆

リピート★★★
迷子レベル★★☆

2021/09/23 更新

4回目

2020/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥30,000~¥39,999
    / 1人

【再訪】しみじみと、美味しい。

2020/12 再訪☆

12月の道人さん。
とてつもなく御馳走な、冬の和食。
食材の豪華さもさることながら、温度感や素材の力強さ(野菜の濃い味)なども
たっぷりと楽しむことができるし。
この日も穏やかさと力強さが入り混じった、心がゆんわりと解けていくような、
道人さんらしいお料理ばかりだった。

スタートのうずみ豆腐からノックアウト。
滑らかでピュアな味の胡麻豆腐の上にはもち米。
白味噌の優しい甘さが、フキノトウで苦みの、
からしで辛味の、それぞれのアクセントで、きゅっとひとまとめに。
これでもか、というくらいに染み入る味わいで、
温度感も完璧。
道人さんの胡麻豆腐が大好きすぎるので、久しぶりに出会えて幸せ。
とっても手間暇かけられた胡麻豆腐、ひとくちつずありがたく噛みしめていただきま
した。

そしてこっぺ蟹。
蕪あんを上からかけた珍しいスタイル。
道人さん流こっぺ蟹。
蕪あんのとろみ具合についてもギリギリまで精査されて、計算されて。
蕪と蟹の甘みの接点がとてもよかった。

かなり弾力のあるトラフグはアツアツの石で焼いていただくスタイル。
少し火を入れても、そのままでも。
透明感のある白子の美味しさも、たまらない。

お椀は松葉蟹の真丈にしゃぶ餅。
うま味たっぷりなのに、重過ぎない、このすごくいい塩梅のバランスってすごい。
後味がとってもきれいな味わい。お椀は毎回とっても楽しみにしているお料理のひと
つで
今回のお椀も、最後までうっとりする余韻が。

そして今個人的にはまっている柚子釜は、
根室雲丹の飯蒸しで。
熱をほんのり帯びた柚子の香りがうまくたっていて。
蓋の果汁をきゅっとしぼっていただきます!
柚子釜って奥が深い(と、個人的に思っている)
道人さんにもいろいろ教えていただいて、勉強になりました。

マナガツオは幽庵焼きに。
ふわふわしっとり。ご飯が欲しい!

セリと蟹味噌を合えたものにオリーブオイルをかけて。
ヤマゴボウの胡麻酢和え。
このふたつも、さりげないお料理なのだけど、とてつもなく美味。
丁寧に丁寧に調理されていらっしゃるから、こういったさりげない
御料理がしっかりと心に響いてくるんだろうな、あってしみじみと。

海老芋は富田林のもの。
一度炊いてから餅粉をまぶして揚げたもの。
ふわふわさっくりな表面と、御出汁がじんわりとまわったお芋。
柚子果汁を加えた白味噌あんがまた、おいしくて。

最後に網どり鴨とつくね、滋賀の近江蕪、九条ネギのお鍋。
そしてご飯、トロサワラの梅煮がご飯のおともに。
このトロサワラがまた、抜群においしい!
ふっくらと炊き上がっていて、身が上品で。
三重答志島のトロサワラだそうです。ご飯無限君。

つくりたての抹茶餡の苺大福に、おいしいおいしいお抹茶で最後。

あぁ、今回もとても幸せ。
こっぺ蟹の仕立て方とか、スタートのうずみ豆富の塩梅だとか。
セリやヤマゴボウのお料理だとか。
道人さんらしさを今回もしっかりと感じられるのがうれしかったです。
しみじみと美味しい、そんな道人さんのお料理が大好きです。

ごちそうさまでした〜!!!

迷子レベル★☆☆
リピド★★★

2021/01/28 更新

3回目

2020/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

【再訪】凛とする

2020年1月 再訪☆

冬の道人さん。
前回は7月、たっぷりと鱧をいただいたり
夏らしい清涼感のある味わいを堪能させていただきました。
食材的にも魅力的なものが多い冬の季節は
和食がより一層美味しく感じられるので楽しみにしていました。

2020年の営業初日、ということで
手際が、、、等、道人さん、仰っておられましたけど
ぜんぜんそんなことなくって☆
相変わらず丁寧で、とっても考え抜かれたお料理が並んで、
いただきながら色々に楽しむことができました。

以下、当日いただいたメニューです。

・慈姑餅、葛で
・ささげを使ったお赤飯、自家製のカラスミ、すりごま
・伊勢海老、河豚を焼いた石で、河豚の白子醤油、てっぴ
・車海老とホタテ、雲丹のお椀
・マナガツオ漬け焼き
・菜の花の辛し和え、若ごぼうのたたき麦胡麻和え
・海老芋餅粉揚げ、浜坂蟹のあんかけ、カニみそ
・天然網採鴨、淀大根をさっと出汁で
・ご飯、香物、お味噌汁、河豚の味噌焼き
・たねなしキンカンと大納言小豆、ユリ根のお菓子
・お抹茶

スタートから、道人さんらしいひとしな。
慈姑をすって固めて軽く揚げて。中には蓮根、そして中心部には松の実。
ややしっかりめに感じる慈姑の苦みを感じつつ、葛の優しい甘み、
松の実の油分で全体が纏まる。
繊細で上品。美味しいなぁ。
慈姑が苦みのある食べ物だとは知っているけれど、しっかりと残る苦みについて
道人さんにいろいろと教えていただきました。
優しい道人さん。
春に向けてのお料理でスターターとしても最適。

お正月、おめでたいのでお赤飯。
正直個人的にお赤飯はあまり好んで食べないのだけど、
道人さんのお赤飯は今までいただいた中でナンバーワン。
上品な甘み、絶妙な固めの炊き加減、香ばしい胡麻の風味が
強すぎないカラスミとの相性も抜群。
とても美味しかった。
お赤飯を作るにあたり、当日の朝まで小豆を使おうと考えていたそうなのだけど、
急遽「ささげ」が手に入ったので、ささげて作ってくださったのだ!
お赤飯は関東地方では「ささげ」、関西では「小豆」を使うことが多く
京都ではなかなか「ささげ」を販売されているところが少ないのだそう。
そんな中、当日の朝まで探して手に入れてくださって、作ってくださった、、という
こだわり、お気持ちに、感激。
小豆は炊くと皮が破けてしまうことも多く、中の白い部分の苦みが少しでてしまう。
そのてん、「ささげ」はそういうこともないので、いつも感じていたあのほんのりとした
苦みではなく、ほっくりと甘い優しさを堪能することができた。

アツアツの石でさっと焼くのもよし、そのままでもよし、な
ふぐと伊勢海老。さっと昆布占めしているので旨み濃縮。
白子がとってもピュアできれいな美味しさ。小口葱なども入っていないのもうれしい。

お椀は、少ししっかりめの輪郭。
椀種にホタテと車海老、味を足すのに雲丹。
この日のお椀も、道人さんはものすごくよく考えていらっしゃって。。。
いろいろ教えていただいてほんと勉強になりました。
こういう輪郭がしっかりしているのに、きれいな後味の道人さんの
お椀が好き。

そしてこれがいただきたかった!
マナガツオの漬け焼き。
焼き方も炭の香りが付かないように工夫されていたり、
タレのぬりかたなどもめちゃくちゃ計算されている。
ふわふわで、上品なタレが適度にしみこんだマナガツオ。
はぁ、想像通り美味しい。嬉しい。

箸休め。
季節ものです~ということで菜の花と若ごぼうの麦胡麻和え。
写真失念。。。。こういうさりげない食材も丁寧に下ごしらえがしてあって
美味しいのは流石です。

海老芋は炊いてから餅粉でさっくりと揚げたもの。
お出汁がしっかりしみてほくほく、表面は適度に香ばしくて美味。
蟹の優しいあんもたっぷり。冬ですねぇ。

そして、網採の鴨。ロゼ色でキレイ。
この鴨が、めちゃくちゃ美味しかった。
血の感じ(語彙力なし)が、適度に回っていて、程よい癖。
嫌な癖は一切なくて、かみしめるとふわん、と香る深い味。
そこに美味しい出汁がたっぷりと。
出汁がしみた淀大根も、あまくて美味しい。
炊き加減もベスト。お代わりせずにはいられない。
ここに使った一味も、涙が出るほどの手間暇かけた自家製。

〆のご飯、和菓子屋さん顔負けの上品な和菓子、お抹茶と続き
今日もごちそうさまでした。

良い食材をシンプルに仕上げることのむずかしさ。
日々食材のテンションは変わるし、ほんの少しの違いで
味も変わってしまう。
真面目に真剣に向き合っているそのひとさらへの込める
想いの強さを、今回も感じ取ることができたし、
とっても勉強になりました。ありがとうございます!
素直に、ほんと、楽しい・・・。

ごちそうさまでした!

おひとり様度★★★
迷子レベル★☆☆
リピ度★★★
予約難度★★★(いちげんさん不可、今年の予約は一杯)
お会計28,000円(コース、ビール、日本酒2合)

  • 今日はこちらで

  • 絶品のお赤飯。

  • 器も素敵

  • 細かく切れ目を入れて味を染み込ませる

  • おかわり

  • 二杯目を作ってくれています

2020/02/17 更新

2回目

2019/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

【再訪】輪郭と奥行きと

2019年7月 再訪☆

素晴らしかったです。

もう、どうしたらいいのだろう。
なんて伝えたら、いいのだろう。
美味しい!美味しすぎる!
とか、己の表現力の乏しさに涙ぐむ。

道人さんのお料理が、とにかく
素晴らしすぎて、悶絶。

圧倒的な素材力に、道人さんの
エッセンスがひとつひとつ丁寧に
加わることで、驚くほど
洗練されたひとさらになる。

手間隙をかけつつ、調味は最低限。
素材本来の良さを引き出し、
決して華美になりすぎない、
ただひたすらに、奥行きのある
味わい。

こんなに美味しかったんだ!!
鱧って。
何もかもが美味しかったけれど、
この日は鱧とそのお出汁に
ただひたすらに、癒された。

淡泊さの中に共存する旨味。
産地の重要性、処理の重要性、
色々なことが、タイミングが、
重なりあうことの大切さ。
丁寧な仕事ぶりが伺える
お料理だった。

この淡さの中にある旨味と合わせる
鱧と鰹のお出汁。
これが参った!!!美味しすぎる。
繊細でとってもとってもキレイな味わい。
思わずおかわりしてしまった。

そして、お椀。
ふるふるの透明なオクラ。
口に含むとすっと溶けて行く表面。
「味が濁るのでまずは、そのまま」と
説明を受けていただく、吸地。
しっかりとした旨味とともに、
キレイで優しい、ピュアな味。
俵形の毛蟹は、中に蟹みそをしのばせて。
こっくりとした味噌と蟹の甘味が
吸地に調和して、見事に着地。
前回とは全く表情の違うお椀、
こんなにも、お椀ひとつで
多重的な変化を感じることが
できるなんて!

大きな大きなレアに火入れされた車エビには
冬瓜を合わせて。
色紙冬瓜といって、味や食感を均一にするため
スライスして炊いているのだそう。
しっかりと美味しいお出汁を均等にまとった
冬瓜のおいしいこと、おいしいこと…。
車海老も香りが高くて美味。
道人さん、ありがとうございます!
海老ラヴァーとして歓喜。
そして、とても良かったのが
生姜をおとした餡。

前回も生姜をきかせたあんを
いただいたのだけど、今回の方が
全体的に優しく繊細な味。
嬉しいなぁ。。

のどぐろととうもろこし、香味野菜を
合わせたものは、のどぐろの甘さ
香味野菜の苦味ととうもろこしの
甘味と、とってもマッチしていた。
のどぐろの脂が強く主張していなくて、
後味の着地がものすごく纏まりがあって。

ずいきのゴマ合えなどの野菜類も
しっかりと美味しいし、
お造りも素晴らしかった。
ボリュームもたっぷり。

削りたてのかつおぶしや、
おつけものなどとともにいただく〆のご飯。
柔らかいのですが、甘くて
噛み締めるとどんどん甘さがジュースとなって
あふれでてくる。

デザートには呉豆腐。
道人さんのごま豆腐が前回とても
美味しかったので、今回もいただけるかなぁ、
と思っていたら、今回はこのようなスタイルで。
もっちりふるふる。
すっきりとした甘さ。

昨年10月以来の道人さん。
素晴らしいお料理と、
素晴らしい器と。
そして、道人さんのお優しい心配りと。
どれもが、素晴らしかったです。

ありがとうございました。
ごちそうさまでした!

お一人様度:★★★
迷子レベル:★★☆
リピ度:★★★
予約難度:★★★(一見さんほぼ不可)

2019/07/15 更新

1回目

2018/10 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

輪郭と奥行。

2018年10月 初訪☆

三条駅、仁王門通にある道人さん。
昨年の夏にオープンし、瞬く間に予約困難店の仲間入り。
2019年の予約はほぼ埋まっており、予約も既に紹介制のみらしい。

ご縁があって、昨年10月にひとりで訪問させていただいた。
当日は二条城から歩いて行ったのですが、
いい散歩になったなぁ==。
おなかもペコペコ。

お店に到着、
戸を開き奥に入ると、、、
まっすぐに伸びた白木のカウンター。

静かで、凛、とした空気感。
わ、、キンチョウ、、、、

でも、道人さんがご挨拶してくださり、
ふわっと抜けていく方の力。
「この人のお料理、きっと好きになる」。
くしゃっと笑う、笑顔が素敵。

御料理。ビールと日本酒グラス二杯をいただいて税込23,000円。

お店に再訪したいかどうか、の決め手のひとつとなるお椀。
びっくりした。道人さんのお椀に。

オコゼと名残り松茸を使ったお椀は、
比較的しっかりめの吸地。
昆布のうまみが強くて、旨みしっかり、どっしり。
ひとくちめ、少し私には重いかな、、、と
感じたけれど、最後にはピタっと着地していく感。
「慣れ」とは違う、まとまり。
奥行きがどんどん出てくる味わいで、体に染み渡る旨み。
オコゼはしっとりで、ふるっふる。美味しい。

次回も道人さんのお椀をぜひいただいてみたい!
そう、思った。

渡り蟹の飯蒸しは、蟹のいやな癖がなく
味噌の甘みがつやっぽくて美味しい。

マナガツオは幽庵焼きで。
松茸の出汁で炊いたものだそうで、とにかく身がしっとり。
昆布出汁と松茸の風味がすごくよくあっていて、
香りがとても良かった。

高麗人参は天ぷらで。珍しい!
はじめていただきました。
独特の癖もなく、でも、体によさそうなお味☆

伊勢海老は目の前でさばきたてを。
いたそうーーーーーーーーーーーーーーーー!
えびちゃん。ごめん!でも、美味しかった。
自家製のふるふるな胡麻豆腐。
宮坂さんの胡麻豆腐もゼッピンだけど、
道人さんの胡麻豆腐もすっごく美味しい。
もっと食べたい。。

「酸味の使い方」は少し強めの印象。
フグと雲子のポン酢ソースや、生姜どめの生姜。
個人的にはもう少しマイルドな酸味が好みです。

お皿の中のそれぞれに、ピンポイントで
きゅんとする部分が散りばめられている感じ。
それをいろいろ感じながらいただくのが、とっても楽しかった。
食材の使い方、食べさせ方も自分の好みに近いです。

「他のお料理もいただいてみたい」と
純粋に感じさせてくれる、道人さんの御料理でした。

ごちそうさまでした~


●お任せ御料理
・アマダイ蒸し、むかご、生姜留め
・山口県天然トラフグ、鱈の雲子、柚子胡椒スパイシーポン酢餡
・大間230キロ本マグロ、昆布醤油で
・愛知オコゼ、名残り松茸のお椀
・渡り蟹の飯蒸し
・マナガツオ幽庵焼き
・高麗人参の天ぷら
・雌の黒毛和牛のソテー、黄韮、実山椒のソース
・伊勢海老と自家製胡麻豆腐の炊き合わせ、根三つ葉
・ご飯(滋賀夢見心地)
・小豆茶巾絞り


おひとり様度:★★★
迷子レベル:★★☆(曲がり角はピニョ食堂が目印)
リピ度   :★★★
予約難度 :★★★(紹介制)

2019/02/20 更新

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