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むつ五郎花畑町、辛島町、熊本城・市役所前/馬肉料理、郷土料理、海鮮
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夜の点数:4.5
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 4.0
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[ 料理・味5.0
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク4.0 ]
「熊本の至宝」と言っても過言ではない一軒
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お通しの里芋含め煮。これが丁寧な味付けで美味しかった。
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左からコーネ、ハツ、馬根
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馬刺しには上等のサシが
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海鮮刺身盛り合わせ
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エビはブリブリした歯ごたえ
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2012/01/06 更新
旅行の楽しみは何と言っても「食」ですね。最近はどの街でも大手居酒屋チェーンが駅前の一等地に進出してきて、《郷土料理》は高級店ぐらいにしか見当たらなくなってしまいましたが、そこを血眼で探すのもまた旅の準備の楽しさというもの(笑)。「ネット検索」などというものがなかった昔は、行った街の薬屋で絆創膏ひとつ買い求めながら《旨い店》を聞きこんだり、JRの案内所で「あなたが行きつけにしている店を教えて!」などと情報収集に涙ぐましいほどの苦労をしたものでしたが、こうして《食べログ》のクチコミで簡単にお目当てが絞り込めるようになったとはまさに隔世の感があります。
さて熊本に立ち寄ることになって真っ先に浮かんだのが、ベタですが馬肉だったのは当然ですね。同道した札幌の親友夫妻も無類の旨いモン好き、私たち夫婦も美味しいものには目がないという最高の組み合わせの旅行ですから(食べ物に好き嫌いがある人と旅行すると楽しみが半減しますね)これは店を外すわけにはいきません。旅行が決まったときからあれこれ調べ、出発する1か月も前に予約したのがここ「むつ五郎」さんでした。
時間通り午後7時に伺ったら店内はほぼ八割がた埋まっています。小上がりに通され、スダレ越しにふと隣席を見やると大ぶりの寿司下駄に載せられた目にも鮮やかな馬刺しの山!注文する前から期待値が跳ね上がります。さらにお通しに出された鯨肉の大和煮や里芋の含め煮が目を剥くほど美味しい。普通の居酒屋だったらお通しは昨晩残った材料を煮つけたりしてお茶を濁すことが多いのに、これはとんでもないレベルの店にブチ当たってしまったと心が躍りました。「その時、歴史が動いた」ぐらいの感動です。
馬刺しは適度な霜降り状態で、口中でサラリと脂が融けます。これぐらい上等な赤身だと、肉屋で買えば100g千円ぐらいするよな~と情けないそろばん勘定(笑)。コーネ(たてがみの脂)、ハツ、馬根(大動脈)刺しを盛り合わせで。馬肉は脂がくどくないからいくらでも食べられそうです。馬根はコリコリした歯ごたえが楽しい一品。生でレバーを食べたのも久しぶりだったな~。
そして驚かされたのは海鮮刺身の新鮮さ!え?馬肉料理店だったよね?と問いなおすほどの見事さです。何!このエビのブリブリした歯ごたえは!
もうね、満足感一杯でした。これで一人6千円ちょいは全く高く感じません。しかも全然酔っていないし。
…実は食べる方に夢中で、全員お酒が進まなかったのです(笑)。
いや熊本、恐るべし。
博多では水炊きの名店「水晶鍋」さんというのが、私の中で博多再訪の最大の目的でしたが、熊本もこの一軒のためにまた訪れてみたい。そう思わせる店でありました。