たりらんさんのマイ★ベストレストラン 2016

たりらんのランチガイド

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たりらん (50代後半・男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

2016年は、気が付くと新進気鋭、最先端のラーメン店より、ほのぼのするローカルなお店を選んでしまう自分がいました。

マイ★ベストレストラン

1位

珍達そば (御花畑、西武秩父、秩父 / ラーメン)

2回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/11訪問 2019/12/02

珍達そばという至極のネギラーメン

【5度目の訪問】

抜けるような冬青空の秩父。
3年ぶりに珍達さんを訪問です。
休日のお昼少し前に着くと、店頭12人待ち。
お客さんは観光と地元の方半々のイメージです。
回転良く、15分程度で入れました。

メニューを見ると、以前より50円値上がりしてる。
ベーシックに「珍達そば」(750円)を注文。
「ちんたつ」って女性店員に言うのがハズい(笑)

5分でスッと登場です。
うわぁ~♫ 丼ぶりをネギが覆いつくす。
ごま油がキラキラ輝いてます。
スープを飲むと、あっつあつ♫
香ばしいごま油の味わいがたまりません。
ネギを噛むとねっとりと迸るエキス。
白いもの、緑のもの、ブリっと、ふわっと。
いやぁ、このネギ、めちゃうめー♫
ベースのスープはあっさり醤油味。
ネギとスープが交じり合い優しく朴訥な味わいに。

麺は極細のストレート。
加水率はやや低めで細いのに熱々スープにダレない。
食感もねっとりとした芯があって素朴な小麦の味。

珍達そばという至極のネギラーメン。
ネギの美味さが抜群に引き立ってる一杯。
いやいや、ここはネギ好きの聖地です。
土の香りが匂い立つ、どこか懐かしい味わい。
ごま油の香ばしさも非常に印象的。
定期的に食べたくなる美味しさです。

また珍達を食べるために秩父に行きます(笑)
秩父市の観光に貢献してますね… このお店。
【4度目の訪問】

中津渓谷の紅葉がきれいと聞いたけど、どこ?
調べたら秩父市の北方向ではありませんか⁉
というわけで、理由付けてやって来ました秩父。
何だか馴染み深い町に思えてきたなぁ…

午後2時近くに行ったのに、店頭10人待ち。
ここに来て、人気うなぎ登りか⁉
でも回転良く、10分程度で入れました。

座ったとたん「珍達そば」(700円)に、
「黒豚餃子(5ヶ)」(300円)をオーダー。
やっと常連に近づいてきたかしら…

10分弱で登場です。
相変わらずスープがなみなみ♫
台が傾いてないか? 何だかこぼれそう。
スープ飲んだら、うわぁぁぁ♫
うまいよー
ネギ、プリッとシャキッと、たまらん。
エキスとゴマ油とスープで至極の味わいに。
ネギ増しってメニューが欲しい。
いや、麺なし、ネギだくスープとか!
でも、その麺もうまい♫
極細ストレートなのに、硬すぎず、
ねっとりした小麦の食感が特徴的。
結構なボリュームで満足感もハンパない。

黒豚餃子も相変わらず旨い。
上品な肉の味、ほどほどジューシーな脂感。
お店のお勧め通り、そのまま食べて、絶品。

いやー、来てよかった、幸せです。
やはりネギ好きには聖地と言えるクオリティ。
何度来ても珍達そば以外のメニューを試せない。

次はどんな理由付けて秩父に来ようかな…
ちなみに、紅葉もきれいでしたよ。(ついで)

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【3度目の訪問 2016年7月】

梅雨さなか、炎昼の秩父。
珍達さんに行きたいがためにドライブ。
札所巡りを2か所して時間調整(失礼だろ)、
午後1時過ぎに行ったが、店頭待ち人居たり。
何だ混でるなぁ… この灼熱、外待ちキツし。
さらに札所2か所廻って調整です(本末転倒)。

午後2時過ぎ、店頭に駐車もなし。
入ってみると、奥座敷以外は来客無し。
ベーシックに「珍達そば」(700円)に、
「黒豚餃子(5ヶ)」(300円)を注文。

小さなテレビからは高校野球の埼玉県予選。
ピーク過ぎの店内はまったりしてます。
5分経たないうちに珍達そばが出て来ました。

丼ぶりにスープがなみなみ♫
この時点で泣けてきます。
表面を覆いつくすネギ!
うわー、もう、うまいわぁ………
生じゃないが、生以上にしゃきっとした食感。
エグサなし、ネギのほんのりした甘みと、
ふわりと香る新鮮な青くささ。
繊維をサクッと切る歯ごたえ、とろける旨み。
スープと一緒に食べると、もうたまらん♫
埼玉県産のブランドネギらしいが、
ここまでネギの旨さを引き出した料理があるか?

改めて思うが、ネギ油通しに使うと思われる
たっぷり浮いてる胡麻油が美味すぎる。
香りよし、軽やかに甘くビターな味わいもよし。
で、ベースのスープは、旨み芳醇。
一瞬塩分強めかと思ったが、出汁の旨みが強い。
動物系だけではなく複雑な旨みが漂ってる。
"ラーメン"を食べたらよく分かるだろうが、
秩父まで来て珍達を食べない選択はないよな…

それで、麺。
極々細麺なのに、コシとしなやかさ、両立。
熱いスープに全く負けません。最後まで一緒。
スープに埋もれず、軽やかなすすり心地。
これ、全くウルトラスーパーな極細麺です。

餃子、小ぶりだがとても丁寧に作られてる。
餡は品の良いあっさりした味わい。
皮は隣とくっつかず、カリッとした焼き上がり。
とてもクオリティの高い餃子です。

ネギ、スープ、麺。胡麻油。
こんな調和のとれた一杯、なかなか出会えない。
量は多く見えないのに、食べた感、満点。
旨みたっぷりで、塩分感そこそこ、後味良し。
今回も感動です!

マジでとりこになりそう。
札所巡りにかこつけて、また伺いますね。

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【再訪です】

この間、立川でしっぽり貝出汁純子さんに
行ったからじゃないんですが、
なぜか珍達さんに行きたくなり(アホか)、
車を飛ばしてやって来ました、秩父まで。
ついでに、せっかくなので札所巡りを6つ。
ちょっと見ただけですけど…(本来、逆)

さて、午後1時半くらいに到着で、
店内は半数の入りと空いてました。
今回は「みそ珍達そば」(700円)に、
「黒豚餃子(5ヶ)」(300円)も注文。

10分弱で登場です。
小ぶりな丼ぶりに相変わらずなみなみと。
てんこもりのネギ、スープが泡立ってる。
スープを飲んでみるとやっぱりあっちい!
見た目、そんなに油は見えないんだけど…
さらっとした仕立ての味噌スープ。
赤味噌っぽく、甘み控えめでシャープな味。
麹の香り良く、大好きな味です。
出汁の旨みと味噌の爽やかなコクが絶品♫
ほのかに香るゴマ油も良い。
醤油味のついでに作ったレベルでなく、
味噌の良さを活かし切った素晴らしい味。

ネギ、 こりゃ、うめー!
なんて美味しいネギなんだ⁉
熱々なのにシャキシャキ。
中身に旨みが凝縮されてて、たまらん♪
醤油味もとても良かったけど、
このネギ、味噌味にドンピシャ。
おいしいわぁ…

それでもって、極細ストレート麺、
こんだけ細いのに、しっかりしたコシ、
熱々のスープに最後まで全く伸びず、
それなのに粉っぽさなくしっとりした芯。
やばいぐらい美味しいぞぉ♫

黒豚餃子、5個で300円とリーズナブル。
サイズは小ぶりの一口サイズです。
能書きに、何も付けないで食べて、とある。
試しにそのまま食べてみると、
カリッとした皮に、あっさり豚肉のコク♫
薬味きつくなく、上質な味わいで、
肉の旨みが豊かなので確かに何もいらない。
味噌味との相性も良くていいですね。
これは必須のサイドかも…

冬だからまだいいけど、とにかく熱い。
熱いからゆっくりとしか食べ進めず、
結果、汗とともに、満腹信号が脳に行き、
思ったよりもお腹がいっぱいに!
わざわざ来たかいがありました。大満足。

味噌味も絶品でした。
醤油と、どちらも甲乙つけ難いですね。
しかし、比類なきこの至極のネギラーメン。
ネギが嫌いな人にもぜひ試してもらいたい。
そのぐらいシャキッと優しい甘みのネギ。
ベースのラーメンも試してみたいが、
わざわざ来て、ネギ抜きは考えられない…

不思議となぜかはまってしまったこの味。
2回目ですが、点数0.5ランクアップです。

また秩父に足を運びます!


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【初回訪問 2015年8月】

秩父へドライブでやって来ました。
街は異常な高温で、息が詰まるくらい。
お昼を取ろうと調べたら、ネギラーメンが
おいしそうな、珍達さんを発見。
秩父鉄道御花畑駅近く、秩父市役所のすぐ前。

見た感じ、年季の入った中華屋さんみたい。
お店に入ると、左手にテーブル席、
右手奥に二つの個室風の座敷席。
正面、厨房に面してカウンター5席。
昭和ローカルな食堂の雰囲気が、優しい。
名物、ネギたっぷりの「珍達そば」
(700円)を、即オーダー。
フロアのおばさまが、"ちんたつぅ~"(笑)
どういう意味なんだろ、珍達って。

厨房の様子はよく見えない。
意外にきちんと冷房が効いていて嬉しい。
地元らしきグループの方が目立ちます。
テレビが流れてのんびりした雰囲気。

5分ちょっと経って登場です。
熱いから気を付けて、と置かれた丼ぶり、
具材とスープがなみなみ~♫
丼ぶりを覆い尽くすネギが美しい…

スープから一口、ややっ、あっちい!
見た目、普通の中華そばスープと油断。
浮いてる油が熱々です。
この油、胡麻の豊かな香ばしさと、
辣油のようなスパイス感がある。
大量のネギ、太めに斜め切りされているが、
食べてみると、こちらもあっっあつ。
おそらくゴマ油で油通ししたネギを
そのまま丼ぶりにのっけた感じです。
熱々のネギはエキスが閉じ込められてて
シャキッとした旨みが残る、絶品の仕上がり。
そのネギの味、もうたまらなく美味い。
ゴマの香りがよくマッチして、
ネギ好きの方なら間違いなく泣けます。

豚肉の厚めの肩ロースを繊維と垂直方向に
細くカットしたような肉片が混じっていて、
食感の良さとあっさりした豚肉の旨みが
これまたネギを盛り立ててくれてます。

うわ~ これマジうますぎ♫

と、具材ばっかり目が行くけど、
具材の下から引き上げた麺は、驚きの極細麺。
そうめんかと思うくらい細いが、
食べてびっくりのコシの良さ。
小麦香るしっかりした味わい。
こんなに細いのに、全くスープに沈まず、
後々までスキッと持ち上がって来ます。
おいしい麺だなぁ…♪

ベースのスープも、本格派中華そばの味。
出汁はクリアで、醤油をカチッとまとめた
シャープな仕立てです。
やや塩分感が強いのが、唯一残念。

最後までスープは容赦なくあっちっち。
さすがに汗ダラダラ。
夏場はちょっとキツいかもなぁ…

ゴマ香る油にとじられたネギ、豚肉片。
シャープでクリアな中華そばスープに、
コシのあるワザありの極細麺。

ありそうでなかった、ネギの美味しさを
取り上げた個性的な一品だが、
土台もしっかりした中華そばの仕上りで、
秩父のローカルな街角にあるお店とは
全く思えないほどのクオリティ。

珍達そば。まさにひとつのジャンルです。

また行きたいけど、遠いなぁ。
都内に出店したら絶対流行ると思うけど…
すでにもう食べたくなっちゃいました。

  • だんござか珍達(珍達そば 750円)
  • だんござか珍達(店頭 ※行列してるので全景は写せませんでした)
  • だんござか珍達(メニューの一部)

もっと見る

2位

中華そば 七面 (町田 / ラーメン、つけ麺、餃子)

3回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/10訪問 2017/10/09

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン

【9度目の訪問】

抜けるような秋空の町田。
昼食はワクワクしながら七面さんへ。
午後2時半、珍しく先客ゼロ。
今回は未食の「メンマラーメン」(850円)。
整然と椅子の並ぶ古いカウンターを眺めて待つ。
炒め系でない時はご主人の出番はないみたい。

5分で登場です。
丼ぶりの半分をたっぷりメンマが覆う。
スープは優しくも奥深い旨みがとっても秀逸♫
鶏以外に海産物や乾物系と思われる複雑な旨み。
まろやかながら口の中で広がる重層的な味わい。
これは単なる昭和の懐かしい味じゃない。
ハイクオリティで研鑽され尽くした出汁です。
麺はウェーブの強い加水率やや高めの細麺。
最初はシコっと歯ごたえがあり徐々に柔くなる。
スープを良くすくう、ある意味フツーの縮れ麺。

で、メンマ。本日の主役。大量に載ってます。
しっとり柔らかくほのかに芯がコリっとしてる。
ややビターながら、特有の酸味や苦みは弱めで、
スープと同化して、実に優しい味わいです。
うわぁ… いくら食べても飽きない美味しさ♫
ちなみに、ラーメンはデフォ700円ですが、
別にメンマ増量100円というメニューがあり、
そこからさらに50円高いのは単に量の問題かな?

醤油系のワカメは無くなったみたい。
いまは青梗菜、茎刻み中心のものが載ってます。
チャーシューはしっとり乾いた味わい深い逸品。
味付けあっさりなので、増量で食べて見たい。

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン。
回を重ねる度に、その仕上りの高さに驚く。
そう、クオリティが高いのはスープの出汁。
雑味なく深い旨み、懐かしい味では片付かない。
初回タイトルから「完成された」と付けたのは
昭和感に惑わされないという気持ちだったのか。
そんなことを思いつつ、完飲完食です。

9度目でついに★0.5アップです。
いつまでもがんばって欲しいお店です。
炒め野菜系もとっても美味しいですが、
最初はシンプルなラーメン系がお勧めです♫
【8度目はまた辛味そば】

にぎやかな町田。仲見世に入り、七面さん。
午後1時半、ほぼ満席です。
今回は看板の「辛味そば」(900円)を再注文。

挽肉、玉ねぎ、しなちくの粗みじん切り。
麻婆豆腐風の具材、軽く片栗で止めた餡。
いつもながら上質なのに懐かしい薄醤油味、
混然一体となってガシガシ食べるスープ感。
ヤバいなぁ… うま過ぎでしょ♫
ウェーブ強め中細麺もどことなくやんちゃな味。
具材に混じる生姜がこの一杯を決めてる。
さくっとした食感、爽やかで温かみのある味。

麺が終わった後、レンゲですくう具とスープ。
ひたすら幸せな時間が汗とともに続く。
丼ぶりの底までスープをすくい続ける幸福。
穴あきレンゲは邪道だ… などと心で語りつつ、
止められない衝動を昭和な店内が包み込む。

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン。
相変わらずボリューム満点、お腹パンパン。
ご主人と奥様の心温まる雰囲気も健在。
仲見世を象徴するような良店です。

しかし、餃子とカレーはいつ食べよう(笑)
【7度目は味噌ラーメン】

町田、仲見世、七面さん。
「味噌ラーメン」(900円)をオーダーです。

野菜類がドンと載った眺めはボリューム満点。
原則タンメン、野菜ラーメンと同じ具材らしい。
モヤシ、キャベツ、白菜、黄と赤のパブリカ、
人参、玉ねぎ、しめじ、キクラゲ、インゲン…
何とも多彩な野菜たち。
スープはサッポロ風のコクのある味噌ではなく、
シャワっとした味噌汁のような溶き味噌風。
野菜と煮込まれているらしいが、あっさり♫
味噌本来の酸味が効いていて、とっても田舎風。
ベースの出汁感は分かりにくく、シンプルな味。
麺は中細麺でウェーブ強く、味のある麺。
何となくいつもより太めに感じるなぁ…

タンメンにはなかったチャーシューが、
味噌ラーメンには1枚。しっとりコクのある味。
これはつまみで食べたいくらい、美味しい。
メンマどっさり、刻みネギもこんもりで、
酸味ある味噌スープによく合います。
後半、具材、麺、スープ混然一体となって、
鍋のような素朴な味わいに♫
ほっとする優しい味わいの味噌ラーメンでした。

いつまでもがんばって欲しい良店です。
しかし、カレーと餃子はどう対処しようかな…

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【6度目は塩ラーメン】

久しぶりに町田、仲見世商店街。
前回は新店に浮気したので、今回は七面さんへ。
「塩ラーメン」(700円)を注文です。

出て来た塩ラーメン、美しい眺め。
薄茶色のスープに浮かぶ油がきらきら。
スープを飲むと、うわぁ~何とも優しい味♫
塩分感低く、強くないが柔らく深い旨み。
素材感は分かりにくく複雑。でも軽い仕立て。
塩ダレなのか、やや海産物感がします。
浮いている多めの油から、ほのかに動物感。

麺が美味しい!
強めに縮れた中細麺、しっとりかつ柔らかめ。
古き良きインスタントを思わせる味のある麺。
優しくて非常に質の高い麺質ながら、
スープと油をまとって、絶妙のジャンク感。
これはヤバいわ。

青菜は青梗菜かと思ったが、やや辛みがある。
何か別の青菜かも…
相変わらずメンマの上質な旨みが光る。

出汁のごまかしが効かない塩味で、
本領を発揮する出汁のクオリティの高さ。
やはりここは、ただの昭和ラーメン屋じゃない。
こだわりと技術に裏打ちされた味です。

ああ、いつまでも続いて欲しい名店。

しかし、カレーと餃子が次の課題だなぁ…
他のメニューも制覇したいです。

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【5度目はワンタンメン 2015年11月】

町田の昼下がり、冬が近い。
どうしても食べたくなって七面さん。
今回は「ワンタンメン」(900円)。
ちょっと高い気はしたが…

5分程度で出てきたワンタンメン。
表面を覆うワンタン、メンマ、青菜。
スープを飲むと、旨み豊かな味わい。
塩分感低く、醤油感も弱く、あっさり。
なのに、口の中で懐かしく広がるコク。
麺はやんちゃなウェーブの強い細麺で、
インスタント麺のようなノスタルジック感。
美味しいなぁ、懐かしいなぁ♫
この味、重要文化財モノですね。

さて、メインのワンタン。
皮はぷるっと肉厚で、小麦の味香る。
餡は少量だが、香辛料と肉の味が効いて、
存在感の高い味わい。
ひらりと扇のように大きな皮が、
くっつきもせずスープに泳ぎ、
その数7~8個とたっぷり入ってます。
価格の高さも、これでもかと出てくる
ワンタンを食べ続けたところで納得。

ワンタンメンにはチャーシューが載ってない。
これはちょっと残念かも。
ラーメンに載ってるワカメはなくて、
青梗菜のみじん切りが載っているが、
スープの良いアクセントになってます。
メンマが相変わらず旨い♪
ビターでしっとり切れる上質な食感。
このメンマはかなりクオリティが高い。

野菜系もいいけど、やはりベーシック系は
七面さんのスープの出汁感を楽しめて秀逸。
その中で、ワンタンメンはボリューム感もあり、
おすすめです。

七面さん、価格感はやや高め設定だけど、
味とボリュームの満足感高し。
そして、あっさり塩分感の低いスープが
これだけ旨み豊かなのは、他店比類なし。

しかし、カレーと餃子が気になるなぁ…
気軽にセットにできない価格設定が残念。


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【4度目はもやしそば】

町田にやって来たので、お昼は七面さんへ。
店内は常連さんでいっぱいです。
今回は「もやしそば」(900円)を注文。
具材をしっかり炒めている感じです。
10分強で登場しました。

もやしメインの野菜が顔を見せ、
その上にメンマ、チャーシューが載ってる。
スープは薄い茶色で、やや白濁してます。
飲んでみると、うわぁ、おいしい♪
醤油ベースと思うが、タレの味は軽めで、
野菜の出汁がたっぷりと染み出した
優しくて柔らかい旨みが満載のスープ。
塩分感低く、飲みやすい。

具材はもやしが多いが、キャベツ、人参の他
いんげんのカットなども少量だが入っていて、
バラエティに富んでます。
シャッキリ感の残った食感の良いもやしたち、
スープの中にたくさん入ってます。
もやしそばって、サンマーメンのような
あんかけとじが載っているのかなと思ったが、
こっちの方がいわゆるタンメンに近い印象。

麺はタンメンとは異なり、ウェーブの強い細麺。
ラーメンと同じと思われます。
加水率高めでつややかながら、
パフッ、もちっとした食感でおいしい。
やや柔らかめの茹で上がりのため、
具材が載ってると、ちょっと重たい感じ。
量的には丼ぶりにギッチリ入ってます。

ややビターで、ほんのり甘さも感じられる
メンマは、やはり絶品。
チャーシューが載ってるのも嬉しい。

いやぁ、今回もおいしかったなぁ…
優しい昭和の味を、ありがとう。
ついつい親父さんたちに声を掛けたくなる。

ただ、全般的にお値段は高め。
ギョーザを食べてる方を見たら、大ぶりで
6個も並んでいて、美味しそう、食べたい!
半ギョーザ4個というのもあるけど、
どっちもラーメンとセットにすると
1,000円を超えるので、一人では頼めない(泣)
半カレーも食べてみたいけど、
これもセットにすると1,000円超えるし。
例えば半ラーメンセットとかがあったら、
頼みやすいんだけどなぁ…

価格の分、ボリューム感は多いんですよね。
特に野菜系だと、具材が加わるので
普通盛でも相当な量です。
ご年配の方や女性など食細めの方は
最初から麺少な目とオーダーするのがお勧め。

しかし、料理はどれをとってもハズレなし。
次は、味噌か、ワンタンあたりかなぁ…


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【3度目はタンメン】

町田です。
仲見世の昼下がりはにぎやか。
七面さんで昼食です。
今回は「タンメン」(900円)を注文。
厨房から炒める音が聞こえて来て、
結構しっかり炒めてる感じ。
やがてスープを鍋に注いでる音が聞こえる。
その後煮込んで、10分弱で登場です。

野菜こんもりですが、もやしに頼らない眺め。
スープを飲んでみると、なんとも優しい味。
野菜からの出汁が密度濃く絡まった塩味。
しかし、あっさり自然な味わい。
炒め野菜の香ばしさに濁ったスープが昭和味。
塩分感は薄いが、そこはかとないジャンク感。

野菜は、バラエティに富んでます。
もやしは少なめで、キャベツと白菜がダブル。
珍しいのは、インゲン、赤ピー&黄ピー。
これって、パプリカ?
あと、人参、キクラゲ、タマネギに、シメジ。
ひき肉片もパラパラ入ってます。
それぞれがシャッとおいしく、素材感豊か。
さらに、メンマ、スライスネギも載ってます。

いわゆる街中華のタンメンとは変わった具材。
味噌や野菜ラーメンも同様の具材だそうで、
一番味噌に合いそうな気がしました。

麺は、ウェーブ強めの手打ち風中細麺。
これまでと違うかなぁ…
食感豊かで量も多く、食べ応え満点。
最後まで食べたらお腹パンパンでした。

典型的な街中華のタンメンというよりは、
具材のオリジナリティ感が豊かで、
ボリュームのある一杯でした。
美味しいが、辛味そばほどの衝撃はないかも…

しかし、実直そうなご主人の丁寧な仕事は
今回も生きてました。
とても落ち着く昭和の雰囲気です。

冷静なところで☆0.5下げさせていただいて、
他のメニューをまた試してみたい!
餃子が美味しそうだなぁ…
味噌も試してみたいです。


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【再訪は絶品の辛味そば】

爽やかな日差しの春の町田。
もう一度行きたかった七面さんを訪問です。
仲見世に入ると、心は昭和で満たされます。
午後1時近くで、店内半数の入りと空いてる。
野菜系もいいが、今回はその内容が気になる
「辛味そば」(900円)をオーダーです。

出て来た辛味そば、黄金色でキラキラ。
スープにひき肉などの餡が浮かんでます。
スープと餡をいただくと、うわぁ…
これはおいしい! おいしいぞ~ ♪♪

炒め油の香ばしい味わい。
ひき肉などを炒め、多めの香味油と一緒に
軽く溶き片栗でとじた感の餡がうま過ぎる。
浮いた油の温度は熱々。
刻んだ茹でほうれん草が色鮮やかで、
味のアクセントになってる。
雰囲気は担々麺だが、全く違う味です。

辛味と言うけど、辣油で付けた味は軽め。
餡は、ひき肉以外に、タマネギやしなちく等を
ザクザク刻んだものを加え、食感豊か。
特筆すべきはざく切り生姜が混じってること。
辛さは控えめだけど、この生姜を食べると、
どんどん体がぽかぽかしてきます。
あと、シラガねぎと輪切りねぎが入ってて、
品の良いビターなメンマもとっても合います。

味付けはベース鶏系のシンプル出汁を生かし、
餡の味が引き立つ絶妙のコンビネーション。
あっさりながら、ひき肉の旨みが加わって、
今まで食べたことのないおいしさです!

麺は、デフォのラーメンと同じと思われる
ウェーブ強めの細麺。
麺自体のやんちゃさはスープに統合されて、
混然一体となったおいしさを醸し出します。

最後にスープとひき肉などをガシガシ食べる。
麺がなくなっても、底にたっぷり残ってるぅ♪
これ、もう、すんごく幸せな気分。
穴あきレンゲも用意されてますが、邪道です。
これはスープと一緒に食べないとね ♫
生姜の香りとひき肉の旨み、
スープのジャンクさも底から見えて来て、
もうトリコなおいしさです。
ボリューム感があってお腹いっぱいになるが、
こんなうまいスープ、一滴も残せない。

やばい、これ、美味し過ぎます♪
昭和ノスタルジックラーメンと
担々麺エッセンスとの融合と言うか、
古くて新しい、クオリティの高い一杯です。

もう、☆0.5アップです!
最初はシンプルなラーメンがお勧めですが、
この絶品辛味そば、ぜひ一度ご賞味下さい。

あ~ おいしかったぁ ♫


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【初回訪問】

賑やかで人通りの多い休日の町田。
小田急線町田駅東口を出て、
南東に商店街を5分程度進んでいくと、
右手にレトロな町田仲見世商店街がある。
狭い路地に寄りあった古い商店の建物に
アーケードを掛けた、戦後の市のよう。
その一角に、中華そば七面さんがあります。
周りの雰囲気や店舗のファサードも
まるで映画を見るような昭和レトロ感です。

素朴な木製の引戸を開けて入ると、
カウンターだけの奥に細長い狭い店内。
午後2時近いが、ほぼ満席です。
メニューは壁面に貼られていて見にくいが、
シンプルに「ラーメン」(700円)を注文。

厨房は、年季の入った実直そうなご主人と、
その奥様と思われる女性のお二人で切り盛り。
掛け声や調理の音が柔らかく響いて、
懐かしくも妙に居心地の良い雰囲気。

他の方を見てみると、
休日なのでご夫婦でいらっしゃったり、
お一人様でビールを頼むご年配の方、
近隣の若い方など様々な方がいらっしゃる。
常連の方が多いみたい。
野菜ラーメンやタンメン、カレーまである。

さて、5分程度でさくっと登場です。
うわぁ… 素朴な眺めだなぁ…
おお、ワカメ、ワカメが載ってる♪
おいしそう~ いただきます。

スープを飲んでみると、まろやかな醤油味。
鶏ガラベースと思われるシンプルなスープは、
雑味なく、旨みだけが優しく残る絶品スープ。
醤油の主張は弱く酸味も少なめで、
まろやかさを演出している。

麺は、ウェーブの強い細麺。
柔らかめでややパフっとした軽い食感で、
インスタントのようなやんちゃな風情の麺。
スープを良く引き上げ、とってもおいしい♪
もう、なんだか懐かしさで、涙が…

醤油ラーメンにはほとんど載ってないワカメ。
昔のドライブインのラーメンに載ってたなぁ。
妙にスープの味を薄くしてしまうんですけど、
ここのは少量でノスタルジック感を味わえる。
いいなぁ、ワカメ。好きです。

結構多めに入ってるメンマは実に素朴な味。
ややビターながら酸味弱めで、スープに合う。
チャーシューは、脂しっとり、肉質パサっで、
燻製臭の漂う、これまた懐かしい味。

気が付いたらスープを飲み干してました。
おいしかったぁ ♫

どこまでも優しい完成された昭和のラーメン。
まさに、重要文化財ですね。
食べ進むごとに気持ちがほどけていく…
そんな味です。

他のメニューも試してみたい!
ずっと変わらずにいて欲しいお店です。
また、うかがいます。

  • 七面(メンマラーメン 850円)
  • 七面(ファサード 2017年秋)
  • 七面(辛味そば 900円)

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3位

大陸 (平塚 / ラーメン、中華料理、餃子)

2回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2017/09訪問 2017/09/02

昭和街中華の称号にふさわしい名店

【3度目の訪問】

新涼の平塚。大陸さん目指し、心躍る。
午後2時半と遅い時間、さすがに空いてます。
初めて小上がりに座れました。
「五目そば」(550円)と「餃子」(380円)。
響く鍋の音、朱色に光る昭和ディープな内装。
窓からの日差しまぶしく、半扉からの風涼し。

10分弱掛かって登場。
大きめの具材ゴロゴロ、スープは薄い色。
飲んでみると、塩味というかタンメンの味。
今風でなく昭和の"パイタン"ってヤツです。
こりゃ、たまらん♫
野菜からの旨みとグルタミンジャンク感。
実にガサつで、実に懐かしい味。
麺は縮れた細麺で、意外とコシがあります。
ブルブルすするとスープと相まって、うまい♫

具材は、さすがに多彩。
昭和五目を象徴する伊達巻があります。
甘い!甘すぎ。違和感、満載。
この違和感すら、懐かしい♪
チャーシュー的なモモ肉風の煮豚は2枚。
肉で肉を煮たような味、レバーケーゼみたい。
別に豚肉片も入っており、結構大きいのもある。
野菜は少なめだが、キャベツはカット大きめ。
芯の部分が丸ごと1/8ぐらい入ってた(笑)
青菜は意外なほうれん草。渋みあります。
あと、ニンジンはあるが、玉ねぎはなし。
紅白なカマボコの他に、ナルトもダブルで。
うずら卵は2個入ってました。

餃子は8個、やはりリーズナブル。
意外にもっちりした皮。
少なめだがニンニクの効いた野菜餡。
あー、これこれ。街中華のチープな餃子♫
餡に肉のコクはありません。
爽やかな野菜、細長く感じる旨み。
皮もっちりと痩せた具材、庶民然としてる。

昭和街中華の称号にふさわしい名店。
こんな昭和な五目そば、天然記念物です。
いやいや、高品質でも美味でもありません。
料理ってそれだけでないじゃないんですよね。
味は人の心に根差してるというか…

帰り際、高齢のご主人の笑顔に泣けます。
どうしたら永遠に続けて頂けるのかしら…
あ、自分にも寿命があるのでしたね。

また平塚に来た際は伺いますね。
【再訪です】

年惜しむ平塚の街。
来たかった大陸さんへようやく再訪。
午後2時近いのに店内は常連さんでいっぱい。
何を食べるかメチャ悩んだ挙句、「チャーハン」
(500円)と「焼ぎょうざ」(380円)を注文。
混んでるので、お店の方が忙しそう。
お歳なのに力強く次々と料理を繰り出すご主人。
優しい笑顔と共にこのお店の雰囲気を創ってる。

さて、チャーハンから登場って、ご飯が黒い⁉
ご飯粒が黒めに染まり、所々焦げたりしてる。
食べて見ると、あっさりながら香ばしい味わい。
タレや醤油で染まってるのかと思いきや、
そうではなく、ニンニクなのか焦げた香り中心。
味付は弱め、ウースターソースのように感じる。
グルタミンジャンク感はあるが、旨みも抑えめ。
具材はナルトのようなカマボコのカット、
少量のチャーシュー、玉ねぎのようなもの、
玉子は細かくなっておらず表面に張り付いてる。
ご飯はやや硬め。若干オイリー。
典型的な街中華の炒飯を予想していたが、
意外にも個性的な味。でも、なかなか美味しい。
スープと漬物が付いてきます。

しかし、餃子。
これはやっぱりうまいわ♫
もちっとした皮、ニンニク効く野菜中心の餡。
適度にジューシー、はっきりした味付け。
中の餡はやや少なめだが、大ぶりなもの8個。
これで380円は激安。どのメインに付けても、
1,000円以内に収まるところがすごい。

いや~ まだ食べたいものがいっぱい。
ご近所にお住まいの方が羨ましい。
また、平塚に行った際はうかがいます。

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【初回訪問 2016年8月】

涼風至る平塚の街。
海の近い平塚駅南側の街は落ち着いた雰囲気。
そんな中にある、街中華ながら3.5点台という
マイレビさんの評価も高い大陸さんで昼食。

駅南口を出て左手にきれいな通りを歩いて数分。
まさに街角に佇む街中華な建物があります。
角を面取りした形の五角形の建物の斜辺に入口。
赤い暖簾がはためき、換気扇の油汚れ、
重要文化財モノのレトロなサンプルがお出迎え。

扉を引いて入ると、スクエアで意外と広い店内。
やや薄暗く、炒め煙でちょっとかすんで見える。
左手に細長く厨房、そこにカウンター数席。
右手にテーブル席と奥に小上がり座敷席。
午後1時半だが、地元の方々で大方埋まってる。

メニューはカウンター上の壁に掛けてある。
麺類、ご飯もの、街中華の嬉しいラインナップ。
かつ丼、親子丼なんていうのもあります。
しかも価格が激安。ほぼ全品600円以下。
で、街中華定番の「タンメン」(500円)と
ぜいたくに「焼きぎょうざ」(350円)を注文。

厨房は、実直そうなかなり年配のご主人と、
息子さんなのか、芸人のほっしゃんに似た男性、
フロアに奥様らしきおばあさま3人で切り盛り。
ご主人がほぼすべての調理をされていて、
手際よく次々と鍋を振るわれてます。
もう一人の方は主にぎょうざを焼かれてました。
立ち昇る湯気と煙、テレビからは夏の高校野球、
朱色のテーブル、きれいとは言えない古い店内。
昭和街中華のお手本のような空気が流れてます。

さて、10分程度掛かって登場しました。
やや小ぶりの丼ぶりになみなみ盛られた野菜。
スープを飲むと、思わず涙腺の緩む美味しさ。
うわぁ、やられた…♫
野菜出汁の溶け込んだスープは白濁し、
素材の旨みとグルタミンジャンク攻撃で
ノスタルジックにノックアウト。
塩分は決して強くなく、飲みやすい味わい。

野菜たち、キャベツ、もやし、人参、玉ねぎ、
きくらげ、そして豚肉片。
炒めるよりスープ煮込み系な仕立てで、
ややくたっとなってるけど、歯ごたえは残り、
食べ応えも十分あります。

麺は意外にもほぼストレートの太麺。
食べるとまたまた驚きのぱふっと軽めの食感。
ああこれ、ちゃんぽん麺という印象が合ってる。
へぇ~♫
麺自体にも味があって、食べやすく、
スープとも相性良く、なかなか美味しい麺です。

焼きぎょうざ。380円なのに普通のサイズで、
8個もドンとお皿に載って出て来ました。
カリカリ焦げた皮、食べるともちっとやや厚め、
具材は軽めでニンニクの効いた野菜主体。
うわぁ、なんだこれ、うますぎだろ~♫
ここで完全にノックアウト。
もちっとした皮の柔らかさ、
ちょっとだけジューシーな餡、
ピリッと来る禁断のニンニク感、
しつこくなく食べやすい量の軽い餡。
まさに自分が思い描く街中華の餃子の味です。
家ではなぜか作れないこのチープな味。
8個も食べられて、なんて幸せなんだ!

料理、店内の雰囲気、厨房のご主人の振る舞い…
どれをとっても昭和街中華の称号にふさわしい。
江戸川橋の新雅さんに出会って以来の衝撃。
まだこんな素晴らしいお店が残っていたとは…
しかも、こんなに美味しいのに驚きの低価格。
こんなに食べて880円って、申し訳ないぐらい。

しかし、地元の方がうらやましい。
のんびりビール昼飲みしてる方も…
でも、平塚駅からも歩いてすぐですし、
これなら機会があればまた来られそう。

これは良いお店を発見いたしました。
いつまでも続くことを祈っております。
また、伺いますね。

  • 大陸(五目そば 550円)
  • 大陸(餃子 380円)
  • 大陸(街中華昭和感満載の店内)

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4位

渦雷 (辻堂 / ラーメン)

3回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/08訪問 2018/08/14

芳醇な醤油が香り立つ上質な一杯

【4度目の訪問】

辻堂。お盆で賑わうテラスモール。
駅周辺は洒落ていて、今や湘南を代表する街ですね。
喧騒を離れて古い街中へ、渦雷さんを目指す。
他店へも行こうと思うがどうしても行きたくなる。

午後2時過ぎに着くと店頭に待ち人なし、
店内先客2名と奇跡の空き具合。
3.6点台のお店に並ばず入れるなんて有り難い。
味噌と決めて来たが、なんとボタンがつけそばに?
しょうがない「全乗せ醤油RAMEN」(1,050円)。

店主とパートさんらしき女性で切り盛り。
今回はワンターン、5分で登場です。
醤油の琥珀色のスープがきれい…
飲んでみると、どひゃぁ、うまーい♫
魚介系の枯れた香り、鰹らしき旨みがほんのり来て、
その後に酸味とコクのある芳醇な醤油の味わいが♫
複雑な材料からなる出汁は重層的で深い。
浮いている鶏油とのバランスも絶妙。
塩分感やや強め、あっさりというより豊かな味わい。

麺は口当り滑らかな細麺ストレート。
乳化したような表面が優しく、芯にはしっとりコシ。
コクのある醤油スープをまとって実に美味しい♫

具材、チャーシューは豚肉3枚、鶏肉2枚。
どちらも味付けはあっさりで肉の品の良い味わい。
味玉はほとんど味付けのない卵本来の美味しさ。
だから醤油スープと一緒に食べると抜群にうまい。
最近思うけど卵って無理に味付けなくて良いと思う。
メンマ、酸味とビターさの効いた本格的な味。
緑のお麩がかわいく、海苔3枚が味が濃くて美味。
浮いてるのが長ネギじゃなくて、玉ねぎみじん切り。
長ネギエキスで醤油味を邪魔しない工夫かなぁ。

芳醇な醤油が香り立つ上質な一杯。
いやぁ、とっても美味しいです♫
塩と違い、醤油を押し出す出汁とのバランス感、
実に見事な仕上りです。
4度目にして、★0.5アップです。
あえて言えば、醤油はやや塩分感強めかなぁ…
若い方にも十分満足して頂ける力強さがあります。

今回は辛い"雷"にしようか悩んだが暑いので止めた。
涼しくなったら挑戦してみようかなぁ…
でも味噌も食べたい。また登場するのかしら。
また辻堂に来たら伺いますね。
【3度目の訪問】

夏至前なのに真夏の陽気の辻堂新町。
渦雷さんを2年ぶりに訪問です。
休日午後2時近く店頭に並び無し、店内空きあり。
食券販売機を見ると、若干内容が変わったよう。
醤油、塩、味噌、雷という名称の4系統。
日々ブラッシュアップされてるみたいですね。
「全乗せ塩RAMEN」(1,050円)を購入です。

夏の日差し降り注ぐ店内は明るく湘南感溢れる。
休日なのでお客さんも何だかリゾート。
店主がまた、イケメン。丁寧な作業ぶりです。
まあ、それがあって提供時間は結構遅め。
2ターン目、20分近く掛かって登場です。

やや濁った優しい表情のスープ。あられが浮く。
一口飲むと、煮干です。
エグさなく、柔らかく香り、実にまろやかな味。
貝類や乾物系などの海の味が追いかけてくる。
包み込む塩の味はどこまでも体とシンクロする。
うわぁ、なんて優しい潮の味わいなんだろう♫
シャープな味を想像していたが、全く逆でした。
こんなに煮干しが繊細で丸く感じるなんて…

麺は加水率高めの細麺ほぼストレート。
比較的ヤワめながら芯にしっとりコシがあります。
一本一本が長く、すするたびに小麦が香る。
優しい塩スープにドンピシャの女性的な麺です。
こういった麺の表情の作り方が秀逸。
何だかアーティスティックです。

具材。緑のモミジ状のお麩が印象的。
チャーシューは豚×2、鶏×2。
豚チャーシューは薄切りでやや低温調理風。
あっさりと品の良い味付けがスープに合います。
鶏チャーシューは白くてササミ調。
淡白で脂感のない肉質で清潔感があります。
味玉は玉子そのものの味を活かした仕立て。
スープの邪魔をしない仕立てが上品さを感じます。
メンマは軽い酸味が目立ち、良いアクセント。
小ぶりな海苔は3枚。味が濃くて美味。
浮いてる玉ねぎみじん切りはスープに良く合う。

優しい煮干、柔らかく潮香る一杯。
穏やかな母なる海を思わせるような安心感。
食べ進むごとにそんな気持ちになれます。
スープ、麺、具材全てに店主の想いがあって、
そこに何ら注文したくなることが生じない。
そんな創り手への信頼感を感じられるお店です。

今や湘南を代表する街に成長した辻堂。
昔からの通りにもこんな凄いお店があるなんて、
まったく辻堂にお住まいの方が羨ましいです。
【再訪です・2016年8月】

辻堂に行く機会があり、早くも再訪です。
午後2時前の到着で、店頭4人待ち。
多くはないんだけど必ず並んでますね。
10分程度で入店です。
今回は「味玉純煮干しそば」(900円)を購入。
夏季期間は冷にできるらしいが、温で注文。

2ターン15分程度かかって登場。
青い焼物風の丼ぶりに琥珀色のスープが映える。
スープを飲んでみると、ややっ?
駆け抜ける酸味、煮干しらしいエグみを残した
ビターで金属のように硬質な味わい。
勝手に優しい味を想像していたので、びっくり。
旨みすら控えた徹底的にシャープな仕立てが潔い。
オイルはそれほど気にならない。
薬味の玉ねぎ、エキス感を抑えてスープの脇役に。
これは煮干し好きにはたまらない味でしょう。

麺は、これも意外な手打ち風不揃いで縮れた太麺。
茹でる前に丁寧に揉まれてました。
口に入れると、ふわっとした食感ながら、
噛むとねっとり芯にコシがあってバランスが良い。
小麦の味わいも良く、美味しい麺です。
しかしこの麺、一本がかなり短い仕立て。
食べ進むと、さらにスープの底では、
ほぼマカロニサイズのショートパスタ状態。
どうなのかなぁ… つかみにくいしなぁ…
これじゃあ、スープパスタを食べてるみたい。

具材、色付き始めの若葉を模した麩が美しい。
チャーシューは豚と鶏の2枚。
ビターで食感の良いメンマ。海苔。
味玉が妙に玉子らしく優しい味に感じた。

丼ぶりのふちにお好みでと添えられた柚子胡椒。
スープが硬質な味なので、柚子胡椒を入れると
よりハードさを増す感じです。
個人的にはいらないなぁ…
味変用にと後で取っておこうと思ったが、
ふちから徐々に滑り落ちて混ざっちゃう。
別皿で提供されるとありがたいかも…

煮干しの酸味とシャープさの効いた一杯。
結構個性的ですが、これはこれでありかも。
温より冷の方が爽やかで合ってるのかも…
ただ、麺の短さがちょっと解せない感じ。
やっぱり前回の醤油の方が素晴らしかったです。

次は、ぜひ塩を試したいです。
また伺いますね。

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【初回訪問 2016年6月】

発展を遂げる辻堂駅前は湿った曇り空。
3.6点台の高得点店舗、渦雷さんを訪問です。
北口再開発エリアの東外れの商店街を北上。
古いお店が残ってるけど、寂れた雰囲気。
10分弱歩いたあたりにぽつんとありました。

大きなガラス、モノトーンでモダンな外観。
渦雷の文字とマークが洒落てます。
午後1時頃、店頭3人待ち。10分強で入店です。
入って左手に食券販売機。
醤油、塩、純煮干し、雷SOBAの4系統。
「味玉醤油中華そば」(850円)を購入です。

厨房を囲むカウンターとテーブル席が1卓。
明るい店内、木調カウンター、モダンな内装、
さりげない調度品、壁のイラスト…
随所に漂う湘南&サーフテイストが心地よい。
ここって、あの鵠沼の麺やBar渦さんの二号店。
本店には行ったことないけど…
店主は湘南らしくワイルド&洗練イメージ。
フロアの女性が笑顔がファニーで愛嬌たっぷり。
丁寧な調理は、ワンターンでゆうに10分。

登場した味玉醤油中華そば。
シンプルで端正、琥珀色のスープが輝く。
スープを飲むと、うわぁぁ… うまい。。。
これ、美味しいなぁ ♫
口中を駆け巡る香しき醤油の味わい。
輪郭を造り出す深く旨み深い鶏出汁に、
醤油を支えて時折甘く和風感の漂う魚介出汁。
鶏油はかなり抑えめで、華やかさよりも、
温かみと優しさを感じるセッティング。
しっかりとした塩分感はあるけど、
旨みの濃さとあいまって、嫌みに感じない。
バランスの良い、旨み深きスープです。

麺は中細麺ストレート。
表面はやや柔らかく、中心部にコシが残り、
全般的にソフトながら、舌触りの良い食感。
小麦の味わいが強く、一本一本が優しい。
うわ~ これも美味しいなぁ♫
長いのでややすすり上げにくいのが難点だが、
旨み濃いスープにピッタリの存在感です。

ここまで来て、3年くらい行ってない、あの、
大好きな飯田商店さんに似てることに気付く。
チャーシューは鶏と豚の2種、これも同じ。
鶏はムネ肉だろうか、脂身なくさらりとした味。
優しい食感、薄めの味付けがいい。
豚はどことなくパストラミポークのような
軽く締まった肉質、香りのある味わい。
味玉は、ほんのりダシの味が香る控えめな味。
白身から弱い半熟で、なかなか美味しい♫
メンマは太くしっかりした食感で上品な味。
海苔は1枚、非常に味が濃く上質な味わい。
九条風の青ネギが、スープの良いアクセントに…

辻堂裏街通りの極めて上質な中華そば。
こんなすごいラーメンがデフォ750円で、
辻堂のローカル立地で食べれるなんて。
飯田商店さんを思い出す醤油中華そばの雰囲気、
湯河原まで行かずとも味わえるのは嬉しい。
比べて、鶏油のオイリーさが弱めなのもいい。

醤油はコクが抜群でたまらない一杯だけど、
塩だったらどんな味なんだろう?
煮干は? 担々麺のような雷SOBAは??
店主の接客も優しくて、ぜひまた伺いたいです!

  • 渦雷(全乗せ醤油RAMEN 1,050円)
  • 渦雷(ファサード 2018年8月)
  • 渦雷(全乗せ塩RAMEN 1,050円)

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5位

DAIKUMA (北茅ケ崎 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/10訪問 2016/10/20

華やかで若々しく濃厚な煮干そば

茅ヶ崎、ダイクマ。
湘南の昭和世代なら想い出に涙するという
今はなき伝説のディスカウントストア。
それがラーメン店として復活!? しかも3.6点台!?
ということで…(笑) 行きたかったお店です。
茅ヶ崎駅北口、現ヤマダ電機の建物を眺めつつ、
大通りを真っすぐ北上すること、15分程度。
茅ヶ崎消防本部の隣、工場等やや殺風景な場所。
道路の反対側に駐車場があり、車でも便利です。

古い長屋風建物。左の中華店の風情に心揺れる。
ファサードは縦板張りのシンプルな雰囲気。
午後1時半近くで、幸いにも店頭に並びなし。
黒い扉を開けて店内に入ると、一つ空席がある。
左手に小さな食券販売機。煮干と限定系のみ。
最初なのでシンプルに「煮干そば」(750円)と
「味付玉子」(100円)を購入。

木目がきれいなL字カウンター9席の店内は、
明るくてとってもモダン。
やや高くなった厨房は比較的広々としていて、
ダイクマをギリギリ知るくらいのお歳のご主人と
奥様らしき優しそうな女性お二人で切り盛り。
実直そうなご主人の丁寧な仕事ぶりが光ります。

5分程度で登場です。
焼物調のグレーの丼ぶり、具材の彩りが美しい。
スープを飲むと、うわぁ、煮干の旨みが濃厚♫
幾重にも織り成す重厚な煮干の味わいは、
透明感のあるスープからは想像もつかない深さ。
酸味を抑えたコク深い醤油が華やかで今風な味。
油が表面を覆っているがしつこさは全くなく、
かなり塩分感強めのコマーシャルな仕立てで、
煮干の金属感を残しつつ若々しく力強い味わい。

麺はパッツパツの極細麺ストレート。
低加水率、シャープで硬い食感、粉感は少ない。
ストレートでスープの引上げが弱いため、
濃厚なスープにはちょうどいい仕立ての麺。
硬め好きの方には特に喜ばれそう。

湘南らしく赤玉ねぎがきれいな表情を創る。
柔らかく上品なエキス感がスープを引き立てる。
青ねぎとの色味が抜群のコンビネーション。
珍しく添えられた少量の岩海苔が何とも美味♫
濃厚なスープを優しい味に戻していく感じ。
味付玉子、黄身はトロリ半熟でしっかりした味。
白身は酢立ったようなゴム感でちょっと残念。
チャーシューは2種。
肩ロースらしき豚肉は低温調理でピンク色。
厚切りでやや噛み切りにくい食感ながら、
控えめなハムのような味わいが上質。
もう一枚はササミらしき淡白な鶏肉。
スープとの相性抜群のシンプルな味わい。

華やかで若々しく濃厚な煮干そば。
一口目から深い旨みが押し寄せる絶品スープ。
キラキラと輝く若々しさと、重厚なパンチ力に、
クリアでシャープな若々しい表情があります。
でも正直、塩分感が強過ぎなのが、残念。
これだけ旨みが豊かなら、味は控えめの方が
出汁の美味しさにもっと感動できそう。

ラーメン不毛地帯の茅ヶ崎に現れた救世主。
淡麗系とは言い難いが、豚骨系が多い茅ヶ崎、
クオリティの高い煮干系は貴重な存在。
雰囲気的には南側の駅近にあって欲しい店だが、
ダイクマと同じ北口側にあるのも縁なのかな…

また機会があったら伺いますね。

  • ダイクマ(ファサード)
  • ダイクマ(煮干そば 750円+味付玉子 100円)

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6位

らぁ麺 すぎ本 (鷺ノ宮、都立家政 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/09訪問 2016/09/21

優しく豊かな味わいのクオリティの高いらぁ麺

【再訪です】

秋彼岸、大気冷ややかな鷺ノ宮。
今や3.8点近い超高得点のすぎ本さん。
鷺ノ宮なんてめったに来られないし、
混んでるだろうがダメもとで行ってみよう。

お昼ドンピシャの最悪なタイミング。
しかし、なんと店頭並びなし。臨時休業か?
行ってみるとちょうど満席だが、待ち人なし。
食券を買ってる間に空きました。

ほぼ2年ぶりの再訪。
今回は「塩ワンタンらぁ麺」(950円)を購入。
前回より、また+50円程度アップしてました。
店主とサポートの男性、お二人で切り盛り。
なぜか昭和50年代のPOPSばかり流れてます。

10分程度かかって登場。
う〜ん、美しい眺めだなぁ。
透明感あるが、若干濁った塩スープ。
一口飲むと、なんとも優しい味わい♫
柔らかな動物系中心、カドの全くない出汁。
香味野菜もあるのか、奥深く複雑な味わい。
塩ダレもまろやかで尖らない味わい。
ふわっと包み込むような品の良い仕立てです。
オイルが結構浮いているが、雑味なし。
醤油よりストレートに出汁の良さが伝わります。

麺は弱いウェーブで、つややかな細麺。
表面が乳化したように透き通って柔らかく、
粒の混じった芯にはしっとりした食感があり、
浮いたオイルをまとって、絶妙の味わい♫
麺とスープが一体になってます。

ワンタンは大ぶりのものが4個。
つるんと滑らかで肉厚なワンタンの皮が旨い♫
餡は生姜等薬味が控えめに効いた品の良い味。
スープと一緒に食べると、たまらない美味しさ。
これは絶品ですね〜♫

チャーシューは、豚と鶏の2種。
豚はハムのようにしっとり上質な味わい。
鶏は脂身なくササミのようなあっさり味。
穂先メンマが軽い酸味、柔らかな食感で美味。
薬味の長ネギはあえてみじん切りで、
スープの邪魔をせずにピッタリのエキス感。

高得点に恥じないハイクオリティな仕上がり。
スープの最後の一滴まで幸せでいっぱい♫
こんな凄い一杯を頂くとお礼を言いたくなる。

しかし、不思議なことに、並ぶどころか、
後客も少なく、帰る頃には半分の入りに…
駅近なのに、鷺ノ宮ってそんなにマイナー?
こんなクオリティの高いらーめんを、
並ばずに食べられるなんて、超貴重です。
店主には申し訳ないですが…

また伺いますね。

===============================
【初回訪問 2014年11月】

西武新宿線の鷺ノ宮にやって来ました。
この沿線で、驚異の3.7点台のすぎ本さんへ。
駅前通りから一本入った地味な場所にあります。

板張りの素朴な外観。
お昼1時ぐらいでしたが、すんなり入れました。
入って左手に食券販売機。
予習で、特製らぁ麺にしようと思っていたが、
"NEW"のマークで、ワンタンが新登場してる。
うわー おいしそうだなぁ…
特製にはワンタンが2個入っているらしい。
値段も予習時より+50円アップになってます。
結局、「醤油 特製らぁ麺」(950円)を購入。
(※現在はさらに上がって1,000円です)

L字カウンターだけの店内は、
ダークな木調で、落ち着いた雰囲気。
きれいに清掃してあって、空間に余裕があり、
とても居心地の良い感じ。
比較的若そうな店主と女性のお二人で切り盛り。
接客おとなしめで、音楽も低く流れていて、
まったり静かな雰囲気です。

麺は、最後に平ざるで丁寧に湯切り。
5分程度で出て来ました。
とっても上質感があり柔らかな眺め。

スープを飲んでみると、うわぁ☆おいしい~
鶏などの動物系を中心とした豊かな旨みの出汁、
酸味の弱いまろやかな醤油の味わい。
尖ったところなくどこまでもまろやかな飲み口。
豊潤で包み込むような優しさの味わいです。
これはおいしいなぁ♫

麺は、バッツリ系細麺ストレートかと思いきや、
つややかもっちり柔らか、弱いウェーブの細麺。
粒の混じった麺は、旨みあり上品な味ながら、
微妙に鼻を衝くジャンク感もあって、
つるつるした食感が、豊潤で優しくておいしい♪
固い麺好きの方はピンと来ない可能性があるが、
個人的にはスープとベストマッチな気がします。

チャーシューは、豚2枚、鶏1枚の、計3枚。
豚は、ややパサつきや筋感がある食感だが、
控えめな味付けがスープに合っておいしい。
鶏は、ササミと思われる脂身のない部分だが、
しっとりと仕上がって、とてもおいしい。

最近メニューに加わったと思われるワンタン、
大ぶりで尾を引く皮に包まれた大きめの餡は、
あっさり肉にほのかに薬味の効いた上品な味。
皮はトロっと柔らかいながら、
しっかりした食感を残してます。
こいつは、なかなか嬉しい味わい♪

味玉は、スープとシンクロする味に染みていて、
ゼリー状の半熟状態で、とってもおいしい。
穂先メンマは、長くて柔らかいのに、
スッと切れる食感がいい。

この特製、麺、スープ、具材のバランスが良く、
バラエティに富んだ具材を合間に食べながら、
楽しく食べ進めて、満足感があり、お勧めです。

スープ最後の一滴まで幸せに完食。

さすが食べログ高得点のお店。
昼下がりとは言え、行列ができないのが意外。
鷺ノ宮って、急行停車駅とは言え、
ふつうの閑静な住宅街ですからね…

塩バージョンがありますが、
出汁をじっくり味わえて、きっとおいしそう…

なかなか来る機会のない場所ですが、
ぜひ、また食べたいです。

  • らぁ麺 すぎ本(塩ワンタンらぁ麺 950円)
  • らぁ麺 すぎ本(醤油 特製らぁ麺 950円 ※旧価格)
  • らぁ麺 すぎ本(外観)
  • らぁ麺 すぎ本(食券販売機)

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7位

北海道ラーメン 来々軒 本店 (関内、伊勢佐木長者町、日ノ出町 / ラーメン、餃子)

2回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2018/11訪問 2018/11/12

昭和の古き良きサッポロラーメン

【4度目の訪問】

冬を迎えた伊勢佐木町、来々軒本店さんへ。
お昼少し過ぎてまったりと半数の入り。
これから夜の店支度のような常連さんも。
福富町も往年の輝きはなくなったよなぁ…
「味噌オロチョンラーメン」(850円)を注文。
いつも2倍の辛さ、鶴見店含め初めての4倍指定で。
とは言え「普通の辛さ」というキャプションですが…

5分ちょっとで登場。
表面は結構ラー油で赤く、唐辛子粉も浮かんでる。
飲んでみると、シャワッとした白味噌の味わいに、
ラー油がボワっと軽い炎を放つ口当り。
辛さはあるけど、辛いのが苦手な自分でもギリOK。
淡い味噌味から流れ込むジャンクな旨みに泣ける。
やっぱりこれこれ、昭和のノスタルジック味噌味♫
これ以上辛いとシャワ味噌の味が分からないだろう。

麺はウェーブの強い中太麺。
噛むごとに小麦とカンスイ弾けるジャンクな味。
勢いよく吸い込むとむせるので、ややそっと…
スープの辛みと麺のほのかな甘みがマッチ。
具材のゆでモヤシが今回はドンピシャ。
ぷるると弾ける水分感と辛味噌が混じり合う♫
挽肉が混じってて、そこからほんのりニンニクの味。
チャーシューは既製品感の強さが反対に郷愁的。
肉の雑味が混じった素朴な味わいです。
穂先メンマだけが妙な上質感(笑)。
でも、浮き出す酸味は大好きな感じです♫

昭和の古き良きサッポロラーメン。
この伊勢佐木町には妙に馴染んだ味わいです。
ラー油の辛みをブレンドしたオロチョン。
味噌バージョンはその本領発揮といった感じ。
これから寒い冬にはピッタリですね。

店長は年配ですが元気でお店を仕切られています。
いつまでもこの味をがんばって残して欲しいです。
【3度目の訪問】

関内でお昼。来々軒さんに行くしかない!
お昼ドンピシャ、ほぼ満席。
今回は「醤油ラーメン」(700円)を注文。
サッポロラーメンで醤油って、亜流と思うが、
競馬予想のような店内メニューでは2番人気。

10分弱で登場、スープが暗褐色。
一口飲むと、ぶわっとニンニクの香り。
豚さんと思われる動物系のかっちりした出汁、
酸味なくやや甘さの残るコクのある醤油味、
塩分多めニンニクの効いたジャンクな味わい。
油はやや多めで、やんちゃさを演出。
醤油ラーメンとしてはあまりない味だけど、
なぜか昔よく食べたような気がして…
麺は同様に黄色くウェーブの強い中太麺。
具材はチャーシュー、穂先メンマ、ネギ、のり。
いたってシンプルです。

シンプルだけど、インパクトのある醤油味。
2番人気もうなづけるかも。
でも、店内誰も食べてませんでしたが…
皆さん、オロチョンか、味噌ですね。

店内を出る時に聞く親父さんの掛け声も、
キップが良くて、なぜかノスタルジー。
また行きたくなっちゃいました♫

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【再訪です 2016年9月】

ヨコハマ、関内、伊勢佐木町。
すぐに来々軒さんを思い出しました。
お昼ドンピシャで半数の入り。
さっぱりサッポロ「塩ラーメン」(700円)に
「バター」(100円)をトッピング。

5分程度で出て来た塩ラーメン。
のりが目立つが、至ってシンプルな眺め。
スープを飲むと、うわ~ 懐かしくて泣ける♫
昭和時代の札幌チェーン系の典型的な塩味。
これ、やばいでしょ…
柔らかくてほのかにニンニクらしき香味が効き、
コク&ジャンク感ありつつ、さらり飲み口。
薬味のざく切り長ネギのエキス感が絶妙。
浮いているゴマの香りもいい。
バターが溶け出すとほんのりした甘みが最高♫
あぁ、うまいなぁ…
らせんを描くように時が戻って行きます。

麺は黄色くウェーブの強い中太麺。
これ、とってもスープに合います。
メンマは穂先メンマで、何気にクオリティ高し。
チャーシュー、のり、さっぱり味。
ちなみに、量は意外と多くはありません。
若い方は大盛か、サービスライスがお勧め。

塩ラーメンもノスタルジック。
やはり、ここは懐かしのサッポロラーメンを
忠実に再現してくれるお店。
オロチョンの激辛メニューばかり目立つけど、
ここは古き良きサッポロラーメンを守るお店。
昔と比べればちょっと価格は高めだけど、
定期的に通いたくなるお店ですね。

まったくもって、貴重なお店です。
また伺いますね。

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【初回訪問 2016年6月】

伊勢佐木町の暑いお昼どき。
ブルーライトヨコハマが流れてそうな、
懐かしのサッポロラーメンが食べられるお店、
来々軒さんに初訪問です。
伊勢佐木モールの一本南側の通り、末広町。
街角に佇む赤い看板、ラーメン店らしい外観。

細長い店内は、厨房に面したL字カウンター。
食券販売機はなく、昔ながらの直接オーダー。
厨房壁にオロチョンラーメンの辛さの面白表示、
卓上メニューは競馬の予想表もどきのものと、
鶴見のお店、赤レンガさんと全く同じです。
あとで調べたら、赤レンガのご主人が、
こちらで修行されたらしい。
サッポロらしく「味噌ラーメン」(800円)に
「バター」(100円)をトッピングです。
半ライスが無料らしいが、お断りしました。

ここは24時間ぶっ通し営業らしい。
お昼ドンピシャだか、まったりと半数の入り。
厨房は年季の入った親父さんお二人。
モヤシを鍋で炒めてスープを投入する方式。

5分程度で登場。
黄土色のスープが何ともレトロなビュー。
スープを飲むと、さらりとした口当たりで、
香ばしくもジャンクな白味噌の味わい。
うわぁ、これこれ♫ 懐かしいなぁ。
バターが溶け出すと、ほのかに甘じょっぱい。
泣けるなぁ… バターって何だか贅沢だなぁ。
味噌なので塩分感はもちろんあるけれど、
思ったより塩辛くない、ライトな仕立て。
これぞ、昭和世代が思い描くのサッポロの味。

麺は黄色くウェーブの強い西山の中太麺。
コシがありほのかな酸味、味のある麺です。
スープにドンピシャの懐かしい味わい。
たまりませんなぁ…

メンマは穂先風で酸味があり、なかなか美味。
結構たっぷり載ってます。
モヤシはシャキシャキ、量は多くはない。
チャーシューは肉屋で作ったような既製品感、
あっさり硬めの懐かしい味わい。
海苔が1枚、味噌ラーメンには珍しい。

昭和の古き良きサッポロラーメン。
この時代を生きた方には間違いなく泣ける味。
こういうお店が頑張ってるのが嬉しい。
ジャンクな味噌スープを飲み進むと、
過ぎ去ったあの日々が蘇ります。
忠実にこの味を守って欲しい。

何だかお礼が言いたくなる一杯。
また、伺いますね♫

  • 北海道ラーメン 来々軒本店(味噌オロチョンラーメン 850円)
  • 来々軒本店(醤油ラーメン700円)
  • 来々軒本店(塩ラーメン700円+バター100円)

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8位

ラーメン田舎家 (北茅ケ崎、香川 / ラーメン)

6回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2019/09訪問 2019/10/07

酸味爽やかで熱々の絶品スーラータンメン。

茅ケ崎高田の田舎家さんを久々訪問です。
駐車場にコインパーキングが加わって便利に。
1時間無料のサービスをして頂けるようです。
店頭に行くと、何だか暖簾が派手になったよう。
入ると相変わらず家庭的な雰囲気。
テーブル、座敷、ちょっとだけカウンター。
今回は再び「スーラータンメン」(770円)を注文。

5分程度で登場です。
このお店が好きなのは丼ぶりにスープがなみなみ♫
黄金色に輝く餡にとじられた卵と豆腐。
スープを頂くと爽やかな酸味に熱々の餡のコク。
うわぁ… おいしいなぁ♫
流れる卵とじのほのかな甘み。
細切り豆腐の滑らかで上品な味わい。
控えめに浮いた辣油からはかすかに枯れた辛味。
本格的な胡椒の辛さはなく、優しい味わいです。
ベースのスープも品がよく曇りのない仕立てです。

麺はつややかで加水率高く、ウェーブの弱い細麺。
餡が蓋をして引き上げは重く、アツアツの口当り。
フーハーしながら吸い上げ、ぶちっと噛み切り下す。
そんな繰り返しの中爽やかな酸味と熱さに包まれる。
これぞスーラータンメンの醍醐味ですね。

ムキエビが2個さりげなく入ってるんですが、
きちんと下味が付けられたエビのうま味。
こういうところに丁寧で真摯な姿勢が伝わります。
たっぷりスープを最後まで卵とじと豆腐で楽しむ。
この満足感、ハンパないです♫
穴あきレンゲが付いていて丁寧な対応ですが、
スープ完飲派には全くもって邪道な代物…(笑)

酸味爽やかで熱々の絶品スーラータンメン。
これを街中華でさらっと出されちゃうと、脱帽。
雑味や嫌みのない丁寧な味わいが、すてき。
そう、繊細で上質な街中華とでも呼ぼうか…
何を食べてもひとつ頭抜けてる感じです。
接客はアットホームで、価格も手頃で、
ボリューム感も満点と、非の打ちどころなし。

地味なのに不思議な良店に出会うものですね。
ホントはこういったお店探しが楽しいのかも…
また茅ケ崎に来た際は寄りたいです。
【8度目の訪問】

残暑厳しい茅ヶ崎。
久々に田舎家さんへ行ってみます。
平日午後1時過ぎの到着で、店内空いてます。
見ると皆さんセットものを食べてます。すごい量。
何を食べるかさんざん悩んだが、未経験の
「野菜ラーメン・味噌」(770円)を注文。
餃子が安いので「ギョウザ6ヶ」(350円)を注文。

5分少しで登場しました。
広めの口の丼ぶりの表面を野菜が覆ってます。
スープを飲むと、白味噌の香り良い味わい。
ああ~ これ、美味しいわぁ♫
口当りよくまろやかな味噌のコク。
出汁の旨みも効いていて、まろやかな中にも
立体感のあるなかなかの味わいです。
野菜の炒め出汁も混じってるかなぁ…
いわゆるサッポロ系の味噌と比べると、
塩分感はあるものの、品の良い丸い仕立て。

麺はウェーブ強めの中太麺。
見た目黄色くて、口当りは滑らか、弾力あるコシ。
おお~ これ、サッポロらしい味噌に合う麺♫
いつもと違ってやや太め。麺を変えてるんだぁ…
麺量は結構多めで、食べ応えあります。

野菜だらけの具材。
もやしとキャベツ主体。他に少しづつだけど、
ニンジン、玉ねぎ、マッシュルーム、クワイ、
ヤングコーンなど多彩な具材。
もやしとキャベツ、炒めてあって適度にシャキッ♫
まろやかな味噌とのとっても良く合います。
しかし、食べても食べても減りません。
見た目盛り上がってないけど、ギッチリ厚い層。
すごい食べ応えあります。

ギョウザ、普通サイズで6個、CP抜群です。
食べてみると、ほのかにジューシな餡が美味♫
皮は薄手だけと弾力があり、表面カリっ。
餡は野菜主体でニンニクが効いてメチャおいしー
いやぁ、これはご飯が食べたくなります。

味噌味もまろやか、絶品野菜ラーメン。
丼ぶりの上に層をなす野菜たちがボリューミー。
醤油、塩、味噌味が選べます。
味噌はやや塩分感強めだが、仕立ては上質。
雑味なく品の良い街中華が味わえます。

やはりここ、何を食べても死角なし。
食べ応えも合ってCP抜群。
いやー 近所に欲しい平成街中華の名店です。
また機会を作って伺いますね。
【7度目の訪問】

秋晴れの茅ヶ崎。
ダイクマさんはやはり行列、で田舎家さんへ。
完全に田舎家さんに行く口実と化してます(笑)

今回は、王道の「タンメン」(770円)。
野菜がてんこ盛り、澄んだスープ。
飲んでみると、野菜の旨み溢れる上品な味わい。
街中華風白湯ではなくて、意外にも透明な清湯。
うわぁ~ これ、うまいです♫
薄い黄色の香味油がタンメンらしい味を構成。
雑味のない野菜エキスとベース出汁の融合♫

その野菜たち、またそう、上品な表情。
メインのもやし、白菜、青菜はほうれん草。
透き通ってシャキッ。でもスープを吸って美味♫
時折、野菜本来の甘みを感じさせる仕上がり。
キラキラ輝く透明感が質の良さを感じさせます。
きっと丁寧に手を掛け、支度されたんだろう。
豚肉片。噛むとジワリと肉のほんのり甘い旨み。
人参、クワイ、木耳、ヤングコーン。
他料理と共通する具材ですが、質が高い。

麺はウェーブの強い多加水の細麺。
しなやかなコシ、食べ応えのある食感です。
量も多め、野菜と共に食べても減らない感満載。

上質で透明感あふれるタンメン。
街中華の域を超えてます。
ただ、今回塩分感が強かったのだけが違和感。
それ以外は驚きの連続でした。
ボリューム感もハンパない。お腹パンパン。
このクオリティと量でこの価格は驚きです。

なぜこのお店にはまってしまったのか…
時折食べたくなる、不思議なお店です。
庶民的なのにクオリティが高いんですよね。
もしかして、街中華の進化系の名店?
また、伺いますね♫
茅ヶ崎付近走行中でお昼。
試しにダイクマさんに行くと結構な行列。
で、田舎家さんに方向転換です。
結局最初からそうしたかったのかも…(笑)

今回は醤油系をと「サンマーメン」(770円)。
相変わらずご近所の方でいっぱいです。
厨房から小気味よい炒める音が聴こえてきます。

5分程度ですっと登場。
何じゃ~これ、野菜餡かけがてんこ盛り。
茶褐色で迫力満点の眺めです。
スープを頂くと、餡が混じり香ばしく甘い味。
醤油のコクと餡の甘みが効いてパンチがある。

餡にとじられた具材は大量のモヤシが主体。
キャベツ、ニンジン、チンゲン菜、キクラゲ。
クワイとヤングコーンの酸味が爽やか。
たまに豚肉片も入ってます。
サンマとしてはなかなかボリューミーな具材。
野菜一つ一つがみずみずしく生きてる♫
丁寧に炒めてとじられてることが分かります。

麺を引きずり出すと、ウェーブの強い細麺。
結構しっかりしたコシがあってダレません。
なかなか食べ心地の良い麺です。

しかし、麺を引っ張って食べ、野菜を食べ…
食べても食べても減らないマジックに。
所詮野菜は水分と思うけど、時間が掛かる。
こいつは、すごい食べ応えがあります。
そうこのお店、ボリューム感もウリなんですね。
今回は餡の味が甘いので、余計キツく感じた。
酢を少し混ぜたら甘さが和らぎました。

ボリューム満点の甘餡サンマーメン。
ガッツリ食べたい方にお勧めです。
個人的にはもう少し甘さ控えめが良いかな…
サンマというより広東メンに近い味付け。
広東風の味がお好きな方にはピッタリです。

麺類は実は街中華バリエーションは多くない。
味噌系の他、塩バター等の変化球が残ってるが、
前回のスーラータンメンや五目が捨て難いです。
また、茅ヶ崎付近に来た時は寄りますね。
【5度目の訪問】

夏待たず驟雨の走る茅ケ崎。
午後2時の閉店近くに田舎家さんに到着。
どうしても食べたくなってやって来ました。
天候のせいか、店内珍しくお客さんゼロ。
今回は「スーラータンメン」(770円)を注文。

5分程度で登場しました。
大きめの丼ぶりに卵とじの流れるスープ満載。
レンゲで頂くと、うわぁ、美味しい♫
とろみのあるスープは、口に入れた瞬間熱々で、
酢の爽やかな酸味が口中に駆け巡る。
ベースの毛湯は極めてあっさり上品な旨み。
辣油の量は少なめ、胡椒の効きも弱めで、
酸味は強めだが、辛み柔らかな食べやすい味。
溶き卵の奥ゆかしい甘み、白身の淡白感が絶妙♫
いやぁ、これ、めちゃくちゃ品の良い味。
スーラータンメンらしくて、美味しいなぁ♫

具材たちは、丁寧に細長角切りに切られた豆腐、
椎茸、たけのこ細切りとシンプル。
硬軟食感豊かで、酸味あるスープに良く合う。
大ぶりな海老がアクセントに2つ入ってて、美味。
麺はヤワめのウェーブのある中細麺。
引き上げ軽く、スープとの絡みのバランス良し。
ベタつかず適度にしゃっきり、美味しい麺です。
スープたっぷりだが、麺の量は意外と少なめで、
酸辣湯がメインであることを感じる仕立て。

品の良い本格スーラータンメンに脱帽。
あっさり食べやすく、ヘルシーで体に良さげ。
初めて酸辣湯麺を食べる方にうってつけです。
もう少し本格的なパンチの欲しい方は、
卓上の胡椒と辣油で辛さを増量すとる良いかも。
自分も途中で増量し辛酸っぱさを楽しみました。

毎度ながらここの料理は雑味なく丁寧な仕上り。
街中華らしさの中に高いクオリティを感じます。
一度ベースのラーメンを食べて見ようかな♫
きっと、美味しいと思うので…
またうかがいますね。
【4度目の訪問】

茅ヶ崎付近走行中、頭に田舎家さんが浮かぶ。
午後2時までの営業だが、ぎりぎり滑り込み。
入ったら今回も地元のグループ客でいっぱい。
すごいなぁ… 何とか相席で著席。
今回は「肉野菜炒め定食」(900円)を注文。
このお店の中では結構高い金額です。

10分強かかって登場しました。
うわぁ、迫力満点のたっぷり肉野菜。
ご飯もどんぶり一杯。スープが付いてます。
あと、漬物とマカロニサラダの小鉢。
野菜はキャベツともやしが主体で、他に玉ねぎ、
人参、青菜、ヤングコーン、くわい、きくらげ。
少し焦げた香ばしさとシャキシャキ感が絶品♫
味付は街中華の典型的なスープ味かと思ったら、
旨みとコクのある醤油ベースの優しく奥深い味。
塩加減も控えめ、グルタミン感も弱く、美味♫
豚肉はわざわざ下味を付け片栗でとじたものを
炒め入れる丁寧な仕立て。
しかも、量が結構入っていて価格にも納得。
普通のペースでご飯を食べてたら、
肉野菜がかなり残っているのにご飯が終盤に…
ご飯の量は決して少なくないのに、
それだけおかずの量が多いってことですね。

今回も、お腹パンパンで大満足。
良いお店だなぁ… ここ。隠れた名店かも。
駅から遠いので地元の方しか来ないのが穴場。
また、茅ヶ崎方面に来た際は寄ります!

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【3度目の訪問 2016年8月】

街中華気分の茅ヶ崎、田舎家さんを思い出す。
今回は「五目ラーメン」(770円)を注文。
休日は相変わらず常連の家族連れでいっぱい。
地元に愛されてる感、満載です。

5分程度で登場した五目ラーメン。
うわぁ~ 表面が野菜でいっぱい♪
スープを飲んでみると、あっさり塩味で、
ベースの出汁は控えめ、野菜の旨みが溶け出す。
透明な香味油が絶妙のマッチング。
これこれ、この味、美味しいなぁ♫

麺はウェーブのかかったやや黄色い麺。
つややかでしっとりした芯のある食感、
味があってとっても美味しい麺です♫

具材の種類が実に豊富。
野菜は白菜中心で、青菜はほうれん草のよう。
白い部分がシャキッと、緑の部分が柔らかい。
人参、タケノコ、そしてクワイかなぁ…
こいつらがシャキシャキと良い食感。
ヤングコーンは短くカットされてる。
木耳、マッシュルーム、味の良いどんこ。
プリッとしたむきエビ、軽く味が付けてある。
くさみなく、エビの旨みがほとばしる♫
そして、豚肉。丁寧に下味が付いていて、
片栗でとじて軽く油通しされてるよう。
その上品な味わいに、しばし絶句。
この多彩な具材たち、食べるのも楽しいし、
感動モノの美味しさです♫

それぞれの具材のバランス、下処理、味付け…
見た目ざっくりだが実に丁寧に仕立てられてる。
適度なジャンク感とクオリティの高さの両立。
もしかして、ここ、すごいお店なのかも…
そして、ボリューム感も満点。

メニューは街中華らしく多彩ですが、
きっと何を食べても美味しいに違いない。
あーあ、でも気軽に行ける場所じゃない。
家の近所にあったらなぁ…
近くにお住いの方が100%羨ましい。
でも、何とかまた、機会をつくって伺いますね。

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【2015年5月 訪問】

茅ヶ崎にやって来ました。お昼です。
何だか中華屋でチャーハンとか食べたいなぁ…
ずっと前に、勧められて行ったことのある
田舎家さんがおいしかったことを思い出し、
久しぶりに行ってみることに。

比較的交通量の多い市道沿い。
茅ヶ崎中心部からは北に離れてます。
とっても殺風景な外観で、お店らしくない。
道路の反対側に3台ばかり駐車場があるが、
狭くて止めにくい。他にも数台あるらしいが…

お店に入ると、左手にテーブル、小上がり。
ご近所と思われるグループや家族連れで満席。
右手は壁に仕切られた厨房だが、
そこに面して小さなカウンター席がある。

店名にはラーメンと冠が付いているが、
炒め物や餃子なども充実していて、
イメージは街の中華屋さんです。
どれも美味しそうだけど、今回は初志貫徹で
「チャーハン」(750円)をオーダー。

5分程度で出て来たチャーハン。
一口食べてみると、うわぁ~、これこれ。
こんなチャーハンが食べたかったんだぁ♪
香ばしいタレの香り、濃すぎずコクのある味。
パラパラというよりはややしっとりしてるが、
街中華っぽい、優しい食感です。
チャーシューのカットがコロコロ入ってて、
肉の旨みが良いアクセントになって美味しい。
あとは卵、ネギのシンプルな具材です。

量的にはやや多めでボリューム感あります。
スープが付いてきますが、
とってもあっさり味で、ベストマッチ。

いやぁ… 期待通りの昭和街中華のチャーハン。
けっこう好みな味でした。
他の方々が色んな料理を食べてましたが、
どれもおいしそう。
何の飾り気もないけど、おいしい街中華。
近くにあったら間違いなく通っちゃいますね。

車でないと来られない場所ですし、
わざわざ行きにくいけれど、
またこちら方面に来た時はぜひ寄りたいです。
今度は具材系の麺類を試したいなぁ…

  • ラーメン田舎家(スーラータンメン770円)
  • ラーメン田舎家(ファサード2019年秋)
  • ラーメン田舎家(野菜ラーメン・味噌 770円)

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9位

きみの (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/12訪問 2016/12/14

深く優しい愛情に包まれた上質な一杯

師走の風冷たい飯田橋。
お昼はきみのさんへ行ってみることに。
神楽坂に入ってすぐ右折して神楽小路を進み、
左手に現れるみちくさ横丁という昭和な袋小路。
その中に、小さな小料理屋のようなファサード。

お昼ドンピシャだが、丁度一席空いたところ。
L字カウンターだけのこじんまりした店内。
入ってすぐ右手に食券販売機。
醤油、塩の2系統だが、サイドのご飯物が充実。
ランチセットの「醤油&ご飯物」(890円)で、
食券を渡す際、大盛無料と聞くが「並盛」で、
ご飯物は選択制で「炊き込み飯」をオーダー。

衣紋掛けはあるが荷物棚がないくらい狭い店内。
ただ、木調で落ち着いた雰囲気は隠れ家風で、
卓上の洒落た調味料入れなど和を感じさせる。
年配のご主人と奥様と思われる女性で切り盛り。
ご主人の丁寧な調理ぶり、女性の優しい接客。
次第にまったりと居心地が良くなって来る。
お客さんは近くの方が多く、年配が目立ちます。

5分程度で、まずは炊き込み飯が登場。
大きめの家庭用茶碗一杯と意外なボリューム感。
続いて、2分後に中華蕎麦。幅広の白い丼ぶり。
スープを一口飲むと、うわぁ〜美味しいぞ♫
ふわっと来る煮干しの香り、上品な鶏出汁。
野菜、乾物、昆布等も煮込まれた出汁らしいが、
塩分感が低くあっさりなのに、深い旨みです。
醤油は軽く酸味の効いた品の良い仕立て。
これ、飲むほどに優しい気持ちになれる味です。

麺は細麺ストレート。表面はつややかだが、
芯にねっとり小麦感、加水率若干低めの食感。
落ち着いた小麦の味わいがスープとぴったり。
引き上げ、すすり上げは若干もさっとしてるが、
なかなか美味しい仕上がりの麺です♫
ちなみに麺量は並盛でやや軽めな感じです。

具材はシンプルで美しい盛り付け。
真ん中の芽ねぎの緑色が映えてます。
チャーシュー1枚、薄切り。トロッと柔らかく、
しっかりタレの染みた雑味のない味わい。
メンマはやや太めで柔らかく品の良い味わい。
海苔が1枚、味が濃くて美味しい。
長ねぎは斜めにスライスされ、爽やかな辛味。
どれも上質な具材。トッピング増量もありかな…

炊き込み飯。これがまた美味しい♫
醤油ダシで炊きこまれた香ばしく素朴な味わい。
ごぼう、舞茸、どんこ、人参、油揚げ、鶏肉。
王道の具材が小さめにカットされ混じってます。
素朴で温かい味。ほっとします。
量もあるし、これはもうサイドとは言い難い。
これでデフォ+140円とはCP高し、必須です。

深く優しい愛情に包まれた上質な一杯。
丁寧に心を込めて作られているのが伝わります。
ご飯物もとっても美味しいです。
お店の雰囲気も温かくて、心休まる感じ。
味付けもあっさりで、中高年に勧めたい隠れ家。

お店を出る頃には、お客さんまばら。
こんな素晴らしい料理なのに驚きの空き具合で、
飯田橋駅から近くて、ここは穴場中の穴場かも。

次はぜひ塩を食べて見たい!
またうかがいますね。

  • きみの(ランチセット・醤油&ご飯物 890円・並盛)
  • きみの(ランチセット・醤油&ご飯物・炊き込み飯)
  • きみの(ファサード)

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10位

喜多方食堂 浅草本店 (稲荷町、田原町、新御徒町 / ラーメン、日本料理)

2回

  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2020/01訪問 2020/01/20

豚系の旨味を強く感じる喜多方醤油味。

新年の浅草通、元浅草、静かです。
久々に喜多方食堂さんを訪問。3年ぶり。
稲荷屋さんは休業。新年早々の営業はさすがです。

お昼ドンピシャの訪問で店内はほぼ満席。
右手の食券販売機は今風のタッチパネル式に。
基本は醤油と味噌の2系統です。
「ネギラーメン・醤油」(750円)を購入。

左手は壁向きカウンター、右手はテーブル席。
テーブル相席ですが、幅無く距離が近すぎ(笑)
落ち着いて食べたいお一人はカウンターがお勧め。
ここの特徴は地元の年配の方が目立つこと。

意外と時間が掛かり、15分近くかかって登場。
小ぶりな中華丼ぶり、ネギが満載。
スープは黄金色に濁ってる。
一口飲むと、ぶわーっと香る豚の味わい。
一瞬、家系かと思ったぐらい。
濁ってて一見粘度がある風だけど、飲むとさらり。
これさー、湯温が低過ぎじゃないか?
そのためか、豚の粘りが立ち過ぎて感じます。
アゴ出汁からの醤油タレとのことだが、
海の香りはあまりなく、意外と塩分感は強め。
優しくて飲みやすいけど、どこかぼやけた印象です。

麺は平打ち手打ち風のピロピロ縮れ麺。
つるっとして、わしっと豊かな口当り。
弾力ある食感、プリッとした噛み心地。
喜多方らしい小麦感溢れる美味しい麺です♫

てんこもりのネギは乾き切ってる。
そのためか苦みが先行してエキスのライブ感無し。
ネギ好きには残念な味わいかなぁ…
さらにスープが少ないので、馴染みも良くない。
ネギ盛りはお勧めしません。背脂とは合うかなぁ…
薄切りバラチャーシューは味が染みてとっても美味。
あとはメンマだけですかね…

豚系の旨味を強く感じる喜多方醤油味。
いやぁ… 美味しいんだけどなぁ…
湯温の低さからか正直雑味強く感じる。
優しくて食べやすいが、丁寧とは言い難いなぁ…
なんだろう… 本場喜多方の清湯感とは違う。
ネギのライブ感の無さはつらいかも…
もっと直前に切ってほしいなぁ。

好きだったお店なので久々ちょっと残念。
たまたまかもしれないので、また伺いますね。
【再訪です】

喜多方ラーメンを食べたくなって、
数少ない独立店の喜多方食堂さんへ。
午後1時で八分の入り、次々お客さんが来ます。

味噌も試したいけど、ベーシックに醤油。
「蔵出ししょうゆラーメン」(600円)に
切り落としチャーシュー(50円)をオーダー。
今回は、背脂と玉ねぎをトッピングする
"まったり"versionでお願いしました。

5分程度で登場。表面に背脂びっしり。
スープを飲んでみると、意外にあっさり。
背脂のコクはあるが、しつこくはない。
脂のまろやか感強く、出汁は軽い味わい。
たまたまか湯温低めで、ややキレがない。
塩分感は少しきついかな…
粗みじん切りの玉ねぎは結構エキス感強く、
まろやかスープによく合います。

麺は平打ちでとても美味しい。
喜多方から直送のようです。
加水率は高めでしっとりした食感。
切り落としチャーシューは、端っこ部分、
小さめの角切りが控えめにゴロゴロと。
チャーシュー自体があっさりしていて、
とっても肉の旨みが立った仕立てなので、
50円でちょっとした満足感が得られます。

背脂のコクと玉ねぎのエキスが効いた
"まったり"versionもなかなか。
ただ、個人的には背脂、いらないかなぁ…
クリアなスープで喜多方を楽しみたい。
さらにシャープな味だといいんだけど…

希少な本格喜多方ラーメン店。
CPも良くて、とっても等身大。
味噌を試しに、また伺いますね。


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【初回訪問 2015年4月】

汗ばむ陽気の上野。
前から行きたかった喜多方ラーメンの
喜多方食堂さんへ行ってみることに。
きれいに整備されつつある浅草通沿い、
稲荷町駅と田原町駅の間ぐらいにあります。

店頭に鎮座する2台の巨大な室外機(笑)。
無骨な大きいサッシを開けて店内に入ると、
天井が高くがらんとしてて、何だか倉庫風。
テーブル席とカウンター席、奥に厨房。
色気は無いけど、きれいにしてあります。

メニューを見ると、醤油と味噌の2系統。
背脂をトッピングする"まったり"versionもある。
最初なので、背脂のない"すっきり"version、
「蔵出ししょうゆラーメン」(600円)に
味玉(100円)をオーダー。

厨房に若めの男性2名、フロアに女性1名。
なぜか一人の男性はチョンマゲみたいな髪型。
午後1時過ぎで、お客さんは少ない。
営業時間が朝7時からという
都内では珍しい朝ラー店舗です。

意外に時間がかかり、10分くらいで登場。
小さめの丼ぶりに、スープがなみなみ。
やや濁ったスープ、一口飲んでみると、
カドがなく酸味が効いて、柔らかな味わい。
醤油のコクは弱めで、出汁もあっさりだが、
どことなく漂うジャンク感が懐かしい。
これは好きな味だなぁ ♪

麺はぴろぴろの平打ち太麺。
つるりと加水率高めの口当たりながら、
見た目よりコシがあってなかなかうまい。
ウェーブが強く、スープを良くすくう。

チャーシューが3枚、バラ肉系かと思うが、
とってもあっさりした味付けで、
肉の旨みが柔らかく閉じ込められ、
何枚でもいけそうなおいしいチャーシュー。
メンマはあっさり上品な味付けで、
コリッとした食感がいい。
味玉は黄身がねっとりとした食感で、
控えめな味付けがおいしい。

薬味の粗刻みネギがスープによく合う。
ネギのエキス感がたまりません。
量が少ないのが残念。もっと載せて欲しい。

あっさりと思いきや、食べ飲み進むと
塩分感やグルタミンジャンク感もそこそこあり、
懐かしくもやんちゃな味わい。
これが喜多方ラーメンらしいかどうかは、
詳しくないので分からないが、
とてもおいしい中華そばです。
一杯600円というのもリーズナブル。

ちょっと行きにくい場所ですが、
背脂バージョンも試してみたいので、
ぜひまた伺いたいです。

  • 喜多方食堂(ネギラーメン・醤油 750円)
  • 喜多方食堂(ファサード)
  • 喜多方食堂(ファサード)

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