Natalieさんが投稿したてんぷら 近藤(東京/銀座)の口コミ詳細

Natalie隊長のパトロール報告書 part3

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Natalie (大阪府) 認証済

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てんぷら 近藤銀座、有楽町、東銀座/天ぷら

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2022/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

人生最高の晩餐、想い焦がれた念願が叶った日☆

10数年前、近藤さん出演のTV番組を初めて見た

それ以降何度か画面越しに拝見するたびに想いが募る。
そう、まるで恋する乙女のように。

親交のある友人が常連客なのは知っていた。
彼が大阪へ来た際、訪問するなら力を貸すと言ってくれた。
しかも季節ごとのアドバイスも添えて。

これは行くしかない!

11月下旬から12月にかけて、
この季節はかなりお勧めだという。

ということで今回の東京一人旅を決行したのである。
チェックインしたホテルから店までの道中、
キョロキョロ。
田舎者の私は銀座の街並み・連なるビルや誰もが知る店、
そして道行く人や車に好奇心が抑えられない。
当たり前だが大阪とは少々異なる、
いや随分異なっていた。

ビル前で友人と待ち合わせEVで9階へ、
前室で待機する間もドキドキ、そしてワクワク。

友人の名前が呼ばれた。

コの字型のカウンター角の席に座った。
なんと! 
目の前に近藤さんが佇んでいるではないか。
相撲でいえば砂被り席、一挙手一投足がライブで見える席。
友人は「偶然です」
というがそれにしても嬉しすぎる。

ご挨拶を終え、いよいよ至福のひと時が始まった。

料理のコメントをここでする必要性を感じないので割愛。
興味ある方は画像のワンコメをご覧ください。

初っ端は海老の頭からスタート、

一人2尾のため本身も2つずつ来る。
「塩」「天つゆ」

これ以降も好みで食べ分ける。

海老以降食べたものは以下の通り。
・銀杏
・鱚
・椎茸
・蛤
・スミイカ
・ワカサギ
・堀川ごぼう
・メゴチ
・山ごぼう
・人参
・サツマイモ
・穴子
・ホタテ
・天茶
・デザート(シャシンマスカット、マンゴー、ラ・フランス・苺)


全て美味しく味わい深かったのだが、その中でもいくつか
ピックアップすると「人参」と「サツマイモ」

この2つはとても手間がかかっているのが分かった。
特に人参は極細麺ほどの薄さで千切りし、粉を付け卵水に浸す。
そしてボウルの中で形を整え油にダイブ。
その瞬間揚げ箸で見事に立体化させて積み重ねる。

これは職人技の極致としか言いようがない。
(興味ある方はインスタ動画をご覧ください)

近藤さんの天ぷらの中で代名詞的なものがサツマイモ、
私はこれが食べたくて仕方がなかった。

とにかく極太でデカい、従って時間がとてもかかる。
目の前に来た瞬間しばし放心。
塩を振り噛みしめるとサツマイモの甘さが溢れ出す。
甘くて美味い、そしてホクホク。

テイクアウト可能とのことだったので半分は大阪へ持ち帰った。
そして翌日家人に進呈した。
(甘くて美味しいとの感想があり私は報われた)

友人交えて近藤さんのお話を聞いた中で最も印象に残ったもの、
それは使用している揚げ油。

ごま油を使用しているのだが、「煎ったごま油(極淡)」
「煎っていないごま油(太白)」が独自のブレンド比率。

私が驚いたのは、その油の種類ではない。
油の使い方なのだ。

なんと、数種類の天種を揚げただけで交換するのだ。
そう、惜しげもなく捨て去るのである。
私が滞在している間、数回油の交換を目撃した。

勿体ないなぁ~
貧乏性の私はそう思ってしまう。
でも、揚げ続けると油が痛み素材の香りが落ちるのだとか。
やはり日本一の職人さんは違う。
頻繁に交換すると言えば「天紙」もそうだった。
油で少しにじんだだけでスタッフさんが交換してくれる。

どの天ぷらを食べても軽快で素材の旨みをダイレクトに楽しめた。
その裏にはこういうこだわりがあるという事がわかった。
当然のことながら「天紙」に載せられた天ぷらは美しい。

食後にはツーショット写真まで撮っていただいた。
いやはや、この日の私を例えるならば、、、
ようやくアイドルに会えたファンそのものではないか。
でもしっかりとそれぞれの味わいは堪能し記憶できた。

アテンドしてくれた友人には感謝しかない。
そんな友人からサプライズ過ぎるプレゼントをいただいた。

近藤さんの著書である。
しかもご本人のサイン入り。

【天ぷらの全仕事】

これは全国の天ぷら職人・和食料理人のバイブル的な一冊。
少し斜め読みしただけで天ぷらという料理の奥深さが知れる。
今回の東京行きは実に意義深く忘れがたいものとなった。

再訪することを生きていくモチベーションにしよう。
素直にそう思った。

ごちそうさまでした。

  • 千切りのにんじんを瞬時に立体的に作り上げていく技術がすごい

  • 銀杏、歯応えと共に甘みと香りがふんわり

  • 椎茸椎茸も閉じ込めた香りが一気に溢れ出る感じ

  • 芋焼酎の肴にピッタリ

  • 肉厚のすみイカは甘さを感じますよ

  • デカくて太い堀川牛蒡、人生初めての体験。滲み出る美味さと香り

  • メゴチ、ふわふわで上質な旨み。子供の頃釣って食べていたコチとは別物ですね

  • わかさぎも香り豊かな魚だということを知ることが出来た

  • 山牛蒡は細かく刻んで立体形成、柔らかくて甘みが強い

  • 近藤さんと言えばサツマイモ、というくらいの名物だ。甘くて熱々で歯応えあってうまい!半分は自宅に持ち帰り家人に進呈

  • サクッと柔らかで上品な美味さの穴子、コレまた絶品だった

  • ホタテ、芯がレアな状態。食感と旨みが強烈

  • 最後に天茶を堪能。小柱と海老の旨みが溢れ出る最高の締めご飯

  • 4種の漬物が美味しい

  • デザートの果物は、シャインマスカット ラ・フランス マンゴー イチゴ

  • 素晴らしい席だった

  • また来れますように

  • 名残惜しい夜だった

  • 友人からのサプライズプレゼント❣️

  • サイン入りですよ

  • 素人が読んでも興味深く楽しめる一冊です

2022/12/28 更新

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