わんだーさんの日記一覧

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とてもいい店だが、一部の人にしか知られていなかった店が、タベログで
紹介されることによって一躍人気店になる、というのは確かに、喜ばしいことである。

しかしそれも度が過ぎると、単にランキングだけ見て、それまで来なかったような客層が
集中し、連日、大混雑し、ほとんど観光地化してしまうようなこともおこる。
そうなると、以前の常連客はなかなか入店できなくなるし、店の雰囲気ががらりと
変わり、最悪の場合、...
渋谷の老舗ラーメン店のカウンターでモヤシワンタン麺を食べていたら、
となりの客の兄ちゃんがいきなり、調理場にむかって
「ふざけんじゃやねえよ、箸でやれよ」とえらい剣幕でどなるではないですか?

どうやらラーメン鉢からはみでた麺を料理人が手で戻したのが気にさわったようで、
調理場からも「すみません」とあやまっていた。

たしかに、どうかと思う行為だが、いきなり大声でどなるとは、
あとは黙々とラーメン...
雪の花巻から、釜石経由で大船渡に入る。
港湾地区一帯は、ほとんど手つかず状態。
ところどころに廃墟と化したビルが残る。

その荒涼とした一角に大船渡復興屋台村がある。
軒数にして20軒、結構しゃれたデザインの店もある。
「えんがわ」という店で、昼食。
店には、86歳のおばあちゃんと娘さん、手伝いのおばさんの3名。

「ひっつみ」という郷土料理をいただく。いわゆる、すいとんです。
薄味で、かやくご飯...
北海道2日目の夜は、帯広。
札幌から特急で2時間半の長旅。
雪原に目を凝らすと、動物の足跡が点々と続いている。

ここも20年ぶりくらいの訪問か。
駅舎や駅前はおおきなホテルが林立し、昔のローカルな面影はほとんどない。

夕方7時過ぎ、地元の方に、いまや全国的に有名な「北の屋台」(屋台村)に
案内してもらう。
http://www.kitanoyatai.com/yatai4ki/kitanoya...
1月末から2月頭にかけて、北海道2泊3日の出張旅行。
行き先は、小樽・札幌・音更(おとふけ)そして帯広の4都市。

千葉の自宅を、朝暗いうちに出て、羽田8時半発のスカイマークで一路、北海道。
月曜朝ということで満席状態。LCCなので、飲み物はすべて有料。
(カルピスウオーター小サイズ100円で意外と良心的)。

窓の外に雪化粧の富士山がくっきり見える。

新千歳空港から、JR列車「エアポート105...
新年早々、食べログでの「ヤラセ問題」が話題となっている。
残念だ。

しかし、考えてみれば、そのようなことはつねに起こりうるわけで、食べログの
すぐれたサービス&機能と同時に、その「危うさ」も意識せざるを得ない。

金銭の授受を前提とした「やらせ」はもちろん言語道断だが、私たちの何気ないコメントが
思わぬインパクトをもたらす可能性があることは、やはり心にとめておくべきであろう。

あるときに訪れた...
2011.12.15

師走の夕方、気仙沼港。

津波の傷跡があちこちに残っていて商店町は暗いが、
いくつかのお店には明りがついている。
時計屋さん、酒屋さん、骨董屋さん、呉服屋さん等など、
お店の人たちと言葉を交わす。

復興支援で気仙沼大島に船で渡る前のつかの間、港に
出来た「復興屋台村」に立ち寄る。

その中の居酒屋で、地酒(伏見男山)の熱燗に、自家製塩辛、大根と
イカの煮もの、ホヤ酢をいた...
今、和牛の放射能汚染が大きな社会問題となっている。

原因は、生育の仕上げ段階で牛に与えられる稲ワラのセシウム汚染である。通常は輸入トウモロコシなどを主とした濃厚飼料で育てられるが、肉に
サシをいれるために、出荷前に稲ワラを与えるという。

サシのはいった「高級」和牛にするために、酪農家が生み出した知恵の結果である。

汚染が発覚した現在、国内和牛の畜産家は海外からもワラを輸入しているが、国産稲ワ...
最近、時々立ち寄る店がある。
串物や肴などなかなかいけるし、値段も安い。
しかし、なぜか食べログランキングは低評価。
口コミを見返してみて、その謎がとけた。

大勢のフォロワーがいる有名な食べロガーが、オープン当初にランチ訪問し、
かなり辛口の評価をくだされていた。
それは、多分その通りだと思うが、
開店当初の不慣れもあったろうし、ランチ自体
もうやっていない。

一度貼られたレッテルを覆すのは容...
深川の隠れ家バーNが、突然店を閉じてしまった。
タベログには出ていない店である。

女性オーナーがつくるおいしい料理と、リゾート関係の企業をスピンアウトした
研究熱心なバーテンダーN氏が作るカクテルやドリンクが絶品だった。

最近ハマっていたのは、ウィスキー・カーボネーションとなづけた飲み物。
サントリー角に、炭酸ガスを直接溶かしこむという方式だ。
炭酸水ではなく、炭酸ガスをである。
炭酸「水」で...
最近、ランチでよく行く店がある。

深川の「H食堂」だ。

よくある定食屋さん風であるが、出てくる料理は、まさにお袋さんの味。

作っている方の風貌や人柄が、まさにお袋さんそのものです。

聞けば、近くの工場の寮で食事を出していたが工場移転となり、
こちらで、初めてお店を始めた「素人」だとか。

私も昔、東京の学生寮にいたが、そこでは福島出身のおばちゃん
が作ってくれた賄い料理を思い出す。

この...
東日本大震災から3週間、日本中に自粛ムードが広がっている。

そんな時、2つのメッセージが、私の心に残っている。

ひとつは震災後、2週間ほどたった朝のラジオ放送でした。

津波で深刻な被害を受けた岩手の日本酒の蔵元さんが、電話取材に応えて

「いつまでも落ち込んでいても仕方ないでしょ。今皆さんにお願いしたいこと、
 岩手や東北の酒をもっと飲んでください。」

被災された蔵元さんに、リスナーがはげ...
いきつけの立ち食い海鮮処(鮨がうまい)でのこと。

初めてのカップルが隣に居たので、「ここは鮨がうまいですよ」と声をかけたら、
中にいたおかみさんから

「余計なこと言わないで、お客さんの好き好きだから。先日もあなたに、鮨がうまいと
いわれたお客がいて、満腹で鮨は食べたくなかった。と怒られました」
と真顔でたしなめられた。

確かに大きなお世話でした。

私としては、ここの鮨を食わずにこの店の真価...
深川の地元民たち20人ほどが集まって、お誕生日会を、地元の中華レストランで開催。

土曜のランチ時、会費は5000円。3歳の女の子から、料理店経営者、飲食著述業の先生等
メンバーは多岐にわたる。

噂に聞いていた銀座の有名中華料理店の料理長が自宅を改装してオープンしたまさに
隠れ家レストランだ。住宅街の真ん中にあり、道に迷いそう。

店内は白が基調のすっきりした感じ。

ビールで乾杯の後、写真のよ...
東京駅の八重洲北口のメトロポリタンホテル丸の内の27階。
抜群の展望を誇るレストランTENQOO(テンクウ)の一角に
バーコーナーがある。

ここのバーテンダー杉本氏は、現在改装中の東京ステーションホテル内の
小さなバー「カメリア」で四十年以上のキャリアを重ねてきた。

カメリアは、本物のレトロな内装と大人の時間が流れる隠れ家バーだった。

すっきりしたマティーニや特選スコッチのダブルグラス(本当...
この日は朝から雨で、5時開店と同時に入店するも、客足はいまいち。

お目当ては、自家製カラスミだ。酒粕につけてあって、しっとり、もっちり。
4切れで1000円。時期が早く、高値で困ると親方は嘆く。

客が何回か入れ替わったあと、9時過ぎに若いカップルが入店してきた。
テレビの放映(「和風総本家」)をみてやってきたという。

酒と刺身とかつまんで、いよいよ握り鮨になったとき、親方が輪...
私が時々通っていた深川のバー「S」が来週、閉店するという。

以前は、ベイエリアの有名ホテルのバーテンだったが、7年前にこちらで独立開業。
店内は、飾りものや張り紙はなく、エル字型のカウンターは7人で一杯。

初老バーテンダーのSさんは、硬派だ。
アポロキャップをかぶったままで酒を飲もうとした青年は、「帽子くらいとりなさいよ」と
注意される。
灰皿のたばこの吸い殻がくすぶっている客...
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