『食べログのディレンマ その2』わんだーさんの日記

わんだーのレストランガイド

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とてもいい店だが、一部の人にしか知られていなかった店が、タベログで
紹介されることによって一躍人気店になる、というのは確かに、喜ばしいことである。

しかしそれも度が過ぎると、単にランキングだけ見て、それまで来なかったような客層が
集中し、連日、大混雑し、ほとんど観光地化してしまうようなこともおこる。
そうなると、以前の常連客はなかなか入店できなくなるし、店の雰囲気ががらりと
変わり、最悪の場合、サービス低下を招いてしまうことがある。

そのいい例が、新宿のある老舗バーである。
以前は、大人のラウンジとして、とてもリーズナブルな価格でおいしい料理と酒を堪能していたが、タベログで人気急上昇、これまで来なかったような若い客があふれるという事態が
発生した。その結果、若者の人気デートコースと化してしまった。

正直、ここ一年は、いつ訪問しても満席で入れなかった。

先日、めずらしく入店でき、お店の雰囲気もやや昔の感じに戻っていると思ったら、
タベログの評判を調べたら、ランキングはかなり低下していた。

これは私にとっては喜ばしいことだったが、ネットでの口コミ評価の光と影の恐さを
痛感する。

そういう次第で、本当にいい店だけど、タベログにアップしたら大混雑でお店が変質してしまいそうと予想される場合(特に小さな店)は、あえてタベログにアップしないこともありうると思う私です。

そのような店は過去に1軒だけあったが、残念ながら、まったく別の理由で閉店してしまった。





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