gillesさんが投稿した龍土軒(東京/六本木)の口コミ詳細

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gilles (50代後半・男性・東京都) 認証済

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龍土軒乃木坂、六本木/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999
1回目

2017/12訪問

  • dinner:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.8
    • | 酒・ドリンク4.0
    使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999

今の時代に貴重な正統派フランス料理

かつてパリに居た時色々な料理を試しました。絶えずフランスに流入してくる移民たちが与える文化刺激はフランス料理のジャンルも随分変えたと思います。明治時代日本に来た欧米の料理も、とんかつのような日本独特の洋食を創り上げました。しかし源流となる料理には今も様々なヒントがあるように思います。
 年末も押し詰まった29日夜の来訪です。1990年代大変だった私のフランス留学時代、色々助けていただいた先生とご一緒しました。クリーム色を基調としたインテリアは穏やかかつ清潔で、これからの料理を期待させます。キールで乾杯して最初のamuse gueuleはムールのグラタン。冬らしい開始でした。続くスープはカリフラワーのポタージュ。穏やかな味で滋味深い。ボルドーの軽い赤はボルドーというよりロワールのワインのような香り(スミレのような)で、ちょうど良かったかも。続く魚料理はサケのムニエルですが、赤黒いマデラソースが珍しい。サケみたいな淡泊な魚だと今時のフランスならベアルネーズのような濃いソースで供するのが普通ですが、こちらの方が繊細な魚にはいいかも。サケも銀ザケのような太った養殖ものでなく天然のシロサケ。最後の肉料理はコンフィ・ド・カナールで、僕はこのフランス南西地方のカモ料理が大好物です。フランスだと添えは定番のマメ料理のcassouletですが、ここはジャガイモ薄切りをカモの脂でソテーした軽いものでした。コンフィは思わず骨までしゃぶってしまいます。最後までパンが欲しい料理で堪能しました。デザートは盛り合わせで、オレンジコンフィなど果物を使ったもの。コーヒーで締めくくりました。
 最後に店ゆかりの226事件関係者の礼状など見せていただき、往時のものとは思えない鮮やかな墨痕に驚きました。安井少尉や香田大尉などよく知る将校たちの名前が連名中にあります。226事件は重大な脅威で時代の転機となったので、色々考えます。しかし我々だと辞世の句にこんな流麗な書を到底書けないと感嘆しました。オーナー夫妻の丁寧な見送りを後に町に出ました。西麻布の辺りは時代先端のレストランが溢れており、その活況を見るとちょっとしたタイムトリップをした気分でした。夫妻ができるだけ長くお元気に過ごし、この正統派フランス料理を他の方々にも味わっていただけたらと思います。

2018/01/01 更新

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