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この口コミは、スーパーホワイトさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:5.0
昼の点数:5.0
2013/11 訪問
夜の点数:5.0
昼の点数:5.0
アジアTOP50レストランにて、堂々1位を獲得。ナリサワ流のクリエイティブなフレンチは五感を刺激するお料理の連続、どれも食べ手を高揚させますネ!!!
2013/12/11 更新
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某日。
10周年・記念ぱーりーにちょっと顔だしてみましたw
大御所シェフ、赤マル急上昇の若手シェフ、某有名ラーメン店店主、
その他テレビで良く見る方などなど、レストランジャーナリスト関係も含め
華やかな会でございました♪
ミシュラン2014では「 イノベーション 」にくくられてますね。
もはや「コンテンポラリーフレンチ」ではないというww
ともあれNARISAWAさんのご両親と昔話したり、マダムやお嬢様ともお会いできたし、
息子様( ⇒ 厨房でヒロさんを手伝ってた!ww)など
時の流れを感じるひとときでした。
ここ10年、美味しくとも消えて行ったお店は星の数。
東京でトップランナーを10年続けるのは並大抵の努力ではないと思います。
しかも東京だけでなく、アジアで若手を牽引しつつ、
パリでも門下生が活躍中(ケイタ君はパリのガニエールの後、今、エッフェル搭のそばのオーボナクイユで頑張ってるみたいですねえw)
これからも益々のご活躍を祈念しつつ、、、
またお伺いいたしますです♪
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誤解を恐れず言えば、お江戸のレストランは今やそのどれもが「 美味しい 」。もう必要十分以上に。
今、それ以上に必要とされるのが、スマートなサービスだったり、輝くオリジナリティーだったり、
リーズナブルな金額設定だったり、驚くような一皿のボリュームであったり、言葉には出来ない居心地の良さだったり、、だと思います。
そしてここ「 NARISAWA 」 は、美味しいに「 刺激 」を重ねたコンテンポラリーフレンチ。
コンテンポラリーというよりフュージョンを呼ぶ方がぴったりだと感じる方も多数ですが、
それは、お客様の受け止め方次第(笑)
さて、久しぶりに訪問したところ、一部を除き、お皿は全て「 和 」になっておりました(笑)
半分は木製・半分は陶磁器なのですが、そうなると見た目も和食になります。
しかし、食材とガルニを一緒にいただくと、しっかりフレンチになっていたりして、
視覚のもたらす影響と味わいとのギャップという不思議な刺激を感じることが出来ます。
そして、お料理はその一皿一皿に情景が浮かび、食材に対するリスペクトを感じられ、
舌だけでなく、脳幹をも刺激する味わいになっているとでも申しませうか。。。
例えば「 土 」という名のスープ。
見た目は黒く、何も知らなければ、え?土を飲むのですか?と戸惑う方99パーセント。
実際は土をまとったままの牛蒡をミキサーにかけ、スープに仕立ててありますから、
全て土ではないのですが、普通はびっくりしますよね。
しかし、ひとくち味わうと、その滋味で緻密な味わいに思わず相好が崩れます。
イメージ的には、牛蒡の香り・ビターチョコのニュアンス・大地の息吹・・・
最初に、土、、、という単語を聞いた時と、美味しいスープを頂いた満足感との大いなるギャップ。
人間は基本、経験がカラダに刷り込まれておりますから、食べたコトの無い食材・料理に激しく抵抗しがち、、、
土を飲む、、、というテンションの下がりきった所で(笑)音速エレベータで最上階というジェットコースター的展開を楽しめます。
(ここを読んだ方はネタバレですみません・笑)
五感を駆使して美味しいを楽しむべき新型レストランがここナリサワ。
そのオリジナリティーを評価され、アジアTOP50レストランの頂点に輝いたのかな、と勝手に解釈させていただきましたよっ!w
とは言え、、、シェフが以前良く作っていたフォワグラのエギュイエット(ジラルデ仕込ですよね・笑)などを食べたお客様は、
やっぱり彼の作るクラシックなお料理も食べたいなあ、、、と思っているハズ。(ええ、私もデス・笑)
なので、「 NARISAWA CLASSIC WEEK 」 と銘打って、年に一度は昔のお料理を提供するのはどうです?
と提案しておきましたwww(実現するかどうかは、わかりませんが・笑)
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以下、前回までのれびゅー
スプリングコレクション2012 森とともに生きる
とメニューにありますが、食材がだだっと書いてあるのみ、
調理方法とプレゼンは見て食べてのお楽しみ。
今回は桜が随所に活かされていて、そのアクセントが楽しかったっす。
透明感溢れる食材は、たおやかでしなやかで、でも鋼のような強さも併せ持っていました。
それらを見事に昇華させる手腕に唸るばかり。。。
いやー突き抜けてますねえ。いつもながらびっくりです(笑)
今回は特に「日本」を強く意識した構成で、随所に顔を覗かせる骨太なエッセンス、
フレンチを飛び越え、「ナリサワ」料理になっていたのが実に印象的。
白身魚にはなんと煎り酒をソースにしてましたが(驚)、これは遡れば江戸時代の技法。
醤油がまだ普及する前は、梅とお酒とみりん(だったかな?)で作った煎り酒が一般的だったハズ。
麹をスパイス代わりにちりばめて、でもフレンチに着地させるって、、、いやはや。
そうそう、新型のカトラリーは、五右衛門の斬鉄剣よろしく、刃紋も見事なナイフ。
刀が好きな方なら、これが鍛造品だと言う事が直ぐ分かると思います。
ラギオール・ライヨールにはない日本の造形美。これは、いいなあ。欲しいなあ。
(でも相当高価だと思います・笑)
その他、森をイメージした木のお皿や、立体的なガラスのデセール用のお皿など
どれもに唸ることしきり。目にもご馳走を頂き感謝デッス。
きっと今年もサンペレの世界トップ50レストランに名前を連ねるのでしょう、
益々のご活躍を祈念させていただきます♪本当にご馳走様でしたっ!!!
おしまい。
以下、前回までのレビュー
修行先のフランスで8年。小田原で8年。青山で8年。
もうそんなになるんですねえ。初めてお会いした時はお互い20代だった、かな?(笑)
そしてレ・クレアシオン・ド・ナリサワから
「ナリサワ」
という、そのお料理同様・シンプルで削ぎ落とした店名に。またこれからが新たなる旅立ち♪
日本のみならず、世界中からのゲストをお迎えするため、更にステップアップ、スゴイなあ♪
なんて言いつつ、パーティーフードとは思えない、アラミニットで仕上げた美味しいお料理をいただき、
んまい!を連発する、タイヘン酔っ払いな私なのでした(笑)
ともあれ、8周年パーティーは大盛況、本当におめでとうございます♪
お招きに感謝しつつ、また改めてお伺いいたしますネ♪
おしまい。
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以下、前回までのレビュー
完成されたお店で、旬のオイシイ所だけをいただくのも、それはそれで大いにアリだと思います。
が、出来た頃からずっと通って、お店と一緒に歳を取るのも悪くないナァと思う今日この頃。
あれえ?新規開拓が面倒になっちゃった?というご指摘もまたそのとおりなんですが。あはは。
こちらとは、気が付けば15年。早いモンだなあとかいいつつ、家内と訪問。
さて。
ガストロパックを初め最新鋭の調理器具を導入し、それをしっかりと使いこなしているだけでなく、
クラシカルな備長炭でのんびり焼いたり、中華の技法を取り入れてスープやフォンやソースを蒸したり、
食材に適した調理法を徹底的に追求する姿勢は相変らず。しかし着地点はしっかりとフレンチ。
すこぶるつきのハイエンドな食材を用い、あっと言う組み合わせの妙を演出するのも実にお見事。
食べ終わると、体の細胞一つ一つが覚醒するような、正に命を頂くという意味を体験出来るお店は稀有。
医食同源を土台に据え、美しい、美味しい、楽しいを積み上げて、舌の上から脳髄に記憶を残すお料理の数々、
また、現代における高級とは何かと言う問いに、あっさりと答えを出すお店の一つがコチラ。
あ。ちょっと褒めすぎちゃったかな?(笑)
・・・・ ・・・・ ・・・・・
以下、前回のレビュー。
5月8日昼。久しぶりに訪問。
サンペレグリノ主催の世界トップ50レストランで、アジア勢トップの24位にランクイン、
ロンドンから帰国したばかりのシェフは更に加速してました(笑)
特に印象的な一皿、フォワグラのスープ仕立ては何と山菜入り。
しかもフォワグラは低温調理。一瞬、眩暈がしました(爆)
生臭くてどうしようもないのでは???山菜のエグミや苦味はどうなるの???
鴨のフォンで炊いた(?)フォワグラと、やはり同じフォンで煮浸しにした山菜。
食べてびっくり飲んでびっくり。
百聞は一食にしかず、とはこのことです。。。ただただ脱帽&悶絶でした。
フォワグラ&イチゴに代わるスペシャリテはコレかな(笑)
興味がある方は、是非!とお店の回し者風に書いてみたり。
あ。シニフィアンシニフィエと共同開発?のその場で焼くパンも楽しかったデス。
ともあれ、フォワグラをラーメンに載せた香港の某店以来の衝撃かも!!!
(こちらは違った意味ですが・笑)
以下、前回のレビュー。
某赤いガイドブックによると、コンテンポラリーフレンチにカテゴライズ。
一般的に解釈すれば確かにそうなのかも(笑)
しかし、そのお料理・調理法はフレンチのみに留まっている訳も無く、
幅広い交流を生かした(人・素材)ナリサワ料理とでも言うべき集大成。
どのお料理も透明感に溢れ、味わいはエレガントなれど、輪郭はくっきり。
味が濃く・量も多い「インスタントな美味しさ」とは全く逆のアプローチ。
クラシカルなお料理に濃厚なワインという超定番が流石にちょっと苦しくなってきた方に、
また、これからのフレンチはどうなる?といった好奇心旺盛な方へおススメ出来る名店。