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mogulaのレストランガイド
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mogula
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1回
夜の点数：4.5
2009/11 訪問
うり坊
地元の方はもちろん、観光客の方でも、寿司屋巡りもいいのですが、少し食傷気味なとき・・・。たまには気分を変えて洋食系が食べたくなったら、こちらをお勧めします。いやむしろ、紛れもない名店なので積極的に伺うべきでしょう。住宅街の中にポツンとあり、わずか４組程度しか入れないほどの、いわゆるプティメゾンです。洗練された空間ですが、華奢なイメージのかわいい店内です。お店の前には「フレンチ＆ベルギー料理」と書いてあります。シェフはフランスやベルギーで修行後、日本のベルギー大使館でシェフとしての経験もあるようです。このため、上記のような看板を抱えているのですが、全体的な印象としては、主にベルギー料理でよく使われるような素材に、ソースや調理法などにはフレンチの手法を取り入れつつも、どこか伝統的なベルギー料理本来の素朴感、シンプル感が根っこにはあるような・・・そんな感じです。「洗練されたピカルディー料理」というイメージでもいいかもしれません。そんな料理を生み出すシェフと、お店の開店に合わせてソムリエの資格を取られたというマダムのお二人で切り盛りしています。こちらのマダム、ソムリエとしての料理やワインのアドバイスも非常に聡明です。とても綺麗な方ですし、シェフに嫉妬してしまうくらい、サービスは言う事ありません。笑まずベルギーと言えばベルギービールですが、定番のトラピストビールを始め、数種類あります。聖杯のグラスですね。今回は銘柄は失念してしまいましたが、やはりベルギービールはワイン並の味わい深さ、その余地があると思います。ワインもマダムのセンスが素晴らしく、ブルゴーニュを始め、CPが高いお値打ちワインが多く、かなりつぼを押さえています。肝心の料理ですが、ランチは2000～7000円のコースが数種、ディナーは5000、7000、10000円です。今回は10000円。印象に残ったのをいくつか。アミューズの後の前菜では、シコン（アンディーブ）のグラタンや、ワッフルなど、やはりベルギーっぽいのですが、ワッフル自体も「インカのめざめ」で作られていて甘くないですし、他、アボガドのソースにオレンジを加えて仕上げたりしているところがかなりハイセンスでした。これだけ聞いても様々な味わいが予想されると思います。ただフォアグラが生臭かったのが今回頂いた料理の中で唯一致命的でした。魚料理は舌平目のムニエル（たしか）で、一転してオーソドックスでシンプルですが、素材の味の引き出し方がとてもよく、かなりしっかりした味わいに仕上がってます。モンサンミッシェル産のムール貝がちょこちょこっとお皿の周りに添えられていて、これがまた小ぶりながらも、非常に濃厚です。そしてこちらの真骨頂であるのがメインのジビエです。今回はエゾジカとイノシシでした。イノシシは店名のマルカッサン（うり坊）ではなく、大人のサングリエでした。エゾジカのロースは味が淡白な分、普通果実味のあるソースや濃厚なソースで供されることが多いものの、これまた詳しくは飛んでしまいましたが、かなり繊細で淡白なソースであったように思います。その分、イノシシのバラ肉に非常にもったりとコクが合って、見事なマッチングです。しかしこれもイノシシの特徴である脂はそこまでうるさくなく、なんというか、この二匹の味の振れ幅が凄いのです。ジビエ料理の完成度は、今まで僕が食べた中のどんなグランメゾンよりも素晴らしかったです。フロマージュもデザートの前に出していただきましたが、どれも素晴らしい食べごろのように感じました。マダムの胸元を良く見ると、チーズソムリエのバッジも。なるほど。デザートは出ました、ベルギーチョコアイス。あっという間に溶けます。以上♪料理ももちろん良いのですが、その他のオプション的な要素がこぞって最高で、立地や10000円というCPを考えて、総合的な評価も自然とアップしています。久しぶりに心から満足できたお店です。金沢という街は小規模ながら、あらゆるジャンルで美食が堪能出来る街ですね。ベルギーもレストラン密度がヨーロッパ一とも言われてる美食の国ですし、どこか似てますね。
2010/02/21 更新
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女子会
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一人で入りやすい
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日本酒あり
焼酎あり
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地元の方はもちろん、観光客の方でも、
寿司屋巡りもいいのですが、少し食傷気味なとき・・・。
たまには気分を変えて洋食系が食べたくなったら、こちらをお勧めします。
いやむしろ、紛れもない名店なので積極的に伺うべきでしょう。
住宅街の中にポツンとあり、わずか４組程度しか入れないほどの、いわゆるプティメゾンです。
洗練された空間ですが、華奢なイメージのかわいい店内です。
お店の前には「フレンチ＆ベルギー料理」と書いてあります。
シェフはフランスやベルギーで修行後、日本のベルギー大使館でシェフとしての経験もあるようです。
このため、上記のような看板を抱えているのですが、
全体的な印象としては、
主にベルギー料理でよく使われるような素材に、
ソースや調理法などにはフレンチの手法を取り入れつつも、
どこか伝統的なベルギー料理本来の素朴感、シンプル感が根っこにはあるような・・・そんな感じです。
「洗練されたピカルディー料理」というイメージでもいいかもしれません。
そんな料理を生み出すシェフと、
お店の開店に合わせてソムリエの資格を取られたというマダムのお二人で切り盛りしています。
こちらのマダム、ソムリエとしての料理やワインのアドバイスも非常に聡明です。
とても綺麗な方ですし、シェフに嫉妬してしまうくらい、サービスは言う事ありません。笑
まずベルギーと言えばベルギービールですが、定番のトラピストビールを始め、数種類あります。
聖杯のグラスですね。
今回は銘柄は失念してしまいましたが、
やはりベルギービールはワイン並の味わい深さ、その余地があると思います。
ワインもマダムのセンスが素晴らしく、ブルゴーニュを始め、CPが高いお値打ちワインが多く、
かなりつぼを押さえています。
肝心の料理ですが、ランチは2000～7000円のコースが数種、ディナーは5000、7000、10000円です。
今回は10000円。
印象に残ったのをいくつか。
アミューズの後の前菜では、
シコン（アンディーブ）のグラタンや、ワッフルなど、やはりベルギーっぽいのですが、
ワッフル自体も「インカのめざめ」で作られていて甘くないですし、
他、アボガドのソースにオレンジを加えて仕上げたりしているところがかなりハイセンスでした。
これだけ聞いても様々な味わいが予想されると思います。
ただフォアグラが生臭かったのが今回頂いた料理の中で唯一致命的でした。
魚料理は舌平目のムニエル（たしか）で、一転してオーソドックスでシンプルですが、
素材の味の引き出し方がとてもよく、かなりしっかりした味わいに仕上がってます。
モンサンミッシェル産のムール貝がちょこちょこっとお皿の周りに添えられていて、
これがまた小ぶりながらも、非常に濃厚です。
そしてこちらの真骨頂であるのがメインのジビエです。
今回はエゾジカとイノシシでした。
イノシシは店名のマルカッサン（うり坊）ではなく、大人のサングリエでした。
エゾジカのロースは味が淡白な分、
普通果実味のあるソースや濃厚なソースで供されることが多いものの、
これまた詳しくは飛んでしまいましたが、かなり繊細で淡白なソースであったように思います。
その分、イノシシのバラ肉に非常にもったりとコクが合って、見事なマッチングです。
しかしこれもイノシシの特徴である脂はそこまでうるさくなく、
なんというか、この二匹の味の振れ幅が凄いのです。
ジビエ料理の完成度は、今まで僕が食べた中のどんなグランメゾンよりも素晴らしかったです。
フロマージュもデザートの前に出していただきましたが、どれも素晴らしい食べごろのように感じました。
マダムの胸元を良く見ると、チーズソムリエのバッジも。なるほど。
デザートは出ました、ベルギーチョコアイス。
あっという間に溶けます。以上♪
料理ももちろん良いのですが、
その他のオプション的な要素がこぞって最高で、
立地や10000円というCPを考えて、総合的な評価も自然とアップしています。
久しぶりに心から満足できたお店です。
金沢という街は小規模ながら、あらゆるジャンルで美食が堪能出来る街ですね。
ベルギーもレストラン密度がヨーロッパ一とも言われてる美食の国ですし、どこか似てますね。