一級うん築士さんが投稿した粥茶屋 写楽(神奈川/湘南深沢)の口コミ詳細

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一級うん築士 (男性) 認証済

この口コミは、一級うん築士さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

粥茶屋 写楽湘南深沢/ダイニングバー、居酒屋、割烹・小料理

3

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999
3回目

2017/07訪問

  • dinner:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999

鎌倉の奇跡 再訪

この日は運が良かった。実は7月8日(土)の訪問。しかし翌日9日はこの近所の八雲神社の祇園祭。全国に膨大な数のある八坂、八雲神社は。じつは祇園信仰。従ってこの時期には各地で「祇園祭」が行われる。祇園祭には山鉾がつきもの。道路事情が難しくなる。

そういう7月初旬の旬を食べに写楽を訪問。マゴチ、アジ、ハモなど。とくに活〆のマゴチ刺身。上品でいながら甘味がある。後味もよく夏に食べて爽やかな味である。スダチ絞りと塩、さらに山葵醤油の両方で味わう。

アジのなめろう。とにかく丁寧な調理。新鮮なアジを細かくたたいて、薬味と薄味味噌。
まったくくどくなくて爽やかな逸品に仕上がった。日本酒の肴にはぴったりとはまる。ハモもしっかりとした身質でふくよか。

写楽の料理は量が多いので。とにかくお通しは1人分は2人分の量。他の一品もシェアしないと食べきれない。例のメニュー(毎日手書き)には高価な料理も多いがシェアすると割り切れば結構リーズナブル。食材の質は確かで調理も実に丁寧だから。

●お通し
さつまいも、かぼちゃ、おくら、白うり、海老、サザエ、黄ズッキーニ、ソラマメ、アピオス、ほおずき、レンコン、オレンジトマト
●マゴチ刺身
●アジなめろう
●ハモ天ぷら
○石鎚
○高千代
○而今

  • お通し

  • マゴチ刺身

  • アジのなめろう

  • ハモ天ぷら

2017/09/06 更新

2回目

2017/02訪問

  • dinner:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8

(再訪)鎌倉の奇跡!


湘南ではすでに伝説の存在となった写楽。主人は生きる仙人、いや超人かのようにふるまう。あたかも五欲を振り切ったように。その悟りはいったいなぜ得たのであろうか。おそらく昔は自由にきままに生きていたのであろうが。

私には到底できないに決まっているその生き方。毎日メニューを書き続け、一品たりとも手を抜かないその姿勢。酔狂人なのか、粋人なのか、また奇人、偏人なのか。しかし1つ言えることはとにかく「女にもてる」のだ!

この日は茅ケ崎の日本酒愛好家の皆さんと。初めてのお任せコースで。内容は信じられないような質の高さ。それぞれ身質の素晴らしい魚介が続々登場。これでは日本酒が止まらない。飲んだ、飲んだ。而今以下はそれぞれ純米大吟醸。酔ってしまい詳細を書き忘れた。

今宵も御馳走さま。タクシー会社がすぐ近くにあって助かる。

○飲んだお酒
鳥海山純米大吟醸、天宝一純米大吟醸、高千代純米大吟醸、而今、写楽、萩の露、
南、昇竜蓬莱燗酒、雁木

●お通し
海老、サザエ、ホタテ、インゲン、プチトマト、キンカン、ポテトサラダ、サツマイモ、リンゴ、ムカゴ
●北寄貝、ウニ
●刺身盛合わせ
松川カレイ、マグロ、真鯛、ヒラメ、いしなぎ、活きタコ
●堀川(鶏皮)牛蒡煮付け
●シマアジ焼き

  • お通しとビール

  • 北寄貝、ウニ

  • 刺身盛合わせ

  • 堀川(鶏皮)牛蒡煮付け

  • シマアジ塩焼

  • 飲んだ日本酒

2017/04/11 更新

1回目

2016/11訪問

  • dinner:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク4.8
    使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999

鎌倉の奇跡!ただただ凄みを感じる、しかし実にミステリアスな店(再訪)

強烈なデフォルメで衝撃を与え忽然と消えた謎の絵師。それが東洲斎写楽。残念ながら写楽は月(満月)の絵は残していない。満月で有名なのが歌川広重の「月に雁」。冴え冴えと輝く満月、静かに流れる蒼い雲、そして三羽の落雁。

澄み渡った秋の空遠く、物悲しげな雁の声が聞こえてくるかのようだ。強い抒情性を感じる、わが国切手界に燦然と輝く名作でもある。鎌倉郊外の静かな月夜を眺めると。あたかも雁が舞い降りてくるような。さあ、広重かあ写楽だ。

スーパームーン前日だが、夜空に煌々と輝くその姿に圧倒される。鎌倉も梶原あたりは空気も、夜空も澄んでいて。満月もことさらオーラを放っている。現代の写楽氏も相変わらずデフォルメをもじったような洒脱な生き方。若いパートナーを得て幸せに満ちている。

○天吹 あまぶき
○而今
○鍋島ハーヴェストムーン
○汐と風
○雁木ひやおろし

●お通し
エビ、サザエ、枝豆、ポテトサラダ、かぼちゃ、 メロンなどなど
●プリ刺身
右手三重
左大間
●明石タコぶつ切り
●ホタテ刺身
●牡蠣天ぷら

*今回の写真は最初の8枚

2016.8.7
近頃、再び写楽を気どる、いや名乗るブロガーたちが増えてきた。私にはそのように思える。いったい写楽の魅力とは。洒脱、滑稽、いや粋のきわみ。その描く世界は心理を凝縮し、浮世にすり替える。その上で誰からも愛される。

これこそ江戸のシャレの世界なのか。謎に満ちたたった10ヶ月の存在が。まさに江戸を代表する文化の象徴の1つとも言える。ガラパゴスなんて妙な批評するご仁は。この写楽の世界をどのように説明できるのか。

鎌倉の写楽の主人。謎めいてはいる。しかし生来の洒落者。それを直接表情には現わさず。なにか背負っている物の重みをさり気なく。それが巧みな会話で女性の心をとらえる。まさに名優の極み。

さて、これくらいにしよう。主人は稀代の役者だが。料理に対する熱意は大変なもの。これがまた飲兵衛の心を虜にする。決してお手頃ではないが。いつもしびれる内容で満足、満足。喝采を浴びる。

ただ、美女を携えて訪問すると(一般的なケースだが)。いつもよりさり気なく会話に加わる機会が増えるのはどうしたことか。女を惚れさせ、泣かせ、安心させる。悪い男だ。絶対に私のほうが男前と思えるのだが…

*今回の写真は最初の6枚

2016.4.11
浮世絵には数多くの桜が登場する。しかしなんと言っても歌川広重が圧倒的に多い。続いて葛飾北斎、鳥居清長か。わが写楽はデビュー作の「義経千本桜」が関連あるが。しかし役者絵にとどめている。

桜は、江戸の人々にもとても愛されていた。花見は江戸庶民の代表的な娯楽の一つであったのだ。和歌や俳諧〈はいかい〉の題としても好まれ。桜模様は身の回りの品の意匠としてもよく用いられた。

桜は浮世絵にもっとも多く登場する花とも言える。美人と桜、名所の中の桜、芝居の中の桜として桜の花は、様々な場面に描かれている。しかし、ソメイヨシノが登場したのは江戸後期から末期。八重桜が主だったそうだ。

鎌倉の段葛の桜はまだあどけない。あと10年は要するだろう。鎌倉では鎌倉山、源氏山などがオススメか。その源氏山の入口に近い梶原にこの店がある。通い始めてから何度目の春になるだろう。

今回は昨年末以来の訪問となった。相変わらず洒脱な主人との、しばしの会話を楽しむ。お通しの迫力には慣れた。しかし、今回の北寄貝もすさまじい。ハタの兜も巨大。いったいどれだけの魚介を用意しているのか。

現代の写楽は相変わらず謎が多い。

●お通し
海老、サザエ、レンコン、プチトマト、スナップ、竹の子、ほうれん草、ほおずき、大豆、ポテトサラダ、人参などなど
●北寄貝刺身
巨大な貝の迫力に驚く。しかし、プリプリしかつみずみずしく大変美味。
●ハタのカブト酒蒸し
大変贅沢な高級魚ハタのカブト。その酒蒸しは料亭ならどれほどの値段だろう。
●竹のこ焼き
シャキシャキっとした食感と風味を楽しむ。春にはかならず食べたい逸品だ。
○ハーフ&ハーフ
○高千代 純米大吟醸生原酒
○鳥海山 純米大吟醸

*今回の写真は最初の6枚

2016.1.24
軽快なジャズの調べ。誰が歌っているのだろう。その、永遠に刻まれた名曲の数々は。1年が終わろうとしている、私の心に響くばかり。そして思う。嫌な事は早く忘れよう。嬉しい事は何時までも大切にしよう。

今回は金目鯛姿煮が圧巻。食べても、食べても食べきれない。しかし、食べてしまった。これが写楽での醍醐味だろう。ぶり刺身にしても半端でない大きさ。
本当にこの店の魚料理の数々は心をとらえる魅力に満ちている。

鎌倉の奇跡は What a wonderful world!

Fly me to the moon
私を月に連れてって、星たちに囲まれて遊んでみたいの
私の心を歌でいっぱいにして、ずっとずっと歌わせて

*シナトラ・バージョンの録音テープは、アポロ10号・11号にも積み込まれ、人類が月に持ち込んだ最初の曲になった。

Smile
心が痛む時でも微笑んで、傷ついた時でさえも微笑んで
曇り空の時も君ならきっと切り抜けられるよ

*チャップリンの名作「モダンタイムズ」の主題歌。

What a wonderful world
木々は緑色に、赤いバラはまた、わたしやあなたのために花を咲かせ
そして、わたしの心に沁みてゆく。何と素晴らしい世界でしょう。

*ルイ・アームストロングの名曲。1987年の映画『グッドモーニング, ベトナム』で戦時中のベトナムの牧歌的田園風景を映す印象的なシーンで登場。

●お通し
スナップ豆、ポテトサラダ、サツマイモ、氷頭なます、ベーコン、菜の花お浸し、ズッキーニ
今回は金目鯛があるので通常の半分で
●ぶり刺身
富山湾、岐阜の香りネギ添え
この大きなブリ刺を1人で食べつくす贅沢さ
●キングサーモンとイクラ
これが実に美味しい。これからは外せない
●金目鯛姿煮
30センチの巨大な金目鯛、レンコン、エリンギ
ああ、なんという幸せだ。ソフトで旨みたっぷりの姿煮をゆっくりと食べる
至福のひと時

○奈良萬
○けんちの
 長野県 酒千蔵野酒造の純米酒
○燗酒

*今回の写真は最初の5枚

2011年以前の文章は日記に移転(2016.1.3)
http://tabelog.com/rvwr/00010815/diarydtl/135870/

2015.11.2
粋と野暮は紙一重。酔狂と風流は心持次第。という。この写楽の主人は黙々と仕事をしている。しかし、客の精神状態を冷静に分析しているのではないか。私はこの主人こそ若い頃に大いに遊びまわったのではないか。と考えている。

悟りにはまだまだとは思うが。(失礼!)粋も野暮も、そして酔狂も風流も。すべて楽しめる境地にはたどり着いたのだろう。私など、野暮と言われれば悔しい。酔狂と言われれば風流と言い返したい。まだまだ、の発展途上。

今回はなんとミンク鯨!冷凍していないのでみずみずしくて旨みに満ちている。
また目一鯛も脂が乗ってことのほか美味。お酒も下記の通りたくさん飲んだ。主人と若い客とおしゃべりに夢中になり。大いに楽しんで店を出た。

これを粋というのか。酔狂と言うのか。

●お通し
海老、さざえ、レンコン、枝豆、スナップ、柿、コーン、マスカット、栗、ポテトサラダ、ズッキーニ、小豆、もずく、
●ミンク鯨刺身
検査捕鯨冷凍しない
●目一鯛造り
 海ぶどう
○満寿泉 純米吟醸生原酒
○雪中梅 純米
○能古見(佐賀)純米吟醸
○白老(愛知) 純米大吟醸

*今回の写真は最初の6枚

2015.8.28
今回は七夕(7月7日)の訪問。残念ながら東洲斎写楽は七夕の作品は残していない。しかし五節句のうち七夕は江戸時代の重要な年中行事。庶民は毎年楽しみにしていた。もともと中国から伝わったのが日本人が独自に発展させたのだ。

有名な歌川広重の名所江戸百景に「市中繁栄七夕祭」があり江戸の街の繁栄と平和を祈る構成となっている。三代豊国、歌川国芳など他にも七夕の作品を残している。西瓜、そろばん、大福帳、鯛など色とりどりの七夕飾りも見られる。

日本では七夕の夜に会えるということだけ。しかし本家の中国では七夕の夜にカササギが二人のために羽根を連ねて橋を作るという伝えがある。またギリシャ神話にも竪琴の名手オルフェウスと美しいエウリディケの悲話により七夕伝説がある。

写楽には1年に1回よりももっと頻繁に訪問している。それでも最近は、平日でも客の入りが良くなかなか主人と会話が出来ない。狙いは深夜遅くなのだろうが藤沢行きのバス最終が22時58分なので… しかし、中には京都あたりから泊まりがけで訪問するファンもいるのだから。

今回は下記の品々。相変わらず食材は素晴らしい。もちろん調理も丁寧で包丁使いも素晴らしい。これで鍋島、たかちよがいっそう美味となった。

●お通し
さざえ、海老、レンコン、カボチャ、枝豆、トウモロコシ、ポテト、ニンジン、フルーツトマト、ブドウ、松浦漬け、満願寺、ポテトサラダ、黄色いさくらんぼ、黄色い瓜
●ブリ刺身
山葵醤油、すだち塩!
●メバル煮込み

○鍋島サマームーン
○たかちよ無調整生酒
○田中六五

*今回の写真は最初の6枚

2015.6.8
相変わらず凄みのあるお通し。もし量が多いと思うならば。必ず添えてあるイチゴなど甘味ものは最後まで置いておく。そしてデザートとして食べると良いだろう。主人はシャイながら結構気を使っているのだ。(特に女性には!)私は人気が出る前から通っているが、最近は女性客がかなり増えた。だから主人は機嫌が良い。

メニューを見ると結構高価な魚料理を見かける。ただそれなりに、いや値段以上に価値のある品々ばかり。したがってたとえばグループでシェアするのがオススメ。この破天荒なメニューは毎日手書きをしている。もちろん売り切れはない。これも素晴らしい。かって(嫌味ではないが)まだ食べログ未登録のころ。どんな魚を注文しても売り切れはなかった。

●お通し
空豆、イチゴ、サツマイモ、サザエ、海老、ポテトサラダ、カリフラワー、きんかん、菜の花和え、ポテト、スナップ豆、キャロット、ブドウ、
●インドマグロ中トロ
●ホタルイカ沖漬け
●たらのの天ぷら

○而今
 あまりにも有名なので省略
○秋田県] 天寿 純米酒 自耕自醸 無ろ過生原酒 1800m
『酒造りは米作りから』の考えの下、秋田の米で醸した純米酒。
生原酒ながら秋田の酒らしい綺麗さをもちアルコール度数19度ながら
やわらかく抜ける香味とのど越しのよさ
○美冨久酒造
三連星 番外編 純米吟醸 協会10号 無濾過生原酒
美冨久酒造が19BYから立ち上げた新しいブランド『三連星』。
通常の美冨久ブランドとは違ったアプローチによって、若い蔵人が中心となって造る、限定流通。

2015.3.29
寛政6年(1794)5月、江戸三座の役者を個性豊かに描いた大判雲母摺りの豪華な作品28図。それらを一度に出版するという華やかなデビューを果たした東洲斎写楽は、翌年正月忽然と姿を消した。この事は前にも書いたが。今回も心配になり正月5日に訪問。現在は美女が横にいるのでさすがに姿は消さないだろうが。

今回は、お通しはお節の具が中心。それにしてもこれだけ種類が多いと我が家でお節を作る必要がないくらい。これだけ食べても、正月なので天然ブリ刺身、真鯛酒蒸しと舞茸の天ぷらを。どれも極上の旨さ!また珍しい名前の酒があった。守破離京都純米吟醸、超超久純米吟醸。内容は下記の通り。

●お通し
蟹、サザエ、数の子、黒豆、おたふく豆、椎茸、金柑、えんどう豆、レンコン、苺、蕪、蒲鉾、ポテトサラダ、サツマイモ
●天然ブリ刺身
●広島天然真鯛酒蒸し
●舞茸天ぷら

以下は銘酒
●まつもと
●守破離京都純米吟醸
珍しい名前の酒があった。伏見の澤屋まつもとの新商品。守破離とは
・「守」=澤屋まつもとの伝統を守ること。
・「破」=守を破り、他で学んだことを実践すること。
・「離」=守と破を大切に、そこから離れて新境地を造る事。
もともとは茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方や、その道を極める精神を表した言葉。
主人が醸し人九平次の蔵で修業しただけに似たような気品のある爽やかな味わい。
●写楽純米吟醸
●超超久純米吟醸
キリッとしたキレのある備前雄町特有の旨味を活かした純米吟醸酒。希少な酒米の岡山県産の備前雄町を使用して醸した、芯のある酒でありながら旨味も兼ねそろえた酒質の純米吟醸生原酒。

*今回の写真は最初の7枚

2015.1.24
この日は満月(12月)。もちろん満月ワインバーからのハシゴの最後は写楽。あいにく東洲斎写楽には満月の作品はない。しかし、浮世絵には満月を描いた超大作がある。歌川広重の名作中の名作「月に雁」である。大きな満月の右側を大胆にも切り落としている。それを背景に三羽の雁が水辺に向かって舞いおりていく。実に静かで優雅な秋の情景。一句添えられている。「こんな夜が またもあろうか 月に雁」

実は切手の代表作はこの「月に雁」と「見返り美人」。私は父親の形見でシートを保有しているが5万円は下らないとされている。心配なのがこの程度では某国の収集家にすべて買われてしまうこと。日本の切手はまだ安いのだ。赤珊瑚を強奪する国だから。話がそれたが、たまたま写楽で満月のラベルの酒を飲んだ。珍しい酒で、これが当たれば幸運と言われている。新しい年は幸先良く始まるかもしれない。

○お通し
柿のアマルニャック漬け、海老、むかご、菜の花、アイスブランド、レンコン、サザエ酒蒸し、車海老酒蒸し、山芋などなど、
○ほっけ刺身
○穴子の唐揚げ

○嘉美心 純米吟醸 無濾過生酒 冬の月 満月バージョン
岡山の嘉美心酒造の季節限定酒
通常は冬の夜空に輝く三日月のラベルだが、蔵元の遊びで120本に1本の割合で満月バージョンが混じっている。

他に
○青煌純米吟醸(山梨)
○たかちよ純米吟醸(南魚沼)

*今回の写真は最初の6枚

2014.12.29
今年もあと何度写楽を訪問出来るだろう。鎌倉の奇跡!写楽には10月末時点で5回訪問した。1月、4月、7月、9月、10月と。出来れば11月、12月も。また来年も出来れば元旦にも。

何度訪問しても、豪華絢爛なお通し、毎日手書きのメニューに並ぶ高級魚の数々。奇跡としか言いようがない。やはり、鎌倉では写楽、田楽を抜きに語れない。最近は、おおはまや一平などニューフェイスも登場しているが。

写楽、田楽は内容が充実し、良い意味で個性的なのだ。一生通い続けるだろう。築地の魚竹、茅ケ崎(辻堂)の竹はるとともに。

○お通し
海老、蓮根、牡蠣、サツマイモ、サザエ、ブドウ、オクラ、ポテトサラダ、
茸、カリフラワー、メロンなど書ききれない。
まさに日本一のお通しだ。道楽や酔狂を通り越して超越の美学を感じる。

○赤羽太(アカハタ)小笠原産
ヒレを刺す、それで刺身、何の魚かわかるように。写真のように主人は
真ん中にヒレを指している。ハタは身が締まっているが、食べると
じわっと甘みが出てなかなかの美味。これが出回ると晩秋を感じる。
湯引きしたわたを添えて。

○白粥
久しぶりに粥を頂いた。主人の拘りと言っても、すべてが拘りなので。

○日本酒は
飛露喜の特別純米、奈良萬の純米、南魚沼のたかちよ

*今回の写真は最初の8枚

2014.11.23
江戸時代の狂歌。世の中は酒と女が敵(かたき)なり どうか敵にめぐりあいたい。粋と言うか壮絶と言うか。まあペートスだろう。何時の世も酒と女は格別の憧れだったのか。ところで江戸期は酒の肴は初物がベスト。その代表は鰹でとくに初鰹は人気の的。初鰹で一杯なんて贅沢極まりなかっただろう。

この日も主人は初物をラインナップしていた。銘柄はなんと「こんな夜に」。なんだかやや妖しげな名前だが。いや艶めかしいのか。もちろん私の想像のし過ぎで、まことに真っ当な酒だった。今宵はそんな酒2種と、相変わらずの凄みのあるお通し。それにみずみずしい秋刀魚刺身と真鯛の刺身で盛り上がった。終生塾愛のカップルも愛を誓い合って宿へと帰宅。

そう言えば、あの主人の横の謎の美人。なんだか最近いっそう色気が増し、ますます女ざかり。幸せそうだなあ…

○黒松仙醸 こんな夜に 満月 純米大吟醸
酒蔵:仙醸(長野県伊那市)」
原料米:ひとごこち、精米歩合:40%
 甘みと旨みのバランスがよく取れている。清らかで、香りも心地よく
 秋の夜長にぴったりの銘酒。

○美寿々 純米吟醸 無濾過生
原料米:美山錦 精米歩合49%
 標高750mの準高原地帯。水、空気とも清く酒造環境に最適の地で造る。
 小さな酒蔵で蔵元自らが杜氏となり、基本に忠実に妥協しない酒造を目指す。
 やわらかな飲み口、口中に広がる含み香が特長。あと味さっぱりと切れの
よい純米吟醸。

○お通し
海老、トウモロコシ、ししとう、サツマイモ、カリフラワー、しめじ、うり、ブドウなどなど。今更いう事なしの日本一のお通し。
〇島根県大黒のさんま、旬の真鯛

*今回の写真は最初の5枚


2014.8.21
夏が来ると思い出されるある出来事。9年前の夏、ギリシャのアドリア海に浮かぶコルフ島で。写楽の実に珍しい肉筆画が発見されたのだ。このような場所でとは不思議だが。実はギリシャ人外交官がパリで収集した日本の美術品に混じっていたのだ。この大発見に、日本から調査団が派遣された。

扇子に描かれた歌舞伎調の男女の2人の絵。署名は東洲斎写楽。これまで確認されている絵はすべて版画。肉筆画は1枚も無かった。絵師の筆使いの跡が残る肉筆画は写楽の正体に近づく重要な手がかり。これをきっかけにかってない規模の写楽研究が始まった。

この鎌倉の不思議な店・写楽。こちらの主人も謎が多いが、何時か私がその正体を暴いてみたい。そう思って真夏の夜に再訪した。今回も謎の美女が寄り添っている…。幸せそうだ。これが多少でも影を感じれば謎めいて良いのだが。幸福ではシャレにもならない。


○たかちよ無調整生原酒
○磯自慢純米吟醸生原酒

○お通し
海老、レンコン、ハモ、ズッキーニ、トウモロコシ、枝豆、ポテトサラダ、サザエ、トマト、ブドウなどなど
相変わらず凄みのあるお通し。これはもう道楽だろう。趣味で作るというよりも根性と世界観で描き出す快楽のお通し。

○目一鯛
酢橘、わさび
微かに赤味を帯びた身色をしている。夏になると脂がのって、しかも旨味充分なので美味。白身魚のうちにあっても最上級のもの。普通は高級料亭に買い取られてしまうが我らの写楽は道楽三昧。

○夏野菜の冷やし鉢
湯葉、トマト、オクラなどなど
清涼感に満たされる、健康的な一品。美味しい。

*今回の写真は最初の5枚

2014.5.10
鎌倉を代表する飲み屋は3軒。私のおススメは写楽、田楽、企久太。しかしそれぞれ持ち味、特徴はまったく異なる。

写楽は、これまで延々と記述してきたが主人が半ば道楽で酔狂とも言える謎の経営。日本一素晴らしいお通し、魚を初め高級な食材にこだわる。さらに日本酒は通が唸る銘柄をラインナップ。メニューは毎日手書きという拘りよう。本物の写楽は元旦に突然消えた。だから今年は心配でまず1月1日に訪問してみた。

田楽は、鎌倉でも1,2を争う老舗。あの納言とともに50年以上頑張ってきた。囲炉裏で焼く豆腐、茄子、鶏肉などの串は絶品。みぞれ酒という凍結酒も魅力的。さらに美人の若女将!私など会話をするだけで照れてしまう。ただ、熱狂的なファンに守られており一見はかなり難しい。

企久太は誰でも受け入れてくれる。(ただ予約はかなり難しい)魚の目利きと調理に長ける主人の料理はどれも美味しい。しかもCPの良さは地元のみならず東京からも通うファンも多い。この店が一番居酒屋らしい。

さて、その写楽だがまたしても満月の晩に訪問。どうも最近は満月ワインバー、田楽、写楽とハシゴをする事が多くなった。お蔭で写楽ではあまり料理を食べられない。しかもこのお通しである。ただ私にとり田楽と写楽をハシゴする事は無上の喜びなので仕方ない。

○お通し
海老、たけのこ、サツマイモ、レンコン、金柑、ポテトサラダ、長芋のムカゴなどなどバラエティに富む内容。
何度も書くがこれだけで3杯は飲める。

○関ブリ
ご存知、潮の流れの速い豊後水道で一本釣りされた関ブリ。身はしまっているが脂の乗りは格別。

○この日は鍋島に続いて「農口」を。
これは菊姫の杜氏として腕をふるった農口尚彦氏が立ち上げた農口酒造の酒。これから人気が上昇するだろう
期待の銘酒。純米大吟醸 生しぼり 無濾過生原酒は旨みたっぷりでコクもあり将来有望。


*今回の写真は最初の3枚

2014.3.9
昨年12月の訪問。元旦と順番が入れ替わってしまった。

2013年最後の写楽。師走の鎌倉はなにか静かに暮れて行く。あの元旦からの騒々しさを控えて一呼吸しているのだろうか。鎌倉は1年中賑わっているが、12月は比較的静か。紅葉も終わり、寒風も吹き出して。観光客の出足も落ち着いてきたのだ。しかしこういう時期こそ本当に鎌倉を楽しめる。

あの田楽の囲炉裏端で温まる、BANKで静かに飲む。こういう時期こそ本当に楽しめるのだ。そして写楽で〆る。写楽は年末、元旦も休まず営業するという。定休日は毎月第3火曜日のみ。私は元旦の夜にお邪魔することにした。今回は下記の品々。この時期の関アジ、ハタは絶品と言えるくらい美味。まったく文句ない、鎌倉の奇跡だ。

○お通し
赤い器に柿や梨、蟹の手、ポテトサラダ、栄螺(サザエ)、ブドウ、金柑、サツマイモ、レンコン
○関アジ
○羽太(ハタ)の酒蒸し
○豆腐の塩焼き、熱燗かけ

酒は飛露喜特別純米、而今純米吟醸、磯自慢純米吟醸

*今回の写真は最初の5枚

2014.1.14

元旦の写楽

東洲斎写楽は1794年(寛政6年)江戸芝居小屋に取材した役者大首絵28図で鮮烈なデビューを果たす。しかし翌年の正月に忽然と姿を消す。

写楽は翌年の寛政7年3月にかけての約10か月の期間内に約145点余の錦絵作品を出版。しかしその後、突然浮世絵の世界から姿を消した謎の浮世絵師。ということは写楽として1度は師走、正月を経験しているはず。

実はその正体は阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者、斎藤十郎兵衛とも言われている。蜂須賀藩の江戸屋敷は八丁堀にあり、また写楽の作品をすべて出版した蔦屋重三郎の店も八丁堀にあった。加えて画題の芝居小屋もあったという。推測だが写楽は八丁堀で慌ただしく師走を送り、新年を迎えたのだろう。

八丁堀にはかの中村主水(必殺シリーズ)が住んでいた。謎めいて2つの顔を持つ2人の男。なぜか八丁堀には謎が多い。この鎌倉の写楽の主人もなにか謎を感じる部分がある。いったい正体は何者なのか。一見洒脱な、しかし真面目そうにも見えるオヤジ。しかし、私には誤魔化せない。なにか裏の姿をもっているはずだ。

最近、突然美女がスタッフに加わった。なぜだ!謎だ。2014年は彼の本当の姿を暴いてみたい。

さて、我らの鎌倉の写楽。そう簡単に正月に消えては困る。それで予め1月1日の予約を入れておいた。特に正月だからと言って凄い料理をお願いした訳ではないが。清新な気持ちで訪問したくなった。しかし今回も実に食べ応えのあるお通しと料理。そして遂に雑炊を頂いた。これが凄い逸品!

○前菜
蟹の手、サザエ、牡蠣なます(器)、クワイと餡、金柑甘露煮、ポテトサラダ、
からし菜、レンコンなどなど。またしても楽しくなる、うきうきするような逸品。

○本マグロ辛味大根和え
これは凄い!本物の中トロの脂身が辛み大根の程よい辛さと合いよりリッチな旨みを醸し出す。ただ単に山葵と醤油で食べるよりも深い。自宅でも作ってみたがなかなか同じようにはいかない。

○いわし鯨の生姜焼き
意外にサラっとして生姜の味が染みて。やや焼きすぎの感もあるが。私は肉はレアが好みなので。いわし鯨は脂肪分が赤肉に多くさしている為、鯨の味がしっかりとしている。 

○海鮮雑炊(1900円だが2名分)
海鮮と言ってもアワビとヒモ など。とにかく贅沢な内容だ。粥茶屋とはいえこれまで粥や雑炊は食べた事がなかった。メニューの裏側にはたくさんの粥や雑炊の名前が書かれている。

○高千代酒造 豊醇無儘たかちよ 無調整生原酒
魚沼の酒蔵でも規模の小さい、高千代酒造と新潟県内の若手酒販店8人との共同企画からスタートした豊醇無儘たかちよ。これが実にコクと旨みがあって美味。米の旨味を十二分に感じる。さっそくネットで購入した。

*今回の写真は最初の4枚

2013.12.24
今宵も満月。輝くその光に守られながら写楽へと急ぐ。写楽は月を描いていないが。幕末から明治にかけて活躍した月岡芳年。晩年に100枚の月を描いた。どれも奇想天外な構図。いや自由な表現力というべきか。およそ浮世絵はガラパゴスになりかけた。しかしそれ故に独創的な発想力で後にフランス印象派の画家を虜にする。

ガラパゴスは悪い意味に使用される。しかし浮世絵以外に歌舞伎、焼き物、寿司などなど日本国内で育った文化はいまや世界を席巻する。これから日本酒などさらに世界に輸出されるだろう。日本酒は今がその歴史で最高水準の品質と味わいとなっている。さあ今晩も写楽で日本酒を楽しもう。

9時50分なのに10時を告げる時計。ここの時計は迷宮に迷い込んだように。時とは過去から現在に、現在から未来へ流れるのではない。ここではあたかも未来から現在に戻ることもあり得るようだ。そんな不思議な空間だ。1964年の東京オリンピック。私は子供のころ陸上最終日を国立に見にいった覚えがある。そうしたら写楽の主人もその場にいたという。いったいどんな学生だったのだろう。きっと…

お通しはこれまた豪勢そのもの。赤い器の中は柿、ラフランスなどのサラダ仕立)。他に栗、カボチャ、ブドウ、蟹、サザエの中身、いも、ポテトサラダ、山芋の実、柿の生ハム巻など。これでお腹が満腹状態に。

主人が新作メニューを。たちかまという。スケトウダラの白子を原料にした珍味・かまぼこ。白子の水気が飛んでなにか湯葉のような食感。おつな味だ。日本酒が進む。天青純米吟醸生酒、鍋島ハーベストムーン、飛露喜特別純米を堪能した。最後にこの秋まだ食べていない煎り銀杏を。

*今回の写真は最初の5枚

2013.11.10
中秋の名月。

振り返れば、絶えず美しい月が、その月光が追いかけてくる。

こちらは20時オープンなので時間調整がてら鎌倉駅から歩く。約45分だろうか。しかし不思議なのは、やはり満月のパワーなのか。まったく疲れない。山の尾根を下る秋の夜風が実に心地よい。八雲神社から右折し、無数のヘッドライトを避けながらさらに進む。

梶原に差し掛かるとさらに右折。先方に見えてきた。あの不思議な館が。時計は好き勝手に時を刻む。まるで時間とは人間とともに過ごすものではない。そんな小さな概念ではないと言わんとしている。亭主は、その時計を、いや時間を空気のようにまるで気にしない。私の気分は今宵のご馳走ばかり。彼の気分は満月を超えて銀河系の先にでも彷徨しているのか。いや今宵の美女だろう。

○羽根屋純米吟醸
○鍋島純米吟醸

○相変わらず充実した前菜
蟹、芋、さつまいも、巨峰、キノコ和え物、スモークサーモンのマリネなどなど。
○ブリ刺身
これが実にプリプリで美味。やはり秋とともにブリの季節。こんな極上の刺身を
リーズナブルに食べさせてくれる。有難い。

*今回の写真は最初の4枚

2013.10.2
もうあの苦しい夏から秋へ。ようやく移行してくれた。もう少し早く、なんて。そんな切実な願いなど受け入れてもらえない。今年の夏は。この日は雨混じりでなんとか救われる。JR鎌倉駅からタクシーを飛ばしてワンメーターを少しオーバー。この鎌倉でもタクシーを使ってでも訪れたい店はわずか。こちら以外に和さび、米倉くらいか。

久しぶりの写楽。最近は日曜日でも盛況。いやみなさん満席の土曜日を外して来店するのだろう。グループで、カップルでと。数年前までは独り客も多かったが最近はすっかり変わってしまった。変わらないのは主人の軽妙、洒脱な世界。それに盛りだくさんのお通し。初めて訪問した客はその内容の豪華さに度肝を抜かれる。

最近、若い女性客がやたらに多い。主人は実に優しい心で触れている。江戸期の写楽も女好きな男だったのだろうか(焼いている)

○お通し
三方原のじゃがいも、グリーン、レッドオニオン、カニ、スナップマメ、枝豆、卵、トウモロコシ、山梨ぶと、くまもと蓮根
実に多彩な品々がこれでもかと目、舌、六感を楽しませる。ケレンミのない粋な逸品。
○エンガワ
このただものではないエンガワ。品の良い脂がこってりと乗った、しかも新鮮で
みずみずしい。これまでで最高のエンガワだった。
○ひらまさ刺身
これも旬の輝きに満ちた極上の刺身。


*今回の写真は最初の4枚

2013.7.20
もうずいぶん前のこと。この店が今ほど人気が出ていないのどかな時代。主人と私の2人きりの時が多く、まだ私もいまほど打ち解けておらず重苦しい空気が流れたものだった。ただその当時でもどの魚も素晴らしくいったい採算はどうなっているのかと不思議だった。

あまりに心配した私が主人の了解を得て食べログに投稿した次第。その後の写楽のブレークは皆さんご存知の通り。いまではギャルのグループも多く主人はこの世の春(?)を楽しんでいるかのよう。まあ、それは言いすぎとして、食材はもちろんどんな客に対するサービスもいっさい手抜きしない姿勢

この店の特徴の1つはそのお通しの凄さ。とてもお通しとは思えない充実ぶり。
この日は蟹、玉ねぎとズッキーニの酢漬け、蛸ぶつ切りかぼちゃ、インゲン和え物など覚えきれない。これでもう肴は十分なくらい。あと石鯛刺身、白海老、
桜海老と一気に進む。もちろん銘酒は欠かせない。

この日は石鎚純米吟醸、写楽純米吟醸、磯自慢純米吟醸と楽しんだ。

*今回の写真は最初の4枚

2013.1.19
今年(2012年)最後の写楽。相変わらず不思議な、いや微妙な感性に彩られた粋な空間。理解できる人間にはたまらない世界。できないとただの飲み屋。要は写楽という江戸きっての粋人とその世界が理解できるかどうか。最近は京都からわざわざ通う客もいるとか。だからこちらの魅力はもう全国的に認知されている、

鎌倉で一番好きな日本酒バー。相変わらず軽妙、洒脱な主人。質の高い魚 厳選された日本酒のラインナップ。不規則に時を告げる古時計。混沌という美意識に包まれて写楽時間は過ぎて行く。場所がやや不便だが、この梶原にあるからこそファンは通う。これが小町通りにあれば客の質が落ちてしまう。

お通しは紫芋、栗南瓜、スモークサーモンのホウレンソウ巻き、ズワイガニ、葡萄の辛し和え、蒸し雲丹。相も変わらず凝った内容。予めお願いしておいた関サバに銀杏揚げ、京人参揚げと続き日本酒が進む。十四代本丸、七田五百万石、くどき上手十年古酒。今宵も大満足で店を出た。

*今回の写真は最初の5枚

2012.10.10
満月に魅入られて。心のおもむくままに。美酒と美肴を楽しむ。亭主と洒脱な会話を楽しむ。秋の夜長も心地よく更けていく。鎌倉で日本酒と魚料理が断トツに美味しい店だから。道楽でやっているとしか思えない。何時訪れても新鮮で身質の良い魚介が用意されている。まさに奇跡なのだ。

2012年の中秋の名月はこの店でと決めていた。鎌倉で田楽と並んで最も好きな店。場所は梶原というまるで観光客は来るな、とでもいう不便なところ。それでも最近は食べログを見て遠くは京都からの客も。東京からなんて近いという。この日も満席。主人が忙しいので会話もろくろく出来ない。客は若い、食べログ世代のカップルが多い。

○酒は
恵比寿琥珀
クリスタル麦芽を配合した琥珀色の深みのある味わい。通常の麦芽をより多く使用しており熟成感を感じる。
山本
秋田の栽培醸造家山本氏の造る銘酒。優しい味わいでふくらみのある香り。ただ、フィニッシュにやや微発酵のような余韻があるので少し残念。

○お通し
相変わらず凝ったもの。柿なます、タラバ蟹、パラオのチビマグロ、ピッテロビアンコの辛し和え、ブランド栗。

○刺身はマグロの赤身、中トロ、カンパチ
そして別皿で内輪海老刺身
内輪海老は文字通り団扇の形。半透明の白色。伊勢海老に良く似た味わいで甘みと旨みがある。

*今回の写真は最初の4枚です

2012.7.3
今回は主人の調理の凄腕をまざまざと見せつけられた。もともと食材は素晴らしいのだが、調理もかなり凝っている。この店、いや主人はまったく奥の深い御仁だ。平日なので何時もの軽快な、外し気味の洒脱な会話を楽しんだ。

この日は特に鮎の火干(ひぼかし=火乾)ダシ煮。真子や白子、腸を取った後の鮎を炭でじっくり焼いて水分を飛ばして乾燥させ火干させたものをさらにダシで煮込む。もともと煮物やダシの材料になるものだから旨み十分。スープまで実に滋味で美味しい。

前菜は豪華。空豆、かに、筍、あさり、キノコ、エリンギ、イカ。刺身も赤穂牡蠣、伊東鰤、境港鯛とこれまた舌も驚く美味。脂身たっぷりの合鴨の後で、ほろよい苦味のたらの芽の天ぷらとくれば至福のひと時でした。

酒は風が吹く、磯自慢生原酒。あと天青など

*今回の写真は最初の5枚。


2012.5.25
ジャズと写楽と、粋な亭主。なんとなく無秩序と混沌。しかしすべて計算された演出。粋とは外し、だから。すべての時計までが外して時を打つ。

主人は最近かなり忙しい。食べログの効果が絶大で週末など予約必須。おかげで以前は主人との会話を楽しめた。が、今では難しい。遠くは京都からも来店があるとか。早朝4時まで営業しているので、ご近所もかなり増えたらしい。

いつもながら見事な前菜。空豆すり流し、山ウド煮、倉掛豆。筍、合鴨、蟹、金時芋。これだけで酒の肴には十分すぎる逸品。器用な料理人なのだ。

この店は魚の質が高い。それで刺身盛合わせと岩牡蠣を。鯛、長崎ひらまさ、平目エンガワ、初鰹。みずみずしい上に脂が執拗に乗って旨い!岩牡蠣も弾むような食感にクリーミー。たまらない!

酒は最初に田酒。次に珍しい「風が吹く」。福島の白井酒造店。生酒の香り、山廃の濃厚、芳醇な旨味。力強さも加わり美味しい!

*今回の写真は最初の4枚です。

2012.3
柱時計が鳴った。でも9時15分。腕時計を見たら夜の20時半。いったい何を暗示しているのだろう。主人の顔は平然と「うちは時間などと言う小さな物差しでは計れない」という顔つき。相変わらずミステリアスな男だ。

きっとこの店では未来なんて銀河系の彼方、来年なんて太陽系の先、そして明日なんて月への旅路という尺度なのだろう。時間を超えろと言っているのではないか。世に沖縄時間なんてあるが写楽時間はもっと壮大。時間を超えたら何が残るのか。それは遊び心!洒落、酔狂、いやそれこそ店主の思い描く世界ではないのか。

しかし、何時もながら肴と酒は美味しい。お通しから意表を突く。蟹、鴨、牛蒡煮、タコ、サーモン、ケールと芽キャベツ。豪勢。これで冷酒3杯可能。つぎの関サバは写真の通り凄い!大きい。ネギのお浸しもよく味が染みていて美味しい。酒は田酒、三好菊、磯自慢など。

最近ではかなり人気店になってしまったが昔のように閑散として主人と洒脱な会話を楽しんだころが懐かしい。

*最初の4枚が今回の写真です。

  • 2016.11:豪勢なお通し

  • 2016.11:プリ刺身 右手三重 左大間

  • 2016.11:ホタテ刺身

  • 2016.11:明石タコのぶつぎり

  • 2016.11:牡蠣の天ぷら

  • 2016.11:而今、汐と風、天吹、ハーヴェストムーン

  • 2016.11:壁に日本酒のメニュー

  • 2016.11:外観

  • 2016.7:刺身盛合せ

  • 2016.7:ニシン刺身

  • 2016.7:万願寺唐辛子お浸し

  • 2016.7:ビール(琥珀)とお通し

  • 2016.7:たかちよ氷点貯蔵

  • 2016.7:英君

  • 2016.4:壮大なお通し

  • 2016.4:北寄貝

  • 2016.4:ハタ兜酒むし

  • 2016.4:焼き竹の子

  • 2016.4:高千代純米大吟醸生元首

  • 2016.4:鳥海山純米大吟醸

  • 2015.12:金目鯛姿煮

  • 2015.12:天然寒ブリ

  • 2015:12キングサーモンとイクラ

  • 2015.12:お通し

  • 2015.12:飲んだ酒

  • お通し

  • ミンク鯨

  • 目一鯛

  • 雪中梅

  • 能古見

  • 白老 純米大吟醸

  • お通し

  • ブリ刺身

  • メバル煮つけ

  • 鍋島サマームーン

  • たかちよ

  • 田中六五

  • お通し

  • インドマグロ中トロ

  • ホタルイカの沖漬

  • タラの天ぷら

  • 而今

  • 自耕自醸

  • 三蓮星

  • お通し(正月バージョン)

  • 天然ブリ刺身

  • 天然真鯛酒むし

  • 舞茸天ぷら

  • まつもと

  • 写楽

  • お通し

  • ほっけ刺身

  • 穴子天

  • 冬の月 満月バージョン

  • 青煌

  • たかちよ

  • 何時も豪華なお通し

  • 赤羽太

  • これが「刺身」

  • イカの沖漬

  • 銀杏

  • たかちよ(新潟)

  • お通し

  • 秋刀魚

  • こんな夜に

  • 美寿々

  • 凄み十二分の「ザ・お通し」

  • 目一鯛の刺身

  • 夏野菜の冷やし鉢

  • たまらずビールを

  • 豪華なお通し

  • 関ブリ

  • 新星

  • 相変わらず豪華なお通し

  • なんと関アジ

  • ハタの蒸し煮

  • 豆腐の塩焼き、熱燗かけ

  • 美味しい而今

  • 豪華なお通し

  • 本マグロ中トロ辛味大根和え

  • いわし鯨の生姜焼き

  • 海鮮雑炊

  • たかちよ

  • お通し

  • お通しの赤い容器の中

  • 珍味のたちかま

  • 煎り銀杏

  • 殻を開けて

  • 豪華なお通し

  • 天然ブリの刺身

  • 豪勢なお通し

  • 見事なエンガワ

  • ヒラマサ

  • 八仙

  • 豪華なお通し

  • 桜海老

  • 石鯛

  • 白海老

  • 見事なお通し

  • 豪華関サバ

  • 銀杏の揚物

  • 京人参の揚げ物

  • くどき上手

  • お通し

  • マグロ2種とカンパチ

  • 団扇海老

  • 山本

  • 豪華なお通し

  • お通し

  • 豪華な刺身盛合せ

  • 鎌倉の写楽

  • 前菜

  • 関サバ

  • 幻の銘酒

  • お通し

  • 尾長鯛

  • 炒め物

  • アサリの天ぷら

  • お通し

  • ハタの刺身

  • カサゴの焼きもの

  • ある日のお通し(1/27)

  • 見よ、この厚みある寒ブリ(1/27)

  • 揚げ方も素晴らしいタイミングのアサリの天ぷら(1/27)

  • 風流、独特・・・表現はいろいろあっても知的に見える

  • この見事に脂の乗った紅鮭を一人で独占!(12/26)

  • 酒はいろいろあって、この日は田酒純米から(12/26)

  • 食べきれないくらいの葱トロは絶品(12/26)

  • この日のお通し(1/27)

  • 鰤大根を堪能(1/27)

  • 直近のお通し(5/9)

  • これは珍しい石槌の純米吟醸(5/9)

  • シマアジを堪能、つまり独り占め(5/9)

2016/12/30 更新

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