『ブーツがやって来た!』ヒロユキ@さんの日記

ヒロユキ@の「私の好きな店」

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ヒロユキ@ (60代前半・男性・北海道) 認証済

日記詳細

 今年の6月、ホワイトクラウドのブーツ職人さんである後藤さんに私がスポーツスターを購入したディーラ(2年前に廃業)の写真を送ったところ、私のブーツの作成は今年の9月頃になるという連絡を頂きました。
そう、後藤さんのブーツが欲しくて、相棒のスポーツスターに跨り、埼玉県越谷市の工房を訪れて2年の月日が流れたのです。
オーダーをした時、2年半待つことを告げられましたが、良いものを手に入れるための2年半楽しむ時間を与えられたと楽しみに待つ日々。でもようやく私の番が近づきつつあるのです。
 さらに月日が進むと、メールではなくブーツ職人である後藤さん本人から電話を頂くようになりました。
それは9月半ばから製作に入ることや、お互いの日常の出来事や共通する趣味であるバイクの話などですが、メールでの事務的なことではなく、じかに電話で話すといういかにも後藤さんらしい心遣い。それは出来上がって発送手続きをする間際まで行われ、とても嬉しいものでした。

「依頼主と会うことによって、ブーツを作る際にその人の顔を思い浮かべることで製品作りに心がこもる」

と話してくれた後藤さんの説明は口先だけのものではありませんでした。
やはりこの人を信頼して注文したのは間違いなかったと確信した私。
そのブーツが本日到着しました。本来ならば、工房へ出向いて受け取りたかったのですが、生憎そこまでの余裕がありません。しかも行けば話し込んで夜が更けるのも目に見えていますので自宅へ送ってもらったのです(笑)

 まず見て驚くのは造りの良さ。後藤さんは、キングオブブーツといわれるアメリカのホワイツを手本にしています。ブーツを分解して造りの素晴らしさからそれを手本にして独自の技術で作り上げたブーツなのです。
ホワイツのブーツはあくまでワークブーツですから、造りが良いとはいえドレスシューズのようなきめ細かい造りではありません。
しかし後藤さんの作るブーツは、特にコバ、ヒールの造りを見ただけで、アメリカ製のワークブーツとの造りの違いが分かります。そう、それは日本人ならではのきめの細やかな仕上げなのです。
 2年半待った甲斐がありました。これからこのブーツを履きこんで、世界に一つの私のブーツにしたいと思います。
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