『【店舗登録申請中につき仮UP】Soup@神保町』九龍さんの日記

取材馬鹿一代日記

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日記詳細

店の電話番号をお店の方に聞いたところ
「固定電話の設置がなく、携帯電話しかない」
ということで携帯の番号は個人情報につき
ネットで公表して欲しくないとの意向で電話番号非公開っつーか
電話番号なしのため、現在食べログサポートに店舗登録申請中。
(彼らは腰が重いからなあ…いつ登録されることやらヤレヤレ)
ですから、こちらで仮UPのレビューを致します。

Soup@神保町
[オープン日]
2011年10月11日
[住所]
東京都千代田区猿楽町1-5-3 リッツお茶の水第一ビル 1F
[営業時間]
11:00~17:00
[定休日]
日・祝日

黒を基調とした飾り気のないミニマムなお店は
客席の他に待合席も備えており、ゆったりスペース。
オープンキッチンではあるが仕切りに邪魔され調理工程を窺うことができず。
スタッフは若い店主と女性の二人体制。
料金食券前金制、禁煙、カウンター9席、卓上にはホワイトペッパーを配備。

取材によると・・・
・店主は修行経験はないものの、以前に東京外の地元でラーメン屋を営んでいたそう。
 ※最初は「修行経験はない」の一点張りでしたが、ラーメンを実食したら
 無修行にしてはあまりにも完成度が高く美味かったので、
 「こんなに美味くて修行してないわけないでしょう」と言及したら前述の回答を得ることに。
・店主が東京で一番好きなラーメン屋は「ほん田@東十条」。
 ラーメンにほん田の影響はないが、地元で好きだった店に若干影響されたとか。
・非無化調のスープは塩味は名古屋コーチンの地鶏+豚×煮干+節がベースの清湯。
 塩ダレは銘柄非公開で三種類の塩をブレンド。
 味噌味は塩味とスープ別仕込みでまったく異なる味。
 ちなみに同じ塩と味噌が看板メニューの「くろ喜@秋葉原」の存在は知らない模様。
・現在提供する限定メニュー「地鶏だし特製麻婆Soup」は約10食限定。
 まだ発売されたばかりで季節毎に替えていくのか不明。
・麺は蒲田にある菅野製麺所に製麺依頼しており、
 塩味と麻婆味は同じ細麺(一玉160g相当)、
 味噌味は太麺(というか塩より太めらしい)と使い分ける。
・よく見ると券売機に「焼豚」とあるが実際のチャーシューは煮豚。
 それを直接指摘したら「叉焼」表記に修正することを検討。

「地鶏だし淡麗塩Soup」650円
表面の香油がキラキラと輝く琥珀色の澄んだスープは
名古屋コーチンの凝縮した旨味とまろやかなコクに
ミネラル分を豊富に含んだ塩ダレのふくよかさと「クイッ!」と鋭利な切れ味が
より地鶏の輪郭をくっきりと太い方へ導くというファーストインパクト。
その背後には仄かに煮干や節のクリアな魚介風味を感じさせる淡麗系塩味王道の組み立て。
各素材の旨味がじわじわ沁み出てこりゃ美味だ。
菅野製麺所に特注したという断面四角のストレート細麺は
ザックリとした歯入れでプチンと切れるツルシコ的蝕感だがややダレやすい印象。
具材は肩ロースのチャーシュー・海苔・白髪ネギ・細かく刻んでスープと一体化したネギ・
水菜・穂先メンマ・黄身の味濃い半熟の味玉半分といった構成。
正統派の塩ラーメン好きが求める理想の要素をアイロンで丁寧にプレスをかけシワなく
丼の中にきれいにたたみ収めた、どの角度から攻めても
記憶形状的な折り目正しい直球の味が返ってくる素直で従順な化調を感じさせない一杯。

限定「地鶏だし特製麻婆Soup」780円
「あれ?淡麗塩Soupと同じ人がつくったの?」と思うくらい完成度の落差を感じる。
単に淡麗塩Soupと相殺せぬよう辛さを控え生姜の風味と調味料由来の旨味が引き立ち
とろみを付けた万人向けの大衆中華風麻婆豆腐をのせただけの平凡なラーメン。
(豆腐は絹ごしで味が染み込みやすいように崩したかたち)
「地鶏だし淡麗塩Soup」のラーメンがあまりにも旨かったので追加注文したら残念な結果に。

「チャーシュー飯(温玉入り)」230円
ごはんの上に甘く炊き込んだチャーシューのしぐれ煮と温泉玉子、
たっぷりの刻み海苔をのせたよくある無個性なサイドメニュー。
まあプライス的に見ても「こんなもんかな」という感じ。

総合評価★★★★
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