2回
2010/10 訪問
すばらしい食材と調理、ピエモンテは良いよね(再評価)
(10年10月昼)
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/35978/
(10年9月昼)
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/33985/
(10年8月夜)
夏バージョンも良い。
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/31586/
(10年6月夜8回目訪問)
今月も良いですよ!
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/29056/
(10年5月昼7回目訪問)
今日も満足のランチでした。
写真と詳細は興味のある方だけ、下記日記をご覧下さい。
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/28750/
(10年5月夜6回目訪問)
すばらしいディナー
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/28191/
(10年5月昼5回目訪問)
またもや完璧なランチ
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/28191/
ピエモンテは奥深い、トリュッフ入りの幻のチーズ
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/28172/
(10年5月昼4回目訪問)
5月8日付け日記に記載しました。
http://u.tabelog.com/000098958/diarydtl/27916/
昼をリピートしている理由は昼のお任せはほとんど日替わりで、夜のお任せメニューは月ごとの
更新だからなのです。
(10年5月昼再々訪)
お察しの通りこの4日間で3回目の訪問です。
私としてはこういうケースは時々あるのですが、食べログに3日続けて書いたのは初めてです。しかし今日のランチは書かずには居られないものだったので、少なくとも食に興味ある方はお読みください。
お昼のこのお値段(オトゥスペシャル4500円)でこんな貴重な食材をしかもこんな素晴らしい調理で頂けるとは、東京のレストランの奥深さ、シェフのご努力に感心しました。
今日のオトゥスペシャルのメニューは下記の通り。
小さな前菜3品・岩手産短角牛のタルタルチーズ添え・水牛のモッツアレラ入りトマトソースのバベッティーニ・トスカーナ産チンタセネーゼのロースト・デザート3品・エスプレッソというものです。
前菜・パスタについても当然とても美味しかったのですが、東京の街角のレストランで出会うはずのない素晴らしい素材に出合ってしまったのです。
それが‘幻の豚‘チンタセネーゼだったのです。
世界一高額な豚でイベリコ豚に比べさらに味に深みがあり独特の脂肪の香りがたまりません。色んな地域の色んなブランドの豚を食べましたが、これ程それ自身味わい深い豚に出合ったことはありません。豚の原種に限りなく近く、猪寄りの豚だそうです。白豚と黒豚の良いところをかけ合わせて16世紀にイタリアトスカーナ地方で作りだされた豚で、イベリコ豚とは正反対の野性的な味わいです。猟師にとって猪が一番のご馳走だと言いますが、この豚は正に世界最高峰の豚だと言えるのではないでしょうか。その美味さには科学的な根拠もあり、チンタセネーゼは白豚よりも脂身が分厚いのですが、普通の豚と違って、善玉コレステロールの含有が多いのが特徴でコラーゲンもたっぷりですし、体にも優しい脂身です。その脂身は摘むと体温で溶ける体に優しい素晴らしい脂なのです。
放し飼いでそこらのドングリや松の実を食べてストレスなく育ち、その育成に普通の豚の何倍もの時間がかかるため、中々採算が合わず、イタリアの一流シェフが先を争って買いつける為希少価値の高い豚の様です。
これをまたその豚の美味い焼き汁を使ったソースでシンプルに仕上げ、素晴らしい一皿にした宮根シェフに脱帽です。
他にもおいしいデザートも出して頂いて書くことはいくらでもありますが、皆さまにここではこんな貴重な食材をさりげなく普通の値段で提供して頂いていることをまず知って頂きたく、敢えて連続3回の更新をさせて頂きました。
昼のオストゥスペシャルはいつも変わるので必ずチンタセネーゼがあるとは限りませんので、これを目的で行かれる方は、電話でお確かめの上お出かけ下さい。でもシェフのお薦めオストゥスペシャルは毎回変わっても素晴らしいです。今回の写真は、27枚目からの5枚です。
(10年5月夜再訪)
またまたやってしまいました。恐怖の連日訪問。気に入ると居ても立っても居られなくなるこの性格何とかして欲しい。昨日に続き今日は夜の訪問。「近々夜又来るとは言われていましたが、まさか次の日に来られるとは思っていませんでした。」とお姉さんに言われてしまいました。
しかしこの再訪が大正解!!!完璧なディナーでした。文句なしの5点満点。評価修正です。これは全く以って間違いなし、しかも宮根シェフのお話を聞いて納得しました。シェフはピエモンテのバローロの現在はミシュラン一つ星の老舗名店ロカンダ・デル・ボルゴ・アンティコで5年間ひたすら一か所で修業されその味、技術を習得されたとのこと。世界中のグルメの聖地とまで言われるピエモンテのバローロでしかも一か所で5年も修行したシェフは日本広しといえども中々居ないのではないかと思います。その完璧なお料理がこのお値段で日本で味わえるとは、またまたの感激・感動の嵐です。
今日は色々味わいたいということで、6500円のコースとアラカルトでピエモンテ料理の数々を味あわせて頂きました。アラカルトのメニューのピエモンテの名物料理には☆印がありますので、すぐ判ります。5800円のオストゥコースはピエモンテ料理がコースになっているものです。夜の部の写真は代々木公園の花の後14枚目以降です。
今日はmaffinさんお薦めのビール‘メナブレア‘からスタートしました。これからの季節この爽快でコクのある飲み心地は絶妙でまず軽やかにスタートです。
小さなお摘みは昼の部で説明済みなので省略して、まずは岩手県産短角牛モモ肉のタルタル‘カルネ・クルーダ‘からスタートです。これがまず絶品でバローロのワインと相性も抜群、すばらしいハーモニーです。やりイカの詰め物も柔らかく、グリーンアスパラとの相性も良い。
でも次のパスタ二種にまた感動です。私はヨーロッパ時代ピエモンテには残念ながら行く機会がなかったので知らなかったのですが、このピエモンテのパスタの感触に感動しました。その薄いラビオリの繊細さ、中身がまた一種類はジャガイモでサマートリュッフ掛け、もう一種類は3種の肉入りです。その作り方のポイントまで聞いてしまいましたが、これはヒ・ミ・ツ。どうしても聞きたい方は後でメールして下さい。
次のパスタ2種は少し太めの‘キタッラ‘マリナーラソースとイタリア産カルナローニ米のリゾットこの2種もまた絶品です。赤カブのジャムを使ったこのリゾットがまた米の感触とマッチしておいしい。
さてその後にいよいよ真打登場です。通常のイタリアンの場合メインはシンプルな炭火焼とか、メインはこんなものだろう的な感想が一般的かと思いますが、さすが食の聖地ピエモンテ、この2品、敢えて言えばこの牛ほほ肉の赤ワイン煮これは私の生涯の食歴に残る名品と言わせて頂きたいと思います。食通を自称されている舌自慢の方々、是非この一品を試して頂いて感想をお聞かせ願いたいと思います。私の舌が果してちゃんと機能しているかどうか、この酸味と甘みとコクとホホのコラーゲンとソースと肉の絶妙のハーモニーは筆舌に尽くしがたい幸せを運んでくれます。もちろん豚のすね肉のアロスティートのソースもとても美味しかったです。
この余韻を未だに味わっている為、敢えてデザートについては省略させて頂きますが、完璧なディナーであった事を最後の言葉として締めさせて頂きます。
maffinさま、宮根シェフ本当に今日はありがとうございました。(感謝!!!)(*^_^*)
(10年5月昼)
maffinさんのレビューを見て機会があれば行こうと狙っていたOstu(オストゥ)さんに行って来ました。
狙いは桜肉だったのですが、それ以外も素晴らしいお皿の数々、とてもリッチな休日を過ごさせて頂きました。maffinさんありがとうございます。
取り敢えずお昼の4500円のシェフお薦めコースのみの評価なので4.5とさせて頂きましたが限りなく5.0に近い内容でした。今後夜もお伺いさせて頂いて改めて評価修正させて頂きます。
当日の朝天気を見て予約を入れてお昼にお伺いさせて頂きました。テーブル8つ程の20人で満席になるようなこじんまりした清潔感のある、代々木公園近くの明るいお店です。
桜肉がメインに入っていたので迷わずシェフおまかせコースをお願いしました。飲み物は料理に合わせてグラスワインでお願いしました。
まずは付き出しからその青いオリーブ、赤いピーマン、豚の緑のソース(ジェノベーゼ風)と彩あざやかでこれからのお皿に期待が膨らみます。まずは桜鱒のマリネ、これがローズコショウの香りがとても良く、新鮮な桜鱒ととてもマッチして美味しく、しかもたっぷりの量でとてもうれしい一品です。
またその次のパスタが絶品でした。羅臼産の塩うにをこのランチのお値段にもかかわらずたっぷり乗せて頂いて、冷製のカッペリーニにとてもマッチしています。またウチの奥様が気付いたのですが、カッペリーニを出す時のフォークが冷たく冷やしてあるのです。何も言わずにさりげないこういう気遣いはとてもうれしいですね。シェフの美味しい物を良い状態で食べて欲しいという細やかな気遣いが伝わって、とてもうれしく美味しく頂きました。塩うには礼文産の物を時々お取り寄せで頂くのですが、羅臼産は初めてでしたが、とても厚みもあり、塩水漬けなので雑味がなく、とても後味の良いうにで、これまたとても幸せな気分です。
(字数オーバーの為コメント欄に続く)
2010/10/18 更新
今シーズン最後の白トリュフを久々のOSTUで頂きました。
残りものには福がある、まさにこれこそが究極の美食‼️今シーズン最高の白トリュフを香り満載で、宮根シェフのカルネクルーダとタヤリンにかけて、至福の時を過ごさせていただきました。ありがとうございます。
もちろんワインは少し奮発してピエモンテのネッピオーロ、バルバレスコ1996年を開けて、素晴らしい熟成感とトリュフの香りに包まれて、ここは天国ですか・・・❣️
久々なのでシェフのアンニョロッテデルプリンやお勧めの鹿もいただきました。
締めには良いワインとチーズで締めて、エスプレッソで完璧です。