河井継之助さんが投稿した103街区(東京/東高円寺)の口コミ詳細

河井継之助の【オムの細道】

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河井継之助 (40代後半・男性・東京都) 認証済

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閉店103街区東高円寺、新高円寺、高円寺/オムライス

1

  • 昼の点数:4.1

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.1
      • |サービス 3.9
      • |雰囲気 4.1
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 3.8
1回目

2021/04 訪問

  • 昼の点数:4.1

    • [ 料理・味4.1
    • | サービス3.9
    • | 雰囲気4.1
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

【オムの細道:600】オムライスという料理が有する奥深さを、改めて堪能させていただきました。

==========【オムの細道】シリーズ==========


東高円寺。
本当は荻窪で乗り換えないといけなかったんだけれど・・・
寝過ごしたので高円寺駅で降りて歩いて向かいました。


ここ、か。
大通りに面しているけれど、目立つようで目立たない外観。
むしろ並びの「とんき」の看板が目印になるだろうか。

こちら、タンザニアの日本大使公邸の料理長を勤めていた方のお店だとか。
タンザニアといえばタンザナイト。
タンザニアでしか採掘されない希少な宝石で、ティファニーによって世界へ広められ・・・

あ、キリマンジャロもあるな。
とかなんとか思いながら、お店の前へ。
11:40訪店。

奥様かな?「お好きな席へどうぞ」と仰るのでありがたく窓際の2人掛けテーブル席に座り、
メニューを眺めます。

ふむ、、、オムライス、色々あるなぁ。
オーソドックスなケチャオムもあればマリナーラ?なオムもあるぞ!??

しかし、最初に食べるべきは、これだろう。
「特製オムライス(1000円)」をオーダーして店内を見渡します。


なかなかにオサレな内観ですな。
かといってオサレを押し付ける感じでも無く、さり気なオシャ感というか、
何故だかわからんけれども、河井の頭の中では『バクダッド・カフェ』の『コーリング・ユー』が流れ始めていました。

早い時間だからか先客は無し。
Marshallのスピーカーから流れるのは誰かのカヴァー曲。小林明子をサラッと英語で歌いこなしておられる。
なんだか、不思議な空間だな、、、ここは、どこなんだろう?掴めない・・・

そんな気持ちに陥ったところで、スープ竣工。

溶き卵入りの、とろみのついた・・・ん?

カレー?

いや、

カレー??
って思っちゃうスパイス使い。
でも角は円くて優しくて、旨味がじんわりと口中を支配します。
あぁぁ、、、落ち着く。

サラダは瑞々しいグリーンサラダ、結構ボリュームあるな。
酸味の強いドレッシングにはフルーティさと甘さが潜んでいて、うむ・・・これは、
この後、期待出来そうだ( ̄▽ ̄)


8分でオム竣工、手早いねぇ。
平ったい大きな皿に横たわる、紡錘形のオム。
ソースが皿一面を覆い尽くしております。


ではでは。


ほ?


お、


おぉぉおお
スパイシぃぃぃ・・・

うわ、複雑。
んでもって、その複雑さに意味がある。
デミグラス+トマトソースなんだけれど肉系のコクと旨味がしっかりと出ていて、
当然ながらトマトの酸味もあるんだけれど、更に漢方を思わせるようなスパイスが加わるのよ。
ピリッした辛さもあって、そして甘味が奥に控えているな。

ライスはケチャップライスというよりはチャーハンみたいな、
いや、あっさりとした焼き飯みたいな。
軽く芯が残るかの様な火の通りで、纏った油分がコクをもたらしてくれます。
具は鶏肉、味付けが確と為されていて、これもまた漢方っぽいような。
あと姿は見えなかったけれど玉ねぎっぽい旨味と風味も感じられます。


玉子はふわっとぷるるんと分厚くて、ぁああ。

オムライスである事に意味があるっ!!!
時に暴れるソースを優しく宥めつつ、ライスと合わせてくれるのよ\(//∇//)\

いやぁぁ、、お見事なり。
思わず「おぉおいしぃぃ」って声が出ちまった(^◇^;)

これはねぇ、ヤバい。

飽きない。
ソースにムラがあってね、
スパイスがつん、、なゾーンもあれば、ソースを愉しめるゾーンもあって、
それがまたね、予想が付かない味変になってくれるのよ。
つまりは嬉しい驚きをもたらしてくれる。

はぁ、、、至福\(//∇//)\

完食。


ボリュームは普通。ライスは少なめかな?
でも、いやー、これは、すごいわ。

正直ね、ライスは少なく感じたんだけれど、
玉子だけでもこれ美味しいかもしれない。
玉子とソースだけでも楽しめたもんね( ̄▽ ̄)

オムライスって町中華でもよく出会えるんだけれど、それとはまた全然違うところで中華の気配がするのよ。
これ、実は五香粉が使われているかららしいんだけれども、うむむうう。
多国籍というか、無国籍というか。
今まで色んなオムライス食べてきたけれど、これは初めて出会ったタイプだなぁ。
いやいやいや、オムライスって、奥が深いわぁぁ。

で、これはねぇ、また訪れないといけないな。
だって、まだまだ種類あるんだもの。


接客は穏やか。
水の注ぎ足しもそつ無し。
お店の雰囲気からして、デート使いもアリだと思いますよ。


さて、
ようやっと、600軒目のキリ番を迎えました。
コロナ禍で外食出来ない時期もあったし、
遠くに遠征出来ないし、
都心にも訪れにくいし。
日に日に力尽きるお店が増えていてBMを整理するのが怖いけれど、
でも、

私はリンゴの木を植える。


つづく。

2021/06/21 更新

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