駆け出しの紳士さんのマイ★ベストレストラン 2008

駆け出しの紳士のレストランガイド

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駆け出しの紳士 (40代前半・男性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

コムシコムサ (東山、三条京阪、三条 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2008/08訪問 2015/05/11

心も舌もリラックス。肩肘張らずに極上のフレンチを。

京都に来た時は絶対にこの店のディナーを食べようと思い続けて○年。
念願かなって初訪問と相成りました。
扉を開けるとシンプルな空間を間接照明が照らしており、落ち着いた雰囲気。
マダムに通され、カウンターの席に着きました。

本日のアミューズは「グジェール」。
こちらはシュー生地にチーズが入ったものです。
よくパンの表面に付けて焦げ目を出すチーズと同じような味がしました。

オードブルは「南仏野菜のテリーヌオリーブ風味のソース」。
まず驚くのが茄子とズッキーニの柔らかさ!
トロトロと口の中でとろける感じです。
さわやかなオリーブソースと若干サルサチックなトマトの味がアクセントになり、
コースメニューの感動の幕開けとなりました。

お次は「フランス産フォアグラといちじくのステーキ」。
ナイフを入れた瞬間の「カリッ」その後の濃厚且つ「トロッ」とした最高の焼き加減。
いちじくの控えめながら存在感のある甘さ。
両方一緒に食べると正にケミストリーが起き、お互いの良い所を存分に引き立たせ合っています 。

続いてサーブされたのは「活はもとじゅんさいのガスパチョスープ仕立て」
京都といえば「鱧」というイメージなので、旬の時期にいただけると合って期待が高まります。
鱧はプリプリしており、ソースと絡まって非常に美味しい。
大葉の入ったシャーベットも夏らしく爽やかさを演出してくれます。
メインの前にあっさり感と清涼感を感じさせてくれるバランスの良い一皿でした。

いよいよメインの「シャラン産鴨胸肉のロースト蜂蜜風味」の登場。
鴨肉らしく、一口噛んだ瞬間から溢れる肉汁!
くどさを感じない脂の甘味と蜂蜜ソースが相まって、見事なまでに旨みに昇格してます。
程よく鴨の歯応えがあるのも「肉喰ってる感」が感じられていいですね。
この感動をいつまでも味わってたいので、半分過ぎた頃から
一口以下の極小サイズに切り分けて幸せを満喫してました。

メインの後は一口サイズのご飯物とフロマージュを選択できます。
本日のご飯物はカレーでしたが、ワインが残っていたのでフロマージュにしました。
本日の6種類から「ブリヤ・サヴァラン・アフィネ(白カビ)」と「オベハ・ロメロ(羊乳)」をチョイス。
白カビは濃厚で非常にクリーミー!
一方羊乳は縁にローズマリーが塗してあり、羊の臭みが取れて爽やかな味わい!
ワインと一緒に美味しくいただきました。

幸せな時間も終焉に近づき、デザートにチョイスしたのは
「チョコレート風味のクレームブリュレとパッションフルーツのシャーベット」。
やはりデザートが別腹ですね、非常に美味しかったです!
クレームブリュレは表面がカリカリに焼かれたカラメル、中身のチョコレートプリン共に甘すぎず最高!
一方シャーベットは尋常じゃないほどに爽やかな酸味溢れるパッションフルーツの果汁タップリ!
これぞコースの名クローザーと感じた一皿でした。

食後はコーヒーとプチフールの「メレンゲとブラックオリーブのバニラシロップ」。
ブラックオリーブって甘いんですね~初めて知りました。

コースを通して自然体でサービスしてくださったマダムも立派な料理のスパイス。
心地よく料理を堪能できました。
京都に来る機会があったら絶対に再訪したい思い出の一軒です。

  • コムシコムサ
  • 南仏野菜のテリーヌオリーブ風味のソース
  • フランス産フォアグラといちじくのステーキ

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2位

レシピ (三宮(神戸市営)、三ノ宮(JR)、三宮(神戸新交通) / ビストロ、フレンチ、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2008/08訪問 2008/09/18

コースのバランスが素晴らしい!リッチな雰囲気でフレンチを

せっかく神戸に訪れたのでフレンチを食べたいと思い、口コミで評判のre・ci・peでランチ。
入り口は階段を下りた先にあるので、黒を基調としたフロアには
僅かな光りが差し込む程度のちょっぴりムーディーな雰囲気。
自然と料理の期待も高まります。

オードブルは「海の幸たっぷりサラダ」
「タイ」「サーモン」「ホタテ」「タコ」「イカ」がサラダより多く盛り付けられており、
その名の通り海の幸たっぷりのサラダでした。
シーフードはどれを頂いても新鮮でプリプリしてます。
タコ・イカも筋が全くなく、簡単に噛み切れました。
ドレッシングには爽やかな風味のオリーブオイルが使われており、
清涼感があって夏にピッタリのオードブルでした。

続いては「栗南瓜の冷製スープ」
栗南瓜が甘すぎないものの、しっかりと存在感が感じられます。
オードブルとのバランスが取れており、こちらもサッパリと頂きました。

メインは「穀物肥育の仔羊のナバラン トマトソース煮 クスクスと」
今までとは一転し、しっかりと濃厚な味付けがされた一皿です。
トマトソースと言うよりデミグラスソースに近いほど濃厚なソース。
そのソースに負けない位にしっかりしたラムの風味が味わえます。
もちろんラムはスプーンで切れる位に柔らかく煮込まれています。
サブのズッキーニは風味があるのに柔らかく、らっきょうは葱かと思うくらい癖がありませんでした。
煮込み料理にありがちな「ソースの味しかしない」という感じはなく、
全てが抜群の塩梅で調和されたすばらしいメインディッシュでした。

デザートは「マスカルポーネのムースのフィアンティーヌ エスプレッソのグラス添え」
今までのコース料理も非常に美味しかったが、このデザートが一番印象的だったかもしれません。
それほどマーベラスなデザートでした。
マスカルポーネは生クリームを何倍も濃厚にしたかのような味わい。
しかし生クリームよりベタベタしてないからサッパリと頂けます。
エスプレッソのアイスも甘くなく、ほんのりビターなコーヒーの味わいが
全体のバランスを調整してくれます。
そしてパリッとしたカラメルが香ばしさを演出。
脇に添えられたオレンジソースはオレンジの風味と皮の苦味を見事に融合させており、
デザートにアクセントを与えてくれます。
いやはや、ここまで美味しいとケーキ屋のデザートが目に入らなくなってしまいそうです。

接客も程よい距離感を保ちつつも丁度良いタイミングでサーブしてくださり、
非常に居心地が良かったです。

  • re・ci・pe
  • 海の幸たっぷりサラダ
  • 栗南瓜の冷製スープ

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3位

メゾン ドゥ アッシュ (北上尾 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2008/10訪問 2008/12/18

食材本来の味を引き出す埼玉の名フレンチ

旅行雑誌を読んでいて目に付いた「川越祭り」の記事。
川越なら日帰りで帰ってこれるな~と思い、友人を集めていざ訪問。
そういえば川越といえば「Maison d'H 」が近いと思い出し、予約を取って祭りの帰りに訪れました。

辺りが開けた所にポツンと佇む、庭が整備されたキレイな白い家がそのお店です。
扉を開けるとマダムが「お待ちしておりました」とお出迎え。
やや薄暗い照明にウッディでアットホームな内装が落ち着いた雰囲気を醸し出します。

今回オーダーした料理はフレンチにしてはソースが控えめな分、食材本来の味が堪能できます。
特に野菜の味が濃厚で、付け合せとは思えないほど存在感がありました。

まずは料理が出来るまで自家製パンを食す。
このパンが絶品で千切った瞬間の香りが非常に芳醇。
ディップは豚のリエットとバターがありどちらも味が凝縮されてます。
パンとの相性もバツグンでアミューズを待たずにあっという間に食べ終えてしまいました。

まずはアミューズの「アボカドのタルタルサーモン包み」の登場。
脂が乗ったサーモンとアボガドのトロっとした食感が見事にマッチ!
アボガドに含まれたエシャロットがシャキシャキ感と程よい辛味をプラスさせており、いいアクセントになってます。
一皿目から美味しい料理を食べられ、以降の皿への期待が高まる一品でした。

オードブルは「仏産鴨のフォアグラのソテー季節野菜との取り合わせ」をチョイス。
フォアグラは表面が「プリプリっ」中は「トローっ」。
フォアグラを噛み締めると濃厚な味わいが口の中に広がり至福の一言。
付け合せのイチジクとの相性は言わずもがな、クラシックながらこれに勝る組み合わせはなし!
もう何も言う事ありませ~ん。幸せ。

続いてポワソンは「尾長鯛のポワレ海老風味のソース」でした。
サッパリとした鯛とほんのり香る海老の風味がよくマッチしてます。
塩加減もよく白身魚特有の淡白は感じはせず、美味しく頂きました。

本日のメインは「福島産ひな鶏のロースト(1/2羽)」をオーダー。
ひな鶏を1/2羽使っているだけあってボリューム満点!
皮目はあえてカリッとさせず柔らかい食感を残しており、噛む度に肉の旨みが溢れ出して非常にジューシー。
ソースがない分、鶏本来の味を堪能できる一品でした。

デザートは「リロのムース・アールグレイのアイス・ホワイトチョコレートのムース抹茶風味」の三種。
リロのムースはパッションフルーツのような酸味がありました。
ムースに隠れたバナナと一緒に食べると程よく酸味が緩和されてサッパリと頂けます。
アールグレイのアイスを頂くと口の中がアールグレイの香りで満たされ、スッと鼻から抜ける感じが堪らない。
甘味も抑えられており、清涼感溢れるアイスでした。
ホワイトチョコレートのムースはチョコの甘味と抹茶の風味が見事にマッチ。
パン部はややカリッとして食感がよく、三種の中で甘味が引き立つ一品でした。

最後はプティフールの「栗のコンポート・フィナンシェ」とエスプレッソで締めくくり。
栗はほんのりと甘く、フィナンシェはピーナッツ風味で甘味を抑えた味わい。
これが濃い目のエスプレッソとよく合い、コースのいい締めになりました。

コースの間はマダムのさりげないサービスが心地よく、リラックスして料理を頂けました。
時折話題に出てくる料理テクはぜひ家庭で試してみたいと思います。

場所柄頻繁に伺うことはできないが、強引に埼玉に訪れる機会を作ってでも再訪したいと思える名店でした。

  • Maison d'H
  • アボカドのタルタルサーモン包み
  • 仏産鴨のフォアグラのソテー季節野菜との取り合わせ

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4位

くいしんぼー山中 (桂 / ステーキ、ハンバーグ、洋食)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2008/08訪問 2008/09/09

お見事!至高のハンバーグをいただきます

京都に行く機会があったら絶対に訪問しようと思っていたお店です。
こちらの口コミで評判のハンバーグセットをミディアムレアで注文しました。

オーダーが入るとベーグル状のハンバーグのタネを取り出し、表面にサッと焼きを入れ、
後はオーブンでじっくり火を通してました。

ハンバーグの焼き方を眺めつつ、まず出てきたのはセットメニューのベイクドポテト。
ハンバーグと同じオーブンでホクホクにしたジャガイモとバターの相性は最高ですね。
胃と舌が一気に食事モードに入りました。

その後はコーンスープ、グリーンサラダと続く。
どれも美味いけど、特にグリーンサラダのドレッシングが印象的でした。
基本的にイタリアンドレッシングに似た感じですが、味が全然しつこくない。
さらに控えめに入ったガーリックチップがますます食欲を旺盛にさせます。

そしていよいよメインのハンバーグの登場。
まず窪みに入れた半熟卵にヤラれます。
卵を割るためだけに提供されたスプーンを入れると、「トロトローン」。
ハンバーグの堤防が決壊し、卵が肉周辺に氾濫ですよ!
さてハンバーグにナイフを入れると、ソースの色が変色する程に肉汁が溢れ出てくる。
期待しつつ一口頂くと、まず肉の甘味が口の中に広がります。
モチロン肉の旨みも、今まで食べてきたそれとは比較になりません。
生まれて初めて「甘いハンバーグ」をいただきました。

デミグラスソースも複数の野菜や果実と一緒に煮込んであるのでしょうか?
しょっぱいだけではなく、甘く深みがあり、ハンバーグにマッチしてます。

食後のコーヒーをゆっくり飲み干し、大満足のままお店を後にしました。

  • くいしんぼー山中
  • 至高のハンバーグ
  • 卵、割っちゃいました

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5位

グリーンズ・コーヒー・ロースター (みなと元町、花隈、県庁前 / カフェ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2008/08訪問 2008/09/25

コーヒーの概念を根底から覆えされました

神戸の街を散策した後は、こちらの「GREENS Coffee Roaster」で小休憩。

店員さんに案内され螺旋階段を登り、2階のカフェスペースに上がりました。
店内は白を基調としており、窓から差し込む日差と間接照明が落ち着いた雰囲気を醸し出してます。
テーブルとチェアーは全て木製。
BGMは控えめなボリュームでJAZZを流している。
ほっと落ち着く、非常に居心地がいい空間がそこにはありました。
一人もしくは恋人とゆっくり寛ぐには最高の雰囲気ではないでしょうか。

コーヒーはブレンドとストレートがあり、今回はストレートで一番深煎りの「タンザニア」をオーダー。
まず提供された瞬間に最初の感動が訪れます。
缶やドリップ、ましてやインスタントでは絶対に出せない芳醇で深い香りが周りを漂う。
その香りにそそられ、一口目はストレートで頂きました。
「コレ、本当にコーヒーですか?」
芳醇な香りからは想像できない柔らかい口当たり。
「苦味」という感覚は全くありませんでした。
その後ミルクと砂糖を入れたが芳醇で深い香りは微塵も薄れず、
むしろそれらがアクセントとなってコーヒーの深みが引き出されます。

店内の雰囲気も手伝い、コーヒー一杯で1時間ほど滞在しました。
味・雰囲気共に追随する店はなく、本当に素晴らしいお店です。
この店を訪問するためだけに神戸に行く価値があると思います。

  • GREENS Coffee Roaster
  • 裏口から
  • タンザニア

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6位

鳥重 (渋谷、神泉 / 焼き鳥)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2008/07訪問 2008/07/27

非常に残念でなりません

レバ刺しが無くなるとの口コミがあったので、その前に食べに行こうと再訪。
ところが肝心のレバ刺しがもう提供できないとのこと。
レバー自体は仕入れているものの、検査書がないために生では提供できないようです。
ササミも同様に生では提供できなくなりました。

「検査書があれば安心してお出しするんですけどね~」

とお母さんは仰っていたので、復活するのを心待ちにしています。

その代わりに「ササミのふんわり焼き」なる新メニューが登場。
1人前で2本のササミを銀串に刺し、塩焼きで頂きます。
(二人だったので4本頂きました)
コレがまた美味しい!
筋が一切なく非常に柔らかいんです!
そしてほんのりとした甘味が堪らない!
山葵で頂くと甘味が引き立って本当に美味しいです!
正直ササミは刺しより焼きの方が美味しいと感じました。

いつかレバ刺しが復活することを期待しつつ、また次回も訪れようと思います。

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7位

ベッカライ ビオブロート (芦屋(JR)、打出、芦屋(阪神) / パン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2008/08訪問 2008/09/18

『サクッ』『フワッ』口の中でとろけるクロワッサン

日本一のパン消費量を誇る神戸において、一際輝くパン屋BACKEREI BIOBROTを訪問。
「どうせなら焼き立てを食べたいと」思い、小雨の降る中オープンの9時に店のドアを開けました。

今回は「シナモンロール」と「ロジィーネンブロートヒェン」(レーズンパン)と「クロワッサン」を注文。

全てのパンに共通してずっしりと重量感があります。
一口食べるとモチモチとした食感と、小麦粉の香りがふんわりと口の中に広がります。

「ロジィーネンブロートヒェン」はレーズンの控えめな甘さが程よいアクセントになってます。
「シナモンロール」はベタつきが一切ないシナモンの甘味が食欲をそそります。
でもシナモンロールだけを一気食いすると甘さに若干飽きるかも。

そしてこの店の看板メニューである「クロワッサン」を手にする。
正直「幾ら評判と言えどクロワッサンの味は知れている」と思ってましたが、
たった一口でその考えを撤回しました。

例えるなら「ミディアムレアのクロワッサン」とでも言いましょうか。
「サクッ」の後に「ふわふわ~ん」と、香ばしい表面からは想像できない程に中身が柔らかい!
そして絹のように滑らか!
まるで綿飴を食べているかのように、口の中で溶けていくような感覚を覚えました。

下手な店で1000円以上のランチを食べるなら、こちらで160円のクロワッサンを
腹いっぱい食べる方を選びますね、僕は。
クロワッサンだけなら迷わず★★★★★です。

  • BACKEREI BIOBROT
  • クロワッサン

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8位

ほていさん 本店 (月島、勝どき、築地 / 鍋、居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2008/11訪問 2008/11/25

甘~い、旨~い、あんこう鍋

月島といえばもんじゃというイメージがありますが、こちらはあんこう鍋を出すお店。
もんじゃ店がひしめく西仲通り商店街を突っ切り、ちょいと脇道に入った所に店を構えています。
今回は定員のため、2号店に通されました。

このお店にはメニューはありません。
奥の座敷に入るとお通しが2品用意してあり、着席と共に大皿の刺身盛り合わせが提供されます。

お通しは「めかぶ」と「胡麻豆腐」。
めかぶはほんのり和風出汁の味付けでホッとします。
場所柄鮮度もよく、普通のめかぶより粘り気があって美味しい。
胡麻豆腐はプルプルっとした豆腐に甘~い黒胡麻の餡がかかってます。
まるで和菓子のような味に箸が止まりませんでした。

「刺身大皿盛り合わせ」は8種もあり大迫力!
鮪の赤身・カジキ・タコ・シャコ・カンパチ・とり貝・帆立・ウニが盛られてます。
豪華な見た目とは裏腹に「ここでしか食べられない」味ではなかったものの、ウニは絶品!
臭みが一切なく、甘く濃厚な味が楽しめました。

そしていよいよ本日のメイン「あんこう鍋」の登場。
蓋を開けるとキレイなオレンジ色をしたあん肝が「これでもか!」と山盛りに。
火入れの前に一口試食したところ、「甘ぁ~い!」
普段食べてるあん肝はやや苦味があるイメージがあるけど、もう全然違う。
同じ食材とは思えない程に甘く濃厚。
本当にあん肝だけの味付けなのでしょうか?と疑いたくなるほどに甘い肝でした。

点火して20分ほどすると店員さんが鍋をかき混ぜ、今度はスープを一口。
濃厚なあん肝が溶けたスープは言うまでもなく最高!
和風出汁のスープと相まって絶品のスープが完成してました。

時間を置くことさらに10分、ようやくあんこう鍋の完成。
盛り付けも店員さんがやってくれるので我々は食すのみ。
お茶碗山盛りサイズのアンコウ鍋はボリューム満点。
味は今更言うまでもなく旨い!
甘~い肝と和風出汁スープが相まった極上スープにコラーゲンタップリの、
トロトロとしたアンコウが堪らない!
完成まで待った分、一気にかきこんで完食しました。

あまったスープで雑炊を作ってもらう間は「きゅうりと蕪のぬか漬け」でホッと一息。
程よく漬かった野菜たちは絶頂まで上がりきったテンションを抑えてくれます。

一息ついたところでシメの「雑炊」へ突入。
先ほどのスープに溶き卵と浅葱が加わり、濃厚スープがまろやかに変身。
鍋物のシメはやはり雑炊でしょう。

最後まで甘~いあん肝を堪能できる極上のあんこうコースでした。

  • お通し1「もずく」
  • お通し2「胡麻豆腐」
  • 刺身大皿8種盛り合わせ

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9位

トラットリア ギヘイ (武蔵新城 / イタリアン、パスタ、肉料理)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2008/10訪問 2008/12/18

有閑マダムに愛されるイタリアン

平日のランチはいつも近所の有閑マダムで賑わってます。
個人的に「有閑マダムが集まる店にハズレなし」ってジンクスがあるので、
それを確認すべく、土曜日のランチに訪問。
結果的にはこのジンクスは当たってました、むしろ大当たりです!

今回はランチのパスタセットとデザートでクレームブリュレをオーダー。
オーダー直後にサラダとサツマイモのクリームスープがサーブされます。
サラダは平凡ですがスープは芋の味が感じられ、ほんのりと甘い。
芋の味も濃厚過ぎずバランスの取れたスープです。

メインのパスタは秀逸の一言。
今回は「イタリア産ポルチーニ茸のクリームソース」でしたが、これが非常に美味しかったです。
パスタは自家製フィットチーネでソースがよく絡まり、相性は抜群!
茹で加減も丁度良く、弾力があり食べ応えがあります。
ソースはポルチーニ茸の濃厚な味わい勝っており、クリームはアクセント程度。
ところがそのバランスが抜群に良く、ポルチーニが主張してくる濃厚なソースに仕上がってます。

ドルチェで注文したクレームブリュレは一風変わっており、+αでレモンの風味が感じられる。
「甘味」と「苦味」以外にほのかな「酸味」が感じられる珍しいクレームブリュレを頂きました。

個人的には武蔵新城の飲食店はコアンドルーの独壇場でしたが、ランチはこちらのほうが上。
ディナーはジャンルが異なるので比較できませんが、非常に良い店を見つけました。
近いうちにディナーのために再訪します。

  • Trattoria GHI-HEI
  • ポルチーニ茸のクリームパスタ
  • クレームブリュレ

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10位

西尾さん (新宿三丁目、新宿御苑前、新宿 / 居酒屋、おでん)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2008/10訪問 2008/10/28

美味しい料理のアクセントは西尾さんの人柄です

1週間ほど前にカウンターを予約し訪問。
高層ビルが立ち並ぶ新宿の路地裏にひっそりと佇んでます。
「西尾さんに行こう!」と思ってないと絶対に見つけられないと思います。

階段を降りて扉を開けると、壁中に独特な張り紙が貼ってある。
読むと思わず「プッ」と吹き出しそうになります。

まずは「デトロイト」など聞き慣れない名前のお通しサラダと静岡おでんを物色。
おでんは「大根」「玉子」「黒はんぺん」「鶏皮」「さつまあげ」を頂きました。
黒おでんは見た目とは裏腹にサッパリ。
出汁が効いてて優しい感じがしました。
オススメは「鶏皮」。
串一杯に刺さった鶏皮は全く筋張っておらず、歯で噛み切れるほど柔らかく煮込まれてます。
鶏の旨みと出汁がマッチしており、酒が進みます。

一品料理は「さつま揚げ」「ジンギス豚」「まかない飯」「牡蠣フライ」をオーダー。
さつま揚げは表面がカリッと揚げられており、中身は里芋が含まれているのだろうか、
とてもフワフワしてます。
「カリッ」の後に「フワフワ」が来る絶妙な食感!
例えるなら揚げたこ焼きに近い味です。
これは訪問する機会があればぜひ注文していただきたいです。

ジンギス豚は文字通りジンギスカンの豚肉バージョン。
そこに大量の野菜を投入し、3~4人前はあろうボリュームでした。
タレも本家とは異なり、野菜と果物で作った自家製のものです。
このタレが絶品で野菜と果物の甘味が非常に合います。
アクセントの黒胡椒と一味唐辛子が甘味を更に引き立て、もう箸が止まらない。
半分ほど食べると西尾さんが「鍋ちょっと貸してくれる?」といい、鍋に追加の野菜を投入。
勿論サービスですが、元々ボリュームのある鍋が更にボリュームアップ!
これは嬉しい誤算でした。
シメに雑炊を注文したところ、またもや大量の野菜を投入!
もうお腹がはち切れんばかりのボリューム。
ジンギス豚は絶品ですが、お腹の空き具合を確認してから注文しましょう。

まかない飯はご飯に白菜キムチと生卵を加えて混ぜたもの。
キムチと生卵の相性が最高で、茶碗を持って口にかきこみたくなる衝動に駆られます。

牡蠣フライは大粒の牡蠣が4つ付いている。
揚げたてサクサクの衣とジューシーな牡蠣が美味しかったです。

最後にサービスで味噌汁が頂けます。
本日は岩のりの味噌汁でほっとする味。
シメに相応しい一品でした。

料理は全て美味しかったですが、それ以上に西尾さんの人柄が良かったです。
お客と近い距離感で話しかけてくれる西尾さんに非常に親近感がわきます。
店内の雰囲気も手伝って非常に居心地がいい店でした。
また近いうちに予約を取って再訪したいです。

余談ですが、この店に訪れた時はぜひお手洗いにも行ってください。
かなり濃い世界が広がってます。

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