レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2009/07訪問 2009/07/04
アンティパスト(前菜)がオシャレでたっぷり!素敵なトラットリアのランチ。
阪急甲陽園線「苦楽園口駅」方面から、越木岩神社に向う越木岩通りを北上します、苦楽
園の閑静な住宅が並ぶ北夙川通りとの交差点を過ぎると、変則5差路があります。
その交差点の中心の角地にあるトラットリアです、コーナーミラーとイタリア国旗が目印。
店内はBARを併設したゆったりスペースのダイニングと、5差路側に面したテラス席があり
落ち着いて寛げる雰囲気です。どちらかと言えば年配のお客さんが多いようです。
ランチは5種類あり、好みとボリュームで選べるようになっていますが、CPは良好です。
(A)前菜盛り合わせ・パスタ・自家製パン・デザート盛り合わせ・コーヒー・紅茶 ¥1,200
(B)前菜・パスタ・お魚料理orお肉料理・自家製パン・デザート・コーヒー・紅茶 ¥1,800
(C)ランチは、(B)のお魚料理にステーキとデザート盛り合わせが付く豪華版、 ¥2,400
他にステーキランチ(¥2,000)とお子様ランチ(¥800)まで用意されています。
本日は(A)と(B)のランチコースプランゾをお願いしました。
最初に出されたアンティパストを見て、思わず微笑みました。盛り沢山な前菜がオシャレ
に盛られ目を楽しませてくれます。
女性スタッフがゆっくりと料理の種類を説明してくれます。
カップスープはじゃが芋の冷製、イタリアンサラミはナポリとミラノ産の味比べ、茸キッシュ
イカのマリネ、茄子ノマリネ、トマトのモッツアレラチーズ和え、鮪のトマト煮・・・・
どの一品もサッパリとまとめられて食べやすく、しかもしっかりした味付けでした。
車でなければ間違いなくワインをお願いするところです。
パスタは2種類、木の子のトマトソース(酸味の利いたトマトソースが出来良しです♪)
小エビと生ワカメのクリームソース(クリームの隠し味が爽やかで秀逸!何でしょう)
メインは真鯛の香草パン粉焼、レモンを絞りお皿に敷き詰められたカポナータと一緒にいた
だきます。
白身の真鯛の身は柔らかく、トマトやセロリ、ケッパーなどを煮込んだカポナータと良く合い
ます。レモンの酸味がとても良いアクセントになっています。
デザート(ドルチェ)は自家製のチョコレートケーキや木苺のムース、オレンジ、キウイ、パイ
ンのフルーツ類とアイスクリームが食後の後に爽やかな印象を与えてくれました。
食後にアイスコーヒーとコーヒーをいただきましたが、これで¥1,200と¥1,800は、感心
するほどのCPです。
口ひげが似合うダンディーなオーナーシェフは忙しい最中にも関わらず、度々テーブルまで
来られて料理の説明をしてくださり、最後は店外まで見送っていただきました。
ブログ取材や写真撮影にも積極的に協力していただき、この場を借りてお礼を申します。
お味良し!雰囲気良し!サービス良し!コスパ良し!
久しぶりに理想的なイタリアンに出会った気持ちがします。ご馳走様でした!
2位
1回
2009/08訪問 2009/08/30
家族の記念日に利用しているトラットリア、サルティンボッカが優れ味!
彼此20年以上付き合っている馴染みのお店です。
誕生日祝いや結婚記念日、入学や卒業、家族の記念日はこちらで楽しむことが多いです。
住宅街の中のお洒落な一軒家であること、インテリアなど店内が落ち着ける雰囲気であること、それになにより接客の素晴らしさがリピートする要因だと思います。
本日は家内の誕生日祝い、本人は「歳をとり過ぎ!祝ってくれなくて結構!」などと言いますが、「ダ・ヴィンチなら、嬉しいわね♪」とちゃっかりしています。
何年ぶりかの夫婦2人きりの誕生日ランチになりました。
ランチのPRANZOは3種類、PRANZOⅠ=¥2,200 PRANZOⅡ=¥2,900
PRANZOⅢ=¥3,800 となっています。ⅠとⅢをオーダーしてシェアしました。
ランチPRNZOのすべてに、「お食事の始めに・・・」と言うアミューズが出されます。
仔牛肉のパテを塗り付けたクロスティーニは、今から始まる料理を期待させる味付けです。
パン(バゲット)とバルサミコソースのサラダは、定番のお味で特に問題はありません(笑)
アンティパスト(前菜)Ⅰは、岡山地鶏の燻製バルサミコドレッシング、意外にボリュームがありましたが、肉質が柔らかくジューシーなので抵抗感無くいただけます。
アンティパストⅡは、5品の盛り合わせ、生ハムメロン・カポナータ・ひいかのスミ煮・
お魚のテリーヌ・海の幸のマリネ、と程よい組合せでそれぞれ少量ですが楽しめました。
プリモピアットⅠは、パスタ又はミネストローネですが、ミネストローネにしました。
じっくり煮込まれた野菜とトマトベースのスープがベストマッチ!オススメしたい逸品です。
プリモピアットⅡはパスタ、イワシのトマトソースです。イワシの下ごしらえがしっかりできていて、臭みも無く小骨も感じない上品な仕上がりのスパゲッティです。
セコンドピアット(メイン料理)Ⅰは、牛肉の煮込みグレモラータソース。
ナイフがいらないほどトロトロに煮込まれたお肉は口の中でとろけそう、グレモラータソースもたっぷりで、満足のお肉料理でした。
セコンドピアットⅡの魚料理は、なんと夏魚の鱧(ハモ)!イタリアンでハモが出るなんて!
ハモのソテー白インゲンとバルサミコソース、食べてビックリ!しっかり骨切りされていて、滑らかな口当たりのハモは絶品のお味でした、こちらのシェフの達人技に感動しました。
セコンドピアットⅡの肉料理は、サルティンボッカ。
薄切りされた仔牛の肉を生ハムで巻き、セージと白ワインソースで味付けされています。
ソースの味がとても良く、お皿を下げに来たスタッフに話しかけると、我が意を得たり!の表情でサルティンボッカの解説をしてくれました。
ローマやその近郊ではどこのトラットリアやリストランテにもあるポピュラーな料理で、お店によって味付けは千差万別、そのお店のシェフの実力が問われる一品だそうですが、こちら、ダ・ヴィンチのサルティンボッカは、間違いなく優れ味の逸品です、生ハムと牛肉の組み合わせも違和感無く、柔らかく仕上げられていてまさに後を引く素的なお味の料理でした。
食後のドルチェ、お皿にチョコレートソースで描かれた、HAPPY BIRTHDAY の文字に、古女房の顔が一瞬、娘時代の表情になりました。(笑)
とても楽しく、美味しくランチタイムが過ごせました、ご馳走様!次回もよろしく。
【お店に一言感謝です】
ブログ掲載することをお願いすると、シェフが全メニューの内容をメモ書きしてくれました。
お忙しいのに申し訳ありません、お陰でしっかり解説ができました。ありがとうございます。
3位
1回
2009/08訪問 2009/08/16
有名レビュアーさんが沢山訪店されて、口をそろえて絶賛されている超人気のお店。
今更オヤジの出番でもないのですが、イタリアン好きとしては見逃せないお店なので、まだご存じない方のために多少角度を変えてご紹介してみます。
食後に少しお話しをさせていただいたオーナーシェフは、北イタリアで修行されたそうで、トスカーナなど北部イタリア地方料理がベースになっているそうです。
本日は、土日祝限定メニューのランチセット(¥1,980)をいただきました。
◆アンテイパスト
白インゲン豆とタコの煮込み・プロシュート(生ハム)・鯖のマリネ・おし麦と貝柱煮込み
いずれも薄味ですが、前菜としては十分な彩りと食感で次の料理への期待が持てます。
◆プリモピアット(3種類の中から、好みの2種類を選びました)
・サヨリと白菜のミニトマト和えタリオリーニ
タリオリーニは、卵入りの練り粉をのばして1~2mmくらいに仕上げたパスタで、こちら
では北イタリア地方では当たり前の手打ち生パスタとして出してくれます。
サヨリの下ごしらえが大変丁寧になされているので臭みも無く美味しくいただけました。
・エビと小松菜のトマトクリームソースパッパルデッレ
パッパルデッレは、薄い板状に延ばした手打ち麺を20~30mmの幅に切り分けたリボン
状のパスタです。ソースがよく絡みボリュームのある食感が楽しめます。
このパスタのトマトクリームソースは秀逸!かなり研究された独特の味わいですが、日本
人の、それも女性客の好みを見事なまでに取り込んだ、まろやかなソースだと思います。
本場では若干頼りないなどの批評を受けるかも知れませんが、恐らくシェフの試行錯誤の
結果生み出されたこれ以上ないソースでしょう、素直に美味しい大人味だと感じました。
◆セコンドピアット(魚料理が売り切れのため、肉料理2皿になりました)
・鶏肉のオーブン焼きトマトチーズをのせて
これは見た目重視と手軽な調理方の、シェフの遊び心が見えるメイン料理。
薄切りトマトをモッツアレラチーズで巻いたものを、鶏肉に乗せただけの単純なメイン料理
で、特に不味くも無く・・・と言う、少し残念な感じもする一皿でした。
ソースもプリモのトマトクリームソースが強烈な印象のためか、頼りなささえ感じました。
◆パン
ライ麦パンとオレガノを練りこんだフォカッチャ
どちらも自家製、これも日本人向けの優しいお味でした。
◆ドルチェ・ドリンク
パンナコッタとエスプレッソ・・・・特に変わったものではありません。
全体的に見ると、やはり人気が頷ける味の構成でした。
サーブに関しては、女性客のニーズに対応する、優しさをコンセプトにしたマニュアルに沿ったパフォーマンスが受けているようですが、それはそれで素敵なことだと思います。
少しでもイタリアン好きのお客様が増えれば、より上を目指したお店が増えてくるわけで、昔からのイタリアン好きには有難い現象です。
今後も頑張っていただきたい良質のトラットリアでした。ご馳走様でした。
4位
1回
2009/10訪問 2009/10/14
超リーズナブル!しかもお味抜群!理想に近いトラットリア発見!
阪急塚口駅の南、歩いても2~3分の場所にある穴場のピッツェリア&トラットリア。
イタリアン好きの娘が孫を連れて遊びにきたので、幼児でもOKのイタリアンを探して塚口まで足を延ばしました。お店横に駐車場もあり便利な立地条件、使い勝手の良いお店です。
店内はロングハウス的に広々した造りで、幼い子供連れでも安心して食事が楽しめます。
オープンキッチンの2名のシェフやホールスタッフの女性も、柔らか笑顔でサーブしてくれてリラックスできる雰囲気です。
このお店の特徴は、ランチセットメニューの種類が多いこと、それに料理のお味も本格的で美味しく、しかもコスパが高く、まさにイボイノシシのランチガイドのコンセプトにピッタリ当てはまることです。
ランチはカジュアルなパスタランチ(前菜・パスタ・ドリンク=¥800)から、ラザニアランチ(¥900)や、ピッツアランチ(¥1,000)など、単品で頼むより安い料金設定で7種類ほど用意されています。
もちろんセコンドピアット(仔牛の炭火焼など)付きのコース料理(¥2,100)もあり、しかも本格的な味付けの料理はどれを頂いてもハズレはありません。
そのお味の良さに惹かれてついつい追加注文してしまったくらいです。
本日は3人で4人前のオーダー、パスタはアサリとイカと野菜のオイル系スパゲッティ、イカスミがパスタの下に隠されていて2種類の味わいが楽しめる仕掛け。
お店のウリのピッツァは、生ハム(ロッソ)と、クワトロフォルマッジにしましたが、タップリのチーズと生ハム、それにピザ生地のモッチリ感に感激するほどの美味しさ。
ボリューム感一杯の熱々ラザニアも、アッと言う間に無くなるほどの人気の一皿でした。
最後はコーヒーやソフトドリンク(ジンジャーエール・アップルジュース)で乾杯!
ドルチェは、+¥200でティラミスやパンナコッタなど7種類からチョイスできます。
庶民パワーの溢れる尼崎で、ナポリかシチリアの裏町にありそうな良い意味での雑然さが心地よく、嬉しい驚きと感動を感じる穴場のトラットリア、とにかく一度訪店されれば理解できる筈です、オススメします。
5位
1回
2009/09訪問 2009/09/12
真の隠れ家と呼ぶに相応(ふさわ)しいイタリア料理店です。
所用で鈴蘭台の知人宅を訪れた機会に以前から評判を聞いていた一軒家レストラン、パオロ・ロッシと言うイタリアンのお店でランチを頂くことにしました。
探すこと数分、番地通りの住宅街の中、角地に極々普通の一戸建て民家を見つけました、玄関脇にランチのメニューボードを発見。
暫らく中の様子を伺うほどの佇まいで、窓の内側に遠慮がちにかけられたイタリア国旗を見つけなかったら入るのを躊躇するほどの雰囲気でした。
スタッフの女性に案内されて少し古ぼけた和風造りの上がりかまちを靴を履いたまま進むと、思いがけなく広々した中庭に面して、白くペィンティングされた明るいダイニングが迎えてくれます。
このギャップに少々驚かされますが、確かにイタリアンをこれから頂くと言う雰囲気を倍増させてくれる演出に少なからず感心しました。
お一人だけですがホールスタッフのお若い女性は、物腰の柔らかい清楚な感じの方で、サーブの心得も良く、パンのお替りなど絶妙のタイミングで勧めてくれました。
静かにゆっくり食事を楽しめるシステムが完成されたお店だと思います。
*イボイノシシのレビューとしては珍しく、外観から順番に画像UPしてみましたのでご確認ください*
ランチPranzoはA・B・Cの3種類、¥1,570~¥2,100~¥3,150
AとBをオーダーしていつものようにシェアします。
Pranzo(A)は、前菜3種盛り・本日のパスタ・デザート盛り合わせ・ドリンク
Pranzo(B)は、(A)プラス前菜が6種類となり、パスタに魚か肉のメイン料理付き。
料理は本格イタリアンと言うより和の素材を取り入れた創作風ですが、ポイントは外れてなく繊細な料理法には感心させられます。
量的には若干少なく感じますが、種類の多さはシェフのサービス精神の表れか、満足できる内容でした。
メインに選んだ肉料理の仔牛ロースのタリアータに、シェフのイタリアンへの思い入れを十分に感じさせて頂きました、とても美味しかったです、ご馳走様!
6位
1回
2009/09訪問 2009/09/21
絶好のロケーションとサービスの良さで美味しさ倍増のピッツァ!
今回の旅行中は日頃食べ歩いているイタリアンは止めて、できるだけ旅先の名物料理を頂こうと心に決めていたのですが、湯布院インターを出て直ぐの道路沿いの「pizzeria」の看板を見た瞬間本能的にハンドルを切って、お店のある丘の頂上を目指してしまいました。
午後2時を回っていましたが、お店のスタッフが笑顔で迎えてくれました。
見晴らしの良いテラス席はお客さんで満席、皆さん澄み上がった青空の下湯布院の町並みや由布岳を眺めながら楽しそうに食事をされています。
4,000坪の広大な丘陵地のトップに垢抜けた店舗があるなんて、流石に九州ならではと、妙に感心してしまいました。
入口を入った右手に風格のあるピッツァ焼きの石窯が据えられています。
ブログ用の写真撮影をお願いすると、オーナーやスタッフがわざわざ良い撮影ポジションを設定してくれました。
ランチは済ませていたのですが、どうしてもピッツァが食べたいことをお話しすると、「お2人で1枚焼きましょうか、どうですか?」と願っても無いお勧め、いつものクワトロ・フォルマッジ(¥1,600)をオーダーしました。
ドリンクはアイスコーヒーとアップルソーダ、ダイニングで焼き上がりを待っていたらテラス席のお客様が一組席を立たれたので、そちらに移動、スタッフが「ラッキーでしたね♪当店で最も見晴らしの良い席ですよ!」と話してくれました。
なるほど、コーナーの角に当たるテラス席は抜群の眺望、湯布院盆地と由布岳が一目で見渡せます。
出来上がったピッツァ・クワトロ・フォルマッジをスタッフがテーブルの上でカットしてくれます。ナポリタイプの大き目のピッツァは柔らかもちもち、とても素敵なお味、ゴルゴンゾーラチーズもしっかり使われ、バランスのとれた4種類のチーズ味は身体の芯まで届きそうな美味しさでした。
「人類は素晴らしい絶景を眺めながら食事をすれば、実際のお味の2倍以上は確実に美味しく感じる!」との方程式が出来上がりました。
ご馳走様でした!大変美味しかったです!
7位
1回
2009/11訪問 2009/11/22
イタリアンの枠内で控えめに冒険したお料理が、リーズナブルなお値段で楽しめます。
阪急伊丹駅の西、行基町交差点南東角のこじんまりしたイタリア料理店です。
伊丹では結構評判のお店、土曜日のお昼過ぎに訪店しましたが、テーブル席は既に満席、
人気の高さが窺えます。
笑顔で迎えてくれたオーナーご夫妻がカウンター席を勧めてくれます、たまには気楽な席で
いただくのも面白いと、ワインボトルがずらりと並ぶカウンター席に腰掛けました。
目の前のオープンキッチンでは若いシェフが黙々と調理されています、背中越しにプロの調
理ショーをじっくり拝見。
シェフがお1人だけという理由からでしょう、お昼はピッツァなどの単品メニューは封印されて
います。その代わりにランチコースには気を配っているようで、パスタランチの1,000円から
始まり、Aランチ1,200円、Bランチ1,500円、Cランチ2,200円とチョイスし易いセットメ
ニューを揃えています。
AランチとBランチをオーダーしました。
アンティパストは3種類、スモークされた豚タン、カラーパプリカのペペロナータ、ツナとほうれ
ん草のフリッタータ。
温めたパニーニにエキストラバージンオイルを添えて出してくれます。
パスタはアサリと焼き茄子のトマトソース、このアサリが普通の倍以上の大きさ、トマトソース
の味付けが大変秀逸、パスタの茹で加減もしっかりアルデンテの美味しいスパゲッティでした。
セコンドピアットは、真鯛のポワレ、エストラゴンソース。
表面カリカリで中身はしっとり、調理の一部始終を見ていましたが、お若いがなかなかの腕
前のシェフです。淡白な真鯛をエストラゴンソースがきりりと引き締めて、素敵な味付けのポ
ワレに仕上がっていました。
少し物足りない感じの家内は、+300円のランチデザートでティラミスを追加注文。
創作料理というジャンルはあまり好みではないのですが、こちらのお店は本格イタリアンにフ
レンチのソースを組み合わせたり、気付かぬ程度の和のテイストを加えた料理なので抵抗感
無くいただけました。
ゆっくり、のんびり、創作イタリアンを楽しませていただきました。ご馳走様。
8位
1回
2009/10訪問 2009/10/20
庶民的なイタリア食堂ですが旬の食材を生かした料理類は魅力的!
尼崎の富松神社近くの可愛らしいイタリア食堂、お店の裏に駐車場があるので便利です。
HPでも説明されていますが、近辺で収穫された無農薬野菜を美味しく調理して食べさせてくれます。既存のイタリアンに少し飽きたかなと思った時には最適のお店かも知れません。
対面式のオープンキッチンで腕を奮う穏やかなお若いオーナーシェフと、明るく陽気な女性スタッフの組み合わせが絶妙で、温かさを感じさせてくれる素敵なお店です。
本日は3種類のランチセットメニューから、パスタセットを2種類チョイス。
アンティパスト・パスタ・バケット・エスプレッソ付き(¥1,260)
アンティパスト・パスタ・バケット・ドルチェ・コーヒー付き(¥1,610)
アンティパストは3種盛り、玉葱とベーコンのキッシュ、4種類の豆のサラダ、それに人参かと見間違えたパプリカのムース(赤と黄パプリカを混ぜて裏ごし)
店名のベルドゥーラはイタリア語で「野菜」の意味、野菜好きのシェフが自信を持って出されたこのお店ならではのプリモピアット「里芋とベーコンの田舎風煮込ソース・スパゲッティ」
洋ネギの香りを生かしたブイヨンソースで、イタリア郷土料理のアレンジだそうです。
とろりとするほど煮込まれた里芋とパスタの相性が抜群!この食感の良さには少々驚かされました。まさにイタリアのマンマ(お袋)の味でしょうか。
もう一皿は、「サンマのシチリア風スパゲッティ」
こんがり焼かれたサンマを使ったペペロンチーノで、アクセントにアーモンドが使われています。唐辛子オイルを出していただきましたが、それを使わなくともしっかりした味付で、まさにシチリアのチョイ辛パスタで気に入りました。
ドルチェ(デザート)は、お店がオープンして以来出されている名物プリン。
スイーツ苦手のイボイノシシもこのプリンには、思わず「オイシィ~!♪」と、唸りました。
イタリアン好きの女性やカップルがランチを楽しんでいるのは見慣れた風景ですが、それ以外にこのお店は若い男性客が一人で入店されているのも特徴。
マンマ(お袋)の味に惹かれるのでしょうか、イタリア各地の郷土料理を旨くアレンジして提供してくれるシェフの腕前に感服しました。
失礼な言い方になるかも知れませんが、小粒ながら隠れた名店と申しておきましょう。
9位
1回
2009/10訪問 2009/10/16
オーナーシェフがこだわりを持ち続けるソースは極旨仕上げ!驚きの美味しさです。
自家製生パスタがウリのカジュアルなイタリアンのお店、阪神甲子園駅近くの旧国道(けやき通り)沿い
にあります。
こちらのオーナーシェフは、最近よくテレビのグルメ番組で紹介されている北新地のリストランテ(極細
の生パスタで有名)に20年以上勤められた方で、8年前に西宮欅通りにお店をOPENされました。
今回は食事タイムの倍以上の時間をかけて、オーナーシェフとイタリア各地の思い出やイタリア料理
談義に花が咲きました。
最初はカキのスパゲッティを注文、ブログで紹介したいとお話しすると、「それでしたら、ぜひヒイカの
スパゲッティを!」と、やや強引な感じのお勧め。
「今のカキは小粒で、味の自信はあるのですが、ブログ向きではありません!」面白いオーナーです。
パスタのメニューは豊富で、オーソドックスなイタリアンパスタを始め、伊勢海老などを使った豪華なも
のまで揃えられています。
ここは素直にオーナーシェフのお勧めに従って、ヒイカの煮込みスパゲッティ(¥1,200)にしました、
生パスタは+¥100、
これはこちらの好みとしてペンネのゴルゴンゾーラ(¥1,200)をオーダー。
アンテイパストはシェフにお任せ3種盛り(¥900)と、
自家製ティラミス(¥500)それにバゲットとエスプレッソ&コーヒー、〆て¥5,190の夜食代になり
ました。
アンティパストは蛸や烏賊などを旨く纏め上げ繊細な盛り付けはオーナーシェフの人柄が表れていま
す、ペンネのゴルゴンゾーラはもちろん期待通りの優れ味。
しかし最も感動したのが、瀬戸内産ヒイカの煮込みスパゲッティ!平打ち生パスタのタリアテッレ、それ
に程よく絡んだソースは絶品!もう言葉では言い表せないほどの素晴らしいお味、オーナーシェフの自
信の程がよくわかりました。
オーナーシェフのお話しによると、基本のトマトソース・ミートソース・クリームソースにこだわり、毎日食
べてもあきないイタリアンが目標とのことでした。
イタリア各地を食べ歩き、日本人の味覚に合うソースを作り出したそうで、その時のレシピや想い出を
綴ったノートまで見せていただきました。
瀬戸内の魚介などのセコンドピアットもおすすめです。特にイカの煮込みソースのパスタはおいしいで
すよ。
パスタ好きの方は一度訪店する価値はあると思います。お勧めのお店です。
10位
1回
2009/06訪問 2009/06/29
ロケーション抜群!坂の上のリストランテでランチを楽しみました。
天気予報では一日中曇りでしたが、訪店した頃には雲が切れ眩しい夏空となりました。
北野クラブの、sola luna棟の2階にあるリストランテは広々としたテラスから、三宮の町並みと大阪湾が望める絶好のロケーションです。
新神戸駅の近くに住む義兄夫妻のお誘いで、明石在住の義姉夫妻、それに私達夫婦の3組6人でサンデーランチを楽しみました。
11:30~14:30(L.O.)がランチタイム、Pranzo Luna¥2,940をチョイスします。
アンティパストミスト、本日のパスタ、 本日のメイン、ドルチェ、ドリンク 、自家製パン 、
比較的リーズナブルに利用できるプライスです。
Pranzo Sol¥3,990、Pranzo Balencia¥6,300のランチメニューも用意されています。
店内は落ち着いた木目調のインテリアで、東と北の小窓から六甲山の緑と陽光を上手く取り入れています。
南側は全面ガラス張りで明るくて見晴らしも抜群です。
テーブル、椅子共にキングサイズなのでリラックスできます。
ダイニングの中央に設けられたリザーブ席について、カジュアルなイタリアンを頂きました。
冷えたビールで乾杯!久しぶりに気の置けない兄弟姉妹、話が盛り上がります。
「美味しいワインを頂こうか!」義兄の提案で、フロアーマネージャー(ソムリエ)に相談して、ヴェネツィアのマクラン社のワインを選びました。
MACULAN Pinot Nero Breganza ’06です。
鮮やかなルビー色のワインで、香りはフランボワーズのリキュールのような感じ、口当たりも柔らかな果実味で、まろやかでバランス良いワインは、メインの茶美豚(チャーミーポーク)とも良く合いました。やはりワイン選びはお店に相談するのが賢明ですね。
ランチはイタリアンをベースにして、少しスペイン風の彩を加えたスタイリッシュな料理で、年配者でも抵抗無くいただけるお味でした。
6人全員がイタリア滞在の経験があるので、マネージャーを巻き込んでイタリアン談義に花が咲きます。
女性スタッフまで参加して、器の話やバルサミコの裏話などプロならではの説明に感心したり驚いたり、とても楽しいランチタイムになりました。
それほど自然体で接客をしてくれるお店というわけです。
もちろんお若い方にも同じようなサーブの提供が為されてると思います。
食事とお話しに時間を忘れるほどで、気がつけば午後2時になっていました。
久しぶりに楽しくゆったりと食事ができました。ご馳走様でした。
*帰宅後、食べログチェックしてみると先輩レビュアーのJBLさんも2年ほど前に訪店していらっしゃいました。人気のイタリアンレストランだったのですね♪
今年はイタリアンに始まりイタリアンに終わる素敵な出会いの多い年でした。
ランチを主とするレビューなので、カジュアルなもの、リーズナブルなものが
主体になりましたが、その中でも目を見張るほど美味しい一皿や、素晴らしい
サービスを多々経験できたのは何よりでした。
今後も真面目にリーズナブル・ランチの探し歩きを続けたいと思っています。