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尾道の海岸沿いから、商店街~山手の方向に伸びた路地を、ちょっと入ったところにあるお店。
こちらの、すだち蕎麦が絶品だというので、うかがってみました♪
おりしも海フェスタで、巨大アヒルのガー子ちゃんが海に浮かんでる時期だったので、
一石二鳥♪ 仕事が落ち着いたタイミングを見計らってドライブがてら♪
で、こちらのお店、尾道に良くある、古民家を改装した雰囲気の落ち着いた作りで
大変に風情があり、店内の机の一部は、足踏みミシンを土台としたものであるなど、
遊び心も感じられ、古き良き日本の風情を味わいに尾道に来られた観光客には
当然ながら、十二分に堪能してもらえるだけでなく、味の確かさが知られているのか、
地元のお客さんも多く入っていらっしゃるようでした(^^)
(常連さんらしい会話が、お店の方と織りなされてました♪)
で、この日はとにかく、すだち蕎麦、というのを頂いてみたかったので、迷わず注文。
実は夜の料理もかなり美味しいとの話だったので、100円でつけられる、
炊き込みご飯(色ごはん、という言われ方をしていたような)と小鉢も注文。
これ、安すぎない?(^^;
冷やかけ、とは、あまりよく見るスタイルではないかもしれませんが、その名の通り、
かけそばの御つゆがキンキンに冷たい代物。韓国冷麺みたいなスタイル、と思って
頂ければいいでしょうか。山形の肉蕎麦なんかも、このスタイルですね♪
西の方では、まだあまり見かけないスタイルのような気がしますが、ちぇりはこれ、
ざるそばや盛り蕎麦よりも清涼感があって、暑い夏にはご馳走お蕎麦になるんじゃ
ないかと思ってます。
で、着丼。
おおおおおおおっ、どんぶりの一面いぱいに、スダチの薄輪切りが折り重なるほど
贅沢にたくさん浮かんでいらっしゃる!!!!
なんと涼しげ!でも一見蕎麦には思えない!(笑)
そぅ…と、浮かぶスダチを箸の先で分けてみると、中には当然ですが、お蕎麦が
たゆたっていらっしゃいます。キンキンに冷えた器からは、爽やかなオーラすら立ち上っており、
一刻も早く手を付けたい!という衝動に駆られつつ、人目があるので、いきなり押し倒す
ようなこごがないよう、そっと、とにかく心がけて、そっと、箸を蕎麦の間に滑らせます。
持ち上げると、写真ではわかりにくいのですが、光を吸って、半分透けるかのような
たたずまいを見せるお蕎麦。美しい。。。。
口元に持っていくと、口中に入る直前、口先数ミリのところから、爽やかなスダチの香りと
涼やかな冷気。もう今まさに食べんとしているというのに、思わず生唾ゴックンこ(笑)
果たして口の中に滑り込んだお蕎麦は瞬間…
凛とした冷気を放ち、爽やかたることこの上ない!
また、きりりと冷たく締められているから、というだけではなく、気持ちお蕎麦も凛々しく
打たれているのでしょうか、シャープなエッジに、クミリクミリとした噛み応え。
蕎麦は喉越し。
はい、そういう味わいもあるのですが、このお蕎麦は、いやよいやよの抵抗感を
持ち合わせてるので、せっかくですから、「良いでわないか、良いでわないか」の
楽しみも味わいましょう(笑)
といって、やはり喉越しも味わいたい。
というか、こっちの意思に関係なく、胃から食道に続く道が、自ら蠕動するかのように
蕎麦を引っ張り込んでいく!
ああ…これは、ファチェの冷麺を頂くときに感じる感覚に近いものが…。
口で咀嚼して取り込むのではなく、もう、胃が自ら意志を持って引き込む感じ。
よもや、ファチェ以外で、しかもジャンルの違う日本そばで、この感覚を味わえるとは!
また、手打ちらしく表面が荒目に仕上げられているのですが、それがおだしをよく
持ち上げていて、具合がいい♪ 冷たいと、塩味や出汁のうまみ成分が感じられにくく
なるものですが、それを持ち上げ具合を上げることにより、見事に解消。
計算されてらっしゃるなぁ。。。
更には、胃の腑に引き込まれる際にも崩さぬエッジで、ツツツ…と、管の内側を
撫ぜていく…。ゾクリ、とする快感。あまりのエロっぽさに、ちぇりは思わず目を閉じて、
天を仰いでしまいました。そこで大きく息をすると、ふぅっと抜けるカツオの香り。
このおだし、スダチがこんだけ入っていれば、どんなに角々しいか、偏った味に
なっているかと思いきや、かなり深く取られたであろうカツオのおだしをぶつけることにより、
うまいこと調和されている! もちろん、カツオだけのおだしではなかったかと思われ
ますが、それぞれの風味が、うまーいことまとまっていながら、スダチはスダチのさわやかさ、
カツオはカツオの主張がある…なんでしょう、この御出汁(^^;
正直、ちぇりはカツオが強すぎる出汁は得意じゃないのですが、このおそばに関しては、
このカツオの強みがなければ、どんなに腑抜けた、また、蕎麦のツユとしてはふさわしく
ないものになってしまっただろう、と思わずにはいられませんでした。
もちろん、知恵と腕のある職人さんにかかれば、それも打開できる話なのかもしれませんが、
いやはや、それもこの原型あっての話になろうと、心底感じ入ったのであります。
この間、着丼してから、10秒か15秒のお話ですよ。
なんというドラマチックな冷やかけ蕎麦!!!(笑)
あまりの美味しさに気がせいて、次の一口を…と、箸を差し入れたところで、ちょっと一考。
色気のない話ですが、ちぇりは麺類、かなりの速さで平らげる人(笑)
盛り蕎麦くらいなら、ものの数分も要らないくらい(笑)
が、こちらのお蕎麦は幸いにも、出汁の味、蕎麦の食感、ともに非常に独立された
完成度がおありになるので、ひと口分が少量でも、十分それらは楽しめよう、と判断し。
且つ、あの喉元を滑り落ちる、ぞくぞくするような快感は、余白を持たせた方が
より、いやらしく感じるであろうという目算で、一度に箸で救うのは、数筋の蕎麦にとどめよう、
という、みみっちぃ考えを起こし、チミリ、チミリと頂くことに。
暖かい蕎麦だと、そうもいかないかと思いますが、これができるのも、
冷やかけのいいところかもしれませんね♪
果たして、こちらの読み通り、少量でもその清涼感は狭まることなく、華やかにさわやかに
口元から鼻腔に広がり、 「おやめになって!!!」 の抵抗感を噛みしだく愉悦も健在。
そのくせ、ふるふると震えながらもシャープなエッジで食堂から胃の腑への道を通るときには、
こちらを嬲るかのような素振りで、ゾクゾクさせつつ、アッサリ引いていくのだから…
どんだけ、引付テクがあんねんっ(--)
で、みみっちく、ちみりちみりと頂きつつ、都度、ゾクゾクさせられ、恍惚の域に浸って
いたのですが、ふと、丼の中がなかなかぬるくならないことに気づきました。
まぁ、冷房も入ってましたし、酸味を伴うスダチが入っていることで、体感的に
冷たく感じていただけかもしれませんが、丼もきっちり冷たくされてたのかなぁ。
相当時間をかけながらいただいていたので、さすがに最後の方は少し温度が戻って
きてましたが、そうなると今度は、カツオのふくよかさが増して、長くツユに使ってた分、
スダチもより強く香るようになり、刻一刻と表情を変える様も、いとおかし。
うーん。初訪問で、盛りやざるを頂かず、いきなりこういう特殊メニューを頂くというのは
失礼かな、とも思ったのですが、ちょっと離れた場所から行くなら、これはまず
食べておくべきですねーっ。素晴らしい夏のご馳走!!!
夏の尾道へは、ととあん さんの宇治ミルクかき氷を目当てに通うのが
定番でしが、今年はこの、スダチ冷やかけを目当てに通ってもいいと思った!!
そうそう、奥様らしき方が接客をされていらっしゃるのですが、穏やかで、とても
気軽な感じでお話をされてくださるので、また、雰囲気が良いです♪
あ、あと、最初暑い中歩いて店に入ったのに、注文後出してくれたお茶が、暑いお茶…。
いや、こういう時は冷たい水やろ、と思ったのですが、食事途中にお茶を足しに来て
くれた際に、さらりと一言。
「おつゆ、飲んで頂いてうれしいですけど、あんまりお体を冷やされませんように」
なんと!!!
そのような気遣いがおありになられたか!
確かに、ざるを食べれば、締めに蕎麦湯を頂くことで、胃の収まりがよろしくなります。
また、実際に消化の活動を助け、胃の負担を軽くします。
しかし、冷やかけには蕎麦湯はつかない。
思えば、韓国冷麺にも、温かい飲み物はつかなくっても、キムチやコチュジャンなど、
代謝を上げて体温を高め、冷たい麺とのバランスを取るアイテムがあるし、
肉蕎麦だって、動物性のたんぱく質で、冷温のバランスを取っている。
スダチ蕎麦に関しては、その梅雨も、また柑橘類の薬効としても、体は冷やす一方の食べ物。
確かに夏の暑い日には、体温を下げたほうが美味しくかんじるかもしれませんが、
内臓の冷えは、体力を奪うだけ。
そこまで考えられていたかどうかまでは定かではありませんが、あの冷たいお蕎麦を
食べ始めて以降に冷たい水しか出されなかったとしたら…
おそらくは味も落ちて感じたかもしれませんし、胃の腑の蠕動も劣ってしまい、
快感を感じるより先に、疲れていたかもしれません。
うーん…さまざまな点で、こんなお店があったのか、と、驚愕の連続。
今度はざるを食べてみたいきもするけれど、夏の間は、スダチ冷やかけで行きたいなぁ。
冷やかけ自体、まだやってるところが少ないだけに、貴重なお店だと思います。
ほんと、この夏、ぜひ、行って! と、人に薦めたいお店です♪