高くて旨いは当たり前さんが投稿した阿成炒飯專賣店(台湾/高雄)の口コミ詳細

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阿成炒飯專賣店高雄/台湾料理、中華料理

1

  • 昼の点数:4.6

    • ~¥999/ 1人

      訪問時点の為替レート換算での金額になります。
      • 料理・味 4.8
      • サービス 4.0
      • 雰囲気 3.3
      • CP
      • 4.7
      • 酒・ドリンク -
1回目

2015/02 訪問

  • 昼の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.3
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人訪問時点の為替レート換算での金額になります。

あんまり旨いから、むしゃぶりついて噎せてしまったほど!

高雄(カオシュン)は、アジア有数の海運拠点を擁する、台湾第二の大都会。
けれど、街を歩いてみると、台北に比べてのんびりした、人懐こいローカルムードが漂っています。
台湾の中でも、特に人情味溢れる街だとも言われますね。
街の玄関口にあたる台鐡高雄站は、かなり大きな駅に違いはないけれど、人口300万近くを擁する街のターミナルにしては如何にも垢抜けない、昔ながらの造り。
だから、台北と同じように地下駅にして、跡地を容積特区で再開発しようという、大きな計画が進められています。

高鐡左營からの捷運を高雄站で降り、台鐡站の長い跨線橋を南から北へ。
自由通路がないから、入場券を買わなくてはいけないかと思ったら、無料の通行票が手渡され、反対口でそれを渡せば済む仕組み。
親切で優しい、いかにも台湾らしい考え方です。

繁華街らしい雰囲気があまり感じられない、高雄站の北口を暫く歩きます。
大連街という路地に沿って訪ねたのは、炒飯が旨いという「阿成炒飯専賣店」さん。
日曜日は不定休で、しかも昼下がりの13:30で営業をやめてしまうというハードルの高さ。
昼のピークも過ぎてそろそろ店じまいというタイミング、ギリギリ間に合ってよかったものの、実際に営業しているのを見るまではドキドキでした。
このお店、まさに近隣の皆さんのための営業らしく、平日とて、昼飯から夕方にかけての、かなり短い営業時間です。

例によって歩道にまでせり出した客席では、何組かのお客さんが、旨そうに炒飯を食べています。
でも、屈指の人気店との先入観からは、聊か拍子抜けののんびりムード。
調理場では、ラフな格好をした若い職人さんが二人、勢い良く鍋を煽っています。
大火力で燃え盛る炎と、踊る米粒、これは旨そう。

調理場の脇にはメニューが張り出され、炒飯の種類の多さは、本当に数えきれないほど。
中には、芒果(マンゴー)炒飯なんていう、ちょっと合わないのでは?と思うようなものもちらほら。
マンゴーといっても、要はドライマンゴーを使うようではありますが・・・・

さて、蝦仁炒飯(TWD60)と蛤蜊湯(TWD30)を頼むと、外帯(ワイタイ)か内用(ネイヨン)かをまず聞かれます。
大火力で煽った熱々炒飯、出来たてが旨いに決まっているけれど、折箱に詰めて持ち帰る客がとても多いのです。
目にも止まらぬ速さで鍋を振り、煽り、炒め上げていくと、躍りあがる米粒一粒一粒が艶々と輝いていく。
コンロの脇で眺めていると、本当に素晴らしい手際の良さに、どんどん引き込まれてしまいます。

さあ、できた!
こんもり盛られた炒飯は、見るからに最高の仕上がりです。

レンゲで掬って口にすると・・・・うわっ!旨いっ!
馴染み深い短粒米の弾力、油の廻り方、ちょうどいい塩梅、香ばしさ、蝦のプリプリ感、そして熱々な仕上がり・・・
全てがパーフェクトで滅茶苦茶な旨さなのだと、五感が瞬時に結論を出してしまう。
細かい理屈抜きに、本当に快哉を叫びたくなる旨さです。

あまりに旨いからむしゃぶりついてしまって、思わず噎せて咳き込んでしまいました。
お店の方が、出来上がりに胡椒をかけるかと聞いてくれますが、これはなくても良いですね。

一緒に頼んだ蛤スープ(蛤蜊湯・TWD30)は、あっさりすっきり、そして蛤の良い出汁がじんわりと。
小粒だけれど、ひとつひとつ、新鮮な蛤をたっぷり堪能しました。
お決まりの貢丸湯ももちろんいいけれど、海辺の高雄ならではのこういうスープは本当にありがたいですね。

中華圏に旅行して炒飯を食べ歩いてみると、たとえ街かどのこうした食堂然としたお店であっても、日本とは比べ物にならないレベルの高さに感激します。
火を司り鍋を振る、中華料理の技術が根本から違うのだから、もちろん当たり前のことではありますが・・・

それから、台湾で旨い炒飯を食べようと思ったら、何故か高雄には良い店が多いように思います。
小さな島国に見えて、台北で旨いもの、高雄で旨いもの、それぞれやっぱり特色がある。
食文化の成立というのは、本当に奥が深いものですね。

  • 蝦仁炒飯(TWD60)

  • ほんとうに激しく旨い!

  • 若いのに、大した腕前です。※撮影ご了解

  • 鉄鍋、踊る。

  • ちっちゃめだけど、蝦だってたっぷりプリプリ!

  • 大連街に面して、静かな街かどです。

  • 蛤蜊湯(TWD30)

  • 新鮮な蛤です。

  • 付錦炒飯

  • 外帯(付錦、蝦仁)

  • 注文が多くて大変!※撮影ご了解

  • 騎樓がそのまま食堂です

  • 凄い種類のメニューです!

  • 日曜の昼下がり。日曜は不定休なので注意が必要です。

  • 高雄站裏の街かどに(大連街)

2018/07/07 更新

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