高くて旨いは当たり前さんが投稿した民宿ふじや(福島/会津高原)の口コミ詳細

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高くて旨いは当たり前 (50代後半・男性・千葉県) 認証済

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民宿ふじや会津高原/旅館

1

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999
1回目

2018/04 訪問

  • dinner:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気3.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    使った金額(1人):
    ¥8,000~¥9,999

朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る。

南会津・田島の街を出た桧枝岐(ひのえまた)行きのバスに乗り込んだ客はみな、運転士と顔見知り。
野岩(やがん)鉄道会津高原尾瀬口で、都会からの客を拾いながら、ようやく雪が解けた春の山道を、のんびり走っていきます。
旧舘岩村の集落から細い道に入って暫く行くと、やがて「湯ノ花」という、秘境の温泉が見えてきました。

村の共同温泉はいくつかありますが、川の流れに降りてみれば、川辺から直接温泉を引き込んだ雰囲気満点の石湯が。
そして、一番立派に整備されているのは、道路のすぐ傍らにある「弘法の湯」。
脱衣所は新しく建て直していますが、石造りの湯船は長年の温泉掛け流しでざらついて、秘湯の雰囲気満点。
この温泉を管理しているのが、今夜お世話になる「ふじや」さんです。

「何もない山のなかへ、ようこそ来てくださいました・・」
もてなしてくれるのは、地元舘岩育ちでこの宿へ嫁いできたという名物おかみ。

寡黙でよく働くご主人。
気さくに話しかけてくれるおかみ。
二人とももう大ベテランの域ですね。
大おかみが時折姿を見せますが、御年なんと98歳なのだと。

築120年にもなる、如何にもご当地会津らしい、重厚な伝統家屋。
昔から、村いちばんの大百姓だったと。
内外ともに改修されていますが、煤けた建具や太い通し梁に、過ぎ去った年月の重みを感じます。

客間には、立派な囲炉裏。
そして、傍らで燻されるのが、今晩のごちそうになる、舘岩の岩魚(いわな)。
囲炉裏端でじっくり炭焼きにした尾頭付きの岩魚は、ふっくら焼けて、臭みなし。
焼き干しにされ、吊るされているのは、骨酒になる奴らなのだと。

お膳に並ぶたくさんの料理は、こんなに食べきれるのかと思うほど。
殆どの食材が、地元舘岩ないし、会津地方でとれたものです。

さっきまで泳いでいた岩魚の刺身。
さすが、清流で育った岩魚はしっかりした身の弾力がたまりません。
岩魚の脇には、会津坂下から持ってくる馬刺し。
日本酒好きにはたまらないでしょうね。
宿には、南会津のお酒が各種揃っています。

気軽に摘まめる、自家製蕎麦あられ。
岩魚を捌いて出るあらを、あられ状に揚げたものも、驚くほど旨い。
自家栽培のにんにく揚げは鮮烈な旨さ。
地元材料で作る自家製の胡桃ゆべしは、もちろん胡桃も近くの山で採ってきます。

ふきのとうは、味噌や胡麻なのかしっとり和えてあって、苦みばしった鮮烈な芳香から、強く春が香ってきます。
コクがある鶏ハツ、白蒟蒻、人参の油炒め。
ほうれん草のお浸しと小赤アミの和え物。
大きな地元産なめこのおろし和え。

山菜や茸の天ぷらは、フキノトウのほか、しめじ、蓮根、自家製燻製卵と盛りだくさん。
サクッと軽く揚がってます。

ご当地舘岩のお料理「ことじ」。
じゃがいも、蓮根、竹輪、木耳、豆腐、人参、エンドウ豆、牛蒡、鶏肉。
この会津のもてなし料理は、地域によって呼び名が変わります。
田島ではつゆじ、若松ではこづゆ、そして舘岩ではことじ。
地域によって入れる具も微妙に変わるのだと。
それだけ会津は山深く、共通の食文化にさえ、峠を隔てて変化が生まれたということなのでしょう。

揚げだし豆腐は、湯の花の集落内で作られた新鮮な木綿豆腐をじっくり揚げて、そこへ自家栽培えのきで作るなめたけと刻み葱をあんかけに。

熱々の猪鍋、蕎麦の実雑炊、そして自家栽培米をふっくら炊いたご飯・・
〆に、ご当地ならではの甘味「はっと」。
蕎麦の実で練った団子状のおやつで、昔々、遠来の殿様に、こんなものしかないけれどと精いっぱい振舞ったら、こんなに旨いものは今後「ご法度」だ!と言われてしまったといういわくつきの逸品です。
どれも丹精込めた、地元食材の料理たち。
もうお腹が苦しくて、胃が二つも三つも欲しいくらい。

そこへ、とっておき、舘岩産の裁ちそば。
折り畳んだ蕎麦生地を切る一般的な蕎麦と違って、広げた生地にまっすぐ包丁を入れていく。
おかみが打った自家製蕎麦で、もちろん舘岩の蕎麦を使います。
十割で打つから、時間がたつとボロボロと崩れてしまう。
だから、食べる直前に打ってくれました。
苦しいほどの満腹状態で食べたのに、何と薫り高く、旨い蕎麦なのか。
こんなに旨い蕎麦、ちょっと食べたことがありません。

朝もまた、自家栽培米のふっくらご飯。
焼き鮭、ハムにスクランブルエッグ、サラダ・・・
浅漬けと、昨晩とは違う和え方のふきのとう。
朝から、何杯でもご飯が食べられてしまいます。

朝メシを平らげたら、川のせせらぎを聞きながら、石湯に浸かります。
岸辺にまだ雪が残る奥会津の小さな流れは、雪解けの水を集めながら、やがて日本海へと注ぎます。
東京から遥々半日かけて辿り着く別世界。
携帯の電波は届くし、いざとなればドクターヘリだって飛んでくる。
けれど、最寄りのコンビニまで1時間。
この山奥にあるのは、本当に同じこの世の風景なのか。

世の中、何を食べてどんな暮らしをするのが本当の幸せなのか。
その答えが、此処に来ればなんとなく分かってくるような気がします。

  • 骨酒のために囲炉裏端で燻されるイワナ。

  • 馬刺(会津坂下町処理)、イワナ刺身

  • これは序の口。

  • 阿賀野川水系産イワナの囲炉裏焼き。舘岩村内畜養。

  • 囲炉裏。

  • 築120年。

  • 自家栽培にんにく、自家製胡桃ゆべし。

  • 垂涎。

  • 自家製豆腐の自家揚げ出し、自家栽培えのきのなめたけ。

  • なめこおろし(舘岩村産なめこ)

  • 白こんにゃく、人参、鶏ハツ。

  • ほうれん草。地物。

  • 蕎麦あられ。自家製。

  • イワナのアラを揚げました。

  • イワナ。さっきまで生きていました。

  • 蕎麦の実雑炊

  • これが旨い!

  • 山菜天ぷら。全部地物。

  • 舘岩の郷土料理「ことじ」。若松ではこづゆ、田島ではつゆじ。

  • ふきのとう。舘岩村内採取。ああ、春が香る。

  • 一つ一つが尊い食べ物。

  • 猪肉の鍋。

  • 猪鍋。しらたき。

  • 湯ノ花地区産の自家栽培米で炊きます。

  • 山間のお米は旨い!

  • はっと。

  • 舘岩産蕎麦100%使用、つなぎなし。裁ちそば。

  • 言うことなし。

  • 南会津産のお酒。

  • 朝は希望に起き・・

  • 朝はお茶の間でこたつに入りながら。

  • あさごはん。

  • 鮭。

  • 具だくさん。

  • フキノトウの和えもの。

  • スクランブルエッグ、ハム、たっぷり生野菜。

  • 自家製浅漬け

  • 朝もまた、自家栽培のご飯。

  • ああ旨い!

  • 手作りジャムのヨーグルト

  • 特等部屋!

  • 玄関。120年家屋の貫禄です。

  • 石湯。川向うまで歩きます。

  • 自家製胡桃ゆべし。

  • 弘法の湯。ふじやさんが管理。

  • ああ素晴らしい。

  • 会津永遠のヒロインです。

  • 急な階段は、伝統家屋の弱点。

  • ふじや。築120年

2018/04/22 更新

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