じゅあんさんのマイ★ベストレストラン 2011

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

「ベストレストラン」は例年通り初訪問のお店から選びました。
今年もまた食べログを通じて新たな出会いがあったことに感謝しています。
ランキングには関係なく和食店では感激したりアレっと思ったり様々な思い出がありました。
フレンチに関してはお料理よりもワインに関心が向き始め、その点で印象に残ったお店が多かったように思います。
実はレビューしていないお店の中には上位に入るところが数軒あるのですが、また来年レビューする機会があれば登場するかもしれません。

そしてジャンルに係わらず、近年ますますお店の好みが狭まってきたことを感じています。

楽しい会食がたくさんできてしあわせな一年でした。また来年も素敵な出会いがあるといいな。


マイ★ベストレストラン

1位

広尾 一会 (広尾、恵比寿 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2011/10訪問 2011/11/28

もういちど、あいたい。

長年の宿題店。どうしてもっと早く来なかったのか、と同時に色々なお店に行った後からこそこのお店と出会えたことに極上の喜びを感じることができたとも思います。
夜だけの営業でおまかせの1万円コース1本のみ。お店は小さいし設え的には接待では使えない感じ。それゆえに、気の置けない人との穏やかな会食に相応しい。

お料理はとにかく出汁が好みの味わいで、余計な装飾や細工をせず地味に見えてしまうものの、一口いただいただけで滋味深さを感じ、背後にあるとてつもない細やかな仕込みが伺えます。
加えて同行者と言葉を失うくらい感動したのが、焼き魚の塩と焼き加減が寸止めレベルの素晴らしさだったこと。料理の基本中の基本がさりげなく、そして見事に決まっているのです。
唯一のツッコミ処は「ごはん」の種類を決定した後に出てきたお料理の素材がカブっていたことくらいかな。これだけ皿数がありながら?な物が全くなかったのもすごい。

1万円という枠の中では質量共に十分すぎる満足を得られました。

あとで既レビューを拝見すると、ご主人は霞町すゑとみご出身という。。。なるほど。
出汁の華やかさとご主人の仕草がなんとなく、ね(笑)だから当店は客あしらいで損をしているかもしれないわね。私には問題ないけれど。

はぁ~めちゃくちゃ美味しかったなあ。
メニューは季節毎に変わるとのこと。冬場なんてもうキレ味最高のお料理が出てきそう。

当日のお料理

◆温かい茶碗蒸し いくらのせ
月並みですが、これをいただいた瞬間に当店の出汁は素晴らしいと確信。
◆飯蒸し
◆土瓶蒸し
序盤からダメ押し、コールド勝ち的一品。松茸は勿論のこと、出汁の華やかさと鱧の可憐な仕上がりに感電。そうよそうよ、鱧はこうでないと!
◆若狭のぐじ 
葛なのかな?ちょっととろんとした表面。食用菊も美しく映えてます。
◆蒸し穴子
下に敷かれたのはエレガント過ぎる胡瓜。穴子の食感、味付け、胡瓜につけた穏やかな酸味の品の良いことと言ったら。。。
◆煮含めた茄子
で、デカッ。たかが茄子、されど茄子なんですね。仕上がりが固かったりぐじゃぐじゃで残念茄子が多いけど、これは完璧でした。たっぷりと出汁を抱き込んで柔らかく、でも茄子の野生味は残した素晴らしい一品。すゑとみさんを彷彿させる一品。
◆焼き魚 金目鯛
一部皮目が焦げていますが…食べてみると焦げてないんですね。スーパークリスピーな皮、そしてふわっとほどける身。バシッと決まった塩。これで昇天。
◆いちじく煮
まず梅酒で甘味を決め、赤酢で仕上げたそう。わずかに感じる香ばしさは発酵由来。お箸で割ると茄子同様に煮汁を限界まで含みまくってました。煮汁完飲(笑)
◆穴子といくらの炊き込みご飯
玉子かけ御飯と悩みに悩んだ末、季節的に穴子とお別れなので決定。
どちらも脂っ気のある素材でどうやって調和するんだろうと興味津々。これまで出汁を使ったお料理ばかりなので、これは素材のみとのこと。
それにしてもいやらしさが微塵もかんじられなくて双方の美味しさを引き出した極上のご飯。

お味噌汁は関西風のやや甘口。赤だしを出すお店が多いけど個人的にはやっぱりこの手のお味噌汁が好き。
◆甘味
なんと自家製!お豆腐っぽい抹茶味のお菓子はアツアツで。食用ほおずきも立派。どちらも手でもっていただきまーす。

オシャレでも高級路線でもなく、地味。でも味は抜群。私はこういうお店が大好き!

  • 茶碗蒸し
  • 銀杏入り飯蒸し
  • 土瓶蒸し

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2位

虎白 (飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2011/01訪問 2011/02/05

のびやかな遊び心に高揚しまくりの夜。

既に高評価連発の当店に友と新年会的に利用する機会を得ました。
神楽坂からちょこっと入ったところに佇む感じのいいお店は、堅苦しい雰囲気はなく。やっぱり和食店夜の部って緊張するから、ちょぴり気が楽に。

週末だったせいもあり、客層は女性グループや比較的年齢の若いカップルが多かったかな。そのせいか、なにげに華やいだ空気。
やっぱりオジサマが占拠する和食店って場違いで緊張しちゃうもの。

カウンター席に腰を落ち着け、ご主人はじめ板前さんの作業に釘付け。
比較的若い方なのもあるけど、私達の反応にとっても敏感かつ敏速に反応(笑)食材や調理法についても丁寧に教えて下さいました。
ひとひねりあるお料理が多いのでこういう気さくな雰囲気はいいな。

その“ひとひねり”あるお料理は、出汁&火入れがストレートにわかるものが少なかったとはいえ、和食の軸はブレないまま意外性をうまく組み込んで食べ手を存分に楽しませてくれるもの。
ただ単に創作・革新的ではなくて和食の根っこの部分を守りつつ、育ちの良いやんちゃなエスプリをきかせた感じ。

度肝を抜かれるとか腰を抜かすような激しい驚きではなくて、想定の範囲から微妙にはみ出して動揺するような…。
そのやんちゃぶりは今後どう進化するのかしらとこれまたわくわくしてしまう。

こんなに気持ちを高揚させてくれる和食があるのねっ♪と食事中ずーっと心躍る楽しさでいっぱいでした。

すゑとみさんのお料理にも驚きと楽しさがあふれているけれど、もっと真面目というか穏やか。
こちら小泉さんのお料理には「うわーどうしよう、トンデモないのと出会っちゃった」的なヤバい色気がある。こういうのって、弱いなぁ。

以下、当日のお料理(\13000コース)

◆蛤と牡蠣 聖護院蕪すり流し
この時期、聖護院蕪は甘いのよねー。ふっくら貝ちゃんをふんわり包んで上々のスタート。

◆すっぽん春巻き 
ほほーっ、こう来たか~という揚げ物。猫舌の方には拷問的レベルのアツアツ。葱の甘さと蓮根の歯触りがアクセント。

◆もち米+あぶり帆立 海苔ソース
お寿司みたいな姿。海苔ソースは素材が分かり切ってきるのになぜか新鮮なお味。帆立のあぶり加減は絶妙。

◆フグひれスープ
ふぐのお出汁にあぶったひれの香りをプラスしたら美味しいに決まってるー。

◆氷見ブリ刺身
今年は豊漁の氷見ブリ。添え物に再び海苔登場。お好きなのかしらん。

◆甘エビ+原木椎茸 フォアグラソース 
牛乳を出汁で伸ばしてフォアグラを足したというソースが超絶美味しくて…完食後お皿を舐めたいくらい感動。
材料を聞いて納得するも、こんなに美味しくなるのかと驚く。
鹿児島産早取りの筍がもう甘さ炸裂でしあわせだー。

◆牛肉タタキ (うー説明がうつろ…)
ああ…これも卵黄のソースが悶絶の美味しさ。前皿同様にややフレンチ寄りのソースが今夜の白眉だわー。
卵黄に白味噌だったっけ…素材を聞いて一旦は納得するんだけど、どうすればこんなに美味しくなるの~?複雑そうでスッキリした味わい。でも様々な素材の調和が心地良い。。。あー自分でも訳わかんなくなる。

◆れんこん蟹あんかけのような一品(かなり忘却モード・汗)
お出汁の美味しさを実感できたお皿。とろみの粘度がややゆるく可憐。

◆お味噌汁 あぶった揚げ入り

◆ふぐ天ぷらをのせた筍ごはん
早取りの甘~い筍の炊き込みご飯。ふぐ天ぷらをサイコロ状にしてあり食べやすくかつカワイイ。

◆わらびもち ラムジュレときなこソース・苺 
この甘味で完全にノックアウト。見た目超地味で素材を聞いても地味。なのに!ラムときなこって合わせるとこうなるんだーっ。どうだ!と言わんばかりの〆ですなー、コレは。
わらびもち自体はぶっちゃけ大した出来じゃないんだけど、ソースが最高!そして当店の和食の底力を感じて余りある光り輝く黒豆煮!ベーシックな素材も素晴らしい。

同行の友とちびちびやりながら、カウンター内を凝視するわ、お料理の度「おーっ」「これはーっ」と必要以上に舞い上がるわ。。。それほどココロ躍るひとときだったのです。

お店を出る際にはご主人の小泉さんにお見送りしていただきまして、イイ気分のまましっぽりとそぞろ歩くはずが、すっかり足元が怪しくなり早々に駅へと向かう羽目になった神楽坂の夜。

  • 蛤&牡蠣 聖護院蕪すり流し
  • スッポン春巻き(撮影前にお箸でさわり一部崩壊)
  • 餅米+あぶり帆立+海苔ソース

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3位

シュマン (溜池山王、赤坂、国会議事堂前 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2011/06訪問 2011/08/14

Acheminement vers le bonheur.

縁は唐突に舞い降りてきて、ほんの一瞬だけ存在をほのめかす。その瞬間一気に手繰り寄せないとまた姿を消してしまう。

行きたいと思い続けているけどなぜか機会が巡ってこないお店。誰にでもあると思うのよね。ひょんなことから当店のソワニエ(soigner:そのお店の大切な顧客)である友人から…私が既に訪問していたか全く興味がないかと思っていたのかもしれないし、私自身も友人がソワニエだと何故か知らなかった…その友人からお誘いを受けたわけ。それならばとワイン愛好家の友人も巻き込んでしまえ!とトントン拍子。

当店の前シェフが独立されたヒロミチには既訪。新しい店に興味が全開だったこの数年だったけれど、やはり長年盤石な人気を誇るお店には然るべき理由がある。それがハッキリとわかりました。

失礼ながら、これほどまでお料理が美味しいとは。そして箱だって勝手に店名のやや硬~いイメージを先行させてたし…。見事に裏切られました、幸せな方向でね。

ラブリー過ぎない可愛さのある内装と外の景色がよく見える大きな窓からの初夏のやわらかな日差しが平日の昼であることを忘れさせてくれ非日常の世界にいざなってくれます。席間隔もゆったりで、私達が奔放な時間を過ごすに何の障害もありませんでした(爆)

そしてフランスワインの素晴らしくもオソロシイ深い世界をサラリと見せてくれたオーナーソムリエ柴田さんの存在の大きさ。やはり真っ当な世界では夢心地の満足が得られるのです。時間を積み重ねるということの意味を改めて感じました。

ひとりでもそれ以上でも、デート・家族・仕事関係。。。どんな場面でも安心して使えます。

当日いただいたお料理など(お料理は前菜2+主菜1+デセール=3900円コース)

◆アミューズ
マドレーヌ型のケーク・サレ
☆シャンパーニュ(柴田さんにお任せ銘柄)

◆人参のムースとコンソメジュレ、うに添え
キュイジネの履歴書的なお料理(笑)前シェフの小玉氏のお店を始め、色々なお店でいただいたけど、こちら信定シェフ版は一番好きかもしれない。
ムースもだけど特にコンソメの味わいがやや強めでワイン下さいモードにさせる、ちょっとオトコマエなタイプ。ボリュームもたっぷり。
☆白ワイン(これまた丸投げで銘柄不明)

◆テリーヌのパイ包み
肉感たっぷりのテリーヌがゼリー状ニコゴリとパイで包まれて。。。美味しくない訳がないとは分かっていても顔緩みまくりの一品。
☆沢山飲めないので白ワインをちびちび。。。

◆牛肉のロースト
最初は当日の肉料理が「牛」ということで個人的にあまり盛り上がらなかったものの。。。これが猛烈に美味しかった。という割には料理名はメモってないし(呆)やはりワインとおしゃべりがすすんだせいね。
様々な部位をしっとりと火入れしてバロティーヌ風な腸詰まで!これがとっても気にいったなあ。
☆同席者にサーブされたスゴイ銘柄をちょっぴり分けていただく(映像参照)
同席者によると、なかなかグラスでは出ない銘柄だそうで。。。いい経験をさせていただいたというか、すごい世界を見てしまったというか。

◆デセール盛り合わせ
キンモクセイのアイスが印象に残ったけど、ここまでのお料理が素晴らしかっただけに個人的にはちょっと失速。少しでいいから一品ビシッとしたお皿が欲しかったなあ。まあデジュネだし。それならおまかせコースかディネかだよね。

これまで不満足なパンとデセールの後はもやもやがくすぶり続けたものだけど、ココではそんなことは完全に吹き飛んでいたわ(爆)

◆フロマージュ
セレクトは柴田さん。数種盛ってあったけど同席者からブルゴーニュのエポワスにあるベルトー社のものを強く勧められて。パッケージがカワイイのよね。状態もよく、ネットリ力強くもエレガント。オソロシイワインとの相性はド素人の私でもクラクラものでした。

◆ハーブティ

美味しいお料理だけでもしあわせなのに、楽しすぎる会話と絶妙のサービスが加わると。。。もう言葉になりません。
柴田さんは私達の奔放な盛り上がりを遮らずも時々話に加わったりして。その話題がとっても面白く、果たして天性のキャラなのか熟練のキャリアの成せるものなのかは謎だけど、この柴田さんの存在はとっても大きい。
確かにソワニエさんが同席していたことのメリットは計り知れないけど、きっと何も縁のない初訪の方にも折り目正しい、でも人間味にあふれた心配りで接客をされるに違いないわ。

手繰り寄せしっかりとつながった縁のおかげで3人ともMAXイイ気分に出来上がり、足元はへろへろだけどトークは強烈なままメトロ駅までそぞろ歩いた赤坂の午後。

  • アミューズ
  • 前菜その1
  • 前菜その2

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4位

Felicelina (中目黒、代官山 / イタリアン、パスタ、肉料理)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2011/10訪問 2011/10/11

ふりむいて Felicissima

かのアロマフレスカご出身のお二人が開いた新店。あり得ないCP・キレイ系トーキョーイタリアンでありながら潔い塩使い・駅からやや遠い立地・こじんまりでカウンターだけの箱…というプラス面の凄さがもろもろのツッコミ所をぶっとばし、おしゃれでラグジュアリーな箱とゆき届いたサービス、キレイに作り込んだお料理を提供し非日常感を演出してきたイメージのある、これまでの「トーキョーイタリアン」とは違う、“普段着のトーキョーイタリアン”の誕生だと感じました。

なんともスゴイお店が出来たもんだわ…おしまい。あ、これじゃわかんないか。

ではまず、価格設定から。
前菜が冷・温2皿+乾麺パスタ+手打ちパスタ+ドルチェ+お茶=2500円、これにセコンドが付いても3900円(税込み・サなし)
たとえポーションが少なくてもこの皿数だけで十分なお得感。そもそもトーキョーイタリアンに盛りを期待してはいけないんだけど結果、食後感はじゅうぶん。並の胃袋をお持ちの方なら満腹になるはず。

前菜以外は選択肢もしっかり用意されていて、しかもかなり悩めるラインナップ。しかもメニューに日付けが入っていたので仕入れによって日替わりなんだろうなあ。また来たくなってしまうじゃないの!

肝心のお料理。
個々のお皿については後述。総じて見た目はキレイなのに塩使いや味付けに迷いがなくて潔く、ある意味骨太さを感じる。またイタリアンというとどうしてもドルチェでズッコケるのがお約束なのに、ココは素晴らしかった。ま、限りなくフレンチっぽいといえばそうなんだけどさ。
唯一残念だったのがセコンドの火入れ。豚ちゃんを選択したからかもしれないけど、ちょっと入れ過ぎでセクスィーピンクでなかったの。
大好き仔羊ちゃんを次回食べてみなきゃ。

ワインボトルにグラス価格が書いてあるのにウケた。800~1000円が主流。お料理の価格相応な印象。

そして箱。
全13席カウンターと聞いた時にはキッチンを囲むか対面かと思うでしょ。それが違ったんだな。キッチンでシェフの姿を拝める3席(多分)以外ほとんどがキッチンに背を向ける、つまり窓から外をながめる席。これについては「デートなら邪魔されなくていい」「いや、背後から見られるのはちょっと…」と同席者と解釈が割れました。そしてサービス担当とのやり取りを好む方には寂しいかも。フロア担当は実質いないようなもんだし(爆)都度振りむいて話すのもね(笑)

それゆえお皿のペースはゆっくりめ。平日ならば時間にゆとりを持って行きましょうね。お水もキャラフェをカウンターに置いておくパターン。
でも人員を増やしたら価格に跳ね返りそうなので、大変でしょうけどずっとこのままでお願いします(笑)
だから、サービスについてアレコレ要求のある方は“然るべきお店”に“然るべき対価”を支払って訪問してね(毒)

ここ数年、東京ではイタリアンから極力目をそらすようにして…て、いうか見たくなかったのかな。でもこうして思い切って振りむいて見たら、トーキョーイタリアンも変化し様々な形ができてきたんだなあと。
当店で衝撃を受けたとは言いながら「恋に落ちることはないの…」なーんてひとり熱く語っていた私はやっぱり心底イタリアが好きなんだ。。。それでも相変わらず頑固者で排他的な「彼」は絶対に私の方を向いてくれない、一生片思い状態なんだけどね。

以下当日のめにゅう

◆冷前菜 炙りしめサバとブリのカルパッチョ
サバの下にはリンゴの甘煮を忍ばせて。酸と甘味がほどよく、とってもミネラリーな仕上がり。
◆温冷菜 徳島県産鱧のセモリナ粉フリット トリュフ風味
この価格のコースでこんなにトリュフかけていいのかな。。そして噛んだ瞬間カリカリカリッと繊細でありながら確かな骨伝導。中の鱧はふわふわ。
一瞬ロマンティコの穴子フリットがフラッシュバックする食感と絶妙の塩加減。ヤバ過ぎ、悩殺の一皿。

◆スパゲッティ 甘エビとサルデーニャ産カラスミのスパゲッティ
ボ、ボッタルガが気前良く絡まってるっ!シンプルにオイルソースだけ、そして塩味がドンピシャ。体調良かったら絶対飲んでた(泣)
◆手打ちパスタ なんと5種から選択可(一品だけ追加料金あり)
普通手打ちなんて夜だけでしょ!それが5種もあるってどうなのぉぉぉ~!しかしなにげに好物オレキエッテに一発決断。
同席者の鴨モモ肉ガルガネッリと琉球ポークのパッパルデッレもチョコっと味見させていただく。ううむ。。。どれも素晴らしい。
オレキエッテは小耳ちっくでキレイにお皿に収まってるけどムチムチ、ホタテとキノコを白ワインで煮込んだソースが実にエロい。

この時点で一同「こりゃ、すげえ」という空気に包まれる。

◆メイン ぐわわ…これも5種から選べる!とてもお一人でやってるとは思えないんですけど。。
で、せっかく複数人いるんだからと2名からオーダー可の岩中豚ロースト、レンズ豆添えに決定。ま、ヒツジラバーの私は仔羊ローストに未練はあったのだけどさ(爆)でもイタリアといえば豚だって流れで。

うーん、映像を見れば一目瞭然ですけど、ちょっと火が通り過ぎかな。エロい火入れマニアとしては残念凹
でも骨を付けてくれたのと、コントルノのレンズ豆のグダッとした姿にはヤラれましたけどね☆

◆ドルチェ ひーっ これも4種から選択ですって!
ショコラ系の出来で判断するのがモットーですから(←単に好きなだけだろという意見も・汗)500円追加モノの「温かいチョコレートケーキ ヴィンサントのジェラート添え」に。
見た目はガトーショコラ、でもナイフを入れたらフォンダンショコラ。私好みのアメールMAXな味わい、焼き加減とも悶絶もの。
ジェラートはベタなのか洗練なのかどっちつかずな味だったけど大盛だったしショコラがすご過ぎだから相殺しても余りある。

◆カモミールティ
アロマフレスカ愛好者である同席者いわく「同門の様式美」(笑)確かに田窪さんのお店でもこういうポットでしたね。
アチラほど派手なハーブティではありませんし小菓子もないけど、もうお料理でビックリしたからいいんだー。

暴走トークで盛り上がり気が付けば3時間経過。次回はキッチンの見えるカウンター席で仔羊ちゃんにお会いしたいと思います。

そして、もうすぐ「彼」に再会できると思うだけでドキドキし始めた中目の午後。

  • antipasto fresco
  • antipasto caldo
  • pasta secca

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5位

ル・マンジュ・トゥー (牛込神楽坂、牛込柳町、神楽坂 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2011/07訪問 2011/07/24

谷シェフの哲学を垣間見ることができた震災支援ランチ。

長年行きたいと思いながらなかなか縁が巡ってこないお店ってあるよね。特にここ数年は若手シェフの独立ラッシュでその勢いあふれるお料理に感銘しまくった結果、以前から気になっていたお店は完全に後回し。ところが縁というのは突然つながるもので、なぜかランチ会がそこそこ業歴のあるお店指定で行われることが続いています。

さて今回は最愛ブーランジュリであるシニフィアン・シニフィエの特注パンを使い、シェフの個性が前面に押し出されているイメージ。興味津々ながら評価が割れていてしかも夜の営業しかなく友人達との間でも盛り上がりに欠けていた当店。なんと震災後に復興支援として奇数週の土曜のみランチ営業を開始し売上の2割を義捐金にするという情報を得まして速攻予約。

メニューはやはりおまかせ一本。前菜2+主菜+デセールで¥5,800円(税込・サービス料10%別)

こじんまりしたお店はクールモダンな雰囲気。席の間隔はかなり狭め。ホールスタッフはオールキビキビ系女性。
当日は私も同行した友もそろって体調不良でアルコールは泣く泣く自粛。ミネラルウオータ―の価格はビミョーにお高めなグランメゾン。
仏産ガス入りVichy Celestinsを選択。多分1500円前後?

肝心のお料理は想像以上に素晴らしく、特にスパイス・ハーブの使い方が印象に残りました。南仏の風をイメージさせる、ちょっぴりフルーティで爽やかな香り。とってもフェミニン、でもどこか官能的。
こんなお料理が新進の若手シェフではなく、ややワイルドなビジュアルでとても素敵に年齢を重ねている谷シェフから繰り出されるというギャップがニクらしい。

あまりに個性的なシニフィアン・シニフィエのパンが果たしてお料理とうまく調和するのかという不安と期待。「特注」だけあり見事にお料理の存在を邪魔することなく寄り沿いつつも慎ましくオーラを発するパンでした。共に「香り」が重要なファクターながら衝突せず、互いを引き立てるように。

通常のディネとは内容は違えども、軸になる谷シェフの世界観を垣間見ることができたのが何よりの収穫でした。

以下、当日のお料理

◆アミューズ  空豆の冷製スープ・ブルゴーニュ産エスカルゴ、空豆グリ​ル
緑色ずくしで見た目が爽やか。
◆豚の内臓とフォアグラのテリーヌ カルパッチョ風
上にのっているのは赤水菜。その下にも香りよい野菜たち。濃厚なテリーヌとソースの酸味が軽やかに合体。
◆時鮭 ナスタチウムソース
鮭のエロい火入れ。クリアな黄色が美しく南仏を思わせるソースはやや苦み辛みがあり鮭のエロさを健康的なものに。
◆ランド産 鳩
ヘビーな漆黒のソースからなぜか薫ってくるフェミニンさは何なんだろう。鳩は勿論美味しいんだけどソースが抜群だった。

◆フランボワーズソルべとグリオットショコラのケーキ
メインのお皿の続きみたいな色合い。攻撃的でセクシーな赤。味のインパクトはそれほどでもないけど(爆)気品あふれるリキュールの香りが素敵。
◆ミニャルディーズ
通常ミニャで感動することはないのよね。無難な路線が多いというか。日本だとレフェルヴェソンスくらいかなあ←言いたい放題
しかし、ココのはびっくりした!チュイル・生キャラメル・チョコサブレの3点とも超美味なのはいいとしても生キャラメルの香り!
パン・デピスっぽいちょっとスパイシーでエキゾチックな、人によってはクスリにも思えるような風味のするキャラメル。これは初めての味。せいぜい塩にこだわったとかフルーツ風味なんだけど、すごいなあ。

◆ハーブティ
16種類だかなんだか忘れたけど、ブレンドしたもの。これがまたクスリっぽくて身体じゅうの悪い物を出してくれそうな勢いなのに、時々フルーティだったりフローラル。思わず茶葉を買いたくなる位感動。
ラストまでキーワードは香りだったのね。

東京でのほほんと外食しつつ、僅かながら義捐金を送ることもでき、プチ自己満足を味わえ上機嫌で友と歩く市ヶ谷の坂道。

  • アミューズ
  • 前菜 テリーヌ
  • 時鮭とシニフィアンのパン

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6位

レストラン リューズ (六本木、六本木一丁目、乃木坂 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2011/02訪問 2011/02/27

素敵ポイント満載のフレンチレストランが誕生@六本木

ますます勢いを増す東京フレンチ。ここ数年有名店から独立するシェフの数がすごい。今回も「えっ!? あのっ!!」というお店、かのラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブションで腕をふるっていた方の独立情報を得まして、まずはデジュネで友と突撃。

六本木駅から余裕の徒歩圏ですが、正直言って「こんなところに?」という立地です。新しい商業ビルのテナントで入っているものの、この場所に以前何があったか思い出せない。。。
でも…ドアを開けお店に入るととてもお昼とは思えない落ち着いた雰囲気に包まれ、高めの天井と一見で見渡せる程度の広さ、さらには厨房にかぶりつき状態のカウンター席まであるっ♪一気に気分は高揚。なんて単純なんだ。

メニューはコースのみ2種。3皿構成のプリフィクス、ムニュ・デジュネ(\3600 サ別)をお願いしました。

シェフの経歴からしてクラシカルでエレガントなお料理を想像していましたが、確かに前菜まではそんな感じ、メインの肉料理も味わいこそベーシックですが予想を覆す盛りの良さに思わず頬が緩んでしまいました。

プリフィクスの選択肢も各皿3種用意されているのも素敵。そう、いろいろと悩みたいのよ。私にはそれも外食の愉しみのひとつ。

海外で研鑽を積んだ若手シェフの勢いと創造性あふれる食べた瞬間に感電するような系統じゃないけど、「うん、おいしい♪」と自然に言葉を発してしまう、そんなお料理でした。

価格設定は良心的だしお店の雰囲気もよく、六本木という立地を勘案すれば人気の出る要因はすべて押さえてある印象。
訪問当日こそガラガラで貸し切り同然でしたが、今後はそうはいかないでしょうね。

また、いいお店ができました。ほんと、東京って、すごいな。

以下当日いただいたお料理 ちなみに同席の友と半分…いやほとんど私が。。。(呆)

◆アミューズ
きのこのフラン。黒っぽい粒はベーコン。香ばしく、食感も絶妙。この時点で地に足がついたお料理が出ることを確信。
◆蝦夷アワビ・白バイ貝・グリーンピース・空豆のエチュベ エストラゴンの香り
春の訪れを予感させるフェミニンなお皿。ベースのフォンが秀逸なのか、あっさり味ながら満足感大。
◆大山鶏の胸肉と肉厚椎茸のプレッセ くるみの香るヴィネグレットと共に
しっとり胸肉をかみしめると旨みじゅわわ~ 火入れ素敵かも、な予感のお皿。

◆バゲット
日本でよく見かける「アツアツのリベイクパン」は個人的にはあまり好きではないの。
でも!ザクッとした食感のクラストとフワッとしたクラムがミョーに後をひく。
粉の香りに何かしら感じるモノがありまして、尋ねたところ、フランス製冷凍バゲットをお店で焼いているとのこと。なるほど~。

“やはりパンは手間がかかるので自家製は”。。との回答。確かに。その労力をお料理に注ぐ潔さはハッキリとお皿に現れていました。
同席者も気に入って二人でバクバク。。。おかわりしちゃいました。

◆仔羊背肉のロースト ポテトのフォンダン レモンのアクセント
ヒツジちゃんラバーの私はお肉の量を見て歓喜♪
お店の雰囲気からして、せいぜい1切れ程度のってればいいかな。。。と思っていたけど。
ヒツジちゃんの下にはじゃがいもが敷いてあり、間にはタプナード(だったと思います)が挟まれて。なかなか手が込んでます。
なによりも、火入れがすごい。ストウブで焼いただけとのことなのに、スゥーっとナイフが入って適度な噛み応えの後、エロく口腔内をさまよう。。。。ああ。。。しあわせだーっ←バカ

◆岩手産岩中豚ロース肉 しっかりと火を入れて 根菜のサラダと共に
うーむ。一見何の変哲もない豚。しかしコレもヒツジちゃん同様に火入れが素晴らしい。可憐な食感のあと旨みが追いかける。
そして豪快なポーション♪素敵だわ。

◆ビターチョコレートのテリーヌ グラスバニ―ユ添え
個人的にショコラのテリーヌと聞けばセクシーなネットリ濃厚系を連想。こちらのは見た目はそうだったけど、アメール度を敢えて抑えたブラウニー寄りの印象。サービスの方にその感想を伝えたところ、やはり重すぎるのは。。。というニュアンスでした。

◆柑橘とキャラメリゼのパナッシェ カンパリのジュレ フロマージュブラン
爽やかで可憐。ショコラテリーヌ同様、やはり食後は重さを感じないデセールを設定しているのかな。デジュネだし。
ほどよい酸味と乳脂肪感のバランスでおいしくいただける。ポーションもそこそこあり。

◆ミニャルディーズ
プチマドレーヌとショコラ
◆ドライハーブティ

およそ半年ぶりに再会した友と積もる話で盛り上がりながらも、次回はカウンターもいいわぁ。。と妄想にふけった、昼下がりの六本木。

  • アミューズ
  • 蝦夷鮑などエチュベ
  • 大山鶏胸肉と肉厚椎茸のプレッセ

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7位

ボノミー (五反田、大崎広小路、大崎 / ビストロ、フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2011/09訪問 2011/11/26

Bon marché, bon plat et bonhomie. 

(2011.9)イイお店というのは雑誌等のメディアに露出しなくても流行るのよ。多分、五反田という立地が女子ウケしにくいから露出しないだけかも(笑)だからこそ、この店は面白い。価格と雰囲気は五反田だけど出てくるお料理は麻布か恵比寿かというギャップ。
このたびは2回転目におじゃま。いまだに1回転目は先日付の予約が必須なんだけど、五反田のビストロで食事するのに先日付はないって(爆)

時は平日の21時頃。1回転目の方々は引き揚げて店内は半分未満の入り。とはいえ日によって混雑することもあるそうなので事前確認がベター。個人的には遅いスタートだからお料理は軽めに。満腹中枢振り切りアイテムのグラタンドフィノワは見送り。

今回特に印象に残ったのは「手長海老のカダイフ包み焼き トマトとモッツァレラのサラダ添え 1800円」繊細な仕上がりとしっとりした味わいに、ココが“五反田のビストロ”という事を忘れてしまいます(爆)

グラスワインはブルゴーニュの白と赤を。どちらもお料理相場同様の価格帯のもので@900円。特にコダワリがない、というかよくわからないのでこれでじゅうぶんでございます。

メニューには「豚肉テリーヌ」とあるパテカンは相変わらずのニクニクしさで好き。これは系列のパン屋さんで2階カフェ夜メニューに出ていますね。ふむふむ、コレなら飛び込みでいただけるわ。

普段使いには楽で満足できるお店だから気にいっているんだけど、なぜか周囲の評価が割れるのが謎。まあ人それぞれだからね。

(2010.12)オープンから半年弱というのに既に大盛況。特に12月は忘年会シーズンでもあり予約至難でした。それでも気合いで席を押さえ訪問すること数回。それは五反田という立地なのにコテコテではなく繊細さを兼ねそろえたビストロ料理を五反田価格でいただけるから。

路面店で奥に長い形状のお店は、ちょっとしたグループでも、カップルでも、お一人様でも(カウンター3席あり)使えるのも人気の一因だと思うなあ。
内装は豪華とは言い難いけど五反田的な?(←くどい)大衆ビストロでもなく、カジュアルフレンチ系。
なので会社帰りにぶらり、という客層が主。女子度はかなり高め。
余裕で2回転していまして、遅い時間帯はカップルがしっぽり食事という感じだったなぁ。需要があったのね←意味不明

お料理はアラカルトのみで決して種類豊富とは言えないし、グラスワインも同様。だからこそ、この価格が可能なのよね、きっと。
お皿のボリュームはそこそこあるので、みんなでつまんでワイワイやりましょー♪というノリでも2人でガッツリでも。もちろん皿数少々でのサクッと使いも大丈夫という使い勝手の良さは魅力的。

味の系統はキレイで繊細な正統フレンチがベース。塩ガツーンでも肉やケモノ感MAXでもない、現代のネオビストロ。
なんとな~く、個人的に大好きな十番のカラペティバと見た目もお味も似ている気がします。
ん?そういえば両シェフともフランスでの修行先が同じお店だったような。。。やはり。

なにはともあれ、こういうお店は恵比寿なら既にあるけど恵比寿な価格に加えて恵比寿な客層が多いし(爆)それは十番も同じで(再爆)
“こんなお店がほしかった❤五反田に!”というのを体現したのが素晴らしい。
五反田なら、少々調子に乗って飲み過ぎても平気だし!(謎)

う~ん、イイお店だわ。願わくば予約1ヶ月待ちというのは避けたいんだけど。

評価は限りなく4.5に近い4な気持ち。

これまでにいただいたお料理は以下
お料理はちょこちょこ入れ替わってまして訪問毎に悩める楽しみあり。

◆本日のいろいろお野菜4皿\1200
米茄子のタプナードチーズ焼き・茸のローズマリーマリネ・根菜のジュレ寄せ・ミニパプリカのバルサミコマリネ
とってもお安いのに手の込んだ酒の肴という趣。味付けはややソフトタッチ。

◆Gratin Dauphinois 一人前\400 
グラタンと言っても小麦粉の存在は感じない、生クリームを牛乳で伸ばしたようなサラサラベシャメルなのでいくらでも胃に収まる。
しかし、いくらなんでも400円でおかわりし放題は太っ腹過ぎ。お言葉に甘えて数回しましたとさ(笑)
バゲットは系列のブーランジュリ、パンオフゥのもの。コレもおかわり放題。

◆じっくり炒めた玉ねぎのタルト \600
オニオングラタンスープを食べる度に「飴色玉ねぎだけ食べたーい」と思う方にはツボ。リアルに飴色玉ねぎを満喫できる一品。

◆イワシのマリネとクスクスのサラダ仕立て \900
およそビストロちっくではない仕上がり。酸味がキリリ。

◆ズワイガニと仏産トランペット茸のリゾット \1800
トランペット茸の旨みを最大限に生かしたお料理だと思う。

◆仏産山うずらローストとシューブリゼ半羽 \1800
半羽でオーダーできるのが素敵すぎる。なのに調理法を変えたシューブリゼまで付くという。火入れ・甘味抑えたソース共◎

◆NZ産仔羊のローストと茄子のピュレ \2000
これまたつい豪快に骨付きでドカンかと思ったら(悪癖)エレガントでした。肉質むっちりのヒツジちゃんの下には繊細な茄子ピュレ。
それにしてもこれが2000円。。。いいのかな。

◆蝦夷ヒグマと豚のパテ・ショー \2000
熊のパテ=某池尻のアレ、を妄想するも(←わかる人にはわかる)違いまして、ミートローフ的な作りでした。
「いや~ん、クマなんてぇ~」という可憐な女子でもOK。

◆栗のパイ包み焼きとリコッタチーズのアイスクリーム \700
これも某池尻(←くどい)のパイを勝手に妄想。パイは練り生地でホームメイドちっく。リコッタアイスは美味。
◆安納芋のパイ包み焼きとリコッタチーズのアイスクリーム \700

◆コーヒーとミニャルディーズ
ミニャで出たショコラが意表を突く美味しさで感動。

  • パテカン
  • カダイフ包み
  • あにょーん

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8位

日本料理 晴山 (三田、田町、白金高輪 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2011/11訪問 2011/11/30

ちょっぴりなつかしくて、そして すばらしい。

オープン間もないのに当サイトでの評価が高いのに加えて和食マニアの食べ友が絶賛していた当店にやっと訪問。
和食以外の飲食店の居抜きとしか考えられない立地とレイアウト、ビミョーなカウンター席、職人さんがやけにたくさんいる厨房…箱に関しては好みから大きくかけ離れているけれど。お料理はどうなんだろう。

一番奥にあるテーブル席に通される。某外苑前のフレンチを彷彿するような設えに一同意見が一致(笑)

お昼のコースは2種で肉料理の有無の差だけとか。和食で肉料理にはそそられないので3800円を選択。
この価格だから当然高級素材は出るはずもない、そこでお店の力量が問われるんだけど、結果「う〜む、こういうことか、すごいなあ~」というのが素直な感想。
高級素材の素晴らしさを引き出すのも、一般的に流通する素材を技術でもって魅せるのも職人さんの腕の見せ所なんですね。

つまり、手間をかけ旨みを生かす調理を施してある、私好みのお料理。柔らかいお出汁はキレがあるというよりも懐かしい味わいの中に華やかさがチラッと見え隠れする感じ。
贅沢を言えば、全体の流れの中で味わいと食感にメリハリがあれば尚ステキかな。

お料理のクオリティとお昼でも気軽にゆっくりと食事できる使いやすさが箱など諸々のツッコミ処を払拭←こればっかり(汗)

あ、そうだ。器も素敵でした!

当日いただいた内容(3800円コース)

◆椎茸と菊菜のおひたし
お出汁に期待のかかる1品目、美味しかった~。菊菜の茹で加減も絶妙。
◆お椀 貝柱のしんじょう
すり身の滑らかさと具材の食感に見事にバランスが取れ、柔らかいお出汁が寄り添う。関西風の味わいのような。
◆八寸
ごぼうをお団子にしたものがとっても美味しかった!あたり加減がいいな。焼き魚は大好きな鰆の西京焼き。
◆クエとおかひじき
◆お食事
鯛の器に香の物。ご飯は鶏の炊き込み。個人的にもう少し水加減が少なければなぁ…と言いながら同席者の分まで強奪(呆)
◆和三盆プリン

しあわせ気分で旅立った、ちょっと温かい晩秋のある日のおはなし。

*参考までに iPhone(softbankね)は限りなく圏外状態だったのでご注意ね。

  • おひたしとイクラ
  • お椀
  • 八寸

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9位

アヒルストア (代々木公園、代々木八幡、神泉 / ビストロ、ワインバー、立ち飲み)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/07訪問 2011/08/20

近所にあればいいのに@ゆる飲みの聖地。

ブルータスの酒場特集トップを飾ったりして、今まさに旬のお店。椅子席は2ヶ月先まで予約が取れないとか(しかも開店時に限る)いつ行っても並んでるか満席でフラレっぱなしとか、スゴイ噂ばかり耳にします。いつ行けるのかなあ…と思っていた矢先のこと。某店でそこそこ食べて飲んで、イイ感じに出来上がり「そうだ!今から歩いて行き外で待ってたら、またお腹空くかも!」というヨッパライハイな思いつきで襲撃。

さてさて、どんなに並んでるかなーと思ったら、待ち人はなし。しかもドアを開けたらあたかも私達のためだけに用意されたかのように立ち飲み用の樽が鎮座していたの☆←美しい勘違い(笑)

ココのウリは「自然派ワイン」と「自家製パン」だとか。字面だけみたらロハス?と思うけど窓際というか樽横にはずらりとワインボトル。各々に特色が書かれたカードが付けてある。これ、シラフで時間があったらゆっくり熟読したい。オーナーは本当にワインが好きなんだなあ。
…ってことでお店の方に好みを伝えて丸投げ。何種か提案してくださり、見た目で即決。ワインラバーから説教必至の安易さ。。。

待ち時間ナシで果たしてお料理を食べる余力ができているのか、という不安はカウンター上の黒板メニューを見て吹き飛んでしまった。
唯一の問題は酔っぱらって焦点が定まらず、メニューがちゃんと読めないこと(爆)

カウンター内にはパン担当の妹さんと料理担当のお兄さんかな。別にアヒル顔ではない。アヒル口なのかしら。。。

小さいお店にカップルやら男性同士やら。ややおとなしめに賑わってる。
とっても心地良い喧騒。もっとマニアックなお店かと思ってた。

ご兄妹で好きなワイン・料理・パンをお気に入りの音楽を流して、それを理解してくれる人に楽しんでもらいたいんだろうな。
そうは言ってもお料理は単なるオツマミではなく美味しかったし、ちょっとした受け答えもソフトで誠実な印象を受けたわ。

人気があるのはよーく分かったけど、いくらなんでも立地がハードル高すぎで。渋谷から徒歩圏だけど思い切りわざわざなんだもの。だからこそのまったり感なんだけど。開店時間入店なら予約できると言われても、雰囲気からして2~3軒目、もしくはアポには早いからちょっと時間潰し的に使いたいお店だと思うのよね。

きっと当店の成功によってあちこちでコダワリの小さいワインバーが増えるに違いない。そのうち近所にひょこっと面白い店が?
柳の下にいつも泥鰌がいるとは限らないって言うけど、ココは東京、何か新しい波が生まれるかもしれない。

当日オーダーしたもの

◆豚肉と鶏レバーのパテ 850円(推定)
私好みの肉感しっかりタイプ。お値段の割に大きい。
◆白イカとマッシュルームのイカ墨 1200円(推定)
塩加減よし、でも濃厚過ぎずオツマミというにはかなり上質な一品。好きだなーこういうの。

☆ワイン
キリリと白な気分だったので。金額が分かんないけど多分1000円ちょっとなのかな。
なんとなーく自然派ワインのラベルというかエチケットってかわいいイラスト系が多いような。
◆パン
バゲットが売り切れだったのでカンパーニュ 250円と銘柄忘れたけどもう一種。
私基準ではゆるい、でも骨太好きでもソフト好きでも美味しいと思える実に絶妙なライン。

持ち帰りできるとのことで、いちじく(価格失念)と胡椒とフルーツのフランスパン200円。
胡椒とドライフルーツって合うんだなあ。翌日いただいたけど、スパイシーでほろ甘い味わいはチーズとも合うだろうし何よりワインが欲しくなる。
生地は若干モチモチ系。この食感が好きな女子は多いはず。

  • パテとワイン。絵になるなー
  • 白イカとマッシュルーム。
  • パン

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