レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2015/04訪問 2015/04/10
●訪問回数5回以上
最終訪問2015年4月
予約 かなり取れない。本日聞いたところによると、三か月先まで一席も空いてません。取るのが大変になってきた。
本日のお造りはメヌケ(アコウダイ)とゴンドウクジラの赤身
天草のウニ
コノワタの乾燥したもの(バチコと違って黒い色のもの 業者に作ってもらっているとか するめの濃い味)
コノワタの焼いたもの
握りは、マグロ(赤身、トロ)、コハダ、カツオ、イカ、アジ、赤貝、タイラギ(大きい)、蒸し鮑(肝が深い味)、ノドグロなど 海老は茹でたものをそのままシャリを使わずに出された。
魚は当たり前だが、どれも質が良かった。お米を変えているようだ。
摘み5種類 握り13種類で追加なしで16200円(消費税込み) 飲んだら2万円弱くらいの値段が目安。
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4か月ぶりに訪問しました。進化の歩みは止めません。
刺身は 平目と丁寧に血抜きした肝 縁側 肝の臭みが全くなく驚きです
ノレソレ 今まで食べてたのはなんだったのというくらい 旨みも濃く臭みなし
鰹 香りが素晴らしくとろける
イカのワタと味噌で味付けした焼き物 日本酒が合いまくり
カラスミ餅 アツアツで溶けているものを手渡しされる 絶品 確かにこんな食べ方をさせた店はなかった
握り
まずは ヅケとトロ 漬けの味わいが深すぎて余韻が続く。シャリも魚に合わせて5種類 その都度用意しているのだとか。塩強めのアルデンテのシャリはマグロに合います
キスの〆たもの、1週間熟成させたイカ、鰯を柑橘で〆たもの
どれも素晴らしいが、鰯は余韻が3分以上続きます
浅〆のコハダ 軟らかくて繊細な味で臭みがありません
煮蛤 これも良かったし、ふぐの白子の鮨も素晴らしかった
細魚の〆たものが出て
ノドグロに甘辛い詰めを塗ったものも口の中でトロケル
最後はカマス 塩気が絶妙でカマスの旨みを最大限に引き出していました。
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以前のスタイルから少しずつ進化しているように思います。
珠玉の摘み類は種類を抑えて、寿司の分量が多くなっています。
ものすごく手の込んだ摘みは少なくなっていて、素材やコースの組み立てをしっかりと考えられた構成になっています。
刺身では、アラ★ 圧巻のクオリティで臭み全くなし。
ウニ、イクラ
鰹のタタキ、アワビ(煮)と生湯葉
ここから握り
マグロを最初に連続して出すのではなく、要所要所に挟んで、流れを良くしている印象
トロ、鰯の〆たもの
シイカ、カスゴ
別な部位のトロとコハダ(新子) コハダは後でサンマの味と対比させるためやや浅い〆方
白甘鯛の蒸し寿司 脂が凄まじく圧巻★
マグロや光物はしっかりとした味付けのシャリで、この辺から少し優しいシャリに変えています。
蒸し鮑 つまみの鮑とはものを変えて寿司に合うものを使っている
本ミル貝 さくさくの食感で旨い
蛇腹マグロトロ 軟らかさがポイント旨い
〆サンマ★ しっかり〆て旨みを引き出したサンマは超絶の味でした
聞くとこのサンマをメインと考えて組み立てているのだとか
海老 安定の旨さ 甘い
シイカのゲソ 軟らかくて赤ちゃんのほっぺ
穴子 軟らかくて旨みも凝縮
タコ 最後はさっぱりと 辛子のアクセントが食後に良い
高級な寿司であるので素材の吟味は当然ながら、コースの流れを考えた仕事の確かさと素材の選別、シャリを力強い魚と繊細な魚で使い分ける、マグロを最初に続けざまにだすのではなく、マグロと他の素材を交互に出すことによって、マグロも他の魚もそれぞれを引きたてさせる、新たな寿司のマリア―ジュを感じた。
いやー進化してますね。単なる江戸前のコピーではなく、独自の新江戸前寿司になっています。
ミシュラン三ツ星にふさわしい店になってきているように思いました。
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6月ごろ、そういえば久しく行っていないよな、と思い立って、予約の電話をしたところ、この日なら空いていると言うことで訪問しました。
ちょうどミシュラン三ツ星を取った直後でしたので、お花が一杯飾られていて、取材やらなんやらで忙しかったものと思います。
日ごろの下ごしらえの大変なつまみ類は少なく、刺身やシンプルな料理が主体でした。
まずは三種類の白身
★タマメ フエフキダイの仲間 脂の乗り旨みと弾力がすばらしかった
ヒラメと鯛 ヒラメは走り タイは名残 特に鯛は質がよかった
蒸し鮑 大降りの鮑が一人半個。貝柱の部分が少し硬くて、大降りに切られているので、やや食べにくい
ウニとジュンサイ ジュンサイは秋田の天然もので食感がすばらしい。ウニも質がよい
カツオと熟成カツオ 比較的フレッシュなものと7日間熟成したもの
ヨコワとキュウリ(糠漬け?)辛子
つぶ貝の深海水でゆでたもの
★アゲマキ貝の吟醸酒仕込み 水に二回漬けては抜きを繰り返し最後に吟醸酒に漬け込む
ジューシーで甘みがあってよい
握り マグロ トロ、赤身、漬け
春子 桜の葉の香りをつけて
イカ 1週間熟成 サクサク感ととろっと感が混在
ノドグロの蒸し寿司 海のバター
穴子 ネットリ感あり
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お店は撮影禁止であるが、貸切のため、許可をいただいた。食べログなどに掲載も許可してもらった。
下関から福岡に移転した。10月に初訪問した。
素材を吟味し、旨みを高めることを追求した寿司という印象を受けた。つまみも、寿司も店主独自の解釈で仕事をしたものがいくつもあり楽しめる。つまみは、酒肴主体で、刺身は少な目。刺身を出しすぎると、寿司が食べられなくなるからという理由だ。でも、この肴がめっぽううまい。
特に印象的だったのが、7.5キロの鰆、まだ10月だったので、はしりとはいうものの、十分に熟成して旨みを高め、炙りによって脂が活性化されしっとりとして口の中で溶ける。
大間のマグロの酒盗 は、旨みと香りが抜群で余韻がしばらく残るために、あわてて日本酒を注文したくらいだ。
(半)生バチコは人生初、軟らかくて香りよく旨みも凝縮していてとても美味しかった。
稚鮎のウルカの旨みと苦みの爆弾にも驚かせられた。
寿司は、お米の表面がしっかりしておりやや硬めの炊き上がりなので福岡の人は固すぎると感じるかもしれないが、個人的には好きな固さだ。赤酢の味付けで、味はやや強め。脂ののりや旨みが強い魚によく合う。
握りは型崩れせず、口の中で、ほどけるが、米の粒の旨みと、存在感が最後まで感じられる。
カワハギ肝のせは、肝の滑らかさが素晴らしい。
コハダは、〆方が素晴らしく、旨みが濃い。
高知鯖は脂ののりがよく、香りもよい。余韻が長く続いた。
ボタンエビは〆て旨みを凝縮しねっとりとした食感だ。
全体的な感想は、いままで福岡ではなかったタイプの寿司店で、寿司を味わいながら日本酒を飲みたい方には、特におすすめできる。
価格帯は確かに高めだが、その分以上にありえないほど、素材にお金をかけているのもまた事実だ。
3回目の訪問 この日は、ボウ子(新潟の棒状のバチコ)、鰹、自家製カラスミ、鮪(赤身メイン)が 素晴らしかった。
2位
1回
2012/12訪問 2012/12/06
美味しいものを作っているからといって、必ずしも経営的に楽に営業しているとは限らない。
このお店は、ご主人の味に対する姿勢がとても真面目(厳し)すぎて、数量が作れないので、大変だろうと思う。
個人的に どのメニューも 味はとても優れていると思うし、ここでしか食べられないオリジナルな味だ。
もし食べられたなら 超ラッキー 一日限定5杯(最近増産しているらしい)の、濃厚鶏出汁ラーメンがものすごく旨い。
鶏油を使っていないため濃厚でありながら、後味は爽快である。(お決まりのフレーズのようだが、こう書けるラーメン店って実は皆無)
麺はスープに合わせて変えており、平打ちのちゅるちゅるした触感の細打ち麺(稲庭うどんに食感が似ている)だ。
→この麺に関しては低加水率のカタ麺に慣れている博多っ子から賛否両論だったみたいで、現在はもう少し歯ごたえのある平打ち細麺に変わっている。
普段の鶏中華そば(醤油ラーメン)も、醤油がきつすぎず、貝柱の旨みが出ていてこちらも素晴らしい。麺はしこしこの縮れ麺でカンスイの臭いがなく、小麦の香りと甘みが感じられてすごく良かった。昔好きだった薬院の「中華そば信兵衛」をちょっと彷彿とさせる味だ。
最後に 鶏出汁つけ麺を食べてみた。まずは塩で麺の香りと甘みを楽しむ。つけ汁の鶏出汁がこれまた濃厚で旨すぎ。
濃厚な出汁と麺の旨味のバランスではベストバランスと思った。
替え玉として、平打ち細麺を食べたが、これも小麦の味がしっかり感じられた秀作。
大変な労力をかけて、一杯一杯丁寧に作られている。
ご主人に話を聞いたところ、鶏出汁ラーメンが5杯限定 鶏出汁つけ麺も15杯 中華そばも限定なので そんなに数量を作ることができないのが悩みとのこと その分 他店の数倍の努力の跡が見られる
★結論 鶏ベースのスープやラーメンが好きな方は 今すぐ行くべし。
3位
1回
2012/08訪問 2012/12/02
途中まで野菜中心のメニューであることからも、正しくは新しいジャンルのお店だと思う
。今までのカウンター形式の肉料理店と決定的に違うのは、料理の概念が新しいということだろう。
仕入れ先との関係を築き、調理法を研究して、極上の赤身の肉をさらに引き立たせる方法を研究している。
現在コース6500円程度とものの割にコストパフォーマンスも抜群だし、ワインも自分で選んだ面白いワインが適正価格で置いてある。
惜しむらくは、トータルの量が足りないかな?食べているうちに、食欲活性化されてしまう。
高森牛ウチモモ肉とししとうがらしのジュレは、ジュレの辛味のアクセントがたまらない。肉の旨味も素晴らしく、脂を感じないのが嬉しい。
新じゃがいもと牛蒡のサラダ仕立ては、香りがすごくよくて美味、外側のゴマソースが少しずつジャガイモと混じり、複雑さを増していく。
無角和牛ヒレ肉と高森牛カイノミの真空低温調理は最高だった。
肉のアミノ酸&タンパク質の旨味炸裂。脂はあまり感じないのでいくらでも食べられる。
〆は2色の温麺。昆布だしのスープが非常に美味。途中追い鰹や薬味が溶け出しまた複雑さが出てくる
その後も数回再訪しているが新作メニューも多く、飽きさせないお店だ。ワインも自らテイスティングしたものを置いているし、価格も安価だ。
4位
1回
2012/12訪問 2012/12/07
インド料理で最も大切なもののひとつ、香りを大切にしている店です。
キーマはスパイスの香りを立たせた後にひき肉から炒める丁寧な仕事ぶり。ホールスパイスも使っているので、食べるほどに香りが次から次へと押し寄せてきます。カレーというより四川料理的な印象です。
店名にもなったガラムカレーは、さらさらしたスープカレーで、こちらも香りが鮮烈、辛さももちろんかなりありますが爽やかな辛さで素晴らしかったです。
ポークビンダルカレーがたまたまあったので食べたが、甘辛酸のバランスが素晴らしく、こんなに丁寧に作られたものは初めてでした。
4回目の訪問時、チキンカレーの5倍を注文しました。これが私にはベストバランスでした。
香りを生かすということでは スパロと双璧。福岡にもこんなに美味しいカレー屋さんができたことを喜びたいと思います。
5位
1回
2012/04訪問 2012/12/11
福岡県におけるトンコツラーメンの最高峰の一つといっても過言ではない(遠いけど)
この店のすごさは前から噂は聞いていたが、遠いので二の足を踏んでいました。
しかも一年前に行橋を訪問したにも関わらず、売り切れ閉店で食べられなかった因縁の店です。
ラーメンは、表面が泡立ったクリーミーなトンコツスープで優しい旨みが特徴です。コラーゲンも濃すぎずバランスが良いと思いました。
麺もしこしこで大変美味しいです。
チャーシュー(黒豚)も大変よくできています。
現時点で、完成度から言って、私の最も好きなラーメン(トンコツ)店です。
但し、行橋までが遠い。体感距離として 鹿児島に行くくらいあります。
また売り切れ閉店のことがあるので、お昼に行くのがよいと思います。
みなさんに是非行っていただきたいラーメン店の一つです。特に東京や県外の方に。
6位
1回
2015/05訪問 2015/05/18
●訪問回数10回以上
今年になってからミールスを始めています。
流石にセンスが良く、どのカレーも美味しい。逆に美味しすぎて混ぜないでも美味しいくらいです。
気になったのがライタが少し甘かったこと。酸味の強いタイプがミールスには合うように思います。
ランチでも行って来ました。焦がしスパイス系がなくなってて、黒こしょうチキンカレーになっています。
カレーは相変わらず旨いです。
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黄色い外観が目立つ、筑紫女学園近くのカレー店です。
店の売りはちょっと辛いタイプのスープカレー。
私の好みでは、「焦がしスパイス風スープカレーの野菜と鶏」が好きです。
1000円以下とは思えないほど鶏肉は骨付き小さめモモ肉一本ですし、ジャガイモと揚げかぼちゃやニンジンが入っています。
カレールーは デリー系でいうところのカシミール風で、かなりスパイスが効いていて香りがよく辛くて、しかも丁寧に作られています。
夜はカレーに加え、モロッコ料理なども食べられます。
モロッコ料理は、多種の野菜や豆類を使ったモロッコサラダがおすすめです。美味しく豊富な野菜が食べられます。
タシン(鍋煮こみ)かクスクスが選べるコースも2000円以下から用意されていて、どちらも味付けは繊細で大変おいしかったです。
7位
1回
2012/03訪問 2012/12/07
小倉の「ガネーシャ」にいたインド人シェフが独立した店のようです。 デリー系のカレーとインド料理の店...
小倉の「ガネーシャ」にいたインド人シェフが独立した店のようです。
デリー系のカレーとインド料理の店です。
カレーはデリー系のスープカレーもあるが、キーマなど他のカレーもありました。
ランチセットは1280円からですが、今回は1880円のものを選択しました。
写真のような、サモサ、野菜のスパイス煮込み(ザブジ)、タンドリーチキン、カレーが二種、ラッシーがついていました。
料理はどれもスパイシーで美味でした。
タンドリーチキンもジューシーで好みの味でした。
カシミールはスパイスの香りがよく美味しいし羊のカレーもよくできていました。
かなり好みのツボをつく味で、遠いのですが是非再訪したいと思いました。
新しく見つけた店 開店した店を中心にリストアップした、
行天は、まだスタイルが確立してなくて少し時間がかかりそうだが、ポテンシャルはかなりのものなのでしばらく見守りたい
はなもこしは、鶏ガラの濃厚スープを武器にラーメン。つけ麺界で頑張っている
清水は、肉の低温調理をベースに創作性のある野菜料理が面白い
GARAMは、スパイスの香りを立たせることに主眼を置いたカレーの店
金田家は、豚骨ラーメンの完成度を極限まで高めたお店です