Tissueさんのマイ★ベストレストラン 2010

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Tissue(ティシュー)のグルメ備忘録

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

日の出 (新在家、六甲道、石屋川 / 食堂、お好み焼き)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/09訪問 2010/09/20

至上最高のお好み焼

お好み焼(肉玉)。

至上最高のお好み焼。現在もなお、美味しいお好み焼を求め続けているけれど、まだこのお好み焼を超えるものには出会ったことがない。

このお好み焼に及ばないまでもかなりいい勝負なのが、垂水の「だん」と芦屋の「えん」だ。でも「えん」は震災で全壊し、無くなってしまったのがとても残念。西宮、芦屋、住吉、生田川、兵庫、長田、新長田、垂水、明石、美味しいと評判のお好み焼店は殆ど訪れたのではないだろうか。でもやはり、このお好み焼には勝てない。

多くの人が、「お好み焼は豚焼だ」と言う。僕も同感だ。豚焼なら、イマイチなお好み焼でもなんとか食べられるからだ。でも真にうまいお好み焼は、実は肉焼(牛肉)だと思う。神戸という土地柄、牛バラ肉のレベルがすごく高いからのような気がする。

肉玉だけど、よくあるような半熟の目玉焼の上にお好み焼を乗せるといったスタイルではない。目玉焼だと、黄身を潰してしまうと玉子臭さが前面に出てしまって、せっかくのお好み焼の風味が飛んでしまう。この店では、生地に玉子が混ぜてあるので臭みはまったく気にならない。

大阪だと、やたらうねうね動く荒いかつお節がかかっていたりする。あれは口の中に残って食感が悪いばかりでなく、かつおの味が濃すぎて台無しになってしまう。やはり細かい削り節と細かい青海苔の組合せがベストだ。マヨネーズももってのほかだけど、豚玉ならアリだと思う。富士宮焼きそばが評判になったのは、やはり細かい削り節が味を引き立てたのだと思う。

熱い鉄板に乗って出てくる。このスタイルは西宮の苦楽園駅近くのお好み焼屋さんにもある。ガスの鉄板の上で食べると焼きあがってからすぐ火を消さないとコゲ付いてくるし、また消してしまうと最後のほうは冷たくなってしまう。でもこの携帯型鉄板はとても厚みがあるので、最初ジュージュー、そしてなかなか冷めない。もちろん、コゲ付いたりはしない。

この店では、二人で行ってそれぞれ好きなお好み焼を注文し、すじそばを一人前頼んでシェアするとちょうど良い食べ方だと思う。その場合、すじそばが先に出来上がって運ばれてくるけど、焦って食べてはいけない。ゆっくり食べて、お好み焼が運ばれてきたらそちらを先に食べる。そして食べ終わったら、お好み焼の鉄板にすじそばを乗せて食べる。お好み焼の鉄板のほうがぶ厚くてアツアツだから、すじそばがまたジュージューと温まってとても美味しい。

この店ではもう40年以上の客になる。昔は「日の出食堂」という名前で、うどん、そば、丼、中華、寿司、お好み焼となんでも揃った食のデパートだった。今は寿司は無くなっただけで、相変わらず庶民の胃袋を満たし続けている。

子供のころ、父に連れられてよく食べに行った。「なんでも好きなものを食べていいよ」と言われるのだけど、ダウンタウンの歌と同じで、チキンライスを注文することが多かった。なぜか遠慮してしまって、とても天丼とか寿司とか高いものは頼めなかった。精一杯背伸びして、ざるそばだった(笑)

父、私、そして私の息子たち、親子三代にわたって利用し続けている。食堂としては、「東の日の出、西のたからや(神戸駅)」と言われるほどの大規模店だけど、たからやは昨年末に閉店してしまい、この店も高度経済成長期に比べると明らかにお客が減っている。経営環境は厳しいと思うけど、これからも神戸の街の歴史とともに永遠に歩んでもらいたい。

  • 絶品のお好み焼
  • すじそばも最高

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2位

鳥料理 玉ひで (人形町、水天宮前、浜町 / 鳥料理、親子丼、鍋)

2回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2025/11訪問 2025/11/13

ようやく再オープン

人形町にある、国内の親子丼発祥の軍鶏鍋屋さん。創業は1760年なので、今年で265年になる老舗。お店建て替えのため3年くらい閉店していたのだけど、10月19日にようやく再オープン。

赤麓鶏の親子丼もあったのだけど、やはり玉ひででは軍鶏の風味を楽しみたい。元祖親子丼2800円を注文した。まずはスープと漬物が運ばれてきて、しばし待って元祖親子丼が登場。

実に15年ぶりの対面だ。まずはそのまま食べ、半分くらいになったところで七味唐辛子を振りかけた。ごく普通の七味だったけど、この親子丼には道頓堀今井の極上七味がピッタリだと思う。

玉子のふわとろ感、出汁の味、すべて申し分ない究極の親子丼。やっぱり、なか卯とは一味違う(笑)15年前は1時間くらい並んだのだけど、12時過ぎでは2組くらいしか待ちはなかった。
元祖親子丼。

1760年創業の老舗中の老舗の軍鶏鍋屋さん。関西では本鴨や軍鶏を食べる習慣は殆どないが、東京では専門店をちらほら見かける。関西は商人の町なので、大名の鷹狩が少なかったせいだろうか。

この店が明治24年頃に親子丼を日本で初めて考案したらしい。つまり本物の親子丼だ。ということは、子供の頃から今まで食べてきた親子丼は、全てこの親子丼を真似たニセモノということになる。

小さな赤いレンゲで食べるスタイルだ。表面はふわふわ、とろとろ。一体どうやって作ってるのかと、まず鑑賞。そして一口ぱくっ、ががーんと衝撃が走る。関西人には少し味が濃いかもしれないが、でもうまいものはうまい!マジで激うま。無我夢中になって食べてしまう。美味しいものを食べるときは急いでかきこんでしまうのはなぜだろう。誰かに取られまいとする動物の本能なのだろうか(笑)

やはり今まで食べてきた親子丼は全てニセモノだったのだと納得する。値段は元祖親子丼1500円、特上は1700円するけど、この美味しさならまったく気にはならない。日本一の親子丼ならむしろ安いくらいだ。特上は黄卵が乗っていて少し玉子くどいので、元祖が一番バランスがいいと思う。難点は、行列が長すぎること。1時間とか普通に並ぶ。話し相手がいれば問題ないけど、一人で並ぶのはちょっとつらい。

人形町は元々鶏をさばいて卸す問屋街だったと聞いたことがある。確かにちらほら鶏関連のお店が残っている。すき焼の今半もある。今半なら浅草や有楽町にもあるので、やはり人形町に来たら玉ひでだと思う。


  • 元祖親子丼
  • 朱塗りの器
  • スープと漬物

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3位

弥平寿し (和田岬、御崎公園 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2010/09訪問 2010/11/16

敷居が高くない一流寿司店

松茸のにぎり。

「神戸で一番美味しい寿司屋」との呼び声が高い店だ。食べやすい小ぶりのにぎりで、ネタは中央市場が近いのでとても新鮮。シャリとのバランスが良くて何を食べても美味しいし、しかも安い!

一品ものは日替わりでメニューは豊富だ。この日の車えびの酢の物は絶品だった。今思い出してもヨダレが出そうだ。この松茸のにぎりや、キスのにぎりには季節を感じる。マグロ赤身やトロのレベルもすごく高い。

「魚の棚」という商店街が有名な明石でしばしば食事をすることがある。訪れる寿司屋はだいたい決まっていて、桜町の「菊水鮨」、魚の棚近くの「出島」、相生町の「栄鮨」あたりが利用頻度が高い。

「栄鮨」の向かいのスナックビルで酒を飲んでいて、たまたまお隣に座っていた地元のお客さんと意気投合したので、明石の新しい寿司屋を新規開拓しようと思い、「美味しい寿司屋さん知りませんか?」と聞いてみた。

すると「神戸にある」とのこと。明石は鮮魚の本場だけど、それだけにお客も漁師さんや市場関係者など魚のプロが多いので、地元の店には評価が厳しいのだろう。で、神戸のどこの何という店か聞いてみると、なんとおなじみの「弥平」の名前が出てきたので驚いた。魚にうるさい明石の人にも認められているのだ。

こういう一流店が会社の近くにあって幸せだ。すぐ近くには弥平のご主人と同門の兄弟子が経営する「魚たつ」というお寿司屋さんがあり、こちらもすごく有名店だ。でも「魚たつ」は内のれんで、一見さんお断りというスタイルなので、ちょっと敷居が高い。

昼の3時過ぎくらいに開店して夕方7時ごろには閉まってしまう。ネタが無くなれば終わりというスタイル。酒を飲みながら長時間騒ぐような店ではなく、飲みに出る前の腹ごしらえでパッパッと食べてサッと出る、寿司屋の原点のような利用が一番だと思う。

  • 珍味!一見山芋に見えるが実はタコの卵
  • 切っても血が出ない超新鮮クジラ
  • 季節感たっぷりの松茸のにぎり
  • 身のぎっしり詰まったワタリガニ

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4位

洋食の朝日 (西元町、花隈、大倉山 / 洋食)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/08訪問 2010/08/08

ナンバーワン洋食店

ビフカツ。

神戸では超有名な激うまビフカツ。今までにこのビフカツ以上に美味しいビフカツを食べたことがないし、恐らく今後もあり得ないと思う。それくらい、信じられないくらいに美味しいビフカツだ。

衣の中の牛肉は赤みが残ったレアに近いミディアム状態。一口食べると、牛肉の風味と甘みが口の中いっぱいに広がる。口の中でとろけて残らない。このビフカツは、食欲がまったく無いときにでも完食できる。

連日の酷暑で食欲も減退気味。お盆休み前なので納期に追われて忙しい中、なんとかスタミナを付けようと思いビフカツを選んだ。東京ならこういう場合、迷わずうなぎを食べるのだけど、神戸には超美味なうなぎが無いので仕方がない。でもビフカツにして大正解で、パクパクモリモリ食べることができた。

お腹がすごく空いているときは、「ハンバーグにミンチカツ添えて」と注文するのもいい。どちらのレベルもすごく高い。値段は安いけど、ものすごく贅沢した気分になる。

このビフカツはご飯(お代わり自由)と味噌汁が付いて1300円。東京なら2500円を付けても行列ができること間違いないと思う。味噌汁は神戸の下町らしく、甘目の白味噌仕立てだ。

洋食というと、付け合せのキャベツの千切りが山のように積まれた光景をよく目にするけど、この店は食べきるのにちょうどいい量だ。僕はキャベツにはウスターソース派なので、テーブルにドレッシングとウスターソースが置いてあるのも嬉しい。キャベツの横のショートパスタもとても美味しい。

一皿一皿が実に丁寧に作られているし、たくあんも食べ放題で、細かいサービスも忘れてはいない。まさに完成された洋食店といえると思う。

  • 究極の一品

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5位

四川曹家官府菜 蜀  (県庁前、元町(JR)、元町(阪神) / 四川料理、中華料理、居酒屋)

2回

  • 夜の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999

2021/12訪問 2021/12/27

老四川 蜀として再出発

県庁近くの四川料理のお店。こちらは十数年前のオープン当初からしばしば通ったお店なのだけど、数年後にオーナー料理人が変わってしまい、店名はそのままでまったく別のお店になっていた。

その後コロナ禍で閉店していたのだけど、最近オープン当初のオーナーが復帰されて「老四川 蜀」として再オープンしたようだ。現在はかめ蒸し料理がメインで、四川省の郷土料理が食べられる。

今回は土・日限定の三種類のランチコースから、1280円の御膳Aを食べてみた。

御膳A 1280円
・本日のかめ蒸し一品
・小鉢二品
・サラダ
・椎茸のスープ
・漬物
・雑穀米ご飯
・杏仁豆腐
・ライチ紅茶

御膳Bは1580円で、小鉢が四品になる。あと一種類は、以下の蜀の郷土ランチコース2650円。
・前菜五品
・フカヒレスープ
・サラダ
・本日の点心三種
・かめ蒸し料理一品
・漬物
・ご飯
・杏仁豆腐
・ライチ紅茶

今回の御膳Aのかめ蒸し料理は麻婆豆腐、小鉢二品は鶏の燻製と蒸しエビ、漬物はザーサイだった。麻婆豆腐は辛過ぎず、日本人好みの味。予約すれば火鍋も食べられるようなので、寒い夜に訪れたい。
麻婆豆腐。

実は豆腐はあまり好きではない。味噌汁に入っていたりすると豆腐だけ残してしまいたいくらいだ。食べられないことはないけど、好んで食べようとは思わない。だから「梅の花」に行くことはないと思う。

従って麻婆豆腐もあまり食べない。滅多に美味しいと感じないからだ。チャレンジして食べてみても、美味しくないものが多過ぎる。今まで美味しいと感じたのは、横浜の「重慶飯店」、東京の「赤坂四川飯店」、神戸・岩屋の「同源」の麻婆豆腐くらいだろうか。

知人の紹介で訪れて、半信半疑で麻婆豆腐を注文。

・・・うまいっ!

四川山椒がよく効いている。辛いだけでなく、マジで美味しい。ご飯が何杯でも食べられそうだ。口に運ぶたび、新たな食欲がモリモリ湧いてくる。この麻婆豆腐は今まで食べた中では最高傑作だ。

前菜の「よだれ鶏」もすごく美味しかった。赤唐辛子たっぷりの激辛鶏炒めも食べてみたけど、単に辛いだけではなくて味がしっかりしている。全体的な料理のレベルはかなり高い。

しばしば利用する「八房和膳 鯉川」のすぐ西側の通りにあり、喧騒から離れた場所にこんな美味しい四川料理店があったとは。これは大発見だった。

  • 御膳A
  • 杏仁豆腐、ライチ紅茶
  • 激うま麻婆豆腐
  • 辛い!でもうまい!

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6位

本家柴藤 (北浜、淀屋橋、なにわ橋 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2010/07訪問 2010/07/22

さすが老舗の味

大阪まむし(蘭)、う巻(小)。

創業300年以上続いている老舗中の老舗。将軍徳川吉宗が愛した上方鰻の代表店だ。おそらくうなぎ料理のお店としては日本で一番古くから続いているのではないだろうか。

この店では、うな重のことを「まむし」と呼ぶ。ご飯の間に焼いたうなぎを敷いて蓋を閉じ、ご飯の余熱で一緒に蒸すからだとも、「まぶし」が「まむし」に変形したのだとも言われている。

(蘭)は大阪まむしの最上級。肝吸、漬物が付いて3300円。う巻が1200円なので、合計4500円。昼ご飯としてはちょっと奮発してみた。

東京・東麻布の「五代目野田岩」や神田の「きくかわ」などに代表されるような江戸のうなぎとは、まったく別の料理だ。このうなぎは、薄くてパリっとしていてあっさりしていて香ばしい。うなぎ本来の風味が清清しく感じられる。脂っぽさやしつこさ、皮の臭みなどがまったくなく、このうなぎなら何枚でも食べられるような気がする。みずみずしい若鮎の清涼感を感じる、絶品のうなぎだ。

この店のうなぎは産地偽装されたほどの三河一色産のうなぎが使われている。個人的にも全国各地で天然や養殖のうなぎを食したけど、三河産の養殖うなぎが一番美味しいと感じた。特に上方焼きには合うと思う。

この店と比べると歴史の浅い、前述の「五代目野田岩」の特徴は、ワイン持込みOK(店でも提供している)と季節によっては天然モノを出してくれることだ。なのでテレビ局のプロデューサーのような胡散臭いオッサンが、ワイン片手に天然と養殖の味の違いなんかの講釈を垂れている光景を目にすることがある。

思わず、「アホちゃう?」と突っ込みたくなってしまう。うなぎを扱う業者も、その野田岩の主人も、天然と国産養殖は焼いてしまうとうなぎのプロでも判別はかなり難しいと言っていた。つまり、素人にわかるわけがないということだ。そして、天然は養殖よりうまいというのは完全に間違った固定観念だ。東京はその手の恥知らずのイキったオッサンがやたら多い。

神戸はなぜか背開き蒸し入りの東京風の店が殆どなので、この食感を得るにはこの店まで食べに行くしかない。ちょうどサマージャンボ宝くじを買いに大阪駅前第4ビルまで行ったので、久しぶりに立ち寄ってみた。

30分並んで、席に付いてから20分。食べるまでに1時間近くかかるのだけど、それでもこのうなぎは、一生やめられませんなぁ~(゜ ー、゜)

  • たまには贅沢を・・・

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7位

龍鳳亭 (横山、三田本町 / 中華料理)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2010/05訪問 2010/11/05

隠れた名店

あんかけチャーハンとミニラーメンのセット。

これまた激ウマのお店を発見してしまった。このあんかけチャーハン、むちゃくちゃうまい。神戸にはたーくさんの中華料理店があるけれど、こんな美味しいチャーハンは食べたことがない。なぜ三田なんだ?(失礼)

陣内&紀香の結婚式の引き出物に使われるほど、松茸昆布で有名な「丹波屋」の新しい支店に、好物の山椒の花の佃煮を買いに行った。山椒の花は採れる量が少なく、売り切れてしまうと次のシーズンまで買えないので、しばしば買いに出かけている。今の時期は大きな丹波栗も売っているし、10月を過ぎるとホンモノの三田産松茸も格安で売っている。本店は三田駅近くにあるのだけど、支店のほうが店も大きくてキレイだし、駐車場もあるので普段は支店で買っている。

お目当ての佃煮を買い、ちょうど昼時だったので左隣にある中華店で食べることにしたのがよかった。出会いは突然やってくるものだ。

隣のテーブルでは、若者が麻婆豆腐の定食を食べていた。「から!でもうま!」としきりに感嘆していたので、次回はぜひ食してみたいと思った。

この店は、高速代を使ってでもわざわざ食べに行く価値がある。


(2010年5月再訪)

天津飯。

セットでミニラーメンが付いて750円。安くてめちゃくちゃうまい。おそらくこの天津飯より美味しい天津飯は、今だかつて食べたことはない。

ふわとろ。玉子の風味が実によく生かされている。この店ではあんかけ系は何を食べても絶品だ。味付、食感、風味、すべてに申し分がない。

三田市のやや郊外にあるためか、お昼時でも3組程度のお客。もったいないな~。いやでも、都心部にあれば混雑するので、僕的にはありがたい。これからも美味しい料理を提供し続けてもらいたいと思う。

  • 絶品のあんかけチャーハン
  • 絶品の天津飯

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8位

山神山人 大倉山店 (大倉山、高速神戸、神戸 / ラーメン、餃子、肉まん)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2010/08訪問 2013/08/22

秀逸のラーメン

ラーメン。(トッピング煮玉子)

このラーメンはもう立派な料理といっていいと思う。スープは濃厚だけど、臭みがまったくない。よほど丁寧に作られているのだと思う。具材の味やバランスも良い。

テーブルには高菜がサービスとして置いてある。お好みで胡椒や乾燥にんにくチップを入れても美味しいと思う。メニューにもセンスの良さを感じる。坦坦麺は上品な辛さで美味しいし、大倉山店限定の涼菜麺(冷麺・夏場のみ)も秀逸だ。

この日にトッピングした煮玉子の味もいい。あらゆる点で、まさに完成されたラーメンだ。芦屋ラーメン街道は全店制覇し、あちこちで毎日のようにラーメンを食べているけど、現在まで阪神間では、このラーメンを超えるラーメンにはまだ出会ったことがない。

ただし、この評価はオーナー直営店のこの店だけだ。市内に数店舗あるのだけど、前に阪神新在家店(北海チェーン1号店)で食べたラーメンは手抜きされているのか、まったく違うものだった。やはり全店で同じ味を出すのは難しいのだろう。

その点、「来来亭」はどの店で食べても同じ味だ。あのチェーンは、よほどマニュアルが厳格なのだと思う。

  • うまい。うま過ぎる。

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9位

みそラーメンさつき (兵庫、中央市場前、新開地 / ラーメン、中華料理、餃子)

2回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2025/08訪問 2025/08/25

名店が復活

柳原えびす神社の東にある神戸のラーメンでは屈指の名店。先代のご逝去とともに閉店となったのだけど、嬉しいことにファンの方が継承してくれて復活を遂げた。本当にありがたいことだ。

先代の営業時のメニューは、みそラーメンの他に醤油ラーメンや塩ラーメン、焼きめし、焼きそば、天津飯などがある町中華だったのだけど、現在はみそラーメンのみになっている。

先代のみそラーメンと比べると、ややスープのとろみが少なく、色も若干明るい感じ。先代の味よりも、みその風味を強く感じる。ネギの量も多くなっていて、先代から進化した感じ。

麺は変わらず、神戸っ子御用達のストレート極細麺。先代の頃も醤油ラーメンを注文する人など皆無だったので、みそラーメン一択で正解だと思う。兵庫区の名物は、見事に復活していた。
みそラーメン。

兵庫の柳原えびす神社の裏手道にあるお店。電車では行きにくい距離の店だ。車なら店の前に停めるか、国道2号線を少し東に行くとパーキングがある。カウンターだけの狭いお店だけど、お昼時はいつも混んでいる人気店だ。

みそラーメン以外にも塩ラーメンや醤油ラーメンがあるけど、店の表看板に「みそラーメン」と掲げてあるように、みそラーメンがメインの店だ。値段はなんと550円。最近は700円~800円するラーメンが当たり前のようになっているので、ものすごく良心的だ。

確かに店主の自信を感じるみそラーメンだ。めっちゃうまい!このみそラーメンより美味しいみそラーメンは未だかつて食べたことがない。

麺は極細ストレート。山神山人の麺とよく似ている。みそスープに実によく絡む。みそは少し辛口の合わせ味噌のようだ。もしかしたら八丁味噌が配合されているのかもしれない。パッと見た目は、カレーラーメンのような色をしている。

このラーメンを食べるときは、カレーうどんを食べるときと同じ注意が必要。スープのとろみが強く汁がハネやすいので、白い服は避けたほうがいいと思う。また、付いてしまうとシミになりやすい。

焼き飯とのセットや餃子とのセットもあるけど、一番のオススメは白いご飯とのセットだ。残ったスープにご飯を入れてかきこむと、ものすごく幸福になる。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • 激うまみそラーメン

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10位

うどん専門店 八間蔵 (箕谷、山の街、北鈴蘭台 / うどん、おでん)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/05訪問 2010/07/26

田舎の名店

すじ香露。(すじころ)

すじころ=牛すじ肉の入ったぶっかけうどん。

この店は、現在神戸市内では讃岐うどんの名店「凡蔵」を凌いで、ダントツ人気のうどん屋さんだ。

ものすごく辺鄙な場所にあるにもかかわらず、いつも繁盛している。うどんもハイレベルだけど、おでんも昔懐かしい鯨のコロなどがあり、なかなか美味しい。お酒の種類も豊富なのだけど、なにせ車でなければ行けないような場所なので、飲めないところがつらい( ̄ー ̄;)

写真は一番人気のすじぶっかけ。生醤油ベースのダシがしょっぱ過ぎず、甘辛くてとても美味しい。生玉子は割って容器に置くと白身が下に落ち、黄身だけが残るようになっている。残った黄身だけをうどんに乗せ、潰して食べるのだけど、玉子の臭みがまったく出ない。魔法のようなダシ汁だ。

すじ肉も良質な部位で、とても美味しい。天かすは自家製なのか、とてもサクサクしていて、味もすごくいい。薬味のネギと海苔もバランスがちょうどいい。

店外には待つ人のための木製ベンチが置いてある。座って待っていると、店員さんが「お待たせしてすいません」と、冷たいお茶を紙コップに入れて持ってきてくれた。徳島の「いのたに」で養鶏場のブロイラー扱いを受けた直後だったせいか、めちゃくちゃ感動した!^^

やはりサービス業とはこういうものだ。まず、味。そして接客。ガラス張りの店内からは竹林が見えて雰囲気がいい。あらゆる点でこの店はパーフェクトだといっていい・・・けど難点はやはり立地^^;

でも入口のところに、店長候補やホール・調理係の募集の貼り紙があったので、恐らく近いうちに支店を出店するのではないだろうか。電車で行ける場所なら、おでんで一杯やりたいな~。

ぼっかけうどん、きつねうどんは毎日限定のようだ。油かす(テッチャンを油で揚げたもの)を入れたかすうどんも興味をそそられる。次回はとりあえず好物のカレーうどんをぜひ食してみようと思った。

  • すじ香露。何度食べても飽きない
  • カレーうどん。スパイシーで濃厚
  • 冷天おろしうどん。豪華!

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