RKさんが投稿したザ・フジヤ(神奈川/宮ノ下)の口コミ詳細

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ザ・フジヤ宮ノ下、小涌谷、彫刻の森/レストラン、フレンチ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 2.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2014/05 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP2.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

コテコテの登録有形文化財。流石は富士屋のザ・フジヤ!

●毎年3が日開催される箱根駅伝でも紹介される日本を代表する老舗リゾートホテルの草分け的存在。
そこに併設されたフレンチレストランだ。
●建物は1930年(昭和5年)築造の鉄筋コンクリート造(1階)・木造(2階)建て。
9400余りある国の登録有形文化財現在において、1997年12月、326番目に登録されている。
●店内は、中央部に4人掛けの正方形テーブルがおよそ40卓程。
フロアの縦横軸から45度振って配置されている。
また、周辺の窓際部分には2人掛け用のテーブルが20卓前後配置されている。

<料理・味>
●ディナーは、コースがセゾン11,000円、富士屋浪曼13,340円、シェフスペシャル17,150円(サ込、税別。以下同様。)の3種類。
勿論、この他にアラカルトがある。
●富士屋浪曼とシェフスペシャルは季節毎に内容が変わる。
セゾンは毎月内容が変わる。
結婚披露宴等の団体予約が多い晩は、セゾンの肉料理が宴会用メニューに変更されるようだ。
各コースでは、1,430円プラスすることにより、チーズの盛り合わせを追加できる。
(チーズは人数分注文する必要はなく、一つをシェアすることも可能です。)
パンは3種類ある(どれもベーカリー「ピコット」のもの)。
●味は、言うまでもなく申し分なく美味しい。
コンソメスープもたっぷり注いでくれるので、十分堪能できる。
●アンダープレートは白地に富士山と富士屋ホテルが淡い青色で描かれた美しい皿。
料理が出てくると、(当然ながら)皿の絵が見られなくなるのが惜しいくらいである。
●ワインは、まず接客係が、8,000円程度のソムリエ厳選ワインなるもの(赤白各3種類)を薦めてくれる。
それ以外のワインを注文すれば、勿論ソムリエが直々に対応して分厚いワインリストにて相談に乗ってくれる。
(但し、値段は10,000円を超えるものばかりです。)
ワイングラスは、RIEDEL、SCHOTT ZWISELなど。
●朝食は、アメリカンブレックファーストかパンケーキブレックファースト(各2,750円)がベース。
その他、追加料金にて別のセットメニューを注文することもできるし、勿論アラカルトでの注文も可能だ。
パンは、ディナーのものとは異なり、食パンとクロワッサン。
ジャムは、マーマレード、イチゴジャム、ブルーベリージャムの3種類。
コーヒー、紅茶は飲み放題だ。
朝はゆっくり1時間くらいかけて裕福なひと時を過ごしたいものだ。

<サービス>
●店の入口での対応、店内での接客、メートルドテル、ソムリエの対応もほぼ完璧といえる。
ホスピタリティの高さは「流石!」と思わせる。
ボトルで注文したワインは、常に専属のソムリエがグラスに注いでくれる(ソムリエは複数人いる)。
●ボトルワインが余ってしまった場合、注文すれば新しいグラスとともに部屋まで運んでくれる。
部屋飲みも可能である。
●夕食は17時45分と20時の完全予約の2部制。
お勧めは第2部となる20時の予約。
ちょっと遅めかな?と思われるだろうが、第1部の予約客の半数は19時頃には部屋に引き上げる。
フロントに「空いたら教えて」と頼んでおけば、19時過ぎにはレストランに入れることが多い。

<雰囲気>
●富士屋ホテルは、レストラン「ザ・フジヤ」以外の建物もほとんどが登録有形文化財に指定されている。
これらの施設を中心にホテル全体を細部にわたり眺めるだけでも楽しいものである。
(夕方4時からは、宿泊客専用のホテル見学ツアーがあるから、参加してみるのもいいでしょう。)
●「ザ・フジヤ」は、日光東照宮本殿をモデルに造られたといわれる和風の意匠を基調にした建物。
外観は、中央部に「昇天閣」と呼ばれる2重の塔屋を設けた雁行型の特異な形状だ。
●内部は、要所ようしょに彫刻を配した書院風の豪華な意匠が楽しい。
天井は正方形に区切られた格天井で、高山植物や花鳥がみごとに描かれ、とても見ごたえがある。
(だが、首が疲れます。)
3方向にガラスの開口部があり、朝・昼はとても明るく、およそ8mの天高と相まって、開放的である。
●一般宿泊客の比率が高い通常の週末は、レストランも混んでいて落ち着かないことも少なくない。
そこで、個人でここを利用するのにオススメなのが、春や秋のウェディングシーズンだ。
披露宴の客は団体扱いとなり、宴会場で食事をとる。
場所柄、宿泊を伴う客が多いので相対的に一般客が減る。
よって「ザ・フジヤ」も空いて、慌ただしさのない優雅なひと時を過ごせるというものである。
●客層は、ディナーはそれなりにオシャレに着飾っている女性が多い。
男性も襟付きのシャツ(シャツの裾はズボンに入れる)くらいの気配りが必要だ。
朝食時は、ラフな格好でも顰蹙を買うこともなく、肩身の狭い思いもしない。
●レストランの評価とは直接結びつかないが、温泉を楽しむには少々難のあるホテルだ。
勿論、部屋のバスタブには天然温泉が引かれているが、洋式なのでゆっくり浸かれない。
共用部の浴場は狭いため、完全なキャパオーバーになる。
「箱根の温泉」を楽しみたい方は、別の旅館やホテルに投宿するのが無難だ。
●また、ここまではレストランについて高い評価をしてきたが、忘れてならない値段も相当に高い。
これは、登録有形文化財としての建物の維持管理費に充てる費用を1割程度は上乗せしているに他ならない。
文化財の保存という価値観と相容れない諸君にとっては、わざわざここに宿泊する理由はないかもしれない。
彼女に対して見栄を張れるホテルは他にもたくさんあるのだから…。

2014/05/23 更新

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