2回
2015/04 訪問
冬でも冷麺!見かけはしょぼいけど食えば納得◎。
画像ブログ⇒「http://kouji328.blog59.fc2.com/blog-entry-3082.html」
仕事ついでに実家に1泊した翌日、昼は呉で食べてから帰ることにする。まず新幹線食用に「笑福亭」寿司でテイクアウト巻寿司を確保してから、本通り。まぁさすがにここは食っとかなきゃね、呉冷麺の有名店「珍来軒」。
土曜の12:48、店外待機に2名。どうやら店内にも待ち客がいるみたい。それでも、まぁ知れてるだろうと並んで待機。店内をのぞきこむと、メニュー短冊の下が食券売場って小窓になってる。券売機じゃない前払いってだけなんだけど、なかなか時代がかってて面白い。
「土日祭はセットの日」、中華ちまき2個付で、冷麺セット:冷麺小900円・大1050円。中華そばセット、小850円・大1000円。呉冷麺小650円・大800円、中華そば小600円・大750円、ワンタン麺700円。スタミナ中華麺小750円・大900円、唐味噌ラーメンA750円B850円。バターラーメン小700円・大850円、ワンタン600円。点心物はポスターで別掲示。
12:54入店、アンド店内待機。さっそくメニュー写真をパチリと思ったら、3月上旬とは言え小雨交じりの天気、カメラのレンズも曇りまくり。更に数分経ってようやく注文受け、冷麺小650円。青い小さなプラスチック片を渡されて、「カウンター席へどうぞ」。呉冷麺って背中に入ったTシャツの長身お姉さまと、アンチャンが店内仕切り。赤い天板の四角い中華テーブルがメインの店内、少人数は壁沿いカウンターってことね。
で13:04、俺の冷麺小、登場。並び始めて16分、ポツポツ空き席も出来て来てるし、ランチもピークを越えてたからか、思ったほど時間はかかんなかった。「冷麺はよく混ぜてお召し上がりください」。「こちらは冬季限定スープです。冷麺に混ぜないでそのままどうぞ」。
ふぅん、青ネギの浮かんだ小さい中華湯呑に、白濁した鶏らしいスープ。んじゃぁこいつから。うん温まる。冬場にはなかなか気が利いてる。このスープ、もしかして冷麺のベースだったりするのかな?
で冷麺、呉龍もそうだったけど、呉冷麺って値段の割に具がしょぼいよね。器全体の見かけも、何だか作置きの麺物を伸びきった状態で提供してるみたい。長方形に薄切りされたチャーシュー2枚、クルンっと丸まったむき海老2個。よくここまで薄くカット出来るなぁって感じのペロ~ンとした茹で玉子1枚…何だかなぁ。
まぁいい、玉子とかは混ぜると分かんなくなっちゃいそうだから、細切りキュウリと、きっちり平打ちの麺をスープに絡め絡めで食べてみる。ん?あちゃぁ、こいつ大盛りにしなきゃいけないヤツ。サッパリしててこの麺なら一気に食い切っちいそう。
これ乾麺なんじゃないかな?延び切った様に見えた平打ち麺もちゃんと噛み応えがあって、ツルツルとはすすれないけど、もぐもぐ食うこの麺、結構、好み。
スープも酸っぱ過ぎる一般的な中華冷麺じゃなくって、一口目に酸味はほとんどなくって、呉龍同様、酢漬けになってる海老が絡まるにつれ、軽い酸味が全体に行き渡るって行く。特に唐辛子なんだろうけど、ピリっとコショウに近い辛味がいいし、全体をサッパリさせるキュウリも活きてる。これは箸が止まんないわ。
もうちょっと食いたいかもって思いつつ、軽くピリピリした口で完食。なるほど、確かに行列店ってだけはある。複雑な味だから、素直に美味しい美味しいとは言えないけど、この冷麺、2・3回通ったら、間違いなくクセになっちゃうね。
俺がガキの頃、聞いたこともなかった呉冷麺だけど、名物になるのも納得。ガキの頃は外食なんてほとんどしたことが無かったけど、造船全盛期の名残りなのか、呉ってディープな食文化が沢山。遅ればせながら、これからもっと掘り下げてみょ。
2018/12/24 更新
画像ブログ⇒「http://kouji328.blog59.fc2.com/blog-entry-3843.html」
安芸阿賀駅近くの藤三で購入した生ラーメン(チルド麺)、「元祖呉冷麺 珍来軒」。すっかり呉の顔になっちゃった行列店、珍来軒で提供してる呉冷麺を、香川の株式会社アイランド食品が全国のご当地麺を商品化したものの一つ。ちゅるっとした平打ち麺で、かるい酸味にごま油の風味。一口食べて、ん!店で食べた珍来軒の味と一緒じゃん!って思ったけど、食い進むにつれ、店舗で食べる冷麺と違って、ちょっとくどめの甘さが口に残っちゃう。半分も食べたところで、やっぱ店で食べるのには遥か及ばないかって感想。平打ち麺はお店より食べ易くて、他のタレで食べてもいいかな?って気はするけど、残念ながらこれで分るのは「元祖呉冷麺 珍来軒」の味の方向性くらいか。68点