☆燻しラーメン＆☆特選味噌ラーメン【醤油ラーメン専門店 一仁＠大阪府柏原市・河内国分】 : 一仁

2018/1 日曜昼 初訪問

醤油ラーメン専門店 一仁
　@大阪府柏原市片山町、河内国分駅
　TP3.53(35件)大阪府361柏原市1

ランキングでは目立たないが、ブロガー諸氏の絶賛記事をみてワシも訪問
1140到着し先客無し
年季の入った気さくな店主さんお一人オペレーション
壁には使用素材の松阪豚、宮崎地頭鶏(じとっこ)、にほんいち醤油・搾りたて生醤油が貼りだし表示
基本麺メニューは、醤油ラーメン2種と味噌ラーメン1種
醤油2種の違いはチャーシューにあり、
チャーシューが炭火燻しなのが“燻しラーメン”、
松阪豚バラなのが“バララーメン”、スープ＆麺は同一
“特選味噌ラーメン”はバラ固定の模様
プラス、表のホワイトボードには“冬季限定 かき玉ラーメン”が記載されていた

発注リスト
・燻しラーメン￥800
・特選味噌ラーメン￥1200
＜合計￥2000＞

バラチャーシューは二杯目の味噌でいただくことにして、まずは“燻しラーメン”を発注
カウンター向かいの厨房奥の壁にはでっかい“化調不使用”の表示と食べ方指南の表示
①香り・・・醤油、地頭鶏他
②スープ・・・最後の一口まで飲んでいただけるように、はじめは薄く感じる人もいると思います。
③麺・具・スープ・・・麺、スープ交互に食べて下さい。温度差により味が変化(濃く)します。
④旨み・・・スープを一口よく冷ます。天然の旨みは冷めるとよく分かります。ここが一番旨い！！

☆燻しラーメン

スープとしてはやたら宮崎地頭鶏が謳われているが、
いただいてみると、鶏の旨味が主としてあるものの主張し過ぎるわけでなく、
その他豚骨・羅臼昆布・煮干し等多種素材、
そして生醤油の酸味・コクが渾然一体となった淡麗且つ浸透力ある旨味が
ジワジワ体内に吸収されていく感覚♪
これは確かに！
某ブロガーさんのおっしゃる通り神楽を思い出す！
うんま～！
水は飲み水含めて何と湧き水だそうな

栃木県佐野市からお取り寄せの麺は、3～10mm幅で様々な形状断面の多加水手打ち平打ち縮れ麺
しかも、縮れ具合が！断面積が大小様々！
常日頃断面サイズをモニターしてて分かったこと、
ほとんどの縮れ麺は、一辺のサイズが縮むと他方は伸びて
断面積としてはだいたい同じ面積が保たれてるが、
この麺は断面積も大小様々で極端な表現をすると団子が数珠繋ぎになったかのよう
更に、おっきなうねりとは別に微小な起伏もあり、
フーリエ変換したらピーク２つ立つんちゃう？って感じ
過去にこんな麺は、福島の火風鼎でしか出会っていない！
残念ながら栃木県ラーメンは未経験だが、福島県も近いし、
その辺だとそういう麺が溢れてるのかも？
透明感ある小麦風味が、その形状がもたらす啜り時のズッコンバッコンなばたつきで膨らみまくる！
うめ～♪ヽ(^◇^*)/
これは、自家製麺やめる前の神楽思い出してしまうでぇ！

そんなこんな感じながらも、横というか前では気さくすぎてどうかと思う店主さんが
『熱いうちはまだまだ』
『普通のラーメンが一口目でガツンときて、あとは味分からなくなるのは全部化調のせい』
と講釈が続く
もっとのんびり味わいたい気がせんでもないが、
勉強になることたくさんしゃべるしゃべる(笑)
こんだけ言われると言霊錯覚の気もするが、冷めると共に旨味は確かに躍動してくる
が、これはワシも知っとるっちゅうに(笑)
とか思いながらも、へ～へ～連発でおっちゃんヨイショ

具材は、燻しチャーシュー、水菜、メンマ、ネギ、さりげなく言葉も表示もない油粕
チャーシューは・・豚ロース？変わった形状
薫製肉というよりどちらかと言うとハムっぽい味わいの珍しいタイプ、
期待と少し違うが、これはこれで独特で良い♪
メンマも味付けライトで竹の風味をしっかり感じさせる系で旨い！
油粕は、まあ意表をつくアクセントとして◎

さて④の最後の一口
魔法をかけるから丼よこせと店主さん
こんなもん？
『もうちょい飲んで減らせ』
こんなもん？
『そうそう』
丼を一旦返す
『魔法をかけるから、その間水を口に含んで舌を冷やして』とご指示
冷めた方が旨いってのはよく経験してるが、ここまで低温やらされるのは初めて
返した丼は30秒から1分間、店主さんの手でゆらゆら揺らされひたすら冷まされる

そうして返された一口スープを、完全に冷めた舌でいただくと、うわ！あんま！
甘味がまったり広がる感じ
正直甘いイコール旨いのかはよく分からんかったが、味わいが明らかに変わったのは驚き

ほぇ～、このおっさんナニモンや？
古い口コミ調べたら、『屋台から出世』なんて書かれてたが、
類い希な形状の佐野市取り寄せ麺、無化調の拘り且つ、有無をいわさぬ食べ方指南
独学とは思えない
佐野DNA関連するんやろか！？
とにかく恐れ入りましたm(_ _)m
こんな方の作るラーメン、二杯目突入はもはや必然

☆特選味噌ラーメン

こちら味噌に関しては、店内に何の拘り表記もないが、
『巷の味噌ラーメンはどんどん味濃くなって、
最後はしょっぱくてよう飲まん感じなるやろ？
だから、うちのは敢えて、さっきの醤油ラーメンとは違うアプローチで、
最初から最後まで同じ濃さで変わらぬ味を味わえて、
最後まで飲み干せるように工夫してる』とのこと
う～ん、あんま考えたことなかった
そう言われると確かに味噌ラーメンてどんどんパンチ出てくる感じがする
けどそれはそれで味噌ラーメンのええとこと思うのだが・・まあいいや
従いましょう

そんな感じで出された味噌ラーメンは、てっきりこれまた神楽の味噌味みたいに、
超淡麗で出汁押しなのかとおもいきや、そうでもなく、
濃い味噌とほんのりな生姜のパンチがしっかりきいてる
されど出汁感もしっかり備わり、確かに一口目でガツンとくるわけではなく
奥行が広がる

これは麺を啜ってみてなおさら
味噌ラーメン用の麺は約2.5mm□断面の多加水ストレート麺
こちらは透明感を残しつつぎっしり高密な感じの小麦感
これが味噌味を抑え出汁感を乗せて、麺啜った時が最高潮♪
これまた旨い！

具材は、松阪豚バラロールチャーシュー、メンマ、ワカメ、ネギ
松阪豚バラロールはまったりした甘味ある旨味が秀逸
後でやってきたカップル客は二人とも“燻しラーメン”注文したら、
店主さんに『何で違うの食べて二種のチャーシューを味わおうとしないの？』と問われ
『いや～、バラは脂っこいし・・』と答えたら
『松阪豚はそんなことない。脂身も美味しいよ！』
と説かれ、結局二種オーダーに変更してた
そこまで言われたらもうそうするしかないやん(^_^;)
ま、確かにワシゃ二種とも味わいたい側だが(笑)

言霊錯覚もあるかもしれんが、確かに最後まで奥行きがしっかり感じられ、
淡麗且つ旨い味噌ラーメンやった
こちらはあんま詳しい説明無かったけど、どう調整すりゃそうなるんやろ？
案外ワカメがポイントだったりするのかな？

ちょいと疲れるが、味は間違いなし
もうちょい人多いとこに出りゃすぐ人気店になるんちゃうか？
また来たいけど・・ちと疲れるなぁ
出汁感・旨味も凄いが、何より麺が捨てがたい
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まとめ
訪問：昼1
杯数：昼2

【TP】
昼：5.0+4.5=9.5、9.5/2=4.75

【支出】
昼：2000

【食ったもん】
☆5.0 燻しラーメン(2018/1昼)
☆4.5 特選味噌ラーメン(2018/1昼)

【訪問時ランキングチェック】
2018/1　TP3.53(35件)大阪府361柏原市1