見送りの後、まさに♪頑張れぇ～、頼むぞぉ～、僕らの仲間ぁ～、赤「胴平」之助ぇ～?!♪とエールを送りたくなる?! (￣m￣*）和食屋さん・樟葉 : どうひら

旧: 本田亭 並木店跡地にココが出来て以来、BMしたままやった先。
いつも前を通り過ぎるだけやったが、今回、やっとのことで寄ることが出来た。
外観は白を基調としたシンプルな感じで、釜飯用小窓もあり、調べるとリノべる㈱が手掛けたみたい。

ちなみに樟葉界隈での和食で、思いつき先としては、ココの近くに味ごころ たていしがあるが、どちらかというと天ぷら中心。
また少し離れるが、東船橋・兆 があるが未だ寄れていない。

店内は、入口から左手にカウンター6席、右手に4人掛け2卓があり、奥側には掘り炬燵式の座敷4人掛け2or3卓?が配置されている。
カウンターの奥側はオープンキッチンになっているが、カウンターの衝立が高く、座った位置からは厨房が目線に入らないような造りになっている。

板さんは、若き大将と、サブ板さんで計2人、他に女性3名で回していた。
日曜日のランチ時、樟葉の和食屋さんということもあって、この日の客層は少し高めで、有閑マダムが多い。
先に、麦茶が運ばれてくる。

休みなんで、チョイ昼呑みも兼ねて。
・旬肴昼膳: \1,800
・一口ビール: \150

まず、一口ビール、ドリンク・メニューを見ると、生ビールはアサヒ・スーパードライになっているので、恐らくコレも同じでしょうね。
メニュー名から、試供品レベルの分量かと思いきや、他店の生小サイズくらい。
これを一口で飲める人は、ジャイアント馬場か、柔道の篠原信一くらいか?! (笑)
先日の京都荒神口の酒屋さんの角打ち・國田屋を髣髴とさせるくらいのCPの良さ、普通の生ビールが\500なので、コレを追加した方がお得かも。

・季節のサラダ
具材は、ジャコ、ワカメ、カイワレ大根、トマト、レタス。
胡麻がアクセントになった和風ドレッシングが掛かっている。

・お造り盛り合わせ
ネタは、鯛、紋子烏賊、ハマチ。
鯛は少し熟成させているかも?
また、紋子烏賊は、モチッ!とした絡みつくような食感で面白く、後述の地酒との相性バツグン。

刺身が来たので、日本酒と組み合わせたくなり、ドリンクメニューの中から、飲んだことない銘柄を選ぶ。

・山法師　純米　超辛口　原酒 / 六歌仙 (山形県温泉町): グラス \500
1972(昭和47)年、北村山地域５酒蔵が合併して設立され、純粋発酵をモットーにする蔵元。
四股名の様な山形の酒米「出羽の里」を全量使用し70%精米、東京農大が世に送り出した「BK-1(ベコニア)花酵母」で醸したもので、日本酒度+18の超辛口の限定流通品。
関西では中々お目にかかり難く、花酵母由来のフルーティーさと、超辛口のキレのバランスを考えるとCP超優等生。

入口のメニュー看板を見ていると、一品一品が出てくるのかと思っていたところ、長方形の木箱に纏めて盛られて出てきました。
写真左から、炊き合わせ、季節の小鉢、焼き物、旬の和え物の順に並んでいる。

・炊き合わせ
茄子、がんもどき、小芋、サヤエンドウ、飾り麩。
京都で修行されたらしく、出汁の旨味が感じられる。

・季節の小鉢
鶏と、フキノトウ or ニンニクの芽?
甘辛く味付けされています。

・焼き物
枝豆、イサキの焼き物、玉子焼き。
イサキは、塩麹か、味噌に予め漬け込まれているみたい。
特筆すべきは、玉子焼きの滑らかな舌触りの良さで、主役を凌駕するほどの名脇役!!!
シフォンケーキみたいで、出汁の旨味が閉じ込められていて、大将に尋ねると、仕入れ品ではなく、店で焼いているそうです。

・旬の和え物
蛸の土佐酢ジュレがけ。
口の中に、爽やかな酸味が広がります。

・天ぷら盛り合わせ
海老、シシャモ、牛蒡、獅子唐、南瓜。
揚げたてのサクサク。

・炊き立て釜飯
店の看板メニューだけに、あっぱれ、脱帽もんです。
土鍋の蓋を取ると、米粒が立ちまくっているではないか!!! v(≧∇≦)v
他所で出てくる釜飯は、得てして、わざとオコゲが付くように炊かれている処が多いのだが、土鍋の中の全ての米粒が完璧に炊き上がっています。
おこげ付きの炊き方も難しいでしょうが、土鍋で中身が見えないハンデの中、ココまでピタッ!と炊き上げる技は、さながら全盛期の球児の火の玉ストレートの様で、狙って三振を取りにいける程の、自信の表れと言えるでしょうか。

今まで食べた釜飯の中で、一躍ベスト1に上り詰めました♪
なので、この釜飯だけ☆付けするなら、ダントツで☆5。
スタッフさんから、『余るようでしたら、御土産でおにぎりをご準備させていただきます。』と声かけられたものの、ペロッ!と完食。
客層が高かったのも納得で、恐らく、この釜飯を求めてリピーターになられているのかもしれませんね。

・赤だし
巻き麩、三つ葉のシンプルなものながらも、一口含むと、出汁の旨味が後から追いかけてきます。

・香の物
大根と青しその実漬け。

・ドリンク
コーヒー
紅茶
オレンジジュース
ジンジャーエール

上記4種類からの選択制になっていて、コーヒーでお願いした。

・デザート
キウイのアイス。
金沢・寿し肴 菊屋での柚子シャーベットと同じように果肉が感じられて美味しく、恐らく自家製なのかも?

〆て\2,646、京都や大阪なら、もっと取っても良いくらい、樟葉なんで低めに設定されていると思います。

帰り掛け、大将が厨房から出てきて、わざわざ入口まで見送りに来ていただいた。
『仕込が大変ちゃいますか?』と尋ねると、『普通に、朝からやってます!』と爽やかな回答。
『晩の営業もあって、ランチの仕込みも考えると朝早くから大変でしょう、体に気付けて下さい。』

樟葉で、キッチリした本格的な和食屋さんとして、彗星の如く現れたのがココ。
京都での修行先を聞くのを忘れたので、次に夜に来た時に尋ねてみたい。

PS: ↓タイトル元ネタ。チト、古過ぎました (^_^;)
イラチの方は、0:50頃からどうぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=qRanfuyYzww