お弁当レビュー　a la carte : 味道楽 しゅんちょう 本店

　月が変わり、4月の人気ランキングが張り出されています。
　
　1位幕の内223食、2位さしみ漬け丼73食、3位カツとじ丼52食、（以下写真でご確認ください）。
　
　
■ソースカツ丼　評価3.3
　卵とじにしておらず、カツの下には容器のサイズぴったりの薄焼き卵が敷いてあります。
　カツは厚さ1センチほどで、やわらかく甘味もあります。ソースはフルーティで酸味のあるソース（たぶんとんかつソース）。問題はこのソースでちょっと全体のバランスを崩していると思います。あと、やっぱりご飯の量が少ない……。

■注意点・覚え書き　評価3.3
　2個、内容はそれぞれ高菜と梅干し。
　しんなりしたお米と海苔がうれしい。塩加減もよい塩梅。
　200円

　4/1から始められたお弁当をいくつか食べてみました。
　注文が来てから作られるので10分以上かかり、予約推奨(24時間受付だそう）。

　最初はすべて注文が来てから作っていたようですが、待たせすぎと考えたのか作りおきも少しするようになったようです。
　
　
■かやくごはん弁当（440円）　評価3.6
　注文が来てから一人前づつ炊き上げるこのお店の人気メニュー、釜飯のお弁当です。
　お弁当でもつくり方は変わらず20分以上待ちます。
　この日は具にたけのこが入っていました。ごはん上に錦糸卵、あとは高菜漬け、だし巻きと赤魚の煮付けが一切れ。
　かやくごはんは絶妙のだしによって味付けされて絶品。たけのこ、しいたけ、にんじん、油揚げ、こんやくが細切れで入っており、それだけで完結しています。錦糸卵は余計な付け足しでしょう。これだけでどんぶりに山盛り一杯は食べられる！
　高菜漬けは赤くでごま油の風味も強いですが、このかやくごはんの前ではたじたじで。赤魚も食べやすい柔らかさです。だし巻きは油揚げなどを伴わないプレーンな味付けになりますが、これもうまい。
　もっと高い点を付けようかとも思いましたが、20分待ちがネックになってこの点数です。

■幕の内弁当（500円）　評価3.4
　こちらはあえての冷めてから食べました。
　ごはんはかつお節ふりかけがかかっています。
　わけぎのぬた、かつお節の佃煮、ひじきの煮物、赤魚の煮付け、エビフライ、ハンバーグ、だし巻き、なんかのあんがかかった唐揚げ一切れづつ。
　ひじきやだしまきは上品かつうまみのある仕上がりです。だいぶ前のレビューにも書きましたが、この店はだしが美味しいのでだしを使った料理は間違いないです。赤魚も身崩れなく噛むとホロッと崩れるいい感じ。ハンバーグはあいびきで玉ねぎのシャリシャリ感が残っているのがいいですね。エビフライはちょっと小さいですかね。
　冷めても露骨に味が落ちたという感じはあまりありませんでした。
　日によって多少内容が変わるようです。
　
■漬けさしみ丼（660円）　評価3.5
　「とろろをのせられる」と言われたのですが、断ったところいくらが入りました♪
　具はマグロ、イカ、タイ、ハマチだと思います。漬けダレは醤油とみりん、酒だと思います。たぶんアニキの処理を担っているのでしょうが、この値段でこれだけ入っていたら文句はありません。
　ただ、ごはん量は少ないです。

■そぼろ弁当（440円）　評価3.3
　このお弁当は出来るのが早いです。
　鶏そぼろとほうれん草、高菜、卵の3色そぼろ弁当（鶏そぼろと高菜は同じような茶色なので3色）。
　鶏そぼろが7割近く、甘めの濃い味付けでごはんがすすむ。ほうれん草やいり卵はあっさり目で口直しの役割がメインで、そこに高菜は三者を仲介しつつしめるところはしめる渋い役。
　美味しいですがこれも具に対してごはんの量はは少なめに感じます。
　
　
　今回はこのへんで。
　気が向いたら第2弾があるかもしれません。
　

　なお、弁当サイズはかやくごはん、そぼろが20×10、幕の内22×18、漬け22×22。
　ごはん大盛りは+100円。

　
○お弁当の営業時間
11:00～14:00
月曜、土曜休み
毎週火曜日にメニュー変更
単品メニューもあり

　気まぐれなこのお店、今度はテイクアウトだそうです。
　かなり安めの価格設定。
　大将によると、週単位で人気上位のメニューは残し残りはメニューを変更するサイクルでやっていくとのこと。
　LINEアカウントも出来たようです。

　今日は日本酒とお寿司で宅呑み。
　近所のこちらのお店に寿司をたのむことにしました。

　「今日はこんなん（お客さんひとり）だから大丈夫やけど、電話しておいてくれた方がいいで」
　「まだお客さんが戻ってきていないから、ないもんも多い、土曜日は多めに仕入れるけど」
　
　しまった、タイミングが悪かったようです。

　「盛り合わせはサービス品だからおまかせや。店が売りたい残ったやつも入れている」
　「厚みも単品よりは薄く切ってるねん。でも回転寿司みたいに薄うはよう切らんよ」
　「中トロやアナゴは原価200円や」
　
　正直な大将です。ここまで客に喋っていいの？　^^;


　できあがったものを持ち帰り、開封の儀。
　ネタは鉄火巻き2切れ、マグロ２カン、中トロ２カン、タイ２カン、しめさば２カン、アナゴとうなぎが１カンずつ。
　ネタが揃ってなかったのはよく分かる内容ですね。
　
　ネタはどれも美味しいです。
　特にアナゴとうなぎは注文してから炙っていたのを見ています。
　厚みも充分にあります。これで薄くしているって？
　シャリはちょっと固め。
　時間と共にネタの重みでチャリがつまってかたくなるので、ちゃんとした寿司屋だとそこまで計算して握ったりするそうですが、寿司専業ではないのでそこまで要求するのは酷でしょう。
　
　なお、今回のサービス券は100円、1割分もらえるんでしょうか。

　
　お得感は充分にあります。
　しばらくして、また土曜日にでも、もう一度注文したいですね。

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　2度目の利用をしました。
　数日前に訪れると「今日は昼に刺身がようけ出たから、無理！　前の日に予約してくれたら確実やから！」
　この大将の憎めない人柄、得だねー。
　
　で数日後に前日予約。
　今回の方がネタの種類は多いです。シマアジとうなぎが目を引きますね。
　意外なところではえびが美味しかったです。あまり好きなネタではないのですが、甘味がありました。

　あと今回気づいたのはネタによってわさびが塗ってあう物とないものがあるということ。どうやら脂身大多めのネタには多め、脂身少ない目のネタにはわさびも少なめ、そしてなし、と三段階あるようです。
　
　このあたりはプロの技だなあ、と思いました。

　＜しゅんちょう本店＞から＜しゅんちょう食堂＞、このたびは＜味道楽しゅんちょう＞とまたしてもリニューアル。
　リフォームもされ、10/10にリニューアルオープンです。
　リニューアルオープン直前の店先には「48年目」と書かれた立て看板がありました。
　6:30～9:00に朝食を始められたので、このたびの訪問となっています。
　
　見た限り店内レイアウトは変わっておらず、古くなった壁・柱・テーブルなどを新品と交換しただけに見えます。
　
　店内の半分近くありそうな厨房の奥に大将。
　
　「すみません」
　
　大将が一瞬、反応したかに思えましたが、作業を続行します。しばらく待ってもう一度、
　
　「すいません」
　
　今度はピクリとも反応がありません。声のボリュームアップ！
　
　「すいません！　朝食が食べたいんですけど！」
　
　大将、動く。
　
　「あーはいはい、どうぞ、鮭と鯖どっちにする」
　
　とてもにこやかです。
　
　鯖と答えました。
　
　「そこにある、漬け物、納豆、海苔、卵、好きなの取って。全部取ってもいいから」
　
　遠慮なく全種類いただきます。

　「ごめんねー、冷凍から焼くから時間がかかって。もっとお客さんが来たらうまく回転させてもっと早くだせるんやけど、お兄ちゃんで5人目や（この日の5人目ではなく、朝食を始めてから5人目。平均1日1人）。朝の仕込みの合間にやっとんねん。でも鮭も鯖もそこら辺のファミレスや牛丼屋とは全然違う、いいやつやで」

　結局、鯖が焼き上がるまで15分ぐらいかかりました。

　鯖はサイズは小さめ。
　冷凍と言われなければまず分からない鮮やかな焼き加減。
　塩分はほんのちょっと強め。
　
　ごはんは美味しいです。朝からおかわりしたくなるぐらい。
　でもおかわり100円です。
　
　こっちが食べ終わると営業スタート！
　寿司やお好み焼き、焼きそばもあり（リニューアル前はなかったような）、弁当もやっていて660円だけどチケットなら11枚綴り6600円で得だよ！
　
　会計すると60円のサービス券をもらいました。
　
　
　+100～150円で牛丼屋よりも人間味のある雰囲気で、ちょっとおいしいごはんを食べられると思えばアリ、と言いたいところですが、いまの状況では待ち時間がネック(;^_^A。
　さらに、朝をゆっくり過ごせる、過ごしたい人という条件が付いてしまいます。

　前回、天ぷら盛り合わせを食べ損なったのが心残りでまた飲みに来ました。
　
　天ぷらと……上お造り盛り合わせ・時価っていくらぐらいなんだろう。
　
「ああ、いまはやってないよ、めずらしい魚が入った時だけしか出さない」

　きょうのお造り盛り合わせはカンパチ、マグロ、剣いか。前回頼んだ時は2品だったけど品数も変わるのね。
　
　まーいいや、とりあえず天ぷら盛り合わせ。
　
　後から来たお客さんが、なにやら軽いおばんざい風のものを盛り合わせのものを食べている。聞くと4種盛りとな。
　メニューには載ってないの？　ときくと、こっち（店の奥の方）には載っていないが、入り口の近くのメニューにはという返事。気づいたら天ぷらが揚がるまでのつなぎに頼んだのになあ。
　
　天ぷら到着。
　割と無造作にお皿に載せてあります。
　
　エビが2匹、三つ葉、ナス、玉ネギ、レンコン、とあと2品ぐらい。
　よい揚がり加減です。衣もさっくり、火を通すことでネタのうま味が活性化している。
　
　あんこなべと団子なべがそれぞれ800円、どちらにしようか迷ったものの釜めしと並ぶ名物だという団子なべを注文。
　
　こちらは結構早く到着。
　
　とりのつみれ団子、三つ葉、シイタケ、えのき、白菜、きざみ揚げなどが入った鍋。
　つみれもうまい、だけどそれ以外に出汁がうまい。
　
　これで終わってもよかったのですが、肉のタタキも注文。
　これもすぐ出てきました。
　
　火の通りが浅く、本当に表面だけを炙った感じです。ほぼ生。
　うーん、悪くはないけど、ビールとの相性がよくないようでうまい！　って感じではないです。冷酒が終わり、あとは焼酎と日本酒は菊正宗しかないってことでビールだけ飲んでいたんでですが、これはミスだった。
　
　今回、思ったのはこのお店は出汁が非常によく、出汁を使った料理なら確実にうまいんだということですね。

　今日こそは釜飯を食べるのだ。強い決意を胸に来店。
　
　釜飯は30分ぐらいかかるとのことで、ゆっくり待たせてもらいましょう。
　酒は片野桜、刺身盛り合わせ、出し巻を注文。
　
　刺身はハマチとマグロが3切れずつ。艶やかでいかにもおいしそう。実際においしい。
　
　出し巻玉子。
　整形していないようで、形はきれいではありませんね。しかしやわらかく、口にすると玉子の中から出汁がしみ出すようです。
　
　まだこの時点で20分程度。ビールとスジ煮込みを追加。
　
　このスジ煮込みが素晴らしかった。
　すじ肉が柔らかいのはもちろんのこと、特筆すべきは出汁のおいしさ。見た目には醤油の色がついていますが、醤油っぽさがなく、純粋で深い味。
　いままで食べたスジ煮込みの中でも一、二を争うほどのおいしさ。
　
　堪能していると、ついに釜飯登場。
　お吸い物付です。
　
　釜飯の具はシイタケにんじん鶏肉。シンプルです。
　
　釜飯というか炊き込みごはんは水加減が白米より難しいですが、この釜飯は正に絶妙。水っぽくも固くもなく、シイタケと鶏肉の適度な歯ごたえを邪魔せずよく調和します。
　ごはんも具も出しゃばらず、それぞれも持ち味はしっかり感じるという非常にバランスのよいおいしさ。
　
　食べていると大将が、「もう少しふたをして蒸らすと、ごはんがきれいにはがれるよ」
　言われた通りにしたのですが、そうするとはがれやすさの代わりに焦げができます。自分好みの焦げ加減を体得するには何度も頼まなくてはいけませんね。
　
　日本酒が2種類しかないのでもう少し増やして欲しいところです。

　いいお店で、しかも家から近いのにな世かスルーしてほかの店に行ってしまうことの多いこの店。今日はちゃんとやってきました。
　
　今日は空いていますね。日によっては満員の時もありますけど。あと夜は居酒屋使いする方の方が多いようです。
　
　今日は鯖塩焼き定食をいただきましょう。
　
　まずはおしぼりとお茶が置かれます。空いているせいもあると思いますが、ちゃんとお茶の量を見て適切なタイミングでついてくれるのがよいですね。
　
　料理は小鉢か3品と漬け物が先に到着。小鉢の多さもこのお店のよいところです。
　
　小鉢はひじきと、なすと挽き肉の煮物、ポテトサラダ。
　ひじきはしっかり出汁を含んでいます。
　なすと挽き肉の煮物はなすがとろりとして、挽き肉と出汁のうまみを吸ってこれもおいしい。
　ポテトサラダは潰しすぎないゴロゴロとしたものでわたし好み。マヨネーズも適切な加減で、わたしのあまり好きではないバラしたコーンも気にならず食べられます。
　
　サバもいい脂ののりぐらいで焼加減もよく。
　
　そしてごはんですが、正直言ってそれほどいいお米を使っているようには思えません。でもすごくごはんが進むんです。ごはんに合う味付けなんでしょうね。どの料理も。
　
　みそ汁も昆布だしだと思うのですが、ほかではあまり味わったことのない味でこれがまたおいしい。
　
　ひとつだけ残念なのは、以前はごはんおかわり無料だったのが1杯100円になったいたことでしょうか。
　
　次回は名物の釜飯にするか、居酒屋使いするか。

　お昼、ヘルシー定食はやはり無くなっていました。
　日替わり数品とグランドメニューの定食、基本的にお昼は現在これでやっているようです。
　
　日替わりの中からお造りを注文。
　
　さあ、やってきました。お造りはイカ、カツオ、ハマチ。
　小鉢が4品。このお店は小鉢が多いのが特徴です。漬け物、ヒジキ、ゴーヤの白和え、里芋とにんじんの煮物。
　
　ごはんは自分でよそいます。おかわりも可。
　食べ始めると少し遅れてみそ汁が届きました。
　
　小鉢はお総菜としてしっかりした味付け。
　ヒジキは出汁の味がよくしみ、ゴーヤの苦みがやや苦手なわたしにもたべやすい。煮ものもいい味付けです。
　
　お造りはイカは身が立って新鮮さを誇示、カツオも臭みがなく、ハマチは自然な脂ののりで天然物？　かもしれません。
　
　あとお米も割りといいものを作っているように思います。
　おかずもおいしく、ごはんもおいしいので食が進む。小食の方以外はごはんは大盛りかおかわりしたくなるでしょう。

　みそ汁は昆布だし。仮に主菜はなくとも、お総菜とごはんみそ汁だけで「あー和食食べてる。よくぞ日本人に生まれけり」という気持ちになってきます。
　
　大将に釜飯の話をしたら「お昼でも今日みたいな暇な時なら作る。ただし30分ぐらいかかるので、前もって電話してくれるか、注文だけして時間潰してから帰ってきてもらうのがいいよ」とのことです。

　宮之阪を上がり、百済神社のそばにあるお店。
　以前はイズミヤ通りに支店があったりしましたが、いまはこちらだけです。
　
　基本は和食ですがどれを食べてもハズレはありません。
　おすすめは刺身定食！　中央卸売市場で仕入れたかなりよいネタを使っています。以前はほかの定食と同じ値段だったのですが、「この値段ではやっとられん」ということで現在1000円になっています。
　
　名物は釜飯なのですが、これはまだ食べたことがないです。
　
　1年半ほど前にリニューアルして、昼はヘルシー定食というおかず取り放題（not食べ放題）の定食を500円でやっていたのですが、最近は看板が出ていません。やめたのでしょうか。

2017/06/16
リニューアル前の店舗のところに投稿したため、閉店扱いになったので投稿し直し