だしが美味しい　寄せ鍋定食 : 有楽すし

　寒くなったので、前回の予告通り、寄せ鍋を食べに来ました。
　まだ12時前、お客さんはわたしひとりです。
　
　注文して、待っている間に周囲を見渡します。
　階段の時に置いてあるレトロな電話機器になるなあ、インテリアにしては置く場所もおかしいし、周囲に荷物を置いているし。
　
　壁に掛かった札によると、こちらは１カンではなく一皿あたりの値段表示のようです。
　
　おお、鍋にはアニキ（古くなったネタ）ではなく、ちゃんとネタケースのサクから切ったものを使うんですね。
　
　
　ご飯、漬物、副菜とともに鍋がやってきました。
　ご飯はおかわり自由だそうです。
　
　ご飯はゆるめの炊き上がりです。
　つやつやで美味しい。
　
　漬物は柚子風味の付いたもの。
　
　副菜は玉子焼きと焼きサンマ、マグロの角煮。
　マグロの角煮は甘辛く、ごはんのすすむ味付け。
　サンマは冷めていますが、良く脂がのっています。
　玉子焼きはねぎ入りですが、やや印象が薄い。
　
　寄せ鍋は春菊、エノキダケ、ねぎ、シイタケ、ニンジン、白菜、カマボコ、ブリ、鶏肉、卵。
　ニンジンは桜型に切られているのはよいのですが、火の通りが十分ではなく固いです。
　それ以外はとてもよいです。
　何より、だしがよい。
　醤油とかつお節に、具材から出たエキスがとてもよいバランスで重なっていて非常に美味しいです。
　夜なら雑炊にしてもらえるんだろうな、きっと美味しいだろうな、そんなことを考えました。
　
　
　860円でこれは文句の付けようがありません。
　もしかするとこの店は本業であるはずの寿司よりほかのものが美味しいような気がしてきました。
　次は天麩羅定食か天丼か。
　とは言え、店頭のショウケースにあったちょいとお高い有楽弁当（1780円）や幕の内（3140円）あたりも気になるところではあります。
　
　ただ、店内にタオル干すのは勘弁してください！

　11か月ぶりです。
　前回は「デラックス定食」（860円）の品数とボリュームに驚きました。今回は寿司屋らしく「寿司定食」（810円）をいただきます。
　
　
　出てきたるは握り5カン、中巻2切れ、小さな手巻きが2つ。
　鰹のたたき。
　あら汁。
　
　充分な量ですが、これでもか！　とばかりの品数だったデラックス定食が＋50円であることを考えるとちょっ肩すかしです。
　
　寿司もタタキもネタの鮮度はそれなりです。
　写真でも分かるようにエビはかなり雑な開き方。
　握りもちょい固めでしょうか。
　手巻きはいいとして、中巻が問題でした。
　
　ネタは程よい甘さでいいのですが、シャリがかなりゆるい目でブヨンブヨンしています。
　何より致命的なのは海苔の合わせ目が分厚くなっていて、噛み切りにくかったことです。
　
　あら汁は問題なくおいしかったです。
　
　
　前回よりだいぶ評価が下がってしまいました。
　もう一度、もう少し寒くなってから寄せ鍋か鍋焼きうどんを食べに来たいと思います。

　年期を感じさせるいい面構えの店です。
　店内はカウンターと個室が3つ。
　
　カウンターの端は物置状態でやや雑然。
　
　定食は海鮮とうどん、鍋で17種類。
　デラックス定食を注文しました。
　
　天ぷら、刺身、酢の物、ミニ鍋。
　860円でこれはかなりすごいです。
　
　
　刺身はブリ3切れ、タイ一切れ。
　あんまり脂がのりすぎておらず、ほどよいです。
　
　天ぷらはエビ、ししとう、茄子、とあとなんかふたつ。
　エビは鮮度を見せつけるようにあまり火が通っていません。半生どころか生に近いようなもので驚きました。
　
　酢の物はたことキュウリ、それに大ぶりの切り身。これもブリですね。
　甘味控えめです。
　
　お吸い物にはこれまた大きめの鯛の切り身。
　お吸い物はしっかりと魚の味がします。
　
　ミニ鍋はほとんどが白菜ですが、鶏が一切れはいっていました。
　これだけは魚介系ではない醤油ベースのしっかりした味ですね。
　
　
　酢の物やお吸い物の魚はさすがにアニキだと思いますが、それにしてもこのボリュームでこの値段は驚きです。
　
　今度は寿司定食をいただきたいですね。
　
　
　それにしても枚方はランチをがんばっている個人の寿司屋が多いことで驚きます（まとめつくろうかな）。