高槻の地酒・富田清鶴で　白子鍋を♪♪ : きたむら

夕方のサクッとひとり飲み。

最初にお断りしておきますが、おばさんにしてはよく食べる私。
時間的にはサクッとですが、量的にはむしろガッツリｗ
少食の方は、品数も金額も半分の見当でお読みになってください。

この日のお店は、【旬菜酒房きたむら】さん。
松坂屋高槻店近く、【お好み焼きはここやねん】さんの向いのビルの２階。
周辺には他に、【スターバックス】さん、【すろまい】さん、【小柳寿司】さん。

２階なので、チョットふらりとは立ち寄りにくいかもしれませんが、
メニューは１階に掲示されていますし、お店の入口は素通しガラスのドアで、
階段からそぉ～っと中の様子を覗けるので、大丈夫☆

今回の情報源は３ヶ所。

　　①「ヒトサラ」で見かけて気になってた。
　　②マイレビュアーのＥＮＪＯＹ様が記事をアップされて、内容が良かった。
　　③「シティライフ」で日本酒を楽しめるお店として紹介された。

で、行ってみました♪


お邪魔したのは５時を少しまわったくらい、先客は２人組の女性。
私がいる間に、男性がおひとり、若いカップルが１組来店、客層は様々。

カウンターが８～９席、４人用テーブルが３～４卓？、席間はゆったり。

白木調×黒のスッキリしたデザイン、モノも少なめの、清潔感のある店内。
照明も明るく、影がないカンジ。
シャキッと背筋が伸びるよう。


注文したのは、

　　◇付き出し　￥？　

　　　　　ふろふき大根　蛸天の炊いたん　鰤の南蛮漬

　　　　　少しずつが嬉しい、大根はひとくち、他はふたくち。
　　　　　しっかり味がついてる。

　　◆珍味３種盛り　￥６８０　

　　　　　梅水晶　蟹味噌　海鼠吟醸漬

　　　　　他に、生帆立柚子、酒盗、豚酢モツ、ホタルイカ沖漬、たてわさび。
　　　　　８種の珍味からお好みを３種、１種類だけの注文なら￥４２０。

　　　　　梅水晶は鮫の軟骨の梅肉和え、コリコリして面白い☆
　　　　　
　　　　　頼んでおくと、お料理の合間にも舐めながら、お酒が飲める。

　　◇造り盛り合わせ　￥１２８０～

　　　　　鯨赤身　〆鯖　寒鰤　生蛸　烏賊　平目　ヨコワ

　　　　　なんと７種盛り、それでいて鰤と平目以外は小さめの一切れずつなので、
　　　　　ちょうど１人分のボリューム☆

　　　　　鰤は一見４切れ、実は２切れ。
　　　　　パカッと開けるくらいｗ深く包丁が入ってる。
　　　　　食べやすいよう、お醤油が絡みやすいよう、だそう。

　　　　　平目は身の部分にエンガワを添えて。

　　　　　食用花も用いた美しい盛り付け☆

　　◆馬刺し　￥９８０

　　　　　赤身　タテガミ

　　　　　コレもキレイな盛り付け☆
　　　　　赤身は６切れ、タテガミは５切れ、甘味を感じる。

　　　　　最初、鯨赤身の炙り￥８８０を注文したのですが、
　　　　　「お造りに入ってますよ！、なんなら炙りましょうか？」と止められたので、
　　　　　コッチに、親切ですね♪

　　◇和牛ヒウチ肉　￥１４８０

　　　　　モモ肉の一部で、牛１頭から約２kgほどしかとれない大変貴重な部位です。
　　　　　モモの部位としては最も霜降りのサシが入ります。
　　　　　火打石の形、模様に似ているところからこう呼ばれています。
　　　　　味わい深く、とてもやわらかいお肉です。　　　　　　　　　　　　　　…とのコト。

　　　　　柔らかいけど、サーロインなどに比べると、噛み応えアリ。
　　　　　溶けていくお肉じゃなく、噛むごとに牛の旨みがジュワッと味わえるお肉☆

　　　　　炙って、マスタード・ポン酢醤油・雪塩で。
　　　　　雪塩は、宮古島の珊瑚礁由来のカルシウムを含んだ、美味しいお塩。
　　　　　モンドセレクション金賞を３年連続受賞。
　　　　　片栗粉！？と見間違うくらい、純白で微細な粒子。

　　◆野菜の天ぷら　￥７８０～

　　　　　コゴミ　牛蒡　南京　大葉

　　　　　お願いして、少なめで揚げてもらいました。
　　　　　コレも宮古島の雪塩で。

　　　　　コゴミは、山野草の「草蘇鉄」の新芽。
　　　　　おっきな緑色のゼンマイのようで、インパクトのあるビジュアル。
　　　　　山形県で栽培されているそうで、ワザワザお取り寄せ。
　　　　　食感はワラビに似てるかな～、アクのナイ素直な味。
　　　　　『秘密のケンミンショー』か何かで見たコトあるような…

　　◇鱈白子小鍋　￥１２８０～

　　　　　白子　豆腐　白菜　白葱　椎茸　菊菜など　

　　　　　「チゲ風も美味しいですよ」とのコトだったので、そのように。
　　　　　蓋を取ると、辛そうな赤いお味噌？がタップリのっかってて、イイカンジ☆

　　◆雑炊・香の物　￥２８０

　　　　　他にラーメン・ウドンも￥２８０でＯＫ、チゲにはラーメンもオススメとのコト。

　　　　　厨房で作ってもらえます、ラクチン♪
　　　　　熱々なのでふぅ～ふぅ～して頂きました♪
　　　　　ボリュームタップリ、天ぷらを少なめにしておいて、大正解ｗ

　　◇季節のシャーベットと果物　￥３２０

　　　　　この日は林檎で、冷たくておくちの中がサッパリ♪

もちろん、お酒も注文しました♪
高槻の地酒、富田の清鶴酒造の日本酒が、特に充実☆
「あらばしり」と「ひやおろし」は定番で置かれているようです。

　　◆生中　スーパードライ　ハーフ＆ハーフ　￥４５０？（←うろ覚え）

　　◇富田清鶴本醸造　「燗づくり」　熱燗で　￥６００

　　　　　カウンター席からレンチンが丸見えなのが、ちょっとアレですがｗ
　　　　　バカ舌の私には許容範囲、どのみち湯燗と区別つかないしｗ
　　　　　単なる雰囲気のモンだと、思ってます。
　　　　　あ～でも、冷めやすいかな？

　　　　　熱燗用のお酒ですが、舌にピリッとくる刺激があり、好みでないタイプ★
　　　　　なにごとも勉強、ですねｗ

　　◆富田清鶴純米吟醸　「百五十七年目のお酒」　冷で　￥８００

　　　　　創醸年数を冠した感謝の気持ちを込めたお酒。
　　　　　香りも味もあるよくばりなお酒、季節限定。　　　　　　…とのコト。

　　　　　飲みやすく美味しい♪

　　　　　冷酒用のガラスの徳利と、
　　　　　お店に１コしかない特別の盃を使わせてもらいました☆
　　　　　雰囲気のモンですが、美しい器は嬉しいものです♪

　　◇富田清鶴純米大吟醸雫酒　「ふりーらん」　冷で　￥１４００？（←うろ覚え）

　　　　　フリーランとは英語でFree Runすなわち搾った最初の雫のところで、
　　　　　贅沢なところのみを詰めた、最高峰酒の雫酒。
　　　　　２０１２年・全国新酒鑑評会にて金賞受賞酒。　　　　　　　　　　…とのコト。
　
　　　　　もろみを酒袋に入れそこから自然にしたたり落ちる
　　　　　大吟醸の雫だけをぜいたくに集めました。
　　　　　お酒本来の香りと味わいが凝縮された最良の大吟醸。
　　　　　手間もかかり量もとれない 極上の酒。その香味はまさに芸術品です。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…とのコト。　　　　　
　　　　　やっぱり、とっても飲みやすく、すっごく美味しい♪♪
　　　　　（←バカ舌なので、感想はこのくらい、ゴメンナサイ…）

以上で所要金額は￥１００００ポッキリ、所要時間は１時間半くらい。
「シティライフ」を見て来たんですよ～と言ったら、会計をオマケしてもらえました♪
ありがとうございました♪♪


お料理はドレも、標準以上に美味しかったです☆
一品料理のメニューが豊富で、選ぶ楽しさがあります☆
分からないコトがあれば、ちゃんと教えてもらえるので、安心です☆

また、厨房には３名、席数に対して調理スタッフが多め。
なので、お料理の出来上がりはスピーディー☆
私が行ったコトのある、同等ランクの和食屋さんの中では、かなり早いほう。
イライラしないですむし、時間的にも安心ｗ☆

ご主人のお母様がフロアを担当されているのですが、イイ味だしておられます。
ご主人含め調理の男性は揃いの上着、白衣よりも威勢の良さそうな、を着用。
店内は、ドチラかと言うとキッパリした男性的な趣き。
硬質でパキっとした雰囲気になってしまいそうなトコロを、
ふんわりした明るいお母様の存在が、空気を和らげています。
大切な息子さんの、大切なお店の、大切なお客さん、
と思って接してくれているのが伝わります。

ずいぶんお若く見えたので、姉さん女房かもしれないと思いつつ、
その点を確認すると、思いっきり照れておられました、カワイイです♪


チョッピリ残念だったのは、どんな日本酒があるかの表示が少なかったコト。
定番のドリンクメニューに、「ひやおろし」と「あらばしり」の２種類。
店内の貼り紙に、「きたむらオリジナル」、「燗づくり」、「百五十七年目のお酒」、
「日置桜」、もう１つ何かの５種類。
ボトルは見えやすいトコロに出ていない。
う～ん、何があるのかよく分からない★

私は燗も好きなので、特に燗用にオススメのお酒でなくても、
特別純米酒で辛すぎないモノがあれば、ソレで燗を頼むのです。

銘柄に詳しくないので、名前と醸造方法と辛口度の表示があったら嬉しい。

それに、いろんなお酒の名前や情報を目で追いながら、
食べたり飲んだり出来たら、それも酒飲みの楽しみ。

ひとり飲み常習者の、ちょっとした希望です^ ^


ちなみに￥３０００前後からだったかな（←うろ覚え）、手頃なコース料理もアリ。
飲み放題の設定も可能。

ひとり飲み常習者じゃナイ方も、是非どうぞ♪