富田ラーメン四天王の一角の灯火が消える前に : ベトコンラーメン新京

(2016-03-20 )
お昼は“ベトコンラーメン 新京”さんに11:15開店の1時間半前の9:45に原付で一番乗りでやってきました。
高槻市の富田エリアに店舗を構える有名ラーメン店の四天王（きんせい夢風 総本家、麺厨房 華燕、長浜ラーメン 鷹、ベトコンラーメン 新京）の一角。
1981年開店なので、創業35年の“ベトコンラーメン 新京”さんが3月末日をもって閉店されるということで、連日ものすごい行列になってます。
そして、待ち時間に何を食べようか、メニューを見ながら考えますが、私は初めての「五目ベトコン(800円)」を最後に食べようと決めています。嫁さんはノーマルの「ベトコン(650円)」。さらに「やきめし(620円)」も外せません。
いよいよ、開店の時間となり、一番乗りで入店して、すぐに注文します。
開店直前には、すでに50人以上の大行列が．．．
大将が小気味よく中華鍋を振るうと、音と香りが店内を包み込み、なんとなく“じ～ん”ときて感慨深くなっちゃいます。
しばらくすると、たっぷりの野菜と具が盛り付けられた“五目ベトコン”がやってきました。ものすごく食欲そそる香りが鼻を刺激します。
まずはスープを一口いただくと、ノーマルのベトコン同様、あっさりとした鶏ガラベースの醤油スープですが、そこに具材を炒めた時のタレの“コク”が加わってかなり旨～い！
ここまではノーマルのベトコンと変わらない感想ですが、明らかに違うのは、白菜の旨みと甘みがスープに溶け出して、まろやかな風味と深いコクがなんともクセになってハマります！
このスタミナ抜群のスープに合わせるストレート細麺は、しなやかなコシに、パツンとした食感が心地よく、スープとしっかり絡んで、めちゃめちゃ美味しい！
そしてノーマルのベトコンとは圧倒的に量も種類も多い具材の中でも、白菜とゲソの風味と旨みが際立っていて、スープと相性も抜群で、たまらな～い！
ちょうど大将の目の前に座ったので、何度も「美味しかったです！ご馳走様でした。」とお礼を言ったあと、会計を終えて、外に出てみると、すでに行列はゆうに50人超えしている模様でした。

ご馳走様でした！
そして、
35年間お疲れ様でした！

(2016-01-31)
無性に食べたくなって、ちょうど2年ぶりにやってきました。
炒められた豚肉、ニラ、もやし、ニンニクがなんとも美味しそうな香りを漂わせながらベトコンラーメンがやってきました。
基本はあっさりとした鶏ガラベースの醤油スープですが、そこに具材を炒めた時のタレを投入することで、ものすごいコクがプラスされ、2年ぶりですが、相変わらず超～旨い！
さらに豚肉、モヤシ、ニラの風味と甘みがバランスよく加わって、さらに大量のニンニクの風味と旨みが強烈に襲ってきます。
このスタミナ抜群なスープに合わせるストレート細麺は、パツンとした食感が心地よく、しっかりとスープを引っ張り上げてくれます。そしてモヤシとニラのシャキシャキ感と麺の食感が一緒に楽しめます。

新京に来たら、ベトコンラーメンと一緒に必ずいただく焼き飯。
ラーメン屋さんのチャーハンではなく、まさに中華料理屋さんのチャーハンで、シンプルな味付だけどめちゃめちゃ美味しく、食べる手が止まらないです。

----------------------------------
これまでも何度も出てきた富田の有名ラーメン店の御三家「きんせい総本家高槻栄町」、「麺厨房華燕」、「長浜ラーメン　鷹」。この御三家と同じエリアにあるずっと気になっていたお店に行ってきました。
ベトコンラーメンで有名な「ベトコンラーメン　新京」さんです。この「新京」という店名は、愛知県一宮市の「新京」の暖簾分けにあたります。「ベトコン」と聞いて40歳以上の方はベトナムを思い出すかなと思います。もともとはベトナム戦争のベトコン（南ベトナム解放民族戦線）の勇敢なイメージにちなんで、ベトコンラーメンとつけたそうですが、ベトナム戦争の激化から食品の名称にふさわしくないとなって、現在ではベスト・コンディションの略の「ベトコンラーメン」となっているそうです（Wikipediaより）。
先日の「ゆうらい」さん同様、そんなに混んでないだろうとふんで、開店30分後に行ったら、外で待ってる人が結構いました。
ラーメン屋さんというより、中華料理屋さんという感じのメニューですが、お客さんのほとんどはベトコンラーメンを注文してます。お客さんはこの近辺の人ばかりって感じで、私達は同じ高槻だけど新参者って感じでした。それだけ地元に愛されている雰囲気がすごく感じられました。
さっそく夫婦でベトコンラーメン２杯と焼き飯1つを注文しました。待ってる間もすごくいいにおいが店内に充満していて、お腹がグーって鳴ってるのがわかります。
それほど待たずにお目当てのベトコンラーメンがやってきました！醤油ベースのスープに、炒めた豚肉、ニラ、モヤシがトッピングされてます。まずはスープを一口飲んでみると、あっさりの醤油スープに炒めたモヤシの香りがフワァ～っと鼻を通っていき、すごく絶妙な美味しさです！これが細麺と絡んで、箸が進む進む。茹でたモヤシがのったラーメンって、スープが薄まる感じがしてあまり好きじゃないのに、この炒めたモヤシは最高のアクセントでした。
そしてベトコンラーメン＝スタミナラーメンといわれる所以は、大量に入っているゴロゴロのニンニクの塊です。私も嫁さんもニンニクが塊で入っていることはあらかじめ知っていたので、ちゃんとブレスケアを持ってきていました。このニンニクもほとんど生状態ですが、気にせず一緒に食べていくともうたまらないですね。
あまりの美味しさに、久々にスープまで飲み干してしまいました。スープ自体はあっさりだけど、炒められた具とニンニクから旨さが溶け出して、ほんと美味しくいただきました。
そして、そして、この焼き飯。ラーメン屋さんのチャーハンに口が慣れていたので、久々に中華料理屋さんのチャーハンを食べた感じです。シンプルだけどめっちゃうまい！ラーメン屋さんのチャーハンは、結構ラーメンダレを醤油の代わりに使ってて、色も味も濃い目ですが、こちらのチャーハンは醤油もちょっとで、塩で味付けされている感じでした。私一人で全部食べてしまいそうな勢いでしたので、危なかった〜。
そして、富田の御三家に、この「新京」さんを追加して、私的には富田のラーメン四天王とこれからは呼ぼうかなと思います。
ご馳走様でした。