創業100周年のミナミの老舗寿司店「英ちゃん冨久鮓」の親戚筋のお店 : 冨久鮓

先日、信太山にある「奴寿司」さんで呑んだ後
信太山駅の駅前にあった「栄久堂吉宗」さんで
和菓子を買って帰った
食べログのレビューをアップする際
地図を見ていたら「栄久堂吉宗」さんの
お店のすぐ裏に「冨久鮓」という店名の
お寿司屋さんを発見したんです！！

冨久鮓って、今年で創業100周年を迎える
ミナミの「英ちゃん冨久鮓」さんと同じ名前
しかも、難しい「鮓」の字まで一緒なんです
もしかしたら何か関係あるのかなぁ？？？

これは、リサーチで食べに行くしかない！！
ということで土曜日の夜に
食べに行ってみました！！

●お店について

　お店はJR阪和線の信太山駅を出てすぐ
　ただ、細い路地のシャッター商店街の奥で
　周りは結構怪しい雰囲気なんですよねぇ
　ホンマにこんなところで
　お寿司屋さんが営業しているのか？（＾＾；
　ちょっと心配になりながらも
　地図の場所に行ってみたら
　おおおおっ・・・お店ありました！！（ｗｗ

　そしてお店の外観を見ると
　むむむぅ・・・
　看板が「英ちゃん冨久鮓」さんに似ている
　・・・気がする（ｗｗｗ
　とりあえず扉をガラガラッと開けて店内へ
　店内は典型的な町場の寿司屋という雰囲気で
　客席はカウンター席とテーブル席
　さらに奥には座敷もあるみたい
　そしてカウンター席には常連さんらしき
　2組の先客が食事をされていた
　とりあえず空いていたカウンター席に座る

　さらに店内を見渡す
　次に目に留まったのが「ネタケース」
　大きな氷の塊の上に笹を敷いて
　その上に魚たちを並べているんですよねぇ
　このネタケースも「英ちゃん冨久鮓」さんと
　そっくりやぁ
　これは、もう間違いありませんねぇ
　ご主人に「英ちゃん冨久鮓」さんとの
　関係を聞いてみたところ
　ご主人は「英ちゃん冨久鮓」さんの出身で
　本店（英ちゃん冨久鮓さん）のご主人とは
　親戚なんだそうな・・・
　　※1969年に暖簾分けされたそうなので
　　　信太山に創業して48年も経つみたい
　なんとまぁ
　「英ちゃん冨久鮓」さんの弟子筋のお店には
　全店呑みに行きましたが
　まさか親戚筋のお店まであったとは・・・
　ちなみに、ご主人によると
　大阪市西区新町にある「新町冨久鮓」さんも
　同じく親戚筋の暖簾分けのお店なんだそうな
　　※食べログで「冨久鮓」で検索したら
　　　ヒットする「今里 冨久鮓」さんは
　　　英ちゃん冨久鮓さんとは異なる系譜

●食べた料理について

　さて、謎が解明してスッキリしたところで
　ご主人にオススメを聞きながら
　適当にオーダーして料理を食べてみましょう
　この日食べた料理はこんな感じです！！

　■お造り盛り合わせ■
　　寿司屋呑みのスタートはお造りから
　　内容は「烏賊、シマアジ、トロ、甘海老」

　　烏賊は表面に包丁を入れてあり
　　めっちゃネットリとしていて甘い！！
　　シマアジはコリッとした歯ごたえで
　　噛むほどに脂と旨味がジンワリ
　　トロは柔らかく脂が濃厚やぁ
　　甘海老はマッタリとしていて
　　甘味もしっかり！！
　　うん、お造りはどれもレベルが高い
　　ええやんええやん！！

　■カマス■
　　ご主人に焼き物のオススメを聞いたら
　　これからが旬を迎えるカマス
　　オススメはもちろん食べる♪
　　出てきたのは、とっても立派な本カマス
　　表面はパリッと香ばしく
　　中の身は分厚くってふっくらしてます
　　もちろん淡白な白身で味も良い
　　うん、美味しい美味しい

　　またカマスと一緒にポン酢が出てきた
　　このポン酢が香りも良く美味しいんです
　　ちなみに、この美味しいポン酢は
　　もちろんお店の自家製なんですが
　　お客さんから好評だったので
　　「うらら香」という名前で売り出したら
　　これがヒット！！
　　和泉市のテクノステージに工場を作って
　　今では大々的に売り出しているんだそう
　　そして、そのポン酢のボトルを見ると
　　私も大阪のスーパーで
　　このポン酢を売っているのを
　　見たことありますわぁ（ｗｗｗ
　　すごいねぇ
　　　※大阪のスーパーでは
　　　　たくさんの種類のポン酢が売ってます
　　ちなみに、ご主人によると
　　ポン酢に使っている酢橘は
　　地元の和泉市産を使うのがこだわりだそう

　■白菜の炊いたの■
　　ご主人がサービスで出してくださった
　　白菜の炊いたの（ｗｗ
　　あっさりした味付けで素朴な美味しさやぁ

　■土瓶蒸し■
　　秋と言えば土瓶蒸しが美味しい季節
　　具は「松茸、海老、鯛、銀杏」
　　出汁は鯛や海老から良い出汁が出てます
　　また、松茸の香りも良い感じ
　　めっちゃホッコリする味ですねぇ

　■鯛あら煮■
　　ネタケースに立派な鯛の頭を発見
　　大好きな「鯛あら煮」をオーダー
　　脂もよく乗った鯛は身がトロトロで
　　甘辛く炊くと美味しいんだぁ
　　また付け合せの豆腐にも
　　煮汁が浸みて、良い味に仕上がってます

　■鰹たたき■
　　秋と言えば戻り鰹のシーズンですよねぇ
　　最後に「鰹たたき」を食べる
　　めっちゃ脂が乗ってますわぁ
　　表面の炙ったところは香ばしい
　　もちろんポン酢は「うらら香」（ｗｗ

　■お寿司■
　　お腹も程よく一杯になったので
　　最後の〆にお寿司を軽く食べる

　　・赤貝
　　　めっちゃ肉厚な赤貝ですねぇ
　　　コリッコリで
　　　磯の香りもしっかり
　　　うん、赤貝美味しい！！

　　・穴子
　　　冨久鮓さんといえばやっぱり穴子
　　　「英ちゃん冨久鮓」さんでは
　　　煮穴子にタレを塗って焼くんですが
　　　こちらでは焼かないみたいです

　　　でも、肉厚で大きな穴子は
　　　めっちゃトロトロで
　　　口に入れたら融けますわぁ！！
　　　そしてジンワリとした脂と旨味が
　　　口の中に残る・・・
　　　うん、香ばしさはないけど
　　　これはこれで美味しいです

　　・中トロ鉄火巻
　　　最後の〆は中トロを使ってトロ鉄火
　　　身もモッチリしていて
　　　中トロなので、程よい脂
　　　また、巻いている海苔の香りが良い

　■玉赤■
　　私の〆の定番「玉赤」
　　お椀の端に2枚の「海苔」が
　　外側にペロンと出てます（ｗｗ

　　濃いめの赤出汁に
　　濃厚な玉子の黄身が良く合います
　　うん、お寿司の〆に飲む玉赤は
　　やっぱり好き！！

●最後に

　さて、最後にお会計ですが・・・
　折角なのでお店で作っている
　ポン酢「うらら香」もお土産で
　買って帰ることにした（ｗｗ
　そのお土産のポン酢も入れて
　2人で17000円でした
　うん、値段は「英ちゃん冨久鮓」さんより
　だいぶ安いですね（ｗｗ

　ただ、日本酒が「英ちゃん冨久鮓」さんが
　使っている大好きな「惣花」ではなく
　大手酒造メーカーの普通酒だったんです
　そこが少し残念だったかなぁ
　英ちゃん冨久鮓さんの親戚筋のお店だけど
　煮穴子を焼いてなかったり
　日本酒の銘柄が違ったりと
　わりと違いがあるもんですねぇ

　でも南大阪でレベルの高い酒のアテが
　高くなく食べられる良いお店だと思う
　うん、満足満足！！
　ごちそうさまでした

●次回予告

　英ちゃん冨久鮓さんの系譜のコンプを目指す
　寿司屋呑み食べロガーとしては
　もちろん次は英ちゃん冨久鮓さんの
　親戚筋のもう1軒のお店である
　「新町 冨久鮓」さんに行くしかないよねぇ
　ということで翌週の週末に飲みに行ってみた
　・・・続く・・・