松のや流フレンチのチーズ巻きチキンカツ : 松のや 堺東店

「高貴な味というより家庭的な味って感じかな」。それがこの度こちらで頂いたハムチーズ入りのチキンカツです。

1月下旬のこの日、当初はこちらの店舗に併設された同じ『松屋』グループ店の『マイカリー食堂』で全国100店舗達成記念で通常よりお得になった定番カレーを目当てにこちらの店舗に入ったのですが、店内でそれ以上に気になった『松のや』の新メニューがありました。それが今回注文した“チキン・コルドンブルー(鶏肉で包んだハムチーズ巻きかつ)定食”です。
こちらはフランスでは[鶏肉料理の最高峰]とされる料理らしく、その内容はハムやチーズを薄く叩いた肉で巻いて揚げたものです。個人的には以前ちょうどこちらの店舗で“同じく期間限定メニューとしてキエフ”というバターを鶏肉で巻き衣をつけて揚げたウクライナ料理を頂いたことがあるのですが、それと比べどちらかというと家庭的というか、飽きの来ない印象を受けました。そう感じたのは、この揚げ物にかけられた『松のや』オリジナルのとんかつソースが見た目より優しい味付けだからかもしれませんが、それを差し引いても[鶏肉料理の最高峰]といってもものすごく重厚な味わいというわけではなさそうです。
ちなみに、先に触れた『マイカリー食堂』のお得キャンペーンは店舗よって多少異なるようですが、1/31から2/2までだそうです。

チキンカツや優しい味わいがお好きな方をはじめ気になった方々はよろしければお試しあれ。

「こういうバターチキンもアリだな」。そう感じたのがこの度こちらで頂いたバター入りチキンカツです。

この日の晩、知り合いと一緒にこちらの『松のや』店舗を訪れたところ、いち鶏好きの私にとって興味深いメニューが登場しておりました。それが今回私が注文した“チキンキエフ定食”です。
『松のや』では現在、世界の揚げ物を『松のや』流にアレンジする【松のやの世界紀行】シリーズというものを実施しております。少し前まではその第1弾として[エスカベッシュ]というスペインの南蛮漬け料理を提供していたのですが、この度新たに登場したのがシリーズの第2弾、ウクライナの伝統料理[キエフ]です。首都の名を冠したこちらの料理は、バターを鶏肉で巻き衣をつけて揚げたものです。バターとチキンを組み合わせた料理というと、普段は今回知り合いが注文していた“バターチキンカレー”(←こちらは『松のや』ではなく、ここの店舗に併設された同グループの『マイカリー食堂』のメニューです)を真っ先に思い浮かべるのですが、この度のウクライナ料理も《バターチキン》と呼んでもよいかと個人的には思っております。頂いてみたところ、柔らかい鶏肉の中からガーリックの風味と共にチーズとはまた異なるバターならではのコク旨な味わいが口の中に広がりました。“バターチキンカレー”もそのまろやかな味わいで食べやすいのが特徴ですが、“チキンキエフ”も肉の柔らかさや衣のサクサク感、溶けてサラッとしたバターによって想定していた以上に軽い印象を受けました。

チーズが入った揚げ物も好きですが、今回頂いたバター入りのチキンカツもなかなか良かったと感じました。バター好きや一味違うカツをお探しの方は参考にしてみて下さい。

「実はタレかつ丼にも近いものかも」。そう感じたのがこの度こちらで頂いた、卵でとじ“ない”卵かつ丼です。

かつ丼というと新潟では卵とじでないタレかつ丼が主流のようですが、全国的には甘辛いつゆと溶き卵と共に軽く煮込んだ卵とじスタイルの丼が大多数です。そして、ここ『松のや』でも普段から扱っているかつ丼は後者のタイプです。そんな中、この日店を訪れたところ珍しいかつ丼が登場しておりました。それが今回注文した【かけかつめし】です。
こちらは卵でかつをとじず、ご飯にかけるスタイルのかつ丼です。かつにはどこかキムチにも似たピリ辛なネギ塩ダレがかかっており、また玉子はとろみが付いたあんかけになっているのが特徴です。『松のや』でも初めて出したものだそうですが、1つの丼鉢でかつと玉子を別々にして盛り付けたかつ丼を扱っているところは他所でもそうそうないと思います。
いざ頂いてみると、さっぱりめの味付けと共に衣のサクサク感と玉子のふわとろ感も楽しめました。また、同時にこの食感の対比は残暑厳しいこの時期でも食べやすくうってつけのメニューだと思いました。

一般的な卵とじのかつ丼の場合、卵と一緒に甘辛な丼つゆで煮込んでいるため今回のようなサクサク感は感じにくいです。そういった意味ではこの度の【かけかつめし】は卵とじかつ丼の玉子のふわとろ感と、タレかつ丼のかつのサクサク感のいいとこ取りしたものと言ってもいいかもしれません。他所にはなかなか見かけない卵かつ丼、皆さんも是非一度お試しあれ。

「おや、朝だとお得なのか」。この日朝食に頂いたのは、昼と夜よりもお得な親子丼セットです。

外で親子丼というと、個人的にはそれまではもっぱら大手チェーンの『なか卯』のものをよく頂いておりました。ですが、この日所用で朝の早めの時間帯にこの辺りを訪れ、予定より早く用事が済み少し早めのお昼でも頂こうかと同じく大手チェーンの『松屋』のグループ店、『松のや』に寄ったところここでも親子丼を扱っておりました。しかも、午前11時まで“得朝親子丼セット”というお手頃な朝食メニューがありました。この日店を訪れたのが11時より前であり、飲み物以外ろくに摂っていなかったこともあり、今回はその“得朝親子丼セット”を注文してました。
実物を見た限りでは親子丼は朝だからといってミニサイズになっているわけではないようでした。いざ頂いてみると、看板商品が親子丼である『なか卯』の親子丼にも引けを取らない味わいだと感じました。また、個人的には鶏肉が大ぶりで食べ応えがあったことも好印象でした。
なお、「朝から親子丼っていうのは私にはちょっと重たいかな」と思われた方には、“得朝あんかけふわふわ玉子丼セット”という鶏なしの玉子丼ならイケるかもしれません。

親子丼好きや朝はしっかり食べるという方、休日の手頃なブランチをお探しの方は機会があればこの度のお得な朝親子丼をお試しあれ。

「ほう、かにでなく鶏か」。この度こちらの店で頂いたのは、チキングラタンのコロッケ定食です。

この日こちらの『松のや』へは当初は少し前に知り合いから聞いたホタテのフライ(＊1/27までの期間限定メニューです)を目当てに訪れたのですが、店に着くと店頭のボードに“チキグラ”という鶏好きの私にとって気になるメニューが紹介されておりました。その場で店の公式サイトを見てみたのですが、ざっと見た限りではこの“チキグラ”に関して特に記載が無かったので、もしかしたら一部の店舗限定または先行販売のメニューなのかもしれません。「これは是非試しに頂いてみたい」と思い、今回は“チキグラ”の1つの“ささみかつ&チキングラタンコロッケ定食”と、単品で“ホタテフライ”を注文しました。
まず最初にホタテから頂いてみました。冬に旬を迎えるというホタテを使ったその揚げ物は、ほのかな甘みと共に程良い弾力と衣のサクサク感との対比を楽しめました。
続いてチキングラタンコロッケを頂いてみました。外見だけでなくその断面もパッ見はかにクリームコロッケと同じでしたが、ベシャメルと共に中に入っていたのは確かに鶏胸肉でした。好みは人それぞれですが、イチ鶏好きとしてはセットのささみかつと同様に好きだなぁと感じました。また、コロッケに添えられたトマトソースもタルタルソースとは異なるさっぱり味で、コロッケにもよく合っておりました(＊ささみかつに付けるのもおすすめです)。
ちなみに、その後用事で難波に立ち寄ったのですが、その際難波にある『松のや なんさん通り店』を(パッと見ですが)覗いたところ、そちらの店頭には“チキグラ”を紹介するメニューボードやPOPは特に見当たりませんでした。

他に扱っている店舗があるかは不明ですが、グラタンや鶏が好きな方をはじめ気になった方は参考にしてみて下さい。

「あぁそっか、そういえば同じグループだったっけ」。この日こちらの『松のや』で頂いたのは、少し前に『松屋』で人気を集めたジョージア料理、シュクメルリの亜種とも言うべきハンバーグです。

皆さんよくご存じの『松屋』では昨年12月に一部の店舗限定での販売から大反響となり、後に全国でも販売され注目を集めたメニューがありました。それがジョージアで"世界一にんにくをおいしく食べるための料理"とも称されているというシュクメルリでした。大人気のまま販売終了したその話題のメニューが、この度『松のや』で“ごちそうハンバーグホワイトガーリックソース定食”というハンバーグ定食で登場しました。
このメニューを見つけた際、初めは「あれ、なんで『松屋』のあの味が･･？」なんて思ったのですが、冒頭で述べたようにここ『松のや』も『松屋』グループであることを思い出し、一人納得しました(笑)。私自身も『松屋』でシュクメルリを頂き、「これは定番にしてほしいなぁ」と思うくらい気に入っていたので、迷わずこの度のハンバーグ定食を注文することにしました。なお、このハンバーグ定食にはチーズ好きにはたまらない"ホワイトガーリックチーズソーズ"というのもあり、この日はそちらを選びました。
食券を購入し、席でしばし待った後料理をカウンターで受け取りました。席に戻り改めてよく見ると、ボリュームのあるハンバーグの上に『松屋』で食べたのと同じシュクメルリソースがかかっておりました。いざ頂いてみると、メンチカツのようなハンバーグをにんにくの風味、ホワイトソースとチーズのコクが引き立て、箸がとても進みました。ホワイトソース・チーズとハンバーグの相性の良さは存じてておりましたが、にんにくのガツンとした風味が加わるとこれ程までに食欲をそそられるのだなぁと実感しました。

この度のシュクメルリソースのハンバーグ定食がいつまで扱っているかは確認しておりませんが、にんにく好きやボリューム感のあるメニューをお探しの方、そして以前『松屋』でシュクメルリを頂いた方は是非こちらもお試しあれ。