『風来軒 大阪本店』(とんこつラーメン) : 関西 風来軒 大阪本店

『風来軒 大阪本店』

十三から堺に移転した老舗ライブハウスFANDANGO。十三FANDANGOから堺FANDANGOにお店の名前も変わったわけですが、そこで行われたGARLICBOYSのワンマンライブ『第五十回 平成ラリー塾～GARLICBOYS
"俺たちのワンマン2019・レッツ・ビギン！"』に参戦して参りました。

10月中旬の祝日の夜、ライブ終わりに2回目の訪問です。

こちらのお店は私がこよなく愛するラーメン店『無鉄砲』の赤迫代表が修行されたお店だそうで、2年半ほど前に大阪に進出されてからずっと気にはなっていました。

実はこの2週間前に開催されたFANDANGOの移転後のこけら落とし公演、GOOD4NOTHING／HAWAIIAN6／LOSTAGEが出演した『FANDANGO 移転記念「SAIKAI THE SAKAI #1」』にも参戦し、その時が初訪問だったんですけどね。その時には書いてなかったので今回書かせていただきます。

訪問した時間は20時半頃、阪堺線の大小路駅すぐ近くに構える店舗にいざ突撃。

お店に入ってすぐ左にある券売機で『とんこつラーメン』(800円)を迷わずチョイス。

2週間前の10月1日には『とんこつラーメン』が確か750円だったような。消費税の増税は10月1日からだったはず。ってことは値上げは増税によるものではない？もしくは増税の日にはいろいろ準備が間に合ってなくて据え置きだったのか。まぁいいや。

初訪問時と同じくカウンターの一番手前側の席に掛けて食券を渡しラーメンの好みを店員さんに告げます。
スープ「こってり」、麺のかたさ「ふつう」、ネギの量「多め」で。
ホットペッパーのクーポン利用で「味付煮玉子」もお願いして注文完了。

しばし待つ間店内を見回してみると、客は初訪問時と同じく1組、2組ほど。
休日の夜なのに大丈夫なんでしょうか。客より店員さんの方が多いような。好きなお店なので撤退してほしくないので頑張っていただきたいです。

3〜4分で着丼。

素晴らしい見た目、食欲をそそるこってりとした見た目ですねー。

トッピングは、チャーシュー3枚・のり・メンマ・刻みネギ。それにクーポンで追加した味付煮玉子。

紅生姜と辛子高菜をオン。このタイプのスープには紅生姜も辛子高菜も合わないはずはない、だからもう最初から乗っけておきます。というか紅生姜と辛子高菜を乗せて初めて完成だとさえ思っています。

まずは鉢の底からグリンと一回転させてから、早速ひとくち。

先日の初訪問時よりもコッテリ感がアップしてる気がします。それに初訪問時よりスープの温度が緩くない。こないだはかなり緩かったんですよね。
今回も熱々ではないんですが、まぁオッケー。

どうしても師弟関係である無鉄砲と比較してしまいますが、スープの系統はもちろん同じ。しっかり豚骨の絶妙な塩味、舌や歯にざらっとくる骨粉。
このタイプのラーメンが一番好みです。

個人的には軍配は無鉄砲ですね。スープのコッテリ度でいえばこちらのコッテリが無鉄砲の普通ぐらいかな。背脂の量ではなくスープ自体の強さ、スープ自体の豚骨の濃度も無鉄砲の方が強いように感じます。
逆に言えばこちらのスープはコッテリながら比較的飲みやすいということ。無鉄砲に比べればややおとなしい印象です。
さらに言い換えれば無鉄砲はこのスープをさらに進化させ、濃厚さを追求し、突き詰めたんだと考えると無鉄砲の凄さが際立ちますね。
（まるで無鉄砲のための口コミになって申し訳ないです）

スープの材料は水と豚骨のみだそうで（もちろんカエシとしての醤油ダレは込みですが）、無鉄砲も同様ですがよくこれだけの素材だけで、いわば豚骨のみでこれだけ美味しいスープになるんですねー。

麺はほんのりとウエーブがかった中細麺で、加水率はそれほど高くなさそう。

それとなんと言っても特筆すべきは『びっくりかえ玉』(150円)ではないでしょうか。
麺にチャーシュー・のり・メンマ・刻みネギが付いて150円という破格さ。残ったスープに投入すればもう一度ほぼ始めの状態に復活します。

ここでまた改めて紅生姜と辛子高菜を追加投入してリスタート。麺に紅生姜と辛子高菜を絡めまくって辛い一杯を堪能。千円以下でほぼ2杯分を食べ切って、お腹パンパンになって終了。

無鉄砲はいつ行っても行列必至なため、こちらのお店は貴重な存在です。
是非末永く続けていただきたいものです。